ちひろ「ホワイトデーかぁ~」 (35)

モバP「バレンタインかぁ~」(※『モバ』を付け忘れてます)
P「バレンタインかぁ~」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455417410/)
の続きになりますが、見なくても問題はありません


~事務所~

ちひろ「」カタカタ・・・ターン!

ちひろ「ふぅ~、終わった~」ノビーッ

ちひろ(少し休憩しようかな・・・)

ちひろ「・・・」ペラッ・・・ペラッ・・・

ちひろ(最近のヘルシー料理ってどれも美味しそうね・・・)

ちひろ「・・・」ズズゥ~

ちひろ「ふぅ・・・」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457946696

ガチャ

凛P「ただいま戻りました」

ちひろ「お疲れ様です」

凛P「あ、ちひろさん・・・」

ちひろ「なんでしょうか?」

凛P「これ、バレンタインのお返しです」

ちひろ「わざわざありがとうございます!」

ちひろ(今日はホワイトデーか・・・すっかり忘れてた)

ちひろ「あれ、これって有名なお菓子屋さんのクッキーですね!?」

凛P「そうなんですよ!ご存知ですか!?」

ちひろ「これ食べてみたかったんです!ありがとうございます♪」

凛P「それは良かった、甘党のちひろさんなら絶対喜んでくれると思ってました」

ちひろ(さすが事務所で一番の甘党、凛Pさん・・・どこかのプロデューサーと違ってお菓子を選ぶセンスが良い・・・)

――――――――――――――
~事務所~

ちひろ『・・・』ペラッ・・・ペラッ・・・

ちひろ『!』

ちひろ(今日発売の限定スイーツ!?)

ちひろ(お昼休みに買いに行かなくちゃ!)

ちひろ(お腹も空かせておきましょう♪)

ガチャ

モバP(以下、P)『ただいま戻りましたー』

ちひろ『あ、お疲れ様です・・・あれ、何か買ってきたんですか?』

P『えぇ、たい焼きを買ってきたんですよ・・・おひとついかがですか?』

ちひろ『いえ、私は限定スイーツを食べるために、お腹を空かせておくので結構です』

P『へぇ~・・・』ガサゴソ

P『ここのたい焼きおいしいんだけどな~』

ちひろ『限定スイーツがあるので・・・』

P『そうですか、残念』モグモグ・・・

ちひろ『・・・・はい』

P『うまうま』モグモグ・・・

ちひろ『・・・』ゴクッ・・・

ちひろ『わ、私もひとつだけ・・・』ノバシー・・・

P『』ヒョイ

ちひろ『あぁ!いじわるぅ!!』

P『あれ、限定スイーツは良いんですか?』ニヤニヤ

ちひろ『か弱い乙女を虐めて楽しいんですか!?』

P『か弱い乙女なんてどこにいるんですか?』

ちひろ『ガチャの値段上げときますねー』

P『や、やだなぁ!冗談ですよ!』ハイ、ドーゾ!

――――――――――――――

ちひろ(あのたい焼き美味しかったな・・・)

凛P「じゃあ、僕はお先に失礼しますね」

ちひろ「はい、お疲れ様です。クッキーありがとうございました」

ガチャン・・・

ちひろ(コーヒーでも淹れようかな・・・)


コポコポ・・・

ちひろ(切りのいいところまで終わったし、私も上がろうかな・・・)

