トラックの運転手「えっ?急ぎの仕事ですか?」ウィ~♪(20)


※いろいろブラック注意


運転手「えぇw、今から?」

社長「あぁ、もう夜の10時だけど」


運転手「うぇ~」


社長「頼むよぉ~。明日の午前2時までに、ヒヨコ300匹を牧場まで送らなきゃいけないんだ」

運転手「そう言われましても……ワイ、もう勤務終わって、酒も飲んどるんですけど」




<ピヨピヨ


社長「ちょ、なんで飲んでんのさ。たるんでんじゃねーの?」

運転手「いや、そりゃ仕事終わってますし、飲みたくなる日もありますよ」

社長「けどね~」

運転手「いやいや……」

社長「社会人としては、何時でも仕事できる状態でないとぉ~」

運転手「いやいやいやいや……」

運転手(くそ~、会社近くの居酒屋で飲んでるやなかった……)



<ピヨピヨ


運転手「てか、なんでワイなんですか?」

社長「そら、君が配送部で一番偉いからね」

運転手「偉いとか関係ないでしょ」


運転手「あの、ワイやと飲酒運転になるんで、他のヤツに代わって貰えませんか?」

運転手「ほら、山本あたりに任せたらどうです?」


社長「それが出来れば苦労はないよ」

運転手「アカンのですか?」

社長「あぁ、他の社員も出張ってたりで、動けるのが君だけ」

運転手「それがそもそもオカシイし……」


運転手「ウチ、業界で一番人数いてるのに……」


社長「そうボヤくなw」


運転手「あと前の会議で、緊急時の対応当番とか決めとったやないですか」

社長「決めてないよ。そりゃ、しょっちゅう急ぎの仕事があれば別だけど、」

社長「今回みたいなケースは、まぁ特別だからね。その時その時で柔軟に対応してくしかない」


運転手「柔軟に対応の結果が飲酒運転とか……」


社長「だいじょうだいじょーぶ。君は経験長いから、捕まるとかはないでしょ」

運転手「……」

社長「事故とかもね……うん、原子力発電所が爆発するくらい、起こりえないっしょ♪」

運転手「……」


運転手「どうしても、ワイが運転ですか……」

社長「そう。それに君が出て行ったら」




社長「【こんな時でも、責任者は迅速に仕事してますアピール】」




社長「……が、できるじゃない!」


社長「 ライバル会社に差をつける絶好のチャンス!」

運転手(赤ら顔で人前に出る方がアカンような……)


運転手「せめて、1時間くらい休憩してから……」

社長「ダメダメ! 今すぐ出発して!!」


運転手「……あの、ちなみに」

社長「うん?」

運転手「社長が運転すればエエのでは?」



社長「それもダメだ。俺もう風呂入っててワインも飲んでんもんwww」



運転手「(#^ω^)ビキビキ」


運転手「あ~、もう! わかりましたよ!」


運転手「行きますよ。行けばええんでしょ!」




社長「よし! なんどきでも職務に忠実!」

社長「それでこそ、日本のサラリーマンだ!!」


運転手(社畜や。社畜の考え方や、キモチワル……)


社長「もうトラックに荷物は乗せていて、そこの駐車場に停めてるからな」

社長「あ、市街地を通る時は気を付けろよ!」


運転手「はいはい……ほな…………」








<バタン!


<ブロロロ……


運転手「くっそ~」



運転手「酒飲んだ後、夜番でもなかったのに仕事とか、マジでブラック労働や(泣)」



運転手「代打を、代打を用意しててクレメンス……」


運転手「…………」








運転手「…………」

<ブロロロ……


運転手「……」








運転手「……」

<ブロロ……


運転手「」








運転手「」zzz


<ブロロロ……



彡(^)(^)「う~、トイレトイレ」オウダンホドウテクテク-








運転手「ファッ?!」

彡(゚)(゚)「ファッ?!」


運転手&彡()()「あ、










運転手&彡()()「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!


<キキィ!!!










<ドカッ
<グチャァ……


<……













<ピヨピョ

おしまい

確かにいろいろ黒かったw
飲んだら乗るな(仕事するな)は正論

えっ

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