雪乃「それってどういう意味かしら…まさかあまりにモテないから結婚願望が高い平塚先生をそそのかしてヒモ生活でも企んでいるの?」
結衣「ヒッキーキモーイ!サイテー!」
八幡「バ、バカ!そういう意味じゃねえよ!ただこの学校の先生が平塚先生でよかったとふっと思っただけだ」パクパク
雪乃「本当かしら?」
八幡「ああ、よく考えたら俺みたいな生徒にも気をかけてくれるいい先生だからな」パク
結衣「…たしかにそうかもヒッキーが他の先生に話しかけているの見たことないし」
八幡「暴力的なのと強引なのが玉にきずだけどな」パク
結衣「そうかな?」
八幡「おまえは殴れたり勝手に決められたことないからそう思うんだよ」パク
雪乃「ところで比企谷くんさっきから何を食べているのかしら?」
八幡「小町が作ってくれたお菓子だ。放課後食べてくれと朝渡してくれたんだくぅ~さすが俺の小町マジ天使だな」ニヘラ
結衣「ヒッキーシスコンキモーイ!」
雪乃「シス谷くん本気で気持ち悪いわ…死んでくれないかしら…」
八幡「う、うるさい!千葉の兄弟はこれがデフォなんだよ!」
結衣「ヒッキー…」
雪乃「これは一生治らないわね」
結衣「ねえヒッキーそれ一つちょうだい」
八幡「ヤダ」
結衣「即答!いいじゃん別の一つくらい」
八幡(このままじゃ場に流されて食われる…そうはさせん)ムシャムシャバクバク
結衣「ああー!ちょっとヒッキー」
も「もうないぞ」
結衣「ヒッキーのケチ!シスコン!」
雪乃「…由比ヶ浜さんお菓子くらい私が今度作ってきてあげるから落ち着いて」
結衣「ワーイ!ゆきのん大好き♪」
雪乃「ちょ///由比ヶ浜さん離れて暑苦しいわ」
八幡(相変わらずゆるゆりしてんな…)
雪乃「ところでさっきの話だけど平塚先生の事をどう思っているのかしら?」
結衣「そうだよ普段そんなこと言わないのに急にどうして」
八幡「いや…ふっと昔のマンガに出たクズ教師を思い出して、そいつらのあまりのひどさと比べたら平塚先生はいい先生だなと実感できて」
結衣「それってなんてマンガ?」
八幡「遊戯王」
結衣「遊戯王って、もしかしてあの遊戯王?」
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雪乃「由比ヶ浜さん知っているの」
結衣「アタシも詳しくは知らないけどたしかにカードゲームのマンガだったかな」
八幡「そうだ。だが俺が言っているのはカードゲームで有名になる前の最初の頃の遊戯王だ」
結衣「最初からカードゲームのマンガじゃなかったんだ」
八幡「ああ、それに出る蝶野先生って女教師がマジ外道で最悪なんだよ」
結衣「だれそれ?」
八幡「簡単に言えば平塚先生と真逆なキャラクターだ」
結衣「へえどんな風に」
八幡「休みの日はお見合いしに行くのだが…」
雪乃「それのどこが真逆なのかしら?」
八幡「行く動機がまるで違うんだよ。平塚先生は本気で結婚相手を見つけるために行く。
しかしこの蝶野先生は見合い相手を散々こけおろして断るのが目的なんだ」
結衣「うわあ…」
雪乃「最低な教師ね…」
八幡「趣味はそれだけじゃないぞ。生徒を退学にするという最悪な趣味もある過去この女によって退学にされた生徒は15人だ」
雪乃「15人」
結衣「ひどいよ!なんでそんなひどいことするの!先生のすることじゃないよ!」
八幡「だろ?こんな教師がうちの学校にいなくてよかったぜ平塚先生でよかっただろ」
雪乃「そうね。自分が楽しむために生徒を退学にするなんて外道そのものだわ」
八幡「平塚先生はそんなこと絶対しないもんな…むしろ生徒を守る側だ。まったくなんであんないい人が結婚できねえんだよ」
結衣「ヒッキー…」
結衣(気のせいかな今日のヒッキーいつもよりひねくれてないような)
八幡「蝶野先生は普段は見た目は美人だけど素顔はものすごい顔してんだぜ悪人面だ」
結衣「へえ~じゃあヒッキーそのマンガ見せてよ」
雪乃「そうね。その方が手っ取り早いわ」
八幡「いまもってるわけねえだろ。俺の部屋の押し入れだ」
雪乃「マンガとはいえ平塚先生とそこまで真逆な先生がいたとは驚きだわ」
結衣「うん、結構気になる」
八幡「…仕方ない、蝶野先生がこの学校にいたらどうなるか話してやろう」
結衣「ほんと」
八幡「ああ、ただし俺が奉仕部入る前の時期に設定しよう」
雪乃「なぜかしら?」
八幡「ややこしくなるからだ。それに話が長くなるだろ」
教頭『蝶野先生おはようございます』
蝶野『おはようございます教頭先生』
教頭『どうでしたか昨日のお見合いは』
蝶野『ええ、私にはもったいない人だったのでやめておきました』
教頭『そうですか』
蝶野『それではこの後、授業があるので私はこれで』
教頭『いいな~蝶野先生ワシもお見合いしてみたい』
トイレ
バリーン!
