P「杏ー」杏「だりー」 (38)

注意書き
・初SS、初スレ建てですので、おかしな点などあればご指摘願います
・杏SSです
・キャラ崩壊あると思います
・デレ杏SSを目指しています

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P「はいはいロックロック。仕事行くぞー」


杏「杏を起こすためには7つの宝玉を集めて願いを叶える必要が…」


P「あると思ったがそんなことはなかったぜ。さあ行くぞー」ヒョイッ


杏「うわーこれが人間のやることかよー」


P「まあ軽いからねーしょうがないねー」


杏「杏の体は人に持ち運んでもらえるようコンパクトになってるからね」


P「仕事先に出荷よー」


杏「そんなー。だらだらボディがあだになるとは…こうなったら増量するしかない、飴を要求する!」


P「車乗ってからなー。じゃ、ちひろさん、行ってきます」


杏「ふっふっふ、いずれ杏を持ち運べなくなる時が来るのを楽しみにしているがいい…」


ちひろ「はい、プロデューサーさん、杏ちゃん、気をつけて行ってきてくださいね」


ガチャッ キイ バタン


ちひろ「杏ちゃん、今日も運ばれていったわね…」

~車~

ガチャ ポイッ


杏「グエッ。さすがに雑すぎない?」


P「だいじょーぶだいじょーぶ人間意外と丈夫なもんよ」ガチャ


杏「杏はだらだら妖精だから人間基準で考えないで欲しいって思うな」カチャッ


P「微妙に765さんちに迷惑かかりそうだからやめなさい。…妖精ならイギリスかな…」カチャッ


杏「私は妖精を止めるぞー!Pー!だから飴くれ」


P「妖精やめて妖怪飴くれになったか…。ほーれ飴ちゃんだぞー」ヒョイ


杏「うまー。飴ちゃんは天からの恵みやでぇ」パクッ コロコロ


P「そら、あめ違いやなぁ…」ブロロロロ…

~スタジオ~

スタッフ「杏さん、お疲れ様でしたー!」


杏「お疲れ様でしたー」


P「お疲れ様でした!杏、お疲れ。じゃあ事務所に戻るか」


杏「疲れたぁ…。プロデューサー、なぜ一本の番組を撮るのに人はこんなにも労力を費やすのだろうね…。待遇の改善を要求するー」


P「そらお前、お茶の間に笑顔を届けたり視聴率稼いだらスポンサーがぐへへとかあるんじゃないか?ほれ、飴ちゃんをくれてやろう」


杏「うまー。そんなもんかね、杏は自分の幸せを追い求めるので精一杯だよ。だから週休8日を希望しまーす」


P「言いつつ人々に夢と希望を与える良きアイドルしてると思うぞー。あと俺は時間を操れんのだよ…すまんな…」ヒョイ


杏「ぐわー何をするー。しょうがない、ヤ○オクで如意棒を探すところから始めるか…」


P「精神と○の部屋なんて入ったところで動けなそうだけどな…。お疲れ様でした、お先に失礼します」ガチャ


スタッフ「お疲れ様でしたー」(今日も運ばれてたな杏ちゃん…)

