世界の終わりを君と過ごすss (74)

初投稿です。よろしくお願いします



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460048080

人類は今日、滅ぶ。
それは予言でも何でもない、ぽんと提示された事実。
マヤもジョン・タイターもノストラダムスも想像できなかった人類の呆気ない幕切れであり、隕石も洪水もクトゥルフも訪れない静かな終焉

ピンポーン、ガチャ
幼馴染(う。ちょっと臭うかも)

幼「おはよ。元気してた?」

幼「……無視しないでよ」

幼「何か、食べた?何か作るよ」

幼「……ねー。もう三日もソファに座ったままでしょ。そんなんだと、いずれ体中からコケが生えちゃうよ」

幼「って、『いずれ』なんて、もう来なかったね。そういえば」

幼「あのさ。世界最後の日も、こんな日の当たらないところにいるの?もったないよ」
   カチャ。ピッ。
幼「テレビやってないよ。知ってるでしょ」

幼「『俺に構うな』?もー、全然カッコよくないよそのセリフ」

幼「……うん。本当はママとパパと一緒に過ごしても良かったんだけど、どうしても君が心配でさ」

幼「あのさ。もしよかったら、ウチに来る?だって、ずっと一人じゃ……」

幼「ごめん。こんなこと言っちゃいけないって分かってるけど」

幼「でも。その、君の両親の、その……今の身体の状態は、ちょっと……ううん。なんでもない」

幼「本当に、ここにいたいの?」

幼「……そう」

幼「でも、きっと君の両親は君がそんな風になること。望んでないと思う」

幼「わかるよ!だって、ずっと君と一緒にいたわけだから……」

幼「君が今、すごい落ち込んでるのだってわかるし、君が今、どんなに死にたいかも分かってる」

幼「でも、そうやって『死にたい』なんて言うのやめてよ……ボク、悲しいよ」

幼「最後の日だよ。確かに、最後だよ。でも、だから、笑いたいって思わない?」

幼「君は思わなくても、ボクは思うの!ボクは君に笑っていてほしの!」

幼「無理じゃない!もー!君はきっとお風呂にも入ってないから、心も汚れちゃってるんだよ。だから、ね?お風呂行こ、お風呂」

幼「なんでそんなに入って欲しいか?逆に聞くけど、こんな真夏に三日もお風呂に入らないのはなんで?」

幼「人と会わないぃ?はぁ……現に今、ボクがいるでしょーが」

幼「お前が勝手に来た、って。あのねー、そんなのいつものことでしょー?ボクはいつだって君のところに勝手にお邪魔してきたんだから、それを察してよ、察して」

幼「ほら、立って。行くよっ!」グイグイ

幼「イヤ、じゃない!子供じゃないんだから!ほらほら」グイグイグイ

幼「あ、もしかして、立てないの?」

幼「……わかった。じゃあ、引きずってでも行くからね!」ズルズルズル

幼(はぁ。君、手が血でカチコチだよ……)

お風呂場 脱衣所

幼「はい、服脱いで!ボクが替えを用意します!」

幼「え、水は出るのかって?」

幼「もしかして、この三日間、水も飲まなかったの?ええー、死んじゃうよ!」

幼(どおりで一人で立てないし、目もなんだか虚ろだったんだ)

幼(肌もカサカサだし、顔もやつれてるし――)

幼「せっかくのイケメンが台無しだよ……」

幼「ううん。別に、何も言ってないよ。ほら、脱いだ脱いだ」

幼「?あれ、何で脱がないの――っっ!」

幼「あ、あ、ごめん!気付かなかった!ははは!あっち向いてるね?」

幼(くっそー、あんな状態なのに何で羞恥心はあるんだよ!恥書いたよっ!)

  キュッキュッ、シャワァァァァ……
幼「どう?気持ちいい?しっかり、汚れを洗い流してね」

幼「……うん。良かった。じゃ、パパッと料理も作っておくから。待っててね」
  カラガラ、バタン
幼「はぁ」

幼(どうしよう。この、横たわっている、し、死体……)

幼「うっ」
  バタバタッ、キュッ、シャァァァァ
幼「おえっ。おえっ、ぇぇぇ」

幼(見た目もひどい。臭いもひどい。虫もたかってる!もう、最悪だっ!)

