妹「お兄ちゃんおはよう!(CV:玄田哲章)」(66)

妹「朝ですよ~(CV:玄田哲章)」

男「え……?」

妹「ほらー、早くお布団から出て朝ご飯食べちゃわないと!(CV:玄田哲章)」

妹「今日は頑張ってお兄ちゃんが大好きな卵かけご飯作ったの。えへへっ(CV:玄田哲章)」

男「だ、誰だあんた……どうして僕の家にいるんだ……」

妹「もうお兄ちゃんてば寝ぼすけさんなんだから(CV:玄田哲章)」

男「ふざけるな! 僕に妹なんていないぞ!」

妹「きゃ! そんなに顔近くされたら恥ずかしいよ、お兄ちゃん……///(CV:玄田哲章)」

男「ひぃ!!」

悪魔「カカカ、怖カロウ……」

男「今度は何だお前!?」

悪魔「昨晩会って話をしたばかりダロウ。我こそは悪魔ゾ」

男「確かにそんなビジュアルしてるけど……あ、悪魔が僕に何の用だ!」

男「大体そこの見た目と不釣り合いな声でお兄ちゃんとか言ってくる子は!?」

悪魔「ほう、どうやら夢見だと勘違いされているようダ」

男「夢!? 夢、あっ」

悪魔「しかと思い出すがよい」

――――――

――――

――

男「こ、殺さないでくれ! 僕が悪かったから、謝るから!」

悪魔「なんと無礼な小僧である。我を見ただけで物騒扱いか!」

男「いきなり枕元で変なのに立ってられたら誰だって怖がるよ!!」

悪魔「まぁ良い。お前、今朝一匹のハエを叩きつぶしたダロウ」

悪魔「尊い命を奪った野蛮な畜生へ、恨みを晴らして欲しいと頼まれて我が来たのだ」

男「それは、どうリアクション取って良いか困るな……」

悪魔「許せよ、小僧。これも悪魔の契約を果たす為に致し方がないことなのだ」

男「ぼ、僕に何をしようと。あのハエのようにペシャンコに潰すっていうのか!?」

悪魔「待タレヨ、命までは取らぬ」

男「それじゃあ一体!」

悪魔「恐怖を味あわせるというのは、生物 皆 至高の喜びよ。お前には身が震え上がる思いを何度も受けてもらうとする!!」

悪魔「さぁ、望むがヨイ! お前が考える最も恐ろしきモノとは何か!」

男「選択制だと」

悪魔「我は悪魔ゾ、虫けらの想像など知らぬ。せめてもの手向けにお前が地獄を選べ」

男「本当に……何でもOKなんだな……?」

悪魔「悪魔、かならず嘘ツカナイ」

男「くっ!! 僕のことが大好きな可愛い妹がいたら、それはさぞかし恐怖で仕方がないだろう!!」

悪魔「なるほど」

男「詳しくを伝えたらより鮮明な恐怖がやって来るのか?」

悪魔「良いダロウ」

男「チッ、妹は顔も良くて発育もそれなりだ……たびたび僕にチューをせがんでくると怖いっ……!」

男「ちくしょう! これで満足かよ、悪魔さん!!」

悪魔「構わぬ。ガ、妹の種類については何もリクエストしないようダナ」

男「うわあああぁぁ!! あんたはどこまで悪魔なんだ、悪魔さんっ!!」

男「種類、というより性格は……だ、だめだ、一つに絞り切れない。容姿も、声も!」

悪魔「なるほど。ここまで愚かで死にたがりは珍しい」

悪魔「明日の朝を楽しみに待ち侘びているが良イ……おぞましき恐怖が這い寄るその時を……」

男「ハァハァ……(*´д`*)!」

~回想終了~

男「どうしてこうなったか説明しろ!! 説明しろっ!!」

悪魔「お、恐ろしくないのか、この可愛い妹が?」

男「違う意味で怖ェえんだよ!!」

妹「お兄ちゃん遅刻しちゃうよー?(CV:玄田哲章)」

悪魔「怖いと感じるならば成功ダロウ、ぬかすな! なによりお前が望んだ恐怖であるぞ」

男「確かに見た目だけなら可愛い妹が来たよ!! でも、何で声が丸太一本丸々担ぎそうな声してんだよ!?」

悪魔「声にも悩んだと言われた末、豪華キャストを雇ったのだ」

男「第一に性別考えてくれよ!!」

男「あー、せっかくの可愛い子が台無しだ……」

妹「そんなに悲しい顔しないで、お兄ちゃん。私まで悲しくなってきちゃう(CV:速水奨)」

男「ふああぁぁ!?」

悪魔「なお、声に関しては時間経過とともにランダムで変わる仕様が設定されてある」

男「だからどうして男性ボイスに絞られてるのかが理解に苦しむってんだよ!!」

悪魔「女性声優にも依頼したのだが、割に合わないという理由で大体断わられたのだ」

男「むしろ男性陣が頷いた意味を知りたかったよ、僕は……」

男「何で朝からこんなに叫ばなきゃいけないんだよ、やっぱり悪魔なんて碌なのじゃない……」

妹「ほら、お兄ちゃんが大好きなTKGだよ。お味噌汁そそいであげるね(CV:速水奨)」

男「やべぇ、声のせいか食卓にイタリアン並んでるように見える」

妹「じゃあ私は制服に着替えてくるね……あっ(CV:速水奨)」

男「ん?」モグモグ

妹「お兄ちゃん 覗いたら、やだよ?///(CV:速水奨)」

男「……」

悪魔「どうした、食わぬのか? 朝はしっかり食べておかねば、肝心な時に力が出ぬ」

男「お願いだからどうにか、あの可愛い容姿にあった声に変えてくれよぉー!! 限界なんだよぉぉ!!」

悪魔「カカカ、面白いぐらい苦しんでいるではないか。よく分からんがアレこそ恐怖ヨッ!!」

悪魔「恐怖に顔を歪ませよ、小僧! その様を我は陰から見届けてやろうぞ、カカカカ…………」

男「冗談じゃない! 付き合ってられるか、きっとこれは夢だ。夢の中に違いない」

男「って、もたもたしてたらマジで遅刻になるぞ!!」

妹「あ~! お兄ちゃん置いてかないでよ~!(CV:速水奨)」

男「よせっ、お前は外に出てこないでくれ!! 外でお兄ちゃんって呼ぶなぁ!!」

妹「バスの中、いっぱいでぎゅうぎゅうだね……逸れないように掴んでていい?(CV:緑川光)」

男(また変わったぞ。しかも大体良い声してるのが逆に腹立つ)

男(ていうか、他の人に聞かれたら不味いだろ。顔と声が合ってないとかのレベルじゃないんだぞ)

