提督「なんだこの本?」【時々安価】 (83)
のんびり進行・艦娘展開安価あり・一部のキャラ崩壊・クロスではない
以上に注意してお読みください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454202809
提督「なんでこんな所に?」
電「どうかしたのですか司令官さん」
提督「いやここに本が落ちてて、電のか?」
電「見たことないのです、何かの辞典みたいなのです」
提督「表にドクロが描いてあるが……ダメだ知らん文字しか書いてない」ペラペラ
電「司令官さんの荷物じゃないのですか?誰かが間違えて入れたとか」
提督「まだ段ボール開けてもないぞ?」
電「そうだったのです、でもそうなると」
コンコン
大淀「失礼します、提督ご着任おめでとうございます」
提督「ありがとう、君は?」
大淀「大淀といいます、大本営からの任務の受注報告、大規模作戦等の通達などを担当しています」
提督「そうか、ならこれから沢山お世話になるな、ところでこれに見覚えは?」
大淀「本ですか?残念ながら」
電「大淀さんでもないのですか?」
提督「本当になんだこの本?」
大淀「その本が何か?」
提督「さっき執務室に入ったら落ちてた」
大淀「その本がですか?」
提督「ああ、誰かが置いたか落としたか、他に艦娘は?」
大淀「明石さんと間宮さんがいますが」
電「アイテム屋と食堂を切り盛りしてるのです」
提督「ならここにはまず来ないか、他に誰かいるか?」
電「後は妖精さん達なのです」
大淀「彼らもここには来ませんし、来たとしてもそのサイズの本を持ち歩くとは思えませんね」
提督「ふむ、誰のものか分からんな」ペラペラ
小鳥「ピィ」パタパタ
電「あっ鳥さんなのです」
提督「窓まで来るとは、人に慣れてるのかな?」
大淀「かもしれませんね」
提督「ん?」
電「どうしたのですか?」
提督「ここだけ日本語で訳?が付いてるな」
大淀「本当ですね何々?」
大淀「退屈な日々を送るか? はい いいえ
地獄を見たいか? はい いいえ
未来はあるのか? 無い ・・・・
何でしょうかこれ?」
提督「なんだか怖いなこの文章、地獄とか未来がないとか」
電「怖いのです、あまり触らない方がいいと思うのです」
提督「誰のかも何語かもわからんし、ここだけ日本語なのも不思議だな、電の言うとおりだな、触らぬ神に祟りなしだ」トン
大淀「ですね、では提督にはまず任務の受注などを覚えていただきます」
提督「分かった、まずはなんだ?」
大淀「建造や開発ですね」
電「工廠に案内するのです、建造や開発は司令官さんの運の見せどころなのです」
提督「そりゃ大変そうだな」アハハ
スタスタガチャパタン
小鳥「ピィ?」パタパタツンツン
『退屈な日々を送るか?』
小鳥「ピ?」キョロキョロフミッ
『地獄を見たいか?』
小鳥「ピィ?」ツンツン
『未来はあるのか?』
小鳥「ピィ」ツンツン
『ノー・フューチャー・モード』ゴゴゴゴゴ
小鳥「ピィ?」パタパタ
提督「さて、建造もやったし、終わるまで荷物の整理でもするか」ガチャ
電「お手伝いするのです」
提督「おっとそうだった、この本は閉まっとくか、何か捨てるのも怖いし」
電「なのです」
提督「んじゃやるかぁ」
電「これはどこに置くのです?」
艦娘指定安価↓2.3.4 ALL30で建造可能な駆逐艦2人と軽巡1人巡洋艦レシピで建造可能な重巡1人
艦娘や艦種がかぶったら下にズラします
木曾 皐月 吹雪 衣笠ですね、暫しお待ちを
提督「先輩が餞別でくれたドック解放キーと家具コイン、ありがたいぜ……とりあえず机と棚と、んでここにこの本を置いてと」
電「これはここなのです……もう荷物ないのです」
提督「まだ時間あるな、アイテム屋や食堂にでも行くか、明石さんと間宮さんにも挨拶せんとな」
