【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-3【オリジナル】 (1000)


ごくごくありふれた剣と魔法のファンタジー世界
その世界には多種多様のダンジョンが存在します

あなたは様々な理由によりそこへ踏み入る事となりました
与えられた能力と知恵を駆使し、攻略を目指しましょう


情報まとめ http://seesaawiki.jp/dungeon_attack/

前スレ 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-2【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455696227/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456150607


■ 能力値に関して


【筋力】 物理的攻撃の威力、力技による障害物の除去、などに影響
【耐久】 身体的被害の大きさ、疲労や毒物への耐性、などに影響

【敏捷】 攻撃などの回避、軽業の成功率、などに影響
【感覚】 気配の察知、直感による危険の予知、五感の鋭さ、などに影響

【知識】 魔物やアイテム、その他希少な種族や言語等に関する所持情報量、などに影響
【意志】 恐怖や逆境への耐性、一般的に忌避される行為の実行、などに影響

【魔力】 魔法の習得、マジックアイテムの運用、などに影響
【幸運】 様々な被害の軽減、不運な出来事の回避、などに影響


■ ルール説明

1)
HP・MPといった物は数値化されません
現在あなたがどれ程弱っているかは描写から想像して下さい

2)
様々な判定は所謂 【下方ロール】 にて行われます
コンマ下一桁が対象の能力値を下回った場合、成功として扱われます
ただし能力値は現在負っている身体的・精神的被害の度合いなどでマイナス補正がかかる場合もあります

能力値と同値の場合はかろうじて成功した扱いとなり、判定が連続する場合は次回判定にマイナス補正がかかります
また、出目が0の場合はファンブル、1の場合はクリティカルになり、結果が極端化します
かろうじて成功とファンブル・クリティカルが重複した場合は、かろうじて成功が優先されます

3)
あなたには3回のコンティニュー回数が与えられています
コンティニュー地点は任意では選択できず、死因となった出来事を確実に回避できる時点まで自動で巻き戻ります
コンティニューによって発生する判定や展開でのデメリットは存在しませんのでご安心下さい
また、コンティニュー後は無限ループ発生防止のため、死亡前と同じ行動は制限されます

4)
様々な行動の際、常識的に考えて当然行われるべき行動は自動的に実行されます
例えば、一切明かりの存在しない暗闇を調べる場合、ランタン等を所持していれば自動的に使用します
これらの自動使用は行動時の宣言であえて制限する事も出来ます(例:明かりを使わずに闇の中を調べる)

5)
明確に自殺以外の何物でもない行動は行えません
その手の行動が指定された場合は無効化され、安価下として扱われます
例:切腹する、固定したロープを首にかけて段差を飛び降りる、など
ただし、特定の状態異常中においては可能となる場合があります

6)
安価で 【作戦会議】 が宣言された場合、最長15分間、安価が停止されます
参加者で自由に意見交換を行って下さい

7)
その他、ルールに関する質問がある場合は極力回答します


■ 現在のあなたのステータス


◆ 女性 / 28歳 / 独身


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】  2
【敏捷】 .10 【感覚】  3
【知識】  6 【意志】  9
【魔力】  6 【幸運】  8


◆ 職業

【死霊術師】

低難度の魔力行使判定が確実に成功する。
生物の死骸を素材として、自在に使役できる下僕を作成できる(能力は生前よりも低下する)
死者との対話を試みる事が出来る。
霊魂に関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【哀しみを抱いている】
【やや男勝り】
【秩序 / 善】


◆ 所持品一覧

【木製の杖】

【雨除けのケープ】
【旅人のローブ】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【干し肉 x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【小型のランタン】
【獣脂 x5】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】


◆ 習得魔法一覧

【パラライシス】

中量のマナを消費して、単体に麻痺状態を付与する。
成功率は自身と対象の魔力の差による。
また、麻痺状態の解除判定は耐久によって行われる。
最大効果時間は戦闘時基準で行動三回分。


【フィジカル・ブースト】

少量のマナを消費して、筋力・耐久・敏捷のいずれか一つを増幅する。
持続時間は十五分。
強化値は魔力の能力値と等しいが、元々の能力値の二倍を超える事はできない。
持続時間中は、数秒の集中を代償として強化対象能力を変更でき、その場合マナの再消費は行われない。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全てのマナを大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。
この魔法の使用中は、全てのマナが変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけではマナを消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。


■ 所持品詳細


◆ 杖

打撃 / 魔術補助

基礎攻撃力 : 1
基礎防御力 : 1

命中補正 : 2
魔術補正 : 2

魔力行使を容易にする性質を持つ。
物理的な武器としての性能は低い。



◆ 雨除けのケープ

基礎防御力 : 1

回避補正 : 0

旅装として一般的なフード付きマント。
雨を通さないよう、醗酵させた果実の汁と蜜蝋による防水加工が施されている。
やや硬く着心地が悪いのが欠点。


◆ 旅人のローブ

基礎防御力 : 1

回避補正 : 1

一般的なローブ。
防具としての能力は無いに等しいが、動きやすい。
通気性に優れ快適。


◆ 革製の手袋

基礎防御力 : 2

回避補正 : 0

フィールドワークのお供に。
丈夫で長持ち。


◆ 革製のブーツ

基礎攻撃力 : 1
基礎防御力 : 2

命中補正 : 1
回避補正 : 1

フィールドワークのお供に。
丈夫で長持ち。


◆ 大型ヒップバッグ

基礎防御力 : 3

回避補正 : 0

ベルトで腰の後ろに固定する、革製の頑丈なバッグ。
丈夫で長持ち。

このアイテムに一定以上のダメージが与えられると、所持品に破壊判定が発生する。


◆ 堅焼きビスケット

穀物を練り固めて焼いた食料。
味はそこそこ程度であるが食感が良く、冒険者の間では割合人気。
一つで半日は腹持ちするだろう。


◆ 干し肉

乾燥させた肉。
塩気がややきついが、肉食系冒険者に人気がある。
食事の際、水を多く消費する。
一つで半日は腹持ちするだろう。


◆ 水袋

水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


◆ ポーション

良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。


◆ 小型のランタン

携帯用の照明器具。
小型のため、長距離を見通すには不安が残る。
簡単な仕掛けで火打石を叩き、着火する方式。


◆ 獣脂

掌にすっぽり収まる程度の、固形の燃料。
とにかく安いが、かといって品質が悪いわけではない。
一般的なランタンを三時間ほど灯せるだろう。


◆ 携帯用調理器具

フィールドワークのお供に。
最低限の調理が出来るだろう道具の詰め合わせ。


◆ 地図用羊皮紙

地図を描くのに丁度良い大きさと形の羊皮紙。
予備も含めて十分な数がある。


■ 攻略中のダンジョン


◆ 嘆きの谷

かつて良質の鉱床として栄えていた峡谷が迷宮に変異したダンジョン。
内部には無数の死者達が跋扈している。

新スレ早々申し訳ないがこれ以降【探索の目的】の設定はない感じ?
プロローグから想像はつくが...
安価は下

たて乙 前スレ10001でなぜかツボったww


>>10
満足度判定でいいかな、と思いまして……。
低能力あなたで主の討伐になったりしたら絶望どころの騒ぎじゃないですし。
ただ、希望が多ければ復活も有りです。


>>12
結婚できる(離婚しないとは言っていない)



◆ 前スレラスト



あなたは更に考える。
マナ・ボルトは駄目だった。
ならば次、他の魔法を覚えようと。



■ マナ・プレス

大量のマナを消費して、指定した対象の周囲に大きな圧力を与える
最大効果範囲は直径4mの球形
範囲内の全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる



【魔法知識】

目標値 8  出目 5

成功!



◆ 魔法習得のため 【17:45】 まで自動進行します。


【17:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org300642.png

◆ = 現在位置



太陽が隠れ、もうすぐ夕日の赤も消えようとする頃。
ようやくあなたは新たな魔法を習得できた。

密集した集団に対する有効な攻撃手段の獲得である。
重圧を与えて動きを制限するという性質からして、まさにあなたに御誂え向きだ。
生来の身の軽さに自信があるあなたならば、これさえあれば逃走には困らないだろう。

ただし、問題となるのはその魔力の消費量だ。
いかに熟練の魔法使いたるあなたでも、そう何度も扱える魔法ではない。
一度使用したならば、数時間は間を空けるべきである。
勿論、魔力の枯渇による障害を恐れないというのならば、話は別だ。


さて、習得を終えたあなたは、喉の渇きと空腹感を覚えた。
それぞれ、未だ活動に支障を来たす程ではない。

今は夕刻。
間もなく死者達が坑道から漏れ出してくる事は疑いない。
食事を後回しにするのも、一つの手ではあるだろう。



>>↓1  どうする?


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


wiki編集ありがとうございます。
あんまり凝り過ぎると大変な手間だと思われますので、無理のない範囲でどうぞ。

今晩は18時位の開始予定です。
よろしくお願いします。

期待
>>1に質問なんだがマナプレスは発動するとずっとその空間の敵にダメージと敏捷低下を与えるのか?効果時間とかあるのか教えて欲しい
マナプレスからエクスチェンジって戦法できるかどうか思ったからなんだが


>>40
書き忘れてました、申し訳ありません。
マナ・プレスの最大持続時間は一分です。
ただし、マナ・エクスチェンジとの併用は不可とします。

説明文を修正しておきますね。



【マナ・プレス】

大量のマナを消費して、指定した対象の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
範囲内の全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全てのマナを大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。

この魔法の使用中は、全てのマナが変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、自身が使用した他の全ての魔法の効果が、残り持続時間に関係無く消失する。
更に、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけではマナを消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。

不意討ちは石投げのほうが簡単そうなんだよなぁ
アンデットならレイスでもない限り衝撃に弱そうだし
いるかわからんがマナで構成された魔物へは魔法以外の方法でダメージを与えることはできますかね


× マナ

○ 魔力


スレ内からコピペしたせいで直ってませんでしたごめんなさい


>>45
もしそういった魔物相手の場合、純粋な物理攻撃でダメージを与えるには向こうのスレで出た

【貫通 : 魔】 【魔力切断】

などに類する能力が必要になるかと思われます。

常に大鎌持ってると魔翌力視も使えないしな、かといって発動に時間いるしエクスチェンジは扱いが難しいな

>>48
盾役アンデット入手して、後ろから攻撃とかか?

エクスチェンジは杖に纏わりつかせるような形で大鎌を出現させられるんですかね?


>>49
可能です。
その場合も大鎌の性能には特に変化ありません。

>>1に質問です

アンプリフィケーションの効果に「成功判定のある魔法の成功率が上昇し、攻撃魔法の威力が強化される」ってありますが、
これはマナエクスチェンジの発動時間短縮にも有効がなのですか?


>>52
発動時間は短縮されず、マナ・エクスチェンジには特に効果はありません。

回答ありがとうございます。
エクスチェンジは魔法使いより前衛職向きの魔法ってことか。行き遅れ貴女なら壁役作れば問題なさそうだけど

そういえば、向こうのスレのセーフティーネットはこちらでも発動するのでしょうか?
両スレ共通ルールにするなら、ゲームルール自体に記述してはどうでしょうか


>>55
記述し忘れてました、ごめんなさい。
wikiの方は追記しておいたはずなので、次からはそっちから持ってきます。


【17:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301113.png

◆ = 現在位置



あなたは、西の崖に口を開けた二つの坑道の内、南側を覗き込んだ。
しかし、闇に覆われたそこを見通す事は難しい。

周囲はすっかり夕暮れの薄闇が支配し、内部を照らす光は殆ど存在しない。
僅かな陽光も、あと幾許もなく消え去るだろう。
探索にはランタンの光が必要となる事はまず間違いない。


ただ、霊魂の専門家であるあなたは、当然知っている。
アンデッド達の動力源は、魔力である。
魔力視を光源の代替とする事は可能であろう。

もっとも、その場合は地形の把握は出来ないと思われる。
壁や地面がどうなっているかは全く読み取れず、凹凸に足を取られて転倒する、などといった危険が付き纏う。

それを踏まえて、ランタンに火を灯すかどうかをあなたは考えた。



>>↓1  灯しますか?


あなたは荷からランタンと獣脂を取り出し、着火した。

小さな音と共に灯った仄かな光が、周囲を照らし出す。
坑道の先も、その形を見て取れた。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301116.png


とはいえ、先の先まで全てを、とはいかないようだ。
あなたの持つランタンは小型の物であり、そこまでの性能を期待する事は出来ない。


坑道の中は、平らなのは地面だけのようだ。
壁と天井はデコボコとして、乱雑に掘り進められたのが良く分かる。
もし転倒などして壁に体を打ち付ければ、運次第では苦痛にも繋がるだろう。

高さはあなたが垂直に飛び跳ねてギリギリ天井に届かない程度だが、左右には十分過ぎる余裕がある。
魔物の襲撃があったとして、回避に困る事は無だそうだ。

掘り出した鉱石を運搬する必要があっただろうから、当然の事だ。
地面を見れば車輪の跡がある事も分かる。
往時には、鉱石を積んだ荷車が何台もすれ違い、往復していたのだろう。


さて、入り口からただ眺めていても何も始まらない。
あなたは車輪の跡を辿り、慎重に内部へと踏み入った。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3

目標値 3


【聞き耳】

目標値 3  出目 10

ファンブル!!

幸先いいな(白目)


坑道の中へと踏み入っても、何の音も聞こえない。

あなたはこの迷宮が出来上がってからの期間から、推測する事が出来る。
ここに存在するアンデッドは、その殆どが骨の魔物であるはずだ。
当然、動作には音が伴う。

勿論、実体を持たない霊体ならば話は別だが、そのような魔物は総じて強い魔力を帯びている。
魔法使いならば気付くのは容易だろう。

そのどちらも感知できない以上、危険は無さそうだ。



……そんな楽観を、あなたが抱いたその時だ。



>>↓1 コンマ判定 【危機感知】

感覚 3

失敗 -2

目標値 1


【危機感知】

目標値 1  出目 4

失敗……

ブーストで感覚は上げられないんだよなあ


ランタンが照らしきれない闇の先から、突然何かが飛び出してきた。

白い怪物であった。
頭蓋骨と脊椎のみの体幹から、直接十数本の骨の腕を生やした、長虫にも似た異形。

暗い眼窩には眼球は当然無い。
しかし、自身を苛み続ける死の苦痛への恐怖と、死を知らぬ生者への憎悪が、余りにも明確に宿っていた。


音が無いのではなく、自身が聞き取れていないだけ。
そのような可能性に気付かず、楽観に囚われていたあなたは、咄嗟の行動が遅れてしまった。
最早相手の先制を許す他は無い。


白骨の長虫は、無数の手で地面を這い、驚くべき速度で跳び上がる。

狙いはあなたの白い首。
喉笛を食い千切り自身と同じ死の闇に引き摺り落とさんと、異音を立てて大顎を開いている。



>>↓1  どう対処する?


