俺「ぶっちゃけ料理漫画とか面白く無いよな」妹「わかる」 (13)

俺「世の中には夢のシチュエーションがある」

妹「夢のシチュエーション?」

俺「親子丼とか、姉妹丼とか……双子丼とかだよ」

妹「どうしてそれが夢のシチュエーションなの?」

俺「決して手が届かない聖域だからだよ」

俺「そして俺は編み出した……究極の親子丼を……!」ドンッ

妹「親子丼作ってくれるの!?」

俺「そうだよ」ボロン

妹「そ、それは……!」

俺「放し飼いの鶏から生まれた初産み卵だ」

俺「妹よ、親子丼にとって最も大切でかけがえのない要素は何だと思う?」

妹「お肉!」

俺「不正解、親子丼に欠かせないものそれは卵にほかならない」

妹「どうして?」

俺「それは親子丼のルーツから知る必要があるな」

俺「1891年、山田とくと言う料理人の妻が編み出した料理、それが親子丼だ」

俺「食べやすいように!それでいて他の料理に負けず劣らずの一品料理……」

俺「考えだされた末に編み出されたのがこの親子丼」

俺「当時は色々あって正規のメニューとしては採用されなかったみたいだが」

俺「今では庶民に親しまれるようになった程のB級メニューとなった」

妹「しゅごい……!」

俺「そもそも親子丼のきっかけとなったのは」

俺「料理の締めとしてご飯に卵をとじたことから始まるんだ」

妹「つまり……親子丼は卵があるべくして昇華した姿……?」

俺「親子丼で如何に卵が重要なのか分かって貰えたところで初産み卵について話していこう」

俺「初産み卵はその名の通り、鶏が最初に産んだ卵だ」

妹「処女が最初に産んだ卵ってわけだね……!」

俺「初産み卵は他の卵よりもほんのちょっぴり甘みもあるし栄養価も高い」

俺「ある場所では初産み卵だけを取引する市場もあるとか無いとか」

俺「しかもそんな初産み卵の放し飼いバージョンだ、これは他と一線を画する」

妹「どうして?」

『俺くん』が登場するSSってどれも異様にキモい

>>5
死ね

もうかかん
美味しんぼ最高

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