電「案内するのです!」
ガチャパタン
【禁断の書】ゴゴゴゴゴ
提督「さてそろそろか?」ズズー
電「もう終わってる頃なのです」ズズー
提督「んじゃ見に行ってみるか、あっ間宮さんお茶ありがとうございます」
間宮「いえ、頑張ってくださいね提督さん」
提督「さぁて誰がくるかな?」
電「お姉ちゃん達がきたら嬉しいのです」
提督「そうだな、姉妹が揃うと楽しそうだな」
電「確か暁型は建造時間が20分なのです、お姉ちゃんかもしれないのです」
提督「だな、と着いたな」
電「さっそく開けるのです!」
提督「んじゃ一気にオープン!」ガチャチャチャチャ
木曾「木曾だ、お前に最高の勝利を与えてやる」
皐月「皐月だよっ、よろしくな!」
吹雪「はじめまして吹雪です、よろしくお願いいたします」
衣笠「はーいっ、衣笠さんの登場よ、青葉ともどもよろしくね」
提督「俺がこの鎮守府の提督だよろしくな」
電「秘書艦の電なのです」
木曾「ふむ、見たところ新米か?」
提督「今日着任したばかりだからな、お前たちが初建造だ」
衣笠「初建造で衣笠さんを引き当てるなんて、提督は運がいいのね」
電「吹雪ちゃんだったのです」
吹雪「よろしくね電ちゃん」
電「でも吹雪ちゃんは特型駆逐艦の1番艦だからお姉ちゃんなのです」ニコッ
皐月「長月達も早く来ないかな?司令官?建造はもうしないの?」
提督「まだ資源が少ないからな、この後一度出撃してみたら今日はそこまでにしようと思うよ」
木曾「ふっ俺に任せておけ、必ずやお前に最高の勝利を与えてやるさ」
電「木曾さんカッコいいのです」
提督「では各自部屋で準備をしたら30分後に出撃をする!」
電「了解なのです」
提督「今回は電を旗艦とし5人で出撃だ、まだ近海だからそれほど強力な深海棲艦はいないはずだが、油断はするなよ?」
電「はいなのです!」
木曾「了解だ!」
皐月「了解だよ!」
吹雪「了解!」
衣笠「了解」
提督「ではみんなよろしく頼むぞ」
木曾「そう言って出撃したはいいが」
衣笠「敵発見!駆逐イ級一隻!」
木曾「油断するなというのが無茶な相手だな」
皐月「さすがに5人でやられる事はなさそうだね」
吹雪「と言うか衣笠さんの砲撃だけで終わりそうですよね」
電「重巡の砲撃ならきっと一発で終わるのです」
衣笠「あらそう?じゃあ期待に応えましょうか」
木曾「そうだな、さっさと鎮守府正面から奴らを追い出すぞ」
電「はいなのです!戦闘開始なのです!」
衣笠「よぉし!衣笠さんにお任せ!」ドォン
イ級「ン?アレハ艦娘?シカモ5人……俺死ンダナ、アッ砲撃ガ」チュドォン
衣笠「よし!命中!」
木曾「よし……ん?」
電「衣笠さんスゴいのです」
吹雪「いいなぁあんな威力が出せて」
皐月「次は僕達も頑張ろう!」
衣笠「もうそんなに誉めないでよ」
木曾「おい、どうやらまだ喜ぶのは早い様だぞ」
電「え?」
イ級「アレ?ナンデ俺無事ナノ?テカアンマリ痛クナカッタナ、モシカシテ訓練用ノ弾ダッタノカナ?」
衣笠「えっ?いやいやいや……えっ?」
電「直撃……したと思うのですけど?」
木曾「いや、さすがに重巡の砲撃でほぼ無傷なはずが……ギリギリで回避したんだろう」
吹雪「弾が爆発してましたよね?」
木曾「いや恐らくあれだ、水面に当たって」
皐月「る様には見えなかったよ?」
木曾「あれだ……多分避けきれずに尻尾の先にでも当たったんだろう、それでほぼ無傷で」
衣笠「……おっかしいな?あれ?」
イ級「ンートリアエズコッチモ砲撃、駆逐艦ナラ少シハ」ドォン
電「はわわイ級の砲撃が!」
衣笠「電ちゃん危ない!イ級の砲撃くらいこの衣笠さんの装甲にはなんとも」バッ
木曾「!避けろ!衣笠!」ハッ
衣笠「え?あっ」チュドォン
皐月「衣笠さん!」
衣笠「……青葉……」バシャンタイハ