幼(とりあえず、全部の窓を開けないと。この死体には、シーツでもかけて少しでも目線から逸らしたい)

幼(それに……ホントに男のパパとママなの?もう、よくわかんないよ)

幼(こ、こんなところで食事なんて無理だ。どうにかして外で食べないと。で、でも、そういえばパパからは男のところには行かないように言われていたから、連れて行くと大変なことに……)

  チラッ
  二体の肉の塊に、傍らに転がった包丁。
幼「……」ブンブンッ

幼「忘れろっ!これには理由があったんだ!きっと」

幼「でも」

幼(男、どうしちゃたんだろう……)ヘタヘタ、ペタン

幼(みんなこうだ。周りの子はみんなおかしくなってる……どうしてみんな、すぐに壊れちゃう?)

幼(大人だってそうだ。どうしてみんな、誰も守ってくれないの?そのせいで、男は……)

幼「もう、やだよ……」グスン

幼「なんで今日が世界最後なんだよ……」チラッ

幼「うう……ボクも死にたくなってきたよ」

幼「男は人殺しになっちゃうし……ボクはずっと好きだったのぃに……結局気付いてくれないしぃぃ。世界最後だしぃぃぃ!最悪だよぉぉぉ!もうわかんないよぉぉぉぉぉ」――
――

  ガラガラガラッ
幼「!」ビクンッ

幼「……」

幼「あ、は、男?お風呂終わってたの?早かったね!」

幼「えっ、三十分も入ってたって?あれ、いつの間にそんな」クイッ

幼「って、きゃああああ!服着てよ!馬鹿!へんたい!」

幼「あ、そっか。でも、ボクが用意するって言っちゃてたね……」

幼「はぁ。じゃあ、脱衣所で待ってて。ボク、用意するから……」

幼「あれ?自分で用意できるの?」

幼「……ほんとに?」

寝ます。午後から書き始めますね

午後からと言いましたが、実際は夕方か深夜の投稿となりそうです。よろしくお願いします

では、更新を再開したいと思います

幼「『泣いてる』って?え、いやこれは」ゴシゴシ

幼「あくびだよ」

幼「うん!あくび!」

幼「いや、別にいいじゃん。世界最後のあくびだよ。記念だよ」

幼「何もおかしくないでしょ?」

幼「……っるさいなぁ。そんなことよりもさっさと服を取りに行けよ!ヘンタイ!」

少しして

幼「服着た?じゃ、外出よ!」

幼「だって外は晴れてるんだよ!太陽光浴びれば元気も出るって!」

幼(あぁ……はやく男の家から出たい……もう、耐えられないよ……)

幼「暑くてもいいじゃん。こんな暑さを体感できるのも今日が最後なんだから」

幼「クーラーが効いてる部屋がいいの?それにお腹空いた?ハハ、そりゃそうか……」

幼(でも、ボクとしてはここでご飯にはしたくない……)

幼「えっ、ボクのウチ?来るの?」

ねぇドラゲナイまだ?

幼「いや……よくよく考えればダメかも」

幼「理由?それはぁ……そうだなぁ……」

幼(親に男を寄せるなって言われてるから。でも、ボクは男にそんなことは言いたくない)

幼「ひ、昼間とかは、パパとママで水入らずにしてあげようと思って。さ、最後の日だし」

幼「うん。よく考えてるでしょ。えへへ」

幼(ふぅー。なんとか乗り切った)

幼「あれ、外出てくれるの?いいの?」

幼「ううん。ボクとしてはそりゃ嬉しいけど、正直言うともっとここに、その、執着すると思って」

幼「あ、うん。変な言葉遣いだね。ごめん」

幼(若干、男の雰囲気変わった……?)

幼「とにかく、外に行くんだねっ!やった!」

幼「じゃ、じゃあさ、久しぶりに――え」
  フリフリ
幼(男、『行ってきます』って言った。誰に?もしかして、あの、死体に?)

