男「お前は俺の心か」心男「そうだ」 (20)

心男「お前はこの25年…何を思って生きてきた?」

男「…」

心男「両親ともに共働き、お前は保育園に入った」

心男「両親は俺を見てくれず、ただ1人で遊んでたなぁ…」

男「…」

心男「そんな保育園でも俺は無視された」

心男「「入れて」と言っても「いらない」や「あっちいって!」って言われた」

男「…」

心男「俺はついに切れた、あいつらの顔を殴った」

心男「先生は当然俺の意見なんて聞かなかった、ただ誤った、底辺達に…」

心男「そんな中俺は糞みたいなところを卒業し、小学校に入った」

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心男「親は当然、俺を小学校の施設に預けた、5時までだったがな」

男「そうだな」

心男「勉強はできず、自力で頑張り」

心男「運動も得意じゃなかった、体育の先生は俺が逆上がり出来るまでやらせた」

心男「俺は体育の先生が大嫌いだった、そう…この世からいなくなればいいと思った」

男「そうだな」

心男「成績も良くないまま2年生になった、クラス替えをしてな…」

心男「俺は無視される事が減った、喋る友も出来た」

心男「普段は友と仲良く接したが友は違う奴に呼ばれると俺に「ごめんな!また!」って言って違う奴の所に行った」

心男「俺は「おう」とだけ返したけど、内心は違った」

心男「友達、絆なんて…ただの仲良しごっこだろ?ってなぁ…」

心男「そして月日は経ち9月、運動会のイベントがあった」

心男「俺は運動が苦手で運動会の練習は地獄と同じだった」

心男「幸い、友が一緒だったので辛さは押さえた」

男「そうだったな」

心男「それに俺の担当は大玉ころがし、玉は少し触って後は走ればよい」

心男「そうやって辛さを乗り越えた、親は参観せずお昼はそういう子だけで食べた」

男「そうだったな」

心男「…冬、学習発表会があった」

心男「俺は歌うのは得意だったので先生からも信頼された」

心男「でも俺は他人への信頼は薄くなり…信頼なんて嘘の塊だと思いついた、だろ?」

心男「そして3年に上がった、辛い辛い日々の始まりがあった」

心男「ガキ大将が自分と同じクラスになった、6年間違うクラスになりたかったが願いは叶わず」

心男「だが友がいた、喋れる奴は最悪1人は居たのですごく地獄ではなかった」

男「あぁ」

心男「でもガキ大将は俺に目を付けた、友や幼馴染(一緒だった)は俺をかばってくれた」

心男「俺は6月になった頃、ガキ大将が俺から目を離した」

心男「それから俺は終業式までガキ大将の机の中に「しね」と書いた手紙を入れた」

心男「ガキ大将は精神的に病んで不登校になった、嬉しかった」

男「あぁ」

心男「自分より強い奴が自分より落ちぶれていく事が」

心男「4年になった、3年生は意外に早かった」

心男「その時、頼りない先生が担任になった、友や幼馴染とは別のクラスになった」

心男「更に学級崩壊が起こった、主に先生にいじめが起きた」

男「…懐かしいな」

心男「俺にも少しいじめらしい物があったが先生の方が酷かったし悪ふざけで誘ってくれて」

心男「いつしか俺はいじめられている感覚が消えた」

心男「他人が傷ついているのは、愉快だったから」

男「…懐かしいな」

心男「4年もあっと言う間に過ぎた、俺がいじめられなかったから、な」

心男「だが5年は地獄だった、5月、ガキ大将の側近にいじめられた」

心男「役立たず、消えろ、雑魚が」

心男「俺は6月、不登校になった」

男「やめてくれ」

心男「泣いて親に頼んだ、「学校には行きたくない」って」

心男「でも親はそんな事を知らず俺を学校に連れて行った」

心男「新しい担任は知っているのに無理やり手を引っ張った」

男「やめてくれ」

心男「何で俺だけが中心の世界じゃない、どうして産まれたんだって公開した、死にたかったなぁ」

心男「そんな中ついに俺は教室の中で暴れた」

心男「先生、生徒、全員に俺が狂い始めたのは分かった」

心男「でも俺は後悔しなかった、俺が正しいと思ったのだから」

男「…黙れよ」

