……
-事務所
ガチャッ
美希「あふぅ……おはようなの」
小鳥「ええとこれでもないこっちでもない……あぁっ! み、美希ちゃん! おはよう、早いのね」
美希「お家で寝てると、遅刻しそうだから……あふぅ…………ソファーで寝るね」ゴロン
小鳥「わ、分かったわ。……あぁあどこに行ったのぉ先方に渡す大切な」ガサゴソ
小鳥「あったぁあああああ!!!!」ピョンッ パタパタタッ
美希「……ぅるさい、の……」
小鳥「い、急いで届けないとぉおっ美希ちゃんお留守番よろしくねーっ!!!」ダダダッ
美希「まかせろ……なの……zzZ」
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……
ガチャッ
律子「おはようございまーす。……って、誰もいないじゃない。鍵もかけずに不用心…………」
美希「……zzZ……なの」
律子「ほんと不用心ね、まったく」
美希「はにぃ……だめ、なの…………そこは、ミキの……だいじな…………おにぎりなの」
律子「なんの夢よ」
美希「むにゃ……りつこの、えびふらいで……がまん、する……の」
律子「律子、さん、でしょ! ……いや、寝言に返事って、しない方がいいんだっけ…………こほん。とにかく、そんなおへそ出して寝てたら、風邪引くわよ」パサッ
美希「んぅ……?」
律子「毛布をかけて~♪……っと。……ん? あら、電話」ピッ
律子「えぇっまた迷子ですか!? あぁすぐに迎えに行きますから、じっとしててくださいよ? ぜったいですからね!? ……もー! 一人で動かないようにって言ってるのに……!」タタタッ
美希「ぁ……あつい……の」モゾモゾ
美希「寝苦しい……」ムクリ
美希「…………そっか」
美希「ブラがついてるからなの」
美希「これをとっちゃえば……えいっ!」シュルッ ポイッ
美希「う~ん、この開放感……快適って感じ」ポヨンポヨン
美希「あふぅ……じゃあ改めて……おやすみなさーい……なの」ゴロン
……
ガチャッ
亜美「うおっほん! おはよう! 諸君!」
真美「朝からティンがティンッと来てるかい!? ……ってありゃ、兄ちゃんいないじゃん」
亜美「えーせっかくどっちが社長でどっちが会長の真似してるかってクイズを思いついたのに~」
真美「ちかたないね……ゲームでもしてよっか」
亜美「うん……あ! ちょーどこの散らかってる机の上に、レトロなゲームが散乱してるよ~」
真美「おそらくはピヨちゃんの私物ですな~」
亜美「これで対戦しよーぜぃ!」
真美「おっけーい! 負けないよぉー!」
ガチャガチャガチャッ バシバシバシバシ
亜美「うわー!! 負けたー!!!」
真美「んっふっふ~まずは一勝!」キュッ
亜美「……ねぇ真美」
真美「なんだい亜美」
亜美「なんで今、ミキミキの太ももにマジックで線引いたの?」
真美「勝った数をカウントしようと思って。真美は左足に正の字を書いてくから」
亜美「んじゃ、亜美は右足! 今度こそ負けないぞぉー!」
ウワー! イマノハズルイッショ! ハメダヨ!
ハメラレルホウガワルインダー!
ナニヲー!! ジャアコッチモイッパイハメテヤルモンネー!
