モバP「二人組を作ってキスをしてください」 (270)
卯月「えぇっ!?」
みく「ぴ、Pチャン急に何を言い出したんにゃ!?」
美波「キ、キスって…///」
みりあ「どうして女の子同士でチューするの?」
P「…………」ポリ…
凛「困り顔してないで説明を…」
ちひろ「説明は私からさせていただきますね」ニッコリ
皆「!!」
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ちひろ「まぁ、言ってしまえば営業の一環ですね。百合営業」
智絵里「ゆ、百合?お花のですか…?」チラッ
凛「いやそれで私見られても…多分違うと思う」
ちひろ「人という生き物は男女問わず、いちゃいちゃしている姿を見るのが好きなものです」
ちひろ「そして女の子の魅力もとかく、そういう時に輝きやすい。ここまでは分かりますね」
未央「はぁ、まぁ……。要は恋をするとキレイになるみたいなことですか?」
ちひろ「良い理解です。しかしアイドルである貴方達は、当然ですが男女交際は厳禁です」
ちひろ「はい今ビクッとした何人かはちゃんと反省してくださいねー」
ちひろ「いちゃいちゃしている姿は見たい。しかし男性と絡んでいる姿は見せられない」
美波「か、絡むって…」カアッ
ちひろ「ならばどうすればいいのか。はい杏ちゃん!」
杏「んあ?んーじゃあ女子同士でいちゃこらすればいいんじゃないの?」
ちひろ「正に然り!アイドルと百合の組み合わせは、古今東西確実に需要がある王道営業路線」
ちひろ「特に貴方達の様な大型グループにはもって来いの要素ですね」
未央「言いたいことは何となく分かりましたけど、それで私達何やればいいんですか?」
卯月「そうですよね。百合っていうのはよく分からないですけど、今迄だってみんな仲良くやってきましたし…」
みりあ「みくちゃんとりーなちゃんを真似っこすればいいんじゃない?」
みく・李衣菜「「な、何言ってるの(にゃ)!?」」
莉嘉「もしくはラブライカみたいにラブラブデートするとか?」ニシシ
美波「!?」
アーニャ「?たしかにミナミとはよくオデカケしてますガ…」
ちひろ「それについてですが、はいプロデューサーさん♪」
P「いきなりですね…ゴホン。皆さん、ご報告があります」
P「9月初めに…シンデレラプロジェクトのファースト写真集が発売決定しました」
ワーーーッ!! キャーキャー! スゴイスゴーイ!
蘭子「ふふ…遂に我らの魂を抽出せし調べが月光の元に照らされる刻が…」
かな子「写真集……」プヨッ
ちひろ「それで、写真集にはコンセプトというものが必要になる訳ですが」
ピタリ
未央「ま、まさか……」
ちひろ「そう。女の子同士のいちゃいちゃ――『百合』です」
みく「ふぁ、ファースト写真集でそんな冒険する必要あるんでしょうか…?」
李衣菜「ロックではある気もするけどね…」
智絵里「あ、杏ちゃんどうしよう?」
杏「それで売上が上がるなら私は誰とでもやるよ~」
ざわざわ… どよどよ…
ちひろ「うんうん、良いざわざわ具合ですがこれは会社の決定事項なので動きません♪」
凛「この会社大丈夫なのかな…」
ちひろ「さて。それでプロデューサーさんの最初の発言に帰って来る訳ですが」
みりあ「二人組を作ってチューするって話?」
ちひろ「はい。流石に13人でとっかえひっかえなんて節操の無さはアイドルとして良くないですからね」
ちひろ「ページ数にも限りがありますし、ここはひとつ写真集用にカップリングを作ってみてはどうかということになりました」キラン
アーニャ「カップリング…CDのことデスカ?ミナミ」
美波「え、えーっとねアーニャちゃん…」アセアセ
莉嘉「しつもーん!その二人組って、私達で勝手に決めていいの?」
みりあ「あ、私も質問!それって三人組じゃダメなんですか?」
ちひろ「二つ目はいきなりレベルが高過ぎるから駄目で、一つ目は半分はオッケーです」
かな子「半分…?」
ちひろ「カップリングは今から皆に、あるマシーンを使って決めてもらいます」
ちひろ「プロデューサーさん」
P「…今持って来ます」
スタスタ ガチャッ
??「あ、プロデューサーさんお疲れ様です!あの、今通り掛かって気になってたんですけど台車に乗ってるこれって…」
P「はい、○○テレビの倉庫から借りて来たものです」
??「やっぱり!うわ~懐かしいですね、私大好きだったんですよ。毎週どんなカップルが誕生するかドキd…」サァー
??「さ、再放送ですけどね!?ほらあの、お母さんが懐かしいって観ててそれを…!」
P「えぇ、はい、大丈夫です。分かっていますから落ち着いて…」
凛「誰かと話してたみたいだけど、何かあったの?」
P「いえ、特には…」キュラキュラ…
きらり「んー?これがぁステキーなカップルを決めるマシーンかにぃ?」
ちひろ「はい。その名もそのまま『フィーリングカップルマシーン』」
ちひろ「これを使って、皆には自分がキスをしたい相手を指名しあって貰います♪」
