ガルパン&オルフェンズのコラボSS
オルガ達の男子高と西住みほ達の女子高が併合されたという設定
舞台は大体劇場版ガルパンのあとの話くらいで
杏「うーん、却下かな?」
ビスケット「どうしてですか!?」
オルガ「納得いかないんだが会長さんよ…?」
三日月「もぐもぐ…」
桃「こら、オルガ・イツカ!会長に向かってなんだその態度は!」
オルガ「あんたは黙っててくれないか…(ギロ」
桃「ひぃ…!(びく」
杏「おー怖い怖い…まあ単純に言うとモビルスーツ買う予算が我が高には無いんだよね~」
杏「知っての通り、うちの高校は以前まで廃校にされる予定だったのを生徒達の頑張りでやっと取り消してもらえたんだよね」
桃「そう、なので戦車道に手を回すだけの予算でやっとなのだ。気の毒だがな…」
オルガ「ぐっ…」
ビスケット「どうするのオルガ…?」
三日月「だったら俺達がモビルスーツを持ってくれば良いんじゃない?(もぐもぐ」
柚子「持ってくるって…戦車より高級なモビルスーツがそこらへんに落ちてる訳無いと思うけど…」
オルガ「どうだ、会長さん。もし俺達がモビルスーツを調達できたら部活の立ち上げを認めてくれるってのは」
杏「うーん、まあお金が掛からないならいいよー認めてあげても」
桃「良いんですか会長?男子生徒の奴らにそんな約束取り付けて!」
杏「まあ私らに迷惑かけないって事前提なら良いんじゃない?」
柚子「そう言う問題なんですか…」
杏「それにさ、オルガ・イツカだっけ…なんかあいつらの目が気に入った」
桃「目…?なんでしょうそれは」
杏「なんて言うかさ、必死にあがいて前へ進もうとしてる目に見えるんだよね…隣に居た三日月ちゃんとか特に…」
桃「あの一年生が…?」
杏「いや、あの子も西住ちゃんやオルガ君と同じ年齢のはずだよ?」
桃「ぜんぜんわからなかった…」
ビスケット「なんか予想通りの答えというか…」
オルガ「でもまあ当然っちゃ当然か…仲間内でやっと取り戻せた母校が急遽男女合併高になるなんざ…ここの奴らも予想してなかっただろうよ…」
三日月「あまり歓迎されてないみたいだね、どうでもいいけど(もぐもぐ」
オルガ「ただでさえ風当たりが強い状況で部活動立ち上げの要請なんて最初から一筋縄じゃあいかなかったってことか…」
三日月「どうするの?モビルスーツなんてあるの?この学校戦車ばかりだよ?」
オルガ「最悪戦車道のやつらに頭下げて戦車借りるか…」
ビスケット「あはは。それはかなり厳しいと思うよ…」
三日月「だって戦車って阿頼耶識ついてないんでしょ?難しい操作はちょっと困るな」
ビスケット「戦車道で阿頼耶識は禁止されてるからね…たしか一度それで参加して退場になった人が居るとか居ないとか」
三日月「そうなんだ」
オルガ「ま、うだうだやってても仕方がねえ、大洗の学校から町、隅から隅までMS探すぞ!モビルワーカーでもいい!」
三日月「わかったよオルガ」
ビスケット「大洗高校はモビルスーツ部が昔存在したのかな…今調べてみる…(カチャカチャ」
オルガ「どうだ?だめそうか?」
ビスケット「あ…あった…!かなり昔だけどモビルスーツ部が存在してるよ!」
三日月「じゃあ探せばあるかもね」
オルガ「よし、俺は外を当たってみる、ミカとビスケットは校内の散策を頼む!」
三日月「うん、いいよ」
ビスケット「了解!」
三日月「とりあえず俺のクラスの女子に聞いてみるか」
三日月「ねえ、ちょっと聞いても良い?」
???「はい…?って男子生徒!?なんでありますか!?」
三日月「迷惑だった?」
???「い、いえ大丈夫ですよ?一体何の用事でしょう?」
三日月「ここの学校って戦車以外にもモビルスーツが保有されていたらしいんだけど、見た事ない?」
???「モビルスーツ??初耳ですね…」
三日月「そっか、ありがと」
???「あのー…差し支えなければ理由を教えていただけませんか?」
三日月「うん。部活を立ち上げたいんだ」
???「部活?モビルスーツの…ですか?」
三日月「うん。廃校になった俺達の高校では存在した部活なんだ。また出来たら良いなって」
???「ふむふむ…モビルスーツ部…男子のたしなみって奴ですね!」
三日月「よくわからないけど俺達の居場所のひとつだったからね」
???「わかりました!部活まで時間があるから手伝いますよ!」
三日月「いいの?」