【19:13】 までどうぞ。

出遅れのマイナス判定はありそうだけど、敏捷高いから素直に回避か?
筋力もあるからブン殴ってもよしだろうか

俊敏と知識高かったら読めたかもな>辞世の句

今貴女は両手にそれぞれ何を持っているの?


>>86
ランタンと杖ですね。
そういえば杖描写忘れてました、すみません。

せめて向こうの魔翌力が分かればパラライシスも選択肢に…咄嗟に使える魔法かどうかは知らんけど

今んとこの選択肢は
・杖でブン殴る
・回避(前転回避かスライディングかバックステップかその他諸々)

こんなもんだろうか


>>92
パラライシスは咄嗟に使えて構いません。
必要な動作は指で差すだけとします。


時間です。


>>↓1  どうする?


首に歯を突き立てられるなど、たまった物ではない。
あなたは咄嗟にその場にしゃがみこみ、攻撃を回避しようと試みた。



>>↓1 コンマ判定 【咄嗟の体勢変更】

敏捷 10

目標値 10

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


>>↓2 コンマ判定 【魔力の感知】

魔力 6

目標値 6


【咄嗟の体勢変更】

目標値 10  出目 9

通常成功


【魔力の感知】

魔力 6  出目 1

クリティカル!!



……良く考えたら職業補正で感知判定スキップだったのを忘れてましたが、クリったのでそのままにします。

そう言えば魔法剣士貴女で木を登る時なんかは筋力じゃなくて敏捷で判定されたけど
敏捷が足腰の力だとするのならキックとか跳び蹴りとかは何で判定されるんだろう、足を使ったとしても攻撃行動だったらやっぱり筋力かな。跳び蹴りなら辛うじて敏捷も入りそうだけど

ちょっと待ってください。
まとめて回答します。
ごめんなさい。

目標値が10の時はクリティカルでのみ結果変動ってあるからそれでいいんじゃないの?
目標値10でコンマが10出ても辛うじて成功じゃなくて通常成功なんだよ


◆ 死霊術師ならば魔力感知は確定成功なのか?

低難度の魔力感知判定ならば省略になります。
今回は使用された魔力が大きかったため、低難度に含まれます。
魔法使いにとっては 【目の前で手を振られて気付けるかどうか】 ぐらいの判定内容になるためです。

これは 【低難度の魔力行使判定が確実に成功する】 能力を持つ全ての職業に共通します。
次からは文言を修正し、もう少し分かりやすくします。


◆ 目標値10で出目10の場合

目標値10は、以前は自動成功で判定自体発生していませんでした。
それが、自動成功ならクリティカルが発生しないというのはある意味デメリットではないか、という事で判定を行うようになりました。

その名残で、出目10でも通常の成功扱いとしていました。
今後はかろうじるようにします。


面倒になってきたので安価で。


>>↓1

1) 目標値10なら自動成功

2) 目標値10ならクリティカルでのみ結果変動

3) 目標値10でもかろうじる事もある

ではそういう事で。
続けていきます。
すみませんでした。


地面に手を付くほど体勢を落としたあなたの頭上を、頭蓋骨が通り過ぎる。

攻撃の回避には成功した。
相手は勢いのまま宙を進み、あなたの背後へと跳んでいこうとしている。
ひとまずはやり過ごせたのだ。
後は着地の隙を狙い、確実に反撃を叩き込めば良い。

そう考えていたあなたは、唐突に感知した大きな魔力の蠢きに一瞬で肝を冷やした。
感覚に従い、地面を転がるようにその場を飛び退く。


高速で動く視界の中で、あなたはそれを捉えた。
長い脊椎から伸びる腕の先、濃密な魔力を帯びた白骨の手が、先程まであなたの頭があった空間を鷲掴む瞬間を。

この魔物は長虫に近い姿だが、致命的に異なる部分がある。
虫ならば足となっている部分を構成するのは、腕なのだ。
当然、足と腕では動きの自由度が異なってくる。

もしも魔力の感知に失敗していたならば、そのまま魔力を纏う手に顔を掴まれていただろう。
その時どうなっていたかは不明だが、碌でもない目に遭っていた事だけは確かだった。



■ 不確定名 : 白骨の長虫

◆ 特殊能力

【????・????】

この魔物は、濃密な魔力を纏わせた手で攻撃を行える。
あなたはこの能力に関するこれ以上の情報を持たない。


ともあれ、一連の攻撃は凌いだ。
長虫は暗い眼窩であなたを睨みながら、くねるように地面を這い、様子を窺っている。

彼我の距離は十歩分ほど。

ランタンの淡い光に照らされた坑道の中。
骨が地面を叩く音だけが響いている。



>>↓1  どうする?

ロクにステータスやスレを見てない奴はなんなんだろう…
マナボルトは使えないってのに


長虫は素早い。
先程の飛び掛りは、あなたをしても恐ろしいと思える程の速度であった。
速度での勝負は、分が悪いとまでは言えないだろうが、確実とも思えない。

ただし、それは魔法を使わなければ、という話だ。

あなたの体内を魔力が駆け巡る。
より速く、より緻密に、肉体を構成する全てのパーツが歓喜の叫びと共に嵐を受け入れる。


今やあなたの速度は、生物の域には無い。
疾風という言葉すら不足だ。
目に捉えられる者など、常識の範囲には存在するまい。



◆ フィジカル・ブースト

敏捷 10 → 16


あなたの使用した魔法を感知したのだろうか。
長虫は警戒するように身を縮め、ガチガチと顎を打ち鳴らしている。


その姿を見ながら、死者に精通するあなたは考える。
アンデッドには、核となる部分がある。
死した体を動かす動力である魔力の貯蔵庫と言って良いだろう。

通常の生物ならば、魔力は心臓に宿る。
が、当然目の前の怪物には内臓など一つも存在しない。

ではどこに、と探るのは簡単だ。
魔力が密集する部分を探すならば、魔力を見れば一目瞭然。


魔力視を発動させたあなたは、敵の核は頭蓋骨の内部、脳が収まっているべき箇所にあると知った。



>>↓1  どうする?

敏捷15あれば壁走りが確定成功するんだよな…他の外的要因がなければの話だけど


あなたは更に魔力を巡らせた。

流れ着く先は、敵を指し示す指である。
他者の動きを縛る原始的な呪いをもって、あなたは反撃の初手とした。



>>↓1 コンマ判定 【魔力対抗】

基準値 5

魔力 6
装備 2

魔力 -7 (白骨の長虫)

目標値 6


【魔力対抗】

目標値 6  出目 2

成功!



あなたの指先から解き放たれた魔力は、瞬く間に長虫へと絡み付く。

魔力を弾けずに直撃を許した長虫は、即座にその身を苦悶に捩らせた。
しかし、その動きすら乏しい。
核からの命令の伝達を妨げる呪いは十全に機能し、一切の行動を不能とさせている。

完全な隙が、今あなたの前に晒された。
あなたがどのような行動を取ったとして、長虫がそれを妨害する事は有り得ない。

ただし、この魔法の効果はそう長くは続かない。
迅速に次の一手を選択する必要があるだろう。



>>↓1  どうする?


【21:09】 までどうぞ。

敏捷ブーストかかってるし速度活かした攻撃なら敏捷も判定に乗るかな?
と言うわけで全力ダッシュからの跳び蹴りはいかがでしょう

杖の構造はどうなっていますか?
先は尖っていますか?


>>188
上にいくほど太く、下にいくほど細いです。
突き入れも可能としておきますね。


時間でした。


>>↓1  どうする?


◆ 自白

長虫=百足的なものだと思ってました。
めっちゃ恥ずかしい。


不確定名を修正します。

■ 白骨の百足


現状、あなたが知る百足の最大の脅威は、魔力を纏う手である。
それさえ排除してしまえば、後はどうにでも出来るのではないかと、あなたは考えた。

身動きの取れない百足に駆け寄りながら杖を振り被る。
狙うべきは頚椎。
衝撃を一切逃がさぬよう、硬い地面と挟み込むように。

一撃で叩き折り接続を断つべく、全力で先端を叩き込んだ。



>>↓1 コンマ判定 【威力増加判定 / 杖の一撃】

筋力 8
直撃 3

目標値 11


【威力増加判定 / 杖の一撃】

目標値 11  出目 1

クリティカル!!


目論見は完全な形で達成された。
振り下ろした杖は一撃で頚椎を砕き、支えを失った頭蓋骨は乾いた音を立てて転がっていく。

それと同時に、脊椎と腕は苦悶の動きすら止めて崩れ落ちた。


アンデッドには、核から切り離せば動きを止める者と、お構い無しに動く者との両方が居る。
どうやら、この魔物は前者であるらしい。
あなたの知る最大の脅威を封じられた事は疑いない。
わざわざ修復して首を繋ぎ直しでもしない限り、魔力の手があなたを襲うことは無いだろう。


壁にぶつかって止まった頭蓋は、憎悪の視線であなたを睨む。
しかし、僅かに顎を震わせる以外に、何も出来ないようだ。



>>↓1  どうする?

盗賊♂→筋力1
魔法剣士♀→筋力9+ブースト可能
学者♂→筋力4、後に1
死霊術師♀→筋力8+ブースト可能


筋力限定女尊男卑かな?

そう言えばマナ・エクスチェンジで特殊効果のあるものってwikiに特記すべきなのかな
ソウル・イーター持ちの大鎌とか粘液とか。まあ編集の仕方分からないから凄い人に任せる

大鎌作って止めを刺す
ついでに下僕を生成する

後質問なんですけどwikiの魔物の表記方法が格納から見出しに変わってるんだけどこれは>>1の変更?

>>217
私の変更ではないですが、今の方が見やすいと思いますよ。
正直GJと思ってました。


あなたはまず、周囲を見回した。

戦闘でそれなりに音を立てたのだ。
アンデッドは聴覚が鈍い者が多いが、警戒に越した事は無い。
魔力を両目に集めて、坑道の前後を睨む。

どうやら、今の所近くには何も居ないようだ。
十分にそれを確認できてから、あなたは頭蓋骨に語りかけた。


その結果を、半ば確信しながらであるが。


返ってきた物はあなたの予想通り、幾つかの暗い思念であった。

痛い、苦しい、助けて、何故、妬ましい。
……お前もこっちに来い。

無理に変換するならば、そういった言葉の群れになるだろう。


迷宮の外にも、怨霊と呼ばれる者は存在する。
正常な死の流れに乗る事が出来ず、延々と味わい続ける死の瞬間の苦痛に狂ってしまった者達だ。

正気など残る訳も無い。
耐え難い苦痛を与える世界を憎み、あらゆる生者を自身と同じ場所に引き落とそうと呪詛を吐き出すのみとなる。
迷宮に存在するアンデッドも、どうやら同じ状態であるようだ。

恐らく、迷宮の魔力によって死後の運命が捻じ曲げられているのだろう。
異形と化した体と同じように。


だが幸い、こうなってしまった者を救う方法を、あなたは心得ていた。

当然である。
あなたは元々、そのために存在した神官達の末裔なのだ。
迷える死者を救い上げる手法は完全に心得ている。

それは、彼らの核を一度砕き、あなたの僕として再構成し、使役する事で達成される。

死霊術師たるあなたは忘却の神に仕える者である。
その手足となるという事は、ひいては神への奉仕に他ならない。
そうして、魂の安息を司る忘却の神の慈悲に縋り、死後の道行きを確立するのだ。


"そのために作ったわけだしね、あの大鎌も"


奉仕は勿論、より良い働きをするほど効果が高い。
となれば良質の僕を生み出す事は死霊術師の義務とも言える。

良質の僕には良質の素材が必要であり、中でも魂となれば最上級なのである。

ネクロマンシーって物理的な素材じゃなくて魂でも出来るのか。
例えば豪腕熊の骨を使って豪腕熊ゾンビを使役するとか、そんな風に考えてたな

>>227
そっちも出来ます。
というか秩序善でもなければそっちが主流です。


頭蓋は、未だあなたへと向けて怨嗟を吐き続けている。

やはり、こうなってしまえば顎での噛み付き以外に何の抵抗もできないようだ。



>>↓1  どうする?

>>228
おおうなるほど…
つまりこの残念貴女は魂の救済者としてあるべき姿の死霊術師なのか
性格設定もちゃんと意味があるのはもう流石としか


あなたのやるべき事は決まっていた。
死者を救う。
それこそがあなたの持つ正義である。

大鎌を生み出すのに、一切の邪魔は入らなかった。
周囲には何者も存在しない。

怨嗟を……いや、悲鳴を上げ続ける死者と、あなたが存在するのみ。


"あなたの苦しみは、今ようやく終わる。
 どうか、私に全てを任せて。
 正統なる末裔の誇りに賭けて、絶対に救ってみせるから"


その祈りが通じたのだろうか。
沈黙する頭蓋は、静かにあなたの刃を受け入れた。



◆ 【白骨の百足の魂】 を獲得しました。


淡く輝く魂を手に、あなたは考える。

生み出す事の出来る僕は多岐に渡る。

戦闘に優れる者。
感知に優れる者。
魔術を補佐する者も居れば、精神を支える者も居る。
あるいは、これらの分類から漏れる特殊な者達も。


あなたが生み出すべき僕は、一体何だろうか?



>>↓1  用途を指定して下さい、どのような用途でも構いません。

銭湯なら耐久を補う壁に、感知なら感覚の低い貴女の代わりの索敵役に。
でも魔術補佐ってなんじゃらほい?魔翌力くれるのかな。それともマナプレスとかならさらに魔翌力加算して強力にしてくれるとか?

あんかした


>>↓1 コンマ判定 【下僕の能力強化】

魔力 6
素材 3

目標値 9


【下僕の能力強化】

目標値 9  出目 6

成功!



あなたが欲した者は、目であった。

暗い闇の中を、死者だけが持ち得る感覚で、迷宮の闇を見通す者。
迫る悪意を悟り、あなたの危機を遠ざける者。


掌中の魂は、やがて一つの形を取る。

それは、あなたの道行きを照らす、青白い小さな炎であった。



■ ウィル・オ・ウィスプ


◆ 能力値

【筋力】  - 【耐久】  1
【敏捷】  2 【感覚】  3
【知識】  - 【意志】  1
【魔力】  2 【幸運】  -


◆ 特殊能力

【灯火】

この僕は、大型のランタンと同程度の光源として扱える。


【感覚同期】

この僕は、感覚の能力値をあなたの感覚に加算出来る。
この能力は自動的に使用される。
ただし、複数の僕の同能力を同時に使用する事は出来ない。


【脆弱 : 全】

この僕は、極めて死亡しやすい。
炎の中心部に存在する核に攻撃を受けた場合、即死判定が発生する。

これぶつけて攻撃とかできるのかな(SW並感)

>>255
ヒトダマ豪速球かな?


【18:15】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301214.png

◆ = 現在位置



生み出された僕の光で、坑道は明るく照らし出された。
おかげで通路の奥、突き当りが南北に分かれているのも良く分かる。

これならばランタンは不要だろうと、あなたは火を吹き消した。
獣脂は殆ど消費されていない。
もしまた使う事があっても、特に問題は無いはずだ。


炎は、あなたに感謝するように体の近くに浮遊して揺れている。
通常の炎とは違い、熱さは感じない。


足元には割れた頭蓋と、分離された脊椎と腕の骨。
残念ながら、一つの存在から生み出せる僕は一体だけだ。

形状は異常だが、ただの人骨である以上、もう用途は無いだろう。



>>↓1  どうする?

片目だけ魔翌力視にしてウインクで切り替えってできないかな

安価は慎重に交差点手前まで移動

下僕っていくつまで同時に使役できるんだろうな。制限ないんだろうか
そうなるとかなり強いが、周囲に無数の人魂が漂う不気味な美女の完成だな

>>1さん、その辺回答できますか?


>>271
すみません、忘れてました。
描写を追加しておきます。


通路を警戒しつつ進みながら、あなたは浮かぶ炎に目をやった。

使役する僕は、十分な奉仕を行えば昇天し、神が待つ死後の世界へと旅立っていく。
ここは迷宮であり、その探索の手助けともなると、これは相当大きな価値である。
恐らく、旅立つまではおよそ一日という所だと思われた。

また、使役できる僕の数は魔力に比例する。
あなたの能力であれば、安定して使役出来るのは三体が限度だろう。
それ以上となると、僕の生成に失敗する可能性も出てくるはずだ。

僕の管理には、十分気を払うべきだろう。

魂を刈り取ったとしても、すぐに生成を行わなければならない訳でもない。
三日程度ならば安定させておく手法を、あなたは心得ている。

ふむふむ
>>1に質問なんだがストックできるなら複数の魂を使うとかはできるのかな?あと>>266の方法についても
安価下


>>266
可能としておきます。

>>276
可能です。
基本的に質は上がりますが、リスクも有ります。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301225.png

◆ = 現在位置



突き当たりからそれぞれの道を覗く。
北側はすぐに東西に分かれ、東側は坑道の外に続いていそうだ。
南は突き当たりで西に折れている。

あなたとウィスプは、二つの通路を分担して睨みながら、耳を澄ませた。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3
下僕 3

目標値 6


【聞き耳】

目標値 6  出目 7

失敗……



僕と顔を見合わせ、何か聞こえたかと確認し合う。
あなたは首を横に振り、僕は倣うように横に揺れた。

だが勿論、先程これで何も居ないと判断し、危うい目に遭ったばかりだ。
居ない、ではなく、聞こえない。
この違いをしっかりと確認しておく必要があるだろう。



>>↓1  どうする?


すみません、急激に眠気が来てしまってるので、今日はここまでで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。

後、独身赤くしてごめんなさい(自白)

そう言えば百足倒したのに詳細なステータス出てないな。あったり倒しすぎたからか
まぁ百足は頭外せば問題ないって分かっただけでも十分か

刃物と木片入手して忘却の護符・・・と思ったがこの貴女神官の正統を自負するなら既に持ってるのかな?どうなんだろ


>>297
出し忘れてました。

>>299
持っていないとおかしいレベルですね。
追加しておきます。


何か最近めっちゃ抜けてる。
申し訳ないです。



■ 忘却の聖印

基礎防御力 : 7

抵抗補正 : 3

精神に対する攻撃と、意思を蝕む呪いに対し、絶大な防御性能を持つ聖印。
正統なる死霊術師が所持しているため、効果が上昇している。



■ 不確定名 : 白骨の百足

【筋力】 不明
【耐久】  5
【敏捷】  8
【感覚】 不明
【知識】 不明
【意思】  -
【魔力】  7


■ 現在のあなたのステータス


◆ 女性 / 28歳 / 独身


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】  2
【敏捷】 .10 【感覚】  3
【知識】  6 【意志】  9
【魔力】  6 【幸運】  8


◆ 職業

【死霊術師】

低難度の魔力行使と魔力感知が確実に成功する。
生物の死骸を素材として、自在に使役できる下僕を作成できる(能力は生前よりも低下する)
死者との対話を試みる事が出来る。
霊魂に関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【哀しみを抱いている】
【やや男勝り】
【秩序 / 善】


◆ 所持品一覧

【魔力製の大鎌 / マナ・エクスチェンジ】
【木製の杖】

【雨除けのケープ】
【旅人のローブ】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【干し肉 x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【小型のランタン】
【獣脂 x5】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】


◆ 習得魔法一覧

【パラライシス】

中量の魔力を消費して、単体に麻痺状態を付与する。
成功率は自身と対象の魔力の差による。
また、麻痺状態の解除判定は耐久によって行われる。
最大効果時間は戦闘時基準で行動三回分。


【フィジカル・ブースト】

少量の魔力を消費して、筋力・耐久・敏捷のいずれか一つを増幅する。
持続時間は十五分。
強化値は魔力の能力値と等しいが、元々の能力値の二倍を超える事はできない。
持続時間中は、数秒の集中を代償として強化対象能力を変更でき、その場合マナの再消費は行われない。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全ての魔力を大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。

この魔法の使用中は、全ての魔力が変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、自身が使用した他の全ての魔法の効果が、残り持続時間に関係無く消失する。
更に、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけでは魔力を消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。


【マナ・プレス】

大量の魔力を消費して、指定した対象の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
範囲内の全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。


◆ 使役中の下僕

【ウィル・オ・ウィスプ】

感知に優れる下僕。
あなたの感覚を自動的に強化する。
また、自動的に光源としての役割を果たす。
極めて死亡しやすいため、注意が必要。


18時30分位から開始していきます。
よろしくお願いします。


【TIPS - ウィスプの灯火】

ウィスプの光は、ランタンなどの通常の光源と同じ扱いになります。
魔力を宙に放出している訳ではないため、魔力感知の対象にはなりません。

ただし、アンデッド特有の核は持っているため、魔力視により発見されます。


【TIPS - 魔力視に関して】

また、魔力視は 【魔力を可視化】 するだけの技能です。
肉眼で見える物が、魔力視の発動によって見えなくなる事はありません。

ただし、周囲を濃密な魔力に覆われている場合、見えるようになった魔力が障害物となって視界を塞ぐ場合があります。
白の森に漂う霧がこれに当たります。


【18:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301790.png

◆ = 現在位置



あなたは南北に分かれる通路を南へと進んだ。

坑道の様子に変化は無い。
相変わらず幅は広く、歩きやすい。

が、しかし、異変は一つ存在した。

道の先、西の方向から硬い物がぶつかり合う音がする。
それは一定の規則性を保ってあなたの耳に届いている。

……近付いてきている訳ではない。
通路の奥に留まったまま、ガツン、ガツン、と響き続ける。


霊魂の専門家たるあなたは、一つ心当たりがある。
一部の死者達は、生前の行動を繰り返す事があるのだ。
その性質と、この迷宮の事情を鑑みれば、恐らく死んだ鉱夫ではないだろうか。
そう思って耳を澄ませれば、ツルハシを岩壁に叩きつける音のようにも思える。

つまり、通路の先に居る者は、ツルハシで武装しているかも知れないのだ。
また、鉱夫が一人だけで作業を行うとは考え難い。
集団行動を取っている可能性は十分に有り得るだろう。



>>↓1  どうする?


あなたはウィスプと共に耳を澄ませた。
進むか戻るか、判断するための材料として、死者の数の情報は重要である。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3
下僕 3

目標値 6

外野で出る分には問題ない(震え声)


【聞き耳】

目標値 6  出目 4

成功!



あなたは何とか把握に成功した。
もしもウィスプが同行していなければ難しかっただろう。
撫でるように青白い炎の表面に指を這わせれば、どこか嬉しそうにゆらゆらと揺れた。

音の主達は、どうやら相当な数が居るようだ。
最低でも五体、下手をすれば十を超えかねない。
正面からぶつかり合うなど無謀の極みと言える。

ただし、あなたは対集団に適した魔法を習得してもいる。
これを上手く使えば殲滅しきれる可能性はあるかも知れない。



>>↓1  どうする?


【19:06】 までどうぞ。

>>334
マナプレスの持続時間は書いてあるけど発動までの時間は書いてない
マナエクスチャンジの大鎌も大きさは書いてない


>>337
発動は即時で構いません。
大鎌はあなたが大鎌と認識出来る範囲が限界です。
少なくとも、身の丈の倍にまで伸ばすのは不可能です。



時間です。


>>↓1  どうする?

マナ・プレスのいう「指定した対象」ってのは敵を対象にしないといけないのかね?場所を指定できる?(AとBの間とか)

あと、魔翌力ダメージを与えて敏捷の能力値を低下させる対象は
プレス発動の瞬間に効果範囲内にいた敵だけ?それとも効果時間中に範囲内に侵入した敵にも有効?


>>343
説明文を一部修正します。


【マナ・プレス】

大量の魔力を消費して、指定した対象、もしくは地点の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
効果時間中、範囲内に存在する全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。


あなたはそっと通路の先を覗き込んだ。
相手はアンデッド。
ならば魔力視が有効に作用するはずだと、魔力を可視化させて。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301814.png


先は、今と同じような通路が続いているようだ。
壁に沿って並ぶ魔力の塊が、胸ほどの高さに幾つか発見できる。
鉱夫達の核であるに違いない。

その数は……。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 8

目標値 8


【不運の回避】

目標値 8  出目 10

ファンブル!!

だからファンブルは外野で出せと(ry

魔翌力ダメージは範囲内に入った瞬間の一回だけで敏捷低下は範囲内に入ってる間だけ、てことかな?


一つ、二つ、三つ。
四つ、五つ、六つ。
七つ、八つ、九つ。

……青い光を放つ核を数えながら、あなたは気が遠くなるのを感じていた。
最早、数える作業自体が現実逃避に近い。
光の数はあなたが抱いた最悪の予想の、上を行っていた。

通常の物が二十、巨大な核を持つ者が一、である。
勿論、巨大な核を持つ者が並のアンデッドであるとはとても考えられない。
恐らくは強敵だろう。

不運にも程がある。
幾ら広範囲に効果を及ぼす魔法があるとしても、この数と質は絶望的であった。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避 / 特大】

幸運 8

目標値 8


【不運の回避 / 特大】

目標値 8  出目 1

クリティカル!!


が、その時、突如鉱夫達の動きが変化した。

通路の突き当たりだろうか。
北側から、一際小さな核を持つ者が現れたのだ。
光が届かず、詳細な姿までは見て取れないが、光の高さから見て小さな個体に思える。

その個体は、妙な音を発していた。
金属同士を強く打ち合わせるような、甲高い大音だ。

それが通路に響き渡ると同時に、ツルハシの音はぴたりと止んだ。
全ての鉱夫達は壁を掘る作業を止め、移動を始める。
そしてそのまま通路の先へゾロゾロと消えていった。


……理由は良く分からないが、どうやら一先ずの危険は去ったようだ。



>>↓1  どうする?


【18:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301821.png

◆ = 現在位置



鉱夫達が去ったとはいえ、また戻らないという保証は無い。
この先に進むのは危険だと判断したあなたは、谷底に戻り休息を取れないかと考えた。

……だが、その希望が儚い物である事も、十分に理解できてはいたが。


あなたの予想通り、谷底からは多数の足音が聞こえてくる。
光を忌避し坑道の中に潜んでいた者達は、太陽が沈みきった今、広い空間を求めて彷徨い出てきているようだ。
十分な対策を持たず、この先に生者が進み入る事は、即ち自殺に等しいだろう。

あなたはそっと身を引き、坑道の中に潜んだ。



>>↓1  どうする?


谷底に踏み込む事は、とても出来ない。
そう確信したあなたは道を引き返し、坑道の分岐を今度は北へと進んだ。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301827.png

◆ = 現在位置


左右の道を覗き込む。

東側は谷底に繋がっているようだ。
つまり、今の時間帯においては黄泉路と等しい。

西側はと言えば、こちらは南北に分かれていた。
恐らく、その北側に鉱夫達は向かっていったはずだ。
彼らが今何をしているかは分からないが、進むならば最悪は襲撃を覚悟しておくべきだろう。


通路の中にはそれだけだ。
魔力の光は存在せず、ウィスプの光に照らされた岩壁のみが佇んでいる。



>>↓1  どうする?


道は把握できた。
先に進む前に、鉱夫達が掘っていた場所を調べるのも良いだろう。
そう判断し、あなたは道を南へと進む。


【19:00】



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 8

目標値 8


【不運の回避】

目標値 8  出目 10

ファンブル!!


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301829.png

◆ = 現在位置



鉱夫達が掘っていた場所の手前。
そこまで、あなたが進んだ瞬間の事だ。

突如、壁の中から何かが飛び出した。

細く青白い、女の手だ。
突然の事に身を硬直させるあなたの顔へと、縋るように突き出される!



