・キャラ崩壊、口調注意
・春香と響がユニットを組んでいるという設定です
よろしくお願いします。
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天海春香「『がなはるトーク!』今日も張り切っていきましょう!」
我那覇響「この番組は毎回ゲストを招き、ゲストとともにあるテーマに沿ってトークする番組だぞ」
春香「えー、まず皆さんにお伝えしたいことがあります。――わたしのブログが炎上しました」
響「あれか……、楽屋で見せてもらったけどすごかったな……」
春香「まったくもう……響ちゃんが画面を見たからだよ?」
響「すごい責任転嫁だな……」
春香「この回が放送されてるときには皆さん知ってると思うんですけど一応説明しますね?」
響「炎上した理由は○月×日に放送された『逃走中』で春香の悪魔のような所業が全国の視聴者の目に留まったからだな」
春香「まだ殺人はしてないよ!」
響「誰もそこまで言ってないぞ」
春香「なぜ炎上したのか理由を説明すると一緒にミッションをしてた仲間を売って、自分だけ逃げたからだね」
響「しかも方法がひどかったな。鬼が追いかけてくるのに気づいて、仲間には伝えず急に走り出して仲間を囮に使ったとかじゃなくて、鬼のいるほうに仲間を誘導したもんな」
春香「いやー、わたしペテン師の才能あるみたいで」テレテレ
響「誰も褒めてはないからな?」
響「しかも春香もその3分後に捕まるしな……。いいところなさすぎだろ……」
春香「あそこが一番の活躍だったね!」
響「鬼の人にとってはな?春香が騙したの積極的にミッションに取り組んでくれるイケメンだったからな?」
春香「それは活躍する人が悪いね。あそこまで活躍されちゃわたしのブログも炎上するってもんですよ!」
響「さも相手が悪いような言い方はやめろ!もうカバーしきれないぞ!」
春香「できることならあの牢屋での空気をカバーしてほしかったよ!」
響「完全に春香の自業自得じゃないか!」
春香「というか響ちゃん!最後まで残って賞金ゲットしたよね!?わたしにごはん奢ってくれる約束は!?」
響「あの一方的に『奢って!』ってきたのが約束……?賞金は家族のエサ代に全部消えたぞ」
春香「そんな……わたしはペットと見なされてなかったというの……」ガクッ
響「むしろ春香はそれでいいの?」
春香「わたしたちは家族のように過ごしてきたじゃん!」
響「さっきの言い方だと自分が春香を飼育してる形になるんだけどなー……」
春香「まぁ、くよくよしてもしかたないよね。過ぎたことは忘れるしかないよね!」
響「自分は人生の教訓としてしっかり覚えておいてほしいんだけどな?」
春香「あ、それと今回はわたしのブログが炎上した関係上、ゲストの方が来ませんのでわたしと響ちゃんの二人で進めていきます」
響「え!?自分それ初耳だぞ」
春香「さっきディレクターさんが教えてくれたんだ。ドタキャンされたみたい」
響「そうか……今日はこの時間を自分一人で乗り越えなきゃならないんだな」ハァ
春香「響ちゃん、響ちゃんの何気ない一言で毎回泣きそうになってる人が隣にいるのに早く気づいてね?」
響「はぁ、じゃあはじめるぞー。スタッフさーん、トークボ――」
??「ちょっと、待ったあああああ!!」
春香「うげ……」
菊地真「ちょっと春香!何勝手にボクをいないことにしてんのさ!」
春香「あ、あははー。ナンノコトカハルカサンサッパリ……」
響「真!?今日のゲストって真なの!?」
真「そうだよ!『逃走中』でそこにいるバカに騙された菊地真だよ!」
響「というか春香は今回のゲスト知ってたんだな?」
春香「うん、いつもは教えてくれないディレクターさんが今日は教えてくれたんだ……」
響「知ってたなら本番前に謝るなりできたんじゃないのか?」
春香「いやー、どう謝ればいいかわかんなくなっちゃって……。事務所でも極力会わないようにしてきたし……」
真「このリボンは……!」
春香「ちょっと真!さすがにリボン呼びは失礼だよ!」