男「でも……」

男「不思議と周りは妹を見てない。誰も不思議に思わないとかあるのか、悪魔の力でどうにかなってたりするのか?」

悪魔「答えてヤロウ。お前以外の人間には先入観で可愛い少女声に脳内変化されるのだ」

男「陰からとか言っておいて出てくるのに時間かからないのね、悪魔さん」

男「ていうか先入観って何だよ!」

悪魔「美少女=声まで美少女の法則が人には仕組まれている。橋本環奈が良い例だ」

男「意味わからん……だったら僕に対してもその法則効けよ! 可愛いから、死ぬほど可愛いからこの妹!」

妹「ふえぇ!? ひ、人がいるところで急にやめてよ、お兄ちゃんっ///(CV:緑川光)」

男「声さえ聞かなかったら、な……ほんとにっ……!」

女の子「あ、妹ちゃんだ! 妹ちゃんおはよう!」

妹「おはようっ!(CV:緑川光)」

男「何で普通に友だちいるんだよ」

妹「またあとでね~。ごめんね、友だちと喋っててお兄ちゃんの相手できなくて(CV:緑川光)」

男「それは良いけど、どうして僕に着いてくるんだ? たぶん教室違うでしょ」

妹「違わないよ? 私はお兄ちゃんと同じクラスじゃない! ふふっ、学校でも一緒だね!(CV:緑川光)」ギュー

男「オイ、こいつ妹設定だろ」

悪魔「頭脳が良すぎて飛び級してしまった設定なのだ」

男「しかも席まで隣り合わせか!!」

妹「席替えしてもいつもお兄ちゃんの隣になっちゃうんだからビックリだよ(CV:緑川光)」

妹「でも、それって運命なのかもね。私たちずっとずっと……はぅ///(CV:緑川光)」

男「本当に声だけどうにかなれば文句なしなのに、ん?」

男「スマホにいつのまにか見知らぬアプリが。『カワイイ妹大改造計画☆』とは!」

悪魔「説明してくれよう。それは妹と連動した特殊なアプリである」

男「連動だって?」

悪魔「まずは開いてみるが良い。アプリを通して妹の容姿、性格など細かな部分を弄られるようにしておいた」

男「あんたが良い奴なのか悪い奴なのか真面目にわからない」

悪魔「レパートリーは多種多様ぞ。性格もツンデレ、清純、ボーイッシュ等幅広い」

男「す、すごいな、変に拘りが見られる! 呼び方も変えられるぞ!」

男「でも、そこは一番重要な部分も弄られるようにしておくべきだったんじゃないのか!?」

悪魔「理解不能だがお前は声に対して一番強く拒否反応を見せている。難しい相談ダナ」

悪魔「だがしかし、我なりにボイス設定を設けてみた」

男「やったー! それでこそぉー!! ……ランダムか固定化ぐらいしか選択できるとこないんだけど」

悪魔「カカカ、気に入った声があれば、そこでストップをかけられる仕様である!」

男「大概気に入る自信ないよ」

悪魔「カカカカ、ソウダロウ、ソウダロウ。より一層苦しみに励めよ、小僧…………」

男「しかし、一々声が変わっても鬱陶しいだけだし、どこかのタイミングで止めに入っても、んん?」

男「何だこの下の方にある開放ゲージってのは」

妹「どうしよお兄ちゃん、一時限目の教科書忘れてきちゃったみたい(CV:銀河 万丈)」

男「緑川光からのギャップがでかすぎるだろ……」

妹「あとで見せてくれる? おねがいっ、ちゃんとお礼するから!(CV:銀河 万丈)」

男「立てよ国民とか言ってくれるのかな?」

妹「かげおくりって、なあに。と、ちいちゃんもたずねました。『十、数える間、かげぼうしをじっと見つめるのさ。十、と言ったら(CV:銀河 万丈)」

先生「妹さんは朗読が上手ですね。場景が自然に頭の中に浮かんできてしまいますね」

妹「えへへ、ありがとうございます。お兄ちゃんはどうだった? 私すごい?(CV:銀河 万丈)」

男「本物かと思って二度見しちゃったよ」

妹「We must accept finite disappointment, but never lose infinite hope.(CV:諏訪部 順一)」

先生「ところどころ怪しい発音はあったけど見事だわ!」

妹「わっ! お兄ちゃん、私また褒められちゃったね! やった~(CV:諏訪部 順一)」

男(男性声優だけでなら真面目に本気のキャスティングすぎるだろ)

男「これで周りにも同じ様に聞こえるっていうなら、芸にも秀でてるし、稼げそうなんだけど」

男(そうか、逆に考えるんだ。妹へ萌ようとしなければ、いつでも声優の声を楽しめる優れ物だぞ!)

クラスメイト「妹ちゃんの声って声優の東山奈央に似てるよね~」

クラスメイト「拙者の声オタイヤーによれば早見沙織激似ですぞ」

男「何で僕だけおっさんの良い声で聴かされるんだよぉぉぉぉ!? ちくしょおおおおおお!!」

男「ぐすん……そうだ、気分転換に容姿と性格を変更させてみよう」

男「金髪ツインテールのツンデレ妹だ!!」

ツンデレ妹「お兄ちゃんさっきから私のことジロジロ見すぎ!(CV:野沢 雅子)」

男「そりゃ誰だってそんな声のツンデレ美少女いたらジロジロ見るわ、ていうか始めて女性声だぞ!?」

ツンデレ妹「意味分かんないこと言ってないで、もうお昼よ。……いっしょに、お弁当食べましょ///(CV:野沢 雅子)」

男「女性でもなんか違う!! だ、だけど望み薄ってほどじゃないんじゃないの!?」

ツンデレ妹「み、見た目が悪くて悪かったわね。どうせ私は料理下手だし(CV:野沢 雅子)」

男「どちらかといえば料理は食べる専門っぽいからね」

ツンデレ妹「でも、お兄ちゃんの好物だけはちゃんと作れるようになりたかったの! 食べて///(CV:野沢 雅子)」

男「またTKGだぁ!! 生卵弁当に入れて持って来るなよ!!」

ツンデレ妹「そ、そんなに、グスッ、怒らなくたっていいじゃない……(CV:野沢 雅子)」

男(あれ、悟空の声ってこんなに可愛かったっけ)

男「もしかして今ならショタと思い込んどけば、何かいけるんじゃないか!?」

ツンデレ妹「ふ、ふん、口開けててよね。はい、あ、あーん(CV:中田譲治)」

男「やっぱいけねぇよ!!」

脳内再生辛いぜ

男(そして僕は腹を壊した)

男「は、腹がぁ……っ!!」グギュルルルルル

悪魔「カカカカ、これが無慈悲への応酬なのダ」

男「あ、悪魔さん、妹の声は女性声優は誰もやりたがらなかったという話じゃ」

悪魔「大体である、大体。中には物好きが嬉々として演じてくれたのだ」

悪魔「ソウカソウカ、女子の声が恋しいか。ならば一つだけ我からチャンスをくれてやろう」

男「な、なな、何だ、と」

悪魔「悪魔なりの情けである。今宵は満月が輝く日ゾ、人間どもが寝静まる頃にだ」

悪魔「あの可愛い妹を自らの意思で抱くが良い!」

男「なああああぁぁ!?」ブリブリブチチチチチチチッ

男「そ、それって、ABCの内のCをやれという意味でしょうか……」

悪魔「怖カロウ。お前の恐怖のイメージである可愛い妹を淫らにさせるというのは」

男「無理に決まってるでしょ!? でも、達成出来たとして何があるっていうんだ」

悪魔「救いだ、有名若手女性声優へ無理言って収録を依頼してこようではないか。カカカ」

男「やるに決まってるだろ!!」

男「若手女性声優かぁ~。妹系でなら誰が一番かな、水瀬いのり? 日高里菜? ウフフフ」

妹「お兄ちゃんお腹治ったら元気になったね、心配したよー(CV:大塚芳忠)」

男「ほんとに心配してたか怪しい雰囲気があるよ」

妹「したもん! 私はお兄ちゃんの元気が一番なんだから! わっ、あれ見て(CV:大塚芳忠)」

カップル「イチャイチャしましょうよぉ~~~……もうイチャイチャしちゃってるんだよぉ~~~……(はぁと」

男「おえっ、ああいう人目も憚らずにベタベタやってるカップルの気持ち悪さって酷いな!」

妹「お、お兄ちゃん、まわり見て。他にもいっぱい恋人同士で歩いてる。き、きっと、ここデートスポットなんだよ!(CV:大塚芳忠)」

男「マジか。完全に僕たちの方が場違いだな、さっさと抜け、何?」グイ

妹「……手、つなぎたいよぉ///(CV:大塚芳忠)」

男「ごめんなぁー!! 兄ちゃんまだお腹痛くて無理なんだぁ!!」

妹「えぇ~~! しゅん……(CV:大塚芳忠)」

男(パーフェクトラブリー妹なのに、ああ、声って重要だったんだ。印象ぶち壊して何もかも破壊されてしまうよ)

