重巡洋艦について (23)



利根型 利根 から 古鷹型 加古まで。



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【 利根 】


鎮守府に宿る七天使の一人。

世界中の可愛いを凝縮して作られた結晶生命体。

心の汚い人間は近づいただけで死ぬ(筑摩が殺す)




甘いものに目がない。


おやつがたくさんある時は、欲張って腹を壊すまでたらふく食べる。

が、一つしかない時はどんなに好物でも決して食べない。


利根「ちくまー、ちくまー、おやつを食べるのじゃ」

利根「ん?吾輩はいらないのじゃ、お腹いっぱいなのじゃ」

利根「いいからほら、食べるのじゃー」



【 筑摩 】


利根の妹であり


姉であり、母であり

友であり、師であり

矛であり、盾であり

誇であり、誉であり


そして、すべてであり



【 高雄 】


安産型。 もとい、高雄型。

意味は同じ。





艦隊三大賢者の一人。

個人としての魅力や能力が極めて高く、上層部からの信頼も厚い古参の才女。



豊満な肢体に妖艶な色香を纏わせているせいか、提督が獣のような目つきで視姦してくる


提督「見てねぇ」


健全な男子ゆえに仕方ない面もあるが、こんな舐め回すような視線を毎回送られては堪ったものではない


提督「送ってねぇ」


とはいえ、毎日毎日執拗にいかがわしい欲情を見せつけられてはさしもの私も……ハァハァ


高雄「馬鹿めと言って差し上げますわ!」

提督「お前だよ!」





高雄「いい加減にして下さい!」バン!

高雄「こんなパンツが丸見えの変態のような制服で秘書艦をさせられ……くっ」

提督「お前が自分で着てきたんだろ」

高雄「毎日毎日こうやって胸を……おっぱいを!」ブルンブルン

提督「だからお前だからね!揺らしてるのはお前!」

高雄「馬鹿めと言って差し上げますわ!」

提督「お前だよ!」



【 愛宕 】


鎮守府の風紀と提督の理性を粉砕しながら毎日を過ごす陽気なサキュバス。





笑顔は人を元気にする。明るくする。楽しくする。

笑顔は人に勇気を与え、笑顔は人に温もりを贈る。

だからこそ。

それを知っているからこそ、どんな苦境でも愛宕は笑う。


沈んだ顔で俯いて、どんな未来が築けるだろう。

悲しい顔で涙して、誰が前へと進めるだろう。


空元気で構わない。やせ我慢で構わない。逆境の中でこそ、笑いなさい。

自分の為に、仲間の為に、名前も知らない誰かの為に

持てる力を振り絞り、愛宕は今日も大きく笑う。



愛宕「……」

体重計「よお、デブ」



\パンパカパーン!/ \パンパカパカパーン!/



羽黒「愛宕さんまた笑ってる」

足柄「いつも元気ね」

那智「悩みなんか無いんだろうな」



【 摩耶 】


チョロインの代表格。

恋愛の経験値が低く、革の盾くらいの防御力しかない。

壁ドンをされると死ぬ。



スク水生地のセーラー服にパンツが丸見えのミニスカートという

全艦娘の中でもトップクラスに頭の悪い制服を支給されており、改二を切実に待ち望んでいる。



改二になってもエロさは変わらなかったが、前より可愛くなったのでまあ、許す。



【 鳥海 】


高雄型 四番艦 及び、藤波型 零(ゼロ)番艦。


摩耶「何だよ零(ゼロ)番艦って」

鳥海「一番艦の姉だから」

摩耶「はぁ?」






鳥海「ハンカチ持った?ティッシュは」

藤波「持ったよー」

鳥海「車に気をつけてね。知らない人についていっちゃ駄目よ」

藤波「もー、分かったってば。いってきまーす」

鳥海「あっ、待って、これお小遣い」つ 札束

藤波「いっ、いらないよ、こんなに」




摩耶「尾行って、お前な……」

鳥海「藤波ちゃんは私が守るわ」

摩耶「買い物に行くだけだろ」

鳥海「街には危険がいっぱいよ」

摩耶「子供じゃないんだからさぁ」

鳥海「あんなに可愛いのよ?変なのが寄ってきたらどうするの!」

摩耶「どうすんだよ」

鳥海「撃つわ」ジャキッ!

摩耶「よし、銃をしまえ」

鳥海「絶対外さないから」ジャキジャキインッ!

