デレマスですよ
3人がだらだらと話します

杏「いきなり何の話で争い出したの……寝てたのにー」

未央「せんせーリーナちゃんが絹ごしのことバカにしましたー」

李衣菜「せんせーみおちゃんが木綿のことバカにしましたー」

杏「Shut up!」ｸﾜｯ

未央「はい」

李衣菜「はい」

杏「まず豆腐で喧嘩するアイドルっていうところに疑問を持ってよ」

未央「豆腐様になんてことを」

李衣菜「角に頭ぶつけたら死ぬんだよ？」

杏「君たちは確かに死にそうだよ豆腐で」

未央「ひどい」

李衣菜「杏ちゃんがわたしたちを豆腐で殺害しようとしてくる」

杏「人聞き悪いなぁ真っ昼間のファミレスで」

未央「真っ昼間のファミレスで即寝するのもすごいと思うけどね」

杏「どっちかって言うと起きて初めて寝たことに気づくっていう」

李衣菜「実際豆腐で死ぬのってどのくらいの速度が必要なんだろうね」

未央「音速だったら良いとこいきそうじゃない？」

杏「音速にもかかわらず形を保つ豆腐を豆腐に入れていいものか」

未央「音速で飛びながらも形の崩れない豆腐……ロックだね！」

李衣菜「豆腐だよ」

杏「まぁ豆腐だよね」

未央「だよねー」

杏「うーんじゃあ豆乳に人を突っ込んで固めるのは」

李衣菜「豆乳に人を」

杏「投入します」

未央「それは豆腐じゃなくて豆乳じゃないの？」

李衣菜「あ、じゃあわかった、豆腐を何丁も上からバラバラバラ。死因は窒息死」

未央「豆腐の角に頭ぶつけてはいないと思うんだけど」

李衣菜「それはこう……三十面体ぐらいにしとけばどっかの角には当たるんじゃないかな」

未央「一理ある」

杏「こんな時間から豆腐で人を殺す算段をするアイドルとは」

未央「ホントだよ」

李衣菜「最悪だよ」

杏「そういえばなんか注文したの？」

李衣菜「とりあえずドリンクバーと……みおちゃんがなんか頼んでたけど」

「お待たせいたしましたーチキンポテトバスケットとフライドポテトになりまーす」

杏「あっ」

未央「うーん、チキンポテトバスケットとフライドポテトでポテトが被ってしまった」

李衣菜「やったなコイツめ」

杏「絶対狙ってやったでしょ」

未央「いいじゃーんお芋さん美味しいじゃーん」

李衣菜「この売るほどあるフライドポテトどうするの。加蓮ちゃんでもこんな頼まないよ！」

杏「加蓮ならこの前こっそりポテトL3つぐらい買って奈緒に怒られてたよ」

李衣菜「じゃあ加蓮ちゃんしかこんな頼まないよ！」

杏「柔軟な対応だ」

未央「かれん呼ぶ？」

杏「柔軟な対応だ」

李衣菜「今奈緒ちゃんと出かけてるから邪魔したら悪いよ」

杏「どこの情報網から仕入れてきてるのその情報」

李衣菜「加蓮ちゃんは自分で言っちゃうタイプだし」

杏「それもそうだった」

未央「かれんまたポテト食べてるのかな」

李衣菜「加蓮ちゃんのことポテト食べないと死ぬと思ってるでしょ」

未央「世界にはポテトを食べないと喉から手が出て4足歩行で夜な夜なさまよう生き物がいるんですぅー」

李衣菜「何そのUMA」

杏「ここはお前たちの来る所じゃない！出て行けえ！」

李衣菜 ﾓｽﾓｽ

杏 ﾓｽﾓｽ

未央 ﾓｽﾓｽ

李衣菜「すーごい喉詰まりそうなんだけど」ﾓｽﾓｽ

杏「口の中が芋芋してる」ﾓｽﾓｽ

未央「そういえばドリンクバー頼んだのに豆腐で戦ってて飲み物何も持ってきてなかったね」ﾓｽﾓｽ

杏「未央ちゃんありがとう」

李衣菜「コーラでお願い」

杏「アイスココアで」

未央「えー、私が行くのー？」

李衣菜「芋地獄の責任をとって」

杏「李衣菜をこんな体にした責任をとって」

未央「死ぬほど語弊があるよ」

李衣菜「なんかこう……やめて」

未央「その話で言うとリーナもみくにゃんに責任を取らないと」

