凛父「男ってやつは・・・」 (57)

モバマス渋谷凛の父のSSです




凛父(以下、父) (今日店は定休日、久しぶりに一人でゆっくりDVDでも観よう)

~ 18禁コーナー ~

父(観るぞー!)




※下ネタが少しあるので、そういうのが大嫌いな方はご注意ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455774657

父(母さんは友達と旅行、凛は泊まりで撮影・・・)

父(明日の昼までは誰もいない!・・・おっと、ハナコがいたか)

父(さぁ~て、なににするか・・・ん?)


【いけないアイドルvol.1 ~渋谷凛編~ 『ふぅん、アンタが私のご主人さま?』】

父(な、な、な・・なんだこれは!?)

父(凛似のAVだと!? ふざけるな!・・・・)

父「・・・」ヒョイ

父「・・・」ジーッ

父(ふん、凛の方が数百倍は可愛いし美人だ)

父(しかし、DVDがないという事は誰かが借りたようだな)

父(そんな偽物で満足するとは・・・けしからん)

「あれ・・・?」

父「ん?」

父「Pさん!?」

凛P(以下、P)「ど、どうも・・・」

父「なんでこんなところに!? 今日は泊まりのロケのはずじゃ・・・!?」

P「機材トラブルがあって、ロケは来週になったんですよ」

父「・・・ということは凛は家に?」

P「一応自宅まで送ったので、たぶんいらっしゃるかと・・・」

父「そ、そうですか・・・」

父(くそ~っ!久しぶりにゆっくり観れると思ったのに・・・)

P「・・・じゃあ、僕はこれで」アハハ・・・

父「はい・・・」

父(困ったな・・・)

父(いや、でも母さんがいないじゃないか・・・それなら夜中に寝室で観れば問題ない!)

父(リビングで堂々と観れないのは悔しいが、ここまで来たら諦めきれん!)

~数十分後~

父(よし、じゃあレジに行くか・・・)

店員A「いらっしゃせー、ポイントカードはお持ちですかー?」

父「はいはい、持ってますよ」

イラッシャッセー

父「ん?」

P「あ、また会いましたね」アハハ・・・

父「ははは、そうですね・・・」

P「・・・」

父「・・・」

父(気まずい)

父(会った場所がマズかった・・・)

父(違う場所で会っていたらもっと自然に会話もできたのだろうが・・・)

父(早く会計をしてくれ!)

店員B「あー、このシリーズいいっすよ~」

P「え?」

父(ん?)

店員B「この渋谷凛は結構似てるんでオススメっすよ~」

P「ちょ、ちょっと!」

父(お、お前か!)

P「」チラッ

父「・・・」

P「!」

P「ち、違うんです!」

父「何が違うんですか?」

P「これはその・・・検品なんです!検品!!」

父「ほぉー・・・」

店員A「こちらお釣りになります、ありがとうござましたー!」

父「ちょっとお話ししましょうか?」ゴゴゴゴ・・・

父「外で待ってますよ」ニコッ

P「」

P「・・・・はい」

店員A「あ、お客さーん! 【いけないアイドルvol.3 ~高垣楓編~ 『あなたのステッキ(棒)とってもすてっき♪』】を先ほど借りたお客さーん! ポイントカードをお忘れでーす!」

父「」

P「・・・」

父「いや、これはですね・・・」



ウィーン アリガトゴザシター!

父「Pさん、あの・・・」

P「・・・」

父「妻と凛には内密に・・・」

P「・・・言いませんよ」

P「それより僕の方が・・・」

父「Pさん、お互い今日の事は見なかったことにしましょう」

P「・・・わかりました」

「あれ?二人で何してるの?」

P・父「「り、り、凛!?」」

凛「え、何?・・・どうしたの?」

父「こ、こんなところで何をしてるんだ?」

凛「何してるって・・・普通にハナコの散歩だけど・・・」

ハナコ「ヘッ、ヘッ」プンプン

父「あ、あぁ・・・そうか」

凛「というか、何で二人が一緒にいるの?」

父「たまたま店の中で会ってだな・・・」

P「そ、そうそう!」

凛「ふ~ん・・・で、何借りたの?」

P・父「「 !! 」」ビクッ!

