霰「査問……ですか……?」 (4)

鎮守府 提督執務室


ドア>コンコンコン


提督「どうぞー」


霰「失礼します……。駆逐艦……霰です……」


霰「大淀秘書官より、司令官がお呼びとのことで……参りました……。何か……御用でしょうか……?」


提督「いきなり呼びだしてしまってすまなかったな。具体的に何か用があるという訳ではないんだが…その…」


霰「……?」>キョトン


提督「あー、とにかくそこのソファーに座ってくれ」


霰「……はい。失礼します……」>ポスン







提督「(う~む。実際に霰に来てもらったはいいが、どう話を切り出すべきか…)」


提督「(まったく…、朝潮達もなかなか難題を出してきたものだな…)」


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数日前…


提督「霰の様子がおかしい?」



朝潮「そうなんです。最近、特に元気が無くて…」



提督「原因について、何か心当たりは無いのか?」



霞「それが思い当たらないから、アンタに相談しに来たってワケよ」



満潮「私達も何度か、それとなく探りを入れてみたんだけどね…」



大潮「ぜーんぜん、話してくれませんでしたー」>ハァ



荒潮「そういう訳だから、提督~。ちょっと霰ちゃんとお話をして、聞いてみてくれないかしら~?」

朝潮「もしかしたら、私達姉妹には話しづらい悩みなのかも知れません」



朝潮「提督の方からも、一度霰に聞いてみていただけないでしょうか?」



提督「う~む……。確かに、朝潮達にも話さないとなると、結構深刻な悩みなのかもしれないな」



提督「よし!分かった、俺からも霰に話を聞いてみることにしよう」



朝潮「提督…、ありがとうございます」>ペコリ

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