李衣菜「やめて……やめろ」

杏「みくちゃんまだ15歳だよ？それなのに……」

李衣菜「それなのにって何！何もしてないでしょ！」

未央「まあいいや、行ってくるねー」ｶﾞﾀｯ

未央「はーいお待たせいたしましたー」

李衣菜「ありがとー」

杏「やったー」

李衣菜「売るほどあるポテトもちょっと減ったよ」

杏「まだ山一つ手付かずで残ってるけど」

李衣菜「人の手の加わってない山、手付かずの自然、守っていきたいねっ」

杏「李衣菜には何が見えてるの？」

李衣菜「いも」

未央「売るほどあるで思い出したけどリーナの飴どうなったの？」

李衣菜「あー間違って買ったやつ？」

未央「そうそうミントのやつ」

李衣菜「それがさー、聞いてよ。ピンポーンって来たから何かと思ったらさ、Amazonの箱。開けたら飴」

未央「また買ったの……？」

李衣菜「定期おトク便になってたーもー！」

杏「えっじゃあもう一箱？」

李衣菜「一箱と十袋ぐらい……せっかく捌けそうだったのにー！あー！」

杏「憐れすぎる」

李衣菜「無駄に買っちゃうしみくには怒られるし散々だよもー」

杏「怒られたのか……」

未央「それもうそういうコミュニケーションだよ」

李衣菜「否定はしない」

杏「ていうかなんで李衣菜のコーラストロー逆なの」

李衣菜「え？あっ」

未央「んふっ」

李衣菜「きょう日曲がらないストローなんか珍しいなと思ったら何この小さなイタズラ！」

未央「いやなんか、気づかなかったら面白いかなって……あはは」

杏「え……じゃあ杏のココアにもなんか入れたの？砂とか？」

李衣菜「睡眠薬とか」

杏「杏を眠らせて何するつもりこわい」

李衣菜「杏ちゃんの足の先から頭のテッペンまでをそりゃあもうテッペン超えるまで」

杏「李衣菜のほうがこわい」

未央「君たちは未央ちゃんをなんだと思っているのかな？」

杏「ヘタレ」

未央「へたっ……」

李衣菜「まぁ……勝手に藍子ちゃんに嫌われる妄想して勝手に湿気るし」

未央「言い返せないところが辛いよ」

李衣菜「ポテトでも食べて元気だしなよほらあーん」

未央「あーん……」

杏「もっと食べなよほらほら」ﾎﾟｲﾎﾟｲ

未央「ちょっもがごぐごぇっ」

未央「死んじゃうよ」

李衣菜「ちょっと涙目だ」

未央「死んじゃうよ人間は高速で芋を食べるための器官を持ってないんだよ死んじゃうよ」

杏「大丈夫。ポジティブパッションは死なないよ」

李衣菜「わーすっごいポジティブ」

未央「ポジパに対する過度な期待がすぎるよ」

杏「茜ちゃんとか瓦礫の中から復活しそうだよね」

李衣菜「ボンバー！って」

未央「それは茜ちんが特別なんだよ」

杏「さすが自称水中で一ヶ月生きられるアイドル」

李衣菜「エラ呼吸か何か？」

杏「気持ちで負けなければできるらしい」

李衣菜「ああ、ほら、無敵なパッションって歌ってるじゃん」

未央「無敵であっても不死身じゃないよ……未央ちゃんは喉が詰まるとしんじゃうよ……」

杏「流石に可哀想になってきた」

李衣菜「ポテト注文するから許して」

未央「もうポテトはこりごりだよ」

杏「そう言ってまた明日とかここ来たら注文してそう」

李衣菜「でまたポテトが被ってしまった……ってやるんだよね」

未央「未央ちゃんの事をよーく理解しててくれて嬉しい」

李衣菜「何だかんだ色々付けて食べると割と飽きないよねポテト。私の推しは明太マヨ」ﾓｽﾓｽ

未央「でもコレすごいおデブの味がするよー美味しいけどー、おデブの味がするよー」ﾓｽﾓｽ

李衣菜「なんでちょっと幸せそうなの」

杏「塩分にコレステロールにプリン体も素敵な感じになってそう」ﾓｽﾓｽ

未央「プリン……プリン、いいよね」

