渋谷凛「(気まずい)」鷺沢文香「(気まずい)」 (27)


―――事務所のソファにて



凛「(あ、文香だ)」

文香「(今日はもう夕方まではお仕事もありませんし、ゆっくり読書できそうです)」テクテク

凛「(こっちに来る。何か用かな...)」

文香「よいしょ...」ストン

凛「(隣に座ってきた)」

文香「(あ...)」

凛「(...な、何...?)」

文香「(凛さんがいることに気付かず座ってしまいました...)」

凛「(えっ、えっ...でもすぐ席を離れたら避けてるみたいで失礼だよね...)」

文香「(...)」

凛「(...)」

文香「(気まずい)」

凛「(気まずい)」


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文香「(変に意識しても仕方ありませんし、予定通り読書させていただきましょう...)」

凛「(普通に本読み出した...)」

文香「(...)」

凛「(すごい集中してる。何読んでるんだろう...?)」

文香「(凛さんが覗き込んできます...私の顔に何か付いているんでしょうか...)」

凛「(うーん。もうちょっと本を上げてくれないとタイトルが分からない...)」

文香「(あっ...)」

凛「(目が合った...)」

文香「(気まずい)」

凛「(気まずい)」


文香「(もしかして本の題名が知りたいのでしょうか...)」

凛「(もしかして気付いてくれたのかな...本のタイトルは...)」

文香「(あっ...)」

凛「(これブックカバーだ...)」

文香「(今ここでブックカバーを外したら不自然...でしょうか)」

凛「(...集中してるのに話しかけたら悪いよね)」

文香「(申し訳ないことをしてしまったかもしれません...)」

凛「(諦めて音楽でも聴こうかな)」スマホポチポチ

文香「(あっ、イヤホン外れて...)」

凛「(適当にシャッフル機能で聴こう...再生、と)」ポチー

スマホ「♪~」

文香「(Bright Blue...)」

凛「(あっ...変な目で見られてないかな...)」チラッ

文香「(目が合ってしまいました...)」

凛「(気まずい)」

文香「(気まずい)」


凛「(...)」ウトウト

文香「(朝から忙しかったみたいですし、眠そうです...)」

凛「zzz...」コテン

文香「(寄りかかられてしまいました...)」

凛「zzz...」

文香「(ステージの上ではあんなに格好良い凛さんもまだ十五歳なのでしたね...)」

凛「zzz...」

文香「(ふふ、これはこれで得難い体験のような気もしますね...)」

凛「(...ん?寝ちゃってた...って、あれ...?)」

文香「(いい匂いがします。どんなシャンプーを使っていらっしゃるのでしょうか...)」

凛「(...大丈夫...何事もなかったかのように起きるだけ...)」

文香「(ぐっすり寝ているようですし、少し頭を近づけても大丈夫...そうですね...)」

凛「(よし)」ガバッ

文香「(!!!)」ゴチンッ

凛「(!!!)」ゴチンッ

文香「(びっくりしました...)」

凛「(痛ぁ...石頭なんだ...ってなんで冷静に分析してるんだろう)」

文香「(完全に起こしてしまいました...)」チラッ

凛「(やっちゃった...怒ってないかな...)」チラッ

文香「(目が合ってしまいました...が、話しかけるいい機会かもしれません...)」ジー

凛「(目が合った...けど今回は視線を逸らさない...)」ジー

文香「(どうしてずっと見つめてくるのでしょう...)」ジー

凛「(こっからどうしよう...顔あかくないかな)」ジー

文香「(こちらから話しかけるべき...でしょうか)」

凛「(もう無理!)」プイッ

文香「(目を逸らされてしまいました...)」

凛「(気まずい)」

文香「(気まずい)」


凛「(これはもう、私から話しかけるしかない!)」

文香「(このままでは埒があきません。話しかけましょう...)」

凛「(よし)」

文香「(...いきます)」

凛・文香「「あの...!」」」

凛「(...)」

文香「(...)」

凛「(気まずい)」

文香「(気まずい)」


文香「(ここは年長者として先を譲るべきですよね...)」

凛「(文香の方が年上なわけだし譲るべきだよね...)」

文香「(...次こそは)」

凛「(今度こそ!)」

凛・文香「「お先にどうぞ!」」

凛「(...)」

文香「(...)」

凛「(気まずい)」

文香「(気まずい)」


文香「(譲られた以上は私から話すべきです...よね?...もう分からなくなってきました)」

凛「(今度は裏を読んで...文香が喋り出すのを待つ!)」

文香「(...)」

凛「(...)」

文香「(...)」

凛「(...)」

文香「(気まずい)」

凛「(気まずい)」


凛「私から...いいかな?」

文香「えっと...はい、どうぞ」

凛「えっと、その。文香は私のことどう思ってるの?」

文香「...好きであるかと思います」

凛「えっ」

文香「あっ」

凛「(...)」

文香「(...)」

凛「(気まずい)」

文香「(気まずい)」


文香「(やってしまいました。仲間として、という意味では伝わっていませんよね...)」

凛「(...待って。ちょっと待って。私はなんて答えるべきなのかな)」

文香「(ここで慌てて何か言えば言う程、大事になってしまいそうです...)」

凛「私は、さ」

文香「...はい」

凛「文香は素敵だと思う、よ?」

文香「はい...はい?」

凛「それだけ!じゃあ私もうお仕事行くから!」スタスタスタ

文香「(どうしましょう...行ってしまいました...)」

凛「...」テクテクテク

文香「(また凛さんがこちらに...)」

凛「これ、私の連絡先だから」スタスタスタ

文香「(...行ってしまいました)」

文香「...困りました」



おわり

おつ

ありがとうございました。りんふみ流行って。

いいね。続きが読みたい感じ

は?
まだ馴れ初めじゃねーかコラ

ずむこんばっこんはよ

お互いのお店を手伝うくらいまで!せめて!

文香の保護者ありすと凛の保護者奈緒かれん連れてこなきゃ

おつ!

乙!
良かったです!


なかなか素敵な出だしですな
本編が楽しみです

りんふみ姉妹好き

おつ
まだまだこれから続くんですよね?

おう、本編あくしろよ

続きはまたスレ立てるのでそのときまでお待ちください。ありがとうございました。

その言葉を待っていた
おつ

おつ

ほのぼのしました
乙です

ほう、続くのか、楽しみだ

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