~事務所~

P「お疲れ様です」ガチャ


ちひろ「お疲れ様です。プロデューサーさん、杏ちゃん」


杏「うん、杏は疲れたよ。だから寝るね。そこのソファへ連れて行っておくれ」


P「それー」ヒョーイ


杏「イヤッフー」ボスッ


杏「ああ…やはりごろごろしている時間は最高に幸せだよ…このソファちょっと大きめなのもいいよね…」ゴロゴロ


きらり「杏ちゃんお疲れなのかなぁ?」ヒョコッ


杏「ああ、きらりぃ…杏は疲れたよ…もうだめだ…バタリ」


きらり「むむむ、それじゃあきらりが、膝枕してあげるにぃ☆」ポスッ


杏「ああ…きらりの太ももちょうどよい柔らかいよ…ぐぅ」


きらり「ゆっくり休んで元気になってハピハピするにぃ☆」

P「きらりちゃん、きらりちゃんのプロデューサー今どこにいるか分かる?ちょっと今度の仕事で相談したいことがあるんだけども…」


きらり「きらりPちゃん?だったら、仮眠室ですぅやすぅや、してるにぃ」


ちひろ「最近根を詰めていらしたみたいですし、仮眠を取ってらっしゃるみたいです」


P「なるほど。ありがとうございます。じゃあちょっと待つことにします。実は、今度またきらりちゃんと一緒に仕事することになりそうだから、その時はよろしく頼むよ」


きらり「ん、任せるにぃ!杏ちゃんと一緒に、みんなをハピハピ、させるにぃ☆」


杏「んごぉ…これが頭越し外交…むにゃむにゃ…」


P「アイドルのする寝言じゃねーぞ特に最初ォ!」

~時は経ち~

きらりP「おはようございます」ガチャ


P「おっ、復活したか」


きらりP「ええ、よく眠れました」


P「そんなら良かった。早速で悪いが、例の企画について話がしたいんだが大丈夫か?」


きらりP「ああ、こちらの方でもいくつか考えていることがあります。むしろ願ったりですよ。どこかで腰を据えて話しましょうか」


P「あい分かったあるよー」


きらりP「ところできらりは…?」キョロ


P「ソファで杏と一緒に寝てるよ。二人とも今日は仕事あったから疲れたんだろうな」


きらり「すぴー…☆すぴー…☆」


杏「マシュマロ…飴…?新しい…惹かれるな…」


きらりP「寝てる顔もかわいいなぁ…」


P(よし、今度寝顔写真集出そう)


きらりP「よし、それじゃあ企画練りますか」


P「会議室なら空いてるし、起こさないだろうからそっち行こう」


きらりP「ええ、わかりました」


P「二人きりだからって襲うなよ?」


きらりP「最低限言わせてもらえば、僕にも選ぶ権利というものがあるんですよ」

~時は経ち~

杏「んあ…?」


きらり「んん…にょわぁ…」


杏「おお、きらり、よい寝心地だったよ…そして目の前の圧迫感すごいなこれ…」ボイン


きらり「うぇへへ、よかったにぃ。今はもう夕方だねぇ…」


杏「そろそろ帰るかねぇ…。プロデューサーはどこじゃあ」


P「ここにおるぞー。ちょうどいい、送ってくから準備なさい」ガチャ


きらりP「きらりも送るから準備してね」


あんきら「「はーい」」

~車移動中~

杏「Pさんよー、最近仕事多すぎじゃないかねー?」


P「杏さんよ、これでもセーブしておる方ですじゃ。早いとこ影分身でも習得してくれ」


杏「誰が休むかで揉めるから却下」


P「ですよねー。…まあ近いうちになんぼか休みを用意できそうだから、それまでは頼むよ」


杏「杏は今すぐ休暇に入りたいです」


P「喜べ。今から半日以上は休めるぞ」


杏「やったぜ。って足りるか!…はぁ、Pプロデューサーさぁ、最近ちゃんと休んでる?」


P「藪から棒にどうしたんだよ?俺の心配してくれるなんて珍しいじゃないか」


杏「半日以上休めるってセリフに情感が込もってたよ」


P「…気のせいでござるよ(震え声)」


杏「杏のために頑張ってくれるのは嬉しいけどさー、それで体壊したら元も子もないんだからね?杏みたいにちゃんと健康管理しないとだめだよ?」


P「最後は同意しかねるが、まあそうだな。もう少し休憩は取ることにするよ」

杏「そうと決まればうちで一狩りしようぜ」


P「え、その、私たちにはまだそういうの、早いんじゃないかなって…///」


杏「花も恥じらう乙女座より初心な反応ってどうなのよ…。どうせこの後も何やら企むつもりだったんでしょ?きらりPさんと一緒にさ」


P「企むとは人聞きが悪い。肩を並べて共に夜を過ごすだけだ」


杏「その言い方も誤解を招くと思うんだけど…。休むと決めたんだから、今日はうちでゲームでもしてゆっくりしよう!いいね?」


P「………アッハイ」


杏「よろしい、ならば帰宅だ」ゴソゴソ


P(こんぐらい押しが強いのも最近は珍しいしたまにはいいかなーって。後できらりPに連絡入れとこ)