皆「!?」
っていうのが見たかったけど無かったので自分で書こうかなと思いました。
怒られる前に白状しますが、アニメ組なので色々出るであろう粗はご愛敬でお願いできると。
あと蘭子ときらりの台詞が不自然に少なくてもご愛敬でお願いします。
人が言ってるのは何も気にしないけど、自分でPに声優名付けて呼ぶのは抵抗あるという謎の拘り
今更付けるのも何なので、すみませんがこのままでいきます。多分そんなに出番ないですし
未央「したい相手って言われてもなぁ…」
ちひろ「言い訳が必要なら、別に理由は消去法でも何となくでも構いませんよ」
ちひろ「大事なのは、お互いがお互いを選び合った時にのみ、カップルが成立する。この1点のみです」
凛「外した場合はどうなるの?」
ちひろ「その場合は居残りですね。最後の一組が決まるまで、延々と繰り返していくことになります」
みく「う…それで後の方まで残されるのも何か嫌だにゃ……」
かな子「あれ?でも、私達って…」
未央「あっそうだよ!私達って13人で奇数だから、二人組作っていったら一人余っちゃうじゃん!」
凛「いや14人でしょ何言ってんの」
未央「あれっ!?え、あ、そうか。ゴメン、素でゴメン……」ずーん
凛「そんなに落ち込む意味も分かんないけど…」
みく「まぁ李衣菜ちゃんあたりは影薄いとこあるから忘れられても仕方ないとこあるにゃ」
李衣菜「私が忘れられてたの!?いやいやこんなロックの体現者たる私のどこが…」ギャーギャー
ちひろ「うふふ。もしかして奇数だから最後の一枠はPさんに!とか考えていたのかもしれまs…いえですからガタッてならないでください何人か」
莉嘉「もしそうだったらお姉ちゃんが入ってくれたら面白かったのになー」
みりあ「あ、それなら美嘉お姉ちゃんに私選ばれちゃってたかも!あのね、この間アイスを奢って貰った時に…」
ちひろ「さて、説明も済んだことですし」コホン
ちひろ「それではいよいよ1回目のカップリング投票に移らせていただきますね♪」
智絵里「な、なんか問答無用に話が先へ…」
杏「まー上の決定に私達が逆らえる訳もないけどねー」ゴローン
卯月「い、いざ決めるとなると何だか急に恥ずかしくなってきちゃいました…!」アタフタ
P「千川さん。急な話ですし、もう少し考える時間を…」
ちひろ「時は金なり。この後に撮影が控えてるので、早く決めちゃいたいんですよ」
未央「この後!?すぐにですか!?」
ちひろ「という訳でシンキングタイムは5分でお願いします。アイドルは決断力も大事ですよ~」
凛(あの機械のスイッチを押して選ぶってことは、誰が誰を選んだかはPと千川さんだけが確認できて)
凛(お互いがお互いを選んでた人達が発表されるみたいなコトだよね…)
みく(むーこれは結構悩ましい問題だね。誰を選ぶのがみくにとって一番プラスになるのか…)
みりあ(だーれーにーしーよーうーかーなーっ?蘭子ちゃんも面白そうだしアーニャちゃんって言うのも…)
智絵里(お、お仕事だし相手は女の子だし、これはノーカウントだよ……ね?)ドキドキ
かな子(キス……唇…。よく甘いって言ったりするけど、皆の中で甘そうなのは…)じゅるり
蘭子(ど、どどどどうしよう!?私は、はじめてなのにっ!優しくしてくれそうなのはだれ……!?)
美波(大丈夫大丈夫オーケー落ち着きなさい美波。特にユニットのこととかには何も言及してなかった訳だから変に避ける方が逆に不自然になる恐れもしかしかといって…)プスプス…
アーニャ(ミナミ…?お腹でも痛いんでショウカ…?)
卯月(凛ちゃん…未央ちゃん…同じユニットの子じゃない方が良いんでしょうか…?)
杏(さてさてどうしたものかねぇ。まぁ選ばれてないことにはどうしようも無いんだけどさ)
きらり(皆すごーくステキできゃわいい子ばっかりだし、きらりは最後まで残り物になっちゃうよねぇ…)
莉嘉(お姉ちゃん以外の人とするのは初めてだなー。でもカリスマJCとしてキスくらいバシっと決めないとね☆)
李衣菜(ロック的には誰かれ構わずとっかえひっかえの方がそれっぽいけど…。…みくちゃんは誰にするのかな)
未央(リーダーとして、どっちを選ぶのが正解なのか…ていうか私は二人から選ばれるんだろうか…)
そして5分後。
十四者十四様。十四者十四様の思惑が交差する中、1回目のカップリング投票は行われた。
つづく。
何かあっさり帰ってこれました。
雑談から展開閃くタイプなので、よろしくお願いします。投下中も勿論歓迎。
※14人は円卓形式のフィーリングカップルマシーンの周りに座ってます。
ちひろ「はい、全員がスイッチを押して結果が出揃いましたね」
ちひろ「なるほどなるほど、こういう結果になりましたか。Pさんはどう思います?」ニヤニヤ
P「…………」ポリ…
未央「そ、そういうの言わないでくださいよ恥ずかしいから!」
ちひろ「む、口答えですか?それではまず未央ちゃんの指名を発表!」
未央「えぇっ!?」
ポンポンポンポンポン パーン!