男(だけど、僕は今夜 この可愛い妹と、しょ、初夜を迎えなければならない。どうしたものか)

妹「つーん! 晩ご飯はTKGで我慢してよね! お兄ちゃん(CV:大塚芳忠)」

男「そろそろ焼けよ、卵」

清楚妹「お皿洗いは私に任せてお休みください、お兄様。得意なのですよ(CV:子安武人)」

男「アプリを上手く使えば声に惑わされることなく事を済ませられる、とは思えないなぁ」

男「こんな風に性格や容姿を変えたところで結局」ピッ

ボーイッシュ妹「よぉーし! 早く終わらせて兄貴とペタペタしちゃうゾ、えへ!(CV:子安武人)」

男「一番ダメじゃんこれ!! あー、まったく突破口なんて見えない~……いや、待てよ」

男「確かこの引き出しの中に」ガサガサ

ボーイッシュ妹「お風呂沸いたみたいだから兄貴から先に入っちゃってよ。私はあとでいいから~(CV:子安武人)」

男「あ、ああ、わかった! …………ふ、ふふ、ハハハハ」

男「(  ゚∀゚)アッハハハハハハーアッ!! 僕の勝ちだぁー!!」

ボーイッシュ妹「兄貴ぃ? 面白そうな声出してどーしたの、私も混ぜてよぅ!(CV:子安武人)」

男「どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだろうか! 間抜けすぎて笑いが止まらん!」

ボーイッシュ妹「あーにーきぃ~~~、って、ひゃあ!?(CV:子安武人)」ドンッ

ボーイッシュ妹「あ、兄貴? 壁ドンなんかして、わ、私に何か、しちゃう気なの?///(CV:子安武人)」

男「……今夜は一緒に寝ようか、妹」

ボーイッシュ妹「あっ……///(CV:子安武人)」

いつもの瀬戸の花嫁じゃねぇか!

男(深夜12時、僕はベッドの上で精神統一を行う僧を連想させる出で立ちでいた)

妹『お兄ちゃん……開けて……』コンコン

男「時は来た」

男「ああ、待ってて! いま開けるよ!」

男「重要なのは、如何に僕の耳へ妹の良い声が入ってこないか。声さえなければ可愛い女の子……だから」

男「耳栓を用意した!! これで全ての問題は解決されたも同然、あとは視覚だけで興奮しておけば!」

妹「え、えへへ、こんばんは。枕持ってきちゃった(CV:石田彰)」

男「狙い澄ましたみたいに石田彰に変わりやがった」

妹「私ねぇ、すっごくどきどきしてるの。お兄ちゃんの横で寝られるんだもん……///(CV:石田彰)」

男「そうなんだね。僕もずっと妹と一緒に寝たいと思ってたんだ」

男(付けるならここだ! 睨んだ通り、緊張のあまりボソボソ小声に変わったことで妹の声がほとんど届かなくなった!)

妹「      ///(CV:石田彰)パクパク

男(これならただの可愛い妹でしかない! あとは欲望のままに貪れば)

妹≪ねぇ、お兄ちゃん。私たちいまからえっちなことしちゃうのかな///(CV:石田彰)≫

男「ふっ!? な、なんだ……どうして、石田彰の声が聞こえて……!!」

悪魔≪説明しよう。可愛い上に頭が良い妹には、生まれながらテレパシー能力が秘められている隠れ設定を持つのだ≫

男「悪魔さん!! 一体どこから話しかけて来ている!?」

悪魔≪安心せよ、これもまた同様の能力を真似てお前だけに語りかけている≫

悪魔≪無駄な抵抗など止めるのダナ。では、引き続き苦しむがヨイ、オーバー、ブツッ≫

男「うるせぇな!! テレパシーって何だよ畜生!!」

妹≪……い、いつでもいいよ。おにいちゃん(CV:石田彰)≫

男「はっ!!」

男(不覚にも、恥じらう妹の顔に石田彰がマッチしたのではと一瞬過ってしまった)

男(こうなれば小手先の耳栓も意味がない。素直に外して受け入れるしかなかったのさ)ヌポ

妹「お、おにいちゃんから脱がせてほしい、な。手がふるえてね、うまくボタンはずせないっ///(CV:石田彰)」

男(興奮に至るには十二分だった)

男「そうか、石田彰はその甘い声を女性キャラにも流用したことがあった! つ、つまりその気になれば!」

男「中性的なオカマをハメている感覚になれるんだ!?」アヘアヘアヘ

妹「ひゃうっ! お、おにいちゃんもう少しだけ優しく、きゃっ!///(CV:石田彰)」

妹「おにいちゃん目がこわいよぅ……(CV:石田彰)」

男「ハァハァ、フーッ! 自分からブッ飛んだ以上乗りかかった船だ、このまま速度を乗せてやる!」

男(ボタンを乱暴に外し終えれば、服の下に隠れていたこれまたかわいらしい下着が現れてしまい、僕の鼻息は荒くなってしまったよ)

男(僕は、ゆ~っくりと、接近させた右手を下着に添え、一気に上へずらしてしまった!)

妹「やぁ!///(CV:石田彰)」プリンッ

男(プリンプリンとプリンセスの二つの丘が、呆気なく露わになってしまったんだ)

男「こうなっちまえば声なんぞ二の次だ!! うおおおおぉぉぉぉ!!」

もにゅうぅぅ

妹「トゥ///(CV:石田彰)」

男「やわら、か…………気のせいか」

むにゅうむ

妹「トゥ! ……トゥ!///(CV:石田彰)」

男「……」ツン

妹「トゥ! ヘァー!///(CV:石田彰)」

男「…………もう無理だ」

ヤメルンダー!!

妹「……お兄ちゃん?(CV:石田彰)」

男「服を着てくれ、妹。明日も学校なんだからもう寝ないと」

妹「そ、そんな! 私の体に不満とかあった? わ、私お兄ちゃんのために頑張るよ!?(CV:石田彰)」

男「どうにも、ならないことだってあるんだよ。わかってくれ、今はその時じゃないんだ」

男「僕はね、どうしようもなく疲れた」クタァ

妹「お、おにいちゃんっ!!(CV:くじら)」

男(足掻いても泥沼に浸かって行くだけなら、やらなくて良い。僕には耐え切れないよ、こんな仕打ちは)

妹「お兄ちゃんしっかりして! ごめんね、私気づいてあげられなかった。死ぬほど疲れてたんだね(CV:くじら)」

男「いっそのこと楽にさせてくれ……」

男(危なかった。あのまま強引に続けていたら、途中で妹がくじらボイスで喘いでいたのだろう)