杏「また売るほど注文するの？」

未央「いやそうじゃなくて……かな子ちゃんがくれたキャラメルプリン美味しかったなぁって」

杏「あー」

李衣菜「わかる。かな子ちゃんのキャラメルプリンは売れる」

未央「実際どのぐらいで売れるのかな」

李衣菜「時価？」

未央「便利だねー時価」

杏「折角だからこう、オークションで」

李衣菜「すっごい悪いこと考えてる」

杏「かな子ちゃんの食べかけとかすごい値段つくよ」

未央「やめろやめろぉ」

李衣菜「やめろやめろぉ」

杏「うんなんかごめん、この話はよくなかった。だいぶよくなかった」

李衣菜「思ったよりさらっと食べきったね。売るほどある売るほどあるって言ってたけど」

未央「喉につまりそうなぐらい食べたよ」

杏「自業自得だと思う」

未央「そこまでの大罪だった……？」

杏「七本の指に入るレベル。たぶん暴食とか」

未央「暴力的に食べさせたのは杏ちゃんじゃーん」

李衣菜「でもほら、杏ちゃんの暴力って愛情表現だから」

未央「えっ……やだ、そんな……杏ちゃん……ぽっ」

杏「杏をサディストに仕立てあげるのはやめろぉ」

李衣菜「菜々ちゃんもあの笑顔の裏では杏ちゃんに首とか」

杏「ほんとやめろ」

未央「どっちかって言うとリーナのその発想のほうが怖いよ」

杏「みくちゃんのことが本当に心配になるんだよなぁ」

李衣菜「そこまで？そこまで？」

杏「そこまでだよ！」

未央「ねえ、リーナ、監禁って犯罪なんだよ？もうやめよ？」

李衣菜「知ってるよ！してないよ！」

杏「してたら真っ先に李衣菜を国家権力に売り飛ばすから安心して」

未央「元同僚に多田容疑者の話を聞いてみた」

杏「いつかやると思ってました」

李衣菜「ああ、安心したよ、泣けちゃうな、泣きそう」

未央「もうちょっとガッツリなんか頼む？」

李衣菜「またポテトが売るほど来ちゃうの……」

未央「もうやらないよ……未央ちゃん今度こそ死んじゃうよ……」

杏「大丈夫。ポジティブパッションは死なないよ」

未央「やめてよ夢に出ちゃうよ、ポテトが喉に詰まる夢で跳ね起きるよ」

李衣菜「トラウマになってるじゃん」

杏「悪かったってば」

未央「というか最近ね、なんか変な夢見るんだよね。飛ぼうとしたらすっごい落ちてく夢」

李衣菜「夢に夢見た大フライト大失敗じゃないの」

未央「そうなんだよー流星しちゃうんだよー」

李衣菜「パって弾けてミツボシどころじゃなくなっちゃうね」

未央「なんでリーナは時々猟奇的になるの？」

杏「それはロックの世界観じゃないと思う」

李衣菜「そこまで言われると思わなかったよ……」

杏「お口ロックしといて」

未央「お口ロックってなに？」

杏「お口チャック的なやつ」

李衣菜「杏ちゃん私にロックって言えばやると思ってるでしょ」

杏「その辺込みで面白いからやってくれると思ってる」

未央「で、結局なんか頼む？」

杏「頼んでもいいかもねー」

未央「リーナなんか食べたいのある？」



李衣菜 （・×・ ）



未央「ホントにお口ロックしてる」

杏「李衣菜のそういうとこほんとすき」



李衣菜 （・×・；）



杏「あっごめんね普通に喋って。ロックオープン」

未央「どうだったお口ロック」

李衣菜「無駄の極って感じだよこれ。大大大大大後悔」

杏「杏的にはややウケだった」

李衣菜「ややウケって」

未央「でなんだっけ」

李衣菜「あ、そうそう、ピザが食べたいピザ」

杏「ピザって10回言ってみて」

李衣菜「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」

杏「ここは？」

李衣菜「ファミレス」

未央「なんだいその恐ろしく意味のないやり取りは……でもピザはいいね」

