ちょっとウザいモバP(以降P表記)「ペース上げるぞ芳乃!」 パンッパンッパンッ
芳乃「あっ、あっあ、そ、そなたっ、少し、加減してくださいー」
P「悪いな芳乃、もう我慢できないんだ…辛抱してくれ!」 パンッパンッパンッ
芳乃「そんな、ご無体な…あっ、あっ…」
乃々(みなさんこんにちは。めっきり冷え込むようになってきた今日この頃如何お過ごしでしょうか、ご存知机の下の住人のもりくぼです」
乃々(今日もいつものようにレッスンから逃げてデスクの下でもりくぼライフをぼのぼのしていたところです)
乃々(寒くなったと思えばいきなり暖かくなったりと情緒不安定な最近の天気のせいか、ついデスクの下でウトウトしてしまい)
乃々(目が覚めたらこの状況です)
P「スピード上げるぞ芳乃っ!ひとっ走り付き合えよ!」 パンッパンッパンッパンッ!
芳乃「だっ、だめですそなたぁ…!私、こわれてしまいますー…」
乃々(で、出るに出られないんですけど!)
乃々(むしろ事務所の中でおおっぴらに何やってんですかあの2人はなんですけどぉ!?)
芳乃「ご、後生です、後生ですから…せめて、もう少し優しく…!」
P「そう言いながらこの手の動きは何なんだよ…芳乃は案外口先だけだなぁ」
乃々(ぷ、プロデューサーさんがドS全開なんですけど…!怖いんですけど!ゾクゾクするんですけど!)
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P「もっと激しくしたほうがいいのかな…?」 パンッパンパンパンパン!
芳乃「だ、だめです、本当に壊れてしまいますゆえ…あっ、あ、あっ!」
P「なんだ、全然余裕でついてこれるじゃないか芳乃…本当はこれぐらいが好きなんだろ?」 パンパンパンパンッ!
芳乃「意地悪を言わないでください…せ、精一杯なのでしてー…」
乃々(あわわわわ…な、何を盛り上がってるんですかあの2人は…真昼間から事務所の中で)
乃々(たまたま他に誰もいないから良いとして…あ、もりくぼがいます)
乃々(たまたま事務所に誰も居ないと思って実はもりくぼがまだ隠れているのを知らないことを良いことに…日本語がおかしいです。もりくぼはこんらんしています)
芳乃「そなたっ、そなたっ!こわれてしまいます…壊れてしまいます…!」
P「大丈夫だって、これぐらい… 」パンパンパンパン!
芳乃「で、ですが、もしもこのような姿を見つかってしまったら…!」
P「今日はしばらく誰も戻ってこないから安心しな…それよりほら、こっちに集中したほうが良いと思うぞ?」 パンパンパンパン!
芳乃「ひぅっ!い、いきなり勢いを増すのはだめなのでしてー…!」
乃々(どれだけお盛んなんですか…ここに年頃の娘がいるのがわからないんですか…!あ、わかってないからやってるんですよね)
乃々(うぅぅ…せめて早く終わらせて欲しいんですけど…もりくぼはいつまでここに隠れてお2人の密かな情事を聞かされ続けなければいけないんですか…)
P「芳乃っ!芳乃!」 パンパンパンッ!!
乃々(普段は比較的物静かなプロデューサーさんの、あんな声初めて聞くんですけど…)
乃々(ど、どれだけ熱中しているんですか…情操教育に悪いんですけど!幼少組にでも見られたらどうするんですか!)
乃々(もりくぼはこのまま黙って耐えるしか無いんでしょうか…)
乃々(…だ、駄目です!極力やらなくていいことからは逃げるのがもりくぼクオリティですけど…!)
乃々(逃げちゃいけないことからまで逃げてしまったら、もうもりくぼはもりくぼじゃなくなってしまいます…)
乃々(…ちょっと何言ってるのかわかんないですけど!)