電「きっ衣笠さーん!」
吹雪「嘘!?」
皐月「重巡が一撃で!?」
木曾「くっ撃てお前たち!とりあえず撃て!」ドォン
電「はっはいなのです!」ドォン
吹雪「やっやっつけちゃうんだから!」ドォン
皐月「やっつけれるのかな?」ドォン
イ級「ナンカ倒レタ?急所ニデモ当タッタカナ?ッテマタ砲撃ガ痛ックナイ?」チュドォン
木曾「……マジかよ……くっ雷撃!」ドシュ
電「あわわ」ドシュ
吹雪「たっ倒れて!」ドシュ
皐月「怖いよ長月文月」ドシュ
木曾「命中!どうだ?」
イ級「?ナンデ俺無事ナノ?」チュドォン
吹雪「嘘……」
木曾「避けろ吹雪!」
吹雪「あっ」チュドォン
電「吹雪ちゃん!」
吹雪「……カホッ」バシャンタイハ
電「吹雪ちゃーん!」
木曾「くそっ撤退だ!鎮守府に帰るぞ!」
イ級「アッ帰ッテク……助カッタァ」
提督「報告そろそろかな?まだかな?」
ピピピッ
提督「電か?どうだった?」
電『大変なのです!吹雪ちゃんと衣笠さんが!』
提督「ん?2人がどうした?」
電『大破したのです!』
提督「はぁ!?とっとりあえず帰ってこい!報告は後で聞くから!ドックの準備はしとくから帰ってきたらすぐに2人をドックに運べ!!」
電『はいなのです!』ピッ
提督「ちょっえっ?いやいやいや鎮守府近海で2人大破?なにそれ?……いやまずはドックの準備だ!」
提督「さて……とりあえず2人はドックに入れた、資源も何とか修理と補給に足りるが……一体何があった?重巡の衣笠が大破するなんて相当なことだぞ?一体何と戦闘になったんだ?」
電「イ級なのです」
提督「イ級?いやイ級ってあのイ級?駆逐艦の?」
電「はいなのです」
提督「いやいやいやいくら何でもイ級相手に大破2人って……何隻いたんだよ」
電「一隻なのです」
提督「……いや……え?マジで?」
電「本当なのです」
提督「……あーうん、電がそんな嘘つくような奴じゃないことは分かってるよ、まだ今日会ったばかりだけど分かってるよ、でもあえて聞くぞ?嘘だろ?嘘だと言ってくれよバーニィ!」
木曾「誰だよ!本当だよ……駆逐イ級一隻相手に俺達は大破2人を出して帰ってきた」
提督「……そのイ級はどうなった?倒したのか?」
皐月「ううん、ほとんど無傷みたいだった……ピンピンしてたよ」
提督「……詳しく……聞かせてくれ……戦闘の様子を」
電「はいなのです、まず衣笠さんが………………それで最後にイ級の雷撃で吹雪ちゃんが」
提督「……ふー……そうか……雷撃ならまだしも砲撃で衣笠が……」
電「司令官さん?」
提督「……よく帰ってきた、とりあえず今日はもう部屋で休んでなさい、2人にも俺から伝えとくから、部屋で休んで落ち着いたら飯でも食って英気を養ってくれ」
電「……はいなのです、ではこれで失礼するのです」
ガチャパタン
提督「……ふー……マジかぁ……何でそんなイ級が居るんだよ……何なのこれ?エクストラハードモードか何か?冗談キツいぜ……」
提督「……」ピッ
提督「……あっすみません、鹿屋鎮守府の○○提督に……はいちょっと聞きたい事とかがあって……はいお願いします……はぁ……」
提督「……あっ先輩?」
鹿屋提督『おうどうした?』
提督「ちょっとヤバい事が」
鹿屋提督『ヤバい事?』
提督「斯く斯く然々で」
鹿屋提督『まるまる牛牛と……なるほどなそりゃキツいわ』
提督「俺どうしたらいいんでしょうか?てかあのイ級何なんですか?」
鹿屋提督『……深海棲艦にも特殊な個体は存在する、だがそれはあくまでもこちらに対応するための切り札や最終手段として無理やり改造したりしてると思われる物がほとんどだ、少なくとも普通のイ級でそこまで強力な個体を俺は見たことないし、そもイ級をベースに改造する理由も分からんな』
提督「え?でも確かにイ級にやられたって改造されたんじゃないとしたら」