真「春香なんてリボンで十分だよ!」
春香「よくないよ!今日のリボンはちょっと特別なんだよ!」
真「どうでもいいよ!」
春香「違うよ!このリボンをしてきた理由を聞いたらきっと真の怒りも静まるから!」
真「……何?理由って」
春香「このリボンさぁ……青色じゃん?」
真「そうだね、それがどうしたの?」
春香「青はね人の心を落ち着ける効果があるんだよ」
真「……それだけ?」
春香「うん」
真「……」
春香「……」
真「とりあえず歯をくいしばろっか」
春香「やめて真!その顔はアイドルがする顔じゃない!怖い!」
響「恋に落ちちゃいそうで?」
春香「そんなはず……あれ?この胸のドキドキ――これって恋!?」
真「不整脈だよ」ブンッ
春香「ヴぁい!?」サッ
春香「ちょっと!真、落ち着いて!」
真「大丈夫だよ、今ドS系男子が流行ってるからね」
春香「実害がでるのはお呼びじゃないよ!」
真「うるさい!春香、覚悟し――」
響「はいはい、やめやめ!」
響「真、ちょっと落ち着くんだ。カメラの前だぞ!」
真「でも響!こいつを生かして祖国には返せないよ!」
響「まぁまぁ、実はさっきディレクターからこんな話を聞いたんだ」
真「……なにさ?」
響「今回の『がなはるトーク!』は春香vs真で進めることにしたらしいぞ。このトークボックス――じゃなくて、バーサスボックスから対決内容を決めて勝負するんだ」
真「……へぇ、なんだか面白そうじゃないか」
響「もちろん、命の保障はしないぞ」
春香「そこは保障してよ!」
響「じゃあ真、対決内容を決めてくれ」
真「よし、それじゃあ――これだ!」
響「なになに――『叩いてかぶってじゃんけんポン対決ー!』」
『叩いてかぶってじゃんけんポン対決』
響「ルールは普通の叩いてかぶってじゃんけんポンだぞ。今回は一本勝負だ」
春香「はい、一つ異議があります!」
響「異議は認めないぞ!」
春香「いや、そんな冗談言ってる場合じゃないから!」
響「はい、春香さん」ハァ
春香「ちょっと、そんな問題児を見るような目で見ないでよ」
真「実際問題児だろ?」
春香「否定はできないけどね?」
春香「このさ、ゲームに使う道具なんだけどさ」
響「不正は一切ないぞ?」
春香「あるよ!わたしの装備『割り箸と紙皿』なんだけど!」
響「あぁ、それはゲン担ぎだぞ。『明日は日ハム戦だからハム食べよー』てきな」
春香「お皿のうえに何ものってないからね?そもそも食べるために用意したわけじゃないし!」
真「まったく、春香はわがままだなぁ」ハァ
春香「いやいや、文句も言うよ!だって真の装備『ハンマーとヘルメット』じゃん!装備の差が歴然だよ!」
響「大丈夫だぞ、春香は石頭でしょ?」
春香「石もハンマーには負けると思うよ!?」
真「大丈夫だよ、中身がでないように叩くから」
春香「ハンマーで人の頭を殴る時点で放送事故ですよ!放送事故!」
春香「せめて……せめて紙皿とヘルメットを交換してください……」
響「しかたないなぁ……。でも、そこで割り箸とハンマーを交換してと言わないのは春香の長所だと思うぞ」
春香「これは目の前の命の危機に対して考えが保守的に回った結果だよ!それにハンマーは持て余すよ!」
真「なるほど、『真なんて割り箸で十分』ってことか……とことんバカにしてくれるね……!」
春香「変な解釈してる人もいるしね!」
響「それじゃ始めるぞ~」
春香「ちょっ、ちょっと心の準備が――」
響「叩いて~かぶって~じゃんけんポン!」
春香「わわっ」グー
真「」チョキ
春香「」サッ
真「」サッ
響「……春香は何で勝ったのにヘルメットをかぶってるんだ?」
春香「守らなきゃ死ぬからだよ!」
真「でもさ、結局ボクに勝たなきゃハンマーで殴られるわけだよね?」
春香「えっ……あ、あぁぁぁぁぁ~!!」
響「あ、ほんとだ!真、頭いいな!」
春香「うわぁ、考えが守りに入りすぎてて気づかなかった……完全に盲点だった!!」
真「これが、『ミスワンダイレクション』だよ」
響「『ミスディレクション』な?とりあえず真はアホがばれるからもうしゃべんないほうがいいぞ」