幼「……」

幼「あ、ごめん。顔、おかしいかも」

幼「引きつってる?そ、そう?」

幼「やっぱり、壊れてるんだ)

>>22 
 ドラーゲナイドラーゲナイコーヨイ(棒)

幼「……」

幼「……」

幼「ご、ごめっ。え、何の話?」

幼「どこ行くか?え、えっと、そうだなぁ」

幼「久しぶりによく遊んでた公園に行こうかなって……」

幼「覚えてない?そう……」

幼(もう、どうしちゃったんだよ……あの場所を忘れるなんて……)

幼「ちょっと待ってて。家に寄って、食べ物持ってくるよ。歩けないなら、まずは食べてから行こう?」

幼「いいの!男は何も持ってこなくていいから!ね!」

幼(今の男君だったら腐ったリンゴでも持ってきそうで怖いよ)

幼「ただいまぁ」

母「お帰りなさい。一体どこに――」
 ドタドタドタ
父「おい!こんな時にどこ行ってたんだ?心配したぞ!」

幼「ごめん、パパ。でも、すぐまた出かけるから――」

父「ダメだ。それは許せない」

幼「どうして?」

父「そんなの誰でもわかるはずだ。今日は人類の終末の一日前。家族全員で過ごすのは当たり前だろう」

母「そうよ。私もパパもあなたとは離れたくないの。たった一人の娘なんだから」

幼「そ、そんな……」

父「だからな、幼。お前がどこに行こうとしたにしろ、それを許すわけにはいかないんだ」

父「お前が何をしようとするにしろ、それは全て無駄に終わる。なぜなら、今日が全ての終末で、明日など来ないからな」

幼「!!」(でも、無駄に終わるなんてこと……ない!)

幼「ボクには助けたい人がいる。その人ともう少し一緒にいたいんだ」

父「男君か」

幼「ちがっ」

父「図星だな。ますます許すわけにはいかなくなった」

ふざけてんの?こっちはドラゲナイ来ると思ってずっと待ってんだけど
セカオワやるならちゃんとやれよ

幼「パパ!男は普通だよ!さっき会って来たのは本当だけど、男はいつもとまったく変わってないんだ!」

父「本当に普通だったのか」

幼「う、ん」

父「本当に男君は幼の知っている男君だったのか」

幼「……」

父「やっぱり、幼はウソがつけない子だな……お母さん」

母「はい?」

父「幼を二階に連れていきなさい」

幼「やだっ!」

母「……幼」

幼「やだよぉ!」

>>28
この話はセカオワとはまったく関係ありません。はい。

幼「だって、だって!男は三日もまともにご飯を食べてないんだよ?いつ倒れてもおかしくないんだよ?それなのに、今までみんな男のことをほったらかしにしておいて、今だって男は外に一人でいるんだよ!倒れたらどうするの?ねぇ、どうしてみんな男を助けようとしないんだよっ!」

父「幼っ!いい加減にしろ!」

幼「ひっ……」ポロポロ

父「泣くなっ!」クワッ

幼「うっ、ひぐ、うえぇぇ」ポロ、ポロ、ポロロ……

母「ほら。幼、行きましょ」

幼「……」

幼(男、ごめんなさい。最後の最後まで全然頼りにならなくて……君のたった一人の幼馴染なのに)

は?んじゃなんでssの名前にしてんの?
意味わかんないんだけど、そんなに釣りたいの?

頭おかしいのはどっちだよ、ドラゲナイすると思ったからこんなゴミみたいなの見ててやったのに裏切りやがって
有名なタレントの名前使って釣ってまで自分のss見て欲しいとか、他人の迷惑一切考えてないな

二階、幼の部屋。

幼「……」

母「……」

幼「……」グスッ

幼(おとこぉ)

母「……何か食べる?」

幼「……」フルフル

母「……どうだった?男君」

幼「やだ……」

母「大丈夫。パパはいないわ」

幼「……いつもの男じゃなかった」グスグス

母「そう。あなたはどう思ったの、それで」

幼「男が、男のことが、初めて怖いって思った」

幼「いつもみたいに笑ってくれない。歩き方もふらついてるし、目が冷たくて、とっても臭い」

母「そう。それが全部?」

幼「うん……でも」

待っててやったんだからさっさとドラゲナイしろよ
どうせ中身スッカスカなんだから今からドラゲナイすりゃいいだろ

>>1(おとこぉ)