男「失礼だよな、一応女性声優なのに……だけど辛くてね……耐え切れないよ……!」

妹「ううん、お兄ちゃんは何にも悪くない! だから今はゆっくり休んで? 明日また元気なお兄ちゃんでいられるように、ねっ?(CV:くじら)」

男「ぐすんっ」


開放ゲージ は 40ぱーせんと へ 達した。

妹「おはよう、お兄ちゃん! 良い天気だと気分が晴々して気持ちいいね!(CV:小山力也)」

男「確かに気持ちいいぐらい良い声してる」

妹「お寝坊さんには美味しいTKGが用意されてますよー、付け合わせのスクランブルエッグと一緒に召し上がれ♪(CV:小山力也)」

男「卵や……」

悪魔「昨晩は惜しかったナ、小僧。お前の努力は認めるが約束は破棄させてもらおう」

男「じ、慈悲を!! せめて頑張りを報いる情けを与えてくれませんかね、悪魔さん!?」

悪魔「我を誰と心得るか。心狭き悪魔ゾ」

悪魔「が、お前の得た恐怖は色々通り越して哀愁を感じさせた。アプリを広くが良い! アップデートぞ!」

男「アップデートだって!?」

男「はぁ!? どこも変わってないだろ! 細かいデザインでも変更したのかよ!」

悪魔「声を選択するのだ。何か変化があるとは思えぬのか」

男「…………課金?」

悪魔「カカカ、ようやく目が冴えおったナ」

悪魔「昨今流行りの課金ガチャ要素を取り入れてみたのだ!」

男「一回につき1,000円てまったく消費者に優しくないんですが」

悪魔「案ずるな、1,000円払う価値は保障してくれよう。説明文はしっかり読んだか? 声に出してせーのっ」

男「あなたの理想の妹ボイスが手に入るチャンス! 豪華声優陣が演じる妹声をキミも手に入れよう!」

男「トチ狂ったか!?」

悪魔「とんでもない。お前が信じれば、田村ゆかりだろうが堀江由衣の声を手に入れられるのだゾ」

男「プッシュせざるをえないッ!!」ポチッ

『何が出るかなぁ~? おや、キミの妹は!!』

『梶裕貴の声を手に入れた!!』  →  梶裕貴 レア度☆☆☆ 特殊スキル:中高生魅了

男「理想のボイス手に入るって煽り書いたのは何者じゃワレ」ブンブンブンッ

悪魔「あ、悪魔の胸倉を掴むとは良い度胸ダナっ!?」ガクンガクン

悪魔「……フン、約束は無しだが 金を払えばお前が望むかわいい若手女性声優の声を得るやもしれぬのだぞ?」

男「絶対確率低いんだろ!! 舐めるな、殺すぞッ!!」

悪魔「茅野愛衣」

男「はっ!?」ビクンッ

梶とか大当たりじゃん
梶か代永なら女モブに声当ててるしいけるいける

悪魔「これは証拠として撮ってきたレコーディングスタジオ内での光景である」

男「あ、あっ……!」

悪魔「右から南條愛乃、三森すずこ、種田梨沙、阿澄佳奈、井上和彦、丹下桜……さぁ、震えるが良い」

男「だ、騙されるか、こんな物は捏造だ!! ネットで適当に拾った画像だろ!!」

悪魔「サンプルボイスがDLできるが、再生してヤロウか」

男「もう一回!!」ポチッ

『何が出るかなぁ~? おや、キミの妹は!!』

『唐沢寿明の声を手に入れた!!』  →  唐沢寿明 レア度☆☆☆☆☆ 特殊スキル:俺がついてるぜ。

男「一体どこの回し者なんだお前は」ブンブンブンッ

悪魔「やめろ! 激レアボイスではあるまいカっ!」ガクンガクン

悪魔「と、とにかくお前はこれで恐怖の妹に対して優位に立ち振る舞える武器を手にした! ありがたく思エッ!」

男「この野郎!! ……どうするんだ、2,000円もゴミに投げちまった」

妹「お兄ちゃーん!! そろそろ家出ないとバスに乗り遅れちゃうよぉー!!(CV:関智一)」

男「わ、わかってる! 今行くよ!」

しれっと混ざる和彦に笑う
丹下さんもう40代なんだよなぁ

ダルかな?

梶さんならいける!(腐女子目線)

女性声優でも代表例が少年役だったりする場合もあるし
いっそ声の高い男性で妥協したほうが…

瀬戸の花嫁思い出した

田中まな……

妹「ギリギリせーふだったね! はー、走ったから汗かいちゃったぁ(CV:堀内賢雄)」

男「もう、ランダムONにしてると突拍子もなく変わるから心臓に悪い!!」

男「ていうか、キミはいつまで僕の妹やってるつもりなの?」

妹「え~っ!? 急に大胆すぎだよっ! 早くお嫁さんになって欲しいよ、だなんて……///(CV:堀内賢雄)」

男「おいたんの声で何とんでもねぇこと言い出すんだお前」

男「しかし、悪魔さんが僕を怖がらせる為にやってるとはいえ、一生つきまとわられるとは考えられないんだよなぁ」

男「ん?」

妹「携帯ばっかり見てないで私とお話しようよぉーおにいちゃ~ん(CV:堀内賢雄)」ユサユサ

男「画面下に表示されてた開放ゲージが、40%も溜まってるだと」

悪魔「ほう、一日の経過でこれほど溜まってしまったカ」

男「溜まったら不味いものなの? ここの説明だけ何も無かったぞ」

悪魔「不味いのうんぬんではないな。大変残念なことになるであろう」

男「ただでさえ残念なくせにまだ負が増すのかっ!!」

悪魔「お前がではない。この我にとっての残念を迎える羽目となってしまうのだ……」

男「悪魔さんがだって?」

悪魔「我は悪魔ぞ。人如きに丁寧に説く筋合いなどないわ、うつけッ!」

男「散々出しゃばってる悪魔がそれを言ってしまうのか」

男(でも待てよ、悪魔さんにとっての残念といえば、僕が喜ぶことじゃないか)

男「もしかして、ゲージがMAXになったら好きな声優の声を選択可能とかになるんじゃない!?」

無口妹「……にぃ、バス着いた。もう降りないと(CV:堀内賢雄)」

男「わ、わかってるって。ほら、早く行こう」

どん

男「うわ、す、すみません。よく前見てなかったみたいで……あっ」

堀内賢雄「気にしなくて良いよ」

男(本人目の前に現れちゃったよ!!)

男「僕の見間違いでなければあなた声優の人ですよね!? グーグルで検索して出た写真と顔一緒ですよ!!」

堀内賢雄「あ、プライベート中だからね」サッ

NO!

男「そ、そうじゃないんですよぉ~! ここにあなたが声を当てた僕の妹がいまして、やべぇよ、意味不明だ」

妹「にぃ……?(CV:堀内賢雄)」ギュゥ

男(どうしよう、今 僕 生まれた人生の中で二番目ぐらいにドキドキしてる。前門の堀内賢雄に後門の堀内賢雄じゃ参るよ)

堀内賢雄「キミの妹さんに?」

男「妹にです! 現にあなたの声でいま喋っていたでしょうっ、歩く証拠じゃありませんか!」

堀内賢雄「そうなの? 悪いけど俺の声には聴こえなかったかなぁ」

男「はっ! し、しまった」

男(僕以外の人間には美少女先入観でかわいい女の子の声にしか聴こえなかったんだった……ん?)

