北条加蓮「煌めきのひとときをいつまでも」 (21)
モバマスの北条加蓮のSSです。
特に意味はないです。ただ、加蓮のSSRがひけたので記念として。
短く、書き終えてありますので、すぐに終わります。
なるべく早く薄荷がデレステに追加されることを祈って。
14歳は正義。といつもなら添えますが、今回は加蓮なので。
クローネ組は最高。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464884014
努力は苦手だった。
小さい頃、どれだけ頑張っても報われなかったから。
百点を取って褒めて欲しくて睡眠時間を削って勉強をした。でもテスト当日、私は病院のベッドの上にいた。
病院のテレビで誰でも速くなれる走り方を見て、退院したら毎日練習した。でも運動会当日、私は準備運動で貧血を起こした。
だからかな?
魔法ってものにすごく憧れた。
アニメの魔法少女とか、プリンセスストーリーとか、奇跡みたいに特別な存在になれる世界。
いつか私にも訪れるんだって信じてた。
もちろん、今はプロデューサーっていう魔法使いのおかげでアイドルになったからわかるよ、魔法はあるんだって。
でも報われない日々を過ごして、大きくなるうちに私は、諦めてた。
そんなある日、止まった時間が動き出すような特別が訪れた。
ううん、プロデューサーが私を叱ってくれた日だけじゃない。色んな特別な日がいっぱいあったよ。
プロデューサーが私を掬い上げて、アイドルにしてくれた。
奈緒が横で支えてくれた。
凛が上から引っ張ってくれた。
私がアイドルをやるって決めたとき、お母さんもお父さんも、何も言わずに背中を押してくれた。
頑張れとも、無理をするなとも言わなかった。だけど、それが私にはたまらなく嬉しかった。
ずっと過保護だった二人が、私を信じてくれたんだと思ったから。
一生懸命やろうって決めたよ。
自分を最低だと思ってたあの頃の私が、今の私を見たらなんて言うかな?
努力なんて馬鹿らしい。
アイドルなんて夢物語。
北条加蓮は幸せになれる人間じゃない。
まあ、いろいろ思いつく。
あの頃の‘アタシ’も、今の私をつくりあげてる一つだから。
でもね、「煌めきたい」。この願いは何時だって心のどこかにあったんだと思う。
そうじゃなきゃ、プロデューサーを信じてアイドルにならなかったかもしれない。
アイドルになる魔法はプロデューサーがかけてくれたけど、最近もう一つの新しい魔法を知ったんだ。
なんだと思う?
正解はね?
ファンがかけてくれるステージで「煌めく」魔法。
この魔法にかかった瞬間、“あぁ、私が求めてたのはこういうことだったんだ”なんて思っちゃうくらい素敵なもの。
短いペンライトの光が揺れる度に、アイドルの私は「煌めき」を増していく。
努力が報われたから。
夢のような光景だから。
ステージで歌うことが幸せだから。
これからも頑張る気持ちが強くなって、少しくらい無茶もするけどそれを止めてくれて、それだけじゃなく一緒に前に進める仲間がいて、私を「煌めかせる」たくさんの魔法使いがいる。
いつまでも素敵なこの日々が続けばいいな。
ううん、続けばいいな、なんて曖昧な言葉じゃダメだよね。
私が、この素敵な世界をつくっていく。
一緒にいて、支えてくれて、魔法をかけてくれるみんなといつまでも、ね♪
これで終わりとなります。
加蓮がSSRで来てくれて嬉しかっただけで書いたので特に意味はなかったんです。
加蓮Pや気分を害した方は申し訳ありません。
加蓮はRとR で一人称が異なるので、あれは加蓮なりの心変わりなのかな?なんて自己解釈を入れているので納得のいかない方もいるかもしれません。申し訳ありません。
加蓮、フレデリカ、唯ちゃん、大槻さん、唯ちゃんetc...
クローネ組は最高。
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