【安価で】光彦「出してください!出してください!」【救え】 (196)

光彦「一体何なんですかこれは……」

光彦「どうやら僕は狭くて暗い箱のようなものに閉じ込められているみたいです……」

光彦「どうしてこんなことに……」



  ┏━┓
  ┃○┃
  ┃大┃
  ┗━┛

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460819013


光彦「誰か!誰かいませんか!」

光彦「いるなら返事をしてください!」

バンバン! バンバン!



┏━┓
┃○┃
┃片┃
┗━┛


――――――――――
>>3
1阿笠
2コナン
3阿笠とコナン
4誰の返事もない

4

シーン

光彦「誰もいないんですか……」

光彦「こうなる以前の記憶がぼんやりとしていて思い出せません」

光彦「もしかして僕は誘拐でもされたんでしょうか……」



  ┏━┓
  ┃○┃
  ┃大┃
  ┗━┛

グラッ

光彦「うわっ!?」

光彦「箱が急に倒れました……!」

光彦「もしかして……移動してる?」

光彦「い、今誰かに運ばれています!!」



      ○┏━━┓○
      ┠┨≫○┠┨
    Ξ人┗━━┛人

光彦「誰ですか、あなたは!?」

光彦「いや、この感覚……2人で運んでますね?」

光彦「あなたたちは誰ですか!?」

光彦「僕をどうするつもりなんですか!?」



      ○┏━━┓○
      ┠┨≫○┠┨
    Ξ人┗━━┛人


――――――――――
>>8へ移動
1室内らしき場所
2屋外らしき場所
3車に積み込まれる

3

今日はここまでにします。

??「……」

光彦「あくまで何も答えないつもりですか……」

ガタッ

光彦「わっ!?箱を置きましたね?」

光彦「もっと丁寧に扱ってくださいよ!」

光彦「あなたがやってるのが誘拐だとしたら僕は商品なんですよ!」



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      ┗━◎━━━━━◎━┛

ブーン ガタガタ ガタガタ

光彦「このエンジン音に、この揺れ方……」

光彦「車でどこか遠くまで連れて行かれてるのでしょうか」

光彦「そもそも最初に気が付いたときはもう米花町じゃなかった可能性だってあります」

光彦「とにかくこの状況をどうにかしないと。コナン君や博士がいれば……」

光彦「――そうだ!僕の探偵バッジは!?」

ガサガサ



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>>14
1ある
2ない

2

光彦「あ、ありません……!」

光彦「どうして!?いつも携帯してるはずなのに!?」

光彦「これではコナン君たちに連絡を取ることができません……」

光彦バッジがあれば発信機で場所を特定してもらうことができたのに……」

光彦「……いや、こんなことでめげている場合ではないですね」

光彦「この箱からどうにかして抜け出せないでしょうか。暗くて手探りでしか分かりませんが」

光彦「――そうでうす!僕の腕時計型ライトは!?」

ガサガサ



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>>32
1ある
2ない

光彦「そ、そんな……」

光彦「時計があれば時間情報と明かりを確保できたのに……」

光彦「もう僕にはどうすることもできません……」

光彦「どこに運ばれているのか、誰に捕まってるのか」

光彦「せめてそれだけでも知ることが出来れば……」



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                  ┗━◎━━━━━◎━┛

キキーッ

光彦「どうやら着いたようですね」

光彦「どこなんでしょう」

光彦「何か手がかりがつかめればそこから逃げ出すチャンスがあるかもしれません」



      ┌──────┏━━┓
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ガチャッ

??「……」

光彦「一体どこなんでしょう……」



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場所>>40

今日はここまで

チェルノブイリ原発

ガラガラガラガラ



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ガチャッ

ガラガラガラガラ



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バタン



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シーン



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    ○      ┃大┃┃
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    人    ┗◎━◎┛

??「おい……」

光彦「」

>>65「――おいっ!!」



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    ○      ┃大┃┃
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    人    ┗◎━◎┛


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>>66
1阿笠
2小五郎
3目暮

3

すみません>>64の「――おいっ!!」の前の>>65はミスです
>>66に修正

光彦(――やった!引っかかりましたね!!)

光彦(僕がずっと黙っていれば向こうから話しかけてくると思ってました!)

光彦(この小さな密室では姿が見えないのは相手も同じこと)

光彦(相手の目的がなにかは分かりませんが僕の生死を確認するには箱を開けるか音を聞くかしかありません)



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  ○      ┃大┃┃
  ┼    ┏┻━┛┃
  人    ┗◎━◎┛

目暮「大丈夫か?返事をしてくれ!」

光彦(ん……?この声……?)

光彦「目暮警部!?どうして警部が!?」

目暮「おお、よかった生きておったか光彦君!」

光彦「どういう事なんですか!?もしかして僕はもう警察に救出されたとか……?」

光彦「目暮警部!早く僕をここから出してください!」

目暮「待ってくれ。いいか、驚かないでよく聞いてくれ……」

目暮「今私たちがいるここはチェルノブイリなんだ」

光彦「――はっ!?!?!?」



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            ┃○┃┃
    ○      ┃大┃┃
    ┼    ┏┻━┛┃
    人    ┗◎━◎┛

今日はここまでです

やっぱりもう少し書き続けます

光彦「チェルノブイリってあのチェルノブイリですか!?」

目暮「ああ、今我々がいるのは日本から遠く離れたウクライナの地なんだよ」

光彦「ちょっと待ってください!いつの間に僕は海外へ!?」

光彦「車で海を越える事は出来ませんよ!!」

目暮「うーむ……どうやら君の記憶は一部が抜け落ちているようだ」

目暮「無理もない。ずっと箱に閉じ込められていたのだから」

目暮「もしかすると気を取り戻したのが空輸された後だったのかもしれない」

光彦「そうだったんですか……」



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      ○      ┃大┃┃
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      人    ┗◎━◎┛

光彦「ここがチェルノブイリだということはわかりました」

光彦「けど他にも聞きたいことが山ほどあります!」

光彦「僕は誰に!何故!一体どうしてこんなことになってるんですか!!」

光彦「いえ、今はそんなことより一刻も早く僕を箱から出してください!警部!」

目暮「それが無理なんだ……」

光彦「は?もしかして鍵でもかかってるっていうんですか!?」

光彦「そんな物とっとと破壊してこじ開けてるでもなんでもしてくださいよ!!」



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      ○      ┃大┃┃
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      人    ┗◎━◎┛

目暮「ここは放射線量がとてつもなく多いんだ」

目暮「警察としてまだ幼い君を危険な外に出すわけにはいかない」

光彦「え?放射能はこんな箱に入ったくらいで防げるものではないはずですよ」

目暮「うむ、確かにそうだ。しかしこの箱の外側は放射線防護服と同じ素材で覆われている」

目暮「今の光彦君にとってその箱の中は唯一の安全地帯なんだ。間違っても外に出ようなどと思わないこと」

光彦「そんな……」



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      ○      ┃大┃┃
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      人    ┗◎━◎┛

目暮「わしに約束してくれ!箱の外へは絶対に出ないと!」

光彦「……わかりました。僕の身を案じてのことですもんね」

光彦「それじゃあ事件の全容を教えてください。事情も分からずに閉じこもってるのは嫌です!」

目暮「よし、今からとても重要なことを言うから聞き逃さないでくれ」

光彦「はい!」

目暮「犯人の目的は――」

パーン!!

光彦「っ!?」



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            ┃大┃┃
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          ┗◎━◎┛

光彦「目暮警部!?どうしたんですか目暮警部!?」

目暮「」




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                  ┃大┃┃        ○
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  -○━<      ┗◎━◎┛        人
     ̄

つづく

~その頃>>88では~


――――――――――
>>88
1阿笠邸
2毛利探偵事務所

1

~阿笠邸~

阿笠「……」

歩美「どうしたの博士?何か考え込んでるみたいだけど?」

阿笠「うーん……みんな何かを忘れとりゃせんか?」

阿笠「わしは最近、いつもはいるはずの誰かがいない気がするんじゃがのう……」

コナン「おいおい、どうしちまったんだ博士?ボケるにはまだ早いぜ」

灰原「歳はとりたくないものね」



                 ○
    ○  ○  ○    ┼
    大  大  大    人

コナン「ところで博士、そこに置いてある箱は一体なんだ?」

阿笠「おお、これかの」

阿笠「何を隠そう、今わしが発明中の超小型シェルターじゃぞい!」

歩美「シェルターって?」

灰原「避難所のことよ」



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    ○  ○  ○    ┼    ┃  ┃
    大  大  大    人    ┗━┛

阿笠「この箱は建物倒壊の衝撃から内部を守る構造と耐久性を備えとるんじゃ」

阿笠「ただの頑丈な箱ではなく防火、さらには放射線を遮断する機能諸々も付いておる」

阿笠「非常時にこの箱に逃げ込めば命を守ることができるんじゃよ」

歩美「へぇ~」

灰原「防災意識が高まってる今なら需要もありそうね」

阿笠「そうじゃろそうじゃろ」



                        ┏━┓
                  ○    ┃  ┃
    ○  ○  ○    ┼    ┃  ┃
    大  大  大    人    ┗━┛

コナン「……にしてはその箱小さすぎねえか?」

コナン「いくら超小型だからって人一人が精一杯、それも子供じゃないと入れないぜ」

灰原「特に博士みたいに太ってる人じゃ絶対に入れないでしょうね」

阿笠「ほっほっほ……哀君は手厳しいのう……」

阿笠「実はまだ試作段階でいくつか箱を作っとるんじゃがの」

阿笠「研究費もバカにならんので、今は材料も少なくて済む子供用シェルターを中心に開発をしとるんじゃよ」



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                  ○    ┃  ┃
    ○  ○  ○    ┼    ┃  ┃
    大  大  大    人    ┗━┛

阿笠「今日みんなを呼んだのも、この箱の中に入ってもらおうと思ったんじゃ」

阿笠「箱の居心地はどうか、何か新しい機能を付けた方が良いかなど聞こうと思ってのう」

阿笠「子供用は小さすぎて、わしには無理じゃからな……」

阿笠「どれ、まずは>>99君が入ってみんか?」



                        ┏━┓
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    ○  ○  ○    ┼    ┃  ┃
    大  大  大    人    ┗━┛