鹿屋提督『そうだ、問題は見た目が何の変哲もないイ級だったということだ、とりあえず思いつく可能性はいくつかあるが、もう少し情報がほしいな……イ級以外とは戦ってないんだろ?』
提督「ええ」
鹿屋提督『なら無理にならない程度に出撃させてみろ、イ級は避けながらな』
提督「はぁ」
鹿屋提督『とにかく艦娘達に無理させず、轟沈も絶対にさせないように注意しながら、最悪演習や遠征で練度を思いっきり上げてから行く事も考えておけ、俺もできる限り調べてみるから』
提督「はい分かりました」
鹿屋提督『おうんじゃまたな、おい青葉!ちょっとこい!』ピッ
提督「……はぁ……とりあえず飯食うか……明日からどうするかな?そのイ級さえ避ければ何とかなるかな?」
今日はこの辺でちまちまやってきます
てか鳥が答えたのに提督が未来がないモードになってる不思議…
ちょっぴり再開
>>32 本の持ち主が提督もとい鎮守府となってるので鳥が答えてもいいかなとかそんな感じでお願いします
提督「さて今のところ分かってるのは鎮守府近海に異常に強いイ級がいること、建造したてとはいえ重巡でも歯が立たないこと、そして先輩すらそんな奴の事は知らない事か」モグモグ
電「あっ司令官さん、ご飯ご一緒してもいいですか?」
提督「おういいぞ、電はもう大丈夫なのか?」
電「電は被弾してないのです、だから大丈夫なのです」
提督「ならいいが、さっき先輩に聞いてみたんだよ」
電「先輩さんですか?」モキュモキュ
提督「俺の先輩でとてもすごい艦隊を指揮してる人だ、その人が言うには普通よりも強い深海棲艦はいるらしい、ただイ級がそこまで強くなってるのは見たことないそうだ」モグモグ
電「駆逐艦なのにあんなに強いなんて……少し怖いのです」モキュモキュ
提督「……明日、とりあえずイ級を避けて出撃してみたいんだ、もしかしたらそのイ級だけがおかしい強さかもしれないしな」
電「イ級を避けるのですか?どうやって?」モキュモキュ
提督「それなんだよなぁ……まぁ偵察でイ級と分かれば即撤退とかでももう仕方ないかもしれんな」モグモグ
電「はわわ即撤退なのですか?」モキュモキュ
提督「正直そのイ級が今日のイ級と同じかどうかも分からんが、同じイ級だったら今のままだと勝ち目がないだろうからな、多少資源を無駄にするのは必要経費と割り切ろう」モグモグ
電「わっ分かったのです、電頑張るのです」
提督「おう、明日から頼むぞ」
電「はいなのです!」
提督「といってもう三日か……」
電「イ級もハ級もロ級もダメだったのです」
提督「いや仕方ないよ、とりあえず近海の駆逐艦が全部強い事が分かっただけでもな、とりあえず今建造してる空母と戦艦が来れば何とかなる……はず」
電「だといいのですが」
提督(とはいっても衣笠が手も足も出ない連中だからな、いくら戦艦と空母でもキツいだろうな、最悪先輩の艦娘を援軍として来てもらう事も考えないとダメかもしれない)
電「そろそろ建造が終わるのです、誰が来るか楽しみなのです」
提督「そうだな、とりあえず駆逐艦か一人と軽巡が一人、空母が一人で戦艦が一人か、これで何とかなるかな?」
電「見に行ってみるのです」
艦娘指定安価 ↓2.3.4.5 通常建造可能な駆逐艦、軽巡、空母、戦艦を一人ずつお願いします、空母は軽空母でも正規空母でも構いません、艦種が被ったら下にズラします
提督「さてまた一気にいくか、オープン!」ガチャチャチャチャ
霞「霞よ、ガンガン行くわよ、ついてらっしゃい!」
榛名「高速戦艦、榛名、着任しました。
あなたが提督なのね?よろしくお願い致します」
神通「あの……軽巡洋艦、神通です。どうか、よろしくお願い致します……」
瑞鶴「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。