李衣菜「コーラを飲むとなんだかピザが食べたくなってくるんだよねー」

杏「まぁ王道の組み合わせではあるよね。おデブの」

李衣菜「ピザとコーラは……ズッ友だょ……！」

杏「やっぱりお口ロックしといたほうがいいかもしれない」

未央「注文したしまた飲み物持ってこようかな」

杏「未央ちゃんありがとう」

李衣菜「コーラでお願い」

未央「えーっまたー？…………じゃんけん！」ﾊﾞｯ

『ポン！』

杏「チョキで勝ったらチョーハッピー」ﾁｮｷｰ

李衣菜「ジャポニカ学習帳だ」ﾁｮｷｰ

未央「ああ……負ける気はしてた……してたよ……ちくせう……」ｸﾞｰ

杏「まぁ年功序列ということで……杏もコーラね」

未央「仕方ないなーもー」ｶﾞﾀｯ



杏「未央芸術的にじゃんけん弱いね」

李衣菜「ニュージェネは皆じゃんけん壊滅的なんだよ。最弱王決定戦」

杏「そこまでだと可哀想になってくる」

李衣菜「今度から自分で取りに行こ……」

杏「ありがとう」

李衣菜「いやいやいやいや」

杏「ところで李衣菜これ見て」

李衣菜「なになに」

杏「夢診断の話。『高いところから落ちる夢は性に対する強い葛藤』だって」

李衣菜「なんでそんなの今見せちゃうの……まともに顔見られなくなるじゃん……」

杏「コレを見つけてしまった杏の気持ちをシェアしたかった。ゆるして」

李衣菜「わかるけど……わかるけどー……！」

杏「未央も人間だからね。パッションしちゃっても仕方ない」

李衣菜「パッションって単語をそういう風に使うのやめてあげてよ」

杏「悔しいことに使い勝手が良くて」

李衣菜「ロックぐらい良さそうだもん」

杏「わかってて言うのずるいでしょ」

李衣菜「あんまりにもみくとかなつきちに突っ込まれるから一周回って面白くなってきて」

杏「まぁロックンロールも元々といえば……」

李衣菜「？」

杏「なんでもない、というかこれ単に藍子ちゃんに触りたいけど触るのも恐れ多いってだけじゃないの」

李衣菜「うわーありそう。天使って言ってたもん最前厄介」

杏「途端になんか肩の力が抜けたよ」

李衣菜「はーなんか緊張して損した」

パーにしたのに保存忘れてたよ……
Win10が悪い（責任転嫁）

未央「お待たせいたしましたー……どうしたのそんな顔して」

杏「折り合いつけてこうね」

李衣菜「あんまり溜め込んじゃ駄目だよみおちゃん」

未央「え？なになに？」

杏「なんでもない、ありがとー」

李衣菜「結局全員コーラっていう」

未央「いやー、話を聞いてるとやっぱりピザにはコーラかなぁって」

杏「よくわかるから杏もコーラにした。戦犯は李衣菜」

李衣菜「知らない間に罪に問われてるんだけど。褒められるべきでしょ」

杏「いや褒められるべきかは……」

李衣菜「ていうかなんで私のやつストロー2本入ってんの」

杏「未央が一緒に飲みたかったんじゃない？」

李衣菜「えっ……やだ、みおちゃん……」

未央「ほんとやめよう？そういうのやめよう？」

李衣菜「すごい勢いで拒否られるとそれはそれで辛い」

杏「ていうか藍子ちゃんとやりなよそういうの」

未央「えっだって、いやあーちゃんと、あっ、うぇえ、ああああ」

杏「考えさせて悪かったよおちつけ」

李衣菜「すごいよこれ2倍のスピードで飲めるよ」ﾁﾞｭｰ

杏「多田はもうちょっと考えろ」

李衣菜「みおちゃんがこんな感じなのはいつものことだし、今日は湿気ってないし。いいじゃん」

杏「意外と考えてた」

李衣菜「コレでも意外とクールに生きてるんだ」

未央「ぐううううううう」

「お待たせいたしましたーイカタコ唐揚げセットとアスパラとベーコンのピザになりまーす」

李衣菜「ほらみおちゃん来たよほら」

