恐らくアニメ派の方にもネタバレの無いようにはしました。
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思っ切り初心者どころか初投稿なんでもたつきますがすみません。
なぁ、羽川。」
「どうしたの?阿良々木くん。」
「お前はなんでも知ってるな。」
「どうしたのよ、突然。なんでもはしらないわよ、知ってることだけ。」
「そう!この下りだ!このくだりは僕と羽川の仲を象徴するものだけれども、、、」
「だから何よ、いきなり。」
「この羽川の痛い決め台詞につながる一連の流れを、他の阿良々木ハーレムの構成員に試すことでそれぞれのリアクションをみてみようとおもうんだ。」
「今痛いって言った!?まさかそんな風なこと思って聞いてたなんて、私がっかりだよ阿良々木くん。」
(ひゃっほぅ!がっかりしてる羽川ゲットだぜ!)
「今、なんか変なこと思わなかった?阿良々木くん?」
「一体なんのことかな?僕にはさっぱりわからないな、羽川。じゃ!早速いってくるぜー!」
「本当に行っちゃった、、、」
阿良々木家
「なぁ、月火ちゃん。月火ちゃんはなんでも知ってるんだな。」
「何よお兄ちゃん。当たり前でしょ!私はなんでも知ってる完璧な存在なの!パーフェクト月火ちゃんなの!ちょっとお兄ちゃん!?どこ行くのよ、待ちなさいよ!お兄ちゃん何なの!プラチナむかつく!」
「月火ちゃんは本当にうまくやってけてるのか?大丈夫なんだろうか?あいつの将来が真剣に心配だ。」
「さぁて、次は誰にしようかな、、、火憐ちゃんは、、、なんか殴られそうだな。よし!ちょうど今日は掃除の日だから神原にしよう!」
神原邸
「よっし、これで終わりだな。」
「ありがとう、阿良々木先輩!とても助かった!しかし阿良々木先輩はなんでもそつなくこなしてしまうのだな。不肖、阿良々木先輩のエロ奴隷であるこの神原駿河も、なんでも出来る阿良々木先輩に一歩でも近づけるように頑張らないとな!」
「なんでもなんて出来ないさ、僕にできるのはできることだけだ。」
「お!阿良々木先輩!それは例のアレか!?羽川先輩が阿良々木先輩にだけ見せると言う!」
(しまった!こいつに言わせるつもりが!うっかり僕が言っちまったじゃねぇか!」
「阿良々木先輩。途中から本音が漏れてるぞ。」
民倉荘
(今度こそはしっかり言わせよう。なに、戦場ヶ原、じゃなかった、ひたぎは博識だから例の流れに持ち込むのも時間の問題だ。)
「、、、と言うことでこよみん。この問題の答えはAになるのよ。」
「なるほど、流石ひたぎ、お前はなんでも知ってるんだな。」
「私が知ってるんじゃ無くて、あなたがなにも知らないのよ、こよみん。無知な脳みそで、偉大な私の頭脳を語ろうなんておこがましいわ。」
「そこまで言われる筋合いはねぇよ!」
(こいつ、羽川のおかげで更生したんじゃなかったのかよ。彼氏である僕に対する悪口だけ、切れ味増してるじゃないか)
道
(あ、あんな所に八九寺だ。あ、でも僕あいつのことあんまり好きじゃないしな。向こうも僕と距離をとっている節があるから、話しかけない方がいいか。生意気だし子供だしな。しかしいや、ここでボッチで生意気な小学生に声を掛けるのは大人な高校生である僕の役目なのかもしれない。よし、そうなれば嫌々ながらも仕方が無い、声をかけてやろうじゃないか。)
「ヒィィィィヤッッッッホォォォォ!!!!八九寺!!!!!」
「ぎゃー??ぎゃー??」
「最近なにしてたんだよ!可愛いなー!!可愛いなー!!もっと触らせろ、もっと愛でさせろ、もっともませろ!!!」
「ぎゃー!ぎゃー!」
「暴れるな、八九寺!パンツが脱がせにくいだろうがぁぁ!!」
「?~、がしがし!」
「いってぇ!?何すんだ!こいつ!!」
「?~!」
「ど、どうどう、僕だ、八九寺。」
「?~、って、デュラララさんじゃないですか。」
「人を池袋を中心とした舞台で首なしのデュラハンを核として展開される人気ライトノベルシリーズみたいに呼ぶな、僕の名前は阿良々木だ。」
「失礼、噛みました。」
「違う、わざとだ。」
「かみまみた。」
「わざとじゃない!?」
「神谷見た!」
「中の人が同じだからって、僕は人間が好きで好きでしょうがないんだなんていわねぇよ!?いくらSSだからって調子に乗ると怒られるぞ!?」
(そうだ、僕は静雄派なんだよ!!)
