青葉「最近、衣笠が冷たい」 (24)

力合わせる四百万、第六戦隊好き提督の皆さんこんにちは

前作『青葉「古鷹さんの生肌が恋しい……」』(青葉「古鷹さんの生肌が恋しい……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458435154/))を書いてる途中

塩対応な衣笠さんにゾクッとキて書いたハートフルなストーリーになってます。

今回も四千字くらい短編になってるので、ぜひ気軽にお読みください。

逐次投下していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458557846

青葉型の部屋 

ガチャ

青葉「き~ぬがさっ!!」ギュッ

衣笠「何?青葉?」

青葉「今、取材が終わって帰りました!!衣笠はいい子にしてましたか?」

衣笠「ちょっと。お風呂入った後なんだから触らないでよ」ゲシッ


青葉「これ!今日取材した先で買ってきたシュークリームのおみやげです!食べますか?」

衣笠「後で食べるから適当に置いといて」


青葉「それじゃあ今日、取材の途中で見つけたおかしな雑貨屋さん聞きます?これがインチキ臭い人形ばっかり売ってて」クィッ

衣笠「いい」

青葉「釣れないな~。もしかして、もう寝るところでしたか?」

衣笠「そうじゃない。」


青葉「分かりました!衣笠はこの前体重を気にしてたし、甘いモノは控えていたとか!」

衣笠「もう!さっさとお風呂入ってきて!」

青葉「はい……それじゃあお風呂に入ってきますね」

衣笠「……」



青葉(はぁ……また今日も口聞いてもらえなかった)

あ、使う予定だったトリップと間違えたの打ち込んでた…
ID見れば同一作者だと分かるので察してください

ーーー
朝 

青葉「あっ!衣笠起きましたか!もしかして物音で起こしちゃいました?」

衣笠「ううん。違う」

青葉「なら良かった!青葉は今から取材の下調べに出かけるところです。衣笠は?」

衣笠「午後から船団護衛。これは姉さんと一緒でしょ?」

青葉「そういえばそうでしたね。最近忙しくってなにがなんの予定やらあはははは」

衣笠「ゆっくり話してる時間なんてあるの?」

青葉「そういえばそうですね。これから単身、取材現場(せんじょう)へと乗り込むところです。どこに行くか気になります?」

衣笠「気にならない。じゃ、また」

青葉「くぅ……また午後の任務で」

青葉(すっかり話に興味を示してくれない……)

ーーー

青葉「きぬがさ!」

衣笠「……」

青葉「きぬがさ?」

衣笠「……」

青葉「き~ぬ~が~さ~?」

衣笠「…今任務中でしょ」

青葉「そうですけど、無視しなくてもいいじゃないですか~」

衣笠「突然潜水艦が出てきたらどうするの?敵の哨戒機を見逃したら?」

青葉「そこまでピリピリする必要ないじゃないですか~」

衣笠「いいから任務に集中して!」

青葉「はい…」

青葉(もしかして……青葉、嫌われてるのかな?)

ーーー

青葉「はぁ……」


提督「どうした?ため息なんかついて。元気ないな?」

青葉「ちょっと心配事がありまして……」

提督「心配事?言ってみろ」


青葉「衣笠の最近の様子てどう思いますか?」

提督「どう?って言われても、いつも通り少しお転婆ぐらいで明るいイメージだが」

青葉「青葉に対してはどうも冷たい感じがするんです」


提督「例えば喧嘩とかした?」

青葉「いえ、特に」


提督「じゃあ困らせたとか」

青葉「それもないかと」


提督「他に、思い当たる節は?」

青葉「何も……ここ最近は取材で忙しかったので、多少イライラしていたかもしれませんが、衣笠には冷たくあたったりしません」

提督「ふむ……普段はどんな会話をするんだ」

青葉「その日の取材の内容を話したり、街で見つけたお店の話をしたり、かくかくしかじかと衣笠の好きそうなことを話してはいるんですよ」

提督「昔はよく二人でいろいろなところに取材してたじゃないか」

青葉「最近はこなれてきたので一人でこなせるようになりましたし、その件で衣笠を困らせてはないと思います」



提督「う~ん。もしかして、青葉がちょっと話しかけ過ぎなんじゃないか?」

青葉「えぇ!?」


提督「こんな格言を知ってるか?押して駄目なら引いてみろ。恋は駆け引きだ!ってな」

青葉「誰の格言ですかぁ?それに、それを活かす経験もないくせに…」

提督「うぅっ、うるさい!。少し距離を取れば色々と見えてくるものもある。試してみる価値はあるんじゃないか?」

青葉「それはそうですね…わざわざ相談祈にのってもらってありがとうございました」

提督「礼には及ばないよ」


青葉「それでは失礼します」

提督「仲良くするんだぞ~」


青葉(青葉、心を鬼にして衣笠に冷たくしちゃいます)

ーーー

青葉「ただいま」

衣笠「おかえり」


青葉「……」

衣笠「……」


青葉「……」チラッ?