響「それじゃ次いくぞ~」
春香「ちょっと待って!」
響「どうした春香?」
春香「――真、わたしはグーをだすからね!」
響「……心理戦か?」
真「――わかった、じゃあボクはパーをだすよ」
春香(真はさっきのでわたしがチョキを出すと思ってるはず……だから裏をかいてそのまま……いや、やっぱり――)
真(春香のことだ。そのままではこないだろ……いや、でも――)
響「よーし、時間がもったいないからいくぞ。待ったはなしだ。叩いて~かぶって~じゃんけんポン!」
春香「」チョキ
真「」パー
春香「せいっ」パシッ
真「あっ!?あぁ~……」ガックシ
響「試合終了~!春香の勝ちだ!」
春香「やったあぁぁぁ~!生き残れた!!このデスゲームから!!!」
響「春香は大げさだなぁ……」
春香「当事者になってみて?目の前のハンマーの威圧感すごいよ?」
真「……春香はなんでボクがパーをだすと思ったのさ?」
春香「真は仲間を信じてくれるからね。正直にそのままだしてくれると思ったよ」
響「なるほど、その理由なら納得だぞ」
春香「でしょ?」
真「あぁ~、悔しいなぁ!――でも負けは負けか。参りました!」
春香「切り替え早いね!?」
真「勝負に負けたからね。言い訳はしないよ」
響「さすが真。いさぎいいな」
真「よし、春香。仲直りの握手だ!」スッ
春香「――うん!」スッ
響「おぉ……なんだか丸く収まったみたいだな!」
真「とりあえずあの一件は水に流すよ」
春香「ごめんね?元はといえばわたしが悪いのに……」
真「……いいよ、それに本気の勝負もできて楽しかったしね!」
春香「まぁ、わたしは命がかかってたしね。本気にもなるよ」
響「春香が負けたら真とユニット組もうと思ってたんだけどな~」
春香「響ちゃんにとってわたしってどんな存在なの?」
響「ただのひ――もちろん大切な相方さー!」
春香「今カメラに気づいて言い換えたよね?」
真「春香、信じる者は救われるよ?」
春香「そこまで信じれたらもう洗脳の域だよ……」
真「ふぅ、春香との勝負には負けたけど――来週火曜○時の『アイドルスポーツ王決定戦!』では絶対負けないからみんな見てね!」
響「ちなみに自分と春香もでてるからなー」
春香「わたしたちの活躍にも注目してね!」
響「よし!じゃあ春香のおごりで寿司でも食べにいこう!」
春香「えっ!わたしのおごりは確定なの!?」
真「いいね!小樽のお寿司って食べたことないから食べてみたかったんだよ!」
響「楽しみだな!それじゃあまた来週だぞ!」
春香「しかも北海道!?えっ、冗談だよね?冗談と言ってよー!」
収録後
春香「お疲れ様ー」
響「お疲れ様だぞ」
真「お疲れ様!」
春香「よし!じゃあご飯でも食べにいこっか!」
真「そうだね!――それにしても今回はボクのおごりかぁ……」
春香「真はまだまだだね!」
真「もっと体力系の勝負だったら自信あったんだけどなぁ……」
響「ん?もうそんなに仲直りしたのか?」
真「違うよ、響。ボクたちは元から喧嘩なんてしてないよ?」
響「えっ!?だってさっきの収録あんなに怒ってたじゃないか?」
春香「あれは真の演技だよね?」
真「そうだね。へへっ、我ながら迫真の演技が出来たと思うよ!」
響「ど、どういうこと?話が見えないんだけど……」
春香「だからね、わたしたち元から喧嘩なんかしてないんだよ」
響「だって、『逃走中』のときはあんなに空気が悪かったのに……」
真「あのときはね……。でも後から気づいたんだよ、春香の優しさに」
響「?ますます意味がわからないぞ……」
春香「うーん、じゃあ一から説明するね?」
春香「実はあのとき、真は足をくじいていたんだよ」
真「そう、でも収録は続いているから中断するわけにもいかない。なによりボクがそうしたくなかったんだ」
春香「そのとき一緒に行動してたわたしが異変に気づいて、真がリタイアするように誘導したってわけ」
真「騙されたときはムカついたなぁ……」
春香「わたしはペテン師ですから!」エヘン!