P「芳乃っ!ラストスパートいくぞ!」
芳乃「そなた、そなたっ!もう無理です、無理ですのでー…」
乃々「そ、そこまでなんでふけどっ!!」 バンッ
乃々「2人とも事務所で何をやってるんですか!」
乃々「や、やるのは勝手なんですけど!?もうちよっと時と場所を考えて欲しいんですけど!?」
乃々「そもそも、そんな大きな声で………って」
P「え?あ、いたのか森久保。お疲れー」フリフリ
芳乃「お疲れ様なのですー」ペコリン
乃々「…お2人とも、何をしているんですか?」
P「見てわからないか?これ」
乃々「…杵なんですけど」
芳乃「乃々殿-、これ見てくださいー、これー」
乃々「…臼なんですけど」
P「おう、本格的だろ。以前仕事した和菓子屋さんが古くなったものを譲ってくれてなあ」
P「でも確かに事務所でやる事じゃあ無いよな。ごめんな森久保」
芳乃「すいませんなのでー」ペコチョン
乃々「……」
乃々「……も」
乃々「餅つきなんですけど!!?」
芳乃「そなたはー、早く食したいとは言え急ぎすぎなのでー」
芳乃「合いの手を入れる私の事も、お考えくださいましー」プンプン
P「すまんすまん、餅つきなんて子供の頃以来だしテンション上がっちまってたわ」
P「それに芳乃も全然余裕で付いてきてた気がするんだけど」
乃々「」
P「ん、どうした森久保。そんな鳩がマキシマムドライブ食らったような顔して」
P「…あ、くれぐれもこれは千川とかちひろさんとか緑の銭ゲバには内緒な?」
乃々「……ま…、…」
P「…ま?」
乃々「紛らわしいんですけど!?」ガオーッ
P「よいさっ、ほいさっ」 パンッ、パンッ
芳乃「ほー、ほー、ほーっ」 コネッ ピタンッ
P「えっさ、ほいさっ」 パンッ、パンッ
芳乃「ほー、ほー」 ペタンッ、パタンッ
乃々「…何にせよ事務所の中でする事ではないと思うんですけど…」
P「んー、本当は屋上でやろうかと思ったんだけどさ」 パンッ、パンッ
P「臼持って上がるの面倒臭くてなあ…。幸い今日はしばらく事務所に誰も居ないし、もうココでやっちまおうって思い立ったわけさね」 パンッ、パンッペチンッ
芳乃「給湯室にー、もち米も蒸篭もありましたのでー」
乃々「何でそんな取り揃えられてるんですか…この事務所突っ込みどころが盛り沢山なんですけど…」
P「まあまあ、そう怒らないでくれよ森久保。ほら、つき立ての餅食べさせてやるからさ」 パンパンッパンッパン
芳乃「そなたーそなたー、またスピードアップしてますのでー」オロオロ
乃々「うぅ…もりくぼはただ静かに机の下で過ごしていたいだけなんですけど…」
P「若いうちからそんな吉良吉影みたいなライフスタイル目指さなくても」
P「そうだ、森久保もやってみるか?」スッ
乃々「え?い、いいんですけど…もりくぼにお構いなく、どうぞどうぞお2人でペッタンしててください…」
P「遠慮せんでも。やったことないだろ?どうせペンと手羽先ぐらいしか持った事ないだろ森久保は」
乃々「そんな訳あるかなんですけど。お箸ぐらい持ちますけど」