未央「ぬぅえええ……ワタシハタベルヨー」

李衣菜「誰だそれ」

未央「ヴェトナムカラキマシタ、チャン・ミオデス。シンチャオ」

李衣菜「本当に誰だそれ」

杏「ﾀﾞﾚﾀﾞｰ ﾀﾞﾚﾅﾝﾀﾞｰ」

未央「みっおでーす ｷｬﾊｯ♡」

杏「対応力高杉晋作」

未央「何した人？」

杏「海割った人」

李衣菜「本当に誰の話をしているのか全くわからなくて酷すぎる」

未央「全員足してIQ100行くか行かないかみたいな会話だぁ」

杏「あっタコうまうま」ﾓｷｭ

未央「マイペースかよ～」

杏「冷めたらもったいないし」

未央「それもそうだね食べよ食べよ」

李衣菜「ピザおいしい。パリパリだー」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

杏「杏はパリパリのピザ好きだよ、かけらがパラパラ落ちるけど」

未央「ああーまた美味しいけどおデブの味がするー」ﾊﾟﾘﾊﾟﾘ

杏「というかさっきから未央と李衣菜のチョイスがデブスピリット豊富すぎるよ」

李衣菜「いや、でも考えてみてよ。アスパラもトマトソースも野菜だよ。小麦も地面から生えてるし実質野菜」

杏「チーズとかベーコンはどうなるの」

李衣菜「牛も豚も草食べて育ってるし大体野菜ってことでどうかな」

未央「どうかなじゃないよ」

杏「なるほどロックだ」

未央「なるほどじゃないよ」

李衣菜「駄目か……」

杏「イカとタコはどうするつもりだったの」

李衣菜「海の生き物は実質水」

未央「塩分度外視だ」

杏「あまりにもガバガバでなんかこう、いいと思う」

李衣菜「でしょ？これみくに言ったらひっかかれたからね」

杏「自慢かな？」

未央「仲良いなーホントに」

李衣菜「悪くはないよ。たぶん」

杏「台所で肩並べる程度には仲良いでしょ」

未央「枕も並べるぐらい仲良いんでしょリーナのすけべ」

李衣菜「あれあれ唐突に罵倒されてるぞ？おかしいな？」

李衣菜「ていうかコップ空だね。なんか持ってきたげよっか」

未央「自分から名乗り上げる優しさだ」

李衣菜「ついでだよついで」

未央「じゃあコーヒーでー」

杏「コーヒーとか飲むんだ」

未央「コーヒー……ん？」

杏「ん？」

未央「そんなアクセントだっけ」

杏「コーヒー」

未央「コーヒー」

杏「コーヒー、コー、こ、コーヒー、コーヒー」

李衣菜「ベイダー卿のパチモンみたいな」

杏「ｺｰﾎｰ」

未央「そっか頭高になるんだ」

杏「大地に試されるとこういうアクセントになるらしい。ソースは杏」

未央「杏ソースってなんか美味しそうだね」

李衣菜「杏仁豆腐に杏ソースが掛かってるの見たことあるよ」

未央「……かな子ちゃん作れないかな」

李衣菜「何なら作ったことありそうだけど」

杏「前に食べたことあるよ。かな子ちゃんの杏仁豆腐」

未央「えっずるい」

李衣菜「食べたかった……」

未央「逆にかな子ちゃんが作ったことないスイーツってなんだろーね」

杏「三不粘とか……」

李衣菜「うわぁ何それ」

杏「皿につかず、匙につかず、歯につかない、故に三不粘！なんかもにゃーっとしてる」

未央「もにゃーっと」

杏「もにゃーっと」

未央「にゃー」

杏「にゃー」

李衣菜「みくが泣くから以下略」

未央「聞いたことなかったよーそんなの。何で作るの？フルーツとか？」

杏「なんかラードとか澱粉とかそんなだったような……」

未央「聞いてる限り全くスイーツの材料ではないのですが……」

李衣菜「あんかけとかできそうだよね」

杏「そうそうあと卵」

未央「今頭のなかで完全にあんかけ炒飯が出来上がったよ」

李衣菜「さんぷーちゃんとはなんだったのか」

杏「中華鍋を豪快に振るかな子ちゃんの画像ください」