>>↓1 コンマ判定 【不意打ち】

敏捷 10

不意 -3

目標値 7


【不意打ち】

目標値 7  出目 6

成功!



顔を目指して真っ直ぐに迫る繊手。
そこから間一髪、あなたは逃れる事に成功した。

……だが、それで危難から逃れられたかと言うと、そうはいかないらしい。

同じく、救いを求め縋るような無数の手が、壁から同時に這い出してきたのだ。
数える事すら馬鹿らしい。
最早岩壁すら視認できない。
完全に通路を埋め尽くした腕は、肘から先を隠したまま蠢いている。

更に、悪夢は続く。
あなたが飛び退き着地した瞬間、坑道の全てに届く程の、女の絶叫が響いた。



>>↓1 コンマ判定 【焦燥抵抗】

意思 9
装備 3 (忘却の聖印)

目標値 12

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【焦燥抵抗】

目標値 12  出目 10

通常成功



その声は、精神を揺るがす呪詛を孕んでいた。
脳髄をガリガリと掻き毟るそれは、死の幻覚。

ここに居てはいけない。
ここに居ては死ぬ。
崩れる岩に潰されて、誰の助けも届かないまま、心を砕く暗闇の中で!
逃げなければならない、今すぐどこか広い場所へと!


だが、あなたはそれをただの幻覚だと完全に看破した。
狂った死者が稀に行う、自身の死因の感染だと。



■ 不確定名 : 坑道の繊手

【敏捷】 3

◆ 特殊能力

【死の感染】

この魔物は、自身の死因に対する恐怖を他者に植えつける事が出来る。
抵抗に失敗した場合、天井が存在しない広い空間への移動が強制される。
広い空間への移動手段が無い場合は、壁の掘削が強制される。


対処は簡単な事だ。
心を強く保てば良い。


"死ぬのは私じゃない。
 死んだのは、私ではない。
 私は、あなた達ではない!"


心中でそう強く叫べば、幻覚はたちまちの内に掻き消えた。

同時に、絶叫は恨み言へと変わる。
あなたを自身の側に引き摺り込めなかった事を、悔やんでいるのだ。

無数の手は壁の中へと姿を消そうとしている。
それを見ながら、あなたは自身の行動を素早く選択した。



>>↓1  どうする?


【21:18】 までどうぞ。

>>1に質問だが幽霊は肉眼で見えるのかそれとも魔翌力視でないと見えないのか貴女は知識として持ってますか?


>>424
一般的な霊は肉眼では捉えられませんが、この魔物は目視可能でした。
狂った霊の内、強力な怨念を持つ者は同様に視認できると、あなたは知っています。


時間です。


>>↓1  どうする?


あなたは即座に魔力視を発動させた。
壁に消えようとする手を見渡し、その核の所在を探る。

しかし、それらしき物は見当たらない。

あなたは彼女達の死因を、今はっきりと理解している。
恐らく、坑道のどこか、壁の中に埋もれているのだ。
掘り起こしでもしない限り、核を見つける事は出来ないだろう。


あなたが探る間に、繊手はその殆どが消えてしまった。
今や、動きの鈍い数本が残るのみ。



>>↓1  どうする?


あなたは走り出し、逃げようとする手を掴んだ。
最も手近な物を、掌には触れないよう甲の側から。

背筋を凍らせるような冷たさを感じながら、あなたは自身の予想が正しかった事を理解した。
やはり、この霊は触れられる。
手は先程、あなたの顔に触れようとしていた。
逆に考えれば、こちらからも接触できるのは道理である。

そのまま引き摺り出そうと力を籠めて……。





……そして、絶望的な光景を目にした。

あなたが掴んだ手を救おうとでも言うのだろうか。
周囲から再び姿を現した繊手の群れが、あなたへと殺到する!



>>↓1 コンマ判定 【不意打ち】

敏捷 10

不意 -3
無数 -3

目標値 4

さすがに壁の手はつかめないのかと思っていたらこれだよ!


【不意打ちの回避】

目標値 4  出目 8

失敗……



逃げる事などとても叶わない。
伸ばされた手は、次々にあなたの体を掴む。

手を、足を、服を、髪を、そして顔を。
心を砕くような冷気が、全身から心臓へと伝わっていく。
もし、手が一つだけならば、その被害は小さな物であっただろう。
精々が一時的に自身の生を疑うだけで済んだはずだ。

しかし、繊手の数は数え切る事もできない程。
そこに籠められた呪詛は只管に増幅され、今やあなたの魂そのものへと牙を剥いた。



>>↓1 コンマ判定 【即死抵抗】

意思 9
聖印 3

無数 -3

目標値 9


【即死抵抗】

目標値 9  出目 1

クリティカル!!


死の気配はついにあなたの中枢に達した。
不可視の指先が心臓を撫で、その鼓動を止めようと……。


しかし。
その程度でどうにかなるほど、あなたの経験は浅くは無かった。

正統たる死霊術師。
その生は、死によって彩られている。
人生の過半を救済に費やす者達は、数多の死をこそ隣人としているのだ。


"私をどうにかしたいなら……。
 呪いじゃなくて、火酒の樽でも持ってきなさい!"


裂帛の気合と共に、あなたは繊手を弾き飛ばした。
死に誘う冷気は跡形も無く消え去り、心臓は力強い鼓動を打ち続ける。

手の反応は劇的な物だった。
あなたを恐れるように、焦燥すら滲ませて退散していく。
後に残ったのは静寂のみ。


彼女達は、どうやらあなたへと恐怖を抱いたようだ。
当分は襲われる事は無いだろう。





■ 坑道の繊手

【筋力】 3
【意思】 1

◆ 特殊能力

【生の否定】

この魔物は、掌で触れる事で他者の生の実感を抹消する事が出来る。
抵抗に失敗した場合、対象は自身を死者だと錯覚し、行動が制限される。
また、この能力を多重に受けた場合、即死判定が発生する。

これは彼氏できませんわ……凛々しすぎる


【19:15】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301829.png

◆ = 現在位置



一旦の危機は去った。
しかし、繊手達は先程、大きな叫びを上げたのだ。

アンデッドの聴覚は比較的鈍いとは言え、余りもたもたとしているのは得策では無いだろう。



>>↓1  どうする?


あなたは足早に来た道を引き返した。
洞窟では、音は遥か遠くまで響く。
もしも鉱夫達の元まで届いていたならば、このまま進むのは危険だと判断したのだ。

その考えは、どうやら正しかったようだ。

通路を曲がり、周囲を探っていたあなたの耳に、背後から足音が聞こえた。
数は少ないようだが、鉱夫達が戻ってきたのだ。
もし進んでいれば鉢合わせしていた可能性が高い。

あなたはほっと息を吐き、自身の判断に感謝した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301889.png

◆ = 現在位置


少し様子を見ていると、ツルハシが壁を叩く音も加わった。
やはり、数は少ない。
多くとも五体程だろうと、あなたは確信した。



>>↓1  どうする?


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301898.png

◆ = 現在位置



あなたは角ごとに通路の様子を確認しながら北へ進んだ。
耳を澄ませ、僅かに顔だけを出し、慎重に慎重を重ねて。

……何も見当たらない。
どうやら、谷底にまでは叫びは届かなかったようだ。
もしくは、届いたが聞こえなかったか。
アンデッドの感覚は総じて鈍い事を考えれば、十分に有り得る事だろう。

通路の突き当たりまで進んでも、やはり同じだ。
東西に異変は存在しない。



>>↓1  どうする?

今ってランタンは収納していて
杖だけ持ってるかんじですか?


>>478
そうなりますね。
特に指定されない限り、手には杖のみです。


【19:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org301902.png

◆ = 現在位置



あなたは西に進み、南北の分かれ道をそっと覗き込んだ。

まずは南方、鉱夫達が壁を掘っていた方向。
こちらには、三つ程の魔力の光が見て取れた。
どうやら東側の壁に向かい、ツルハシを振り下ろしている。
距離があるためにハッキリとは分からないが、地面には削られた壁の欠片が散らばっているようだ。

逆側、北はすぐに部屋になっていそうである。
また、部屋を通り過ぎた正面には通路が続いていた。
その先までは、どうなっているかは分からない。



>>↓1  どうする?


【23;38】 までどうぞ。

プレス!→「ガシャーン!」(鉱夫たちが崩れる音)→残りの鉱夫殺到


時間です。


>>↓1  どうする?


あなたはまず、自身の強化を選択した。
北へ進むにしろ、南の鉱夫に対処するにしろ、まずは速度が必要だろうと。

あなたの体内を魔力が駆け巡る。
より速く、より緻密に、肉体を構成する全てのパーツが歓喜の叫びと共に嵐を受け入れる。

今やあなたの速度は、生物の域には無い。
疾風という言葉すら不足だ。
目に捉えられる者など、常識の範囲には存在するまい。



◆ フィジカル・ブースト

敏捷 10 → 16


準備は整った。
その上で、どちらに進むかと貴方は考える。



>>↓1  どうする?


まずは南。
今も壁を掘り続ける鉱夫達を、対処してしまう事をあなたは選んだ。

慎重に、一歩ずつ。
決して音を立てないように近付いていく。
相手の数は多いのだ。
まずは不意打ちで、一体でも多く行動不能にするべきだろう。

足元には削られた欠片が転がり、足場が良いとは決して言えない。
隠密に進む事は、少々骨の折れる作業である。



>>↓1 コンマ判定 【隠密】

敏捷 10

足場 -2

目標値 8

抜き足差し足


【隠密】

目標値 8  出目 1

クリティカル!!!

隠密にはブーストの俊敏効果ないのかな
まぁ自動成功でもクリったから結果は変わらないけど


>>504
ミスでした、申し訳ないです。
クリったのでセーフという事でどうか一つ(懇願)


足場の悪さなど、あなたは物ともしなかった。
完全な無音で、ゆっくりと近付いていく。

そうして、後数歩で間合いに捉えるという所で、あなたの耳は……いや。

死霊術師特有の、魂の聴覚とも言うべき物が、音を捉えた。


『まだか。
 まだ、でてこないのか』

『まだだ。
 まだ、もっとふかいところだ』

『まだか。
 あいつに、まだあえないのか』

『まだだ、まだだ。
 もっともっと、ずっとずっと』


……鉱夫達は、壁を掘りながら会話をしていた。

その言葉は生者のそれとは、温度が余りにもかけ離れている。
しかし、確かに知性の残滓とでも言うべき物が感じられた。


あなたは当然、知っている。
彼らは死の苦痛に苛まれながらも、完全には狂いきっていないのだ。
強固な意思が狂気を阻んでいるのだろう。

恐らくは、壁の向こうに埋まってしまった、誰かへの想いによって。



■ 不確定名 : 死した鉱夫

【知識】 2
【意思】 7

◆ 特殊能力

【強固な想い】

この魔物は、坑道に埋まった誰かを強く想っている。
この能力が失われない限り、彼らは積極的敵対を行わず、壁を掘り続ける。


まだか。
まだだ。
まだか。
まだだ。

鉱夫達の言葉と、壁を叩く音が、通路に響く。


……しかし、ツルハシの先はとうに削れて無くなっている。
先端は鋭さを完全に失い、最早ただの鉄塊でしかない。

彼らの作業は遅々として進まない。
岩など、ろくに削れる訳もないのだ。
だというのに、もうそんな事にも気付けない。

意味をなさない救済は、あなたの眼前で延々と続けられている。



>>↓1  どうする?


あなたは、身を縮めたまま彼らの様子を窺った。

視界に入っている数は、三人。
その内一体は、あなたから数歩の距離に居る。

残りの二人は、その更に数歩奥だ。
大鎌を使うならば、一人目を切り裂いた後、返す刃で二人目を刈り取る事も出来るだろう。



>>↓1  どうする?


あなたは、彼らを救済しようと決断した。

とても見ていられたものではない。
魂を蝕んでいるだろう苦痛に必死に耐えながら、決して報われる事の無い救助作業を続けるなど、
あなたにとって見過ごせる物では有り得ないのだ。

魔力視を発動させ、核の位置を確認する。
彼らは極一般的な人間の骨格をそのまま残している。
こういった場合、核は心臓があった箇所にある事が多い。

今回も例に漏れず、肋骨に守られた体の中央部に青い光は存在した。

好都合であった。
大鎌の刃は、薄さ程度ならば自在に変更出来る。
肋骨の隙間を通せば、何に阻まれる事も無く切り裂けるだろう。


襲撃の準備を整える間も、彼らはあなたに一切頓着しなかった。
狙いは、好きなだけ付けられる。

ツルハシを振り下ろし、体の動きを止めた所へ、そっと鎌を差し入れた。



>>↓1 コンマ判定 【命中判定 / 大鎌】

敏捷 16
静止 3
慎重 5

武器 -2
肋骨 -2

目標値 20

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【命中判定 / 大鎌】

目標値 20  出目 10

通常成功



鎌の刃は、正確に核を削り取った。
途端、骨の体は崩れ落ち、通路に乾いた音を響かせる。

更に、あなたの動きは止まらない。

残りの二体が、何事かと訝しげに動きを止めたのだ。
この好機を逃す理由は全く無い。


再び刃が閃き、二つ目の核を目掛けて振り抜かれた。


>>↓1 コンマ判定 【命中判定 / 大鎌】

敏捷 16
静止 3

武器 -2
肋骨 -2

目標値 15

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【命中判定 / 大鎌】

目標値 15  出目 3

通常成功



あなたは瞬く間に二体の鉱夫を打ち倒した。
眼前に残るは一体。

それも、今や人外の体捌きを可能とするあなたの敵ではないだろう。

全然気にしない派なので問題ありません。
というかこのスレ、今の所安価連取もOKですしね。




―――ところで、あなたは気付かなかったのだろうか?




この鉱夫達は、極めて強固な意思で自身の狂気を抑えている。
その根源を、彼らの会話を聞いたあなたは、当然知っているはずだというのに。

彼らは、壁に埋もれた誰かを想っている。
そして、その想いだけで死の苦痛から自身を保ち続けているのだ。

そんな彼らが。
常識外の絆で結ばれた者達が。

仲間達の死に何も思わない、などと、そんな都合の良い事があるだろうか?