芳乃「論点はー、それでよろしいのでー?」
P「何事もチャレンジだ。幸子だって色んなことに挑戦してるじゃないか」
乃々「あ、あれはプロデューサーさんが変なお仕事ばっかり取ってくるだけなんですけど…」
乃々「な、なんなんですか、新年早々あのお仕事は…」
P「え?ああ確か「英雄の魂を15個集める」チャレンジだったっけか」
乃々「意味不明すぎなんですけど。どこからそんなお仕事取ってくるのか一度ちょっと聞いてみたかったんですけど」
P「うーん、個人的には前にやった「黄金の果実を取ってくる」や「賢者の石を作る」よりは難易度随分下げたつもりなんだけど…」
芳乃「そなたはー、幸子殿に対する愛情が歪みすぎてますゆえー」
P「そうかなぁ……あ、そういう訳で森久保。餅つこうぜ餅」
乃々「静かにしててほしいんですけど、そっとしてほしいんですけど。構ってほしいときは机の下からちょっぴりはみ出すんですけど」
P「中々出来る経験じゃないんだぞ?ほらほら、普段年老いたセキセイインコばりに動かないんだからやってみなって」
乃々「ご、強引なんですけど……って、重っ!杵って結構重いんですけど!も、持ち上げられないんですけど…!」
P「よーし、ひと餅つこうぜ!」
芳乃「ぶぉぉー」
乃々「持ち上げらんねえって言ってるんですけど!?」
乃々「ふんにゅにゅにゅにゅ…!」ヨタヨタ
P「おおぅ、すんげぇフラフラしてるぞ大丈夫か森久保」
乃々「だ、だい、じょうぶに…見えます、か…!」フラフラ
P「メルヘンデビューをノリノリで歌って踊る時子を目撃したときのような気分だ」
乃々「そ、そん、な、衝撃映像…怖いんですけど…!?」ヨロヨロ
P「この前の忘年会で実際あった話だけどな」
乃々「まさかの実話なんですか…!」ヨロヨロ…ペチンッ
芳乃「ほーっ」パタンッ
P「おお、ようやく一回か。ほら森久保、振り上げてー」
乃々「む…むぅ~りぃ~…!」プルプル
P「んー…やっぱり森久保の腕力じゃ無理か…レッスン不足だぞ?」
乃々「も、餅をつくためにレッスンしているんじゃないです…」ゼェゼェ
P「よし、んじゃ芳乃と交代だ。今度は森久保が餅を返す役な」
乃々「あぅぅ…、ま、まだやらされるんですかいぢめですか、いぢめですね訴えます………目で」
P「芳乃ー、はい杵。やれるか?」
芳乃「お任せくださいー」ヒョイ
乃々(もりくぼの視線は完全スルーですかそうですか…いぢめですね、やっぱりいぢめなんですね…)
芳乃「ではー、まいりますー」
芳乃「ほーっ」ピョンッ パスンッ
芳乃「ほーっ、ほーっ、ほーっ」ピョンッ ペタンッ ピョンッ ペタンッ ピョンッ ペチンッ
P(可愛い)
乃々(可愛い)
芳乃「合いの手がー無いのでしてー?」ピョンッ ペタンッ
P「なんだろ、オトモアイルーみたいだな芳乃」
乃々「もう少しだけ、この生き辛い世の中でも頑張れそうな気がして来たんですけど…」
芳乃「乃々殿はー、何故私を拝んでいるのですー?」ピョンッピョンッ
よーやく休みだ一足遅い正月休みだ
よーし森久保いぢめるぞ森久保ぉ!!