>>1母「……何か食べる?」

>>1「……」フルフル

>>1母「……どうだった?ss」

>>1「やだ……」

>>1母「大丈夫。見てる人はいないわ」

>>1「……いつもの実力じゃなかった」グスグス

>>1母「そう。あなたはどう思ったの、それで」

>>1「スレ民が、僕のスレ民が、初めて怖いって思った」

>>1「いつもみたいに笑ってくれない。ssの中身もふらついてるし、回りからの目が冷たくて、とっても自演臭い」

>>1母「そう。それが全部?」

>>1「うん……でも」

幼「でも、ボクは男を取り戻したい。男に前と同じように笑っていてほしい。最後なんだもん」

母「……それに?」

幼「まだ男に『好き』って言ってないし、言われてない」

母「……じゃあ、何かいる?」

幼「たべもの。ありったけのたべもの」

母「そう」


二、三分後

母「はい」

幼(タッパーに並べられて入っているもの……)

幼「サンドイッチ?どうして?」

母「作っておいたの。きっとこうなるだろうと思って」

幼「ママぁ」ジワッ

母「もう、本当に泣き虫なんだから」ナデナデ

幼「うぅ……」

母「ほら、早く行きなさい。三日も食べてないんでしょ。彼」

幼「でも、どうやって……」

母「ここの窓から男君の家に渡っていきなさい。隣同士の特権で許してくれるでしょう。きっと、あちらの両親も」

母「でも、なんだか懐かしいわね」

幼「?」

母「実はね、パパとママもお隣同士の幼馴染だったの。年齢はパパの方が上だけどね」

幼「そ、そうなの?」

母「えぇ。こんな風にベランダをつたって互いの家を行き来したりして……と、この話はまた今度してあげるわ」

幼「……」

幼「きっと、帰ってくるでしょう?」

幼「……」コクン

母(はぁ。あの人の言ったとおりね、今まで気付かなかったわ)

母「さあ行きなさい。男君が倒れないうちに」

幼「ありがとうっ!ママ」
  ガララッ、タンタンタンッ……

>>41
 自演、か……(遠い目)

作者が荒らしに反応してるの見ると作品が良くても萎えるわ

>>1「でも、ボクは信者を取り戻したい。信者に前と同じように笑っていてほしい。最後なんだもん」

>>1母「……それに?」

>>1「まだまとめのコメント欄で絶賛されてないし、まとめられてもいない」

>>1母「……じゃあ、何かいる?」

>>1「回線。ありったけの回線」

>>1母「そう・・・」


二、三分後

>>1「・・・?どうして?」

>>1母「二、三分で回線用意できるわけないでしょ。常識的に考えて」

>>1「ママぁ」ジワッ ←ここ笑うところ

>>1母「もう、本当に泣き虫なんだから」ドン引き

>>1「うぅ……」

>>1母「ほら、早く逝きなさい。三日も食べてないんでしょ?」

>>1「でも、どうやって……」

>>1母「ここの窓から飛び降りていきなさい。スレ主の特権で許してくれるでしょう。きっと、このスレの人達も」

>>1「そ、そうなの?」

>>1母「えぇ。こんな風にベランダをつたって飛び降りたりして……と、私がやるのはまた今度してあげるわ」

>>1「……」

>>1母「きっと、帰ってこないでしょう?」

>>1「……」コクン

>>1母(はぁ。お医者の先生の言ったとおりね、こんなになるまで認めたくなかったわ)

>>1母「さあ死になさい。スレが落ちないうちに」

>>1「ありがとうっ!ママ」
  ガララッ、タンタンタンッ……

一階、居間
父「母」

母「うん?」

父「結局、行ったのか」

母「ええ」

父「本当に殺してないと思うか、自身の両親を」

母「真実がどうであれ、私とあなたは何も出来ませんよ」

父「これで幼が殺されたら、死んでも死に切れん」

母「……でも、私は。男君はそんなことしないと思ってますよ」

母「それに、サンドイッチを持って行ったのできっと大丈夫でしょう」

父「なんだその理論は」

母「はぁ。それにしても、もう少し上手にサンドイッチ作れなかったんですか?タッパーに詰めるの大変だったんですよ」

父「なっ……」ショック!