……
亜美「ミキミキの右足に正の字一つと線三本……」
真美「ミキミキの左足に正の字二つと線一本!!」
亜美「うあうあ~! 結局負けこしたー」
真美「やはり真美こそが真の双海なのだ……」
亜美「ぐぬぬ……でも兄ちゃんは亜美のが可愛いって言ってくれ」
真美「待ってなんの話」グイッ
亜美「む、胸倉をつかむのはなしっしょ……」
真美「ちょっと表出て話そっか」
亜美「目がマジなんだけど……こわいよ」
真美「いいから」
ガシッ
ズルズルズル……
亜美「ちょっちょっちょ! ま」
バタン
美希「……zzZ ……ん……ふぁ…………だれかいるの?」ムクリ
美希「……気のせい……あふぅ」ゴロン
……
真「おっはようございまーす! 今日もジャンジャンバリバリ…………」
真「なんだ……誰もいないのか」シュン
真「誰もいない…………のなら」
真「せっかくだから、この……つい可愛くて衝動買いしたばかりのシュシュを!!」
真「いやぁ~みんなから批判されることの多いボクのカワイイセンスだけど、これはボクがつけても文句なしにカワイイと思う!!」
真「……それじゃさっそく、ボクの髪に……よっ」クイッ
ポロッ
真「……」クイッ
ポロッ
真「しまったぁあああああ!!! この短さじゃあ……髪なんて結べないじゃないかぁあ!!」
真「うぅ……こんな初歩的なミス、恥ずかしすぎる…………穴掘って雪歩を埋めるしかないよ……」
美希「んぅう……」ゴロゴロ
真「だ、誰だっ!!! ボクの醜態を見たな!」バッ
美希「……zzZ」
真「なんだ……寝てる美希か。脅かさないでよ……」
美希「まこと……くぅん……の、あほ」
真「な、なんだとっ!?」
美希「あほ毛……かっこいい……の……zzZ」
真「アホ毛がかっこいいってなに!? せめて可愛いじゃなくて??」
美希「ん……」ゴロン
ゲシッ
真「いたっ。もう、足ぐせ悪いなー……あ、そうだ。このシュシュは」
スポッ
真「美希にあげるよ。足につけとくからね。じゃ!!」
タッタッタッタ……
……
やよい「おはようございまーす。あれ? 誰もいないのかなぁ……」
やよい「あ、美希さんが寝てます」
やよい「……でも他には誰もいなそう」
やよい「このあいだ撮影に使った水風船。残りをもらったけど、弟たちと遊んでもまだまだ余っちゃったから、みなさんにもあげようと思ったのに……」
やよい「うー……机の上がぐちゃぐちゃで……ここに置いたら、分かんなくなっちゃいそう。やらしい本とかあって、勝手に触ったらダメそうな小鳥さんの私物っぽいし……」
美希「……こ、これは……ぱん派の、いんぼぅ……なの……zzZ」
やよい「……」
美希「……zzZ」
やよい「……」ポイッ
美希「んぅう……?」
やよい「ごじゆうに、おつかい、くーだーさーい……と」キュッキュッ
やよい「うっうー! これでみんなも、水風船もらっていいって、分かるかなーって」
やよい「美希さんの上に置いておけば、みんな美希さんにあいさつしたときに絶対気づくはずだもん」
やよい「あっ! 私、もう行かなくちゃ! 美希さん、水風船をよろしくお願いしますねー!」
……
伊織「おはようござ……なによ、誰もいないの?」
伊織「せっかく、ふるさと納税買い占めたついでに買っちゃった、たけのこを持ってきてあげたってのに」
美希「くって……ね、て…………ふとれ……zzZ」
伊織「あら美希、あんたいたのね。……って、寝てるし」
伊織「……じゃあとりあえず、はいたけのこ」ズシ
美希「うぐ……」
伊織「いい夢見なさい、にひひっ」
美希「ぉ、おもぃ……の……ぅうう……ミキ……ふとりたく、なぃ……」
伊織「はぁ……にしても、現場まであいつに送ってもらおうと思ったのに、自分で行かなくちゃならないじゃない。まったくもう、ほんっと使えないプロデューサーよね。だいたいいつも私のおでこを……」ブツブツブツ
……
響「はいさい! 今日も一日頑張るぞ!」
貴音「おや……事務所内には、美希しかいないようですね」
響「しかも寝てるし……そうだ! 今のうちにっ」タタタッ
貴音「?」
響「はいこれ! 事務所の冷蔵庫にしまっておいたんだー」
貴音「これは……」
響「おっぱいアイス!!!」ジャン!
貴音「面妖な……」
響「昨日一緒に仕事した子から貰ったから、しまっておいたんだー。一緒に食べよ!」
貴音「はい……しかしどのように食せばよいのか」
響「これはな! こうやって乳首のところを噛んで……ぐぎぎ」
貴音「あ、あの、響、その中には、あいすが詰まっているのですよね?」
響「そうだぞ、ぐぎ」グイイ
貴音「でしたらそのような開けかたをしては……」
響「? 大丈夫だいじょ」
パァン!!!