……音を伴わない、憎悪の波動が坑道を駆け抜けた。

一つは、あなたの眼前から。
そしてもう一つ。
あなたの後方、北に存在する部屋から、途方も無く巨大なそれが。

仲間を傷付けた外敵を、己の全てに賭けて殺し尽くすと、無言の憎悪は語っていた。





■ 死した鉱夫

◆ 特殊能力

【感覚共有】

この魔物は、全ての個体が感覚を共有している。
一体に加えられた危害を、他の全員が完全に知覚する。


【集団行動】
この魔物は、高確率で複数体同時に現れる。
また、単体の場合は仲間を呼ぶ可能性がある。


【復讐者】
この魔物は、仲間を傷付けた相手を許さない。
対象となる魔物への攻撃を察知した場合、全ステータスに+2の補正を受け、凶暴化する。
この状態では絶対に逃走しない。


といった所で今日はお開きです。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。

挟まれちゃかなわんから、逃げるなら少なくとも一本道に引き込む形にしないとなあ
東側まで全力疾走しても復讐状態なら追っかけてくるだろうしどうしたもんか。ここで全員刈り取る覚悟しちゃう?無謀か。もし逃げるなら鎌をオフにしてマナプレスで足止めしてからか?

というか今回のでフィジカルブースト使ってからならエクスチェンジ鎌出してもブーストは維持されることが分かったのはちょっぴり美味しい
安価下


>>547
(慌てて判定の出目を確認してから胸を撫で下ろす音)

ごめんなさい、解除されてます、ごめんなさい。
エクスチェンジしたらブースト消失が正しいです。

マナプレス使用後にエクスチェンジ使った場合もマナプレスは解除されますか?

ふと、武器が銃でマナエクスチェンジで弾丸を作るキャラが居たら実質弾数∞なんだなって思った


>>549
解除されます。

>>554
弾丸は消費される扱いなので、マナ・エクスチェンジの魔力消費ルールに従って、弾丸分の魔力が失われます。
弾数無限には出来ません。


こんにちは。
日曜ですし人が居れば夕飯まで少し。
誰か居ますか?


■ 現在のあなたのステータス


◆ 女性 / 28歳 / 独身


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】  2
【敏捷】 .10 【感覚】  3
【知識】  6 【意志】  9
【魔力】  6 【幸運】  8


◆ 職業

【死霊術師】

低難度の魔力行使と魔力感知が確実に成功する。
生物の死骸を素材として、自在に使役できる下僕を作成できる(能力は生前よりも低下する)
死者との対話を試みる事が出来る。
霊魂に関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【哀しみを抱いている】
【やや男勝り】
【秩序 / 善】


◆ 所持品一覧

【魔力製の大鎌 / マナ・エクスチェンジ】
【木製の杖】

【雨除けのケープ】
【旅人のローブ】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【忘却の聖印】
【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【干し肉 x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【小型のランタン】
【獣脂 x5】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】


◆ 習得魔法一覧

【パラライシス】

中量の魔力を消費して、単体に麻痺状態を付与する。
成功率は自身と対象の魔力の差による。
また、麻痺状態の解除判定は耐久によって行われる。
最大効果時間は戦闘時基準で行動三回分。


【フィジカル・ブースト】

少量の魔力を消費して、筋力・耐久・敏捷のいずれか一つを増幅する。
持続時間は十五分。
強化値は魔力の能力値と等しいが、元々の能力値の二倍を超える事はできない。
持続時間中は、数秒の集中を代償として強化対象能力を変更でき、その場合マナの再消費は行われない。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全ての魔力を大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。

この魔法の使用中は、全ての魔力が変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、自身が使用した他の全ての魔法の効果が、残り持続時間に関係無く消失する。
更に、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけでは魔力を消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。


【マナ・プレス】

大量の魔力を消費して、指定した対象、もしくは地点の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
効果時間中、範囲内に存在する全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。



◆ 使役中の下僕

【ウィル・オ・ウィスプ】

感知に優れる下僕。
あなたの感覚を自動的に強化する。
また、自動的に光源としての役割を果たす。
極めて死亡しやすいため、注意が必要。


人が居ないようなので開始していきます。
よろしくお願いします。


【19:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302412.png

◆ = 現在位置



坑道を駆け抜けた憎悪の波動。
それに戦慄している間にも、鉱夫達は動き始めていた。
無数の足音が北の大部屋から響き始める。

あなたの正面、南側に居る最後の一体は折れたツルハシを前に突き出し、あなたから距離を取った。
仲間の到着を待つ構えだ。

もたもたとしている暇は無い。
あなたに許された包囲までの時間の猶予は、残り少ないはずだ。



>>↓1  どうする?


【14:55】 までどうぞ。

僕作成には時間はかかりますか?

>>1
今はフィジカルブースト消えてるんだっけ

逃げるとしたら出口の近い北側に逃げるか、今のところ敵がいなさそうな南に逃げるか
どちらかというと北側かな?


>>577
十秒程必要とします。
また、その間は完全な無防備状態となります。

>>578
ブーストは解除されています。

追加で質問すいません
明かりの下僕は今でてますか?こいつの生成に時間はどのくらいかかるのかな
流石に悪路を明かりなしで走るのは怖いからでていてくれたらいいなぁ


>>581
特に指定が無い限り出ています。
今は周囲は照らされている状態です。


時間です。


>>↓1  どうする?


ここに留まって囲まれるのはまずい。
あなたはそう当然の判断を下し、即座に体を反転させて走り始めた。

無論、怒り狂う鉱夫が黙って見過ごしてくれる訳も無い。
あなたの視界に留め続けるために、高い足音を響かせてその背を追う。



>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】

基準値 5

敏捷 10
装備 1

敏捷 -7 (死した鉱夫 / 凶暴化)

目標値 9


【敏捷対抗】

目標値 9  出目 1

クリティカル!!




……本当どうなってんのこの人


逃走のために踏み出した一歩目から、あなたの動きは人外のそれであった。
地面に叩き付けられた一撃は重すぎる音を響かせ、砲弾のごとき初速で体を飛び出させた。
更に、あなたは打ち出されれば後は勢いを減じるだけの砲弾とは違う。
二歩目、三歩目と速度を増し、あっという間に追いすがる鉱夫を引き離した。

そして、分かれ道で東への逃走を選択したあなたは、またも人外の身体能力を見せ付ける。

道を曲がるという事は、一度速度を緩めなければならない。
余りにも速く駆けすぎるあなたならば尚更だ。
このままでは、壁に衝突し、下手をすれば大怪我にもなりかねない。

……しかし。


"壁にぶつかる?
 解決法は簡単じゃない。

 こんなもん、壁を走ればいいのよ!"


あなたの体は一切速度を落とさず、壁に向かって飛び上がり、九十度近く傾いた。

坑道の壁に足を付け、逃走経路とする。
そんな馬鹿馬鹿しい考えを、人間とは思えない程のバランス感覚をもって、無理矢理に成し遂げたのだ。
無論、数歩で壁を離れ地面へと戻ったが、この無茶で獲得した優位は大きな物だ。

そのような化け物に、地面を走るしかない鉱夫が追いつける訳も無い。
あなたは、完全に追跡者の視界から逃れ出た。



http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302423.png

◆ = 現在位置


後方から迫る足音。
それが十分に遠ざかったのを確認してから、あなたは獲得したばかりの魂を二つ、手中に浮かべた。

彼らは巨大な仲間意識を持っている。
ならば、本人に説得を行わせれば、あるいは。
そう考えたためだ。


そのために必要なのは、意思疎通に優れた下僕。
それも、彼らの仲間としての姿を残した物が好ましい。

素材となる魂は二つ。
多くの魂を同時に使う程、下僕の能力は高くなる。
しかし、それにはリスクを伴う。
一つの体を複数の魂で構成する以上、失敗すれば意識が混乱して暴走を開始する恐れがある。


魂一つで確実性を求めるか、それとも二つを使って能力を求めるか。
あなたは僅かに逡巡し、そして決定した。



>>↓1  どうする?


この窮地に対して、魂一つでは心もとない。
あなたは賭けに出た。
浮かべた魂を抱き締めるように絡み合わせ、一つの体を作り上げる。



>>↓1 コンマ判定 【下僕の能力強化】

魔力 6
素材 3

二魂 -2

目標値 7


【下僕の能力強化】

目標値 7  出目 1

クリティカル!!


あなたが欲した者は、理解者だ。

死者を解する者。
死の苦痛に苛まれる死者を慰め、その心を救う者。


"どうか、力を貸して。
 あなたの仲間達に、安息を与えるために"


掌中の魂達は、やがて一つの形を取る。

それは、まるで生者のごとき存在の確かさで、あなたの眼前に降り立った。





■ マイナーズ・ゴースト


◆ 能力値

【筋力】  - 【耐久】  -
【敏捷】  - 【感覚】  3
【知識】  2 【意志】  7
【魔力】  - 【幸運】  -


◆ 特殊能力

【霊体】

この下僕は、物質的な核を持たず、一切の物理攻撃を無効化する。
ただし、魔力属性と神聖属性による被害が大きく増大する。


【意思疎通】

この下僕は、アンデッドとの完全な意思疎通が出来る。


【強制対話】

この下僕は、凶暴化した存在や、本来対話が不可能な存在を、強制的に対話の席に着かせる事が出来る。
成否は意思による対抗判定で決定される。


降り立った霊体は、まさに鉱夫といった姿をしていた。
屈強な体には数多の傷が並んでいる。
恐らくは生前の物に近いはずだ。

彼は困惑した様子で自身の体を眺めた後、あなたへ向き直った。
多少の混乱は残っているようだが、与えられた使命は理解している様子だ。
仲間達の説得にも問題なく当たってくれるはずだ。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302423.png


下僕を生み出している間に、西からの足音は随分と近付いてきていた。
その数は多く、大半が向かってきているに違いない。
未だ姿を見せるまでには至っていないが、時間の問題だろう。



>>↓1  どうする?


【16:15】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


あなたは咄嗟に南の通路に飛び込んだ。
鉱夫達を説得するにしても、敵対されている自分が居ては邪魔になりかねない。
そう判断し、あなたは静かに身を潜めた。

勿論、説得が失敗した時のための備えは忘れない。
魔力を魔法に変質させる寸前で押し留め、いつでも肉体を強化出来るよう待機させる。


……ややあって、ついに足音達があなたの近くへと到達する。
足音の主は、鉱夫の霊を前にして足を止めたようだ。
生前の姿を取り戻した仲間に戸惑ったのか、困惑したような雰囲気が感じられる。

あなたは無言で、思念により下僕へと指令を出した。
男の霊は仲間達へと一歩進み、その口を開いた。



>>↓1 コンマ判定 【意思対抗】

基準値 5

意思 7 (マイナーズ・ゴースト)
仲間 3

意思 -9 (死した鉱夫 / 凶暴化)

目標値 6


【意思対抗】

目標値 6  出目 8

失敗……



しかし、その試みは結果を伴わなかった。

足音は再び響き始める。
鉱夫達は、霊を一先ず無視する事に決めたようだ。
憎きあなたを探すため、追跡は再開された。

自身の役目が失敗に終わったと悟った例は、姿を消した。
あなたが呼ばない限り、邪魔にならないようにと消え続けているだろう。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302441.png


隠れ潜むために開けた距離は、そう大きい物ではない。
相手の数が多い以上、発見されるまで時間は無いはずだ。



>>↓1  どうする?


【17:21】 までどうぞ。


時間でした。


>>↓1  どうする?

入り口も、外には敵が跋扈しているから安全ではないのだ…

とりあえず取っちゃう
敏捷ブーストして出来るだけ静かに急いで南へ
ゴーストにはもしかしたら貴方達が探しているものがいるかもしれないと伝えておく
ところで指定しなくても付いてきますかね


>>644
全ての下僕は、指定しない限り自動的に同行します。



夕飯のため、一旦休憩します。
また後ほど。


再開します。
よろしくお願いします。


あなたは即座に撤退を選んだ。
残りの相手の数は、確認出来ているだけでも二十に迫っている。
正面からやりあうのは避けるべきだと考えたのだ。

今日三度目の強化を全身に回す。
速度を引き上げ、逃走を確実な物とするために。


◆ フィジカル・ブースト

敏捷 10 → 16


夜に入ってから減り続ける魔力に、あなたは僅かに危機感を感じた。
三度の強化はさして負担ではなかった。
しかし、動きを封じる呪縛はそうではない。

身体強化と呪縛ならば、何の問題も起こらないだろう。
だが今、重圧を与える魔法を扱ったならば、その後の行動に支障が出る可能性がある。


僅かに沸き起こりかけた焦りを押し殺し、あなたは駆ける。
向かうは南。
今は少しでも、追っ手から距離を取らねばならない。



>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】

基準値 5

敏捷 16
装備 1

敏捷 -7 (死した鉱夫 / 凶暴化)
距離 -2

目標値 13

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【敏捷対抗】

目標値 13  出目 6

通常成功



あなたは追っ手に目撃される事無く、南の角を曲がりきった。

その途中、下僕となった鉱夫の霊に伝える。
あなた達が探している相手が霊となってここに存在するかも知れない、と。

だが彼の返答は、知っている、という物だった。
壁から伸びた無数の手。
彼女達が自分達が探している女達だと、彼らは理解しているようだ。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302501.png

◆ = 現在位置


たった今話していた繊手に襲われた辺り。
そこに到達した時、あなたは自身の失策を悟った。

正面の曲がり角の向こうから、足音が聞こえてくるのだ。

あなたがこちらに逃げる事を想定し、追っ手は二手に別れていたのだ。
数は後方の追っ手よりは少ないようだが、最悪の展開である。
このままでは、前後からの挟み撃ちになりかねない!



>>↓1  どうする?


【21:15】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


その時、あなたの脳裏に閃く物があった。
アンデッドの感覚は総じて鈍い。
聴覚は勿論だが、視覚も決して鋭いとは言えない。

天井にしがみついてじっと気配を殺していれば、あるいは……!

咄嗟にあなたはでこぼことした壁に手を伸ばし、登攀を開始した。



>>↓1 コンマ判定 【壁登り】

敏捷 8
筋力 4
足場 2

目標値 14

※ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


>>↓2 コンマ判定 【天井へのしがみつき】

筋力 8

重力 -3

目標値 5


【壁登り】

目標値 14  出目 1

クリティカル!!