でもまずは寝る
乃々「うぅ…なんて古典的なオチなんですか、アレですか、純真なもりくぼをいぢめるのがそんなに楽しいんですか…」
芳乃「ほー、ほー」 ピョンッ ペチンッ
P「そりゃあ凄ぇ楽し……って、勝手に誤解したのは森久保だろ?」
芳乃「ほー、ほー、ほーっ」 ピョンッペチンッ ピタンッ ピョンッ ペタンッ パタンッ
乃々「そ、それはそうですけど……」
乃々「…」
乃々「やっぱり、もりくぼがいるのを知っててワザと紛らわしいこと言ってたんですね…」
P「…ソンナコトナイヨ?」
芳乃「ほー、ほー、そいやー」ピョンッペチンッ ピョンッペタンッ コネコネ
乃々「しらばっくれるならもっと上手くやってほしいんですけど。白目剥きながらトボけないでほしいんですけど」
芳乃「ほー、ほーっ」ピョンッ ピタンッ
芳乃2「はいー、はいー」コネコネ ペタペタ
P「いやあ、どこで餅つこうかと場所探してるときに事務所に誰もいないなぁ、って思い出してさ」
P「一応確認してみたら森久保が寝てるだけだったから」
P「よし、やっちまえ、と」
芳乃「ほー、ほー、えいやぁー」ピョンッペタンッ ピョンッペタンッ フワッ
芳乃2「はいー、はいー、でしてー」コネコネ ペタペタ ムニムニ
乃々「やっちまえじゃないです。もりくぼがいたんなら遠慮して欲しかったんですけど…」
乃々「しかも、あんな悪趣味な…」ブツブツ
P「ははっ、森久保は耳年魔だなぁ」
芳乃「お年頃なのでー」
芳乃2「よきかなよきかなー」
乃々「やっぱりいぢめじゃないですかいぢめなんですね、もりくぼはやっぱりいぢめられる運命なんですね」
乃々「あとさり気なく芳乃さん分身するのやめてほしいんですけど!?」
芳乃「いえいえー、これはただの残像でしてー」 ピョンッ ペチンッ
芳乃2「飛んで、突いて、お餅を返して、とー、少々急いで行っておりますだけなのですー」 ペタペタ コネコネ
芳乃3「乃々殿も起きられた事ですし、お茶を淹れてまいりますー」トテトテ
P「おー、頼むなー」
乃々(増えてるんですけど!)
P「残像だってば。3人ぐらいまでなら木場さんや東郷さん、泰葉だって出来るぞ?」
乃々「どこのテニスの王子様ですか。分身なのにそこに忍ドルさんの名前が挙がらない事についてもりくぼは触れていいんでしょうか」
P「触れてやるな。本人も実は気にしてるんだから、某浜口あやめナントカさんも」
乃々「特に理由の無い悪意が忍ドルさんに容赦なく降り注いでるんですけど!?」
芳乃4「まーまー、乃々殿、お茶請けは如何ですー?」
芳乃5「そなたーそなたー、あんこが炊き上がりましたー」
芳乃6「ただいま戻りましたのでー。きなこ、買えましたー」ガチャッ
乃々「めっちゃ増えてるんですけど!芳乃さんワールドなんですけど!?」
P「残像だってば。なぁ?」ヨシヨシ
芳乃ズ「「「「「「でしてー」」」」」」テレテレ
乃々「めっちゃエコーかかるんですけど!もりくぼ一人じゃ突っ込みきれないんですけどぉ!」
P「まあまあ落ち着け森久保」
P2「ほら、歌舞伎揚げ食うか?」ボリボリ
乃々「あなたまで増えてどうするんですけど!?」
一人下さい!何でもしまむら!!
>>25
???「1億モバコインです♪」
P「ははっ、いくらスタドリで強化されてるとは言え俺みたいな一般人じゃ2人までが精一杯だよ」
乃々「分身できる時点で一般人を名乗っちゃいけない類の人種なんですけど」
芳乃「そなたー、お餅の用意が出来ましたのでー」
芳乃5「お餅のお供も、準備完了なのですー」
芳乃3「お茶が入りましてー」トテトテ
乃々「右も左も芳乃さんです…もう、これもりくぼいらないじゃないですか。もう全部芳乃さんでいいんじゃないですか」