>>44
作品()


作品自体寒いわ、なろうとかエブリでやってろレベルだろ

一階、居間
>>1父「母」

>>1母「うん?」

>>1父「ようやく、逝ったのか」

>>1母「ええ」

>>1父「本当に死んだと思うか、あいつ自身を」

>>1母「真実がどうであれ、私とあなたは何も出来ませんよ」

>>1父「これで>>1が死んでなかったら、謝罪してもし切れん」

>>1母「……でも、私は。謝罪しなくてもいいと思ってますよ」

>>1母「それに、サンドイッチを持って行ったのできっと大丈夫でしょう」

>>1父「なんだその理論は」←正論

>>1母「はぁ。それにしても、もう少し上手に精神を追い込めなかったんですか?追い詰めるの大変だったんですよ」

>>1父「なっ……」ショック!

>>44
すいません。気を付けます

幼「うわぁぁ!大丈夫!?」

幼(案の定、男君倒れてるじゃん!)

幼「ほら、サンドイッチ!いや、もしかして熱中症?」
  キョロキョロ
幼「あ、よし、あそこの自販機で!」

幼「飲み物入ってるかなぁ?」
 ピーッ、ガコン、ピピピーッ、ガコン
幼「あ、当たりでもう一本出た!」

幼「と、とりあえず一本で頭を冷やして。もう一本で口を湿らせて……」


幼(男を日陰の草むらに引っ張っていって、膝枕をしてあげて。さらに水分補給……なんか幼馴染よりもお姉さんって感じかな?)

幼「あ、起きた。大丈夫?とりあえず、何か口に入れた方が良いよね」

幼(うぅ。外に連れ出したのは間違ったかなぁ……)

幼「でも、このまんまのサンドイッチだと食べにくいよね」

幼(ほんの少しだけちぎって、口に入れてあげよう……)

幼「わー!むせた?ごめん!」

ドラゲナイまだー?

幼「ど、どうしよう。ちぎっても食べれないなんて……」

幼「し、湿らせれば食べれるかな」

幼(あ……もうペットボトル一本、切らしちゃった)

幼(もう一本は頭を冷やしてるから……)

幼「もう一本ペットボトルとってこようかな」
  チラッ
幼「早く食べないと死ぬ?そ、そんなに!困ったなぁ」
  チラッ
幼「な、なんで君はボクの唇をチラチラ見てるの?」

もういいからドラゲナイしようぜ
何したって世界滅ぶから意味なし!はい終わり!

幼(ま、待って。これって……)

幼(いやいやいや。これは一種の救命行為だよね。そうだよ、ね)

幼「わ、わかったよ。口移ししろって言うんだろ。すればいいんでしょすれば!じゃ、じゃあ目を閉じててね。で、でも、眠っちゃうと死んじゃうらしいから寝ないでね!」

幼「……」
 ジーッ
幼「するって。ちょっと待ってよ」

幼(ふぅーはぁー……深呼吸、よし。じゃあ、サンドイッチをちぎって口に含んで――)

幼「はい。じゃ、行くよ……」

幼「ねぇー?ガン見しないでよ」

幼「え、これが寸止め?だって、ガン見してるんだから、すごくはずかし――んっ!」

幼「……ふっ……んんっ!」

幼(ちょ。いきなり!?息できないよ!)

幼(がっつきすぎ!吸われてるぅ……)
 ちゅ、ちゅううううう……れろっ
幼(!?)

幼「ぷはっ」

ギンギンにしながら書いてるんだろうけど寒いだけだよ

幼「馬鹿!何すんのさ!」バコンッ

幼「ああ!もう!何が『食べ残し』だよ!」

幼(やばいやばいやばいボクの顔きっと真っ赤だ。やばいやばいやb)

幼「よくもそんなやつれた顔でこんなこと出来るな!信じられないよっ!」

幼(こ、こんなの)

幼「……こんなの」
  ムググッ!
幼「男なんて勝手に死ねばいいんだ!ああああもううううう!」
  タタタッ
男「……」

町が見下ろせる高台の公園

幼「はぁっ……はぁ……」

幼「走ってここまで来ちゃった」

幼「まだ、顔の火照りが止まんないよ」

幼(そこのベンチに座ろう)
  ペタン
幼「はぁ」

幼「やっちゃったな」

幼「逃げてきちゃった」

幼「ああ、もう」

幼(走ってくる途中で見た町並み。随分と変わっちゃったなぁ)

幼(ほとんどの家の窓は割れてるし、道端に死体はいくつも転がってる。生きている人は一体、どこに行っちゃったんだろう……)