ちひろ「・・・」チラッ

【PM 6:00】

ちひろ「・・・」

ちひろ「・・・もう少しだけやってこ」


― 1時間後 ―

ちひろ「・・・」ボーッ・・・

ガチャ

ちひろ「!」

みくP「ただいま戻りましたー」

ちひろ「お、お疲れ様です」

みくP「あれ、今日は残業ですか?」

ちひろ「まぁ、そんなところです」アハハ・・・

みくP「でも居てくれて良かった、これバレンタインのお返しです」

ちひろ「わざわざありがとうございます!・・・この形はお酒?」

みくP「はい、お菓子とかは誰かが渡しただろうと思いまして・・・ちひろさん、お酒の中ではワインがお好きなんですよね?」

ちひろ「はい、ワイン大好きです!ありがとうございます♪」

プルルル・・・

みくP「あ、僕が出ますよ」カチャ

みくP「もしもし・・・あ、Pさんですか?」

ちひろ「!」

みくP「はい・・・はい・・・わかりました、伝えておきます。それでは・・・」カチャン

ちひろ「Pさんからですか?」

みくP「はい、渋滞に巻き込まれて帰るのに一時間以上掛かりそうなので、ちひろさんは鍵を閉めて上がっても大丈夫です・・・とのことです」

ちひろ「そ、そうですか・・・」

みくP「僕はもう上がりますけど、ちひろさんはどうされるんですか?」

ちひろ「・・・私はもう少し残っていきます」

みくP「あまり無理は・・・ピロロロロ

ちひろ「?」

みくP「すみません、僕の携帯です」

みくP「もしもし・・・あ、もう行くよ・・・うん、じゃあ・・・」

ちひろ「もしかして、みくちゃんですか?」

みくP「えぇ・・・バレンタインのお返しに食事を奢ることになりまして」アハハ・・・

ちひろ「早く行ってあげてください、女の娘を待たせるものじゃありませんよ?」

みくP「はい、ちひろさんもあまり無理はしないで下さいね?」

ちひろ「お気遣いありがとうございます♪」

みくP「では、お先に失礼します」

ちひろ「お疲れ様でした。ワインありがとうございます♪」

ガチャン・・・

ちひろ(みくPさんとみくちゃんはお食事かぁ~・・・みくPさんのことだから、オシャレなレストランとか行くんだろうな)

ちひろ(それに引き換え、プロデューサーさんは・・・)




――――――――――――――
~繁華街 夜~

アリガトウゴザイヤシター!!

ちひろ『はぁ~、飲みましたねぇ~』

P『ちひろさん、もう一軒行きませんか?』

ちひろ『いいですよ、どこに行きましょうか?』

P『オススメの店があるんですよ』

ちひろ『プロデューサーさんオススメのお店・・・』

ちひろ(まさか、オシャレなバーとか!?)

P『おでん屋なんですけど』

ちひろ(ですよねー)

ちひろ『もぉ~、プロデューサーさんはもっとオシャレなお店を知っておくべきです!』

ちひろ『私だから良いですけど、女性はオシャレなお店に連れて行って欲しいと思うものですよ?』

P『まぁまぁ、今日は良いじゃないですか』

ちひろ『・・・まぁ、いいですけど』

P『東京に来た時からずっと通ってる店なんですけど、美味しいですよー』

ちひろ『へぇ~、楽しみですね』

P『あ、着きましたよ』

ガラガラ

店長『いらっしゃい!・・・お、Pさん!』

P『どうも~』

ちひろ『こ、こんばんは・・・』

店長『!』

店長『・・・彼女さんかい?』

P『違いますよ、ただの同僚です』

店長『そっか、すまなかったね』

P『ちひろさんと俺がカップルなんてありえないですよね?』アハハ!

ちひろ『・・・えぇ、私はもっと頼れる男性が好みなので、プロデューサーさんはありえませんね』

P『ほら、こんな感じですよ』

店長『そうかい・・・』

店長(あちゃ~、マズい事言っちゃったか?)

P『とりあえず熱燗もらえますか?』

店長『はいよ』

― 1時間半後 ―

ちひろ『Pさぁ~ん、これ美味しいれすよぉ~?』

P『どれどれぇ?・・・』パクッ

P『ウマーい!』

店長『ははは・・・それは良かった』

店長(最近の若い子は同僚で食べさせ合ったりするのか・・・)

妻『あら、Pちゃん・・・・と彼女?』

店長『いや、ただの同僚だとさ』

妻『ふぅん・・・』

P『これも美味しいよ。はい、どーぞ』

ちひろ『おいしー♪』

妻『彼女じゃない・・・』

店長『・・・やっぱそうなのかな』

――――――――――――――

ちひろ(うーん、あの時の記憶が曖昧なんだよなぁ・・・楽しかったことは覚えてるけど)

ちひろ「・・・」

ちひろ(暇だなー・・・)

― 1時間後 ―

ちひろ「」ウトウト・・・

ガチャ

P「あれ、まだ誰かいるのか・・・」

ちひろ「!」ビクーン!

