ヤムチャ「個体値?努力値?」(60)



ヤムチャ「へぇー、最近のポケモンにはそんなもんがあんのか」

クリリン「なに言ってんですかヤムチャさん。個体値も努力値も初代の赤緑からありましたよ」ポチポチ

ヤムチャ「そ、そうなのか?」

天津飯「ああ、そうだ。最も、努力値のシステムは今とまるで違う狂ったような設定だったがな」ポチポチ

クリリン「新作のXYなんかは、スパトレで誰でも簡単に努力値振りができますし、敷居は低くなりましたよねー」ポチポチ

ヤムチャ「へぇー。それで、おまえ達は今なにをやってるんだ?」



クリリン「何ってポケモンですよ?話の流れでわからないんですか?」ポチポチ

ヤムチャ



クリリン「何ってポケモンですよ?話の流れでわからないんですか?」ポチポチ

ヤムチャ「いやいや、さっきから右と左を行ったり来たりしてるだけだよなそれ、どこがポケモンなんだよ」

クリリン「厳選ですよ」ポチポチ

ヤムチャ「天津飯は天津飯で変なミニゲームだけずっとやってるしさ」

天津飯「これが努力値調整だ」

ヤムチャ「スパトレってやつか?一体そんなのしてどう変わるんだよ」

天津飯「大きく変わるぞ、人間と同じでポケモンも修行を積むことで大きく成長するのだ」ポチポチ

ヤムチャ「だけどよ、それしてもレベルは一向に50のまんまじゃねえか」


天津飯「ふ、まったく。お前は本当になにも知らんのだな」ポチポチ

クリリン「仕方ありませんよ天津飯さん。ヤムチャさんは金銀以降のポケモンを触ったことすら無いんですから」ポチポチ

天津飯「なんと。それでは特性も知らんではないか?」ポチポチ

クリリン「そうでしょうねえ。まあ、ポケモンやらない人には関係ない話でしょうし」ポチポチ

天津飯「そうだな、ところでクリリン。やっとゲンガーの調整が終わったんだ。一勝負頼む」

クリリン「あ、終わりましたか?それじゃあ、一戦お願いします」

ヤムチャ「おいおいお前ら、頼むから俺にも着いていける会話をしてくれよ」



ヤムチャ「」ジーー

天津飯「(むむ、ラッキーにキッスか……)」

クリリン「(ゲンガーと、他には…げっ!、カイリキーがいる……これはラッキー厳しいか…)」

ヤムチャ「(知ってるポケモンが三匹しかいない…)」

ヤムチャ「なあ、お前らずっとポケモンしてるのか?」

天津飯「ああ」

ヤムチャ「修行もせずにか?」

クリリン「最近はめっきりこっちですねー」

天津飯「近々、ポケモン天下一武闘会も開かれるからな。それに合わせてプレイングを磨かなくては」

クリリン「あ、天津飯さんも参加するんですか?天下一武闘会」

天津飯「ああ、公の場で悟空やベジータ達と対等の勝負が出来るんだ。俺だってあいつ等に勝ちたいからな」

クリリン「わかるなーその気持ち」

ヤムチャ「(おいおい、悟空やベジータまでポケモンしてるのか?)」


ヤムチャ「ちょ、ちょっとポケモン買ってくる」

天津飯「お、そうか。まあ最初は難しいこと考えずに遊べばいいさ」

クリリン「そうですよー。わからないことがあったら聞きに来て下さいね」

ヤムチャ「おう、それじゃあな!」




天津飯「そう簡単に厳選ができるところまで行くとは思えんのだが」

クリリン「まあ天下一武闘会は2ヶ月後ですし毎日やれば十分間に合うんじゃないですかね?」

ゲーム屋

ヤムチャ「えーっと………XとYの二つがあるのか。どっちを買えばいいんだろうか…」

悟飯「あれ?ヤムチャさんじゃないですか。こんな所でなにしてるんですか?」

ヤムチャ「悟飯か、いやあ、ポケモンを買おうと思ってるんだがな、XとYのどっちを買うか悩んでたんだよ」

悟飯「(んwwんwwww導く以外有り得ないwwww)」

ヤムチャ「恥ずかしい話なんだが、どう違うのかまったくわからなくてな」

悟飯「そうなんですか。でしたら、僕はYをお勧めしますね」

ヤムチャ「そうなのか?」

悟飯「ええ、XとYの大きな違いは、今回の新要素であるメガシンカが関係してるんですが、とにかく硬くて強いメガボスゴドラが使えるYが一択といっても過言ではないですね」

ヤムチャ「へぇー名前も強そうだな。そのボスゴドラってポケモンはどんな奴なんだ?」

悟飯「はい、ちょうど僕のヤーテ……パーティに入ってますので、見ますか?」

ヤムチャ「おう、というか、持ち歩くものなのかそれは」

悟飯「3DSにはすれちがい通信というのがありまして、外で他に3DSを持っている人がいるとその記録が残るんですよ」

ヤムチャ「ほー」



悟飯「さあどうぞ見て下さい。僕の自慢のヤーテ……パーティです」

ヤムチャ「へぇーどれどれ……」

ボスゴドラ
サーナイト
フシギバナ
バンギラス
ボーマンダ
ラグラージ


ヤムチャ「(なんだ、この胃もたれしそうな見た目のポケモン達は、このサーナイトって言うの以外まるでウルトラ怪獣じゃないか)」

悟飯「(んwwんwwwwヤムチャさんは名前からしてヤーティ神の加護を受けるお方。ここは、導く以外有り得ないwwww)」

ヤムチャ「それにしても、全部の技が攻撃技って、以外とポケモンって単純なんだな」

悟飯「そうですね。状態異常技や積み技って、どうしても相手にスキを作ってしまうことが多いんですし、使う場面も少ないですね」


?「(あれ?あれは、悟飯くんと、ヤムチャさん?)」



?「なにしてるの、悟飯くん」

悟飯「こ、この声は」

ヤムチャ「あれ?」

悟飯「ビーデルさん!?こんな所でどうして」

ビーデル「私だってゲーム屋さんぐらい来るわよ、って!悟飯くん、また論者を増やそうとして!」

悟飯「そんなことしてないよ、僕はただ単純にヤケモンの強さを教えようと」

ビーデル「言い訳しないの!どうせまた思考停止でメガボスゴドラが最強とか言ってたんでしょ」

悟飯「思考停止なんかじゃないよ、僕はメガボスゴドラは高い体制と物理防御の高さ、そして広い攻撃範囲から公正に評価してるつもりさ」

ビーデル「どうだか、確かに悟飯くんのパーティーは選出読みが当たれば負けなしのパーティーではあるけれど、どうみても不安定だわ」


悟飯「僕が不安定だって?そんなこと言う資格ビーデルさんにあるとは思えないけど?」

ビーデル「な、何ですって?どういう意味よ」

悟飯「ビーデルさんのスタイリッシュ(笑)パーティーなんか、対して相性補完出来てない趣味パじゃないか」

ビーデル「べ、別に良いじゃないのよ趣味に走ったって!好きなポケモンを使うことのなにが悪いって言うのよ」

悟飯「ほら、それだよ。好きなポケモンを使う。だったらヤケモンだってそうじゃないか」

ビーデル「あー!わかった!わかったわよもう!」

悟飯「すいませんヤムチャさん……………あれ?ヤムチャさん?」

ビーデル「ひょっとして、あきれて帰っちゃったんじゃないかしら」

悟飯「えー!!そんなあ!!」

ヤムチャ「…ったくあいつら、人の前でイチャイチャイチャイチャイチャイチャしやがって!!!!!」

ヤムチャ「………はぁ」

ヤムチャ「けっきょく、ポケモン買わなかったしなぁ」

ヤムチャ「………………それにしても」


子供1「くらええ!キノガッサのキノコの胞子だ!」

子供2「読めてたさ!すかさずドンカラスに交代だぁい」

子供1「なに!?不眠だってえ!?」

子供2「いくぜ!ドンカラスのブレイブバードだぁ!!」

子供1「うわあああ」

ヤムチャ「よく見たらあっちこっちでポケモンやってるんだな…」

「ウソッキーのウッドハンマーデース!」

「あたしのムウマージちゃんと正面から殴り合うつもり?鬼火よ鬼火!」

「HAHAHAHAHAHA!!ラティオスの流星群ダァ!」

「甘いぜ!手札からバリヤードを召喚!」

ヤムチャ「……子供だけじゃなく、なんかいろんな奴らがやってるんだな」

ヤムチャ「あれ?あそこにいるのって…」

「な、なんやて!ワイのガチゴラスが!」

?「もう少しサブウェポンを意識するんだな」

「くっ、ワイの負けや…」

ヤムチャ「……ピッコロ?」

ピッコロ「誰かと思えば、お前か」

ヤムチャ「意外だな、お前もポケモンをやってるんだな」

ピッコロ「悪いか?」ギロッ

ヤムチャ「そ、そんなつもりで言ったんじゃねえよ」

ピッコロ「ふっ、ポケモンは奥が深い。俺はXYから始めた新参者だが、それでも彼等と対等に勝負できる」

ヤムチャ「へぇー。誰に教えてもらったんだ?」

ピッコロ「進めてくれたのは悟飯だが、アイツの戦い方は俺には合わなくてな。武術と同じ自己流でやっている」

ヤムチャ「そうなのか……なあピッコロ」

ピッコロ「なんだ?」

ヤムチャ「俺にもポケモン、教えてくれないか?


ピッコロ「ふ、良いだろう」

ヤムチャ「本当か!?」

ピッコロ「気にするな。俺も同レベルの対戦相手が欲しかったところだ」

ヤムチャ「それじゃあさ、XとY、どっちを買えば良いんだ?」

ピッコロ「どっちもだ。」

ヤムチャ「え?」

ピッコロ「本体も二つ買えというつもりはない。だが、過去作から教え技や準伝を持ってきている連中に勝ちたいならばXY両方を買うべきだろう。メガストーンには、そうするべき価値がある」

ヤムチャ「わ、わかった」

ピッコロ「それから、買ってからしばらくは普通にプレイしたほうがいい。純粋に楽しめる内にな」

ヤムチャ「お、おう」



ヤムチャ「てなかんじで、ピッコロから貰った攻略本片手にポケモンをやっているわけだ」

プーアル「僕の分の3DSを買って下さるなんて、ありがとうございますヤムチャさまー」

ヤムチャ「なあに、一人で黙々とやるのはつまらないからな」

プーアル「ヤムチャ様は最初の三匹、何を選んだんですか?」

ヤムチャ「ケロマツだな。やっぱりリザードンを使いたいから、その相性を考えても水タイが武なんだろ?」

プーアル「流石ですヤムチャさま!それじゃあ僕は、ハリマロンとフシギダネの草タイプ統一でやってみるです」

ヤムチャ「お、それも楽しそうだなー」

プーアル「このハリマロン、なんとなく親近感がわくんですよねー」

ヤムチャ「ははっ。言われてみれば、プーアルと似ているな」



それからヤムチャは夢中になって十何年ぶりのかのポケモンを楽しんだ。

マス移動でなくなり、スティックでグリグリ動く主人公を見ては興奮し、3Dになった戦闘シーンに興奮し、ブティックの着替えや髪型の変更に興奮し、その点で女主人公を選んだプーアルを羨ましく思う自分に驚きながらも、子供時代と同じのようにポケモンを楽しんだ。 