父「えーと・・・あの・・・【テキサスチェーンソー】っていうグロテスクホラーの映画だ。一緒に観るか?」

凛「い、いい! 観ない!!」

父(だろうな)フフン

凛「プロデューサーは?」

P「俺は、俺は・・・【バケモノの子】っていうアニメ映画だ」

P(凛はアニメには興味がないはず・・・)

凛「あ、それ奈緒がこの前観たって言ってたやつだ・・・私も観たい」

P「えぇ!?」

凛「え、どうしたの? 事務所で一緒に観ようよ」

凛「プロデューサーの家でもいいけど」ボソッ

P「いや、俺は家で観たいから・・・」

凛「じゃ、じゃあプロデューサーの家で・・・///」

P「ダメダメ!そんなことできるわけないだろ!?」

凛「だって私も観たいよ・・・ダメ?」

P「うぅ・・・今日は一人で観たい気分なんだよ、また借りてくるからその時は一緒に・・・な?」

父「凛、わがままを言うんじゃない!Pさんも一人でゆっくりしたい時だってあるんだぞ?」

凛「う、うん・・・ごめんねプロデューサー」シュン・・・

凛「確かに私、わがままだった・・・」

P「いいんだよ、また次の機会にな?」

凛「うん・・・でもまた同じの観るの?」

P「みんなと一緒に観るのも、一人とは違った楽しみ方があるんだよ」

凛「そうなんだ・・・わかった、約束だからね?」

P「・・・あぁ」ホッ

プップ―!!

P「うわぁ!」ポトッ

「邪魔なんだよ!!」

父「どうもすみません・・・」 ペコペコ

「きをつけろっ!!」 ブーン

凛「プロデューサー大丈夫!?」

P「大丈夫だよ・・・あれ、DVD・・・」

凛「あ、私が拾うよ」

P「大丈夫だから!!」

凛「遠慮しないで・・・あ、DVD外に出てきちゃってる・・・ん?」

P「凛!」

凛「【いけないアイドルvol.1 ~渋y・・・・」


凛「ふぅ~ん」

P「」

凛「確かに事務所では観られないよね」

父「こ、こら・・・」

P「これはだな・・・検品なんだよ!凛の担当プロデューサーとして確かめる義務がある!!
これも仕事の内だ!」

父(Pさん、さすがに厳しいと思うんだが・・・)

凛「・・・」

凛「へぇ、検品ねぇ・・・」

P「あ、あぁ!」

凛「・・・じゃあ、本人の私も一緒に観なくちゃね」

P「いやいやいや!ダメだろ!!」

凛「なんで?これって仕事なんでしょ?・・・まさかいやらしい気持ちで?」

P「ち、ち、違うって!」

父「こら、Pさんを困らせるんじゃ・・・凛「お父さんもさ・・・」

凛「今日借りたのってホラー映画じゃないでしょ?」

父「」ドキッ

凛「だって、さっきからやたらとプロデューサーを庇ってるよね?」

父「いや?・・・普通の映画だよ?」

凛「じゃあ、お母さんに言うね」

父「待ってくれ!」

凛「・・・なに?」

父「それは待ってくれ・・・!」

凛「・・・というわけで、今日はプロデューサーの家で検品だね」

P「いや、だから・・・」チラッ

父(Pさんがこっちを見ている・・・でも無理だ、助けられない!)

凛「お父さん、プロデューサーの家行ってくるからハナコも一緒に連れて帰ってね」

ハナコ「ワンッ!」

父「お、おう! あまり遅くならないようにな」

P「お、お父さん!?」

凛「プロデューサー、しっかりと隅々まで検品しようね?」

P「うわぁ~!!」ズルズル

父(すまん、Pさん!)

