千夜「ココアちゃん、お話があるの」 (85)
千夜「>>3」
嫌い
千夜「実は私……ココアちゃんのこと嫌いなの」
ココア「……えっ? き、嫌い? 私のこと……?」
千夜「ええ。ココアちゃんなんて嫌い」
ココア「そ、そっか……い、今までごめんね。私といるの嫌だったよね」ジワッ
千夜「ココアちゃんの顔なんて2度と見たくないわ」
ココア「っ」ダッ
千夜「……」
千夜「ココアちゃんの泣き顔可愛かったわ」
千夜「そろそろネタバラシにしなきゃ。本当はココアちゃんのこと好きだってこと」
千夜「待っててねココアちゃん」
ココア「千夜ちゃん……」グスッグスッ
「ココア?」
ココア「! >>8ちゃん……」
ココアのおねえちゃん
モカ「ココア?」
ココア「! お姉ちゃん!? どうしてここに……」
モカ「それよりもココア! どうして泣いてるの!?」
ココア「な、なんでもないよ……なんでも」
モカ「……嘘だよね?」
ココア「……」
モカ「本当の事を話しなさい」
ココア「実は……」
モカ「そんなことが……」
ココア「私、千夜ちゃんに嫌われ……いや、前からずっと嫌いって……」グスッ
モカ「(千夜ちゃん……私のココアを泣かせた罪は重いからね)」
千夜「ココアちゃんはどこにいるのかしら?」
千夜「>>12に行ってみましょう」
ラブホ
千夜「なぜラブホなんかに来たのかしら私……こんな場所にココアちゃんなんているはずないのに」
シーン
千夜「静かね……誰もいないみたい」
千夜「違う場所を探しましょう」
ラビットハウス
チノ「……千夜さんがそんなことを……許せません」
リゼ「……」
モカ「千夜ちゃんに他になにか言われなかった?」
ココア「特にないよ……嫌いしか言われてない」ジワッ
モカ「よしよし」ナデナデ
千夜「次はどこを探そうかしら? >>17とかにいそうだわ」
ラビットハウス
カランカラーン
千夜「こんにちわ、ココアちゃんはいるかしら?」
ココア「!」ビクッ
千夜「あ、いた! ねえココアちゃ」
チノ「千夜さん何しに来たんですか」キッ
千夜「え? ココアちゃんにようがあって……」
チノ「帰ってください」
千夜「で、でも」
リゼ「千夜……見損なったよ」
千夜「え? え??」
モカ「千夜ちゃんがそんな人とは思わなかったよ……」
千夜「(な、なにが起こってるの?)」
千夜「(! もしかして……!)」
千夜「こ、ココアちゃん違うの! さっきのは本心じゃなく……!」
チノ「本心から言ったんですか!? 最低です……!」
千夜「ち、ちがっ……!」
リゼ「千夜……」
モカ「千夜ちゃん……」
千夜「(違うのに! 本当はココアちゃんのことが好きで……!)」
千夜「(ココアちゃんの泣き顔が見たくて始めたことが、どうしてこんなことになっちゃうの……!?)」
千夜「(ど、どうにかして誤解を解かないと!)」
千夜「ね、ねえココアちゃん! あれは違うの!」
千夜「本当は>>27なの!」
市ね
千夜「本当は市ね!」
モカ「!? あなた……!」
千夜「わ、私はなにを言って……!?」
リゼ「おい千夜!」グイッ
千夜「きゃっ!」
ココア「もうやめて!!」
リゼ「! ココア……」
千夜「こ、ココアちゃん……! 聞いて! 本当は……」
リゼ「こいつはまた本当とか言い出して……!」
ココア「リゼちゃん! ……離してあげて」
リゼ「でも!」
ココア「いいから!!」
リゼ「……」パッ
ココア「千夜ちゃん……帰って」
千夜「お願いココアちゃん! 話しを聞い」
ココア「帰って!!」
千夜「!」
ココア「帰ってよ!!」
千夜「……」トボトボ
カランカラーン
ココア「はあ…はあ…」
千夜「……」トボトボ
千夜「(ココアちゃん、話しを聞いてくれなかった……この先ずっとお話とか遊んだり出来な……)」ジワッ
千夜「(明日こそ! 明日こそ謝らないと……)」
翌日
チノ「学校休まなくて平気ですか?」
ココア「うん、平気だよ」
チノ「……学校でなにかあったら言ってくださいね」
ココア「うん」
チノ「私はここまでで……ではココアさん、いってらっしゃい」
ココア「チノちゃんもいってらっしゃい!」タタッ
チノ「……不安です」
千夜「この道は普段ココアちゃんが通る道……そろそろ来るはず」
ココア「……」テクテク
千夜「(! 来た……!)」
千夜「ココアちゃん!」
ココア「!? 千夜ちゃん……!?」
千夜「昨日のことは誤解なの! お願いだから話しを聞いて!」
ココア「っ!」ダッ
千夜「待って!!」ダキッ
ココア「離して……!」
千夜「話しを聞くまで離さない!」ギューッ
ココア「……わかった! わかったから! 話聞くから離して!」
千夜「ホントに……?」
ココア「本当だから!」
千夜「……わかったわ」スッ
ココア「で、話ってなに?」
千夜「昨日のことは誤解なの! ココアちゃんのこと嫌いなんかじゃなくて……本当は大好きなの!」
ココア「へー、千夜ちゃんは好きな子に嫌いと市ねとか言うんだ」
千夜「その、ね……好きな子に意地悪したくなるみたいな言葉があるじゃない? だから……」
ココア「ふーん」
千夜「……」
ココア「どうしようかなー、昨日千夜ちゃんにあんなこと言われて凄く傷ついたしー」
千夜「ご、ごめんなさい!」
ココア「……決めた」
千夜「え?」
ココア「千夜ちゃんのこと許してあげる」
千夜「本当に……!?」
ココア「うん。でも1つ条件があるよ」
千夜「条件?」
ココア「>>57」
戦争いけ
ココア「戦争に行ってもらうよ」
千夜「まさか……」
ココア「そのまさかだよ」ニコニコ
「ちょっと押さないでよ!」「どいて!」「あんたがどきなさいよ!」
千夜「き、きつ……」
ココア『千夜ちゃんには戦争に行ってもらうよ』
ココア『そのまさかだよ』
ココア『1日10個限定の幻のパン。杏仁クリームパンの争奪戦争に出てもらうよ』
千夜「あ、あと少しで手が届く……!」
「残り杏仁クリームパン1つね」
千夜「! 絶対に取らなくちゃいけない!」
千夜「私の手! 届いて――――!!」
ガラガラガラ
ココア「あ、千夜ちゃんおかえりー」
千夜「……」スタスタ
ココア「杏仁クリームパンどうだった? 買えた?」
千夜「……ええ! もちろんよ!」スッ
ココア「わーい! 千夜ちゃん大好き!」ダキッ
千夜「こ、ココアちゃん」カアッ
ココア「ねえねえ千夜ちゃん」
千夜「なあに?」
ココア「これからもよろしくね!」
千夜「もちろん!」
ココア「あ、でも……」
千夜「?」
ココア「次嫌いなんて嘘ついたら絶好だからね」
千夜「絶好!? そ、それだけは……!」
ココア「なら嘘言わなきゃいいじゃん、でしょ?」ニコッ
千夜「……ええ、そうね」クスッ
絶交の字間違えた
これにて終わり、くう疲
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