男「おかしいだろ!? 自分が演じたキャラに先入観とか入る隙間ないわ!」

男「最近妙なお仕事を引き受けたでしょう、賢雄さん……」

堀内賢雄「あれかい? かわいい女の子の声を何人かで録ってみたやつの?」

男「よく分かんないけど、たぶんそれで間違いありませんっ!! 何がどうなって引き受けちゃったんですか!?」

堀内賢雄「いや、最初は断ったよ。だけど、あっちが必死にあなたのプライドー魂ーを吹き込んで欲しいって言っちゃうのね」

堀内賢雄「そしたら俺たちも驚いちゃうじゃない? 直球だなーって(笑)」

男(熱い。バンドマンの特集インタビューの回答みたいだ)

堀内賢雄「そしたら俺もうやってたんだよね、妹。昔のこと思い出してね、あー、俺 上手くやれたよな~って」

男「あ、もう大丈夫です。結構ですよ」

男「ギャグアニメじゃないんだから変な闘魂注がせないでよ」

悪魔「わからぬのか? 魂を込めてこそおぞましい恐怖の一瞬が引き立つのダロウ」

男「悔しいけど一理ある!!」

男「くそ! 男性声優は納得させられるのに、どうしてその力を女性の方に振り絞れなかったんだ無能!」

悪魔「お前の欲するイケイケの若手女性声優のことカ。カカカ、まだ分からぬとは愚か者め!」

悪魔「報酬の低さと話題性の皆無よ」

男「やめろぉー!!」

悪魔「新人の食いつきは悪くはなかった。奴らは明日は我が身と血眼で食らいつこうとしてきた」

悪魔「落としてやった時の顔は爽快の極みゾ。ここで首を吊ると宣言していた少数の行方が気になって仕方がないナ」

男「僕のかわいい妹の為に生まれた犠牲があったのか……」

無口妹「……むぅ、あまり見つめられても困る(CV:檜山修之)」

男「魂、か。お前には何百人もの声で命が吹き込まれていたんだな」

男「そう考えると、急にこの子が尊くて愛おしい妹のように感じてきたよっ……!」ギュッ

無口妹「に、にぃ!?///(CV:檜山修之)」

悪魔「お、己が恐怖を克服したダトっ!?」

男「いくら光にされそうな声していたって、この子は僕が選んだ妹なんだ。拒んでしまう方がどうかしてる」

男「悪魔さん、僕は男性声優の良い声した妹を受け入れましょう……」

悪魔「異常なまで拒絶していたというに、何がお前を変えさせたッ!?」

男「フッ、所詮悪魔には理解できないさ。人の思いだッ!!」

男「思いという名の男性声優たちの魂が、性別の壁を越えて僕に萌えを届けてくれたんだよ!」

無口「にぃ……強く抱きしめられたら、く、くるしい///(CV:檜山修之)」

男「果たして声で性別の判断は必要だろうか!? 否アァーッッッ」アヘアヘアヘ

悪魔「この人間、頭オカシイぞ!!」

男(掛かったな、クソ悪魔ぁ! こうして僕が男性声優ボイスの妹を気に入って一心不乱になれば、そして)

男「くっ! ダメだ、もう小澤亜李や諸星すみれの声した妹なんか考えられない!」

男「今なら堀川りょう声の妹でも余裕に抱けるわぁ……下野声の妹で飯がいくらでもお代わりできちゃう……」ウットリ

悪魔「小僧め、恐怖に耐性ができたのカ! ならば、相反した女性声優をぶつけるまでヨ!」

男「(*゚∀゚) !!!!」

?「もういいんだっ……やめてやってくれっ……!!」

男「はぁ!?」

ルナパパかよ。

ジョージボイスのロリ吸血鬼ならいけた

ガンダムでティエリアやってた神谷さんならいけそうな気がする

面白い

ショタボイスに定評かあり過ぎてお姉さん役をやっても違和感しかないサイガーをだそう

配役と妹の属性も相まって笑いを堪えるのが辛い
このアプリ欲しいな

ハエ「いくら何でもやりすぎだぞ、悪魔め! 彼は十分懲りたじゃないか!」ブブブブ~ン

男「ハエの大群が羽音で喋ってる……」

悪魔「カカカカ! ハエどもめ、我との契約が今頃になって恐ろしくなったのカ?」

ハエ「違う! 始めはどうしようもなく憎くて堪らないそいつが脅える様に腹抱えて笑えていたさ」

ハエ「だが、お前はやり過ぎている! いまは逆に彼が不憫に思えて仕方がない……」

男「ハエから哀れに思われる程なのか、僕の境遇は」

悪魔「御託は良イ。悪魔との契約を破棄しようなど愚かな考えは持たぬことだ。毒を食らわば皿までよッ!!」

悪魔「ガ、どうしてもと望むのならば特別に良いダロウ」

ハエ「本当か!?」

男「嘘だろぉぉぉ!?」

男「止めるっていうのは、僕からこの妹を取り上げるってことでしょ!?」

無口妹「もう、にぃってば……はふ(CV:檜山修之)」

悪魔「無論、そういう事になる。我としても用済みになった小僧へ付き合う意味がなくなるナァ」

ハエ「あははは、すまなかったな少年! これでキミは苦しみから解放される!」

開放ゲージ は 100ぱーせんと へ 達した !

『おめでとう! 開放ゲージが溜まったことでかわいい妹は消滅するだろう、キミは自由です!』パンパカパーン

悪魔「こんな事もあろうかと用意していたが、まさか本当にハエどもが改心してしまうとは」

悪魔「フン、誠に残念だがお前は我の呪いから解放である!」

男「まず字が間違ってんだよ!! 悪魔のくせに改心される前提で始めるなや!!」

悪魔「カカカ、我も歳を重ねたものだよ。若い頃には極悪非道の毎日ブイブイだったのだがナ」

悪魔「オォウ!悪魔にも、慈しみが芽生えるとは思わなんだっ……!」

ハエ「素晴らしい。恨みなんて何も生まないね、これからは人間とハエ同士尊重し合おう」

男(不味い、不味すぎるぞこの流れ。悪魔さんとハエどもで勝手に茶番で盛り上がってる)

悪魔「小僧、これに懲りたら無暗に殺生を行うでないぞ。カカカ!」

男「……」

悪魔「我は今日限りで悪魔業を引退する。今後は生物 皆の幸福を祈って隠居じゃ!」

ハエ「へー! じゃあ悪魔さんお疲れパーティをみんなで開――――――」プチッ

男「(´・ω・`)」

ハエ「う、う、うわああああぁぁー!! 私の友がぁー!?」

悪魔「こ、小僧ッ、血迷ったか!?」

男「僕の両親はハエに集られて死んだ。貴様らを生かしておく義理はない」

男「ハエはすべて皆殺しだぁぁぁぁぁぁ(´゚ω゚`)!!!!」

ハエ「ひぃやあああああああああああああ……」

ハエ「で、電気の流れるハエ叩きと殺虫スプレーの殺戮だ、うわああああぁぁ!?」

悪魔「おかしいぞ! お前の両親は健在しているダロウ!?」

男「生憎、人間様はハエと慣れ合うつもりはなくてな。僕はこいつらを滅ぼせと天命を授かっていたのだ」

男「僕は、この世から貴様ら一匹残らず消し去るまで殺戮の限りを尽くすだろう!!」プシュー

ハエ「あ、あ……わたしたちは、まちがっていたの、か…………」

100ぱーせんと へ 達した 開放ゲージが まいなす まで 落ちてしまった !

