息子「花澤香菜!」
パパ「誰だそれは」
息子「このアニメに出てる女!!」
パパ「インフィニットストラトス?」
息子「これ!!これ!!」指差し
シャル「もう……一夏ったら……・」
パパ(ハーレムパンツおっぱいアニメじゃないか……息子よ、成長したな……)嬉し涙
息子「パパ、泣いてるの?」
パパ「いや、なんでもないんだ。このアニメの声の女でいいんだな?」
息子「うん!」
パパ「よーし、声優くらいなんでもないぞーパパはお金持ちだからな」
息子「やったー!!」バンザイ
~声優事務所~
コンコン
社長「入れ」
ギィ
花澤香菜「失礼します」
社長「話と言うのはだな、我が社のメインスポンサーのお宅に訪問して、そこの息子さんに会ってあげて欲しいんだよ」
花澤香菜「わかりました」
社長「親御さんはテレビ業界では有名な人でね、くれぐれも失礼のないように」
花澤香菜「はい」
社長「ほんと頼むよ」
花澤香菜「大丈夫です。失礼します」
ギィ バタン
マネージャー「どうだった?」
花澤香菜「なんか業界の大物の息子さんに会ってあげてって」
マネージャー「ほ……なーーーんだ。心配して損した。ファンサービスすればいいだけかぁ」
~次の日 マネージャーの車の中~
マネージャー「それにしても豪華な住宅街だね」
花澤香菜「白金のお宅かーすごいね」
マネージャー「お金持ちは会いたい人を名指しで呼べるのかー」
花澤香菜「それだけじゃないよ。テレビ業界では有名な人のお子さんだから」
マネージャー「はーー……想像つかないなぁ」
キィ ←車が泊まる音
マネージャー「……このビル全部がその人の家なんだって」
花澤香菜「ひぇー」
~豪華なビルの一室~
息子「いらっしゃい!!!」ニコニコ
マネージャー「お邪魔してます」ペコり
花澤香菜「こっこんばんわ!!」ペコり
息子「うわー本物?シャルやって」
花澤香菜「シャル?えっと……」
マネージャー「香菜、早くして」
花澤香菜「シャルル・デュノアです!初めまして!」
息子「本物だーーー!!って言うかそこの人だれ?」
マネージャー「ぼ、僕?香菜のマネージャーですけど」
息子「声優じゃないの?なら帰ってよ。邪魔だから」
花澤香菜「……」不安そうな顔
マネージャー(香菜、ごめん)
マネージャー「すみません、では失礼します」ペコリ
息子「あんな男が来るなんて聞いてないなー」プクー
花澤香菜「ごめんなさい、車で送ってもらってて」
息子「あ、あと敬語要らないから」
花澤香菜「いいの?」
息子「偉いのはパパだし。僕じゃないし」
花澤香菜(……意外といい子かも)
息子「じゃあ僕の部屋来て!!遠慮しないで!!」
花澤香菜「う、うん」
息子「早く!!早く!!」
花澤香菜「そんなに手引っ張ったら危ないよー」
~息子の部屋~
息子「じゃーん!!ここがぼくの部屋だよ!!」
花澤香菜(……萌えアニメのグッズばっかり)
息子「すごいでしょー!!パパに言えばすぐお金もらえるから使い切れなくてさー!!」
花澤香菜「えっと、君何歳なの?」
息子「11歳だけど?」
花澤香菜(この歳からこれって……)
息子「それよりさー、あれ歌ってよ、恋愛なんとかってやつ」
花澤香菜「恋愛サーキュレーション?」
息子「それ!!早く!!」
花澤香菜「えっと……ここで?」
息子「ベッドの上あがって、そこで!!」
花澤香菜「……うん」
花澤香菜「せーの♪でもそーんなーんじゃだーめ♪」
息子「うわつまんねー。踊りとかないの?」
花澤香菜「ダンスはないんだなー」カチン
息子「ニコニコだと踊ってたよ?」
花澤香菜「それは別の人だし……」
息子「じゃあ今適当に振り付けして踊ってよ!!」
花澤香菜「えぇー……」
息子「早く!!」
花澤香菜(うわうっぜえ……)
花澤香菜「ちょっとお姉さんおトイレ行きたいんだけど」
息子「はぁ……白けるなぁ。早くしてきて」
花澤香菜「おトイレどこ?」
息子「そこのドア開けて左!!!」
ガチャン
息子(11) ×
息子(33) ○
~豪華なトイレ~
花澤香菜「はぁ……やってらんない」
prrrrrrrrrrrrrrrrrrr prrrrrrrrrrrrrrrrrrr
社長『はい』
花澤香菜「花澤です。今息子さんの家なんですけど、もう帰っていいですか?」
社長『満足してもらえたのか?』
花澤香菜「ベッドの上で踊れとか言われて頭来ちゃって」
社長『その子の親に嫌われたらお前、もうテレビに声出せなくなるぞ』
花澤香菜「……本当に?」
社長『お偉いさんだからな。業界が上下関係に厳しいのは知ってるだろ?それに気に入られるチャンスでもあるぞ』
花澤香菜「……」
社長『どうせ数時間だけなんだから、それくらい耐えろよ。何歳なんだお前は』
花澤香菜「……頑張ります」
p
花澤香菜「……お仕事貰えるチャンスだよね」
ガチャン
花澤香菜「お待たせー」
息子「おっセえよ!!!!!!!!!!」 ブォン←フィギュアを投げる音
バシッ
花澤香菜「いった……」
息子「早く恋愛サーキュレーション!!!踊れ!!!」
花澤香菜「わかったよ……」
息子「……」
花澤香菜「えっと……」
息子「早く!!!!!!!」床ドン!!!
花澤香菜「せ、せーの♪でもそーんなーんじゃだーめ♪」ふりふり
息子「……」
花澤香菜「でもそーんなーんじゃほーら♪」ふりふり
息子「……もういいや。CDだともっとましな声だったのに」
花澤香菜「……」
息子「パパ、釘宮って人に会いたい」
>>23
息子「きっとかわいい人がくるんだろうなー」
釘宮「こんにちはー」
息子「チェンジ」
完
息子「もう歌はいいや。まゆしーやって」
花澤香菜「トゥットゥルー まゆしぃです」
息子「千石撫子やって」
花澤香菜「撫子だよー」
息子「シャルやって」
花澤香菜「シャルル・デュノアです」
息子「全部同じ声でつまんねー……」
花澤香菜「……」イライラ
息子「他になんかできねーのかよ」
花澤香菜「ゼーガペインの了子とか」
息子「知らねーよそんな古いアニメ」
花澤香菜「かんなぎのざんげちゃんとか」
息子「どうせ同じ声なんだろー?聞いてもしょーがねーよ」
花澤香菜「ちょっと君」
息子「なに?」
花澤香菜「年上のお姉さんに向かってその口の聞き方はないよね」
息子「え?これくらいで怒っちゃうの?子供だね~」
花澤香菜「……」
息子「これ以上口答えするならパパに言いつけちゃうよ」
花澤香菜(う!)
息子「どうするー?」
花澤香菜「ごめん」
息子「じゃあお詫びしてもらおうかな」
花澤香菜「なんでもするよ」
息子「じゃあ裸にエプロンつけて美柑みたいに料理つくって」
花澤香菜「は!?」
息子「はーやーくー。僕ハンバーグ食べたい」
息子「僕結城リト役で」
飽きたからここまで
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません