【 fate×DB】ヤムチャ「アンタがおれのマスターか?」凛「ええ・・・」 (67)

凛(見るからにセイバーじゃないサーヴァントを召喚しちゃった・・・失敗したかな)

ヤムチャ(このマスター、おれの顔を見て残念そうな顔しやがった!
まあ残念なサーヴァントであるのは認める他ないな・・・)

凛「ところでアナタはどのクラスのサーヴァントなのかしら?」

ヤムチャ「どういう訳かアーチャーのクラスだ。
もっとも、弓なんて持ったこともないがな。」

凛「はぁ?そんなんでアーチャーと呼んでいいわけ?」

ヤムチャ「仕方ないだろ!オレだってよくわかってないんだからな。
憶測だが、オレの宝具が遠距離攻撃だからアーチャーのクラスを与えられたんだろうな」

凛「ふーん、なるほどね。
マスターとして聞いておきたいのだけど、あなたの真名を教えてくれないかしら?」

ヤムチャ「俺の名はヤムチャ。自分で言うのもなんだが残念だったな、オレはハズレサーヴァントだ。」

凛「ヤムチャ・・・聞いたことも無い名前ね。
しかもハズレって!」

ヤムチャ「俺のいた世界とこの世界は全くの別世界のようだからな、知らないのは当然だ。
そしてオレがハズレっていうのはな、オレはまともに相手と戦って勝った試しがほとんどないんだ。」

凛「はぁ、完全にハズレね。
それでも遠坂の名にかけて聖杯戦争で勝ち抜いてみせるわ!」

ヤムチャ「強気なこったな。
役に立てるかは分からないが契約だからな。
オレも全力で闘おう。」

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次の日


凛「とりあえず当分は普段通りの生活をするわ。
アーチャーは霊体になって側にいなさい。」


ヤムチャ「了解だ。ところでマスター、あんたの名前を教えてくれないか?」


凛「りん、遠坂凛よ。」


ヤムチャ「リンか。いい名前だな。
これからは凛と呼ばせてもらうぜ。」


凛「好きな様に呼んでくれて構わないわ。
そろそろ学校に向かうわよ。」



学校



凛「なによこれ・・・
学校に結界がはられてる!」


ヤムチャ「結界とかややこしいのはよくわからんが、嫌な気が充満してやがるぜ。」


凛「今は気付かないふりね。
夜になったら結界を破壊するわ。」


ヤムチャ「了解だ!」

夜の学校(屋上)


凛「なかなか厄介な結界よこれ。
私じゃせいぜい妨害するのがやっとよ。」


ヤムチャ「妨害でもやれることやっといて損はないんじゃないのか?」


凛「それもそうね。
じゃあさっさと済ませちゃうわ」


?「壊しちまうのか?もったいねぇ。」


リンが振り向くと屋上のタンクの上に全身青タイツのオトコが槍をもって佇んでいた。


凛「ランサーのサーヴァント!
アーチャー!一旦校庭まで引くわよ!」


ヤムチャ「おう!まかせろ!」ピュン


凛「え?」


凛が指示を出してから1秒もたたないうちにアーチャーは凛を抱えて校庭への移動を終えていた。


凛「アーチャー、あなた一体・・・!」


ランサー「おう、嬢ちゃんのサーヴァント、なかなかのスピードだな。」


驚いている暇などない。
ランサーのサーヴァントもまたほぼ間髪なく校庭に立っていた。


ヤムチャ「どうする凛?
闘うか?」


凛「ええ、そうね。
アーチャー、あなたの実力ここで見せて頂戴。」


ヤムチャ「そうとなれば精精頑張りますか!」


ランサー「おっ!ヤル気か!
どっからでもかかってきやがれ!」


ヤムチャ(こいつからは確かにすごい気を感じるがこの程度ならおれでも余裕で倒せるな。
しかしほぼ間違いなくこいつは力を隠し持っている!
おれの経験がそう語っているぞ!
どうせ変身とかするんだろ!
だったら油断している隙に決めてやるぜ!)



ヤムチャ「最初から飛ばしてくぜ!」ピュン


ランサー「なっ!?」


ヤムチャ「狼牙風風拳!!」ズガガガガ


ヤムチャ(狼牙風風拳がまともに決まったのはいつ以来だろうか。もはや思い出すことも出来ない。)ズガガガガ


ヤムチャ(ただひとつ言えるのは・・・
最高の気分だぜ!)


ヤムチャ「ハイヤァ!!」ガッ


ランサー「がはっ!!」


狼牙風風拳をまともに受けたランサーは血を吐きながら吹っ飛んだ。


凛「アーチャーすごいじゃない!
どこがハズレよ!」


ヤムチャ「いや、確かにサイコーの気分だが・・・
これ無傷で立ち上がってくるパターンだろ!」


しかしヤムチャの予想は大きく外れた。
フラフラと立ち上がったランサーは相当のダメージを受けているかのようにみえた。


ランサー「凄まじいスピードと攻撃だ。
しかも素手でくるとはなぁ!
テメェ、なんのサーヴァントだ!?」


ヤムチャ(こいつ・・・本当にダメージうけてんのか?
狼牙風風拳くらっても立ち上がってくるし、やっぱり力を隠し持ってるんだろうなー
あーまた1回戦敗退かー)

ランサー「ちっ、だんまりかい。
正々堂々やるタイプじゃねぇのか?」


ヤムチャ「あーわるいわるい!
考え事をしていた。
どちらかっていうと正々堂々やるのが基本ですよー
そーゆーお前こそ力を隠し持っているんじゃないのか?
だったら変な期待持たせないでさっさと開放してくれませんかね?」


ランサー「言ってくれるじゃねぇか!
ならばくらうか、我が必殺の一撃を!」


ヤムチャ「こいよ。どうせ負けるなら正面から堂々受けてやるぜ!」(やっぱりこうなるよな。恥をかかないようにせめて全力の抵抗をしてやる!)


ランサーの槍に気が集中していくのをヤムチャは感じていた。


ヤムチャ(なんか中途半端な気の量だな・・・
これなら普通にはじけるような、いや、そう思わせておいてーって技なのか?)

凛(ランサーの槍にとんでもない魔翌力が集中している!宝具を使うつもりだ!
一見ランサーを圧倒したアーチャーだけど宝具をくらうのは流石にまずいわね。
なにか手はないかしら・・・)


ガサッ


ランサー「!?・・・だれだ!!」ダッ


近くの茂みから誰かが動く音がした。その刹那ランサーはその音へと凄まじい速さで突っ込んでいった。


凛「なに!?まさかまだ生徒が残っていたっていうの!?」


ヤムチャ「いやー、命拾いしたなぁー。
たまには運も味方してくれるもんだ。」


凛「そんなこと言ってる場合じゃないわ!
今のが生徒だとしたらそいつの生命が危ない!
アーチャー、すぐに追って!」


ヤムチャ「そいつはまずいな!」ダッ

今日はここまでです。
またダラダラかいていきます

>>1です
マイペースにグダグダかいていきます。



学校の廊下


ヤムチャがランサーを追うとそこには血を流して倒れている男子生徒が倒れていた。


ヤムチャ「あの槍で貫かれちまったか・・・
仙豆でもありゃ助けられるが今の俺には助けてやれん。すまんな。」


凛「アーチャーあいつはどこへ・・・ってそいつは・・・」


ヤムチャ「すまないリン。間に合わなかった。」


凛「よりにもよってなんでこいつが・・・」


ヤムチャ「どうする?
ランサーのヤツを追うか?」


凛「ええ、ええ、そうね。
そうしてちょうだい。
私は無駄な抵抗かもしれないけどこいつを助けてみるわ。
こうなってしまったのは私の責任だもの。」


ヤムチャ「そうか、じゃあオレはヤツをおうぜ!」ピュン

教会前


ランサー「ちっ、まさかあんなところで邪魔が入るとはついてねぇなぁ。」


ヤムチャ「追いついたぞランサー!」ピュン


ランサー「んなっ!!
なんつー速さだ!
テメェ一体どうやってここを!?」


ヤムチャ「なに、気をたどってきただけさ。」


ランサー「けっ!
なんであれここを知られてしまったからには生きて帰す訳には行かねぇぜ。
その心臓、確実にもらい受ける!」


ヤムチャ「なあランサーオレは気付いてしまったぜ。
お前本当は大したことないやつなんだな。」


ランサー「言いやがるなこの野郎!
ならば我が必殺の一撃を受ける覚悟はできてるんだろうなぁ!?」


ヤムチャ「ああ、正面からはじき返してやるぜ!」


ランサーは姿勢を低くし、その槍に魔翌力を集中させていた。


ランサー「ゲイ・ボルク!!」


ランサーは助走を付けて飛び上がると槍を全力で投げつけた。


ヤムチャ「そんなヘナチョコが効くか!!
かめはめ波ー!!」


ランサーのゲイ・ボルクとかめはめ波が衝突する。
その刹那ゲイ・ボルクは蒸発した。


ランサー「んなバカな!!」


ヤムチャ「さあ観念するんだな。
本当なら命くらい助けてやっても良かったがテメェは一般人にも危害を加えたからな、悪いがこれまでだ。」


ランサー「初戦からとんでもないやつと当たっちまったもんだ。」


ヤムチャ「悪いが死んでくれ!」


ヤムチャがランサーにトドメをさそうとしたとき、空から無数の剣がヤムチャに降り注いだ。

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