?「えっ!」
李衣菜「わ、私?」
ちひろ「記念すべき初告白!未央ちゃんがキスしたい相手は李衣菜ちゃんでした~」
未央「告白とかキスしたいとか不穏な言葉使うの止めて下さいって!」
智絵里「赤いランプが順番に灯っていって、未央ちゃんから李衣菜ちゃんの所へ矢印が…」
杏「コテコテな分かりやすい演出だねぇ」
きらり「そーお?きらりはこーいうのロマンティックで好きだなー☆」
みく「……………」ムゥ
ちひろ「さぁ、それを受けての李衣菜ちゃんの選択は…!」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ
未央「」
李衣菜「ゴ、ゴメンなさいっ!」
ちひろ「残念!未央ちゃんの李衣菜ちゃんへの想いは一方通行の片思いでしたー」
未央「ぐわーふ~ら~れ~た~」ガクッ
凛「もはやヤケクソだね…」
未央「りーなのバカ!友達だと思ってたのに!裏切り者!エセロックの猫ロック!」
李衣菜「言い過ぎじゃない!?だ、だって選んでるの知らなかったんだからしょーがないじゃん!」
みく「どさぐさで猫までバカにすんなにゃ!」
李衣菜「ていうか友達の方がこれキツくない!?」
かな子「それはちょっと分かるかも…」
杏「統計取ったら以外と半々かもね。友達とキスか、見ず知らずの人とキスか」
凛「なにその極限状態の究極の選択みたいな…いやその状況に置かれてて言うのも何だけど」
美波「あ、あの千川さん!これってその、両想いだった組だけを発表するんじゃなかったんですか…!?」
訂正
>>90
杏「統計取ったら意外と半々かもね。友達とキスか、見ず知らずの人とキスか」
凛「あ、それ私も思った」
ちひろ「誰がそんなことを一言でも言いましたか?」きょとん
美波「え………」
ちひろ「折角のカップル決め。どうせなら面白おかしく演出させていただくに決まってるじゃないですか」フフッ
ちひろ「アイドルとして、視聴者の皆様を楽しませられる様に皆さん頑張ってくださいね」
卯月「視聴者…?」
莉嘉「あっ!Pくんがいつの間にかカメラ持ってる!」
みりあ「ホントだ!撮って撮ってー!」
P「……………」ポリ…
智絵里「あの、もしかしてこれを何かに使ったりするんですか…?」
ちひろ「具体的には決まってないですけどね。写真集の付属DVDにするか、何かの特典にするか…」
ちひろ「まぁ何にせよ、お金にはします」ニコッ
皆「……………」
未央「えっじゃあ私今、ある意味公衆の面前で李衣菜に振られたことに!?」
未央「し、視聴者の皆さん!私は別に本気とかでは無くて、安パイに行ったというか置きに行った所があってですね!」アセアセ
凛「それ墓穴じゃ…」
ちひろ「これもお仕事。はりきって参りましょう!」
ちひろ「さーて次は誰の発表にしましょうか…」チラッ
?「!」サッ…
ちひろ「はい今目を逸らした蘭子ちゃん!」
蘭子「ひゃうっ!」
ポンポンポンポンポン パーン! (蘭子→アーニャ)
無人…
美波「………!」
アーニャ「ランコがワタシを……デスか?」
莉嘉「ここは予想どーりな感じかなー」
みりあ「美波ちゃんの代わりにラブライカやったこともあるもんね!」
未央「らんらん選手、今のお気持ちは~?」
蘭子「……ふ、ふふ……あーはっはっは!」
蘭子「かつて氷河が闇に染まりし時、新たに創世されし銀の翼が舞い散る姿は輪舞曲の如く!」
蘭子「茨の城の堕天使と孤高の銀狼が契りを結びし時…魂の共鳴を!」ビシィ!
アーニャ「ランコ」
蘭子「ふぇ?」
アーニャ「Простите」ペコッ
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ
蘭子「」
蘭子「光に晒されしブラウニーの様…」ウズクマリ
未央「何言ってるのかは分からないけど、気持ちはよーく分かるよらんらん」ポムッ
美波「…………」ホッ
美波(って、何を私は……!!仲の良い二人が結ばれたとしたら、それは喜ぶべきことで私がそれをどうこう…)グルグル
卯月「なかなか揃わないものなんですね」
凛「発表順が完全に恣意だからアレだけど…14人もいるんだし、確率的にはおかしなことじゃないよ」
杏「完全ランダムなら1~2組出るか出ないかって感じ?自分視点で1/13だから結構長くなるかもねー」
ちひろ「ふふ。その確率が低いとは微塵も思いませんが、一人が複数から選ばれていた場合はどうでしょう?」
未央「えぇっ!そんなモテ女がここに!?」
ちひろ「今回最多の3名がこの人を選んでいました。…新田美波ちゃんを選んだ子達の発表です!」
美波「!?」
ポンポンポンポンポン パーン!パーン!パーン!
みく「美波チャンを選んだのは、智絵里チャンと…」
智絵里「…………///」
李衣菜「みりあちゃん…」
みりあ「えへへっ」
ちひろ「そして――アーニャちゃんの3人ですね」
アーニャ「…………」じっ
美波「……………」
未央「ラブライカの絆に、赤城選手と緒方選手が果敢に挑んで行った形…!」
未央「解説の渋谷さん、この指名をどう思われますか?」クイッ
凛「どこから眼鏡出したの…まぁ、順当に行けばアーニャが勝つだろうけど」
凛「二人ユニットの相方を指名するのはちょっと…っていう心理も分かるから、二人にも十分可能性はあると思うよ」
未央「思いの外マジメな解説ありがとうございます。ADのしまむーさんは?」
卯月「私ADさんなんですか!?なのに喋っていいのかな…えぇと、やっぱりラブライカの二人は凄く仲良しですから」
卯月「アーニャちゃんの気持ちが届けば良いなって思っちゃいますでしょうか…」
未央「今更百合営業する必要あるのかという疑問はありつつ、やはり王道は至高ということですね」
未央「そして指名を受けた新田選手は、指名直後から一貫して無表情を貫いており心中を窺い知ることは出来ません」
凛「冷や汗が物凄いことになってるけどね…ホントに大丈夫?」
美波「…………」コクッ ダラダラ…
みりあ「ドキドキするな~。ね、智絵里ちゃん」
智絵里「は、恥ずかしくて倒れそう…///」フラッ…
アーニャ「Я верю ему ミナミ…」ボソッ
ちひろ「それでは結果発表!3人からラブコールを受けた美波ちゃんのお返事は……」
美波「…………」スッ
卯月(美波さん?)
後に、島村卯月は述懐す――椅子から降り、少し下がって膝を付き、更に三つ指をついたその姿は
「申し訳ありませんでしたっ…!!」
それはそれは見事な――土下座でしたと。
つづく。
一巡目途中経過
未央→李衣菜(×)
蘭子→アーニャ(×)
みりあ・智絵里・アーニャ→美波(×)
卯月「ご、ごめんなさいっ!」ペコッ!!
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ
ちひろ「残念!美波ちゃんから卯月ちゃんへのラブコールでしたが、これも成立ならず!」
未央「おぉう。三人をまとめて振った魔性の悪女を袖にするとは、流石しまむー…!」
卯月「や、止めてくださいよ未央ちゃん!美波さん本当にごめんなさい!」
美波「いいのよ、気にしないで。それに謝られちゃうと私も色々辛いし…」ニガワライ
卯月「あー…」アセ
美波(うぅ…まさかこんな展開になるなんて)
美波(散々迷った挙句、やっぱり二人ユニットの相方を指名するのはガチ過ぎてヤバい…というか私からアーニャちゃんに迫るのは)
美波(手錠を嵌めることになる恐れがある…いや、それを言ったら私の場合誰を選んでも駄目なんだけど)
多分今日の夜ちょっと進める
美波(そういう訳で、無難な所で卯月ちゃんを選んだんだけど)
美波(アーニャちゃんが私を選んでくれたなんて…)
未央「それじゃー超絶モテ女みなみんも負け犬軍団の仲間入…ってなんでフラれたのにニヤけてんの?」
美波「えっ!?なっなんのこと!?」カアアッ
アーニャ「……………」じっ
美波「っ!」
美波「ど、どうしたの?アーニャちゃん…」
アーニャ「……………Дурак」ボソッ ぷいっ
美波「え、今なんて…アーニャちゃん!?」アセアセ
李衣菜「しっかし、もう結構長いことやってるのに全然揃わないね」
みりあ「私達って実はあんまり仲良くなかったのかなー?」
きらり「そんなことないと思うよぉー☆むしろ、みんなが仲良しさんだからこそ」
きらり「誰にしようか迷っちゃってぐちゃぐちゃになってるんだにぃ☆」
凛「いや、その表現はどうかと…」
ちひろ「それでは、次はまだ名前の出て無い子達の指名にいきますよ~」
きらり「っ……」ドクン
ちひろ「そうですねぇ……杏ちゃん!」
きらり「!」ズクン!
きらり(来た……で、でも助かったにぃ。杏ちゃんの指名発表なら…)
杏「んあ、やっと私の出番?」フワァ…
ちひろ「……を!指名した二人の発表です!」
きらり(にょわわわっ!?)
みく「何にゃんですかその謎のフェイント…」
ちひろ「いえ、ちょっと良い表情が欲しかったので♪それじゃあ赤い矢印を灯しますね」ポチッ
ポンポンポンポンポン パーン!パーン!(きらり・かな子→杏)
智絵里「きらりちゃんとかな子ちゃんが杏ちゃんを指名…」
みく「ワリと予想通りな感じかにゃ?」
みりあ「二人共杏ちゃんと仲良しだもんねっ」
きらり「ふ、ふふふふふっ☆!かな子ちゃん、杏ちゃんを賭けて勝負だにぃ!負っけないよぉ~☆」
かな子「あはは…。お、お手柔らかに…」
莉嘉「ねぇねぇ!杏ちゃんはどっちかを選んだの?」
杏「いや普通に聞かれても……ちひろさん?」
ちひろ「そうですねぇ。先に発表しておくのも一興でしょうか…」フム
きらり・かな子「?」
ちひろ「コホン。実はこの指名で……第1のカップルが誕生しています!」
皆「!!!」
蘭子「盟約の締結…!」
アーニャ「つまり、アンズはカナコかキラリのどちらかを選んでいるというコトですか?」
凛「そうなるね。やっぱり一組は出来てたんだ」
未央「さぁ張った張った!今の所杏きらが2.1倍でちょっと有利だよ~」
ちひろ「未央ちゃん、そういう遊びは私を通してね?」ニコッ
きらり(ふぅ…智絵里ちゃんが美波ちゃんを選んでたから、一巡目くらいは大丈夫かと思ったけど)
きらり(上手くいかないものだにぃ)ハァ
みりあ「………?」
ちひろ「現在、杏ちゃんへ向かって二本の赤い矢印が灯っています」
ちひろ「それがこのボタンを押した瞬間。一本の矢印は赤く煌めき、その中心にはハートマークが」
ちひろ「そしてもう一本の矢印は無残に砕け散ります」
美波「普通に消せば良いのでは…」
ちひろ「きらりちゃん、かな子ちゃん。心の準備はよろしいですか?」
きらり「いつでもおっけー☆うきゃー!どきどきするぅー☆」
かな子「ちょ、ちょっと落ち着かないのでお菓子食べてていいですか?」
智絵里「なんでやねん!」ビシィ!