衣笠「……」



青葉「……」チラチラッ?

衣笠「……」



青葉「(´・ω・`)」ショボーン

衣笠「……」



青葉(気まずい……)



衣笠「さっきからチラチラ見てきてるけど、何か用?」

青葉「いえ、特に!なにも…」



衣笠「そう…気が散るからやめてよね」



青葉「はい……」



青葉(余計ひどくなっている気がする……)

ーーー

青葉「ふ” る” た” か” さ” ぁ” ~ ん”」


古鷹「あ、青葉!?どうしたの?」

青葉「きぬがさがぁ~きぬがさがぁ~」

古鷹「衣笠になにかあったの!?」

青葉「衣笠が口を利いてくれないんですよぉ~」



古鷹「なんだ…一大事かと思ってびっくりした」

青葉「青葉にとっては一大事なんですぅ」

古鷹「とりあえずティッシュあるから鼻でも噛んで落ち着いて」

青葉「恐縮ですぅ」チーン


古鷹「落ち着いた?」

青葉「はい、なんとか」

古鷹「なら良かった。それで、衣笠との間に何かあったの?」

青葉「それが、かくかくしかじかという事情で…」

古鷹「う~ん。あの衣笠が青葉に冷たい…」

青葉「そうなんですぅ」

古鷹「衣笠になんでか聞いてみたりは?」

青葉「面と向かって言えるわけないじゃないですかぁ」

古鷹「だよね……あの衣笠が青葉のことを嫌いになるとは思えないし…原因は他にきっと…」

青葉「心当たりが?」


加古「なんならあたしが本人に聞いてこようか?」

青葉「加古さん!?いつのまに!?」

加古「あんな情けない声が聞こえてきたら誰でも起きちゃうって」

青葉「それは申し訳ないです…」

加古「衣笠と仲直りしたいんだろ?あたしがそれとな~く原因を聞いてくるから大舟、いや、重巡洋艦に乗った気分で待ってな」

青葉「加古さん。私達姉妹の明日は加古さんに託されました」

加古「おう、まかせな」

青葉「どうぞ宜しくお願いしますぅ」


青葉(原因さえわかれば衣笠と仲直りができる……青葉は衣笠に一体どんな悪いことをしちゃったのでしょうか…?)