響「……」ビッチョビッチョ
美希「……zzZ」ビチョビチョ
貴音「はやぁ」
響「うぎゃああ! おっぱいアイス全身に浴びちゃったぞ!」
貴音「響、心配は無用です」
響「で、でも……すごいべたべたして、気持ち悪いし……」
貴音「響、こちらへ」
響「……なに?」トテテ
ペロッ
響「うひゃあ!? な、なにするさぁーっ!!」
貴音「あぁ……おいしい……美味ですよ、響……」ペロペロ
響「うぅう、く、くすぐったいってば! ちょ、やめてよ貴音ぇーっ!!!」
貴音「美味……美味…………」
美希「……zzZ」ベタベタ
……
春香「おはようございます、ってあれ? 誰もいない?」
千早「私たちが一番乗りかしら」
春香「あっ、でも美希がいるよ! 美希ー、おっは」ガクッ
ドンガラガッシャーン
春香「あいたたた」
千早「大丈夫? 春香」パシャッパシャ
春香「大丈夫だけど……なんで千早ちゃんはカメラのシャッターをきってるの?」
千早「私、最近、写真を撮るのが趣味で」
春香「知ってる。知ってるけど」
千早「人物をとるなら、その人が一番輝いているときがいいじゃない?」
春香「私の一番輝いてるときって、転んだときじゃないよ」
千早「うふふっ、もう、春香ったら」
春香「いやいやなんで私が冗談言ったみたいになるの」
千早「美希は寝顔が一番輝いてるわね」パシャッパシャ
美希「んぅ……」
春香「人の話を聞こう? 千早ちゃん」
ガチャッ
小鳥「はぁ、はぁ……なんとか、間に合ったわぁ……よかっ」
太ももに正の字が書かれ足首にシュシュがつけられおっぱいアイスをぶっかけられて水風船がたくさん置かれて『ごじゆうにおつかいください』という紙を貼られたノーブラの美希「……zzZ」
千早「ふふ……いい、いいわよ美希、素敵よ」パシャッパシャ
小鳥「」
小鳥「ひょぇええええええええ!!?!? だ、大参事ぃいいい~!!!」
小鳥「……けど、私も一枚だけ」パシャッ
美希「んぅ…………あ、小鳥さん、おかえりなさいなの」
小鳥「み、美希ちゃん……あなた、自分の身になにが起きたか、気づいてないの……?」
美希「ミキの身に……?」
小鳥「……」ゴクリ
美希「………………」
なんなのなのぉおおおおおおおおおおお!?!?!?
亜美「あ、ミキミキ、起きたんだーおはー」
小鳥「こ、これはもしかして、亜美ちゃんたちのイタズラ!?」
美希「亜美なの!? 美希にこんなことしたの!」
亜美「えー? ま……亜美はイタズラなんかしてないよー。あ、でも、その正の字は、ハメた数だよ」
小鳥「ぴよぉおお!?!?」
美希「」
亜美「まぁハメられた数とも言うかなぁ~」
響「うぅ……ひどい目にあったぞ……」
小鳥「ひ、響ちゃん、美希ちゃんのこの状態のこと、なにか知ってる?」
響「え? 美希……? う、うぎゃああ!! ごめんだぞ!」
美希「な、なにしたの……美希になにしたの」
響「それが、乳首噛んだら破裂しちゃって」
小鳥「ぴょぉお!?!?」
美希「」
響「ほんとごめん! すぐきれいにするからっ!」
やよい「あ、みなさーん。使ってくれましたかー?」
小鳥「!? や、やよいちゃん、いったい、なんのこと……」
やよい「あれー? 気づきませんでした? ごじゆうにおつかいくださいって、書いといたんですけど」
小鳥「」
美希「」
伊織「なに? なんの騒ぎよ」
小鳥「い、伊織ちゃん」
美希「でこちゃん……」
伊織「あ、そうだ美希」
美希「……?」
伊織「にひひっ♪ 私のたけのこの味はどうだった?」
美希「」
美希「も、もうだめなの…………ミキは……ミキはみんなに汚されてしまったの」
小鳥「気をしっかり持って美希ちゃん!! あなたは汚れてなんかないわ! きれい!! きれいなままよ!!」
美希「でも…………」
小鳥「み、みんなは女の子ですもの! 最後の一線だけは」
真「あ、美希、起きたんだ。……ところで、ボクの恥ずかしいとこ、見て……ないよね? 寝てたもんね、美希」
美希「」
小鳥「」
美希「もうおしまいなの…………」
小鳥「ぴよぉ……」
美希「ミキ……寝てる間にインランになっちゃったの……ミキは、みだらな女なのぉお」
小鳥「大丈夫!! 大丈夫よ美希ちゃん!!!」
美希「小鳥……」
小鳥「美希ちゃんのことは……私が、もらってあげるから」
美希「小鳥っ、小鳥ぃいい! うわぁあああん」ガバッ
小鳥「ぴへへへへ……よしよし、いっぱい可愛がってあげるからね、美希ちゃん……」ギュッ
二人は、幸せなぎゅーをして終了……
…………
雪歩「……という夢を見たんだ」
美希「なんなのなの……」
おわり。
ここまでお読み下さった方は、ありがとうございました。
美希「ファンの人と寝るの」伊織「!?」
貴音「ふふ、真美味ですね」ハム蔵「ヂュイッ」
もよろしく。
では。
亜美真美に(勝敗の数)正を両足にかかれ、やよいに(水風船を)ご自由にお使いくださいって紙を貼られ
真に(シュシュ)をハメられて、伊織の(タケノコの)味をやられ
響には(おっぱいアイスを)全身にぶっかけられる
確かに(いろんな意味で)汚されたな
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