???「任せてください!この秋山優花里!!三日月殿に助太刀いたしますよ!」
三日月「うん、じゃあお願いするよ秋山さん」
優花里「たしか艦内で出入り禁止になってる部屋がたくさんありまして…」
三日月「へえ…そんなのあるんだ」
優花里「そうなんですよ。なんでも重要機材の保管場所だとか…」
三日月「戦車じゃないの?」
優花里「その可能性はかなり低いですよ。だって私達がほとんど戦車をかき集めましたからね」
三日月「そっか。ならそこを重点的に探してみればいっか」
??「優花里さん。それに三日月君。何してるの?」
優花里「おお、西住殿!調度よかった!今ですね、三日月殿の手伝いをしようかとおもって」
みほ「お手伝い?何かするの??」
三日月「うん、モビルスーツを探してるんだ」
みほ「モビルスーツ…?大洗高校にそんなのあったっけ?」
三日月「なんか昔モビルスーツ部があったらしくて、もしかしたらあるのかも」
みほ「そっか、部活を作りたいんだ…それなら私も手伝うよ?探すの」
三日月「んー、いいよ。秋山さんだけで。転校してきたばかりなのにあまり大人数に迷惑はかけたくないから」
みほ「ううん、迷惑じゃないよ、私達同じ班なんだし協力し合おうよ!」
三日月「わかったよ。それじゃあお願いしようかな」
今日はここまで
やっぱ寝れなくなったから続きかくわ
みほ「三日月君って前の学校でモビルスーツ部だったの?」
三日月「うん。まともなモビルスーツが無くて結局ちゃんと活躍する前に廃校になっちゃったけどね」
みほ「そうなんだ…」
三日月「悪いね。せっかく廃校中止になってる矢先に俺達が転校してきて」
みほ「ううん!そんなことないよ!こうやって仲良くできてるんだし、私は三日月君と話せる切欠が出来てうれしいかな」
三日月「そういうもんなのか」
みほ「そうだよ?沙織さんだって男子がたくさん転校してきたって舞い上がってるんだから」
三日月「沙織さん?誰それ」
優花里「ほら、前に三日月殿がお弁当を忘れてきた際におかず分けてくれた人ですよ!」
三日月「ああ、沙織っていうんだ。肉じゃがの子」
みほ「肉じゃがの子…」
優花里「三日月殿ってすごく個性的ですよね…」
三日月「そう?」
みほ「なんかオルガ君に積極的に話しかけてたね沙織さん」
三日月「そうなんだ。オルガは俺達にとってもリーダーみたいなものだからね。肉じゃがの子も仲良くできるとおもうよ」
みほ「そうなんだ」
優花里「男子で言う西住殿みたいなポジションですか?」
三日月「うーん…ちょっと違うんじゃないな?性格は違うけど生徒会長みたいな感じかも」
みほ「会長と似てるの?」
三日月「似てるかどうかは解らないけど、俺は会長みたいな人嫌いじゃないよ」
優花里「でも部活立ち上げを断られたんじゃ」
三日月「無理なものを無理って言っただけだと思う。だから俺達の力でなんとかするんだ」
みほ「三日月君ってすごいんだね」
三日月「え?西住さんの方が凄いと思うけど」
みほ「え?私が」
三日月「戦車道で優勝して皆を導いたんだろ?本当に凄いよ」
みほ「三日月君だってこれから凄くなれるよ」
三日月「俺がか?」
みほ「うん、なんとなくだけどね、私と三日月君って似てる部分がある気がするんだ」
優花里「あー!それでかも!なんか三日月殿って違和感無く喋りかけれるんですよね」
三日月「そっか。で、どこにモビルスーツがあるんだろう…」
みほ「おっと、ごめんね、ちゃんと探さなきゃ」
優花里「だいぶ地下の奥底に来ましたね…」
みほ「こんなところ初めてきたよ」
三日月「俺は何処も初めてなんだけどな」
みほ「ここは何室なんだろう…」
優花里「なんかよくわからない機材ばかりですね、戦車とは関係なさそうです」
三日月「あれ…これってモビルスーツの部品だ」
みほ「え?そうなの?」
三日月「うん。おそらく駆動系の部品じゃないかな」
優花里「じゃあもしかしたらここに・・・!」
三日月「あるかもね。探してみようか」
みほ「うん!」
優花里「そういえばビスケット殿はどちらへ?」
三日月「ああ、ビスケットはたぶん聞き込みで情報を集めてるんじゃないかな」
みほ「ビスケット君がどうかしたの優花里さん」
優花里「ええいやなんでもないです!ちょっと気になっただけで」
三日月「うん。気になるならビスケットにそう言っとくよ」