真「でも、収録が終わって文句を言いにいこうとしたときに春香が『真!足、大丈夫!?』って駆け寄ってくれてね。それで、春香がボクのためにわざと悪役を買ってくれたのに気づいたんだ」
響「つまり、真が足をくじいたのに春香が気づいて、これ以上無理をさせないためにわざと鬼に捕まえさせたってこと?」
春香「まぁ、そうなるね」
響「……あのさ、一つ疑問なんだけどなんで春香はそれを言わなかったんだ?」
春香「まぁ、わたしのキャラじゃないしね」
響「いや、そんなことないぞ!それに、春香のしたことは立派なことだろ!」
真「まぁまぁ、落ち着いて」
真「ボクもそう思ってディレクターさんに伝えたんだ。『春香のしたことは立派なことです!放送のときは春香が騙した理由も付け加えてください!』って」
響「でも、放送のときにはそんなこと――」
真「それはね、ボクより先に春香がディレクターさんに伝えてたらしいんだよ。『このままのほうがおいしいのでこのまま流してください』って」
春香「結果的に正解だったよ。炎上するほど有名になれたしね!」
響「うーん、納得がいかないぞ……」
真「それはボクも同じだったよ。そのときこの番組からオファーがあったんだ。『天海さんと対決しないか』って」
春香「わたしもディレクターさんからこの話を持ちかけられてね。『このままだとテレビを見てる人は天海さんと菊地くんが喧嘩したままだと勘違いされるよ?』って」
真「だから、今回この話を受けたんだよ。自分の中のモヤモヤを整理するために」
春香「わたしもさすがにずっと勘違いされたままはいやだったからね。今回の話を受けたんだ」
響「そうか、結局二人は喧嘩してなかったんだな……」
真「そうだね。番組の都合上そういう設定で収録しただけだね」
春香「いやー、それにしても今日の収録は疲れたよー。ハンマーが出たとき驚いたもん!」
響「そうだな、春香が死んじゃうんじゃないかともうワクワクで……」
春香「ドキドキしたんだよね?うっかりさんだから間違えちゃったんだよね?」
真「はは、二人とも何言ってんのさ。さすがにハンマーでは殴らないよ。ちゃんと柄の部分で小突くぐらいに済ませたよ。それでも十分に痛いだろうけどね」
春香「えっ?」
響「えっ?」
真「えっ?」
真「……もしかして二人とも、本当にハンマーで殴ると思ったの?」
響「いや、だって……なぁ?」
春香「今までの扱いを考えると……ねぇ?」
真「……二人とも仕事は選んだほうがいいよ」
春香「それね、ゲストに毎回言われるんだ……」
響「もう耳にたこができちゃうぞ……」
真「……なんというかお疲れ様だね」
真「あ、それとこの回が放送されたらボクのブログで真実を伝えるよ」
春香「え!?いいよ、別に」
真「ううん、やっぱり誤解されたままはいやだしね。春香の行いは正しく発表されるべきだよ」
響「そうだな、少なからず春香はそんなことしないって思ってくれてるファンもいるわけだし。真、真実を伝えてくれ」
真「もちろんだよ!」
春香「真……ありがとう」
真「気にしないで。元はといえばボクの責任だから」
春香「それにしても今日の収録は嬉しかったなー!」
真「そんなにボクに勝ったのが嬉しかったの?」
春香「ううん、それもだけど違うよ。実はね、響ちゃんがゲームのときに小声で『春香、頑張れ……!絶対負けるな……っ!』って――」
響「うわー!!うわー!!!!」
真「へぇ~」ニヤニヤ
春香「それにわたしが勝ったとき小さくガッツポーズしてるの」ニヤニヤ
真「いいなー、うらやましいなぁ。ボクも響に応援されたかったなぁ」ニヤニヤ
響「うぎゃー!ちょっともうやめてよー!!」