摩耶「実弾じゃねーか、おい!」

【 最上 】
提督「生えてるよな」

時雨「何がだい?」

提督「何って……ナニだよ」

時雨「ナニって、何かな」

提督「……」

時雨「……」

提督「いやいや、絶対生えてるって!」

提督「だって、生えてなかったら生えてないって言うもん!」

時雨「そんなの知らないよ」

提督「お前ら仲いいじゃん、風呂とか一緒に入るだろ」

時雨「入ってもそんなにジロジロ見ないよ」

提督「ガッツリ見なくていいんだよ、チラッと覗けば」

時雨「自分で聞けばいいじゃないか」

提督「聞ける訳ないだろ!」


最上『そう……知ってしまったんだ……』ヌギヌギ

最上『じゃあ、どうすればいいか……分かるね?』パサァ


提督「とか、上着脱ぎながら言われたらどうすんだよ!」

時雨「知らないよ!何だよその妄想」

提督「四つん這いになれとか力を抜けとか言われるパターンだぞ!」

時雨「どんなパターンだよ!」

提督「他に何かいい方法は……」

時雨「じゃあ、もう強引に聞いちゃいなよ」

提督「強引?」

時雨「こう……組み伏せてさ、力ずくで」

提督「そうやって無理矢理パンツ脱がせてだな」

時雨「うん」

提督「もし、生えてなかったら大問題だぞ」

時雨「生えてても大問題だよ」

提督「駄目じゃん!どっちにしても駄目!」

時雨「打つ手なしだね」

提督「くっ……どうすればいいんだ」

時雨「仕方ないね。真相は藪の中さ」

提督「文字通りな」

時雨「藪から棒だよ」

提督「文字通りな」

時雨「提督ってホント下品だよね」

提督「お前だよ!」


熊野「賑やかですこと」

鈴谷「あの二人って、ホント仲いいよね」

最上「何の話してるんだろうね」

三隈「くまりんこ!」



【 三隈 】


深窓の令嬢。ガチなタイプのお嬢様。

俗世間の話題に疎く、独特の世界観を持つくまりんこ。





巨乳の艦娘が花粉症になると、周りへの影響がとても大きい。


高雄「はっ…っくしゃん!」ブルルンッ!

愛宕「くしゅん!はくしゅん!」ブルンブルンッ!

摩耶「っくしゅ!くしゅん!」ブルルルンッ!

最上「すごいねこれ…… ///」

熊野「ええ…… ///」

提督「何だここは?桃源郷か」

鈴谷「もーっ、提督見過ぎじゃーん!」

三隈「目がかゆいー……くしゅん」

提督「お?風邪か三隈。休んでいいぞー」

三隈「……くまりんこ」



【 鈴谷 】


陽キャの化身にしてリア充の権化。最上型の誇るスクールカーストの最上位。

お嬢なのに庶民派。しかも処女。更にビッチでその上JKという欲張り満点セット。


セレブとセフレを間違えて連呼していた程度には頭が悪い。



最上「処女だね」

熊野「処女ですわ」

三隈「くまりんこ!」

鈴谷「違うし!処女じゃないし!」

提督「そうなのか」

鈴谷「ったり前じゃーん!鈴谷は子供じゃないから」

鈴谷「もう、モテモテだし!バンバンだし!」

提督「つまりビッチか」

最上「ビッチだね」

熊野「ビッチですわ」

三隈「くまりんこ!」

鈴谷「だから違うし!ビッチじゃないし!」



【 熊野 】


重巡熊野はお金持ちである。


お金持ちだから家族と海外に行った事がある。

ハワイはもちろんグアムにも、アメリカやヨーロッパにも。


睦月「すごいにゃしい」

夕立「さすが熊野さんっぽい」

吹雪「やっぱりお金持ちは違うね」



重巡熊野はお金持ちである。


お金持ちだから友達とイオンに行った事がない。

マックはもちろん吉野家にも、ファミレスや回転寿司にも。


如月「すごいわぁ」

時雨「さすが熊野さんだね」

初雪「やはり金持ちは違う……」



お金持ちであるという事

お金持ちではないという事


果たしてどちらが幸せなのか。 それは睦月には分からない。



白露「えー、何言ってんのさ」

白雪「そんなの熊野さんに決まってるよ」

深雪「あー、お嬢様になりてー」

吹雪「睦月ちゃんポテトもらっていい?」ソー

睦月「ダメにゃしい!」バシッ!



【 妙高 】


各能力が極めて高く、皆の模範となるパーフェクトヒューマン。

目立った欠点は特にないが重巡にしては食が細く、やや痩せ過ぎの傾向がある。


そんな彼女の強い味方が揖保乃糸。

ちょっと高いが値段の分だけ確かに美味しい。

すっきりさっぱり喉越し軽く、これさえあれば辛い夏場も乗り切れる。


妙高「いただきます」

足柄「任せといて!ほら、カツよ!」ドサアッ!

妙高「」

足柄「セットでカツ丼も用意したわ!」ドンッ!

妙高「」

足柄「夕飯はカツカレーね!」ワオーン

妙高「」



【 那智 】


駆逐艦の皆から恐れられる鬼教官。

厳格で規律を重んじ融通の利かないタイプ。

遠足のおやつに角砂糖を持ってきた初月を見て、秋月型にだけは優しくしようと誓う。





オンとオフの差が激しく、飲み会の時には普段の堅苦しさが嘘のように陽気に騒ぐ。

生尻にサイリウムを差し込み大きな声でホタル!と叫ぶ一発芸を披露した時は大ウケした。



その後 妙高に見つかり、死ぬほど叱られる。



【 足柄 】



嬉々として、地獄へと飛び込む戦闘狂



紅蓮の炎に身を焦がし、血と銃弾の雨に濡れ

ついぞ満たされぬ狼は、月に向かって哀しく吠える


準備は出来てる、さあ行こう

覚悟は出来てる、さあ行こう


雲のように醜くて 泥のように美しい

夜のように眩くて 雪のように暖かい

諍いの日々をまた繰り返そう



その胸が高鳴るような

その心が痺れるような

その魂が震えるような



まるで、恋のような




【 羽黒 】


籠の中で泣く小鳥

毎日を、何かに怯え震えて暮らす

姉達は皆胸を張り、勇ましく空を征く



喧嘩は嫌い。暴力は嫌い。殺し合いは大嫌い。


けれど


苦手だとは、一言も言ってない



重巡洋艦 妙高型 四番艦 " 羽黒 "