優花里「え?いやいや!私はただちょっと気になっただけで!!!」
三日月「は?」
優花里「三日月殿!とりあえずMSを探すことに・・・」
みほ「すごい・・・始めて見た…」
三日月「あった…」
優花里「これが…モビルスーツ…」
みほ「かっこいいね…。でもだいぶ誇りかぶってる」
三日月「動くかどうか確かめてみる」
みほ「え?大丈夫なの?危ないよ?」
三日月「慣れてるから」
優花里「三日月殿!?」
三日月「もしMSが機動したらあぶないから二人も乗ってくれるかな?」
みほ「え?あ、はい…了解です」
優花里「戦車とは違った快感がまた味わえそうですね!」
三日月「…っ…きっついな…でもなんとか動かせる…網膜投影スタート…」
みほ「三日月君大丈夫…?」
優花里「すごい…なにこの設備!戦車じゃ味わえないものを感じますよ!」
みほ「優花里さんはしゃぎすぎ・・・」
三日月「動かせそうだ…でもこの地下室からMSで地上に出るにはこのまま壁を突っ切って上に出るしかないな」
みほ「え!?大丈夫なのそれ!」
三日月「うん。ここの位置なら被害を最小限に抑えられる…」
三日月「ん…この機体の名前…バルバトス…ガンダムバルバトス…」
みほ「バルバトス…?」
優花里「バルバトス?…たしかソロモンの悪魔の名前…」
三日月「さあ…行くぞ…二人とも舌噛まないで…!」
みほ「え?」
優花里「え?」
三日月「はぁ!」
みほ&優花里「きゃあああああああああああああ!」
次回予告
みほ「始めまして、大洗女子学園…じゃなくて今は大洗男女共学高2年生、西住みほです」
みほ「学校の廃校が撤回されて平和な学園生活を送っていた矢先に男女共学になっちゃった大洗高校。だけど私のクラスの男子は凄く話しやすくて好きです!」
みほ「クールで怖いけど話やすいオルガ君になんでも素直に話してくれる三日月君。そしてそれを上手にフォローするビスケット君」
みほ「戦車道に専念したいけど…モビルスーツにもちょっと興味を持ってしまいました…!」
みほ「次回!機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ、モビルスーツ…フォー!三日月君…!とりあえず陣形をちゃんと組もう!」
今度こそねますさーせん
沙織「モビルスーツかぁ…ちょっと見てないなぁ…」
オルガ「そうか、悪いな武部に冷泉、こんな事につき合わせちまって」
麻子「気にするな、今日は部活も休みだ」
沙織「そうだよ。それにMS部を立ち上げるんでしょ?なんか私達が戦車道始めたばかりの頃みたいで懐かしいなって」
オルガ「そういや大洗高は女子こうだった世代に全国大会優勝したんだよな。すげぇよお前らは」
麻子「素直に褒めすぎだ、照れる」
沙織「でも大変だったんだよ、みぽりんが皆をまとめてひとつになってやっと優勝したの」
オルガ「西住か?よくミカや秋山と絡んでる」
沙織「ミカリンって本当に2年生なの?なんかちっちゃくて可愛いよね」
オルガ「なんだそりゃ…」
オルガ「なんで西住の話からミカの話になるんだ?」
沙織「ミカリンって私の作ったお弁当毎日美味しそうに食べてくれるんだよ?弟みたいでつい…」
オルガ「まあありがとよ、ミカと仲良くしてくれて」
麻子「継続高校の人とかぶる名前だなその呼び名」
ビスケット「おーいオルガ!」
オルガ「お、ビスケットか。どうした?」
ビスケット「モビルワーカーが数体倉庫から見つかったってさ!」
オルガ「上出来だ!」
沙織「モビルワーカーなんてあったの知らなかったよ…」
麻子「まあ女子高だったし戦車以外のものはノータッチだったからな…」
華「ビスケットさんと二人で探し回りましたけど見つかったのが8機だけでした」
ビスケット「ごめんね五十鈴さん、色々手伝わせちゃって」
華「いいえ、困ってるときはお互い様ですから」
オルガ「モビルスーツはなかなか見つからねぇか…」
昭弘「ようオルガ」
オルガ「昭弘か。どうだ?モビルスーツは見つかったか」
昭弘「ああ、見つかったは良いんだが…フレームだけで武装がまったくねーんだ」
オルガ「こりゃ整備が大変そうだな…」
昭弘「グシオンだってよ…なあ、もしこれを整備して乗れる状態にしたら俺が乗ってもいいか?」
オルガ「ああ、かまわねーぜ」
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