綾「あははは…陽子と勇さんがセックスしてる…」 (4)

私は、ずっと好きだった人がいた。

ううん、今でも好き、その人のことが。

だけどその人は今、私じゃなくて、他の人と愛し合ってる。

陽子「いさ姉…!大好き!大好きだよぉ…!」

勇「ふふふ…可愛いわぁ陽子ちゃん…」

幸せそうな陽子、情けないほどに顔を蕩けさせて。

こんな陽子の顔見たことない、ってそりゃそうよね。

人が幸福感に満ちあふれて絶頂している顔なんて、普通じゃ見れるわけないもの。

そうか、私は陽子の特別にはなれなかったから。

普通の友達だからね。

綾「はぁ…はははっ…!」

私は隠れて二人の情事を食い入る様に見つめながら。

自分が失恋したという事実が重く響くなかで

どこか背徳的な快楽を感じていた。

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