友「モテ期は必ず三度来る?」 (13)
友「モテ期は必ず三度来る?」
男「その通りだ」
友「いやいや、ちょっと待って下さいよそれだと俺はどうなるよの?これから来るってか?」
男「友の場合は既に二度も経験済みのはずだ」
友「はぁ?そんなわけ、ねーだろ!生まれてこの方モテたことなんか一度もねーっての!」
男「おいおい、そんな胸はって言うことじゃねーよ」
友「じゃあ、聞くが俺がいつモテたって?」
男「一ヶ月と二日前の13時34分12秒から54秒の間に」
友「短っか!!ってか無駄に具体的だな」
男「友よ君は、根本的にモテ期を勘違いしてるな」
友「勘違い?」
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男「モテ期にも個人差はある」
友「個人差って…モテ期なんざ信じてねーけどよ、短すぎじゃね?」
男「モテる度合いと継続時間が人によって違うんだよ」
友「その話、詳しく」
男「いいか、モテ期ってのは全ての人間に平等に起こる現象だ」
友「おう」
男「殆どのやつは、手持ちに100あったとして『モテる度合いに50、継続時間に50』ってな感じで平均的な配分なわけだが」
男「時に、極端な配分の奴がいるそれがお前だ」
友「ちなみにどんな感じなのよ俺の場合は?」
男「モテる度合いが99で継続時間が1だ」
友「極端すぎるだろ!!!」
男「仕方ない、個人差だから」
友「分かった分かった、この際だ俺のモテ期が42秒間しかないとして他の奴はどれぐらいあんのよ?」
男「約一ヶ月間」
友「不公平じゃありませんか?」
男「さっき、言っただろ?お前はモテる度合いに99もあるんだそ!その42秒間は物凄くモテる」
友「どれぐらいモテるっていうのよ?」
男「お前と目が合っただけで、異性は妊娠し女の子を出産!!娘が小学校に入って最初の運動会を前に、はぎゃぐ父親とお前はなる!!」
友「こわ!それはこえーよ!!時間軸がおかしいことになってるよ」
男「まぁ、これは例えだから」
友「でもよ、42秒間だけとしても異性と目ぐらい合うと思うのだが一ヶ月前の昼の俺って何やってたっけ?」
男「ウンコ」
友「えっ?ウンコ?」
一ヶ月と二日前の昼
男『快晴の秋晴れのもと、今年もやってまいりました!第二回!!人生モテ期は三度来るステークス G1』
男『校舎内、二階男子トイレ個室から実況は男でお送り致します』
男『たった42秒間を友は自分とまだ知らぬ彼女との未来の為に手に入れることはできるのでしょうか!!!ファンファーレです』
ファンファーレ♪ (関東G1ファンファーレ)
観客「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
男『3秒前…スタートしました!!うぉあsdふぁlk@l:!!』
男『なんということだ!!!!友はウンコをしている!!!!!人生でたった三度しか無いそれも42秒間しか無い貴重な貴重なモテ期に友はウンコをしているううううううううう!!!!!』
男『これでは…これでは!!!異性と目が会うことも無い!!!!!!!!!!!!』
男『しかし、時間は30秒ほど残っているここから友はどう巻き返すのか!!!』
友「うんんんんんん」
男『力んでいる!!貴重なモテ期に友は自分の便と格闘しています!!!』
友「あと少しで、出るん気軽るんだが…」
男『そりゃもう、便秘だ諦めろ!!早く手を洗いトイレの外へ出るんだ!!!!』
友「うんんんんんん」
男『男子トイレから数メートル先には女子生徒がいくらでもいるという中!!!』
友「うんんんんんん」
男『まだ力んでいる!!!!!!!!』
友「うんん…出ないな」
男「あっと!!ここで無情にもタイムアップーーーーーー--!!!』
男「日頃の食生活が仇となる展開に……』