杏「てゆーかコレ、私が一番どんな顔してればいいか分かんないんだけど…」
未央「想い人から想われた上に、更にもう1人から想われるなんて悪行を重ねているんだから」
未央「それ位は耐えないとね」
アーニャ「Да」
美波「わ、私は別に想われては…」アセ
きらり(…もし、ユニットデビューをして忙しくなる前ならきらりにも可能性はあったのかな)
きらり(キャンディアイランドに入って、2人を引っ張るしっかり者になる前の)
きらり(きらりがお世話をしてた頃の杏ちゃんなら…)
ちひろ「それではいきますよ~!」
きらり(今はどっちもユニットの仕事が多くなって、段々ソエンになっちゃって…)
きらり(絶対杏ちゃんは、きらりより同じキャンディアイランドのかな子ちゃんの方が――)チラッ
杏「…………」フフッ
きらり「―――っ」
鬱屈した想いのままに向けた、拗ねた視線は
慈愛に満ちた微笑みで吹き飛ばされ、その意味を理解するより早く視界に写り込んで来たのは
きらりと杏ちゃんを結ぶ――赤い掛け橋だった。
第1のカップル「諸星きらり&双葉杏」
ちひろ「という訳で、ファーストカップルは諸星きらりちゃん&双葉杏ちゃんでした!みんな拍手ー!」
ワ…ワーーッ!! パチパチパチパチーッ!
みりあ「きらりちゃんおめでとー!」
莉嘉「お幸せにー!」
きらり「に、にぃ……?」パチクリ
杏「なーにを豆鉄砲ぶつけられたみたいな顔してんの?」
きらり「杏ちゃん…だ、だってだって!杏ちゃんときらりは最近……」
杏「どんなヘンなこと考えてたのか知らないけどさ、杏は自分が一番楽な相手を選んだだけだよ」
きらり「楽?きらりが?きらり、おっきーから杏ちゃん背伸びしなくちゃいけないし大変なんじゃ…」
杏「いやそういうことじゃなくて……だから」ポリポリ
「………仲良い相手の方が…」ボソッ カアッ
きらり「~~~~っ!」ウルッ
杏「もう、こんな恥ずかしいこと言わせるなって…うわっ!?」
きらり「杏ちゃーーんっ!!」ダキッ!!
杏「何する止めっはーなーせー!」
かな子「ふふっ楽しそうだね、二人共」
智絵里(かな子ちゃん…平気そうにしてるけど、どう思ってるんだろ…?)
かな子「…食べてみたかったなぁ」じゅるっ
智絵里「!?」
杏「!!」ゾワッ
杏(…飴の量減らそうかな)アセ
ちひろ「莉嘉ちゃんの想いに対する反応は――」
シューン… NOT CONNECTED ピシィッ
莉嘉「ぐはぁっ!」バタッ
凛「ご、ごめんね?まさか莉嘉が私を選んでるとは思わなくて…」
きらり「残念だったにぃ。莉嘉ちゃんドンマイッ☆」
杏「…出来た二人だよねぇ」ボソッ
莉嘉「ちぇー凛ちゃんとなら良いカンジにカリスマなツーショットが撮れると思ったのにな~」
凛「身の危険を感じるからそれは遠慮したいかな…私別にギャルって訳でも無いし」
未央「りかりんも成立ならずかー」
みりあ「結局一巡目はきらりちゃんと杏ちゃんだけだったのかな?」
李衣菜「みたいだね。もう殆ど組み合わせの可能性は無くなっちゃってるし、別に全部を明かす訳じゃないんですよね?」
ちひろ「そうですね。あえてぼやかしておくことで、謎解き要素を作って続きへの購買意欲を煽…もとい、興味を惹かせることは重要ですから」
アーニャ「では2ターン目ですネ。早く次をやりまショウ」グッ
美波「あ、アーニャちゃん…?」
ちひろ「うふふ、それでは最後にこの人の指名を発表して二巡目へと参りましょうか」
みりあ「いよいよ最後か~誰だろ誰だろっ」
未央「果たしてトリを飾るに相応しい人物なのかな?」フフフ
凛「自分じゃないからって…」ジト
凛(でも実際私の可能性は高いか。ヘンに動揺しないようにしないと…)
莉嘉「みくちゃんもまだだよね?絶対ドキドキしてるでしょー?」ニシシ
みく「な、何をバカにゃ。一巡目で抜けちゃうのも美味しくないし、むしろここは残った方が…」
李衣菜「それ芸人さんの考え方じゃん」アハハ
ちひろ「では、ラストはPさんに発表してもらいましょうか」
P「!」アセ
ちひろ「苦手な場だからって気配消してちゃダメですよ~♪」
P「い、いえそんなつもりは…」
P「ゴホン。…それでは、通達を行わさせていただきます」
みく「Pチャン、いつにもまして顔怖過ぎるにゃ」
未央「解雇通告する時の顔だよねそれ」アハハ…
卯月「リ、リラックスしましょうリラックス!」
P「…………」ポリ…
凛「ま、緊張煽られ過ぎて逆に解けたからさっさと言っちゃいなよ」
P「…ありがとうございます。では………」
P「多田さん」
李衣菜「っ!」
P「ご指名を発表してもよろしいでしょうか?」
李衣菜「聞かれても……ど、どうぞ」チラッ
みく「?」
P「では…」カチッ
ポンポンポンポンポン パーン!(李衣菜→みく)
つづく。
一巡目途中経過
未央→李衣菜(×)
蘭子→アーニャ(×)
みりあ・智絵里・アーニャ→美波(×)
美波→卯月(×)
かな子→杏(×)
きらり→←杏(○)
莉嘉→凛(×)
李衣菜→みく(?)