杏「飴うまぁ!紗南とか比奈にも声かけとくかなー」フフン♪


P「ってそれとっておきの飴ちゃんじゃねーか!ダッシュボード勝手に漁りやがって!だめ!今食うのはもったいない!ぺっ!しなさい!ぺっ!」


杏「杏の口の中は暗黒空間なのでもう出すことはできません」コロコロ


P「味わう前に消滅しそうなんですがそれは」

~次の日~

きらりP「Pさん、おはようございます」


P「おぉ、きらりP君、おはよう。昨日は悪かったね」


きらりP「いえいえ、小休止としてはちょうどよかったですよ。それよりも、例の企画、通りましたよ」


P「おお!やったな!割と詰めてたし、お釈迦にならんでよかったぜ」


きらりP「ええ、そうですね。僕はこれからきらりに伝えに行きますが、Pさんはどうしますか?」


P「俺も杏に伝えに行こうかな。一緒だろうし、俺も行くよ」


ガチャ


ちひろ「あ、Pさんも来てたんですね。おはようございます」


P「おはようございます。杏ときらりちゃんはいますか?」


ちひろ「今は二人とも休憩室でテレビを見てるみたいですよ。幸子ちゃんたちが出てるみたいで」


P「なるほど。ちひろさんは見なくていいんですか?」


ちひろ「お仕事がたまってて…。でも録画してるので大丈夫です!後でちゃんと見ます!」グツb

P「後でお手伝いしましょうか?今はあいつらのところに行かなきゃですけど」


ちひろ「あ、いいんですか?それではお願いします。特製ドリンクを用意してお待ちしてますね」


P「はーい。それでは頑張ってくださいねー」スタスタ


ちひろ「ちょっと機嫌よさそうですね、Pさん」


きらりP「最近煮詰めてた企画が通りましたからね。かくいう僕もちょっとウキウキです」


ちひろ「それじゃあきらりPさんも後で…」


きらりP「僕はきらりの付き添いがあるので!すみません!」


ちひろ「あ、そうでしたね。そちらも頑張ってくださいね。はい、ドリンクです」スッ


きらりP「ありがとうございます。これ普通の栄養ドリンクより効くんですよね」


ちひろ「特製ですから」ニッコリ

P「二人ともいるー?」ガチャッ


きらり「Pちゃん?おっすおっす☆どうかしたー?」


杏「返事がない、多田の屍のようだ…」


P「りいな キョウモ ウゴカナイ……。ナニモ シャベラナイ……」


杏「鬱展開はヤメロぉ!」


P「ネタ振ったのはお前だろ!」


きらり「むぅ、二人とも、ちょっと李衣菜ちゃんに失礼かも!そういうこと言っちゃ、だめ!だにぃ」


P杏「「李衣菜さんごめんなさい!」」ドゲザァ


~ここではないどこか~

○○○「ロックションッ!」

~事務所~

きらり「分かれば、よろしい☆」


きらりP「え、何この状況」ガチャッ


P「では、仕切り直してきらりPさん、よろしくお願いします」


きらりP「え?あぁ、はい、まあいいや。それではきらりと杏ちゃんに重大発表があります。心の準備はいいですか?」


きらり「おっすおっすばっちし☆」


杏「嫌な予感がするから帰っていい?」


P「だーめ」ニヤニヤ


杏「あーもうニヤケ面しやがってぇ…。分かったよもー聞くよー」


きらりP「それでは発表します。お二人の合同東京・北海道ライブが決まりましたー!」


P「ドンドンパフパフー!ヒューヒュー!」


きらり「きゃー☆すってきー☆」


杏「こんなところにいられるか!私は部屋に戻るぞ!」

P「知らなかったのか?プロデューサーからは逃げられない」ヒョイッ


杏「ぐわー!はーなーせー!くそっ、くらえ、双葉流愛弩流術二百十式、フライングカエダーマ!!!」ブンッブンッ


P「ぐふ、しかし、この程度で離すわけにはいかんなぁ…。痛っ、おま、ぬいぐるみのポケットに何入れてんだよ、なんか硬い!」バシバシ


杏「ライブなんて絶対疲れるじゃないかー!過労死待ったなしだよー!だいたい近いうちに休みをくれるって話だったじゃんかー!」ブンブン


P「休みはやろう。ライブの後にまとめてな…」バシバシ


杏「杏は今!休みが欲しいんだよ!ちきしょーめー!」ブンッブンッ


P「杏、よく考えてみろ?ちまちまと稼ぐより、ライブでどっかんどっかん稼いだ方が、効率的だと思わないか?」バシバシ


杏「ぐっ、それは確かにそうだけどさぁ…」ブン…


P「それにライブまでの日程もライブのための体調管理含めてトレーニングを多めにして、多少は休めるようにするつもりだ。どうだ?」


きらり「杏ちゃん、きらりは杏ちゃんと一緒にライブするの、楽しいと思うにぃ。杏ちゃんは、はぴはぴ、しない?」


杏「うっ、いや、えっと…、きらりと一緒なのは、そりゃあ、まあ、悪くないっていうか、まぁ割と楽しいかもって気もしないでもないけど…。…ま、まあ多少は休めるみたいだし?それに印税生活もかかってるし…?しゃーないやってやろーじゃんか!ただし飴は通常の三倍要求する!」


きらり「うんうん、二人でいーっぱい、ハピハピにしようね☆」


P(きらりんナイスやでぇ…)


きらりP「はい、場所はお二人の出身地の東京と北海道で行う予定です。移動含め大変ですが、今のお二人ならできると私もPさんも思っています。それでは、ライブの成功目指して頑張っていきましょう!」


