モバP「また三村に餌付けするのか…」 (23)
周子「おはよーPさん」
フレデリカ「ボンジュール、プロデューサー」
モバP(以下P)「おう、おはよう。今日はレッスンだけだったな」
周子「うん。久々にみんな揃ってのレッスンだよ」
フレデリカ「そうなんだー」
P「そうなんだーって、宮本大丈夫か?」
フレデリカ「宮本はちょっと良くないかも……」
P「え!?」
周子「頭が?」
フレデリカ「ばれちゃったかーって、シューコちゃんひどーい」
P「なんだ…冗談か。スケジュール把握はしっかりしてくれよ」
フレデリカ「はーい、お任せあれー♪」
周子「いい加減Pさんもフレちゃんに慣れないと」
P「そうは言ってもな、もしもってこともあるだろ?だから気にするに越したことはないよ」
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フレデリカ「フレちゃんプロデューサーから愛されてるねー♪」
周子「フレちゃんだけじゃないでしょ?」
P「愛というと語弊があるかもしれないけど、俺はお前たちをパートナーとして大事に思ってるし、年上としてもしっかり見てあげなきゃなとは思ってるよ」
フレデリカ「プロデューサーかたーい!アタシはブリュレみたいにとろふわなのがいいなー」
P「ブリュレ?」
周子「あー、プリンみたいなもんだよ」
P「えーっと、フランス語か?」
<おっはよーございまーすっ☆
<おはようございます
周子「あ、きらりちゃんと奈緒ちゃんだね。そうそう、確か焦がしたクリームって意味だったよね?」
フレデリカ「そうなの?」
周子「そうなの?って……」
きらり「Pちゃんおっすおっす☆」
奈緒「なんか盛り上がってるみたいだけどなんの話?」
P「二人ともおはよう。えーっと…ブリュレだったか?」
周子「うん。フランス語で焦がしたクリームって意味だっけ?って」
奈緒「こないだ共演したアイドルならタブレットで調べそうなもんだけど、フレデリカさんならわかるんじゃ?」
フレデリカ「と思うでしょー?」
きらり「ママがフランスの人だよね?」
フレデリカ「でもフレちゃんフランス語喋れないからわかんなーい♪」
奈緒「なんだそりゃ」
P「お、調べたら塩見の言う通り焦がしたクリームって意味みたいだな」
きらり「周子ちゃんすっごぉい!」
周子「おーきに。でもあたしはフレちゃんから教えてもらったよ?」
奈緒「え、じゃあさっきのは?」
フレデリカ「実は知ってたみたいだねー。フレちゃんすごいねー♪」
奈緒「お、おう」
きらり「そいえばかな子ちゃんはまだかにぃ?」
P「学校で先生と話があるから、いつもよりも遅くなるって連絡があったよ」
周子「さすがかな子ちゃん。真面目だねー」
フレデリカ「真面目なかな子ちゃんにはご褒美をあげよー♪じゃんっ!」
きらり「うっきゃー☆駅前の限定50個のカヌレ!とぉっても美味すぃーにぃ☆」
周子「さすがきらりちゃん、お目が高いねー。あたしは実家の水羊羹だよ」
フレデリカ「さすがシューコちゃん。この季節にぴったりだね♪にくいねーこのこのー」
奈緒「そうなのか?」
周子「もうちょっと暑くなったらね」
フレデリカ「あははは☆」
奈緒「……」
きらり「きらりはサーティーンワンのアイスケーキを買って来たゆ☆みんなで食べて、はぴはぴするにぃ♪」
P「まさか、お前たちまた三村に餌付けするつもりじゃないだろうな?」
周子「へーきへーき。レッスンですぐに減るから」
P「減るって、太らせる気満々じゃないか」
フレデリカ「かな子ちゃんの食べてるとこ可愛いよねー♪」
奈緒「ペット扱いじゃないか…」
きらり「きらりも手伝うから大丈夫だゆ♪」
