友「非リア充の俺としては爆殺したいところだがアイツのスペックはとんでもないし、そもそもアイツのことを好きな奴らに滅殺されるのは目に見えてる」
友「ならば俺がニヤニヤとする為にアイツをとことんハーレムにしてしまおう、とそう思ったのだ」
男「友よ、何ブツブツ言ってんだ?」
友「ぬ、別に気にせんでくれ、晩飯をどうするか悩んでいただけだ」
男「そーか」
友(しかし、ハーレムにするにしても何をするべきか・・。
人数は多い方がいいが多すぎるのは惚気話を聞く時にダレてしまうな・・・ふむ、6~8人がベストか?)
男(友、さっきから黙ってるなー、晩飯のメニューにそんに考えるのか・・・
料理のレパートリーが多いと大変だなぁ)シミジミ
男「お、もうこんなとこかー
友ー、また明日なー」
友「ん、ああ、また明日」
~友の部屋~
友「さて、ハーレムのメンバーだが一定のレベルを超えた美少女がいいだろう、腹立たしくはあるがアイツはイケメンだし美少女との惚気話を聞けると考えればむしろ楽しみだ」
友「幸いなことにウチの学校には美少女が多い、更には教員にも結構な美女もいる、よりどりみどりというモノだ」
友「もっとも、付き合うことになるのは俺ではなく男だ
男の好みは・・・・・知らないからいろんなタイプの女性を集めてしまおう、男には悪いがね、恨むならこんなひねくれ者を友人に持った自分を恨めよ男よ」ニヤリ
~男宅~
男「ヘクチーン!」
男妹「義兄さん、風邪ですか?
」オロオロ
男「ははは、大丈夫だよ、義妹は心配性だね」ナデナデ
男妹「も、もう義兄さん!」アセアセテレテレ
~友の部屋~
友「うーむ、今すごいことが起きた気がするが・・・考え過ぎか今日はこのことについて考えるのは止めにしよう」
~友の部屋~
ドンドン!
友「いますよー」
友姉「いたの、愚弟
ッチ、男君はいないのか・・・」
友「我が偉大なお姉様、舌打ちはせめて俺がいない場所でお願いします・・・」
友姉「ハンッ!あんたの存在価値は男君の友達ってことだけよ
あ、今日の晩御飯は何かしら?」
友「本日は豆腐のハンバーグでございます・・・」
友姉「えー、カツ丼がいーなー」
友「男に太った姿をさらすつもりですか姉上様・・・」
友姉「うっ、わかったわよ・・・」
友(まあ、食べても太らないんですが・・・)
食事シーンはカット、でも食事の描写が美味しそうな作品にはずれはないと思う。
~友の部屋~
友「ハーレムの人数を絞る、まずはこれをするか、となれば邪魔なのはアイツのファンクラブの存在、か
失礼な話だが並以下の女性もいるし、ミーハーな集団では愛し愛されといった素晴らしい惚気話は期待できない」
友「しかし・・・俺一人ではあのいっそグロテスクと表現した方がいい塊を解体するのは不可能、考えろ、カンガエロ、カンガエロ・・・。」
~回想~
モブa「この学園一の美少女といえば?」
モブb「そりゃお前生徒会長だろ。しかも、どうやらあの『男』のファンクラブに入ってないらしいぜ!」
モブa「まじか!もしかしたら俺達にもチャンスが?」
モブc「ない!」
モブab「「おい!」」
~回想終わり~
友「生徒会長、か
確かにあの人がアイツを好きであると周りに知れたら大抵の女性は諦めるだろうな、あの人はそれほどの人だ」
友「幸い俺は新聞部、インタビューと称してそれとなく聴いてしまおう明日が楽しみだ・・・」ニヤリ
~新聞部部室~
ガラッ
友「誰かいるかー・・っと」
後輩「あー、はずれの友せんぱいかー・・・チェンジー」
友「俺が来る度にはずれだの残念だの言うなよ、このソフト毒舌娘が、男はいろんな部活の助っ人をやってんだから新聞部ばかりに来れる訳ないだろ・・・」
後輩「うう~、小学校の時からの親友だーって聴いてたから絶対同じ部活に入ると思ってたのにぃ~」
友「その愚痴も何回目何だろうな、だいたいお前は男が来なけりゃ菓子食ってるだけだろう、有能なのに・・・勿体無い」
後輩「友せんぱいのお小言はたくさんですよぅ・・・それにお菓子を食べてだらだらしてるのは部長もですよー?
ほらほらー、今も机に突っ伏して寝てるじゃないですかー」
友「部長はいいんだよ、学園一の情報通で記事もしっかり書いてくれてるし・・・そもそもお前が食ってる菓子だって俺が部長を労う為にだな」
部長「はいー、そこまでー
お菓子はボクが食べていいんだよ、って言ったからね」
友「部長・・・ハァ・・部長も後輩に注意してくださいよ・・・」
部長「このボクに小言を言うのは学園広しといえど友君ぐらいだね、かわいい後輩は甘やかすものだよ?」クスクス
友(ダメだな、これは)
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