幼(みんな死んじゃったんのかな。みんな殺しあって。狂ってるよ……)

幼(やっぱり男はおかしいままだった……あんな風に襲ってくるなんて――)

幼「こんな初キス、望んでなんてなかったのに……」

幼「家に、帰ろうかな」

幼「でも、かっこ悪いなぁ。結局、男から逃げてきました、なんて」

幼「だって、男、変わりすぎなんだもん。ボクの知っている男なんてもう死んじゃってるみたいだ……」

いいからさっさと滅べよ

幼「イタズラ好きで。嘘つき。でもボクはずっと男に憧れていたのに」

幼「口調だって小さい頃の男のマネをしたっていうのに……」

幼「憧れが好きになっても、こうやってまた裏切られるんだね。ボクが君になることが出来ないって知ったときみたいに」

幼「……」

幼「おとこぉ……今の男はボクの好きだった男じゃないよぉ……」

幼「あんな風に暗くないし、突然ボクを襲う子じゃないんだよ……」

幼「昔の男と会いたい……しゃべりたい……明日に行きたいよ……」

幼「おとこぉ!」ポロポロポロ

幼(あぁ、また泣いちゃってるよボク。でも、これはきっと周りがボクのことを「泣かせすぎ」なんだよ……)

幼「うぅ……」

幼「ボク、いつの間にか眠っちゃってたんだ」

幼「今、何時だろ」

幼「もうわかんないや。もう、どうでもいいや」グスツ


男「八時だな、丁度」


幼「ふぇ?」

男「おそよう、幼。よく眠ってたな」

女の子が一人で倒れてるのにそこら辺のモブにレイプされない荒廃した世界

幼「え、え……?夢」

幼「なんで……」ポンポン

男「貫通しない。つまり、俺は死んでない」

幼「なんでいるの……」

男「幼が言ったんじゃないのか?『高台の公園』に行きたいって」

幼「あ……そういえば」

男「まったく。お前は昔っからどっかアホだよな」

幼「アホじゃないし……でも、どうして普通に立てるの?それにその喋り方。どうして普段通りに……」

男「実を言うと、幼が俺を風呂に入れてくれたあたりから目が覚めt――」ゴンッ!

男「いったぁあああああ!」

幼「馬鹿!馬鹿!バカ!なんだよそれ!ボクをずっと騙してたのか!?」

幼「なんだよ!ボクはずっと君を心配してたんだよ!君が両親を殺した時から――」

男「俺は殺してない」

幼「え?」

男「周りはまるで俺が親父たちを殺したみたいに見えてたようだけど、事実は違う」

男「逆だ」

幼「?どういうこと?」

男「親父が俺とお袋と三人で心中を図ったんだよ。奇声をあげながら。それから抵抗して、まぁそうだ」

男「ただ、実際に俺は殺したことになったのか。生きるのに必死で親父を刺したことに気付かなかっただけで」

幼「……」

男「まぁ、食事しなかったりってのは本当だ。水は飲んだけど」

男「どうしても家族が死んでいる場所で生活するのは気がおかしくなったよ。そんな時に幼が来てよかった」

幼「ばか」

男「ん?」
  ギュ―
男「おいおい……」

なんで世界が終わりそうになると人は恐慌に駆られるのか説明しろよ
内容が全部適当なんだよなぁ、リアリティの欠片もない

幼「もっと頼ってよかったのに……頼らなかったせいでいらない心配をしちゃったよ」

男「気になんなかった。どうせ明日には世界は終わるんだ」

幼「ボクはそれが嫌だった!ボクは明日を迎えるために、今日に後悔を残したくなかったんだよ!」

男「……」

幼「ボクはまだ今日が最終日なんて信じられないよ。またみんなで学校行くとか、買い物行くとか、すぐにでも出来そうだよ。だって、世界はこんなに静かなんだもん」

幼「だって、未だになんで人類が滅ぶのか誰も分からないんでしょ?それなのにどうしてみんな、それを信じているの?」

あー、やるきなくした。失ったものは取り戻せないねしんど

失うどころかなにも得れてないだろ
セリフも設定も背景もスッカスカのハリボテどころか、地面に線引いてごっこ遊びしてる子供と同レベル

面白い(具体的に何がどう面白いかは言えない)
面白い(まともに本を読んだことがない)
面白い(自演)

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