P&奈緒「「そういう問題でもないだろ…」」
<おはようございます〜
フレデリカ「おはよーかな子ちゃん。こちらのお菓子をシルブプレ〜♪」
きらり「おはようかな子ちゃん。きらりんお茶用意してくるにぃ☆」
かな子「わぁ、みんな美味しそうだね♪」
P「おはよう三村。わかっているとは思うが……」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ♪」
奈緒「全く理由になってないじゃん!」
このあとめちゃくちゃレッスンした。
別の日
きらり「奈緒ちゃん、これなんか可愛いにぃ☆」
奈緒「うーん、可愛いのはわかってるんだよ。でもさ、こういうのってあたしには……」
きらり「でもでも奈緒ちゃん好きなんでしょお?」
奈緒「きらりみたいに可愛いかったらあたしだって着ようとは思うけどさ…」
きらり「うっきゃー!きらりんはっずかすぃー☆ありがとお、奈緒ちゃん♪」
奈緒「うわっ、きらり急に抱きつくなって!あんっ……。こらぁ!」
フレデリカ「なになに?奈緒ちゃんとキラリちゃんはそんなカンケー?」
きらり「でぇへへ☆」
奈緒「笑って誤魔化さずにそこは否定しろよ!」
きらり「奈緒ちゃんはきらりのこと嫌い?」
奈緒「き、嫌いなわけないだろ!」
きらり「きらりは奈緒ちゃんのこと大好きだゆ♪」
奈緒「だから抱きつくなってば!」
フレデリカ「あれあれー?フレちゃん仲間はずれかなー?寂しいなぁ」
きらり「フレデリカちゃんも可愛いくてきゅんきゅんすゆよ☆」
フレデリカ「ぐえっ!フレちゃん死んじゃう…」
奈緒「ちょっ…きらり!本当にフレデリカさん死んじゃうからっ!」
きらり「むぇー、きらりんぱわー入れすぎたにぃ…」
フレデリカ「アタシ生きてる…」
奈緒「きらりはもうちょっと力加減を覚えないとな」
きらり「きらりがんばゆ!」
フレデリカ「で、奈緒ちゃんはこーんな感じの可愛い服が着てみたいのかなー?」
奈緒「そう……あっ、ち、違うって!これはきらりが見てたから…」
きらり「にょわ?奈緒ちゃん次のお休みに─」
奈緒「わー!わー!」
フレデリカ「なるほどなるほどー♪奈緒ちゃんが気になってたのってこれでしょー?」
きらり「うっきゃー!フレデリカちゃんすっごぉい☆」
奈緒「……」
フレデリカ「恥ずかしがることなんてないよー?アタシはこっちのも奈緒ちゃんに似合うと思うなー♪」
きらり「うんうん!きらりはこんなのも着て欲しいにぃ☆」
奈緒「……じゃないか?」
フレデリカ「ん?」
きらり「にょわ?」
奈緒「変じゃないか?」
フレデリカ「変じゃないよー。奈緒ちゃんはライブでも可愛い衣装似合ってるよね」
きらり「奈緒ちゃん☆きらりもね、他の子よりもちょーっとだけおっきいから、可愛いお洋服似合わないのかなーって思ってたの」
奈緒「そんなことっ…」
きらり「うん☆今はきらりん自信もって可愛いお洋服きれるゆ♪Pちゃんがね、きらりにきっかけをくれて、奈緒ちゃんたちやファンのみんなが勇気をくれたおかげだにぃ☆うっきゃー言っちゃったー☆」
フレデリカ「ギラ"リ"ぢゃあ"〜ん」
奈緒「なっ!?ガチ泣きじゃないか!」
きらり「フレデリカちゃん、きらりのために泣いてくれてありがとお。今はハピハピだから心配しないでね☆」
フレデリカ「きらりちゃん!奈緒ちゃん!この感動を忘れる前にお洋服買いに行こー!」
奈緒「へっ!?」
きらり「行く?行っちゃう?買っちゃう?」
フレデリカ「よーし、みなのもの続けー♪」
奈緒「待って!あたしはまだ行くって言ってな……こらっ、きらり!わかった!わかったから下ろして!行くから!!買うから!!」
次の日
