俺「…マジで?」 (17)

俺「あー、漫画おもしれえ」

俺「俺もこんな風に超能力とか武器使って敵とかモンスターと戦いてえなあ」

俺「できるはずないことは分かってるんだけどな!」

俺「ははは…」

俺「今では妄想しながら街中を歩くのが普通になってきたな」

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母「俺ー!ごはんよー!」

俺「あーい、今行くー」

俺「もうこんな時間かあ」

母「ごはんよー!」

俺「(わかってるっつーの)」

俺「今いくって!」

俺「はあ…」

@学校

俺「あー学校だる…」

俺「最初は楽しいとか新鮮な気持ちに溢れてたけど今はただ退屈なんだよなあ」

俺「妄想が最近の俺のマイブームでさ、例えば…」

俺「普通の道路でもBLE●CHみたいな感じで空間が割れるように虚(ホロウ)みたいな化け物が出てきて」

俺「通行人の中を歩いている俺が刀をどこからともなく顕現させて」

俺「すんごい身体能力で虚を切ったりさ、みたいな妄想をしているんですよ」

俺「って、誰に説明してるんだろうな…ははは」

女子高生達「…あいつきもくない?」

女子高生達「一人でブツブツ言ってるし」

俺「!」(ビクッ)

俺「(恥ずかし)」

俺「…」(テクテク)

男「おーっす」

俺「おー!」

男「どした朝から暗い顔して?」

俺「いや、まあ、カクカクシカジカ」

男「まあ、独り言多いもんなお前、あと自分の妄想を恥ずかしげもなく俺に喋ってくるし」

俺「えー?楽しくない?」

俺「俺は別に厨二病とかいわれてもかまわないしなw」

俺「つかお前の影響でもあるんだぜ?」

男「俺はただ単に面白いものを勧めただけだよ」

俺「まあ、そうかもな」

男「そうなんだよ」

キーンコーンカーンコーン♪

男「んじゃな」

俺「うい」

キーンコーンカーンコーン♪

これって能力モノ?

俺「あー学校終わった!」

男「いるよなお前みたいな学校終わったらハイテンションになるやつ」

俺「それは学生に共通することで、別に俺だけじゃない」

男「まあ、そうかもな」

俺「そうなんだよ」

俺「…」テクテク

俺「(俺がRPGとかグレネード持っててあの人混みに投げるとか、そんな妄想してみたり)」

男「…」テクテク

男「…」テクテク

男「じゃあ、またな」

俺「おう」

こんかいはここまでです。
完全な俺の普段の妄想で、貯め無しの行き当たりばったりで、案外こういう妄想は俺だけじゃないんじゃね?と思います!

>>6
俺が普段こうなったらいいなっておもってるから、能力も持たせるよ絶対。つか俺が持ちたい

@家

俺「あー眠い…寝るか」

俺「今日はどんな夢を見ようかな?」

俺「(そう、俺は覚醒夢を結構な確率でみれるのだ)」

俺「イカ娘ちゃんと過ごす夢でもみよう」zzz

俺「…」zzz



@???

?「グオオオアアア!!!」

??「くっ…」

?「ググ」ヒュン!

??「まて!そっちは!」

俺「むにゃむにゃ…イカちゃん…」

……ドゴ…ーン……

俺「…ん?」

……ドカ…ーン…

俺「んん?」

母「ちょっと!俺!起きなさい!!」

俺「な、何?」

母「今朝からこの聞こえてくる爆発音だけど、ってテレビみた方が早いわね!」

on TV

レポーター「ご覧ください!!」バタバタ

レポーター「ただ今Z県のX市の上空に来ています!」

レポーター「この様に街が“何か”によって破壊されています!」

アナウンサー「……?レポーターさん、“何か”というのは何でしょうか?」

レポーター「分かりません!しかしそこに“何か”が存在し、確かに街を破壊しているのです!」

レポーター「バスが持ち上げられ…!ああっ!人混みに!!」

レポーター「うっ…!」

ブツッ…

アナウンサー「……」

アナウンサー「…えー、視聴者の皆様にはこの様な映像を流してしまいここに謝罪します」

アナウンサー「…ん?なんだ?」

原稿渡し

アナウンサー「これは…」

アナウンサー「国民の皆様、冷静に聞いてください」

アナウンサー「たった今、内閣並びに関係省庁の緊急会議により、非常事態宣言が発令されました」

アナウンサー「内閣は原因不明の破壊活動をテロと断定し、自衛隊を動員させ事態の鎮静化を目的に戦闘機などの兵器を使用するとのことです」

アナウンサー「えー、今日は番組を変更し、引き続きこの状況をお伝えしていきます」

@家

俺「…」

母「…」

俺「どうしようか?」

母「どうしようかって…とりあえずごはん食べるわよ」

母は強しというがこの様な状況においても普段通りに過ごせるというのはすごいことなんだろう。

俺「あれ、何だと思う?」

母「知らないわよそんなこと。自衛隊が何とかしてくれるでしょ」

俺「まあ確かにそうなんだろうけどさ。」

俺「似たような状況が漫画出会ったような…」

母「また漫画?」

俺「いいじゃん別に」

母「…」

母「今日中に荷物を片付けて田舎に行くわよ」

俺「それって“何か”から逃げるため?」

母「当たり前よ、あんなのからはさっさと逃げるのがいいのよ」

俺「…」

不思議と俺は興奮していた。お前らにもあるだろ?教室に雷がなって女子がキャアアとか喚いてたり、停電になったらテンションがあがるみたいな?

非日常。今の状況と通じるものがある。

これが俺の妄想していた状況。

待ち望んでいた状況。

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