蝶野『うるせえんだよ!!あのハゲ教頭!!人の見合いのコト詮索しやがってぇー!!!』
鏡『』ボロ
蝶野『ケッ、あんなゲス男!それに昨日のお見合い男も私からクソミソにこけおろして断るつもりだたったのに先に断りやがって…あんな男こっちから願い下げなんだよクソが!!』
蝶野『はっ、いけないわ!私たらものすごい顔!化粧しなくちゃ!』パタパタ
蝶野『ああーイライラする!そうだ!いいことおもいついちゃた!ホホホ…』
廊下
モブ『蝶野先生美人だよな、あの泣きホクロも色ぽいし』
モブ2『けど知っているか?あの先生に退学させられた生徒が何人もいるらしいぜ』
モブ『マジかよ!』
モブ2『ああ、退学魔女リンリンって噂があるんだぜ』
2-F組
蝶野『…』ガラガラ
『規律、礼』
蝶野『さて、授業の前に…
今から持ち物検査をします!全員机の中の物を出しなさ~い!』
優美子『えっ、ウソ…マジ!』
結衣『…そんな』
姫菜『…ど、どうしようBL本がたくさん入っているのに』サァー
葉山『みんな落ち着くんだ!』
八幡(うわあ、まじかよ…ついにこのクラスからも退学者でるかもな…
今日はラノベではなく普通の小説だから、俺が目につけられる心配ねえだろ…)
八幡(他の奴はどうかはしらねえが…まあボッチの俺には関係ねえか)
蝶野(ホーホホホ!これよこれ!生徒達が慌て戸惑う姿を見るだけでほんとおもしろいわ~!)
蝶野(これが私の生き甲斐よ!胸がすう~とするわ!)
蝶野(さあでてこいタバコ、覚せい剤、コンドォォォォーーーム!!!!)
「!?」
蝶野『相模さんこれ何かしら』
蝶野『え、え~とこれは』
蝶野『…』ビリィィィィー
葉山『せ、先生いくらなんでも破るのは…』
蝶野『なあに~葉山くん先生に何かいいたい事でも?』
葉山『………』
八幡(さすがさわやさイケメンのリア充も逆らえないか…ムリはねえか)
蝶野『さて中身は…まあコンドーム。学校にこんなもの持ってくるなんて相模さん何考えているのかしら~』
相模『あ…あ』サァー
蝶野(いいわ、いいわ~この絶望に染まった顔!これが見たかったのよ!サイコォーよ!ホホホー)
八幡(終わったな…あの女かわいそうだが、俺にはどうすることもできん…名前誰だっけ?
学校にそんなもん持ってくるからだ。っていうかなんで持ってきてんの?ああ、なんかビッチぽいな)
蝶野『相模さんこれを何に使うつもりだったのかしら正直に先生にいってごらんなさい。許してあげないこともないわよ』
蝶野(ホーホホホ退学よ!退学!)
相模『うう…』
八幡(縋るようにあのイケメンに視線を送っているな…きっと自分を助けてくれると期待しているだろうがそれは無理だ)
葉山『……』
優美子(隼人…)
蝶野『さあ早くいいなさい』
相模『………いつか葉山くんと恋人になれる日が来た時のため持っていました』
優美子『はあ!?』
『…』ヒソヒソ
『…』ヒソヒソ
蝶野『あらそう~葉山くんそれを聞いてどう思ったかしら』
葉山『そ、それは…』
蝶野『せっかく相模さんが言ったんだから答えてあげるのが筋ってもんじゃない~』
葉山『………す、すまない…今は誰とも付き合う気はないんだ』
相模『!?そんな』ガタッ
蝶野(ホーホホホ!予想通りの展開ね!まさかここまで楽しめるとは思ってなかったわ♪)
結衣『…さがみん』
優美子『………』
姫菜(あ、危なかった…)
蝶野『さあて~相模さん今から職員室に行きましょう♪』
相模『えっ?』
蝶野『何を驚いているの?学校にこんなもの持ってきてるんですもの~当たり前でしょ~♪』
相模『そ、そんな…話したら見逃してくれるんじゃ』
蝶野『先生は絶対許すとは言ってないわね♪』
相模『あ、ああ…ああ………』
蝶野(ホーホホホ!!)