P「そんな事あるわけ無いだろ。森久保には森久保にしか無い魅力があるだろう?」
乃々「うぅ…そ、そうやってもりくぼを丸め込むのがプロデューサーさんの手口なのは知ってますけど…」
芳乃(そう言いながら嬉しそうなのでー)
P「さて、じゃあ準備できたことだし」
P「早速実食といくか。芳乃、森久保、まゆ」
芳乃「おー」ピョン
乃々(あ、一人に戻りました…)
乃々「って、もりくぼも当たり前のように頭数に入れられてるんですね………食べますけど」
まゆ「はぁい」
乃々「ひゃあっ!い、いつの間に来たんですかビックリしたんですけど!」
まゆ「Pさんがいるところが、まゆの居場所ですからぁ…あ、立てますか乃々ちゃん」ヨイショット
乃々「心底ビックリなんですけど…気配も無く後ろに立たないで欲しいんですけど…もりくぼの心臓はガラスハートなので…」
まゆ「ごめんなさい。でもPさんは流石ですねぇ…どこにいたってまゆに気づいてくれるんですから…うふっ」
まゆ「やっぱりまゆとPさんは切っても切れない糸で繋がっているんですねぇ…」
P「…ごめん。本当にいるとは思わなかった。冗談のつもりだったんだけど…」
まゆ「」
P「あっ!も、もちろんまゆも食べるだろ?ほら泣くな膨れるな!」
まゆ「な、泣いてません…ぐすっ、いいんです、まゆは信じてますから…運命の紅い糸を信じてますから…」スンスン
ぴにゃこら太のあの何ともいえない目つきを杵でフルスイングしたくなる季節ですね
うん、眠すぎる。寝るどす
YANMA育ち?(難聴)
P「よーし準備出来た。食べるぞー」
芳乃「はいー」トテトテ
まゆ「うふふ…新年早々Pさんとご飯…」
乃々「もりくぼ達もいますけど…」
芳乃「そなたー、お腹空いたのでー」
P「はいはい待ちなさい。新年会とかでも一応挨拶はしたけど改めて今年もよろしく、という事で…」
P「じゃあまゆ。今年の抱負といただきますの音頭をライブ中の輝子風によろしく」
まゆ「えっ?あ、えっ?な、何ですかその無茶振り!」
芳乃「まゆ殿ー、早くー、お早くー」グゥゥ
乃々「うぅ…ホカホカのお餅を目の前にしてお預けですか、いぢめですね、いぢめですよね…」グゥゥ
P「さぁまゆ。お腹を空かせた子供たちが待ってるぞ!」
まゆ「う~…、い、いいです、これもPさんからの愛の試練……佐久間まゆ、頑張ります!」
P(堂々と某島村さんの持ちネタをパクりましたな)
まゆ「…すぅ~…」
まゆ「ヒャッハァー!!今年こそPさんをモノにし」
P「いただきまーす」
芳乃「ますー」
乃々「い、いただきます…」
まゆ「うわぁぁあああん!!」
まゆ「…」モキュモキュ
P「悪かったってまゆ…ちょっとしたお茶目なジョークのつもりだったんだよ」
まゆ「ぷいっ」ムグムグ
芳乃「かの者は時々ー、闇深き所業を行いますゆえー」モグモグ
乃々「えげつないんですけど…やっぱりプロデューサーさんドSなんですか…怖いんですけど」ゾクッ
P「そこの2人やめなさい。俺への風評被害は幾らでも受けるがまゆをポンコツだのへちょいだの言うのは止めてさしあげろ」
芳乃「徹頭徹尾そなたに申しておりますー」
乃々「まるで呼吸をするようにアイドルをおちょくるプロデューサーさんなんですけど…」
P「ごめんなさい。…ほらまゆ。機嫌直してくれよー…」
まゆ「いいえ、まゆはとてもとても傷つきました」
まゆ「Pさんの愛に応えようと、まゆはPさんの為ならばと…輝子ちゃんだろうとウサミンだろうと世界レベルだろうとまゆは何でもやる所存ですよぉ?」
まゆ「なのに、なのにあんな仕打ち…ボケ殺しなんてあんまりです…」スンスン