ヤムチャ「ま、まさかフラダリさんが悪の敵だったなんて……」

プーアル「え!ヤムチャさまネタバレやめて下さいよ!」

ヤムチャ「あ、すまないプーアル。あまりの衝撃につい……」

プーアル「もー!」


そして…………挑むチャンピオンリーグ


ヤムチャ「へえー、一本道じゃないんだな」

プーアル「すごい迫力ある音楽ですねー」

ヤムチャ「よーし!まずはここから入ろう」

ヤムチャ、火炎の間を選択

ヤムチャ「火炎の間か。てことは炎の四天王だな」

ヤムチャ「先頭のポケモンはゲッコウガで行くか」

ヤムチャ「あれ……この人、どっかで見たことあるような」

ヤムチャ「フレア団関係の人っぽいなー」

ヤムチャ「まあ…ゲッコウガのなみのり連打で良いだろ」

ヤムチャ「…買ったけど、なんか怒られた。やっぱりフレア団関係っぽいな」

ヤムチャ「ていうかレベル差がありすぎるんだよな、学習装置のせいで」

ゲッコウガ Lv91@おまもりこばん
なみのり たきのぼり
つじぎり アクロバット


ヤムチャ「さてっと、次は次はー」

ヤムチャは次に水門の間を選択

ヤムチャ「今度は水か。だったら、ヌメイルでいいな」

ヤムチャ「しっかし、コイツいつ進化するんだろうな、石も使えないし、通信交換も違うし」

ヌメイル@しあわせたまご Lv87
だくりゅう りゅうのはどう
ヘドロ爆弾 りゅうせいぐん

ヤムチャ「まあいいやって、なに?ポケモンバトルが芸術?そうだなー
…」

いいえ

………


ヤムチャ「なんか、また怒られた」

ヤムチャ、四天王ズミに不平不満を言いながらも、ヌメイルで無事突破

続いて竜章の間にはいる。

ヤムチャ「やっぱりドラゴンはいるんだなー……そういや氷タイプ連れてきてないや」

ヤムチャ「まあいいや、鋼はドラゴン半減だったし、ニダンギルでいけるだろ」

ニダンギル@メトロノーム Lv88
アイアンヘッド かげうち
いあいぎり シャドークロー


ヤムチャ「オバサンのポケモントレーナーって新鮮だなぁ」

ヤムチャ「ていうか、やっぱり楽勝で勝てるのな」

ドラセナにも圧勝したヤムチャ。
そして、鋼鉄の間にはいり、先頭をリザードンにする

リザードン@メトロノーム Lv86
そらをとぶ かえんほうしゃ
あなをほる ほのおのうず

ヤムチャ「鋼タイプで騎士道って、なんか良いな」

ヤムチャ、ハッサムをたおした後、ダイノーズにリザードンを落とされる。

ヤムチャ「げ?」

ヤムチャ「しかたねえや。いけ!ルカリオ!」



ヤムチャ「へへ、コルニから貰ったルカリオ、役に立つぜ」


ルカリオ@石 83
インファイト ボーンラッシュ
はどうだん りゅうのはどう

ルカリオのはどうだんでダイノーズを突破。
あらわれる、ギルガルド


ヤムチャ「……え?なんかメッチャクチャ、ニダンギルの進化っぽい奴出てきたんだけど」

ヤムチャ、ボーンラッシュでギルガルドを攻撃、しかし、倒れない

反撃の聖なる剣。ルカリオにかなりのダメージ。

ヤムチャ「まじかよ、なんだよこの強そうなポケモン…」

ギルガルド、続いてキングシールドを使ってボーンラッシュを回避

ルカリオの攻撃が下がる

ヤムチャ「まじかよ、シールドと剣で入れ替わるのか…」

ヤムチャ、そのままボーンラッシュでギルガルドを突破するが、今まで順当に進んでいたヤムチャは、ポケモンの奥深さを実感した。


ヤムチャ「よし、これで、最後にチャンピオンだな」

元気のかたまりと満タンの薬で手持ちのポケモンを全回復する。
そして、相棒のゲッコウガを先頭に置く。



ヤムチャ「なんだ、あんたがチャンピオンか」

ゲッコウガがあっさりと全てのポケモンを突破。
先程のガンピとの試合のほうが白熱したせいで、尻すぼみな印象しかないチャンピオン戦であった。

ヤムチャ「いやーやっと殿堂入りかー長かったなー」

殿堂入りメンバー紹介!

ゲッコウガ@おまもりこばん 93
なみのり たきのぼり
つじぎり 冷凍ビーム 

リザードン@メトロノーム 86
そらをとぶ かえんほうしゃ
あなをほる ほのおのうず

ニダンギル@なし 89
いあいぎり つじぎり
かたきうち アイアンヘッド

ガチゴラス@なし 74
かいりき いわくだき
いわなだれ つのドリル

ルカリオ@石 84
インファイト ボーンラッシュ
はどうだん りゅうのはどう 

ヌメイル@しあわせたまご 88
だくりゅう りゅうのはどう
ヘドロ爆弾 りゅうせいぐん



ヤムチャ「…お?AZだ」

ヤムチャ「……なんだ、焦らすなよ、弱いじゃねえか」

ヤムチャ「ていうか、レベルその程度でチャンピオンに挑むって、こいつバカだろ、そんなんだからフラダリさんに捕まるんだっつの」

ヤムチャ、暴言を吐きながらAZを倒す

そして

ヤムチャ「………………………なんか…いい、話だな」ウルッ

フラエッテのシーンに軽く感動する。


そして!!
無事にクリア!!!

ヤムチャ「イヤーやっと終わった。さっそくピッコロに連絡しよっと」

ヤムチャ「『殿堂入りしたぜえええ!!』っと」

ハッピータイムにて喜びを吐露する。
そして、しばらくすると
コンコンッ

ヤムチャ「ピッコロの気?あいつ、わざわざ来てくれたのか」

ピッコロ「終わったようだな」

ヤムチャ「ああ。今やっとな」

ピッコロ「…よし、それじゃあ、はじめるか」

ヤムチャ「え?何を始めるんだ?」

ピッコロ「まずはキナンシティにいけ、話はそれからだ」

ヤムチャ「どうやっていくんだよ」

ピッコロ「何のための攻略本だ」ギロッ

ヤムチャ「あ、はい(教えてくれるわけじゃないんだな)」

ピッコロ「それから、メガストーンも全部とっておけ。ミアレの石屋はガレットを買い漁れば値段が下がる。覚えておけ、それから、技マシンも全種類取るんだ。五日後までに、それを終わらせろ。そしたら、
三値や特性について詳しく教えてやる」

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