ーーー

加古「衣笠が青葉に冷たい原因がわかったよ」

青葉「本当ですか!!聞かせて下さい!!」


加古「まぁまぁ落ち着いて」

古鷹「よく分かったね。どうやって聞き出したの?」


加古「実を言うとね、衣笠に声をかけた時、向こうから青葉について相談されたんだ」

青葉「衣笠から!?どんなこと言われたんでしょう…聞きたいような…怖いような…」

加古「悪いことじゃないから安心しなって」

青葉「そうですか!なら早く」

加古「どうどう、そう慌てなさんな。まず初めに聞くけど、衣笠と最近一緒にしたことって?」


青葉「最近……たまに任務で一緒したり……ご飯は別々のことが多いのは昔からだから…関係はないと…」

加古「プライベートは?」

青葉「青葉のプライベートは取材したり記事書いたりすることくらいなので……衣笠を巻き込んだりはしないですね」

加古「そのプライベートが問題なんだよ」


青葉「えぇ!?衣笠とは空いた時間に買ってきたスイーツあげたり、話しかけようとはしてますよ!?」

加古「衣笠はね、青葉の趣味に巻き込んで欲しかったんだよ」

青葉「あの衣笠が!?」


加古「昔はよく取材や新聞づくりの手伝いを頼まれてたのに、最近は邪魔に思われてるのか私を置いてくから拗ねてたって」

青葉「そりゃ邪魔になんか思ってなくて、むしろ衣笠の時間を青葉が奪ってたらどうしようかって……」


加古「妹はね、姉に頼ったり、面倒を押し付けてばっかだけどね、姉にも一人前に頼られたいんだよ。ね?古鷹?」

古鷹「加古は朝から晩まで私に頼り過ぎだと思うけどね?」

加古「えへへ、でも戦闘じゃ背中を預けてくれるし、今回の調査も一人で任せてくれたよね」

古鷹「そりゃ加古だから」


加古「だから、青葉も衣笠をちょっとは頼ってみたらどうかな?」

青葉「そうですね……じゃあ後で衣笠に話しかけて…」

加古「いいや、今だ。衣笠~こっちおいで」


青葉「えぇ!?ちょっとまって心の準備が」

加古「ほら、衣笠、青葉を連れてきたよ」


衣笠「ね、姉さん」

青葉「な、何ですか!?き、衣笠?」


衣笠「最近、ちょっと冷たくしすぎて……ごめんね?青葉姉さんが嫌いなんじゃなくて、その…」


青葉「あ、青葉も衣笠のこと、いつも子供扱いしていてごめんなさい!」


衣笠「ううん、姉さんが気を使って話しかけてくれてるのに私は拗ねてたからまだ子供のままだよ」


青葉「それで、あの……」

衣笠「なぁに?」


青葉「実はこの前取材の下調べに言った時、たまたま人気のケーキ屋さんの予約が取れたので、その…一緒に?」

衣笠「一緒に?」


青葉「青葉一人だとレビューに客観性が生まれるかどうか不安なので…取材の協力をお願いしますっ!!」

衣笠「そこまで頼まれるなら……仕方、無いかな?」

青葉「本当ですか!?」

衣笠「そのかわり、駄賃としてスイーツは青葉のおごりね」

青葉「え、えぇ!喜んで!」


古鷹「仲直りできてよかったね!」

青葉「本当に、お二人のお陰です!」

加古「それじゃあお礼に、その噂のスイーツ屋さん。たっぷりおみやげ買ってきてもらおうかな?」

青葉「ひぃ!予約の取れない高級店でお値段するので青葉の財布が大破しちゃいますよぉ!」

古鷹「私は、二人の笑顔が見れたならそれで満足かな?」

青葉「いえいえ、不肖青葉、この御礼はしっかりとさせて頂く次第です!」

加古「青葉って古鷹にはちょっと甘いよね」

青葉「そんなことないですよぉ~」


あはははは


青葉「それじゃあ青葉、取材の準備を始めてきます!」

古鷹「そう、じゃあ頑張って!」

青葉「衣笠が加われば百人力、予定を増やして過密なスケジュールにしますよ!」

衣笠「え~、どうせならゆっくりスイーツを楽しもうよぉ」

青葉「ゆっくり楽しめるかどうかは事前の計画と準備次第!休む暇なんかありませんよ」

衣笠「はいはい」

青葉「衣笠に取材を手伝ってもらうのは久しぶりですが、やり方は覚えてますか?」

衣笠「誰の妹だって思ってるの?」


青葉「ふふふ、青葉の自慢の妹です!」


(衣笠となんとか仲直りできました!)

ーーー

後日

衣笠「あ~お~ば~。あと何箇所回るの?」

青葉「あと五ヶ所くらいですかね?」

衣笠「衣笠さんもう歩けな~い。そろそろ休も?」

青葉「だめだめ。今日中に回らないといけないんですから」

衣笠「えぇ~いいじゃん別に~」

青葉「駄目なもんは駄目です。だいたい衣笠はわがまますぎます」

衣笠「青葉が張り切り過ぎなんだよ」

青葉「じゃあ衣笠だけ置いていきますね!」


衣笠「うぅ…青葉のイケズぅ」

青葉「口答えする元気があるならまだまだ余裕です!張り切っていきましょう!お~!」

衣笠「お~」


青葉(多少生意気なところはありますが……なんだかんだ話せるほうが楽しいです!)


おしまい

ああああああぁぁぁぁぁ青葉可愛いよ青葉ぁぁぁぁぁぁぁ!!!
元気で明るい娘ほど繊細で寂しがり屋ってそれ一番言われてるからぁぁぁぁ!!!!

>>1にも弟はいますが、このところ全く口を利いてくれません。
かわいくない弟よりも衣笠さんみたいな妹がほしいです。

それより!!劇場版に青葉、衣笠出てくるそうじゃないですか!!
アニメはあれでしたけど、劇場版をきっかけに第六戦隊の公式グッズやフィギュア、えっちい本とか出るといいですね!
僕は仲良し六戦隊が一番の好物ですけど

次はかこうづとか古鷹さんが○○してくれるお話とか短編集で書きたいな。
コメントで励ましてくれると生きる気力になります。

それではHTML依頼出してきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また、近いうちにお会いできたら嬉しいです。

あと、(僕はなんJ民じゃ)ないです。


エロ同人は大好物だが艦これは非エロしか見たくない不思議!
14春イベは衣笠さんが心配してくれたおかげで頑張れた思ひで

>>16
青葉は色々あったらしいですけど、皆と仲良く過ごせてたらそれが一番です

>>18
えっちぃ本は人格崩れてることが多いですからね。僕もほのぼのコメディ系の方が好きです



>>1はグンマーの人かな?

>>20
200万の時代の若者です。
今住んでるのは別の場所ですが

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