友「突っ込みどころ満載なんだが」
男「敗因は食生活だな」
友「いや、そうなんだけど…そうではなく…」
男「ちなみに、一回目の時のことも知っているが」
友「聞きたくない、どうせろうな展開じゃないだろ」
男「あの時は、お前のばーちゃんが…」
友「やめろ、やめろ」
男「でもよ後、一回残ってるじゃるじゃん」
友「次は、いつ来るんだよ俺のモテ期!!」
男「モテ期が終わった後だったらわかるんだが、いつ来るかはわからん」
友「結局、俺はモテないままってか……」
男「安心しろ、俺がモテ期必勝法を伝授してやる」
友「まじかよ、持つべきものは親友だな」
その後、女子生徒をガン見する不審男子生徒がいると校内で噂になったのは言うまでもない
END
こんなスレを最後まで読んでくれた中で、今日の予定が全くていいほど無い人の為だけに贈るオマケ
友「朝立ちは妖精さんのイタズラ?」
男「その通りだ」
友「そりゃさぁ、俺だってお前の戯言に付き合ってあげたいよでもよ…今回は何いってんの?」
男「いや、だからさぁ『朝立ちは妖精さんのイタズラ』なんだって」
友「ちょっと、何言ってるのかわかんない」
男「はぁ…お前は馬鹿だな、こんな事も理解できない馬鹿なら生きてるのが楽そうでいいな馬鹿は」
友「バカバカいい過ぎだろうよ」
男「考えても見ろよ外部からの刺激が何ひとつもない寝ている状況でお前のイチモツがそそり立ってるわけだ」
友「あぁ…」
男「朝立ちってのは、人間の理解を超える先に起こる現象なんだよ」
友「しゃあねぇのってやるよ…その話、詳しく」
男「山崩しって遊びがあるだろ」
友「砂山に棒を刺して、順番に砂を掠め取って棒を倒した方が負けってやつだろ」
男「それと同じようなルールで男性のイチモツを使い妖精さんたちが遊んでるんだよ」
友「マジかよ!!」
男「あぁ、妖精さん達はこの遊びを狂うほどヤりまくってる!だから勝敗が決まらず朝立ちといったかたちで俺達が目撃するわけだ」
友「でもよ、勝敗が決る時もあるだろ?」
男「それが、夢精だ」
友「そうだったのか!!!!!!!!!!」
男「夢精がメチャクチャ気持ち良いのは、この遊びを狂うほどヤりまくっている妖精さん達のテクニックが神の域に達しているからなんだ」
友「でもよ、俺達が寝てる間に行われる事だろ」
男「そうだな」
友「この事実を知ったところで俺はどうすればいいの」
男「寝たふりすればいいだろ」
友「その手があったか!!」
男「しかし、問題がある」
友「問題?」
男「毎日、朝立ちしてるわけでもなければ夢精をしてるわけでもないだろ」
友「そりゃそうだな」
男「って事はだよ、妖精さんが毎晩来ているわけではないということになる」
友「おいおい、いつ来るかわからない妖精さんの為に毎日寝たふりなんかしてたら俺の命が持たない」
男「安心しろ、そんなお前に耳寄りな情報がある」
友「さすが、持つべきものは親友だな」
男「今日は何日だ?」
友「24日だろ?」
男「そう、今日は12月24日クリスマスイブだ!!」
友「俺には関係ない日か…」
男「それが違うんだよなー」
友「どういうことだよ」
男「24日から25日にかけて性の6時間なんて世間では言われてるんだぜ」
友「そうか!!!そういうことか!!!!!!」
男「今日の夜によろしくやってる男の所は起きてるわけだから妖精さんが来るわけがない」
友「この日に、予定が無い奴は一年で一番妖精さんが来る確率が高いわけか!!!」
男「推測の域ではあるが、まず間違いないだろ」
友「一年で一番憂鬱な日が、一番楽しみの日に変わっちまった、こりゃ嫌でも寝れねぇよ」
皆さんも良いクリスマスを…
END
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