『契約の継続を確認しました。引き続き、この人間に対して非道を行ってください!』

悪魔「ありゃあ……」

男(敵対関係は築けたし、当分は契約破棄の心配は要らなくなっただろう。あとはじっくり妹へ女性声優ボイスを与えるだけだ)

無口妹「にぃ、学校遅刻しちゃう(CV:置鮎龍太郎)」

男「声だけで一気に逞しくなるのほんとやめて!」

男「うーん……」

妹「お兄ちゃんさっきからウンウン唸ってるよ? だいじょうぶ?(CV:高木渉)」

男「あの悪魔さんのことだし、この課金ガチャで女性声優が簡単に引けるとは思えない」

男「でも、嘘だけは真面目に吐かないから、困る……釘宮理恵とか来いッ!!」

『何が出るかなぁ~? おや、キミの妹は!!』

『松岡禎丞の声を手に入れた!!』  →  松岡禎丞 レア度☆☆☆ 特殊スキル:無い

男「あぁ!_?」

男「また貴重な1,000円が無に帰った! 夢見るだけ無駄なのか、マイマネーがっ!」

妹「え、えっと、おにいちゃん! 相談したいんだけど、いい?(CV:高木渉)」

男「お前から相談とな?」

妹「実は今日の放課後、学年が上の先輩から屋上に来てってお願いされちゃって……(CV:高木渉)」

男「何だって!? どこのどいつだよ、ひょっとしなくても告白じゃないか!」

妹「う、うん……前から言い寄られてたかなって思ってたんだけど、私どうして良いのかわかんなくて(CV:高木渉)」

男「キッパリ断わって来なさい。勇気ないなら兄ちゃんも付き合うから」

妹「お、おにいちゃん!!///(CV:高木渉)」

花澤先輩「ようやくお出ましね、小一時間待っていたわ」

男「あ、あなたは!! あの、有名女性声優の花澤香奈に顔も声も似ていると噂の花澤先輩じゃないか!!」

妹「お兄ちゃん、お願い!(CV:三木眞一郎)」

男「まさか相手の上級生が女子生徒だったとは、ゴクリ……と、ともかく僕の妹に何の用ですか!」

花澤先輩「妹さんを呼び出せば、あなたも一緒に着いてくるだろうと思っていたけれど」

花澤先輩「正解だったようね」ニヤリ

男「なるほど、実は僕に気がある!?」

花澤先輩「あるわけないでしょ、スットコドッコイがッ!! そうじゃなくって!」

花澤先輩「その子、悪魔の使いか何かじゃないの。誤魔化そうたって私は騙されないわよ」

男「えっ……」

花澤先輩「フッ、素直に認めるみたいね。訊かれなくても話しておくけど、私趣味で悪魔払いをしている者なの」

男「妹、帰ろう。この人きっと可哀想なんだ」グッ

妹「お夕飯の卵切らしちゃってるから、帰りにスーパー寄ろうね!(CV:三木眞一郎)」

花澤先輩「ちょおい!! ちょおい、待てコラぁー!!」

花澤先輩「……あなた、悪魔に魅入られているようね。男くん」

男「……嫌だなぁ、平凡な僕に悪魔とか無縁じゃないですか」

男(今朝に続いて何て面倒が多い日だ。花澤先輩、出任せでもなければ悪魔払いとか言ってたぞ)

花澤先輩「平凡だろうと悪魔は人の欲望に巣食うわ。それか、もしかして」

花澤先輩「あなた、悪魔に恨みを買うような真似でもしでかしたんじゃあないの?」

男「気のせいですよ! 僕は毎日慎ましく生きてますから。先輩の勘違いです、それでは」

花澤先輩「待ちなさい!」ガシッ

妹「お、おにいちゃん! やめて、私のお兄ちゃんに乱暴しないで!(CV:三木眞一郎)」

花澤先輩「ええいっ、鬱陶しいわ! よく聞きなさい! あなたこのままだと魂を持って行かれてしまうわ!」バッ

男「ふふっ、バカな」

花澤先輩「冗談を言ってるような顔に見える!?」

男(全国民が愛する有名女優の面にしか見えない)

花澤先輩「悪魔に一度取り憑かれたら、厄介よ…………ていうか」

花澤先輩「男の声した気色悪い女の子と惚気てるって頭おかしいんじゃないの?」

男「あなただけは分かってくれるか!!」ガシッ

花澤先輩「ひいっ!!」

男(こんなに、こんなにも感極まった体験はないだろう。彼女だけは見抜いていたんだ、妹の異常を)

男「そうなんですよ~~! こいつ見た目に反してオッサンの良い声、ドぶっっっ!!」

花澤先輩「ハァハァ、私に気安く触るな穢れぇっ!!」

男「な、何も本気でグーパンしなくたって……」

花澤先輩「やかましいわ!! それにしても自覚はあるみたいね。その子が普通じゃないという事が」

花澤先輩「それなら尚更疑問だわ。あなた、正気を保っていられる今がチャンスよ。私に祓いをお願いしなさい」

男「趣味でやってる人に自分の命運任せられないでしょうが」

花澤先輩「趣味、というのはタダで依頼を受けるという意味っ!! ……これで慈善事業なんだからね」

花澤先輩「望むなら、今すぐにその子を滅せられるわ。あなたの為にもオススメしておくけど?」

妹「この人よくわかんないけど、おっかないよぉ……(CV:山口勝平)」

男「安心してくれ、僕はお前をまだ失うわけにいかない!」バッ

妹「きゃ! お、おにいちゃんっ!///(CV:山口勝平)」

花澤先輩「あぁん!? 結局逃げんのかコラァー!!」

男「ここまで逃げたらもう追って来れないだろ……」

妹「やっぱり私のお兄ちゃんは頼りになるね、カッコイイよ!///(CV:山口勝平)」

悪魔「カカカカ、悪魔払いの登場とは恐れ入る。お前も随分厄介な娘に目をつけられたものヨ」

男「僕じゃなくて悪魔さんの方に危害がある類だと思うんですけど」

悪魔「あのような花澤香奈もどきに引けを取るほど我は軟弱ではないわ」

悪魔「しかし、更なる恐怖を追求するとは小僧にも恐れ入ったゾ。物好きに程がある」

男(あのハエたちには悪いが、僕の願望があと一歩で叶おうとしている。余計な手出しされてちゃ困るだろう)