全員「「「「えい、えい、おー!!!!」」」」

きらりP「では各自の細かい日程は後程お伝えします。Pさんはちひろさんのお手伝い忘れちゃだめですよ」


P「えー?もうしょうがないなー俺も暇じゃないんだけどなー」


きらりP「ライブの方は前倒しして進めてますし、今日は杏ちゃん事務所内でのレッスンだから大丈夫じゃないですか…」


P「まあねー。じゃあ杏、そういうわけだからちゃんとレッスン行くのよー?」


杏「…はあ、まあ言っちゃった手前、しょうがないなぁ。それに隣の部屋で仕事してるんなら、どうせばれるじゃんかー。飴頂戴」


P「ほれ、どうぞ」


杏「うまー。…プロデューサー、無理しないでよ?」コロコロ


P「…もっちろんよー」


杏「じゃあ時間まではごろごろしてるよ」


きらりP「きらりはこの後モデル撮影があるから、僕と一緒に出発しようか」


きらり「オッケー!杏ちゃん、一緒に頑張ろうねー!」


杏「うむ、なんとか楽にライブができるよう、努力は惜しまないよ」


P「お前ってやつは…」


杏「杏は自分を曲げないよ!」

~事務机~

ちひろ「すみません、プロデューサーさん。手伝わせてしまって…」カタカタカタ


P「いいですって。ほかの部署の仕事も兼任してるんですよね?うちの事務所でかいのに事務員さん少ないんだから…」カタカタカタ


ちひろ「一応増やしてくれるよう上伸してはいるのですけどね…」


P「まあでもおかげでほかの部署の話も聞けたりするのはありがたいです」


ちひろ「そう言ってもらえると助かります」


P「それで、例の先輩は…」


ちひろ「はい、このような日程ならと…」

~数日後~

P「で、なんでこうなってるの?」


杏「P、杏はさぁ、疲れたよ。なんだかとっても眠いや。一緒に寝よう?」


P「ルーベンスの絵の前でほざけ。だから俺の膝の上から降りろ。仕事ができん」


杏「そんな仕事仕事って、仕事とあたし、どっちが大事なの!?」


P「お前が大事だから仕事もしてるんです。演技派め、今度ドラマの仕事を入れてやる」


杏「もう入ってるじゃんか!なんだよニート探偵って!ほぼ素で演技いらないよ!」


P「楽でいいだろ?俺の敏腕ぶりを誉めたたえたまえ」


杏「敏腕!社畜!プロデューサー!」


P「よせやい」


杏「褒めてなーい。あーもう疲れた。このまま寝る。お休み」

P「あー、どうしたんです?俺なんかしましたっけ?」


杏「…最近忙しいのは分かるけどさぁ、全然付き添いとか送迎とかないじゃん?杏が一人で仕事に行くのがどれだけ大変か分かる?自律心の維持のために移動コスト倍はかかってるよ?」


P「いや俺も時間割いてやりたいのは山々なんだが…。やっぱりライブの準備はそれなりに必要だしなぁ…。とりあえず頑張ってるご褒美に飴をやろう」ヒョイッ


杏「うまー。杏はこれぐらいじゃ絆されないよ。あと2個はよこしな」コロコロ


P「ちゃっかりしてらぁ。ほらくれてやろう」ヒョイッ


杏「んぐんぐんまあ。ぷろりゅうさぁ、にんへんやすみふぁひふようやよ」ゴロゴロ


P「何言ってるか分からんから後にしなさい。」


杏「」ベシベシ


P「分かった、大玉を3つもあげた俺が悪かった。」


杏スマホ「息抜きに送迎をしたまえ」スッ


P「んーあー、そうだな、息抜きは、必要か。分かった、今後はちゃんと送ってやんよ」


杏スマホ「ちゃんと寝てる?」


P「…なんでお前はそう、時にストレートをかましてくるんだ…。寝てるよ。休憩も、取ってる」


杏スマホ「ならいい」


P(文字打つのは手間かかるから、早い意思疎通のため言葉に飾りがないんかね…)