【天井へのしがみつき】

目標値 5  出目 9

失敗……が、クリティカル効果により打ち消されます



あなたの指は、易々と体を持ち上げた。
普段から体型には気を付けていた事も有利に働いたのかも知れない。
あっさりと天井にまで到達し、突き出した部分を全力で握り、足は壁へとかけて突っ張るように体を支える。
一度指が滑り落ちかけたのにはヒヤリとしたが、何とかこの状態を保持できそうだ。


……足音は、ついにあなたの至近にまで接近してきた。
今になって、あなたは徐々に後悔し始めた。
本当に、この選択は正しかったのだろうか?

もしこの状態で発見されたならば、ツルハシでも投げ付けられて落とされるのは確実だろう。
無様に落ちてしまった後はどのような凄惨な目に遭うか想像して、あなたは心臓を凍らせた。

だが、もう何もかもが遅い。
後は運を天に任せ、発見されない事を祈る他無いのだ。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 8

感覚 4 (死した鉱夫 / 凶暴化)

目標値 4


【不運の回避】

目標値 4  出目 10

ファンブル!!


どうか見つけないで。
そのまま通り過ぎていって。

……そんな願いは、あっさりと跳ね除けられた。

東西の両方から現れた鉱夫達は、即座にあなたを発見した。
再び強烈な憎悪の波動を放ち、先頭の集団があなたへとツルハシを投げ付ける。


あなたの反応は、酷く遅れた。
最早回避は間に合わない!



基礎防御力 : 2 (ケープ および ローブ)


>>↓1 コンマ判定 【物理的被害の軽減】

耐久 2

目標値 2

※ 四連撃のため、最終ダメージが四倍化します


【物理的被害の軽減】

目標値 2  出目 9

失敗……防御力増加せず



投げ付けられた質量は、あなたの体を強かに打ち据えた。
一撃毎に芯に響く打撃。
ただの一撃でも十分な威力のそれを四つも重ね受けて、なおしがみついていられる能力はあなたには無い。


あなたは無様に落下し、全身を強く打ち付けた。

……この時に、意識を失っておくべきだったと、あなたはきっと後悔する事だろう。


無数の憎悪が、倒れるあなたへと振り下ろされた。

初めの一撃は、あなたの胸を折り、肺を破った。
続く二撃目は、あなたの骨盤を破砕し、歩行を永遠に不可能とした。
更なる三撃目は、これは運が良かった。
助けを求めるように無意識に伸ばした手の指を、砕かれるだけで済んだのだから。


殴打の音は、延々と続く。
決して、途絶える事無く。

骨を砕く音が消え、肉を薄く叩き広げる水音に変わった頃、ようやくあなたの意識は闇に落ちてくれた。



……だが、それは残念な事に終わりではない。

この谷には、死者の末路を歪める力がある。
例え正統なる系譜を持つ死霊術師であろうと、例外とは成り得ない。



しばし後、嘆きの谷で新種のアンデッドが確認された。
苦痛を訴える言葉を吐く事から元は人間だったと推測されているが、原型は僅かも残っていない。

それは、地面を這う、薄く広がった肉塊であったという。

厄介な魔法を扱う事から討伐も難しく。
そして、危険を冒してまで見ず知らずの死者を救おうとする物好きなど、そうそう居る訳も無い。



歪められた死者にとって、死の苦痛は永遠に続く。
魂を砕く無数の殴打は今日も、あなたを打ち据え続けていた。





DEAD END


死因 : 死した鉱夫達の完全敵対


これを回避するため、あなたが攻撃を加える前まで巻き戻ります。


【19:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302535.png

◆ = 現在位置



足場の悪さなど、あなたは物ともしなかった。
完全な無音で、ゆっくりと近付いていく。

そうして、後数歩で間合いに捉えるという所で、あなたの耳は……いや。

死霊術師特有の、魂の聴覚とも言うべき物が、音を捉えた。


『まだか。
 まだ、でてこないのか』

『まだだ。
 まだ、もっとふかいところだ』

『まだか。
 あいつに、まだあえないのか』

『まだだ、まだだ。
 もっともっと、ずっとずっと』


……鉱夫達は、壁を掘りながら会話をしていた。

その言葉は生者のそれとは、温度が余りにもかけ離れている。
しかし、確かに知性の残滓とでも言うべき物が感じられた。


あなたは当然、知っている。
彼らは死の苦痛に苛まれながらも、完全には狂いきっていないのだ。
強固な意思が狂気を阻んでいるのだろう。

恐らくは、壁の向こうに埋まってしまった、誰かへの想いによって。


まだか。
まだだ。
まだか。
まだだ。

鉱夫達の言葉と、壁を叩く音が、通路に響く。


……しかし、ツルハシの先はとうに削れて無くなっている。
先端は鋭さを完全に失い、最早ただの鉄塊でしかない。

彼らの作業は遅々として進まない。
岩など、ろくに削れる訳もないのだ。
だというのに、もうそんな事にも気付けない。

意味をなさない救済は、あなたの眼前で延々と続けられている。


【フィジカル・ブースト / 敏捷 使用中】


あなたは、身を縮めたまま彼らの様子を窺った。

視界に入っている数は、三人。
その内一体は、あなたから数歩の距離に居る。

残りの二人は、その更に数歩奥だ。
大鎌を使うならば、一人目を切り裂いた後、返す刃で二人目を刈り取る事も出来るだろう。



>>↓1  どうする?


【23:01】 までどうぞ。


時間です。


>>↓1  どうする?


無残な最期を遂げてコンティニューした所で、今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。

信者の方に「新スレあったの気づかなかったけど荒らしてくれたから気がつけたわ」と感謝されたので今回も宣伝します!

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」

信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ
いちいちターキー肉って言うのか?
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」

鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋

信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw
んな明確な区別はねえよご苦労様。
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」

>>1「 ターキー話についてはただ一言
どーーでもいいよ」
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ!
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】
ハート「チェイス、そこの福神漬けを取ってくれ」  【仮面ライダードライブSS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456676734/)



帰宅が遅れたため、今晩は20時位の開始予定です。
よろしくお願いします。

すみません、結構遅れました。
開始していきます。
よろしくお願いします。


あなたは、鉱夫達と対話を試みる事とした。

どうやら、彼らは最低限の知能を残しているようである。
言葉でどうにか出来るならば、恐らくそれが最上だろう。

無論、対話である以上、僅かでも敵対を匂わせるような行為は控えるべき。
その判断に基づき、あなたは杖を背に差し、両手を上げて敵意を持たない事を示しながら、声をかけた。


"ちょっといい?
 あなた達が探しているのは、女達で合ってる?"


その言葉に、鉱夫達は緩慢に反応した。
三体全てが同時に、ゆっくりとあなたへと振り向く。

そして、それぞれが口を開き、返答した。


"そうだ、あいつらだ"

"ここにうまってる、ずっと、ずっとだ"

"はやくだしてやらないと。
 はかをつくってやらないと"


【19:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org302535.png

◆ = 現在位置



しかし、それで終わりだった。
彼らは簡単な返答を終えると、再び壁にツルハシを打ちつけ始めた。

もうあなたの言葉は届いていないようだ。
女達が今どうなっているか心当たりがある、と伝えても、全く見向きもしない。
まだか、まだだ、との仲間内での会話だけが虚しく響くのみ。



>>↓1  どうする?


少なくとも、暫くの間は興味を持ってもらえないだろう。
対話を続けるならば時間を置くべきだ。

そう判断したあなたは、一度坑道を奥へと進む事とした。

鉱夫達を救いたい気持ちは勿論あるだろう。
しかし、現状では情報が不足している。
作業を行う三人の魂を刈り取った瞬間、他の個体が察知して怒り狂う、などという展開も有り得なくは無いのだ。
ここが迷宮であり、一つの失態が死に繋がりかねない事を考えれば、慎重に慎重を重ねるべきだ。



【19:45】

【フィジカル・ブースト】 が時間経過により解除されました。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303492.png

◆ = 現在位置



北側は、やはり大部屋となっていた。
ウィスプの光に照らされ、東に一つ、北に二つの通路が伸びているのが分かる。


内部には十を超える鉱夫達が屯しており、小さな声で言葉を交わしている。
内容は壁を掘っていた者と全く同じ。

そして、あなたに興味を持っていない事も同様だった。
視線を向ける事すらせず、ただ集まって座り込んでいるだけ。

どうやら彼らは、同じ未練、同じ想いを抱えているようだ。
生前は余程深い絆を持つ仲間同士だったのだろう。


他には、壊れたツルハシを初めとして、様々な道具が乱雑に転がっている。
もしあなたが望むのならば、何かを持ち出す事も出来るかも知れない。



>>↓1  どうする?


あなたは道具の物色を開始した。
何か変わった物は無いかと、ガラクタ寸前の道具を掻き分け、探す。

その間も、鉱夫達は全く変化は見られなかった。



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 8

目標値 8


【幸運な出来事】

目標値 8  出目 3

成功!


壊れたツルハシ。
千切れたロープ。
砕けたランタン。

そういったゴミの山の中から、あなたは意外な物を発見した。

なんと、鳥籠である。
破損した物だらけの中で、例外的にほぼ完全な原型を保っている。
それを持ち上げてみれば、内部では骨だけとなった一羽の小鳥が暴れていた。
考えるまでもなくアンデッドと化しているようだが、囚われているために、脅威は全く感じられない。



>>↓1 コンマ判定 【坑道知識】

知識 6

目標値 6


【坑道知識】

目標値 6  出目 4

成功!


坑道のカナリア、という言葉をあなたは思い出した。

坑道を掘っている際、稀に目に見えない毒の空気が漏れ出す事がある。
それらは大概の場合、人間が自身の体調の変化に気付いた時には手遅れであるという。
数多の鉱夫の命を奪ってきた、恐るべき脅威だ。

その対策の一つとして、坑道に小鳥を持ち込む事があると、あなたは聞いた事があった。
人間よりも毒に敏感な小鳥は、毒を感知すると騒ぐ事で、あるいは死ぬ事で人間に危険を知らせるのだ。

恐らく、この小鳥もそのために連れ込まれたのだろう。
もしかすれば、この谷でも過去に毒が出た事があったのかも知れない。

徘徊する死者達だけでなく毒にも注意を払う必要があるのかと、あなたは僅かに嘆息した。


小鳥は、あなたを狙ってか籠の中で動き回り、嘴を伸ばしてはガチガチと打ち合わせている。
しかし、檻の間隔は狭く、骨のみとなった今でも抜け出す事は叶わないようだ。



>>↓1  どうする?


あなたは鳥籠を持ち上げて、思案した。

現在、小鳥は完全な骨のみとなっている。
これを生前の肉体を取り戻させ、下僕とする事は可能だろうか。

……出来なくは無い、とあなたは判断した。
肉体の情報は魂の中にも存在する。
そこから辿れば、生者の肉とは異なるが、擬似的な体を持たせる事も出来るはずだ。


あなたは大鎌を用意した後、鳥籠を開け、攻撃を行おうとした小鳥の体を掴み取った。
盾のような形の胸骨に守られていた核を刃の先端で器用に砕き、そのまま下僕として使役すべく、死霊術を行使する。


淡く輝く極小の魂と、動きを止めた小鳥の骨を手に、あなたは考える。

生み出す事の出来る僕は多岐に渡る。

戦闘に優れる者。
感知に優れる者。
魔術を補佐する者も居れば、精神を支える者も居る。
あるいは、これらの分類から漏れる特殊な者達も。


ただし、今回の素材となるのは小鳥である。
体が小さい以上、適さない役割もあるだろう。

その上で、あなたが生み出すべき僕は、一体何だろうか?



>>↓1  用途を指定して下さい、どのような用途でも構いません。


>>↓1 コンマ判定 【下僕の能力強化】

魔力 6
素材 3

目標値 9


【下僕の能力強化】

目標値 9  出目 10

ファンブル!!


あなたが欲したのは、伝令であった。

意思を乗せ、羽ばたく者。
あなたの声を、遠く遠く伝える者。

その願いに応え、再び自身の体へと舞い戻った魂が変質を始める。

魔力によって構成された擬似肉が盛り上がり、生前の姿を取り戻そうと蠢く。



……しかし。





■ カナリア・ゾンビ


◆ 能力値

【筋力】  1 【耐久】  1
【敏捷】  1 【感覚】  2
【知識】  - 【意思】  1
【魔力】  - 【幸運】  -


◆ 特殊能力

【腐敗】

この下僕は、腐っている。
常に悪臭を放ち続け、時間経過と共に全能力値を低下させていく。
全ての能力値が1未満になった場合、この下僕は消滅する。


【飛行 / 不完全】

この下僕は、ほんの少しだけ飛ぶ事が出来る。
飛行時間は最長で三十秒、飛行速度は人間の徒歩より僅かに速い程度。
また、飛行後は必ず疲労状態になる。


【意思伝達 / 不完全】

この下僕は、受け取った意思を誰かに伝える事が出来る。
ただし、幸運判定に失敗した場合、情報は捻じ曲がって伝わってしまう。


下僕の作成は、完全に失敗した。
全く、何の役にも立たないであろう事は間違いないように思えた。

生まれたばかりの肉は、たちまちの内に酷い悪臭を放って腐り落ちていく。
どうやら痛覚を持たないらしい事が救いであった。
そうでなければ、折角死の苦痛から解放されたというのに、再び悶え苦しんでいた事だろう。

腐った小鳥は、そのような惨状でもなお、あなたに感謝するように鳴いた。

……残念ながら、その声すらもゴボゴボという異音が混じり、ろくに聞き取れなかったが。


【20:15】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303492.png

◆ = 現在位置



一連の行為の間も、鉱夫達の反応は全く無かった。
どうやらこのカナリアは仲間と見なされてはいないようだ。
ガラクタの中に埋もれていたのだから、当然と言えば当然ではあったかも知れない。



>>↓1  どうする?


さて、今はこの部屋には用は無いだろう。
道具漁りも終わり、鉱夫達もあなたへの興味を取り戻していない。

あなたは大部屋を出て、東へと向かった。
頭上にはウィスプを灯し、両手で持った杖の先端にカナリアを乗せて。


部屋の中から通路の先を、そっと覗く。
勿論、ウィスプもそれに倣った。
カナリアも真似ているようだが……残念ながら、それは何の役にも立たないだろう。



>>↓1 コンマ判定 【感知】

感覚 3
下僕 3

目標値 6


【感知】

目標値 6  出目 5

成功!



通路を覗き込むあなたは、微かな空気の流れを察知した。

どうやらこの先はすぐに外に繋がっているようだ。
地図を確認すると、崖崩れで塞がっていた箇所、魔法の習得を行った行き止まりの裏側に出るのだと推測できる。

あなたは既に、夜の谷底は死者の巣窟であると知っている。
この先に進むのは危険が大きいのではないかと感じられた。



>>↓1  進みますか?


この時間帯に谷底に出るのは危険だ。
あなたはそう判断し、部屋へと引き返した。

そして次は北側の二本の通路の内、東の物に踏み込み、様子を窺う。



【20:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303536.png

◆ = 現在位置



こちらの通路も、どうやら谷底に繋がってしまっているらしい。
ただ、東の通路と異なり、分かれ道で坑道の奥へも伸びている。



>>↓1  どうする?


あなたはそっと顔を出し、様子を探った。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303546.png


どうやら、西に折れた先ですぐに南に折れている。
一本西側の通路と繋がっているか、あるいは行き止まりか。
地図を見る限りではそういう予想が立てられた。

対して東側は谷底が見える。
天井が突如無くなり、ぽっかりと開いた空間があるのだから一目瞭然だ。



>>↓1 コンマ判定 【感知】

感覚 3
下僕 3

目標値 6


【感知】

目標値 6  出目 1

クリティカル!!


また、あなたは谷底の闇の中に、地面を這う何者かを発見した。

その独特の動きを、あなたは既に知っている。
谷で最初に出会った魔物である、白骨の百足だ。

それが一つ、いや二つ。

坑道の出口の上端に僅かに見えた手を、あなたは見落とさなかった。
どうやら崖をも這う事が出来るらしい。

たまたまそこに居ただけか、それとも狡猾に待ち伏せでも狙っているのか。
どちらにしろ、結果は変わらないはずだ。
あなたが無防備に谷底へ向かっていたならば、正面に気を取られている間に背中にでも飛び乗られて窮地に陥っただろう。

そうなってしまう前に存在に、そして壁をも足場にする習性に気付けた事は僥倖であると、あなたには思えた。



>>↓1  どうする?


あなたは谷底の百足をじっと睨みながら、通路へと進み出た。
そのまま目を逸らさず、西へ。

幸い、気付かれた様子は無い。
何者にも邪魔されないまま、あなたは西の角を曲がった。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303555.png


道はそこで途切れていた。
完全に行き止まりとなり、デコボコの岩肌が通路を塞いでいる。

ただ、見た目が他の壁とは明確に異なっていた。
人間の胴体よりも一回り大きいぐらいの岩の塊が、壁の中央から突き出しているのだ。

突き出した岩の中央には一直線の切れ目が横に走り、更には何の冗談か鍵穴まで存在する。

……どうやら、この迷宮における宝箱のようだ。



>>↓1  どうする?


あなたは宝箱を発見した喜びに、その場で小躍りした。
軽やかなステップを踏み、片手に乗せたウィスプを振り回す。
おまけとばかりに小鳥を乗せた杖も上下させ、下僕と共に幸運を祝った。


"……ふぅ"


満足したあなたは突如落ち着きを取り戻した。

迷宮の中で一体何をやっているのか。
そんな自身の頭を心配する気持ちを沸き上がらせながらも、あなたは冷静に魔力視を行い、宝箱を観察した。

魔力を示す青い光は見て取れない。
少なくとも、宝箱の外側には魔力を用いた仕掛けは無さそうだ。
それだけを確認し終え、あなたはおもむろに杖を使って箱をこじ開けようと試みた。



>>↓1 コンマ判定 【宝箱の開封】

筋力 8
武器 1

頑丈 -5

目標値 4


【宝箱の開封】

目標値 4  出目 3

成功!



◆ 追加判定


>>↓1 コンマ判定 【宝箱の中身】

幸運 8

目標値 8


【宝箱の中身】

目標値 8  出目 9

失敗……高品質化は起こりません


岩で作られた、頑丈極まる宝箱。
それを正規の手段ではなく、ただの力技で開ける。

なんとも無謀である。
常人に可能な事では当然有り得ない。

……有り得ない、のだが。
しかし、あなたはそれを成し遂げてしまった。

天才的な筋力によって僅かに生まれた隙間。
そこに杖の先端を差し込み、無理矢理に、半ば破壊しながらこじ開けてしまったのだ。


額に浮かんだ汗を拭いながら、あなたは岩の箱を覗き込んだ。

そこにあったのは……一本の細い剣であった。

左程立派な物ではない。
数打ちと言って良いだろう。
形状は刺突に特化した物のようだ。

今の所この迷宮では、骨の魔物にしか遭遇していない。
そして当然の事ながら、骨に対して刺突は効果が薄いのは想像に難くない。
残念ながら、武器として頼りになる物ではないだろう。



>>↓1 コンマ判定 【武器の鑑定】

知識 6

目標値 6


【武器の鑑定】

目標値 6  出目 3

成功!


ただ、あなたは剣の柄に刻まれた文様に心当たりがあった。

邪気を祓うための儀式に時折用いられる文様と酷似している。
恐らく、破魔の力がある儀式剣なのではないだろうか。
大半のアンデッドならば、この剣を忌避するはずである。

ただし、その効果は大きな物では無いだろう。
精々が気休め、といった所か。
本格的な物の場合は、聖なる意思を籠めやすい宝石などで装飾するはずである。
所詮数打ち、という事だ。



■ 破魔の突剣

刺突

基礎攻撃力 : 2
基礎防御力 : 1

命中補正 : 2

◆ 特殊能力

【破魔】

このアイテムは、アンデッドが忌避する力を発している。


【21:00】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303555.png

◆ = 現在位置



あなたは剣を腰に差し、宝箱から離れた。
収穫はそれなり程度の物でしかなかったが、そういう事もあるだろう。



>>↓1  どうする?


そういえば、世の中には二重底という物があるのではなかったか。

そう思い至ったあなたは、再び宝箱を調べた。
大きく口を開けた箱の中を覗きこみ、手を差し入れて違和感が無いかを確かめていく。

……しかし、残念ながら何も無い。

どうやら、そう美味しい話は無かったようだ。



>>↓1  どうする?


二重底では無かった。
その事実に、あなたは妙な苛立ちを感じた。

お前は仮にも迷宮の宝箱ではないのか。
そんな事で許されると思っているのか。
せめて、せめて金貨の十枚ぐらいは追加で吐き出したらどうなのか……!

怒りのまま、あなたは全力で宝箱を引っ繰り返そうと力を籠めた。



>>↓1 コンマ判定 【宝箱の破壊】

筋力 8

頑丈 -5

目標値 3


【宝箱の破壊】

目標値 3  出目 4

失敗……



しかし、あなたは宝箱を引っ繰り返す事が出来なかった。

当然である。
この宝箱は岩で出来ている上、一部が壁と繋がっているのだ。
当たり前に出来てしまうような存在は、最早まともな人間ではなく、怪物の域である。

あなたが得た物は結局、無用な疲労と手の痛みのみであった。



>>↓1  どうする?


さて、息を切らしながらあなたはようやく取り戻した冷静さで、頭を働かせた。

今、あなたは刃物を手に入れた。
刺突に特化した細剣といえど、刃が無い訳ではない。
物品の加工に利用する事も……まぁ、不可能とは言えない。

だが、刃物を用いて作り出せる物品に、アンデッドに対し強い効果を持つ物は存在しない。

護符程度ならば作れるだろうが、これは聖印で十分である。
複数所持していても、効果が倍増するような性質は無い。

また、聖印を刻んだ石を投げ付けて死者を退散させる、などという事も不可能だ。
そういった物は、また別の神の領分である。
あなたが所持した所で何の効果も持たないだろう。



>>↓1  どうする?


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明日。


■ 現在のあなたのステータス


◆ 女性 / 28歳 / 独身


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】  2
【敏捷】 .10 【感覚】  3
【知識】  6 【意志】  9
【魔力】  6 【幸運】  8


◆ 職業

【死霊術師】

低難度の魔力行使と魔力感知が確実に成功する。
生物の死骸を素材として、自在に使役できる下僕を作成できる(能力は生前よりも低下する)
死者との対話を試みる事が出来る。
霊魂に関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【哀しみを抱いている】
【やや男勝り】
【秩序 / 善】


◆ 所持品一覧

【魔力製の大鎌 / マナ・エクスチェンジ】
【木製の杖】
【破魔の突剣】 ← NEW

【雨除けのケープ】
【旅人のローブ】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【忘却の聖印】
【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【干し肉 x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【小型のランタン】
【獣脂 x5】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】


◆ 習得魔法一覧

【パラライシス】

中量の魔力を消費して、単体に麻痺状態を付与する。
成功率は自身と対象の魔力の差による。
また、麻痺状態の解除判定は耐久によって行われる。
最大効果時間は戦闘時基準で行動三回分。


【フィジカル・ブースト】

少量の魔力を消費して、筋力・耐久・敏捷のいずれか一つを増幅する。
持続時間は十五分。
強化値は魔力の能力値と等しいが、元々の能力値の二倍を超える事はできない。
持続時間中は、数秒の集中を代償として強化対象能力を変更でき、その場合マナの再消費は行われない。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全ての魔力を大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。

この魔法の使用中は、全ての魔力が変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、自身が使用した他の全ての魔法の効果が、残り持続時間に関係無く消失する。
更に、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけでは魔力を消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。


【マナ・プレス】

大量の魔力を消費して、指定した対象、もしくは地点の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
効果時間中、範囲内に存在する全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。



◆ 使役中の下僕

【ウィル・オ・ウィスプ】

感知に優れる下僕。
あなたの感覚を自動的に強化する。
また、自動的に光源としての役割を果たす。
極めて死亡しやすいため、注意が必要。


【カナリア・ゾンビ】

意思の伝達に優れる下僕……となるはずだった。
作成時の大失敗により、全能力が著しく低下している。
また、急速に腐敗が進行しているため、時間経過で更なる能力低下が発生する。


今晩は20時位の開始になります。
よろしくお願いします。


【21:15】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303555.png

◆ = 現在位置



宝箱の中身に不満を抱き、あなたは無駄な疲労を重ねてしまった。
これを原因とした失態を起こしてしまう前に、休息を取っておくべきだろう。
そう判断し、あなたはその場に座り込んだ。

さて、ただ座って時間を過ごすというのも勿体無い。
また、休んでいる内につい眠ってしまい、気付かぬ間に命を落とす、などというのも無様極まる。
魔法の習得でも試みるべきかと、あなたは考えた。



■ コンティニュアル・ライト

少量のマナを消費して、光球を発生させる。
特に指定しない限り、光量は大型のランタン程度、持続時間は六時間。
光量と持続時間は、片方を犠牲に片方を増幅する事が出来る。
また、必要があれば自由なタイミングで光を消す事が出来る。


■ リモート・ビューイング

少量のマナを消費して、離れた場所に視覚を飛ばし、その場を覗き見る
視覚を飛ばす場所には自身の魔力を籠めたアイテムを置いておく必要がある
また、視覚を移動させる以上、元々の視覚は一時的に機能しなくなる
この魔法による視覚には自動的に魔力視が付与される


■ アンプリフィケーション

微量のマナを消費して、次回の魔法行使を有利にする
成功判定のある魔法の成功率が上昇し、攻撃魔法の威力が強化される
この魔法と次の魔法の間に別の行動を行った場合、効果は失われる

この魔法は回避や防御と同時にデメリットなく行う事が出来る
ただし、攻撃と同時には使用できない


■ マナ・シールド

大量のマナを消費して、魔力の盾を作り出す
盾は魔力の能力値と等しい耐久を持ち、破壊されるまで自動的に攻撃を防ぐ
ただし、盾の被害軽減判定は行われず、軽減されないダメージをそのまま受ける
また、多方向からの同時攻撃を全て防ぐ事は出来ない



>> 【20:05】 以降の書き込みが有効になります。


>>↓1 コンマ判定 【魔法知識】

知識 6
職業 2

二度 -2

目標値 6


【魔法知識】

目標値 6  出目 3

成功!


【21:15】


あなたは自身の魔法効果を増幅する魔法を習得しようと考えた。
この魔法が特に大きな効果を期待できるのは、麻痺の呪詛、パラライシスだろう。
相手の動きを短時間ながら封じるというのは、極めて大きな優位性をあなたに齎すに違いない。

あなたは二体の下僕に周囲を警戒させながら、集中を開始した。



>>↓1  何時までを習得に当てますか? (12時間で習得完了となります)


あなたは腰を据えて、明け方近くまでを費やすと決めた。
夜明けが近付けば、谷底に居る死者達は坑道に戻るだろう。
修練を切り上げた後、そこさえ凌いでしまえば、光の当たる谷底で休むなり修練を続けるなりすれば良いのだ、と。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 8

時間 -6

目標値 2

※ この判定が失敗した場合、目標値と出目の差によって結果が変動します。


【不運の回避】

目標値 2  出目 7

失敗……差5


【23:15】


魔法の修練は、可もなく不可もなくといった様子で進んだ。
おおよそ当初の予定通りと言えよう。
小さな満足感と共に、あなたの操る魔力は新しい魔法の形にほんの少しずつ近付いていく。

そんなあなたが、そろそろ小休止でもしようかと軽く伸びをした、その時だ。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3
下僕 3

目標値 6


【聞き耳】

目標値 6  出目 10

ファンブル!!


体の疲労は、座り込んでいたお陰で十分に回復した。

しかし、魔力に集中しすぎていたためだろうか。
伸びをした途端、あなたの口から大欠伸が漏れる。
岩が剥き出しの地面に座っていたせいもあろう。
固まった体がほぐされる快感に、あなたは一時、気を抜いてしまったのかも知れない。

……そう、すぐ近くにまで接近した魔物に気付かない程に。



上向いた視界の隅に、あなたはそれを発見し驚愕した事だろう。
しかし、もう何もかもが遅い。

天井を這うように移動していた白骨の百足は、あなたへと。

いや、あなたの頭上で輝くウィスプへと飛び掛る!