未央「うわ、すごいかっこいい、かっこいいよかな子ちゃん！」

李衣菜「いやいやいややらないでしょ」

杏「じゃあ智絵里ちゃん」

李衣菜「それもう杏ちゃんもやりなよ」

未央「3人揃って鍋をじゃっかじゃっか振ってるともう鉄人感あるね。ミツボシあげちゃう」

杏「キャンディーアイランドがチャーハンアイランドになってしまった……」

李衣菜「そうだ飲み物持ってこようと思ってたんだ」

未央「烏龍茶でー」

杏「コーヒーじゃないんだ」

未央「中華に傾いた頭を少しでも満足させようと思って」

杏「じゃあ杏がコーヒーで」

李衣菜「りょーかーい」ｶﾞﾀｯ



未央「実際さ」

杏「うん」

未央「リーナってみくにゃんの尻に敷かれてるよね」

杏「李衣菜がみくちゃんの尻の下で喜んでるみたいなことですか」

未央「それでもいいような気がする」

杏「いいんだ」

未央「リーナがみくにゃんに怒ってるとこみたこと無いし」

杏「いっつものやつは？」

未央「解散はほら……じゃれ合いじゃん。アレは」

杏「解散した2分後に仲良くご飯食べてるからね」

未央「大体みくにゃんのおべんとに入ってた魚をリーナが食べてる」

杏「未央ちゃんは藍子ちゃんに怒られたり「怒られたい」

杏「食い気味だなぁ」

未央「でもあーちゃんには笑っててほしい」

杏「ここ一番の真剣な顔だ」

未央「あーちゃんは太陽だから。生き物は太陽がないと生きていけないから」

杏「天使だったり太陽だったり忙しいね藍子ちゃんも」

李衣菜「お待たせー……どしたの真剣な顔して」

未央「太陽を守らねばならないのです」

李衣菜「何このみおちゃんムーとか読んだの？」

杏「スカラー電磁波を受け取ってしまった」

李衣菜「白い服着せよっか」

杏「よく知ってたなぁそんなの」

李衣菜「杏ちゃんこそ」

未央「やめてスルーしないで構って」

李衣菜「構ってちゃんだ」

未央「寂しいとしんじゃう」

李衣菜「それ藍子ちゃんにラインしなよ」

未央「え……ウザがられたらしんじゃう」

杏「藍子ちゃんってそんな子なの」

未央「は？あーちゃんは万物を愛するよ」

李衣菜「やばい、siriの方が会話が上手だ」

杏「人工知能が小説を書く時代にこんなに日本語下手な人間が居るの奇跡だよ」

李衣菜「ムーに投稿しよ」

未央「やめてやめて、泣いちゃうから。やめて」

杏「ようやく本田未央が戻ってきた」

李衣菜「元の世界に帰ってきた……帰ってきたんだ……」

杏「バランスを取るように李衣菜が意味不明になってしまった」

未央「これがロックか……」

李衣菜「せやなｗ」

杏「誰だお前」

ｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞｳﾞ



李衣菜「ん、ちょっとごめん」

杏「ほい」

＜はーい？うん、ん、お疲れ様ー。

未央 ｼﾞｰｯ

＜ん、今日は早いんだ？なんかリクエストある？

未央 ｼﾞｰｯ

杏 ﾁﾗｯ

＜あははっ、いつもそれじゃん！ん、りょーかい。待ってるねー。

李衣菜「……何」

杏「君はみくにゃんのオカンか」

李衣菜「2歳で産んでることになるんだけど」

未央「え？何？同棲してるの？」

李衣菜「遊びに行くだけだけど？」

未央「いつもそれじゃんって何？そんなに行ってるの？」

李衣菜「毎回ハンバーグリクエストだから面白いってだけだよ？」

杏「本田、本田、落ち着け」

未央「落ち着いてるし……興奮してないし……」

李衣菜「どんな気持ち？ねえどんな気持ち？」

未央「うﾞらﾞやﾞまﾞしﾞいﾞ」

杏「正直ものだ」

未央「私も『ハートのハンバーグ作って待ってるねハニー♡ちゅっ♡』とかしたい！」