周子「なるほどねー。それで奈緒ちゃんは可愛らしい格好なんだ。へぇー」
奈緒「な、なんだよ」
周子「いやね、よく似合ってるなって。きらりちゃんとフレちゃんのセンスは流石だなぁと。もちろん、モデルの奈緒ちゃんの可愛いさあってこそだけどね」
フレデリカ「ねーねーシューコちゃん。フレちゃんにも何か気づかない?」
周子「え?何だろう?前髪整えた?」
フレデリカ「実は……」
周子「実は?…」
フレデリカ「いつものアタシでしたー♪」
周子「どおりでフレちゃん可愛いわけだねー。よかったよかったー」
フレデリカ「あーん、シューコちゃん流さないで。もっとかまってー」
きらり「うぷぷっ♪周子ちゃんとフレデリカちゃんは仲良しだねぇ」
奈緒「あ、あたしときらりも仲良しだろ!」
きらり「うっきゃー☆奈緒ちゃん大好きっ☆」
奈緒「わぷっ……だから急に抱きつくなってば」
きらり「うぇへへー♪ごめんにぃ☆」
<おはようございます
周子「かな子ちゃん来たね。フレちゃんあたしのも冷蔵庫から出してもらっていい?」
フレデリカ「はーい。フレちゃんにお任せあれー♪」
きらり「きらりのはクマランドのクッキーだよ☆」
奈緒「ちょっと、またかな子にお菓子食べさせる気かよ!?」
かな子「おはよう奈緒ちゃん。今日はマシュマロサンド作ってきたんだよ」
奈緒「かな子も食べ過ぎるなってPさんからも、マストレさんからも言われてるだろ!」
かな子「美味しいから大丈夫だよー♪」
やっぱりこのあとめちゃくちゃレッスンした。
可愛い服の奈緒がいなかったので、この可愛い奈緒で脳内補完よろしく
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とある日のお昼過ぎ
きらり「………」
周子「おはよー。あれ?まだだれも─」
きらり「はぴぃ……zzZ」
周子「きらりちゃん寝てたのか」
きらり「にょわ……zzZ」
周子「可愛いなぁ」
フレデリカ「そうだねー、可愛いよねー」
周子「フレちゃんいたんだ」
フレデリカ「そうなんだー。実はフレちゃんいたんだよー」
パシャッ
フレデリカ「撮った?」
周子「うん」
フレデリカ「撮るよねー」
周子「うん」
フレデリカ「アタシも寝よーっと」
周子「うん……うん?」
フレデリカ「お邪魔しまーす」
周子「ちょっとフレちゃん。きらりちゃん起きちゃうよ」
フレデリカ「さっきも起きなかったから大丈夫だよー♪」
周子「さっきもって…。ほんとフレちゃん自由だね」
フレデリカ「それではおやすみー……」
周子「ごゆっくりー」
<おはようございます
かな子「周子さん、おはようございます」
周子「おはよーかな子ちゃん。今こんなだから静かにしてあげてね」
かな子「あ、きらりちゃん……と、フレデリカさん」
きらり「むにゃむにゃ……」
フレデリカ「すぅ……すぅ……」
周子「なんかねー、寝心地いいみたいだよ」
かな子「うん、二人とも幸せそう♪よいしょっと…」
周子「あれ?かな子ちゃん?」
かな子「おやすみなさい」
きらり「むぇ……zzZ」
フレデリカ「ぐぇ……zzZ」
周子「え?あ、寝ちゃうんだ……フレちゃんと言いかな子ちゃんと言い、自分に素直だねぇ」
かな子「ぐぅ……ぐぅ……」
周子「Pさんまだかな……」
ガチャッ
<ただいまー
周子「やっと帰ってきたーん」
P「あれ?塩見だけか。諸星がいただろ?」
周子「向こうのソファで寝てるよ」
P「え……これ、どうしたんだ?」
周子「なんか寝心地がいいみたいだよ」
P「諸星は二人に乗られて重くないのか?」
周子「どうだろ?幸せそうだし平気なんでしょ」
P「塩見はこういうのに混ざらないタイプだったよな」