未央「はーい前川さんご指名入りましたー!」
きらり「みくちゃんヒューヒュー☆!」
蘭子「放射されし二つ星が交わる刻が来たれり…!?」
卯月「やっぱり二人は仲良しなんですねっ」
みく「は、囃したてないでよ!」アセアセ
かな子「みくちゃんも結構やってたような…」
みく「自分の番になったら話は別にゃ!」
みく「え、えっとあの……李衣菜ちゃん?」チラッ
李衣菜「………………なに」プイッ カアアッ
正14角形にどの順で座ってるんだろ ってーかもしやあんきらは既にカップルシートとかなの?
みく「なにって…な、なんでみくなの?あ、間違えて押しちゃったとか?」
李衣菜「なにそれ…そんなに迷惑だった?」
みく「なっ!そんなこと一言も言ってないでしょ!」
李衣菜「じゃあ何でそんなに動揺してるのさ!私達、二人だけのユニットでしょ!?」
みく「それは李衣菜ちゃんが――
~回想・シンキングタイム~
李衣菜「…………」ムムムム…
みく「随分悩んでるみたいだね」ヒョコッ
李衣菜「うわっ!み、みくちゃん…別に悩んでなんかある訳ないでしょ。ロックの権化たるこの私が…」
みく「二重の意味でそんなこと無いから大丈夫にゃ」
李衣菜「二重…?ま、まぁたしかに悩んでこそ一流のロッカーみたいなトコあるしね」
みく「その辺はあまり深入りしない方が…」
李衣菜「て、ていうかそうえばみくちゃんの方こそもう決めたの?」
みく「んーまだちょっと迷ってるけど、一応は」
李衣菜「へーそう……なんだ。まさか撮影の時その娘にネコミミ強要する気じゃないよね?」
みく「勿論やってもらうにゃ。きっと最高にキュートな絵になって、写真集の話題独占間違い無しにゃ!」
李衣菜「いやいやいや色物扱いされるだけだって」
みく「にゃにおう!」
李衣菜「でも私ホントにどうしよっかなー。ロッカーは孤高な存在だから、ベタベタ慣れ合うのは駄目だしクールに決めないとで…」
みく「慣れ合い…」
ちひろ「そこのアスタリスクー。そろそろ投票を始めますよ~」
李衣菜「あ、ごめんなさい!行こ、みくちゃん」
みく「う、うん…」
~回想終了~
みく「――って言ってたから、だから普段も一緒のみくとはてっきり…」
李衣菜「だって……嫌だったんだもん」
みく「え?」
李衣菜「自分の相手を誰にするか考えようとしても」
李衣菜「どうしても、みくちゃんが誰を選ぶかの方が気になって頭がいっぱいになっちゃって…」
李衣菜「それで、しょうがないからそっちを先に考えようとしたら……嫌だったから」
みく「…………」
みく「みくが――他の人とするのが?」
李衣菜「…………」コクッ…
李衣菜「相手が誰でも、そんなの見たくないって思ったから。だから私は――!」ジワッ…
みく「……ふぅ。まったく、李衣菜ちゃんは…」
ギュッ…
李衣菜「え…?」
ちひろ「…………」カチッ
「しょうがないにゃあ」 CONNECTED! パアアアアーーーーッ
第2のカップル「前川みく&多田李衣菜」
一巡目終了
王道続きですみません、ここだけ書きたくて書き始めたという事実
>>213
零時の位置に居る卯月を基準に
時計回りで未央、凛、かな子、智恵理、蘭子、みりあ、きらり、みく、李衣菜、杏、アーニャ、美波、莉嘉の順です(適当)
矛盾はスルーでお願いします
李衣菜「なに!?ホントは一巡目で抜けたくないから私を選んだってこと!?」
みく「違うよ!みくだって一番の理想は李衣菜ちゃんが選んでくれることで…!」
ギャーニャー! ニャーギャー!