優柔の檻を突き破り、豪然は遂に目を覚ます

漆黒の鳥は高らかに謳い、羽を広げて死を運ぶ


厄災の砲弾を撒き散らし、海も空も狭間も全て


赤く、汚そう。



【 青葉 】


提督の過去から艦娘のパンツの柄まで、何でも知ってるパパラッチ。


撮影の技術はかなりのものだか、上手すぎて心霊写真までバンバン撮れてしまうのが悩みの種。


提督のカッコいい写真を艦娘に配り需要を満たしているが、とっておきの一枚は誰にも渡さず持っておく。







青葉「ども、恐縮です、青葉です! 一言お願いします!」


梨元イズム継承者。

血の繋がりは無けれども、その魂は君が継ぐ。


青葉「いえいえ、青葉の方が先ですよ」

提督「えっ?そうなの」

青葉「青葉 進水日 検索」

提督「言われてみれば……確かに」

青葉「青葉イズムですからー」



【 衣笠 】


守ってもらいたい艦娘ランキング上位安定。



衣笠「ちょっと待って」

提督「ん」

衣笠「守ってあげたい、じゃなくて?」

提督「守ってもらいたいランキングですが、何か」

衣笠「何それ酷くない?私だって乙女だよ」

提督「こちら、厳正なアンケートの結果となっております」

衣笠「えー、納得いかなーい」

提督「言い方を変えれば信頼されているって事だぞ」

衣笠「そうだけどさー」

衣笠「ちなみに他には誰が選ばれてるの」

提督「ええっと……長門、武蔵、ガングートあたりだな」

衣笠「武闘派ばっかりだよ!」

提督「あと、ビスマルクに霧島姐さんとか」

衣笠「錚々たるメンバーだよ!」

衣笠「ちょっと待って?衣笠さんって、そのカテゴリーなの!?」

提督「厳正なアンケートの結果となっております」



【 古鷹 】


守ってあげたい艦娘ランキング上位安定。



提督「古鷹はすごいなー、可愛いなー」ナデナデ

古鷹「あ、あの、困ります…… ///」

衣笠「ちょっと待ってよ」

提督「何かな」

衣笠「衣笠さんと全然違くない」

提督「こちら、厳正な調査の結果となっております」

衣笠「ぐぬぬ……」

提督「ぶっちゃけ一位でした」

加古「すごいな」

青葉「さすが古鷹さんです」

古鷹「そ、そんな…… ///」

衣笠「私はー?衣笠さんは何位だったの」

提督「……残念ながら、衣笠さんはランク圏外という結果に」

衣笠「納得いかなーい」

提督「ちなみに古鷹は、鎮守府大天使ランキングでも一位でした」

加古「二冠!」

青葉「古鷹さんマジ天使」

衣笠「私はー?私はー?」

提督「衣笠さんは残念ながらランキング圏g(ry」

衣笠「(∩゜д゜)アーアー、きこえなーい」



【 加古 】


初恋は一時間と五分前。

着任の報告に向かった執務室で、あたしは運命の出会いをした。


失恋は一時間と二分前。

初対面の彼の三歩後ろに、指輪をはめた初期艦の姿を見つけた。



ロリコンだったかー……



幼い子供が好きならば、あたしの出番は既に無い

出会った時にはもう勝負がついているなんて、神様もちょっとズルいよね


消化試合に興味はないし、これからは布団で寝て暮らそう

ここなら涙も見られない



青葉「もーっ、加古さんってば!」

青葉「何、いきなり寝てるんですか」


青葉か。寝かせてくれ

カコラッシュはもう疲れたよ


青葉「起きてくださいってばー」キラーン


青葉……?お前、何で……指輪?


古鷹「着任おめでとう」キラリ

衣笠「やれやれ、待ちくたびれたよ」キラキラ


古鷹も指輪?衣笠まで!何これ、どうなってる


青葉「指輪ですか?」

古鷹「練度が上がると全員支給されるよ」

衣笠「能力が上がるんだよ」

加古「!!!?!?!」ガタッ!







電「加古さんカッコよかったのです」

電「電もいつかあんな風になりたいのです」

提督「……電、誰にも言うなよ」

電「ほえ?」

提督「加古ヤバい。胸がドキドキする」

提督「ハッキリ言って、無茶苦茶タイプだ」

電「一目惚れなのです!?」




以上です。


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