周子「Pさんが添い寝してくれるなら考えるかな」
P「はぁっ!?─もがもが」
周子「冗談をいちいち間に受けないでよ。それに大きな声出すと…ね?」
P「す、すまない」
周子「ねぇPさん」
P「ん?」
周子「二人でいるときくらい名前で呼んでくれてもいいんだよ」
P「どこからそんな過去が?」
周子「もーノリ悪いわー。冗談もわからへんし、そんなん女の子にモテへんよ」
P「わざとらしい関西弁は置いとくとして、今はお前たち5人のプロデュースで手一杯なんだよ」
周子「そんな可哀想なPさんのために、あたしが彼女の代わりになってあげよっか?」
P「はははっ、そんな見え見えの冗談くらいは俺にだってわかるさ」
周子「おまけに鈍感…」
P「何か言ったか?」
周子「何もゆーてへんよ。お茶淹れてくるね」
P「ん?ああ、ありがとう」
<おはようございます
奈緒「ごめんPさん、電車が遅れて…」
P「おはよう神谷。まだ余裕あるから心配するな」
奈緒「あれ?みんなは?」
周子「周子ちゃんはここだよー。そろそろ奈緒ちゃんも来るだろうと思ってね。はい、お茶と和菓子どうぞ」
奈緒「周子さんありがとう。お昼食べてないからお腹空いちゃってさ。じゃなくて、周子さん以外は?」
P「あそこ」
奈緒「こんな狭いところでよく眠れるなぁ。きらり潰されてるじゃないか」
周子「きらりちゃんも乗られ心地がいいみたいだよ」
P「今度のCD特典に3人の寝顔付けてみるか…?」
奈緒「だめだろ!」
周子「うん、ダメだよ。奈緒ちゃん忘れてるし」
奈緒「なっ!?……こほん。何でそこで、あたしなんだよっ」
周子「大きな声出しちゃダメだってすぐに気付いて、小さい声で話す奈緒ちゃん」
P「事務所の良心だな」
奈緒「何だよ良心って!」
周子「Pさんあたしは?」
P「そんなこと聞かれても……ん?色々と思い返してみたけど、意外と塩見もまともだな」
周子「ひどいなー。周子ちゃん可哀想だなー」
きらり「ん……にょわ〜」
奈緒「起きた?おはよう。二人に乗られてしんどくなかったか?」
きらり「大丈夫だにぃ☆……はっ!?Pちゃん!!?」
P「え?」
きらり「むぇーっ!もーっ!むぇーっ!」
フレデリカ「ぐぇっ!」
かな子「わひゃっ!」
奈緒「お、おい!きらり走って行っちゃったけど、どうしたんだ?」
周子「寝起きをPさんに見られて恥ずかしかったんでしょ」
奈緒「あー、なるほどな」
フレデリカ「いたた……少しはアタシたちの心配もしてほしいなー」
かな子「ううっ…変な声出ちゃった……」
P「俺はどうすれば?」
周子「きらりちゃんが落ち着くまで外回りしておいでよ」
P「さっきしてきたんだけど……」
奈緒「Pさんって察し悪いよなぁ」
周子「奈緒ちゃんもそう思う?ほんとダメな男だよ、Pさんは」
P「……」
フレデリカ「おー、よしよし。どうしたのかなー?アタシに話してみてよ」
P「俺何か悪いことしたかな?」
フレデリカ「うーん。フレちゃんわかんなーい♪」
P「……営業してくる…きます」
奈緒「なんか悪いことしちゃったなぁ」
周子「いいのいいの。察しの悪いPさんが悪いんだから」
フレデリカ「ねーねー、今日って何のために事務所に集まったの?」
周子「たしか、次のライブの打ち合わせ……あ…」
フレデリカ「アタシはきらりちゃん見てくるね」
奈緒「Pさんに電話して、いじけてる様なら迎えに行ってくるよ」
周子「かな子ちゃん、これもお食べ」
かな子「いいんですか?頂きます♪」
このあとPさんとめちゃくちゃライブの打ち合わせをした
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