神「女を助けろ?」(9)
男「あぁ…頼むから…女を」
神「ふむ、別に助けてやっても良いだろ」
男「!?ほ、本当か!?」
神「あぁただ条件がある」
男「条件…?」
神「女を助けるつまり女を幸せにするってことじゃ」
神「人を幸せにするには誰かの幸せを犠牲にしなければならない」
男「幸せを犠牲…」
神「そうしなければ誰かが極端に幸せになり誰かが極端に不幸になり不平等だからじゃ」
神「わしらは幸せな人間の幸せをとりその幸せを不幸な人間を幸せ与える」
神「そうやってバランスをとってるわけじゃ」
神「今回はお前さんの幸せをとり女を幸せにする。つまり助けてやる」
男「………幸せをとるって具体的には?」
神「お前から女の記憶をけす」
男「!?」
神「本来たすからない人間を助けるからこれぐらいは妥当じゃ」
神「お前の幸せのほとんどは女と一緒に居ることだ。女と話す、女とご飯を食べる。」
神「つまり、お前から幸せをとるため女との関係をたちきる」
男「…………それで」
男「それで女が助かるな」
神「良いのだな?」
男「あぁ」
神「次お前が目覚めた時女は助かり女の記憶をなくす」
ヂリリリリリリ
男「………ん」
男「朝か……」
なんだろう
何か不思議な夢を見た気がする
男「ふぁ……」
今日は月曜日
男「うしっ」
学校に行く準備をする
学校
男「うぃーす」
友「お、おおおお男!?」
男「なんだよ…朝から騒がしいやつだな」
友「お、おおお女が!?」
男「女?」
誰だそれ
友「助かったって!手術成功したって本当か!?」
男「はぁ?」
こいつは何を言ったるんだろう
男「なぁ友…女って誰だ?」
友「は?」
男「いやだから女って?」
友「…………」
――――――――――
友「本当に覚えてないのか?」
男「だからそう言ってるだろ」
友「………ドユコト?」
男「いや俺が聞きたいわ」
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