――――――――――
1コナン
2歩美
3灰原

2

阿笠「まずは歩美君が入ってみてくれ」

歩美「え、歩美?」

阿笠「うむ。女の子が入っても怖くないか確かめたいからの」

歩美「哀ちゃん、コナン君、私が一番でもいい?」

コナン「お、おう」

灰原「私も構わないわよ」

歩美「わ~い!」

阿笠「ちょっと待ってくれ、今入口を開けるぞい……」

ガチャッ



                    ┏━┓
              ○    │  ┃
    ○  ○    ┼  ○│  ┃
    大  大    人  大┗━┛

コナン「へぇ~、中は結構ふかふかしてるみたいだな」

阿笠「長時間いても疲れない設計、ストレスフリーを目指したぞい」

歩美「じゃあ入るね」ヒョイッ

阿笠「ドアを閉めるぞい」

歩美「うん」



                    ┏━┓
                ○  │○┃
      ○  ○    ┼  │大┃
      大  大    人  ┗━┛

バンッ

歩美「……わっ!?」

灰原「どうしたの吉田さん!?」

コナン「大丈夫か歩美ちゃん!?」



                    ┏━┓
                ○  ┃○┃
      ○  ○    ┼  ┃大┃
      大  大    人  ┗━┛

歩美「ごめん。真っ暗だったからびっくりしただけだよ。歩美は大丈夫!」

灰原「そう、よかったわ。てっきり博士の発明に欠陥でもあるのかと」

歩美「博士ー!明かりはどうやって点けるのー?」

阿笠「……」

歩美「博士ー??」

コナン「まさか……」



                    ┏━┓
                ○  ┃○┃
      ○  ○    ┼  ┃大┃
      大  大    人  ┗━┛

阿笠「……すまん!光源を付けるのを忘れておった!」

灰原「呆れた。よくそれでストレスフリーなんて言えたわね」

コナン「何やってんだよ博士!灯りの確保は防災の基本だぞ!」

灰原「吉田さん、もう出てきた方が良いわよ」

歩美「うん」

灰原「他にどんな欠陥があるか分からないしね」

阿笠「ははは……」



                    ┏━┓
                ○  ┃○┃
      ○  ○    ┼  ┃大┃
      大  大    人  ┗━┛

歩美「……」ガチャガチャ

歩美「あ、あれ……??」ガチャガチャ

歩美「――開かないっ!?」

歩美「博士!ドア開かないよ!!!!」

一同「!?!?!?」



                    ┏━┓
                ○  ┃○┃
      ○  ○    ┼  ┃入┃
      大  大    人  ┗━┛

灰原「ちょっと!どういう事よ博士!?」

灰原「吉田さん閉じ込められちゃったじゃない!」

阿笠「す、すまん……頑丈に作り過ぎたみたいじゃ……」

コナン「どうにか開ける方法はないのか?」

阿笠「心配するでない。箱の逆側にも非常用のドアがついとる」

阿笠「もし瓦礫に埋もれたときなんかに色んな方向から出られるようにしといたんじゃ」



                    ┏━┓
                ○  ┃○┃
      ○  ○    ┼  ┃大┃
      大  大    人  ┗━┛

歩美「はぁ~助かった……」ガチャッ

コナン「このシェルターは改良の余地ありだな」

阿笠「しかし困ったのう……」

阿笠「実はこのシェルター、10個ほど売ってしまったんじゃよ」

阿笠「欠陥が見つかった以上回収しないわけにもいかんしのう……」

コナン「バーロー!たいした実験もしてねえのに何売りつけてんだ!」

灰原「中に人が入ったのも吉田さんが最初だったみたいだしね」

阿笠「すまん……」



                    ┏━┓
                ○  ┃  │
      ○  ○    ┼  ┃  │○
      大  大    人  ┗━┛大

阿笠「……じゃがわしにも弁解させてくれ。買い手がすぐに10個売ってくれと言ってきたんじゃ」

阿笠「もちろんわしはまだ試作の段階だと言ったぞい」

灰原「そんなの言い訳にもならないわ。どうせお金に目がくらんだんでしょ」

歩美「博士最低!歩美怖かったんだから!」

阿笠「本当にすまん……今から回収と謝罪をせんとな……」

コナン「……ん?灰原、オメーさっき何て言った?」

灰原「え?博士はお金に目がくらんだって……」

コナン「違う。その前だ!」



                      ┏━┓
                  ○  ┃  ┃
      ○  ○  ○  ┼  ┃  ┃
      大  大  大  人  ┗━┛

灰原「その前なら、箱の中に入ったのは吉田さんが最初って言ったわよ……」

コナン「そう!それだ!」

コナン「本当に箱に一番最初に入ったのは歩美ちゃんだったのか?」

阿笠「何が言いたいんじゃ」

コナン「おかしいだろ。博士はすぐ売ってくれと言われたんだぞ」

コナン「シェルターを買ったら普通は1回くらい試しに入ってみてもおかしくねえ」

コナン「そしたら気づくだろ。箱の中に灯りがないという欠陥に」

灰原「まさか!?」

コナン「ああ、考えられる理由は2つある」

コナン「不自然にも購入者がシェルターに一回も入っていないか……」

灰原「まだ箱の中にいるか……!」

今日はここまで

阿笠「なんじゃと!?」

阿笠「じゃあ、わしらがこうしている今も誰かが箱に閉じ込められているというのか!?」

コナン「そういうことになる」

コナン「博士、シェルターを売ったのはいつだ?」

阿笠「え、えっと、確か売ったのは>>128週間前じゃ」

コナン「>>128週間か……最悪のケースも想定できる……」

阿笠「……」



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――――――――――



2

灰原「2週間ならもう駄目かもしれないわね」

コナン「とにかく俺たちにできることをしよう!一刻も早く安否確認しねえと!」

コナン「博士!シェルターの設計図と顧客情報を持ってきてくれ!」

阿笠「おお、設計図ならここにあるぞい」



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コナン「顧客情報は?」

阿笠「待ってくれ、今持ってくるぞい!」

コナン「急いでくれ!」

阿笠「まかせろ」



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コナン「よし、俺たちは今わかっている情報をもとに状況を推理しよう」

コナン「オメーらも何か気づいたりしたら遠慮なく言ってくれよ」

灰原「あら、なんだか嬉しそうじゃない探偵さん」

コナン「バーロー、もし箱の中で誰かが死んだら博士の過失になっちまうんだぞ。浮かれてられるか」

灰原「それもそうね」

歩美「ねえ、コナン君」

コナン「ん、どうした歩美ちゃん?」



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                人Ξ

歩美「私の時みたいに箱の逆についてる非常用のドアなら外に出られるんじゃない?」

歩美「もしかしたら私たちの勘違いで、本当は誰も閉じ込められてないのかもよ」

灰原「私もその可能性を考えたわ。でも、この設計図を見ると私たちの心配は杞憂ではないみたいよ」

コナン「ああ、設計図によると今ここにあるシェルターは従来品の改良版らしい」

コナン「新たに箱の裏に非常口を付けてどこからでも出られるようにしたと書いてある」

コナン「そしてこのシェルターの製作日が今日から1週間前なんだ」

コナン「つまり2週間前に売られたシェルターには非常口がついていないってこと」

歩美「そんな……」



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    人
      ミ
       

灰原「次は誰が超小型シェルターを購入したのかを考えるべきね」

歩美「うーん……誰って、災害に備えてる人とか?」

コナン「普通ならそうだな」



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コナン「だが思い出してくれ、一度に10個も、それも子供用シェルターを買う奴なんて普通いるか?」