未央「あはは、またケンカしてる」
凛「一番仲良いのに、一番ケンカしてるっていうのも変な話だよね」
美波「互いに想い合ってるからこそ、言いたくなることも多いのよ」フフッ
アーニャ「Да…羨ましいデスね」
かな子「結局一巡目で決まったのは、杏ちゃん&きらりちゃんと、みくちゃん&李衣菜ちゃんの二組かぁ」
莉嘉「決まってみれば、ナットクの結果ってカンジ?」
蘭子「運命の歴史書に刻まれし収束…?」
みりあ「そうだねー。きらりちゃんも李衣菜ちゃんも待ってる時、すっごく真剣な顔してたし」
智絵里「うん…。これもお仕事なんだから、私ももっと…」キュッ
卯月「一生懸命考えないとですよね。頑張ります!」
「よーし絶対この二巡目で抜けてみせるぞー!」 「リベンジ…それとも鞍替え…」
「次に甘そうなのは誰だろう…?」キョロキョロ 「魂の共鳴を轟かす者よ、我の前にその真名を現さん!」
「なんだかわくわくしてきたねっ」 「絶対良い写真集にしましょうね!」 「杏きらにもアスタリスクにも負けないよー!」
ちひろ「ふふっ気合十分の様ですね。…それでは皆さん」
ちひろ「フィーリングカップル二巡目の投票。…準備はいいですね?」
「「「「「はーい!!!!」」」」」
P「…良い、笑顔です」
CP達の笑顔が奇跡を起こすと信じて…!
-fin-
最後まで読んでいただきありがとうございました。
二巡目以降のカップルと撮影風景は貴方の心の中にて…
ちひろ「はーい二人組作ってキスしてー」
にしておけば無用な争いは起きなかったのかなぁと思うけど、分かりやすさは落ちるから難しいですね。
O-MAKE -適当にシーン抜粋-
みく「それじゃあ次は…アーニャちゃんを選んだ子の発表にゃ!今度はなんと三人から指名されてるよ~」
アーニャ「!」
未央「むぅこの人数が減った状況で流石はアーニャ…」
李衣菜「気持ちは分かるけどね。やっぱりキレーだし、私達の中でもカッコ良さは抜けてる感じだしさ」
みく「む…まぁ李衣菜ちゃんと違って、あーにゃんは自然なカッコ良さがあるのはたしかだよね」
李衣菜「なっ!私と違ってってどういう…
杏「はいはい、解散芸をバックに杏が進行やるよー」
莉嘉「あ、カップルシートから抜け出せたんだ」
きらり「もうっ恥ずかしがり屋サンっ☆」
杏「ポチっとなー」
ポンポンポンポンポン パーン!パーン!パーン!
凛「…なんか、さっき見た光景の鏡写しみたいな感じだね」
卯月「アーニャちゃんを選んだのは莉嘉ちゃんと…」
莉嘉「ゲコクジョーで掻っ攫っちゃうよ!」
みりあ「蘭子ちゃんはやっぱりアーニャちゃんか~」
蘭子「………///」
未央「そして三人目は、さっきからずっと神に懺悔する姿勢で顔を伏せている…」
美波「……………」カタカタ…
アーニャ「……………」じっ
みく「さぁさぁ新田さん今の心境は!」
未央「一度捨てた女に縋って、よりを戻そうとするという腐り切った行為の真相を教えてください!この女の敵!」
美波「言い過ぎじゃない!?」
未央「ほらカメラマンしまむーもっとフラッシュ焚いて!」
卯月「わたしカメラマンさんだったんですか!?」
凛「ふふっ止めなって…」
みりあ「美波ちゃん、アーニャちゃんのこと好きならなんで最初からそう言わなかったの?」きょとん
美波「」
智絵里「や、止めてあげてっ」
アーニャ「…………」
未央「あー楽しかった。傍から見る分にはこんな楽しいこと無いよね」
凛「いじり過ぎだって」コツンッ
未央「しぶりんだってずっと半笑いだった癖に~」ウリウリ
杏「でもこれはホントどっちになるか読めなくて面白いよね。莉嘉ちゃんはまぁ賑やかしとして」
莉嘉「賑やかし!?」
杏「さっきの蘭子ちゃんの指名を受けて、アーニャちゃんが蘭子ちゃんへ行った可能性は十分にあるよ」
蘭子「!」ドキドキ
未央「新田さんに捨てられたことを思えばそれはむしろ本命…そしてラブライカ解散からの真正ラブライカが誕生するまである…!?」
美波「未央ちゃん!!!」
アーニャ「ミナミ」
美波「」ビクッ
アーニャ「どうして、さっきからワタシの方を一切見てくれないのデスカ…?」
美波「そ、そんなことは…」ギギギ…
美波(こ、怖い…アーニャちゃんが今どんな顔をしてるのか見るのがすっごく怖い!)