妹「卵、今日は安い日なんだって! これでいっぱいTKG作れるね、お兄ちゃん(CV:山口勝平)」

男「お前は僕にハゲろというのか……」

悪魔「金を悪戯に消費するでないぞ。ガチャはお前の欲する声を与えるのである」

男「食費削ってまでは回せというのか!!」

男「でも、ガチャを使うには財布の中身が追い付かない。……やるか、アレを」

~次の日~

男「御社ァ! 御社ァー!」

店長「不採用!!」

男「嘘みたいにどこもアルバイトに雇ってくれないんだよねぇー」

悪魔「皆、お前の心の底にある闇へ勘付いたのダロウ。気負わず頑張れよ」

男「とは言っても、この辺りで高校生雇ってくれるお店ってもう無い気が」

男・花澤先輩「 あっ 」

花澤先輩「……今日は、例の悪魔の妹を連れていないみたいようね」

男「は、花澤先輩! どうしてこんな所でコスプレ姿晒しながら掃除なんかをっ!」

花澤先輩「コスプレじゃねーよ!! ちゃんとした巫女なんだよ、私はっ!!」

男「悪魔払いで巫女さんだと?」

花澤先輩「ここの神社は私の実家なのよ。それより、フフーン、見惚れているようねぇ? 私のこのうつくしー姿に」フリフリ

男「恥ずかしくないんですか? 実家でコスプレ強制されて」

花澤先輩「コスプレじゃないって言ってんだろうがぁッ!!」

花澤先輩「それより私に用があって来たんじゃないの? 依頼ならどんな変人だろうと受けて立つわよ」

男「依頼するつもりなんてないですよ。偶然前を通りがかっただけです……ハァ」

花澤先輩「何? 溜め息なんか吐いて」

男「……実は」

悠木碧が来て「よっしゃ!」と思ったらノリがワンパンマンのタツマキというガッカリ感…

花澤先輩「難病を患った子どものためにお金がいるですって?」

男「近所に住んでる子なんですけど、遠足から帰って来たら毒状態になってたんです」

花澤先輩「そう、頭から紫色の泡が出て止まらなくなってるのね。その歳で気の毒に……」

男「今の不謹慎だなぁ……」

花澤先輩「『毒』で掛けてないわよっ!! でも案外あなたって優しいのね。子どもを助けたいだなんて」

男「先輩、今の僕には働き口が必要なんです! 何か心当たりとかありませんかね」

花澤先輩「あるわよ」

男「すごい!! 時給4,000円以上の資格要らずでサボり放題なお仕事が!?」

花澤先輩「あるかボケナス。簡単よ、その気があるならウチでしばらく雇ってあげるわ。父に話を通してあげるから」

男「え? 年末年始じゃないのに助勤さんが欲しいんですか?」

花澤先輩「やる、やらないどっち? 即決してくれないと落とすわよ」

男「何だそれ!?」

花澤先輩「はい、いーちっ、にーっ、さー……」

男「や、やりますやります!! 是非やらせてくださいっ!!」

花澤先輩「……うん、結構」ニヤリ

悪魔「それであのオカルト娘の住まいでアルバイトをする羽目になったとナ、カカカ」

男「笑い事じゃないよ。今思えばどう考えてキナ臭い話だ!」

悪魔「マァ、くれぐれも注意を怠るでないぞ。彼奴の力は未熟であれどマジモノぞ!」

男「だから一番危険及びそうなのって悪魔さんなんじゃ」

妹「お仕事始めたら、私といる時間ちょっぴり減っちゃうよね……(CV:小杉十郎太)」

男「ほらぁー!! 油断してたらまた渋いの来たぁーっ!!」

男(それもこれもお前の為なんだ、中途半端にかわいい僕の妹よ)

男「安心してよ、なにも拘束時間が長いわけじゃないんだ。すぐに会えるさ!」

妹「お兄ちゃん……うんっ、私ね! 頑張ってきたお兄ちゃんのために美味しいTKG作って待ってるよ!(CV:小杉十郎太)」

男「一人の時間で料理スキルもっと磨いておいてね」

悪魔「小僧、我もお前のアルバイトとやらに付き合おう」

男「死にたがりか!? さっきマジモノとか言ってたけど、見つかったら先輩に払われちゃうでしょ!」

悪魔「案ずるなヨ、お前以外の人間には基本我は視覚できぬ。いくら悪魔払いといえどな」

男「ほーん。でも、どうして付き合うだなんて……」

悪魔「少しばかり、気になる事がアルのだ」

花澤先輩「へー、馬子にも衣装とはよく言ったものね。袴よく似合ってるじゃない」

男「そんな事より仕事の内容まだ聞かされてないんですけど!」

花澤先輩「心配しなくて良いわ。最初は私の手伝いをしてもらうぐらいだから」

男(手伝い? 神社の清掃とか、在り来たりなやつかな。それにしては花澤先輩、嫌な微笑み浮かべてるけれども)

花澤先輩「見なさい。ご覧の通りこれは手水よ!」ビッ

男「はぁ……」

花澤先輩「まずは身を清めてもらわないとね。境内を歩き回るのに汚れていちゃあ困るのよ」

男「手洗えばいいんですかぁ?」

花澤先輩「一滴残らずそこに溜まったお清めの水を飲み干しなさい」

男「あなたは拷問がしたいんですか?」

花澤先輩「つべこべ言わず飲むの! ここで働くからには必要な儀礼のひとつよ!」

男「無理に決まってるだろ!! これだけの量を体に入れて無事で済むかっ!!」

花澤先輩「悪魔をあなたの中から追い出すためよ! とっとと飲め!」

男「は、はなざー先輩! やっぱり僕のお祓いが目的だったのか!?」

花澤先輩「はなざー呼ぶなッ」

花澤先輩「お金が欲しいんじゃないの!?」

男「くっ……これも課金の為か……」

男「男、彼女いない歴17年、一般男子高校生、全力逝きますッ!!」ガバァッ

ごきゅ、ごきゅ、ごきゅ!

花澤先輩「な、なんて速さで水を飲み干しているのよ、こいつ……」

悪魔「執念ゾ……」

ごっくん!!

男「アカン、もはや決壊不可避、うっぷ!?」

花澤先輩「し、しっかり体の中で留めておきなさい! 堪えれば楽になるわ!」

男「ぞんなごどいわれだっでぇ……」

花澤先輩「どう? フフ、悪魔の気配を感じなくなったでしょう。体が軽くなったんじゃない?」

男「別段体軽くなったどころか物凄く重いけど」タプンタプン

男(あれ、さっきまでそこにいた筈の悪魔さんが見えない)