~凛家~

父「ただいま・・・」

父(はぁ、なんか疲れたな・・・しかし)

父(当分凛も帰ってこないはず・・・今のうちにDVDを・・・)

凛母(以下、母)「お父さん、お帰りなさい」

父「えぇ!? 母さん!?」

母「ちょっと・・・いきなり大きな声出さないでよ」

父「旅行はどうしたんだ・・・?」

母「友達が熱出しちゃって、今回は中止になったのよ」

父「へ、へぇ~」

母「ん? 何か映画でも借りてきたの?」

父「え!?あ・・・あぁ、まぁね・・・」

母「どんなやつ?」

父「えっと・・・【アベンジャーズ】だよ、一緒に観る?」

父(母さんの興味のない事も、もちろん把握している!)

母「そうだね、観ようか」

父「え?」

父(今日に限ってどうして!?)

母「どうしたの?」

父「いやぁ・・・別に」

ヒュン!

父「あっ! か、返してくれ!」

母「何をそんなに焦ってるの?」ガサゴソ

父「あ、焦ってなんか・・・」

母「・・・」

母「なるほどね・・・」

母「」ズイッ

父(スマホ・・・?)



―――――――――――――――――――

凛<今日はプロデューサーの家に泊まるかも・・・)  12:23

                   
                    既読 12:30 (了解、頑張れ!!>  


凛<あと、お父さんがエッチなビデオ借りてました)  12:35


                          既読 12:36 (は?>


――――――――――――――――――――――――――

父「」

母「何か言いたいことは?」

父「ありません」

バチーーン!!

~数日後~

父「母さん、機嫌を直してくれよ・・・」

母「別に?怒ってないけど・・・」

父「だって最近口きいてくれないじゃないか・・・」

父「本当にすまなかったと思ってるよ・・・」

母「・・・本当に反省してるの?」

父「あ、あぁ!」

母「・・・はぁ」

母「わかったわ・・・こんかいh・・カラン、コロン

父「いらっしゃいませ・・・ん?」

凛「」ズンズン

P「いたたた、耳を引っ張るなよ!」

父「な、なんだ!?」

母「どうしたの、二人して・・・」

凛「はい、お母さん」ズイッ

母「え、これ誰のスマホ?」

凛「いいから見て」

母「?」

母「・・・」

母「ほう・・・」

父「母さん、何が写ってるんだ?」

母「はい、どうぞ」ズイッ

父「ん~?・・・・・あ」

父「」

凛「プロデューサー、この写真は何?」

P「何って・・・お店で飲んでる写真じゃないか」

凛「・・・隣にいる女性は誰?」

P「お店の女の子だな」

母「なんで隣にパパもいるの?」

父「あ・・・いや、これはだな・・・」

父「昨日居酒屋で飲んでたら、たまたまPさんと会って・・・そのまま二軒目に」

母「このお店の必要はあるの?」

父「いや・・・ないけど・・・」

凛「プロデューサーってこういうお店に行ってるんだ・・・」

P「い、いいじゃないか!俺だって女の娘と飲みたい時だってあるんだ!」

凛「私がいるじゃん!」

P「まだ未成年だろ!」

母「はい、よ~く分かりました!」

母「お父さん、プロデューサーさん、覚悟はできてますか?」ゴゴゴゴ・・・

父「・・・はい」

P「え、僕もですか!?」

~公園~

P「なんで凛にビンタされなきゃいけないんだ・・・」ヒリヒリ

父「すみません、Pさん」ヒリヒリ

P「僕は独身なんですよ!? 何で怒られなきゃいけないんですか!」

父「・・・Pさん」

父「男ってのは、どんな理不尽なことがあっても広い心で受け止めなければいけない・・・そんな悲しい生き物なんですよ・・・」

P「・・・」

P「お父さんは自業自得ですよね?」

父「・・・」

父「男はつらいぜ・・・」

終り

以上です!最後まで読んでくれてありがとうございます



他にも書いてるので、暇な時に是非読んでみてください

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