冒険の書『勇者が王様に呼び出され、魔王討伐を命じられる。』
冒険の書『勇者が忍び込んだ城の宝物庫で、冒険の書を手に入れる』
勇者「勇者の冒険を自動的に書き記す魔法の本か」
勇者「俺が勇者に任命されてからの行動が書かれてる様だな」ペラ…
勇者「……民家で漁ったりすることも書かれてる」
勇者「勇者になったのに、ろくな事してないなオレ……」ペラ…
勇者「くっそ……こうなったら勇者っぽい記録を捏造しよう」スッ
φ(..)カキカキ…
冒険の書『勇者は街中で>>3に出会った。』
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女勇者
勇者「『勇者は街中で女勇者に出会った。』っと…」カキカキ…
勇者「二人の勇者とは、我ながら中々良いアイディアだな」フム
勇者「しかも男と女……」
勇者「魔王討伐の旅の中で、お互い助け合う間に愛情が芽生え…」
勇者「そしてゆくゆくは……///」ムフフ……
勇者「アホらし……気晴らしに酒場に行くか……」ザッ
?「あの、すみません」
勇者「ん?」
?「貴方が勇者さんですか?」
勇者「そうだけど……」
勇者(何だこの可愛い女の子……)
女勇者「えっと私は、魔王討伐の旅に勇者さんの補助を王様から命じられた女勇者と言います!」
女勇者「よろしくお願いします!」
勇者「何!?」
勇者(冒険の書に書いたことが本当に起きた?)
勇者(いや、そんなまさか単なる偶然……もしくはドッキリとか?)チラッ
女勇者「? どうかしましたか?」ニコッ
勇者「えっ!? い、いや……」
勇者(可愛い……///)
勇者(いや、それより今は…)
勇者(この『冒険の書』の力を確かめる為に……)スッ
φ(..)カキカキ…
女勇者「勇者さん、何を書いてらっしゃるんですか?」
勇者「あ、あぁコレは旅の人数が増えるから必要な物をメモしてるんだよ!」アセッ
女勇者「なるほど……」フムフム…
勇者(コレでどうだ!?)
冒険の書『勇者は>>16(装備品orアイテム)を手に入れた』
ほのおのつるぎ
勇者(『勇者はほのおのつるぎを手に入れた』っと……)
勇者(属性が付与されてる武器は強力だが、とても高価で貴重だと聞いたことがある)
勇者(王様でもそうすぐに用意できるものでは無い……)
老人「おぉ…勇者様!良かった、まだこの町に居られて……」トコトコ…
勇者「えっ、っと どうも」
勇者(今度はおじいさんか…)
老人「実は勇者様に渡したい物がありましての」スッ
勇者(まさか!?)
老人「この『ほのおのつるぎ』をどうか受け取って下さいませんかの」
勇者(そんなバカな!?)
女勇者「わぁぁ!!凄い格好いい剣ですね!」
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