幸運の空母ですって?そうじゃないの、一生懸命やってるだけ…よ。
艦載機がある限り、負けないわ!」
電「はわわ戦艦と正規空母なのです!カッコいいのです」
提督「俺がここの鎮守府の提督だ皆よろしく……ん?待てよ?確か」ペラペラ
榛名「提督?」
提督(やっぱりだ、この四人全員改二が通ってる、てか皐月と電以外全員か!……)
提督「って練度どうやってあげんねん!」パシン
神通「あ……あの?提督?」
霞「なによ?こんなのが司令官なの?」
瑞鶴「えっと何があったの?提督さん?」
すみませんちょっと急に出かけてました今日はこの辺で
確かレベルと距離と一番大きいのが置いた順番だったかと、後から出たダンジョンをマイホームの隣に置いてもレベルや経験値が多かったと思いますし、難易度変更したら序盤の敵も経験値増えた記憶があります
果樹園の為にラスダンとかをマイホームの隣に置いた事があるんでそうだったかと
ども、少し間があいてすみませんちみっと書きます、それと安価の内容次第で増える事はありますが基本的なメンバーは提督含めたこの十人でいきます、もし口調とか気になったら言ってください、なるべく直していきます
振られたネタや話題はなるべく拾うのが書き手の礼儀だって死んだじっちゃんが言ってませんでした
提督「あぁすまない、とりあえず君たちには今この鎮守府が置かれている状況をまず説明しなければならないな」
神通「何か問題が?まさか敵の攻撃を?」
提督「いやそこまでの事にはなってない」
瑞鶴「じゃあ何?提督さんの口ぶりだとロクな事じゃなさそうだけど」
提督「今ウチの鎮守府は鎮守府近海を攻略している」
霞「近海?そんなのすぐに終わるんじゃないの?」
提督「そうでもないさ、特にウチはな」
榛名「どういう事ですか?」
提督「この鎮守府は現在鎮守府近海、もとい正面海域を攻略している」
榛・神・霞・瑞「「「「は?」」」」
瑞鶴「えっとちょっと待って提督さん、正面海域をまだ突破っていうか、深海棲艦を追い払えてないの?」
榛名「えっと?提督?もしかして艦娘が電ちゃんしかいないとか?」
提督「電の他に木曽衣笠皐月吹雪の四人がいるぞ初日に建造した四人だ」
霞「何よそれ!?そんなの初日で終わるような事じゃない!どんな指揮をしてるのよこのクズ司令官!」
神通「か、霞ちゃん落ち着いて」
電「司令官さんは悪くないのです!敵を倒せない電達が悪いのです」
提督「いやそれこそ違うだろ、あの駆逐艦達が強すぎるのが問題なんだ」
瑞鶴「駆逐艦?もしかしてすごい大量の駆逐艦に正面海域を占拠されててとか?」
榛名「でも強すぎるというのは?」
提督「いや言葉通りなんだよ、信じられないだろうがメチャクチャ強い駆逐艦が正面海域に居てな、何度もやられてるんだ」
霞「はっ冗談でしょ?そんな強い駆逐艦居るわけがないじゃない」
電「本当なのです、出撃する度に衣笠さんが一撃で大破するのです」
神通「一撃……雷撃でですか?」
提督「砲撃でだ、無論雷撃を食らっても当然の様に大破する、結果として毎回二人が大破して負けて帰ってくる事になる」
瑞鶴「……冗談……でしょ?」
提督「そうだったらどんなに良かったか」
霞「そっそんなの信じられる訳がないじゃない!」
提督「だろうな、俺も初日の報告を聞いた時は電の冗談だと思った……思いたかったよ、でもそんな冗談を言うような子じゃないし、現実に衣笠と吹雪が大破して帰ってきてるんだ、信じざるを得なかった」
神通「……本当……なんですね?」
提督「本当だ、この三日間何度も出撃した、初日に会ったイ級さえ避ければ何とかなるんじゃないか?偶々強い駆逐艦の個体に出会っているだけではないか?そういう望みをかけて電達には辛い思いをさせてしまった」