歩美「幼稚園……?保育園……?」

灰原「それならすぐ欠陥を見つけて博士にクレームの電話がかかってくるはずよ」

歩美「あ、そっか」

コナン「まだ試作品なのに小型シェルターの購入を急いでいたというのも気になる」



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コナン「歩美ちゃん、俺と灰原が言った博士に製品不備のクレーム電話がかかってこない2つの理由を覚えてるか?」

歩美「えっと……」

コナン「一つは、購入者自身、もしくはその家族がまだ箱に入っていないから」

コナン「箱の中には灯りがない。当然入ればすぐシェルターの欠陥に気付くはず」

コナン「だが、購入を急いでいたのに試しに中に入らないというのは不自然過ぎる」



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コナン「二つ目は、中に入って内部の欠陥を知ったが箱に閉じ込められているから」

コナン「箱の中なら電話をかける事は出来ない。もしそうならクレームを付けたいどころか、博士を恨んでるだろうな」

コナン「しかし、シェルターの外に人が居れば声を出して知らせる事は出来るし、博士に連絡だって来るはずだ」



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コナン「俺は最初この2つの理由を挙げた。だが本当はそうじゃなかったんだ」

コナン「いや、この場合そのどちらもと言うべきかもしれない」

コナン「つまり購入者やその仲間は箱に入っておらず、別の誰かが箱に閉じ込められてるって事……」

ガチャッ



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バタン



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コナン「俺の推理によると、これは子供用小型シェルターを使った児童誘拐監禁事件だ……!!」

灰原・歩美「!?!?」



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この後博士がどうなるか


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>>150
1猛スピードで戻ってくる
2飛び降りる

2

コナン「後はシェルターを購入した人物は誰なのか、それさえ判れば推理は大幅に進歩するぜ」

ガチャッ

阿笠「新一!……じゃなくてコナン君!顧客情報を見つけたぞい!」

コナン「よし、博士!早くこっちに持ってきてくれ!」

阿笠「おう、待っとれ」



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阿笠「今そっちに行くからの……」

コナン・灰原・歩美「????」



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阿笠「とうっ!!!!」

コナン・灰原・歩美「!?!?」



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>>158コンマ
ゾロ目以外 着地成功
ゾロ目 着地失敗
44 死亡

↓生きて

阿笠「……」スタッ

コナン・歩美「おぉ~!!」



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一旦中断します

灰原「ちょっと!危ないじゃない!」

阿笠「ははは……階段を下りるのが面倒だったんじゃよ」

灰原「バカやってる場合じゃないのよ」

コナン「そうだな。博士、車を出してくれ」

阿笠「うむ」

ガチャッ



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  └─/─┴─┘      大  大  大  ┗━┛  人          ┗━━┻━━┛
    「「

>>169はミスです

ブーン

阿笠「ほれ、顧客情報じゃ。今そこに書かれた住所の近くに向かっとるぞい」

コナン「なになに……購入者の名前は……」



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      ε=┗●┗━━━━┛●┗┻━━━━┛


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>>175
・毛利小五郎
・目暮十三
・磯野波平

目暮十三

コナン「目暮十三!?」

コナン「目暮警部じゃねえか!?」



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          ┃━            ━  ┃○    ○┃
      ε=┗●┗━━━━┛●┗┻━━━━┛

パーン!!

光彦「っ!?」

光彦「目暮警部!?大丈夫ですか目暮警部!?」

目暮「……うむ、わしは大丈夫。追手が来たから拳銃で応戦しただけだ」



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    ○          ┃大┃┃     
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    人        ┗◎━◎┛      >━○-
                                   ̄

光彦「ここに犯人がいるんですか!?」

目暮「犯人ならわしの威嚇射撃で逃げた。君はまだ子供だ、余計な心配はしなくていい」

光彦「そうですか……でも犯人が追ってきてるんですね……」

目暮「事情が変わった。今は急いでこの場を離れる。いいな?」

光彦「はい」

ガラガラガラガラ




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        ┃大┃┠┨   
      ┏┻━┛┃人Ξ     
      ┗◎━◎┛              >━○-
                                   ̄

今日はここまでにします

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