武内P「二宮さんがエナドリを?」ちひろ「あ、あのですね…」 (9)

はじめにデレマスのSSです。作者の独自の解釈や地の文があります。
更新頻度はご了承ください。それでは、よろしくお願いします。

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ちひろ「こちらのエナドリを飛鳥ちゃんが誤飲しました…」コト…

武内P「? …そのエナドリは、滋養強壮の効果を含む飲料…でしたよね?」

ちひろ「は、はい。た、ただ…今回飛鳥ちゃんが飲まれたエナドリには」

ちひろ「非常に依存性の強い成分が入ったもので、時間の経過と共に欲求が高まり」

ちひろ「飲まなかった場合、精神的ストレスが心身に影響し…情緒不安定に陥りますね。」

武内P「…あの。それは、今まで私が口にしたエナドリの中にも…?」

ちひろ「あ、いえ…こ、今回だけですからね? 普段のエナドリは勿論健全ですよ。」

武内P「(…本当に大丈夫でしょうか)その、別途に特効薬等は用意してありますか?」

ちひろ「端的に言えば今回限りの試供品なので、特には…すみません。」

武内P「…はぁ、そうですか。では、エナドリによる症状はいつまで続きますか?」

ちひろ「その症状に個人差はありますが、控え続ければ自然に落ち着くはずです。」

ちひろ「…ただ勝手で申し訳ないですが、そろそろ飛鳥ちゃんが来られる時間ですけど」

ちひろ「私はこれから会議がありますので、しばらくの間よろしくお願いしますね。」ササッ

ガチャ、バタンッ!  ガチャ

武内P「あっ……はぁ…(丸投げされましたが、私にも落ち度はありますね…)」

武内P「! (予備のドリンクがそのままに…仕方ありません、こちらで処分しましょう)」

??「……」ジィ…

武内P「!?」ビクッ

武内P「に、二宮さんおはようございます…」ドキドキ

飛鳥「ああ。おはよう…ところでキミは、そのドリンクを飲まないのかい?」

武内P「え、ええ。千川さんが処分し忘れたようなので、どうするか考えていました。」

飛鳥「へぇ…そ、それじゃボクに譲ってくれないか? なに、少し喉が渇いてね。」

武内P「あ、では…二宮さんが普段飲まれているドリンクが冷蔵庫に…」

飛鳥「…今はそれが飲みたい気分なんだ。キミなら、ボクの気持ちが分かるだろう?」

武内P「お気持ちは察しますが…その、二宮さん。他のもので我慢出来ませんか?」

飛鳥「……」

武内P「…(千川さんが仰った通りの症状ですね…尚更、エナドリは渡せません)」

飛鳥「だ、だめかい? だめ…? どうしてもキミのモノが欲しい。」

飛鳥「む、胸が鼓動を打つんだ…あの味を知ってしまったら、後戻りなんて出来ない…」トテトテ

武内P「! そ、それ以上は近付かないでください。二宮さん、あっ…」ツルッ

バシャッ……

飛鳥「」

武内P「(フタが開いた拍子に、手がベトベトに…)」

武内P「…すみません、二宮さん大丈夫ですか? すぐにタオルを…」

飛鳥「ぁ…っ」スッ…

武内P「えっ……?」

飛鳥「……」ペロペロ…

武内P「…! (あの二宮さんが自分の手を迷いもなく舐められている…)」

武内P「(…つまり、それほどの中毒作用が働いてると見ていいですね)」

飛鳥「あぁ…」

飛鳥「なくなっちゃった…っ」キョロ…

武内P「…? (もうドリンクはないはず、これで諦めがつけばいいですが…)」

飛鳥「」ギュ…

武内P「!? (しまった…手を)」

飛鳥「おいしい…な」チュ、チュゥ…ペロペロ…

武内P「(わ、私の指まで…)」ブルッ

飛鳥「~♪」ニコニコ

すみません、今日はここまでです。続きはまたいずれ書き込みます。

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