「で、どうされたんですか?阿良々木さん?」
「ん?あ、あぁ、いや、八九寺はなんでも知ってるんだなぁーと思ってな。」
「はっはー!ようやく私の偉大さに気づいたようですね、阿良々木さん!これこそまさに五十歩百歩と言うやつですね。」
「そうだとしたら僕まで偉大になってるけどな。」
(あらかたやり尽くした感はあるなぁ、どうするか?)
「いえーい、ピースピース。」
「ん?あぁ、斧ノ木ちゃん。」
「ん?じゃないよ、鬼いちゃん。せっかくこの僕が気を遣って声をかけてあげたと言うのに、そのリアクションはないだろう?」
「その言い方だと普段僕は誰からも声をかけられないみたいじゃないか。」
「え?違うの?」
「ちげぇーよ!どんだけ寂しいやつなんだ!?僕は!」
「いえーい、ピースピース。」
「そして何故このタイミングでピースなんだ?」
「それはね、鬼いちゃん。試験期間中に息抜きとして書き始めた作者がついに精神を崩壊させ始めたからなんだよ。」
「なにやってんだよ!てか、勉強しとけよ!?そしてなんでそんなこと知ってるんだよ!?斧ノ木ちゃん!本当に君は、、、なんでも知っているんだね?」
「まぁね、と、僕はキメ顔でそういった。」
「何故ここで黒歴史!?」
「だってこれは、猫のお姉ちゃんの黒歴史を振ることで僕の黒歴史を語らせるふりだと思ったんだよ。さぁ、鬼いちゃん。僕に黒歴史を言わせたんだ、こんな所で言うのも恥ずかしいと思うけど、さぁ、例のアレを言おうか。」
「こんな所って、一応僕の部屋なんだが!?そして何故それを斧ノ木ちゃんが知ってるんだ!?」
「なぁんだ、そうだったのか。柱がないからてっきりさっきの道なのかと思ったよ。」
「さっきからあまり作者をいじめてやるなよ、、、てか、専門用語でツッコミ入れてもわかんねぇよ、、、。そして僕の質問はスルーなんだね、、、」
「そんなことはどうでもいいからとっとといえよ、鬼いちゃん。」
「なんか口が悪くない?そんなこと言われると、僕、言いたくなくなっちゃうなー。」
「例外のほうが、、、」
「タンマタンマ!わかったわかった!言うよ!言えばいいんだろ!?ふぅ~、よし。
友達はいらない。人間強度が下がるから。」
「鬼いちゃんはキメ顔でそう言った。」
「キメ顔じゃなくて泣き顏だよ!!」
追加ですが時系列的には続終物語後と言うことで、あとこの辺からはメタネタやパクリネタ、作者の自虐ネタが増えますのでご了承ください。
部屋
「おーい、忍!ドーナツがあるぞー!」
「ぱないの!」
「なんだなんだ、我が主様。儂のためにドーナツを買って来るなんてなかなか気が利くではないか!」
「お前のために買って来たんじゃねぇよ。月火ちゃんが買い過ぎたからって、少し分けてくれたんだ。好きな方を一つ食べていいぞ?」
「ほんとか!?お前様!なになにどれどれ、、、な、なんと!新商品の和ドーナツとクロワッサンマフィンではないか!?小さな妹御もやりおるのぉ、、、悩む所じゃ、、、」
「なんでも知ってるお前のことだ、ちゃんとリサーチしてあるんだろ?」
「なんでもは知らんぞ?知っとることだけじゃ。もちろん、ミスタードーナツについてはなんでも知っておるがの。」
(こいつ、せっかく斧ノ木ちゃんや八九寺が作ったボケる流れをぶち壊しやがった。でもまぁ、金髪ロリ奴隷の可愛い顔が見れたから、それでもうお腹いっぱいだな。」
「じゃから、お前様。途中から声にでとるぞ、、、ぱないの!どちらも甲乙付け難い味じゃったなぁ、、、」
「危ない危ない、、、って、忍てめぇ!僕の分のドーナツも食いやがったなこのやろう!」
「お腹はいっぱいになったのじゃなかったのか?お前様よ。」
「揚げ足を取るな!!」
私立直江津高校の教室
「、、、と言うわけだったのですよ、阿良々木先輩。」
「そうか、花物語の裏ではそんなことが起きてたのか、、、流石扇ちゃん、君はなんでも知ってるなぁ。」
「私が知っているんじゃありません。あなたが知っているんです、阿良々木先輩。」
「でも君は僕がなんのためにこのくだりをみんなにしたかを、その理由を。」