芳乃「あーあー、泣ーかせたー、泣ーかせたー」
乃々「せーんかわにー、言ってやろー…」
P「やめろ物理的にも社会的にも消されかねん」プルプル
芳乃「そなたは一度ー、痛い思いをするべきなのかもしれませんー」モグモグ
乃々「よ、芳乃さん…そこの砂糖醤油取ってもらえませんか…?」
芳乃「ほー」ヒョイ
P「まゆー…機嫌直してくれー」
まゆ「くすん、くすん…」 チラッ チラッ
P「まーゆー」ポフポフ
まゆ「Pさぁん、次はきなこをお願いしますねぇ?」
P「はいよろこんでー」ヒョイッ
まゆ「あーん」モフッ
P「美味いか?」
まゆ「最高ですよぉ」モキュモキュ
乃々「さっきまでスネてたのにもうデレッデレなんですけど…」
芳乃「かの者のお膝の上はー、かくも抗い難い力が働くゆえー、仕方ないかと」モグモグ
P「アイドルを膝の乗せて食べさせてるなんて光景、ちひろさんや早苗さんにでも見られたら一発アウトだけどな」
まゆ「合意の上なら大丈夫ですよぉ。あ、次はあんこお願いします」
P「はいはい。よく噛めよー?詰まらせたら掃除機で吸引ってのは都市伝説だからな」
P「去年は幸子が喉に詰まらせて大変だったしなぁ」
まゆ「はあい、気をつけ…んぐ、もふ、あふっ、ひをふひぇまひゅぅ」モグモグ
P「お返事は口の中のものを飲み込んでからな」
乃々(もりくぼは知ってます…去年の餅つきで喉にお餅を詰まらせた幸子さんの末路を…)
乃々(人の手では届かないと判断したプロデューサーさんが迷い無くヒョウ君を幸子さんの口に突っ込んだあの光景を、もりくぼは生涯忘れられません…)
まゆ「はぁ…Pさんのお膝の上で、Pさんの手から頂くお餅は格別です」ムグムグ
芳乃「そなたーそなたー、次は私をー、わーたーくーしーをー」グイグイ
P「おぉう、揺らすな引っ張るな。餅が落ちる、コタツの上に落ちる!」
まゆ「ダメですよぉ、ここは今まゆの特等席なんですからぁ」
芳乃「むむぅ~」
乃々(炊き立てあんこがめっちゃ美味しいんですけど…!)モキュモキュ
まゆ「それにしても、いっぱい種類がありますねぇ…」
P「調子こいて餅つきすぎちまったからなぁ。4人でも食べきれるかどうか」
芳乃「私としてはー、やはりお醤油が好きですー」
P「わかる。砂糖醤油に浸して海苔巻くともう…無敵だよな」
まゆ「まゆはあんこも好きですよぉ?この甘さ控えめの、熱々の出来立ての粒餡がたまりません…」モフモフ
P「小豆も余ってたからあんこも作ってみておいて正解だったな。森久保ー、ちゃんと食べてるかー?」
乃々「っ!お、お構いなく……もりくぼのことはこたつの片隅に置かれた物言わぬオブジェだとでも思っていてください…」
P「お、森久保はきなこ派か?きなこも確かに良いよなぁ。食べてる最中にクシャミとかしたら大惨事だけど」
乃々「一人静かに生きていきたいという、もりくぼの儚い願いは無視されるんですね…うぅ…」
P「他にも定番どころで言えば大根おろしに納豆、黒ごまも用意してあるからな」
芳乃「ああー、大根おろしがー、大根おろしが染み渡りますー」ホワァ
まゆ「納豆も合いますよねぇ…不思議です」
P「まあ、餅もざっくり言えば結局もち米、米の一種だからご飯に合うものは当然餅にも合うんだよ」
P「…と、言うわけで他にも色々用意してあるから持って来るわ。まゆ、一旦降りてくれ」
まゆ「絶対に嫌です」ギュッ
P「じゃ、このまま行くな」ヒョイッ
まゆ「えぇっ?あ、ああっ、あっ、あっ…!Pさん?Pさんっ!?」アワアワ
芳乃「ほー…」
乃々(お姫様抱っこで持ってかれたんですけど…)
P「お待たせ欠食児童達よ」
まゆ「お餅の追加を持ってきましたよぉ」