花澤先輩「事情は知らないけれど、ここで働きながらあなたには悪魔を切り離させてもらうわ。覚悟しなさい」

男「うっぷ……」

花澤先輩「男の子なら寒中水泳から滝に打たれるのが基本よッ!!」

男「軟弱な男の子で満足してるんです!!」

~~~

花澤先輩「ロウソクのロウを背中へ垂らしても声一つあげないことが漢道ッ!!」

男「やめろぉー!?」

~~~

花澤先輩「井戸から這い上がってこれるまでウチに帰っちゃダメよ」

男「ローションを上から流すなぁ!!」

~~~

妹「お兄ちゃんどうしてそんなにボロボロになってるの?(CV:立木文彦)」

男「せめて、せめて我が家では癒されたかったな……」

男「辞めだ、やめ!! あんな可愛がり続けられたら身が持たねーよ!!」

妹「お兄ちゃんよしよし、大変だったね(CV:立木文彦)」ナデナデ

妹「あっ、そうだ! 気分展開に今度の祝日二人でどっかに遊びいこうよ!(CV:立木文彦)」

男「あー、いいんじゃないの……」

妹「わぁ~! いま大きいエイがね、私たちの頭の上通っていったよ~!(CV:飛田展男)」

男「精神崩壊した人の台詞にしか聞こえない」

男「あんまりはしゃいでると転ぶぞー。人もいっぱいいるんだから迷子にならないようにね」

妹「だってね、だってね! お兄ちゃんと久しぶりにず~っと一緒にいられるんだもん。嬉しいっ!(CV:飛田展男)」ニコニコ

男(今のは是非萌える妹ボイスで聴きたかった。こんなに可愛いのに、下手したら自我崩壊しそうだよ)

妹「あっ! お兄ちゃんあっち!」

男「おい! だからあんまりはしゃぐと……不味い、見失っちゃったぞ」

男「アプリに妹のGPS機能とかついてないものか、ん?」

『お兄さんは新しい妹の性格を入手しています。→ヤンデレ』

男「ヤンデレ妹だぁ……(゚Д゚ )」

男「男性声優の声でねっとり風味の『お兄ちゃんは私のもの』的な台詞言われてもゾッとするんだけど」

男「……悪魔さん、あれからずっと顔見せないなぁ」

花澤先輩「まだあの子に固執しているのね、男くん」

男「うわああああぁぁぁ!?」

花澤先輩「人を化け物見たみたいな扱いするな!!」

男「どうして花澤先輩が水族館にいるんですか!?」

花澤先輩「ただの偶然よ、でも丁度良かったわ。男くん、私といきなりデートしましょうよ」

男「ご、ごめんなさい……」

花澤先輩「声を震わすなぁ!! 別に何もしたりしないわよっ、単なる暇潰しに付き合ってもらうだけだから」

男「えっ、実は僕のこと好きだったりしちゃう系なんですか!?」

花澤先輩「一々うるせぇな!! さっさと魚見て気分高まらせるわよ!!」

男「怖い……ていうか、僕 妹と逸れちゃったんですよ。探さないと!」

花澤先輩「ダメ、悪魔をあなたと完全に切り離すにはあの子を諦めなさい」ギュ

男「は、はわわわわ!」

男(何この人腕組んできちゃってるんだよ! 周りから恋人とかに思われたら嫌だろ!!)

花澤先輩「わかっているの? あの妹さんは悪魔が生み出した偽りよ、最初から存在していなかったわ」

花澤先輩「いい加減目を覚ましなさい、男くん。……い、今は、私との時間を楽しめば良いじゃない///」

男「た、たのしめ、ません。こわい」

花澤先輩「あぁん!?」

妹「……お兄ちゃん、その人だれ?(CV:池田秀一)」

花澤先輩「……噂をすれば」

男「妹!? お、お前も知ってるだろ上級生のはなざーせんぱ――――」

妹「そういう事訊いてるんじゃないもん!!(CV:池田秀一)」

男「あんたのせいでヤバいことになった……」

花澤先輩「フン、望むところよ。私を其処らの悪魔払いと一緒にしないで」

男(興味本位でヤンデレに設定変更したと赤の他人に言えようか)

病み妹「お兄ちゃん嘘だよね? 私がいない間にその人と良い雰囲気になってるなんて(CV:池田秀一)」

男「誤解だよ! この人とは本当に何にもなくって、むしろ怖くて仕方ないというか!」

花澤先輩「あーん! 何この女の子、はなざーこわぁーい! 男くんたすけて~!」ギュッ

男「うわぁ、ぶっ飛ばすぞこのアマぁッ!?」

花澤先輩「黙らっしゃい!! ……つまり、こういう事よ。私たち前々からお付き合いしていたの」

男「はぁ!?」

花澤先輩「妹さん、悪いけど彼を諦めてくれる? 出しゃばられると迷惑なのよね」ニヤリ

病み妹「し、信じられないよ。お兄ちゃんが私を裏切るなんて考えられないもん。嘘でしょ、ねぇ、そう言って……?(CV:池田秀一)」

病み妹「おにいちゃん!!(CV:池田秀一)」

花澤先輩「信じられないっていうなら、コロニーでもアクシズでも落としてみなさい! 悪魔の使いめ!」

男「はなざー先輩、刺激したら大変なことになるよ!! 抑えてっ!?」

男(い、急いでアプリを起動して妹の性格を元に戻さないと、え?)

男「何でヤンデレから変更できないんだよ!?」

病み妹「こうなったら、手段選べないよ。お兄ちゃん(CV:池田秀一)」

花澤先輩「どうやら物騒な一日になりそうね、せっかくの祝日が!」

男「あんたが自分で招いたんだろ!? こうなったら二人まとめて刺されても文句言えませんよっ!」

花澤先輩「安心しなさい、こんな事もあろうかととっておきの秘密兵器を用意しておいたのよ」

病み妹「無駄だよ……私のお兄ちゃんを奪った女を、簡単に逃がすつもりは、うっ!?(CV:池田秀一)」

花澤先輩「拾いなさい、あなたの大好きなお兄さんのプロマイド写真よー!!」バッ

病み妹「お、おにいちゃんの激レア写真っ!! あんな場面やこんなところも収めちゃってるの!?(CV:草尾毅)」サッサッ

男「……」

花澤先輩「ほら、ボサっとしてないで今のうちに逃げるわよ!」

男「…………(^ν^;)」

男「離してください、はなざー先輩! あの状態の妹を放っておいたら悪化するだけですよ!」

花澤先輩「悪化してしまうのはあなたの方なのよ、潔く諦めなさい!」

男「潔くとかそういう問題で済まされそうな雰囲気してたか思い出してくれません!?」

男「だ、大体どうして先輩はそうまでして僕から悪魔を遠ざけたがるんです? 異常ですよ、その執着はっ!」

ガクーン!

花澤先輩「…………訊いてしまったわね、男くん」

男(な、何故だ。何気ない一言でいきなり膝をつかせてしまったみたいだ)

花澤先輩「教えてあげる!! この私の背負ってしまった罪と罰、復讐へ至る道程をッ!!」クワッ

男「すみません。どうやら間に合ってます」

花澤先輩「あれは今から2年ぐらい前の話だったかしらね、語るに落ちる悔恨の物語だわ」

男「うーん……つ、続けてください」

花澤先輩「あぁ! ほんの些細な出来心と少女の夢がもたらしてしまったあの悲劇は――――――」

~悲劇.とある女先輩ver~

H子さん(仮)「――――――わたし将来は声優になりたいわ!!」

「おとうさんとおかあさんは お前を いつでも おうえん しているよ」

H子さん(仮)「偶然録画ミスで録れていた日曜朝アニメを見て感銘を受けてしまったの!」

H子さん(仮)「アニメだなんてアルプスの少女ハイジとか小公女セーラぐらいしか見せてもらえなかったけど、昨今の進化は素晴らしいわ!」

「声優は きもん だよ。むかし は 俳優崩れのなんたらかんたら……」

H子さん(仮)「わたしも有名な声優になってプリキュアになるのよ!!」

H子さん(仮)「今度内陸でどこかのスクールがオーディションするんですって! 行きたいなぁ~」

「いって おいで。お金 が 必要だろう。娘の未来へのとうし は おしまないよ」

H子さん(仮)「ありがとう! だいじょうぶ、こっそりお堂で毎日練習していたからきっと受かるわ!」

審査員「帰れ」

H子さん(仮)「なぜぇ!?」

審査員「顔、声、容姿、どれを取っても表へ出して安心できる特徴が我々には見い出せられない。きみに演技の才能はない」

H子さん(仮)「そ、そんな、わたしにプリキュアになる資格はないっていうの……?」

オーディションに敗れた 私は 来る日も来る日も 声帯、そして美容を高める努力を続けたわ

だけれど、ある日 憧れていた声優の公開生録ラジオを 見て 思い知ってしまったの。審査員の評価は間違いではなかったと

H子さん(仮)「……力が欲しい。何者をも魅了する声と容姿を持てる力が」

―――力が、欲しいか?

ド    ク     ン   !

H子さん(仮)「だ、誰よ!?」

『悩み多き人の子よ、お前の想いしかと受け取ったゾ。その切なる願い、我と契りを交し現実のものとしよう』

H子さん(仮)「邪な気配……あなた、良くない者ね。お断りよ! 失せなさい!」

『良いのか? お前は見す見す機会を逃そうとしてイルのダぞ。夢追えぬ人は朽ちユくのみよ……』

H子さん(仮)「ざ、戯言に耳を貸すほど暇じゃないの。わたしはわたしの力で未来を実らせてみせるわっ!」

『ならば尋ねよう、少女。今すぐお前の憧れた声や姿を手に入れられたとすれば、その努力は無と帰すであろう』

H子さん(仮)「黙りなさい! そうやって甘い言葉で揺さぶりをかけようと、わたしの意思は」

『我が欲するはお前のその特徴なき声と面よ…………つまり、ドウするね?』

H子さん(仮)「わたしを花澤香奈みたいに変えてくれるって保証はあるのッ!?」

『ある。今なら気に入らなければ二週間以内ではバックの申し付けに応じてくれようぞ』

H子さん(仮)「くっ!――――――」

花澤先輩「――――――フフ、これでわかったでしょ。私が、なぜ! 声優の花澤香奈と声もそっくりで瓜二つなのか!!」

花澤先輩「…………」

花澤先輩「男くんが、いない、ですってっ?」

cv郷里大輔の妹はまだですか

cv塩沢さんはまだか

cv若本さんと郷田さんはまだですか?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom