あかり「京子ちゃんパソコン触らせて!」 (48)
とある休日
あかり「おじゃましま~す」
京子「へいらっしゃい!」
あかり「あはは、なにそれ~」
京子「今日はあかりがお客さんだからな。もてなしてやるぜ!」
あかり「わぁ~い」
京子「そんじゃ、お菓子とジュース持って来るね。ちょっと待ってて」
あかり「はぁ~い」
トテテテテ
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あかり「……」キョロキョロ
あかり「えへへ、京子ちゃんのお部屋綺麗だなぁ~」キョロキョロ
あかり「あっ! こんなにジロジロ見てちゃだめだよねぇ」キョロキョロ
あかり「あれ? パソコン? 京子ちゃんパソコンなんて持ってたっけ?」ジー
トテテテテ
京子「へいおまちぃ~!」
あかり「あっ、おかえり~」
京子「今日の一品は、何とジャガイモを丹念に一枚ずつ油で上げ、産地も拘ったこのお菓子!」
あかり「わぁい、うすしおだぁ~」
京子「おう、うすしおだぞ! もう一品は、丹念にろ過した水に果物の風味をつけ、さらに中に炭酸を封じ込めたこの飲み物!」
あかり「わぁい、ファンチだぁ~」
京子「おう、その通り! ……って、つっこめよーい!」ピシィッ
あかり「え、ええっ!?」
京子「ま、いいや。あかりに高度なツッコミは不可能だしな」
あかり「ひ、ひどい……」
パリパリ モグモグ ゴクゴク
あかり「こうやって二人で遊ぶのも久しぶりだねぇ」
京子「そうか? 結構遊んでると思うけど?」
あかり「京子ちゃんのおうちでだよっ! かなり久しぶりなんじゃないかなぁ?」
京子「あー、そうかもね」
あかり「結衣ちゃんも、ちなつちゃんも、今日は家族とお出かけだって言ってたし」
京子「仕方なくあかりと遊ぶ羽目になったわけだ」
あかり「んもぉ~~! 京子ちゃん~~!!」
京子「ゴメンゴメン! 冗談だって!」
ワイワイキャピキャピ
京子「おしゃべりするのもいいけど、折角私の家に来たんだし、なんかする?」
あかり「えっ? そうだねぇ~」
京子「リクエストとかある?」
あかり「えっ! う~ん…… う~ん……」
京子「ないなら今からあかりの一人漫才を始めてもらうけど?」
あかり「ええ~~~!? えっと! えっと……」
あかり「あ! あかり、パソコン触ってみたい!」
京子「え?」
あかり「あれって京子ちゃんのパソコンだよね?」ユビサシ
京子「あ、あー。う、うん。ソウダヨ」
あかり「あかり、パソコンあんまり触ったことないから触ってもいいかなぁ?」
京子「ま、まあいいよ?」
あかり「わぁい! ……どうやって電源入れるのかなぁ?」
京子「ほい、ここ」カチッ
あかり「わっ! 点いたよぉ! 電源はいったよぉ!」
京子「パスワード入れて。ほい、これで使えるよ」
あかり「わぁ、すごい! あっ、これミラクるんの絵が書いてある!」
京子「ディスクトップの画像だよ」
あかり「わぁ~、すごいなぁ~」カチカチ
京子「あんまり変なところ開かないでね?」
あかり「変なところ?」
京子(し、しまった!)
京子「あー、なんでもない、なんでもない」
あかり「?」カチカチカチ
京子「お、おい、あかり、そんなに適当にマウスを動かして。お前何したいんだ?」
あかり「えっ? えっと~、触ってみたかった、だけ?」
京子「目的もなんにもなしかよ……」
あかり「だ、だって、どうやって使うかわかんないし……」
あかり「あ、京子ちゃんはこのパソコンで何をしてるの?」
京子「え? えー、あー、特に何も?」
あかり「え?」
京子「あ、嘘嘘! 絵、絵を描いてるの!」
あかり「! 京子ちゃんパソコンで絵を描いてるの!?」
京子「まあ」
あかり「見たい!」
京子「!?」
あかり「あかり、パソコンで絵を描けるなんて始めて知ったし、どんな絵を描いたのか見たいよぉ!」キラキラキラ
京子(ま、まずい…… だ、だけどあのフォルダはこんなときの為に隠しているし、あかりはパソコンを始めて触った……)
京子(大丈夫、ダミーの絵で誤魔化せば、問題ない)
京子「んじゃ、見せてやるか! 私の渾身の一作を!」
あかり「わぁ~い!」
カチカチ カチカチ
京子「ほい、これ」
あかり「わぁ~! すご~い! こんなに綺麗に描けるんだね!」
京子「ん、まーね。パソコンで描くのも練習しててさー、結構やりやすいんだよ」
あかり「へぇ~」カチッカチッ
京子「お、そうそう。そうやって次の画像に飛ばすんだ。あかり、結構飲み込み早いね」
あかり「えへへ~、褒められちゃった」
キョウコー チョットキテー
京子「ん? お母さんが呼んでる」
京子「あかり、ちょっとまってて。少し行って来るよ」
あかり「うん、わかったよぉ」カチッカチッ
京子(絵を見てるだけだし、そのままにしてても大丈夫だよね)
京子(一応、電源を切る方法も教えておくか)
京子「あ、見終わったらここのボタンをクリックして、シャットダウンしておいてね」
あかり「えっ? しゃっとだうん?」
京子「そーそー、ここの……」
キョウコー ハヤクー
京子「あっ、まあいいや。そのままにしておいて!」
あかり「う、うん」
京子「それじゃ、行って来るね」
あかり「はぁ~い」
バタン
あかり「京子ちゃん、すごいなぁ」カチッカチッ
あかり「こんなに綺麗な絵を描けちゃうなんて」カチッカチッ
あかり「この絵も可愛いなぁ」カチッカチッ
あかり「あ、終わっちゃった」
あかり「残念~、でも満足だよぉ~~」ホクホク
あかり「それじゃあ、えっと、ここのボタンを押して」カチッ >ウィンドウズボタン
あかり「えっと~…… ど、どれを押すんだったっけ?」
あかり「京子ちゃんにはそのままにしておいてって言われたけど……」
あかり「さっきも飲み込みが早いって言ってくれたんだし、パソコンの練習をして京子ちゃんが戻ってきたときに驚くようなことをしちゃったら……」
ホワンホワンホワン
あかり『京子ちゃん! これを見てっ!』スパパパパァーン!
京子『あ、あかり!? ど、どこでそんなテクニックを!?』
あかり『ふっふっふ~、あかりは京子ちゃんがいないうちにこんなに上手になったんだよぉ?』
京子『あかりすごい! あかりかっこいい!』
ホワンホワンホワン
あかり「えへへ……」
あかり「よぉ~っし! あかりはこれから練習するよぉ~~!」
あかり「それじゃあ…… ここからやってみよう!」カチカチ >コンピューター
あかり「わぁ…… いっぱい出てきたよぉ……」
あかり「? 整理?」カチッ >整理
あかり「あっ! お掃除のことだねぇ!」
あかり「そうだっ! 京子ちゃんのパソコンをお掃除しちゃおう!」
あかり「それじゃあ……」カチカチ >フォルダと検索のオプション
あかり「わっ、わっ、もっと沢山でてきちゃった……」
あかり「えっと、えっと……」カチッ >表示
あかり「ひゃぁ~~、も、もっと沢山出てきちゃったよぉ~~」
あかり「えっとぉ~~…… どうしよう…… お掃除するのにこんなに沢山出しちゃった……」カチッ >隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する
あかり「ど、どうしよう?」
あかり「こんなに散らかしちゃったら…… あっ……」
あかり「OKって書いてある?」
あかり「もしかして、あかりがお掃除できたってパソコンさんがOKって言ってくれてるのかなぁ?」
あかり「えっと…… このOKを……」カチッ >OK
あかり「あっ! さっきのところに戻ってきたよぉ!」
あかり「良かったよぉ…… あれ?」
あかり「なんだろう? 半透明のものが沢山出てきちゃった?」
あかり「みんなの名前が書いてある? あ、あかりの名前も書いてある」
あかり「なんだろう? えっと、これをこうして……」カチカチ >半透明「あかり」フォルダ
あかり「あ、さっきの絵と同じマークだ!」
あかり「もしかしてあかりの絵を描いてくれたのかなぁ?」ワクワク
あかり「どんな絵なんだろう? 見ちゃおう!」カチカチッ
あかり「わぁ~~…………い…………」ピシィッ
あかり「な、なぁに? これぇ?」ピシッピシッ
そこには、あかりと京子が裸でお互いのアソコを舐めあっている絵が妙にリアルに描かれていた。
あかり「」アッカリーン
ガチャッ
京子「おー、お待たせー! ごめんごめん、お母さんがこのお菓子も持っていってくれって言ってさー! ほら、バームクーヘン! あかりはバームクーヘンを食う? それとも食わへん? なんちゃってー!」
あかり「」アッカリーン
京子「あれ? あかりー? どったのー?」チラッ
あかり「き、きょうこちゃん」
京子「?」
あかり「こ、これ、なに?」
京子「……? うっげぇぇぇぇっ!? あ、ああ、あかり。お、おお、お前、ど、どうやって……」
あかり「京子ちゃんのパソコンをお掃除してたら、出てきたの」
京子「で、出てきたって……」
あかり「こ、これ、あかりと京子ちゃんだよね? これって一体なにやってるの? あかりのおまたを京子ちゃんが舐めて、京子ちゃんのおまたをあかりが舐めてるんだよね?」
京子「く、口にだすなーーー!!」カチカチカチッ テテンテテン パタン!
あかり「ああっ! 消えちゃった……」
今日はここまでで。
それでは、またー。
お前安価で遊ぼうの人だろw期待
あかり「……」
京子「……」ハァハァ
あかり「ねぇ、京子ちゃん。さっきの絵ってなんだったの?」
京子「~~~っ!!」
京子(ま、まずい…… 私が裏名義の東結極レズ子で書いている、18禁レズモノ同人の原稿を見られてしまうなんて……)
京子(一度ちょっとエッチな絵を書いて、pixipに上げたらものすごい人気が出て、嬉しくなって書き続けていたらエスカレートしていって気が付いたらハードレズものを書いていた……)
京子(それも、途中からネタがなくなって、ごらく部や生徒会のみんなをモデルにして書いてしまったんだよね……)
京子(こ、こんな事、説明できるかーーー!!)
あかり「ねぇ? 京子ちゃん?」
京子(だ、大丈夫だ。あかりはこういうのには疎いはず)
京子(誤魔化せ、誤魔化し切るんだ!)
京子(あの画像は、裸で私とあかりがお互いをクン……)カァァァァ
京子(冷静になって考えたら何を描いてるんだよ私はぁぁぁぁ!?)
京子(……お、落ち着け。クールになれ。今はこの状況をどうやって乗り切るかが全てだ……)
京子(私は歳納京子、冷静な女。どんな窮地でもクールに決める女)
京子(考えろ……)
あかり「?」
京子(そうだっ!)
京子「あー、あかり君」
あかり「く、君?」
京子「君は誤解している。さっき見た絵は未完成の絵なんだ」
あかり「未完成?」
京子「うむ、あれは服を描く直前でね。あの後、二人の服を描く予定だったんだよ」
あかり「そうなの?」
京子「うむ」
あかり「……そうなんだぁ」
京子(イエーーーッス! よし! よしっ!)
京子(誤魔化せている! このまま押し切ってやれば……)
あかり「で、でも、あの絵はあかりと京子ちゃんのおまたを舐めあっていたよねぇ……」
京子(そ、そうだったーーーー! い、いかん、あれはどう言い訳する……)
京子(…………)
京子「あ、あれは舐めてたんじゃなくて……」
あかり「なくて?」
京子「……あ、挨拶してたの」
あかり「ええっ!?」
京子「お、おまたに向かってこんにちは~って挨拶してたの」
あかり「そ、そうなの?」
京子(な、何を言ってんだ私は……?)
京子(ええい、もーどーにでもなれ!!)
京子「そ、そうだよ! あれは最近流行の挨拶なんだよ? あかり、知らなかったの?」
あかり「し、知らなかったよぉ」ガビーン
京子「あかり、おっくれってるぅ~~!!」アハハハハー
あかり「むぅ~」
京子「そんなわけで、あの絵は服を描く前の挨拶の絵だったんだよ?」
あかり「そう、だったんだぁ……」
京子「うんうん、そうそう」
あかり「…………」
京子(あれ? これってうまく誤魔化せたの?)
あかり「あかり知らなかったなぁ……」
京子(!! ご、誤魔化せた!?)
あかり「あんな挨拶があるなんて知らなかったよぉ」
京子(うおおお!! さすが私!! 天才じゃないのか!?)
あかり「それじゃあ……」
京子(いや、もともと焦る必要なんてなかったんだよね。私の天才的頭脳があれば、あかりみたいにチョロイ子はどうとでも……)
京子「って、おぉい!? あかり! 何やってんの!?」
あかり「え? 挨拶だよ?」
京子「あ、挨拶って私のアソコに顔をくっつけて……」
京子(って、挨拶って言ったじゃん、私!!)
京子「ちょ、ちょっと待って。なんでいきなり!?」
あかり「えっ? だって、挨拶はちゃんとしないと駄目でしょ?」
京子「そ、それもそうだねー」
あかり「うん、それじゃあ、京子ちゃんどうすればいいのか教えて」
京子「うぇっ!?」
あかり「あかり、この挨拶の仕方わからないんだぁ」
京子(な、なんでこんな事になってるんだ?)
京子(あかりは今服の上からだけど、私の股間に顔を埋めている……)
京子(あかりの息遣いが、あそこにあたって……)カァァァァ
京子(うぅ…… へ、変な気分になってきたぞ……)モンモン
あかり「京子ちゃん? どうしたの?」ガバッ
京子「あっ……」
あかり「? ね、京子ちゃん。どうやるのか教えてよぉ」
京子「……えっと、それじゃあ、私の股間に顔を埋めて……」
あかり「うん」ガバッ
京子「っ! そ、それで、もう少し、顔を押し付けて……」
あかり「こう?」グィッ
京子「んっ!?」ビクン
京子(な、何してるの私? これって……)
あかり「次はどうするの?」モガモガ
京子(っ!? あかりが口を動かしたら、私のあそこが擦れて……)
京子「……そ、それじゃ、顔をゆっくり上下に動かして」
あかり「わかったよぉ」スリスリ
京子「んん~~!!」ビクビクン
京子(や、やばい、気持いい……)
京子(……で、でも駄目だって。これじゃ、私、変態じゃん……)
京子(幼馴染に、何も知らないあかりに、こんなエッチなことを……)
あかり「次はどうすればいいの?」
京子「…………」
京子「……スカートの中に顔を入れて、同じことをやって」
あかり「ええぇっ!?」
あかり「す、スカートの中って、パンツ見えちゃうよ!?」
京子「……挨拶だから。挨拶だから見えちゃっても大丈夫なの」
あかり「そう、なのぉ?」
京子「……」コクン
あかり「……わかったよぉ」モゾモゾ
京子(あっ…… あかりが私のスカートの中に顔を入れて……)
京子「!? んん~~~っ!!」ビクビクーン
あかり「えいっ、えいっ」スリスリ
京子(あ、あかりの顔が、パンツ越しに私のあそこに!?)
京子(こ、これやばい! 滅茶苦茶感じるっ!)
あかり「京子ちゃん? もういいかな?」
京子「っ! まだ! もうちょっとで……」
あかり「もうちょっとで?」
京子「うぁ…… な、なんでもない」
京子(本当に何を考えてるんだよ私は……)
京子(あかりを騙してこんな事をさせるなんて……)
京子(止めよう、あかりもかわいそうだし……)
京子「あかり、もう大丈夫だよ」
あかり「ほんと? あかり、挨拶できた?」
京子「うん。だから顔を上げてよ」
あかり「うん、わかった…… きゃっ!?」ズルッ ズンッ
京子「!?!?」
京子(あかりが足を滑らせて、私の股間に顔が…… って、パンツがずれて直に!?)
あかり「もがもがもが~~」
京子「んああっ!? あ、あかり、口動かさないで! 私のあそこ、あそこがあかりの口に!?」
あかり「もがもが~~~」ジタバタ
京子「んんっ!! んぁぁぁっ!?」ゾクゾクゾク
あかり「もががっ!」チュッ
京子「んっ~~~~~!?」プシュッ ビクンビクン
あかり「ひ、ひやぁぁ!? ごめんね、京子ちゃん! 足滑らせちゃって京子ちゃんに寄りかかっちゃった! 重くなかった!?」ガバッ
京子「」ビクンビクンビクン
あかり「き、京子ちゃん!? 大丈夫!?」
京子「だ、大丈夫…… 大丈夫だよ」ハァッハァッ
あかり「で、でも、そんなに息を切らせて……」
京子「んっ…… ほんとに大丈夫だから……」ピクン
あかり「そう? それならいいけど……」
あかり「あれ? あかりの頬っぺたに何か付いてる?」
京子「!?」カァァァァ
あかり「お水? なんだろう?」ペタペタ
京子「あ、あかり。はい、タオル、これ使って!」
あかり「あ、ありがとう~」フキフキ
京子「ごっ、ごめんね。ほんと、ごめん!」
あかり「? どうしたのぉ?」
京子「い、いや、なんでもない。でも、ごめん……」
あかり「? 変な京子ちゃん」
あかり「でも、今日は京子ちゃんに新しい挨拶を教えてもらったし、楽しかったなぁ~」
京子「うっ」グサッ
あかり「あかり、全然知らなかったよぉ。ありがとう、京子ちゃん!」
京子「うぅぅっ」グサグサッ
あかり「明日はこの挨拶を結衣ちゃんやちなつちゃんにもやってあげるねぇ」
京子「おい、ちょっと待て」ガシッ
あかり「?」
京子「そ、その挨拶はな、あの二人にはやっちゃ駄目なんだ……」
あかり「え? どうして?」
京子「どうしても!」
あかり「そうなのぉ……? それじゃあ、お姉ちゃんに……」
京子「だから駄目だって! 他の人にはやっちゃ駄目なの!」
京子「だから駄目だって! 他の人にはやっちゃ駄目なの!」
あかり「え? それじゃあ、京子ちゃんにしかやっちゃ駄目な挨拶なの?」
京子「っ!?」
あかり「…………」
京子「…………うん」
あかり「そっかぁ! わかったよぉ! それじゃあ、この挨拶は京子ちゃんだけにする挨拶にするねぇ!」
京子「………………うん」
あかり「えへへ……」
数年後
私は歳納京子。
今私は、私の彼女の家に向かって歩いている。
私は女の子だけど付き合ってる相手は女の子なんだから彼女っていってもいいよね?
あっ、その彼女の家が見えてきた。
私がスマホを使って連絡を入れると、家からすぐに私の彼女は出てきた。
あかり「待ってたよ、京子ちゃん」
京子「やっ、来たよー」
あかり「上がって上がって! はい、スリッパ!」
京子「ありがと」
私の彼女、あかりに出迎えられ、いつものようにあかりの部屋まで案内される。
あかり「ふふっ、京子ちゃん。それじゃあ、いつもの……」
京子「うん……」
あかりに言われて、私はあかりの股間に顔を近づける。
あかり「んっ……」
京子「はぁっ……」
私たちの挨拶。
私達が付き合うきっかけになった挨拶を行う。
あかり「んっ、気持ちよかった…… それじゃ、わたしも京子ちゃんにやってあげるね」
京子「うん。お願いね……」
あかりはこの数年でとても大人っぽくなった。
背は伸びてもう私のほうが小さい、そして腰まで伸ばしたロングの髪は凄く綺麗だ。
表情も子供っぽさがなくなり、落ち着いた雰囲気を出している。
だけど、この挨拶をするときだけは、女の表情になる。
私をいじめる、いけない女の顔に。
あかり「ふふふ…… 何、期待してるの?」
京子「っ!」
あかり「これは挨拶なんだから、そんないやらしい顔しちゃ駄目だよ?」
京子「うぅぅ……」
あかりはいつも優しいけど、私と二人になるととてもいじわるになる。
昔だったら私があかりを弄っていたのに……
いつの間に攻守関係が逆転しちゃったんだろう?
私たちの挨拶が終わり、ベットに腰掛けながらあかりを見た。
あかりも私を見てくれている。
あかり「……なんだか昔のことを思い出しちゃった」
京子「昔のこと?」
あかり「そう、わたし達がこの挨拶を初めてした時の事」
京子「あー…… あれはね、その……」
あかり「ふふふ、いいんだよ京子ちゃん。あの時のわたしは ……あの頃のあかりは、何にも知らない子供だったよねぇ」
あかり「それから色々京子ちゃんに教えてもらっちゃった」
京子「うぅ……」
私もあかりの言葉で思い出す。
あかりに色々なことをやってしまったあの頃。
ああ…… そういえば、あかりは異様に物覚えが速くてあっという間に私を手玉に取るようになったんだった。
それからか、私たちの攻守が逆転したのは。
あかり「あの時に、京子ちゃんがあかりにこの挨拶を教えてくれなかったらこうやって付き合うことはなかったかもしれないね?」
京子「ん、そうかもね……」
あかり「なぁに? そこは否定してほしいなぁ…… そんなことないよって。どんなことがあっても私たちは付き合ってたって」
京子「ん~…… だってさ、私たちの距離が0になったのってあれからだと思うから」
あかり「そう、だよねぇ……」
少し困った顔をするあかりに私は顔を近づける。
京子「うそ。どんなことがあってもこうやってあかりと付き合ってたよ」
あかり「もう…… 京子ちゃん……」
あかりが少し子供っぽくなっているときは、私が攻めれる唯一のチャンスだ。
京子「あかり……」
あかり「京子ちゃん……」
そして私たちは触れ合うようなキスをする。
何度もしてきた軽いキス。
あかりの顔が真っ赤に染まる。
私の顔も真っ赤に染まっているだろう。
普通のキスをしちゃうといつもこうだ。
やっぱり私たちには、あの挨拶じゃないと駄目みたいだ。
全てのきっかけになったあの挨拶。
私たちは、また帰るときにも挨拶をするのだろう。
私たちだけの秘密の挨拶を。
京あか END
コメディっぽく書いてみました。
見ていただきありがとうございます。
>>23 なぜばれたし
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