P「で、いつまで乗ってんだ」


杏スマホ「飴が無くなるまで」


P「…しょうがないなーもー」

~ライブまであと1週間~

トレーナー「はい、ここまではOKよ。あとはこの曲のこのパートを合わせて…」


杏「もう…無理…ガクッ」


きらり「杏ちゃーん!しっかりしてー!はぴはぴキャンディ、舐めゆ?」


杏「あぐっ…。はぴっはぴっ☆」シャキーン


きらり「うんうん、もうちょっとだけ、がんばろうにぃー☆」


トレーナー「それ本当に大丈夫なの…」


杏スマホ「ゴーインゴーイン コノーステージ♪」


杏「ん、事務所から…?」ポチ


ちひろ『杏ちゃんっ!?あの、落ち着いて聞いてね、プロデューサーさんが…』


杏「…ああ、とうとう」

~病院~

P「びょーいんびょーいんしらーぬてんじょー♪げーいんげーいんこーのひーろうでー♪」


杏「ブッ飛ばすよ?」バシッ


P「いや、すまん、この替え歌はさすがに自分でもどうかと思った」ゴフゥ


杏「それもだけど、体調管理しろっつったじゃん。もう私死ぬほど休んでもいいよね?」ギシッ


P「あーいや、確かに俺がこの体たらくなのはとても申し訳なく、言える立場でないのは分かってるんだが、頼む、もう少し頑張ってくれ」


杏「…うちの事務所、こういうことがないように、1人のプロデューサーに多くても2人までしかアイドル抱えないんでしょ?」


P「あーうん、そうだね」


杏「P、何してたか正直に言ってみ」


P「…この規模のライブをあんきらだけって、初めてじゃん?」


杏「ん、まぁ、そうだね」


P「それで、お前らが無駄に苦労したりしないよう、ステージの道具だのスケジュール管理だのをチェックしたり改めて勉強してたら止まらなくて…」


杏「…ふぅん?」


P「いろんな先輩とか、現場の人に話を聞いたり、事務所の資料読み漁ったりとかしてたらいつの間にか時間が…」

杏「まあ、言い分は分かった。その気持ちも嬉しい。でも私は休んでほしいって言ったよね」


P「はい…」


杏「休むことに関してはプロフェッショナルなこの杏様が休めと言うのだよ?そりゃこうもなるよ…」


P「ごめんなさい…」


杏「…いつ退院できるの?」ボスッ


P「まあ、明日にはなんとか…」


杏「もう無理しちゃだめだよ?」


P「おう…」


杏「じゃ、杏このまま寝るから」


P「ここ病院な。家帰れ。飴ちゃんやるから」ヒョイッ


杏「うまー。…え、なんでこんなとこにあんの」コロコロ


P「プロデューサーだからな」フフン


杏「…杏のプロデューサーだもんね」フフッ


P「そうともさ。だから杏様直伝の急速休眠法で明日にはばっちり元通りさぁ」


杏「じゃあちゃんと迎えに来てよね」


P「もちろん。俺の白馬が火を噴くぜ」