芳乃「戻ってきましてー」
乃々(お姫様抱っこで行ったのに肩車で戻ってきたんですけど…何があったんですか別に聞かないですけど)
芳乃「それはまたー、たくさん持ってまいりましたのでー」
P「これでようやく半分ってところだわ。みんな沢山食べろよー」
まゆ「あんまり食べ過ぎると太っちゃいますよぉ?」
P「どいつもこいつも痩せ過ぎな娘ばっかりだから多少三村するぐらいで丁度いいんだよ」
P「あとまゆ、そろそろ降りてくれないと頚椎がヤバい」
まゆ「そんなぁ、ここはもうまゆの特等席です」
芳乃「私の席ですー」モソモソ
P「俺の肩は俺のものだと思いますよ。あ、こら芳乃膝に乗るな」
乃々(肩にまゆさん、お膝に芳乃さん…何なんですかこの光景…ブレーメンの音楽隊ですか)
乃々「…って美味!美味しいんですけどっ、お餅に明太子って合うんですけど!」
P「他にもあるぞー?ほら、チーズとケチャップでピザ風。葱味噌を塗ってオーブンで焼いた田楽風なんてのもあるからな」
芳乃「ほふー、ほふーっ。つき立てお餅が焼かれて表面パリパリなのですー」ホフホフ
まゆ「Pさぁん…まゆも食べたいですよぉ」
P「なら降りなさいな」
まゆ「そんなぁ…」
乃々(たまらないんですけどっ!マジたまらないんですけどっ!この黒糖バターお餅やめられなくなるんですけどっ!)モフモフモフモフ
まゆ「うぅ…仕方ないです、まゆもお餅食べたいので今だけ降りますねぇ…」ウンショ、ヨイショ
P「今だけって言うか普通年頃の娘がオッサンの肩に乗りなさんな」
芳乃「でしてー」ヨジヨジ
P「言ってる側から今度はお前が乗るんかい」
乃々(あー、あぁぁ~……、何ですかこれ反則じゃないですか、誰ですか熱々お餅に栗きんとん塗ったのは…)モッキュモッキュ
おかしいな…モンハンやってただけなのに休日が終わってしまったぞ?
睡魔なんかに負けない! …睡魔には勝てなかったよ…寝る
P「揚げ餅作ったぞー」
芳乃「ほわぁー、サクサク、トロトロですー」モキュモキュ
P「白だしで雑煮も作ってみたぞー」
乃々「身体にジワッと染み渡るんですけど…優しい味なんですけど…いぢめですか?いぢめですよね」モシャモシャ
P「甘く煮た油揚げで餅巾着も作ってみたぞー」
まゆ「結婚してください」ムグムグ
芳乃「ほふぅー、お腹ぽんぽんになりましたー」ケフッ
まゆ「沢山食べちゃいましたねぇ……明日からレッスン頑張らないといけませんねぇ」
乃々「もりくぼはもう一生分のお餅食べた気がするんですけど…」
P「みんな良く食べたなぁ」
まゆ「はぁい、美味しくて沢山食べちゃいましたよぉ」
乃々「もりくぼはもう思い残す事は無いです…このままお餅の海に沈んで余生を過ごします…」
P「翌日バリッバリになるぞ、その海」
芳乃「そなたー、そなたー、その土鍋は何なのですー?」クイクイ
P「んー、お汁粉作ったんだけど流石にもうみんな満腹だよなぁ…」
まゆ「お汁粉…食べたいですけど、ちょっとお腹が苦しいです…」
乃々「こ、これ以上お餅入らないです…森久保のお腹破裂します、パーンっていきます…」
芳乃「でもでもー、とても良い匂いがしますー」カパッ
P「あ、こら熱いから危ないっての」
まゆ「…やっぱり頂きます」
乃々「うぅ、もりくぼも1杯頂きます…」
P「えっ?ああ、無理しないでいいんだぞ?」
まゆ(この甘くて香ばしい、蕩けるような匂いを嗅いでしまったら…)
乃々(あ、抗えないんですけど…もりくぼ絶対太っちゃいます、ポヨポヨになっちゃいます…もりくぼじゃなくてもちくぼになっちゃうんですけど…)
まゆ「ふわぁぁぁ…なんですかぁ、なんですかぁこれ…」フニャア