電「大丈夫なのです司令官さん、電達はまだ頑張れるのです」
榛名「……結局正面海域の駆逐艦が全部?」
提督「イ級ハ級ロ級、それぞれ数回戦闘を行ったが毎回結果は同じ、衣笠と誰かが大破して帰ってくる事になるんだ」
霞「そんな……と言うか衣笠さんは何で毎回大破してるのよ!」
提督「それは分からん」
提督「まぁとにかく今現在この鎮守府はかなりヤバい事になっている、はっきり言って戦艦や正規空母である榛名や瑞鶴に頼らざるをえない状況だ、正面海域ですらな」
瑞鶴「……でも、その先は分からないんでしょ?」
榛名「そうですよ!その正面海域の駆逐艦だけが異常だという可能性もあります!」
神通「まずは全力でその駆逐艦達を突破してみましょう」
霞「まったく、見てられないわね、みてなさい司令官!私達でその駆逐艦達を倒してみせるわ!」
提督「お前ら……よし!これより30分後に出撃する!旗艦電!以下榛名衣笠神通霞瑞鶴で出撃だ」
電「はいなのです!」
榛名「榛名は大丈夫です!」
瑞鶴「了解しました!」
神通「了解!」
霞「了解よ」
提督「では各自部屋で準備を整えるように!電案内してやってくれ」
電「はいなのです!こっちなのです」
提督「……今日こそ……今日こそ突破してみせる!」
提督「……それで?」
電「衣笠さん大破!榛名さん大破!神通さん大破!イ級健在なのです!」
衣笠「青葉……」ボロリ
榛名「榛名は……大丈夫……じゃないです」ボロリ
神通「……華の……二水戦の……誇りに……」
霞「何よあれ……あんなの反則じゃない……」
瑞鶴「まさか私の爆撃も榛名さんの砲撃も効かないなんて……」
提督「……いつも通りか……とりあえず大破組はドックに、他の皆も部屋とかで休んでてくれ」
電「はいなのです、これで失礼するのです」
ガチャパタン
提督「……っあーマジか……戦艦と正規空母でもダメなのか……マジでどうしよう?本格的に先輩の艦娘を……いやまだだな、演習とか遠征とかやってからな……うん」
提督「……とりあえず飯にするか……」
とりあえず少しですがここまでで、次は展開安価があると思います、ではまた来ます
初手潜水艦大破 雷撃衣笠大破
確かに入渠の消費資材は減りますね
ども、この後帰ったら書きます
ちなみにここだけの話ですが青葉や天龍が安価で出たら大破キャラにする予定でした、そしたら青葉型の許されない衣笠さんが来たのでこの役に……まあこんな事もありますよね、ではまた後で
提督「……とりあえず人数も増えたし、遠征とか行かしてみるか……あと演習も組めるかな?」モグモグ
電「司令官さん、ご一緒していいですか?」
提督「ん?電か」
皐月「僕もいるよ」
提督「おう皐月もいたか、いいぞ」
電「司令官さん、今日もダメだったのです、とても申し訳ないのです」
提督「電が悪い訳じゃないから気にするなって」
皐月「うーんでも本当にどうするの?あのイ級達をどうにかしないと先に進めないよ?」
提督「それなんだがな、とりあえず何人かで遠征をしたり、演習を組んでもらったりしようと思うんだ、そういうので少しずつ練度を上げていけば何とかなると思う」
電「どのくらい上げたらいいのでしょうか?」
提督「分からん……ただこの世に不可能は無いっていうだろ?あの深海棲艦達も何かしら弱点とか、倒す手段があるはずだ、それを見つけるなり何なりすれば……」
電「がんばるのです!」
皐月「このまま負けっぱなしは嫌だもんね」
提督「だよな、とりあえず飯を食うか」
電「でも……」
提督「ん?」
電「どうやっても電達じゃ勝てない時はどうするのですか?」
提督「……その時は最終手段を取るさ」
皐月「最終手段?」
提督「……先輩に助力を頼むよ、あの人の艦隊ならさすがになんとでもなるはずだ」
皐月「そんなにすごい人なの?」