「そりゃあ、まぁ。しかし阿良々木先輩は本当に愚か者ですね。そんなことを言っているから、私のような人間に足元をすくわれるんです。」
「全くそうかもしれないな、扇ちゃん。でも、僕が愚かなのは事実としても、それは誰かとたわいのない世間話をしたいと思っちゃいけない理由にはならないだろ?」
「愚か者には愚か者の享受がある、と言うわけですか、阿良々木先輩。その世間話が相手にとって、どう言う意味を持つかはあなたには図りきれないとわかったのではなかったのですか?千石撫子の一件で。」
「そんな高尚なものじゃないよ。それにあの一件で僕は間違えたからこそ、今度こそ、しっかりと向き合いたいんだ。数学好きの薄幸美少女の
老倉と、再び机を並べ、あの時みたいに、数学パズルを解きたいと、そう思ったのだから。」
「そうですか。ですが阿良々木先輩。そんなかっこいいこと言っておきながら、最初からあの巨乳先輩が、阿良々木先輩のことを彼女に伝えるのを見越して、その流れに便乗する形で、老倉先輩が阿良々木先輩に合わざる負えない状況を作り出すとともに、また同時に彼女に気を遣わせない場面をつくってしまわれた、と言うことですね?ならいってくればいいじゃないですか、来ていらっしゃるのでしょ?老倉先輩。」
(扇ちゃんはあんなことをいっていたけれど、彼女は勘違いをしている。僕は決して羽川が老倉に悪ふざけで僕がそちらに行くが気を悪くせず鷹揚な対応をして欲しい、と言ったことを伝えることで会見をセッティングしてもらうべく、その口実としてハーレム巡りをしていたのではない。これは僕に対する口実だったのだ。扇ちゃんが言った通り、愚か者である僕は老倉に会う決心をつけ、彼女と向き合い、今度こそしっかりと、たわいのない話でもしながら、互いに笑い合うような、そんな関係性を築く努力を重ねるための覚悟を必要としていたのだ。
過去に彼女を救えなかったばかりか、さらなる地獄へと追い込んだ、愚かな僕が彼女と向き合うための、しかし扇ちゃんには愚か者ですね、と一言で切って捨てられてしまうような、そんな僕の、彼女に対する覚悟を僕は欲していたのだ。)
旧老倉家
「よう、老倉。お前に会いに来たぜ。」
(僕は中学時代夏の毎日をそこで過ごした廃屋の扉を開け、中にいる、僕の数学の先生へと、あの時は知らなかった名前を呼んで、物語を始めた。)
一応これで本編はおしまいです。最後の最後でシリアスになってしまいました。短くて拙い文章でしたが最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございました。ここからは後日談です。
後日談というか、今回のオチ。
結局その後、僕は老倉とあの廃屋でたわいのない話をして、難問かの数学のパズルを解いた。相変わらず僕のことを嫌いだと言っていたけれど、少し楽しそうにパズルを解く彼女の横顔は、どこかいつかの彼女を思わせた。あの楽しかった時間は帰っては来ないけれども、いいこともあった。それはまた、僕の中学時代のある時期に行われた、数学の勉強会が再開されることになったのだ。
もちろん、それはとても嬉しいことではあったのだが、同時にとても驚いた。場所や時間はどうやって合わせるのか?と聞いたところ、なんと僕とひたぎが通うことになる大学と同じ大学を受けていたのだ。もし僕が受かっていれば理系同士である僕らはであることもあるかもしれないとのことだった。
ちなみに彼女は例のふりに対してなんて答えたのかは、僕と彼女だけの物語だ。
fin.
これで本当にお終いです。拙い文章でしたが楽しんでもらえたら嬉しいです。最後まで読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
わかりました。ほんと、初心者なんでありがたいです!
わかりました!気をつけます!!
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