美波(単純に指名して恥ずかしいのもあるし…まさか未央ちゃん達が言うようなことは無いと思いたいけど)
アーニャ「ミナミ、こっちを向いてくだサイ」
美波「うぅ…な、なに?アーニャちゃ――んむっ!?」
チュッ
皆「」
美波「~~~~~っ!?!?!?」
アーニャ「んっ。――じゃないとпоцелуй。キス、出来ません、デショウ?」ニコッ
みく「な、なななななななな…///!?」カアアアッ
ちひろ「みくちゃん李衣菜ちゃん、進行」
李衣菜「えっあっはい!?結果ボタンポチっとな!」
CONNECTED! パアアアアーーーーッ
李衣菜「だ、第三のカップル新田美波&アナスタシアー!拍手ー!」
杏「いやいや今更過ぎて盛り上がれないって…」アセ
美波「あ、あ、あ、アーニャちゃ…なnを…!?」
アーニャ「?なにか、間違ってましたカ?ワタシとミナミ、今度は両想いデシタ。ので…」
ちひろ「何も間違っては無いけど、ちょっと急ぎ過ぎだったかもしれないですね」
ちひろ「二人の写真は初々しさで売る訳じゃないので、そんなに問題は無いですが」
アーニャ「んームズカシイですね…ミナミ?」
美波「こ、こんな人前でなんて…もしこれが世間に明るみになったら私は……手を出された側だからセーフ?でも…」ブツブツ
アーニャ「あの、ミナミ…。もしかして……イヤ、だったですか?」シュン
美波「そんなこと無いっ!!凄くドキドキして、それに気持ち良っ…///」カアアッ
アーニャ「Да。ワタシも同じ気持ちデス♪」
凛「…何というか、格が違うって感じだよね。あの二人は…」
未央「まーやる前から分かってたけどね。小悪魔パターンも期待したけど、やっぱりアーニャは大天使だったかー」
李衣菜「あの様子を見るに、小悪魔も十分いけそうだけどね」
みりあ「蘭子ちゃん、元気出してっ」ポムッ
蘭子「魂の救済を…」
O-MAKE
新田ーニャ編終わり
O-MAKE -適当にシーン抜粋-
美嘉(莉嘉遅いなー。急に写真集の撮影をすることになったとは聞いたけど、それ以降返事無いし)
美嘉(やっぱり様子見に行けば良かったかな)
莉嘉「……ただいまー」ガチャッ
美嘉「っと噂を思えば…」
美嘉「おかえりー。随分遅か…ど、どうしたの?何かあった?」
莉嘉「…なんで?」ポワーッ
美嘉「いやなんか凄いポケーっとした顔してるから…」アセ
莉嘉「何でも無いよ…ごめん、お姉ちゃんもう部屋行くね。今日はご飯要らないってママにも言ってるから…」フラフラ…
美嘉「ちょっ待っ…」
パタン
美嘉(………撮影で一体何が!?)
P「……………」カタカタ…
PRRRRR
P(…城ヶ崎さんから?珍しい…)
P「は…「どういうこと!?」
P「は…ど、どうされましたか?城ヶ崎さん」
美嘉「どうされましたかじゃないよこの変態!ウチの妹に何をさせたの!?」
P「城ヶ崎さ…莉嘉さんがどうかされたんですか!?」
美嘉「莉嘉を下の名前で呼ぶな!呼ぶなら私の方を呼べ!」
P「……美嘉さん、あの」
美嘉「み…!?ア、アンタに下の名前で呼ばれる筋合い無いんだけど!?」カアアッ
P「……………」
P「…落ち着かれましたか?」
美嘉「うん…ごめん、後半は我ながら言っててどうかと思った」
P「何よりです。それで、今日の撮影内容なんですが…」
美嘉「うんうん、何があったの?」
P「その…千川さんの提案で、テーマが“百合”ということになりまして…」
美嘉「……………………花の?」
P「いえ……隠語の方の」
美嘉「」
P「事前にFCで二人組を決め、その二人でその…百合をテーマにした撮影を」
P「程度ですか?私は現場から出されていたので見てはいませんが」
P「企画書を見るに、深いキスはしていた様…あの、城ヶ崎さん何かミシミシという音が聞こえるのですが…」アセ
美嘉(許せない…!アタシの莉嘉とみりあちゃんに手を出すなんて…!!)
美嘉(ロリコンの性犯罪者は誰…?未央?みく?美波?)
美嘉(誰であろうが、生まれて着たことを一生後悔させる制裁を喰らわせないと…!)
P「ちなみに、城ヶ崎莉嘉さんの相手は赤城さんでした」
P「……………?城ヶ崎さん?」
「っ★…ごちそうサマ」ピッ
P「………………」
P「?」ポリ…
PRRRRRRR
??「はいはいー毎度どうもお世話になっております。よろず屋千川商店です」
??「ふふっなんちゃって♪もちろんご用意していますよ。ブルーレイで3枚ですね」
??「おっ映画館の手配もですか!ありがとうございます」
??「はい、勿論情報はどこにも漏らしたりしませんよ。ではでは今後共ご贔屓に~♪」
――同時刻、赤城邸
みりあ「ねぇねぇお母さん、やっぱり姉妹って弱い所も似るものなのかな?」
みりあ「ううん、苦手科目とかじゃなくて身体の…まぁいっか。お風呂入ってくるねー」
これでおまけも終わりです。思い付いてたネタは書き切れました。
皆様、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
美城常務「二人組を作ってキスをしてくれ」にご期待下さい。
…絶対言わんな。
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