提督「噂では全鎮守府でも最強クラスの艦隊だそうだ、あくまで噂だけどな」
電「この間少し聞いたのですが、そんなすごい人だったのですか」
提督「まぁ今はとりあえずウチの皆で何とかしていこうとは思ってるけどな、あくまで最終手段だし、俺は皆を信じてるしな」
皐月「そうだよね、頑張ろうね電!」
電「はいなのです!」
提督「さて、とりあえず遠征はやるとして演習を組んでくれる所を探すか……確かここの近くで演習ウェルカムな元帥がいたな、勝てはしなくても経験を積めるな」カリカリ
提督「遠征はまずは練習航海とか警備とかかな?……場合によっては深海棲艦と戦闘になることもあるって聞くけど……うーむ……」カリカリ
提督「……最終手段だけど、一応先輩に話を通しておくかな?急に頼んだらさすがに困るだろうし、それにこないだ頼んだ調査の結果も気になるな……よし」
↓2 展開安価
1.とりあえず演習を組んでもらおう、皆が強くなるならそれが近道だ
2.遠征を沢山してみるか、地道だけど確実に皆が強くなる
3.先輩に電話してみるか、話を通すだけ通してこないだの話を聞こう
4.その他自由安価 変な内容だと安価下にするかもです
提督「よし元帥の所に演習を申し込もう」ピッピッ
提督「……あっすみません○○鎮守府の元帥殿の所に……はい演習を申し込みたくて……はい……はいお願いします」ピッ
提督「よし、後は返事を待つだけか、とりあえず仕事をしないとな」カリカリ
ーーーーー
ピリリリリ
提督「はい……あっはいそうです……あっありがとうございます……はい!では明後日に……はいありがとうございます……ふぅ、まさかこんなペーペーの俺の所の演習も引き受けてくれるとは、元帥さんすげぇ」ピッ
提督「……あっ大淀さん?演習が決まりまして……はい明後日で……はいお願いします、俺はメンバーの選出をしておくので、はいでは」ピッ
提督「さすがに勝てはしないだろうが、皆の成長に繋がるはずだ、とりあえずメンバーは電と榛名と瑞鶴は決まりかな?後は……」カリカリ
提督「という訳で、六人で艦隊を組めるようになったし、早速だが演習を組んでもらったぞ、相手はこの近くの元帥さんだ」
電「元帥さんなのですか?はわわ強そうなのです」
提督「ああ、さすがに勝ち目はないだろうが皆の成長に繋がるはずだ、胸を貸してもらうつもりで全力でぶつかってこい」
瑞鶴「ちょっと提督さん?最初から負け前提なの?」
提督「勿論勝てるなら勝ちを狙いに行きたいが、向こうは戦艦や空母だけでも20人以上、それも皆練度がかなり高いんだ、さすがに運がどうこうで何とかなるレベルじゃないさ」
榛名「私達はまだ建造されたばかりですし、練度もほとんど上がってませんから、提督の言うとおりかと」
霞「だからって最初から負けるつもりでどうするのよ!」
提督「うむそうだな、よし!可能性は低いとはいえ0ではないんだし、勝つつもりでいかないとな、ではメンバーを発表するぞ?まず旗艦は電だ」
電「はわわ電なのですか?」
提督「ああそうだ、お前は初期艦で秘書艦なんだぞ?自信を持てよ」
電「はっはいなのです」
提督「僚艦は順に榛名、瑞鶴、衣笠、木曾、神通だ、今回は戦力の向上を目的としてるからな、火力などの基本性能が高い順で選んだ、吹雪皐月霞は鎮守府で留守を頼むよ」
吹雪「分かりました」
皐月「はーい」
霞「まぁそういう事なら仕方ないわね、頑張ってきなさいよね皆」
木曾「ああ全力でやってくるさ」
神通「頑張りましょう皆さん」
衣笠「よーし衣笠さんも張り切っちゃうわよー」
提督「うむ、では今日は明日に備えて各自適度な訓練と、艤装の点検をしておくように」
艦娘達「「「はい!」」」
提督「うむ、では解散」
アーダコーダ
提督(よし!明日は頑張らないとな……って俺が何を頑張るねん!)