芳乃「とてもとても甘いのでー」モッキュモッキュ
乃々「甘いんですけどっ!甘いんですけど口当たりが良くていくらでもいけそうなんですけどっ!」ハフッ、モフッ
まゆ「なんでしょう、ほんのりと酸味を感じますね…Pさぁん、また何か仕掛けたんですかぁ?」
P「人聞きの悪い…隠し味をちょっと入れただけだよ」
芳乃「ほー、ほふーっ、んにゅううー」ミニョーン
P「餡子を煮る時にマーマレードをスプーン大さじ1杯程入れたんだ。柑橘系の酸味と風味で口当たりが軽くなるしスッキリとした甘みが加わるから割りとオススメだぞ」
乃々「反則なんですけど、絶対太るんですけどこれ…お餅をわざわざ一口サイズに切ってるのもタチ悪いんですけど…」モフモフモフモフ
P(そう言いながら頬っぺたパツパツになるまで頬張ってる森久保さんマジシマリス)
芳乃「んにゅぅー、お餅がー、切れないのでふぅー」ミニョォーン
まゆ「この、上に散らされてる黄色い粉みたいなのは何なんですかぁ?」
P「ああ、それは卸し金で削った柚子の皮だよ。レモンとかオレンジでも良いんだけどな」
乃々「うぅ…お汁粉なのにスルスルとお腹に入るんですけど…もりくぼはもう明日からもちくぼです…もちくぼののです…」
芳乃「ふにゅにゅにゅにゅ……うぅー、そなたぁー、そなたぁー、お餅切れませんー、切-れーまーせーんー」クイクイッ
まゆ「まゆ、もうこのままPさんとお餅の海に溺れたいです…」
P「全身大火傷しますよ、その海」
乃々「太るんですけど…デスクの下に入らなくなっちゃうんですけど・・・あ、でも…むぅーりぃー…」モキュモキュ
芳乃「にゅにゅにゅにゅにゅ……!んーっ…!ぷはぁっ!…切れましたー」
P「3人とも満腹だって言いながらしっかり食べてるじゃないか」
P「俺の分が無くなるぐらいに」クスン
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P「いやあ、昨日は餅三昧だったな」
芳乃「ですがー、結局あの後ちひろ殿に怒られましたー」
P「仕方ない。普通事務所で杵振りかざして臼を殴打したりはしないもんな」
P「でもその後ちひろさんも他のみんなも大喜びで餅食べてたよな…あれ、怒られたの理不尽じゃね?」
芳乃「それはそれー、これはこれー、というものですー」
P「ま、いいけど。みんなたらふく食べてたもんな。新年早々全員三村るな、こりゃ」
芳乃「楽しそうに言う事なのでー?」
芳乃「それはそれとて、そなたー?この臼はどうしましょうー」
P「うーん…1回使っただけでまた倉庫まで運ぶのも面倒だし…今日もしばらく事務所に人は来ないし…」
P「…やっちまうか」
芳乃「怒られたばかりですー」
芳乃「ですがやりましょうー」ピョンピョン
P「よーし、んじゃ早速もち米蒸かしてくるわ」
芳乃「はいー」
輝子「…ん…?ね、寝ちゃってたのか……?」ゴシゴシ
輝子(年末、忙しくて様子を見てやれてなかったマイフレンド達の世話をしてたらいつの間にか…も、もうこんな時間か…)
輝子(そ、そろそろ誰か来る頃かな…?し、親友……新年の、挨拶しないと…)ヒヨコッ
P「芳乃っ!もっと激しくするぞ!」パンッパンッ
芳乃「そなたっ、そなたっ!も、もう少し優しくしてください…!」
輝子「フヒィッ!?」
fin
餅っていいよね…太るけど。一口サイズに切ると食べやすくなって益々太ります。でも美味しいから大丈夫だよね
お汁粉にマーマレードは実際オススメです。多分イチゴパスタよりかはイケる筈………フヒッ
オツカーレ
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