P「あ、ちひろさん・・・ただいま戻りました」

ちひろ「お、お、お帰りなさい!」

P「まだ残ってたんですね、残業ですか?」

ちひろ「い、今ちょうど終わったんで、帰ろうと思ってたところです!・・・プロデューサーさんは?」

P「俺も上がります。もう外も暗いですし、駅まで送りますよ」

ちひろ「ありがとうございます」

P「さて、じゃあ帰る準備するか・・・」ガサゴソ・・・

ちひろ「・・・」

ちひろ「・・・こ、コホン!」

P「どうかしましたか?」

ちひろ「・・・いえ、なんでもないです」

P「?」

ちひろ「・・・」

ちひろ「あ、あの・・・」

P「なんですか?」

ちひろ「・・・」

ちひろ「今夜は冷え込むみたいですよ?」

P「あぁ・・・確かに寒かったな」

ちひろ「なので、今夜は温かい物が美味しいんでしょうね・・・」

P「そうですねぇ・・・そうだ、おでん屋で食べようかな」

ちひろ「おでん良いですね!」ズイッ!

P「は、はい・・・」ビクッ

ちひろ「・・・」

P「・・・?」

ちひろ「・・・おでんは温まりますもんね」

P「そ、そうですね・・・」

ちひろ「・・・」

ちひろ「わ・・・」

P「はい?」

ちひろ「わ・・・私もおでん屋さんに行きたいかなぁ~・・・///」

P「・・・」

P「・・・ふふっ」

ちひろ「なんで笑うんですか!?///」

P「普通に行きたいって言えばいいのに・・・」プルプル・・・

ちひろ「じ、女性から言わせるなんて・・・プロデューサーさんはやっぱりダメダメですね!///」

P「はいはい」プププ・・・

― 数時間後 ―
~車内~

凛「プロデューサー、今日はありがとう・・・とっても楽しかった」

凛P「喜んでもらえて良かったよ」

凛「あんな素敵なレストラン・・・あれ?」

凛P「どうした?」

凛「・・・あそこにいるのって、Pさんとちひろさんじゃない?」

凛P「ん~?・・・・あ、本当だ」

凛「何してるんだろう・・・」

凛P「今日はホワイトデーだからな・・・Pさん達も食事に行ってたんじゃないのか?」

凛「ホワイトデーって・・・ちひろさんから黒飴しか貰ってないって聞いたけど」

凛P「う~ん、あの二人はなんというか・・・」

凛「・・・まぁ、あの二人だからね」

凛P「それにPさんは最近お腹が出てきたとかで、ちひろさんに間食を止められてるってのもあるだろうな」

凛「もう彼女みたいだね・・・」

凛P「あと最近はヘルシーなお弁当を作ってもらってるらしいぞ」

凛「彼女じゃん!」

凛P「ちひろさん料理上手だし、うらやましいなぁ・・・」

凛「・・・ふーん」

凛(私もプロデューサーに作ってこようかな・・・)

凛「・・・」



ちひろ「Pさんはぁ~、女性の気持ちを全然分かってないれすっ!」フラフラ

P「わかったわかった」

ちひろ「全然分かってまs・・・クシュン!」

P「ほら、これ着て」ファサッ

ちひろ「!」

ちひろ「あ、ありがとうございます・・・今のはポイント高いですよ///」

P「どうも」

ちひろ「で、ですが・・・P「はいはい」ギュッ

P「女性がふらついてたら、倒れないように手を握ってあげれば良いんですよね?」

ちひろ「な、なかなか分かってきたんじゃないですか?///」

P「まぁね」フフン!

P(ちひろさんくらい親しければいいけど、初対面の人にはできないよなぁ・・・絶対に引かれる)

ちひろ「~♪」

P「・・・」

P(・・・ま、いっか)

ちひろ「じゃあ明日は特別に、Pさんの好きなハンバーグを作ってきてあげましょう!」

P「マジで!?やっt・・・いや、どうせピーマン入れるでしょ?」

ちひろ「好き嫌いはダメですよ?」ニコッ

P「はぁ・・・できるだけ細かくして下さい」


凛「・・・」

凛(もう結婚すればいいのに・・・)

終り

以上です!
最後まで見てくださりありがとうございました



他にも書いてるので、暇な時にでもご覧ください!

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