提督「ら、どうなると思う？」
大淀「喜々としてお手伝いしてくれるんじゃないですか？」
提督「まじかー」
大淀「……」
提督「……」
大淀「あれ、試してみるとか言わないんですね」
提督「流石に言わねぇだろ。仮に思っても口にしたらダメだろ」
大淀「よくお分かりで。ま、私の知らない所でやる分にはなにも言いませんが」
多摩「いや、それは言えにゃ」
提督「居たのか」
多摩「ここあったけーにゃ」
提督「この猫め」
多摩「猫じゃ……もう、ねこでいいにゃ。ぬくぬくにゃ」
大淀「で、どうするんですか？」
提督「すること前提みたいにいうのやめてくれよ」
大淀「駆逐艦と言えど艦娘は艦娘。べつにそういう関係になってもなんら問題はないですから」
多摩「だからって大淀が助長する様な事言ってどうするにゃ」
提督「んー……まじでどうしようか」
多摩「悩むにゃ」
大淀「兎に角、私に迷惑がかからないようにしてくださいね。本当に」
提督「はいはい」
大淀「では、定時ですので帰らせてもらいます」
多摩「キャリアウーマンにゃ」
提督「やる気のない新人OLだ」
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―――
提督「さぁって、どうしようかな。三人に同時か、あるいは一人一人個別で行くか……」
多摩「マジでやるのか、性欲の塊にゃ」
提督「別に男の平均だと思うがな」
多摩「多摩にも欲情したりするにゃ？」
提督「お前はもうスキンシップというか、距離感が近すぎてあんまりだな。膝の上乗るし寝てたらもぐりこんでくるし」
多摩「にゃーん……」
提督「ってかお前も帰れよ。姉妹が待ってるぞ暖かハイムで」
多摩「？」
提督「くそっ、ちょっと古いCMネタでもこれだから困る」
多摩「でも多摩が帰ったらまたぞろそういう事すると思うと帰りづらいにゃ」
提督「ほーら毛玉だ」
多摩「ひっぱたくぞ」
提督「どうすれば帰ってくれる？」
多摩「どうしたらやめるにゃ？」
提督「やめにゃい」
多摩「たまぱーんち！」
提督「いてっ、強めの猫パンチだ！」
多摩「猫じゃにゃーい！」
提督「じゃあにゃ付けずに喋れ」
多摩「はい、わかりました」
提督「……いや、違うな」
多摩「アイデンティティががしがし削れてくにゃ」
提督「うん、お前はその方がいい」
多摩「にゃ」
提督「っと、こんな時間だ。夕飯の手伝い当番だろ」
多摩「げっ！ もうこんな時間かにゃ。行ってくるにゃ」
提督「おう、頑張れよー」
多摩「任せるにゃ」
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