李衣菜「誰がいつ言ったよそんなのぉ！」

杏「捏造し過ぎでしょ」

李衣菜「……」ｽﾞｽﾞ

未央「……」ｽﾞｽﾞ

杏「電池が切れたね」ｽﾞｽﾞ

未央「はしゃぎすぎた……ちゅかれたでしゅ……」

李衣菜「退行しだした」

未央「ままーれんたいほしょうにんになってー」

李衣菜「なんてことを要求するの」ｽﾞｽﾞｽﾞ

杏「自我の芽生えが早過ぎる」

未央「リーナそれ何飲んでるの？」

李衣菜「抹茶オレ。最近のマイブーム」

未央「抹茶オレはロックですか？」

李衣菜「いいえ、あれは猫です。抹茶オレは向こうでテニスをしています」

杏「なんで英文の和訳調になったの」

未央「どういう状況なのホント」

杏「超現実的な状況なのはわかる」

未央「どういうこと？」

杏「わけわかんないってこと」

未央「わかってなかったな～」

李衣菜「そりゃそうだよ私にもわかんないもん」

李衣菜「なんで英語の教科書ってテニス好きなんだろうね」

杏「確かにサッカーとかやってるイメージあんまりない」

李衣菜「実際テニスやったことある？」

未央「高校上がってからかなー。テニス部に遊びに行った時とか」

杏「杏がやるように見えるかね？」

李衣菜「概ね予想通りだった」

未央「体育とかでやらなかった？」

李衣菜「選択であったけど人気だったからなんとなく避けてた。その結果が剣道」

杏「なぜ茨の道を進んでしまったのか」

李衣菜「いや、でも意外と面白かったよ？」

未央「それでは是非わっきーと一戦」

李衣菜「いやいやいやいや」

杏「駄目だよ李衣菜に竹刀もたせたらみくちゃんが……」

未央「あっ……」

李衣菜「やめて」

未央「どめすてぃっくばいおれんすというやつですね？」

杏「家庭内暴力というやつですよ」

李衣菜「してないし」

杏「どっちかって言うと李衣菜が竹刀で突っつき回されてそう」

未央「リーナなら……まぁいいかー」

李衣菜「良くないしされてないし」

未央「とかなんとか言ってるうちにこんな時間かー」

杏「あー、意外と経ってる」

李衣菜「そろそろ出よっか」

未央「ハンバーグの材料も買いに行きたいし」

李衣菜「代弁しなくていいから」

未央「でも買いに行くんでしょ」

李衣菜「まぁ……」

杏「出るんじゃなかったの」

李衣菜「ちょっと待って」ｺﾞｸｯ

杏「最後に飲み切りたくなる気持ち、わかる気がする」

李衣菜「でしょ。んじゃいこっか」

未央「あっ、先輩！ゴチになります！」

杏「ありがと♡」

李衣菜「ここぞとばかりにキャラをつくるな！」

未央「マジリスペクトっす！」ｶﾞﾀｯ

杏「たまには媚でも売っとこうと思って。買ってくりゃれ」ｶﾞﾀｯ

李衣菜「飴は買っても媚と喧嘩は買わない。それがロックな李衣菜だよ」ｶﾞﾀｯ

未央「後アレね、ハンバーグの材料も買うよね」

李衣菜「それね」

杏「ロックってなんだろうなぁ……」



ｱｯｻｲﾌﾜｽﾚﾀｺﾞﾒﾝ

ｻｻﾞｴｻﾝｶﾅ?

ﾐｵﾁｬﾝ...ｽﾏﾇ...ｽﾏﾇ...

ﾄｼｼﾀﾆｶﾈｦｶﾘﾙﾛｯｸｽｷ.........

というわけでおしまいおしまい。
パーにしたと思っていたのですが僕の頭がパーだったようです。パーか男気じゃんけんに変換して読んでね。
読んでくれた人ありがとう。また次もよろしくお願いします。

忘れてたので宣伝
読まなくても別に話がわからなかったりしないタイプの前のヤツです→ 杏「ロックとスターとテンピュール」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462017066/)
他にもなんかあったりするので読んでくれた人ほんとにありがとう。励みになります。

>>35
過去作まだあるならタイトル教えて下さい