提督「元帥殿本日はありがとうございます」
元帥「はっはっはっ構わんよ、後進の育成もまた我ら先達の仕事なのだからな、かく言う私もひよっこの頃はよく格上の提督達に胸を貸してもらったものさ」
提督「なるほど」
元帥「君もまた新たな提督なのだ、その成長に繋がるなら断る理由などないよ、今回に限らずまたいつでも来てくれ」
提督「ありがとうございます元帥殿、では本日は全力で胸を貸してもらう所存です」
元帥「うむ、こちらも当然手は抜かんからな?分の悪い勝負に挑む事も逆境を乗り越えるには必要不可欠、敗戦もまた成長の糧となるのだから」
提督「はい!ではよろしくお願いします」
元帥「うむ、あーあーこれより演習を開始する!」
ウーーーー
提督「頑張れよ皆!」
電「いよいよ始まったのです」
榛名「全力で参ります!」
瑞鶴「艦載機発進!索敵開始!」バシュシュ
衣笠「さぁてやるわよー」
木曾「いくぜ!」
神通「華の二水戦の誇りに賭けて!」
長門「演習開始!皆進め!」
赤城「索敵します!」バシュシュ
陸奥「あの子達の為にも本気でいかないとね」
北上「さぁて先制雷撃の準備と」
大井「魚雷、うふふ」
龍驤(……新米相手に長門型二人に赤城はん、雷巡の二人とウチって、全力過ぎるんとちゃうか?)バシュシュ
提督「……頑張れ皆!」
元帥「はっはっはっ」
D敗北
電「ぜっ全員大破判定なのです……」
瑞鶴「くぅ……文字通り手も足も出なかったわね」
榛名「結局まともに攻撃が当たりませんでしたね」
衣笠「開幕航空戦でいきなり大破判定って……私だけ大破判定って……」
神通「衣笠さん落ち込まないで」
木曾「しかしスゴいな、まさかここまでとは……俺達もあのくらい強くなりたいもんだな」
電「なのです」
提督「あちゃーやっぱりダメだったか……まぁこれはこれで経験になったかな?」
元帥「……」
提督「元帥殿本日はありがとうございました」
元帥「ん?ああ……」
提督「何か?」
元帥「いや少しな……ふぅむ」
提督「?」
赤城「……」
長門「どうした赤城?」
赤城「いえ……今の演習で少し……」
龍驤「赤城はんも気になったんか?」
赤城「やはり龍驤さんもですか?」
陸奥「空母二人が揃ってどうしたの?」
北上「何か変だった?」
大井「北上さんはいつも通り素敵でしたよ!」
赤城「……長門さんすみませんが少しいいですか?航空戦で確認したい事がありまして、標的役をお願いできませんか?」
長門「ん?航空戦で?構わんが」
龍驤「ならウチもええか?気のせいなら気のせいでええんやけど」
陸奥「なら私も標的役をするわ」
赤城「ありがとうございます……この辺でいいでしょうか?いきます!」バシュシュ
龍驤「艦載機の皆!お仕事お仕事!」バシュシュ
ドドーン
赤城「……やっぱり変ですね」
龍驤「そうやな」
長門「どうだ?何か分かったか?」
赤城「いえ……龍驤さんもですから、気のせい……ではなさそうですが何とも……」
龍驤「なんなんやろか?」
長・陸「「?」」
赤城(何でしょうか?さっきの演習の時だけ、いつもよりもやけに艦載機の制御が上手くいっていたような?)
龍驤(今のはいつも通りやったな……なんでやろか?)
元帥(……皆やけに動きが良かったな、特に赤城と龍驤の航空戦が妙に効いていた……調子が良かった?だとしても腑に落ちんな、何かもっと別の理由が?)
提督「よーし皆戻ってこーい」
提督「ではこれで失礼します」
元帥「ああまた来るといい」
提督「はい、ではこれで」
元帥「またな……ふぅむ……考えても分からんなら考える意味もないか……あの提督に何かあるのか?それとも別の何か?調べてみるか……おい川内青葉!仕事だ!」スタスタ
提督「いやー強かったなぁ」
電「全く歯が立たなかったのです」
榛名「私達もああなりたいですね」
瑞鶴「後でもう少し練習しようかしら?あんな風に上手く艦載機を飛ばせたら」ブツブツ
木曾「先制雷撃か……姉さん達はすごいな……俺もやってみたいが」ウーム
神通「確か木曾さんは雷巡になれるんでしたよね?」
衣笠「はぁ……結局演習でも真っ先に大破……ツイてないわね」ハァ
提督「今回はさすがにダメだったが皆何かしら得るものはあったはずだ、次に繋げていこう」
電「はいなのです」
提督「さて、とりあえず霞が怒らなきゃいいんだがなぁ」
今日はここまでで、演習相手にも掛かります、練度155+αです、やったね電ちゃん!経験値が増えるよ!ではこれで
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