八幡(え、えげつねえ………悪魔だあの女…)ゾクッ
戸部『マジしゃれにならねーしょ』
大岡『俺たちも気をつけないとな』
大和『だな』
八幡「こうなるだろう」
雪乃「ものすごい外道だわ…まあ普段からまじめにやってる私には関係ないけど」
結衣「ええぇぇぇぇー!ヒッキーさがみんを助けないの!?」
八幡「当たり前だろ?口出ししたら俺まで一緒に退学になっちまうじゃねえか」
結衣「で、でもヒッキーなら…ヒッキーならなんとかできるよ!今まで奉仕部でいろんな人の悩みを助けてきたじゃん!」
八幡「だから今の話は奉仕部に入る前の設定だって、相模の名前どころかお前の名前や顔さえ覚えていない頃の話だぞ。
名前も知らず依頼さえ受けていない奴をそんなリスク負ってまで助けようとするわけねえだろ」
結衣「う、うう…でもさがみんかわいそう…」
雪乃「由比ヶ浜さん、それは相模さんの自業自得でもあるのよ。たしかにその蝶野先生のやっていることは完全に間違っているわ。
でもそんな外道に付け込まれる隙をつくったのは相模さんが普段からキチンとして学園生活送っていればそんなこと避けられたのよ」
結衣「そ、それはゆきのんみたいな優等生はそうだけど…」
八幡「仮に俺が介入した所で状況は変わらん…むしろ俺という犠牲者が一人増えて相模と一緒に退学だな…」
結衣「そんなの嫌だよ!ヒッキーが学校からいなくなるなんて!」
雪乃「由比ヶ浜さん今のは比企谷くんのたとえ話だからそこまで本気にしないで」
結衣「あ、そうか…もうヒッキーたら最初からそういってよ!」
八幡「いや、いっただろう」
雪乃(私も比企谷くんが学校からいなくなるなんてそんなの嫌よ!)
結衣「さっきの話を聞いて納得しちゃった
ヒッキーが平塚先生でよかったということ」
雪乃「そうね。私もイジメを放置する教師とか自己保身ばかりする教師とか見てきたけど、この蝶野先生のような極悪な教師には会ったことないわね」
八幡「俺もだ」
八幡(遊戯の学校の教師も生徒も外道やクズ多すぎだろ…二十万請求する風紀委員とかクラスメートの家に火をつけたり、クロロフォルムで女眠らせたりする厨二病の占い野郎とか…)
八幡(そういえば昔、目が腐っている理由で遊戯王のゴースト骨塚といわれた時期があったな…)
八幡(ふざけるな!どうみても俺の方がイケメンだろう!)
八幡(いくらなんでも俺はあそこまで目が腐ってないし、不気味じゃねえ!)
八幡(俺はチビじゃないし、他力本願でもねえ…でもつるむ相手がいるからコミュ力は俺より上だな…くそっ、あんなのにさえ友達の数負けてんのかよ)
八幡(どっちにしろ俺はゴースト骨塚より目は腐ってねえ!サモンナイトのバノッサくらいだろ)
八幡(俺はバノッサの方がよかったな…なんかかっこいいし…ヒキガエルといい、ヒキタニとか不名誉なあだ名ばかりだな俺…)
八幡「いま話したことは誇張表現なしだぞ
もし実在したら確実に退学にされる」
結衣「いたら困るよ!15人も退学にとかどんだけ!!」
八幡「実はまだ平塚先生と真逆で外道な教師がいるんだ」
結衣「ええ!?」
雪乃「他にもいたのね…どんな教師かしら?」
八幡「そいつは平塚先生と同じ生徒指導の先生で名前は…」
おわり
八陽の投下するついでに投稿しました
本当はこれで半分だけど、エタルといけないのでこれで終わりです
調子がよかったらそのうち書くかも
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