真「つまり、春香が勝てたのは響との愛の力ってわけだね」ニヤニヤ
春香「そういうことだね。響ちゃんと育んできた愛がわたしを勝利に導いたんだよ」ニヤニヤ
真「熱々だねぇ」ニヤニヤ
春香「でしょ~」ニヤニヤ
響「」プチン
真「あっ」
春香「あっ」
響「ふぅ~、よし二人ともさっきのゲームの続きをしよう」ニコッ
春香「あ、あの~響ちゃん?照れてるだけだよね?」
真「そ、そうだよね?手に持ってるリードはボクが幻覚を見てるだけだよね?」
響「二人ともご主人様に逆らっちゃダメだぞ~?」ニコニコ
春香「あっ、これ本気でやばいやつだ。真、逃げるよ!」ピュー
真「えっ、ちょっと待ってよ!春香ぁ!」ピュー
響「待てー!絶対逃がさないからなあぁぁぁ!」ズダダダダダ
後日
伊織「ちょっと、春香!」
春香「ん?どうしたの伊織?」
伊織「響のブログ見たわよ!あんたたちお寿司を食べにわざわざ北海道まで行ったの!?」
春香「あー、うん。まぁね……」
伊織「しかも真と春香のおごりでしょ!?何考えてるの!?」
春香「そうまでしないと許してくれそうになかったんだよ……」
伊織「しかも、その後はのんきに観光なんてしてるし……オフだからってはしゃぎ過ぎじゃない?」
春香「まぁ、せっかく北海道まで行ったしね……。あっ、このリボン見て!」
伊織「……ただのリボンじゃないの?」
春香「違うよー。これはね響ちゃんが選んでくれたリボンなんだよ!『おごってくれてありがと……』って!しかも伏せ目がちに!もう最高にかわいかったんだから!」
伊織「へ、へぇ~。よ、良かったわね~」
春香「真にもかわいい靴下プレゼントしてあげてたし!しかもまた伏し目がちに!いやぁ、楽しい休日だったよ~!」
伊織「そ、そうなのね……で、でも三人って少し寂しかったんじゃない?」
春香「そんなことなかったよ~!とっても楽しかったんだから!」
伊織「そ、それは良かったわね~……」
春香「ふふっ、ありがと!」
伊織「……」
春香「……」
伊織「……」
春香「……一緒に行きたいんでしょ?」ボソッ
伊織「!」ビクゥ
春香「まったくもう!伊織は態度でバレバレだよ?」
伊織「うっさいわね!別に行きたいなんて誰も言ってないでしょ!」フンッ!
春香「ふ~ん……実は来月に響ちゃんと大阪行く約束してるんだけどな~」
伊織「……ぐっ!」
春香「後何人か誘おうって話になったんだけどな~。伊織が行きたくないんじゃなぁ~」
伊織「ああ、もぅ!行きたいわよ!文句有る!?」
春香「ふふっ、じゃあ楽しみにしてるね~」スタスタ
伊織「……ったくもう!調子狂うわね!」
美希「今のはでこちゃんが素直じゃなかったの」ニュッ
伊織「うわぁっ!?あんたいたの!?」
美希「ずっといたの。むしろなんで気づかなかったの?」
伊織「知らないわよ!」
美希「あ、それともう一人いるよ?」
伊織「もう一人?誰がいるのよ?」
美希「んっ」ユビサシー
響「違うぞ……あれはお寿司をおごってもらったから何か返さなきゃと思ったからで……別に恥ずかしかったわけじゃ――」ブツブツ
伊織「……何あれ?」
美希「二人の会話を聞いてからあんな感じなの」
伊織「ふーん……まったく響は素直じゃないわねぇ……」
美希「でこちゃんにだけは言われたくないの」
伊織「うるさいわね!つーか、でこちゃんゆーな!」
響「うぎゃー!もう!春香があんな恥ずかしいこと言うからぁ!!!!」
END
お付き合いいただきありがとうございました。
お目汚し失礼いたしました。
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