心男「ついに俺は引きこもった」

心男「親は泣いた、学校は抜け出した、生徒に手を出した」

心男「俺はクズだ、分かっていてもやめなかった」

男「…黙れよ」

心男「だって俺だけが正義なのだからってなぁ!」

心男「更に6年、みんなは俺の気を静める為にあだ名で呼んだ」

心男「でも俺は無視した、更に教頭先生に文句を言った」

心男「何で担任は役立たずなのかってなぁ!」

男「…やめてください…」

心男「担任は俺をクソのように扱った」

心男「だから俺も勉強や体育を全部サボった」

心男「6年でだぜ?6年にもなって!…いや」

男「…やめてください…」

心男「クズの為に俺が頑張る必要はない」

心男「小学校は卒業した、辛かった」

心男「中学校は割と良いクラスで担任、生徒、更に友もいた」

心男「別の学校の人達と仲良くなった、そこまでは良かった」

男「…チッ」

心男「俺は病気にかかった、入院した」

心男「その時、「他人の評価」「自身の勉強」「親の目」それが気になった」

心男「でも俺はふと気にしなくなった」

男「…チッ」

心男「別に他人に合わせる必要はないって」

心男「成績がまた悪いまま2年になった」

心男「幼馴染もクラスに入った」

心男「担任も同じで自分の世界が出来た」

男「…へぇー…」

心男「あるゲームが話題になった」

心男「だが俺はそれを持っていなかった」

心男「友達の輪に入れなかった、でも良かった」

男「…へぇー…」

心男「俺はこんな猿共と一緒にいても成長しなかったのだから…」

心男「3年もなり、卒業式の練習」

心男「そんな中友が転校した」

心男「俺は泣いた、でも内心は」

男「言うな言うな言うな」

心男「邪魔者が1人減った」

心男「はははははは!そんな程度だぜ!1人の人間って!」

心男「何も価値がない、誰も心配にしてもらえない!」

男「言うな言うな言うな」

心男「醜い面を拝まなくて済んだよ」

心男「高校に入れた、ギリギリな…」

心男「運動や勉強もろくにしない、友達も幼馴染だけがいた」

心男「誰も俺を見てくれなかった」

男「…お前…!」

心男「俺の評価は精々荷物程度、役立たずだぜ?」

心男「でも人は人、俺より勉強ができない人が3人クラスにいた」

心男「でも俺があいつらより劣っていた」

男「…お前…!」

心男「そりゃ自分しか味方がいないのだからな…」

男「もうやめてくれ…」

心男「怖気着いたか弱虫め…お前あ一生負け犬なんだよ!」

男「お前に言っているんだ俺よ!」

心男「…俺に…だと…?」

男「そうだ、お前は良く言えば俺を一番知っている、悪く言えば俺の悪い所しか知らない」

心男「…猿並みの知能でも理解はできるんだね」パチパチパチ

心男「…でどうするの?俺を倒すか?」

心男「でもお前はこれ以上進めない、戻れない!」

男「…あぁ…俺は…」

『昨日 この世から いなくなったの だから』

男「でも俺は後悔していない、俺よ」

心男「…へぇ…」

男「お前に出会えて、お前が嘘をついていることもだ」

心男「…嘘?」

男「お前は他人に構ってほしかった、でも俺が弱かったから駄目だった」

男「憎悪が増し、お前は影となった」

男「全て俺のせいだ、すまなかった…」

心男「今更俺に謝ってもねぇ…君は…君は…」

男「あぁ、俺は生きている、君も死んではいないさ」

男「俺には…仲間がいるから」

心男「嘘…ついて…悪いな」

男「謝るな、俺が全て悪い」

男「俺はお前と一生付き合うよ」

心男「…次弱音を吐いたら…」

男「その時は俺は完全に死んだ、俺という男がな」

心男「そうか…仕事、頑張れよ…」スウウウゥゥ…

男「あぁ…」

チュンチュン

幼馴染「男ぉ─!起きてる─!?」ドンドン

男「…」

男「戻って来たんだな、ここに…」

男「…頑張るよ、俺…」

幼馴染「もー友達待ってるよ?」

男「あぁ!悪いな!」

男(自分に…立ち向かう強さを、学ぶんだ、今日─)


おしり

何故か思いついた文、何もかも嘘、後悔なんぞしてないわ!

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