~ライブ初日開演直前舞台裏~

スタッフ「準備、OKです」


P「よし、みんな準備はいいな?」


杏「細工は流々、後は結果をご覧じろってとこかな」


P「…期待してるぞ」


きらりP「きらりも準備はOK?」


きらり「もっちろんだにぃ☆いっぱい練習してきたし、全力で頑張るだけだよぉ」


きらりP「うん、大丈夫だね」


P「たくさんのファンが、お前たちを待ってくれてる。大丈夫だ。一緒に楽しんで来い!」


きらりP「きっと、一緒になって会場を沸かせてくれるはずです。楽しんできてください!」


杏「当然!杏たちのファンは杏に楽をさせてくれる有能集団の集まりだからね!サクッと行って、億万長者だぁ!」


きらり「きらりも、きらりたちのファンも、みーんないっぱい、ハピハピ☆すうのが大好きだにぃ!問題ないにぃ☆」


杏「きらり!」


きらり「うん、杏ちゃん!」


あんきら「行こう!」

~ライブ全日程終了後打ち上げ解散後の帰り道~

杏「P」


P「だりぃ…」


杏「なんで今日は車じゃないのさ…」


P「いや、せっかくいい天気だし歩いても行ける距離だったし…。な、夜空綺麗じゃん?」


杏「まあね。でもそれで杏をおぶってるんだから世話無いよね」


P「まあ、妖怪に取り付かれたとでも思えば」


杏「一生飴をせびるぞこの野郎」


P「やれるもんならやってみなニート」


杏「…」


P「…」


杏「…と、とりあえず、ライブ終わったんだから休暇はよ。はよ!」


P「はいはい、明日から7日、1週間は休んでもいいぞー」


杏「やったー!Pさん大好きー!」


P「俺も杏のことが大好きだぞー。だから休み明けからはまた頑張ってくれよな」


杏「え、少なくとも1日足りなくない?」


P「1週間は7日しかないんだよ」


杏「杏、週休8日が希望なんだけどなー」


P「つけとけ」


杏「十一で増えてくからね」


P「え?…まぁいいか」


杏「ちゃんと払ってよね!」


P「トップアイドルにした後にくれてやんよ」


杏「…聞いたからね」


P「おう」


杏「じゃあ、これからもよろしく、最短ルートでトップアイドルにしてよね!Pプロデューサー」


P「あぁ、任せとけ!杏のためのプロデュース、これからもやってやんよ!」


end

書き溜め投下にてこれで終了です。
ダッシュボードの飴について絡ませたかったけど忘れてました。
きらりのキャラは難しいです。
だりーは大好きです。流れで結構いじってしまいましたが悪意があるわけではないです。
駄文失礼いたしました。html依頼出してきます。

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