>>↓1  どう対処する?

宝箱から入手した剣はすぐに使える場所にありますか?


>>897
あなたは剣を腰に差しています。
すぐに使えて構いません。


座り込んだままの現状では、対処も何もあったものではない。
あなたは咄嗟に飛び退り、同時にウィスプへと回避の指示を飛ばす。

しかし、それは不可能な指示であった。
ウィスプは遅く、百足は速い。
既に奇襲が行われている以上、何の補助もなく避けきれる物ではない。


白骨の手が、炎の中心を……ウィスプの核を強く握り締めた。



【????・???? / 魔力対意思判定】

基準値 5

意思 1 (ウィル・オ・ウィスプ)

魔力 -7 (白骨の百足)

目標値 -1

※ ファンブルでも結果の変動が発生しないため、判定はスキップされます。



その瞬間、あなたは音を伴わない絶叫を聞いた。

断末魔だ。
ウィスプがその身を形作る炎を散らしながら悶え、再び訪れた苦痛に悲鳴を上げている。

しかし、彼に訪れたのは、死ではなかった。
それよりもなお悪いと言えよう。
迷宮の中であなたのために死したならば、神の慈悲による安寧が齎されたはずだ。

……ウィスプが掻き消え、坑道は瞬時に闇に包まれる間際。
あなたは、ウィスプの魂が引き裂かれ、貪られるのを確かに見た。

また、白骨の百足が、魂を糧にその存在を一段階上に押し上げた事も。





■ マインド・イーター (不確定名 : 白骨の百足)

◆ 特殊能力

【マインド・イーター】

この魔物は、濃密な魔力を纏わせた手で攻撃を行える。
手に触れられた存在は、意思による抵抗に失敗した場合、意思の能力値にダメージを受ける。
また、このダメージ量によってマインド・イーターの全能力値が強化される。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org304144.png

※ 暗闇のため現在地不明。



咄嗟に呪詛を放とうと指を向けるも、周囲は完全に闇に包まれた。
優れているとは決して言えないあなたの目には何も映らず、魔法の狙いさえ定められない。

そんなあなたを嘲笑うように、カタカタと乾いた音が響く。
百足は着地後、即座に地面を走り回り始めたようだ。
その速度はあなたをして同等と認めざるを得ず、音だけで捉えきる事は困難を極める。


あなたが飛び退いたのは北側。
現在地は暗闇のため完全には把握できないが、恐らく曲がり角に近い。
対して百足が居るのは南側、宝箱付近だろうか。



>>↓1  どうする?


>> 【21:38】 以降の書き込みが有効となります。


あなたは咄嗟に魔力視を発動させた。
暗闇の中に、百足の核と十数本の手だけが青い光を纏って浮かび上がる。

しかし、見えたのだそれだけ。
残念ながら地形までは不明のままだ。
どこが壁でどこが通路かも分からない以上、走っての移動は困難を極めるだろう。


……ならば、ここでどうにかする他無い。

あなたは覚悟を決め、腰から剣を抜き、構えた。
敵は正面、十歩程の距離。
刀身から放たれる波動を警戒してか、じわりと後退しながら顎を打ち鳴らしている。



>>↓1  どうする?


>> 【22:11】 以降の書き込みが有効になります。


あなたはまず、全身を魔力で満たし、その性能を引き上げた。
相手は魂を喰らい、能力が強化されている。
何の対策も行わない身体能力では、余りに心許無い。


◆ フィジカル・ブースト

敏捷 10 → 16


そして同時に、カウンターの姿勢を取りながら数歩後退した。
背後に片手を突き出し、それが壁に接触したのを確認して、谷底と思われる方向を窺う。

数時間前、谷底を確認した時は、複数の百足が居たのだ。
相手が一体だけ、などという油断は即座に死に繋がるに違いない。



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 8

時間 -2

目標値 6


【幸運な出来事】

目標値 6  出目 4

成功!



幸いな事に、そこには核を示す青い光は見当たらない。
どうやら、脅威となるのは目の前の一体だけのようだ。

敵は、あなたが下がったのに合わせるように少しずつ接近してきている。
やはり、剣の持つ力は気休め程度にしかならないようだ。
警戒を抱かせて行動を遅らせる事は出来ても、追い払うには足りていない。


直進してきたのは僅かな距離だけだった。

百足は十数本の手を地面に叩きつけ、驚異的な速度で飛び上がる。
更にもう一度、今度は壁を殴りつけて、変則的な軌道であなたの頭へと手を伸ばす。


それに対し、あなたは整いきった姿勢から、カウンターを繰り出した。
狙うは核。

しかし、核を覆う頭蓋を貫くには、手に持った剣では難しい。
更に、核の位置は分かっても、そこに繋がる穴、つまりは眼窩の位置まではぼんやりとしか把握できない。

運良く眼孔を切先が通ってくれるよう、祈る他に術は無い。



>>↓1 コンマ判定 【急所狙い】

敏捷 16

眼孔 -4
暗闇 -4 (魔力視により軽減)

目標値 8


【急所狙い】

目標値 8  出目 7

成功!



あなたが突き出した突剣は、見事に狭い眼窩に突き刺さった。
何の抵抗も無く弱点まで凶器を招き入れてしまった百足は、空中で体を激しく痙攣させる。

アンデッドは、核さえ傷付ければ滅びる他は無い。

あなたは、自身の持つ剣に感謝した。
もしこれが短剣であったならば、双方の攻撃は同時に届いていただろう。
そうなれば、ウィスプが受けた呪いは、今度はあなたに牙を剥いていたはずだ。


軽い音を立てて、骨は連結を失い崩れ落ちた。
あなたの足元には、バラバラとなった魔物が転がっている。



>>↓1  どうする?


あなたは屈み込み、落ちた頭蓋に触れた。
内部に存在した核は突きの一撃によって砕かれ、原型を残していない。

あなたはこの襲撃で、ウィスプを失った。
これを再作成するには現状の材料では不安がある。

死霊術を用いて生み出す事の出来る下僕には様々な種類がある。
しかし、それには素材の質という物も関わってくるのだ。
最上の素材たる魂ならば、それこそ自由に選べる上に、成功の可能性も高くなるが、ただの死骸ではそうもいかない。

確実性を期待できるのは、元通りの百足の姿だけだろう。
そこからかけ離れる程、成功率は下がっていく。

ウィスプを生み出すというならば、失敗の可能性は酷く高いはずだ。



>>↓1  それでもウィスプを作りますか?


無理をして失敗してはどうしようも無い。
あなたは無難に、元通りの姿を取り戻すよう、散らばった骨達に命を下した。



>>↓1 コンマ判定 【下僕の能力強化】

魔力 6

目標値 6


【下僕の能力強化】

目標値 6  出目 7

失敗……



下僕の作成は、滞り無く完了した。
残念ながら会心の出来とは言えないが、特に問題となる事も無い。

苦痛から開放され、使命を与えられた百足は、あなたの足元に擦り寄った。
感謝と、そして忠誠を捧げるように、カタカタと顎を鳴らしている。
その頭を、あなたは軽く撫でるのだった。



■ レッサー・マインド・イーター


【筋力】  2 【耐久】  2
【敏捷】  4 【感覚】  1
【知識】  - 【意思】  1
【魔力】  3 【幸運】  -


◆ 特殊能力

【マインド・イーター】

この下僕は、魔力を纏わせた手で攻撃を行える。
手に触れられた存在は、意思による抵抗に失敗した場合、意思の能力値に微弱なダメージを受ける。
また、このダメージ量によってレッサー・マインド・イーターの魔力の能力値が強化される。
この能力は意思の能力値を持たない存在には効果が無い。


【マインド・コントロール】

この下僕は、全身を絡み付かせる事によって生物を支配する事が出来る。
抱きつかれた存在は、意思による抵抗に失敗した場合、全行動をレッサー・マインド・イーターに操作される。
解除判定は意思による判定で行われる。
この能力は死者には効果が無い。


【劣化】

この下僕は、劣化している。
能力値が低下し、一部の特殊能力が失われている。


一連の作業を終えて、あなたはランタンに火を灯した。
ウィスプが失われた今、周囲は完全に闇の中に沈んでいる。
どう行動するにしろ、光は必要となるはずだ。


【23:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org304199.png

◆ = 現在位置



>>↓1  どうする?


先程も一度確認したが、念には念を入れるべきだろう。
少なくとも、決して損には成り得ない。

あなたはランタンを掲げ、周囲を観察した。
同時に魔力視も行い、更には耳も澄ませる。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3

目標値 3


【聞き耳】

目標値 3  出目 6

失敗……



索敵の結果、どうやら周囲には何も居ない。
アンデッドの核が放つ青い光は、全く見当たらないのだ。
また、あなたの耳が何かしらの音を捉える事も無かった。

直近に迫る危機は無さそうである。
あなたはそっと、安堵の息を吐いた。



>>↓1  どうする?


>> 【23:48】 以降の書き込みが有効になります。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


■ 現在のあなたのステータス


◆ 女性 / 28歳 / 独身


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】  2
【敏捷】 .10 【感覚】  3
【知識】  6 【意志】  9
【魔力】  6 【幸運】  8


◆ 職業

【死霊術師】

低難度の魔力行使と魔力感知が確実に成功する。
生物の死骸を素材として、自在に使役できる下僕を作成できる(能力は生前よりも低下する)
死者との対話を試みる事が出来る。
霊魂に関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【哀しみを抱いている】
【やや男勝り】
【秩序 / 善】


◆ 所持品一覧

【魔力製の大鎌 / マナ・エクスチェンジ】
【木製の杖】
【破魔の突剣】

【雨除けのケープ】
【旅人のローブ】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【忘却の聖印】
【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【干し肉 x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【小型のランタン】
【獣脂 x5】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】


◆ 習得魔法一覧

【パラライシス】

中量の魔力を消費して、単体に麻痺状態を付与する。
成功率は自身と対象の魔力の差による。
また、麻痺状態の解除判定は耐久によって行われる。
最大効果時間は戦闘時基準で行動三回分。


【フィジカル・ブースト】

少量の魔力を消費して、筋力・耐久・敏捷のいずれか一つを増幅する。
持続時間は十五分。
強化値は魔力の能力値と等しいが、元々の能力値の二倍を超える事はできない。
持続時間中は、数秒の集中を代償として強化対象能力を変更でき、その場合マナの再消費は行われない。


【マナ・エクスチェンジ / 大鎌】

全ての魔力を大鎌に変換し、運用できる。
発動には十秒程度の集中が必要、終了は即座に行われる。

この魔法の使用中は、全ての魔力が変換されるため、他の一切の魔力行使と魔力感知が不可能になる。
また、自身が使用した他の全ての魔法の効果が、残り持続時間に関係無く消失する。
更に、使用中に魔力によるダメージを受けると、ダメージ量が増大する。

この魔法は発動だけでは魔力を消費しないが、大鎌が損傷すると修復のために自動消費される。


【マナ・プレス】

大量の魔力を消費して、指定した対象、もしくは地点の周囲に大きな圧力を与える。
最大効果範囲は直径4mの球形。
最大持続時間は一分間。
効果時間中、範囲内に存在する全ての対象に魔力ダメージを与え、敏捷の能力値を低下させる。



◆ 使役中の下僕

【カナリア・ゾンビ】

意思の伝達に優れる下僕……となるはずだった。
作成時の大失敗により、全能力が著しく低下している。
また、急速に腐敗が進行しているため、時間経過で更なる能力低下が発生する。


【レッサー・マインド・イーター】

精神にダメージを負わせる技能を持つ、特殊な下僕。
ただし、アンデッドに対して大きい効果は持たない。


【23:30】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org303555.png

◆ = 現在位置



開始していきます。
よろしくお願いします。


あぁ、その前に新スレ作っておきます。
少々お待ち下さい。


■ 次スレ上がりました。


【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-4【オリジナル】

【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-4【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1457262461/)


あなたは、核すら残さず消えてしまったウィスプに、祈りを捧げた。

彼は今や、その魂すらも失われてしまった。
輪廻の輪に戻る事も出来ず、再び世界に生まれる事は無い。
真なる死。
そう言って良いだろう。

……自身の失策のせいだと、あなたは己を責めた。
しかし、それで何が解決する訳でもない。
全てはもう、取り返しが付かないのだ。


彼の死を無駄にしないためにも、何かの成果を得なければならない。
あなたは再び南の行き止まりに戻り、魔法の修練を再開した。



>>↓1  何時までを習得に当てますか? (残り 【10時間】 で習得完了となります)


そう長い時間を習得に当てるのは危険だろう。
あなたはそう判断し、少しだけ修練を行う事とした。

ランタンを地面に置き、周囲を照らす。
先程襲撃を受けたばかりだ。
二度目があったとしてもすぐに気付けるよう、最大限警戒を行いながら、あなたは魔力を練り上げ始めた。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 8

時間 -3

目標値 5


【不運の回避】

目標値 5  出目 8

失敗……


【0:30】



あなたは修練を切り上げ、体をぐいと伸ばした。
固まった間接が軽い音を立て、ほぐされていく。

その時、一つの……いや、無数の音があなたの耳に届く。
どうやら角の向こうから、何かの群れが近付いてきているようだ。
一つ一つの音は小さいが、群れ集う事で巨大な音と化している。
注意を払わずとも、誰でも気付けるだろう程の。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 3

目標値 3


【聞き耳】

目標値 3  出目 5

失敗……



あなたは、その音の正体を探る事が出来なかった。
分かったのは、音の軽さからして百足ではないだろうという程度だ。
百足よりももっと小さい……そう、片手に乗る程度の小さな物の群れであると思われた。



>>↓1  どうする?


迷宮の中で、小動物らしき軽い足音。
話に聞いた六足鼠だろうか。
あなたはそう考え、僅かに気を緩めた。

しかし、その意識は即座に引き締められる。
もし鼠で無かった場合、油断を突かれれば死は免れない。

魔力を魔法に変化する直前で待機させ、角をじっと睨む。

そして、少しの間の後、魔物達がその姿を現した。



◆ 続きは次スレです

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