【ごちうさ】あんこはサンタさん【クリスマス短編+α】 (45)

ちょっと早いですがクリスマスSSです。

2部構成です。
詳しくは後述します。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450877405

―――12月24日……深夜……甘兎庵の未使用の一室

あんこ「・・・」(ゴソゴソ

あんこ「・・・」(キリッ

 そこには王冠の変わりに赤い帽子をかぶり、歩く度にもふもふという擬音がピッタリな赤くふさふさな服を身にまとうあんこが居た。

 その姿はまさに妖精のように可愛らしいサンタクロースであった。

あんこ「・・・」(モゾモゾ

 そしてあんこは用意した大きな袋を器用に引きずりながら

あんこ「・・・」(も…もふ、も…もふ

 その部屋をあとにするのであった。

―――甘兎庵の隣のボロ小屋

シャロ「……わー。とっても美味しそうなチキンです~」(ムニャムニャ

あんこ「・・・」(ジー

ワイルドギース「………」

あんこ「!!」

ワイルドギース「………」(ペシペシ

あんこ「!!」(ジタバタジタバタ

―――――

―――――――

―――――――――

「ピィッ!!」

―――――

―――――――

―――――――――も…もふ、も…もふ、も…もふ

シャロ「う~ん。良い匂い~♪」(ムニャムニャ

―――天々座邸

あんこ「・・・」(も…もふ、も…もふ

リゼ「………」(スヤスヤ

 リゼはワイルドギース(ぬいぐるみ)を抱えながら眠っているようだ。

あんこ「・・・」(ゴソゴソ

リゼ「……ふふふ……もふもふだー……♪」(zzz

あんこ「・・・」(も…もふ、も…もふ

―――ラビットハウス(ココアの部屋)

あんこ「・・・」(も…もふ、も…もふ

ココア「スー」

チノ「う~ん……ティッピー……どこ……ですか?」

ココア「おねえちゃんにまかせてチノちゃ~ん」

あんこ「!!」(ビク

 まるで起きているかのような寝言を発する二人だったが、ベッド内のココアとチノはぐっすりと眠っていた。

 あんこはそれを確認すると袋内へと入りモゾモゾとなにやら漁りだのであった。

あんこ「♪」

??「ンーンー」

??「「・・・」」

ココア「えへへ~もふもふ~」(スピー

チノ「あったかいです」(クー

あんこ「・・・」(もふもふ、もふもふ

 カチャ……パタン

――25日朝、千夜の部屋

千夜「すー」

千夜「………ん~……?」

あんこ「・・・」

千夜「……赤い……あんこ……?」

あんこ「・・・」

千夜「ん~っ。おはよう。あんこ」

あんこ「・・・」(ジー

千夜「あら。あんこがサンタさんになってる」(ヒョイ

千夜「ひょっとして私へのプレゼントのつもり?」

あんこ「・・・」

千夜「今年は去年みたいにクリスマスイブを楽しめなかったから慰めてくれたのかしら?」

千夜「ありがとう。あんこ♪」(抱き~

 久しぶりにとても幸せな気分で朝を迎えた千夜であった。
  
??「い、いやーーーーーーーワ、ワイルドギース!?」

千夜「あら?なにかあったのかしら?」

千夜「あんこ。ちょっと待っててね?」

あんこ「・・・」

 突如外から聞こえてきた悲鳴。

 千夜はあんこを布団の上に下ろすと様子を見がてら、その悲鳴の主と思われる少女を朝食に誘うため室内から出ていくのであった。

―――天々座邸

リゼ「うわぁ。な、なんだお前たち?」

 顔をくすぐるむずがゆさとわずかな重みで目を覚ましたリゼは驚愕していた。

仔ウサギ×2「「・・・」」

 そこには見知らぬ小さな仔ウサギが2羽いたのである。

リゼ「お前ら……一体どこから入ってきたんだ?」

 仔ウサギたちは当然その問いに答えたりはしなかったが、代わりにリゼのことをジーっと見つめ続けた。

リゼ「……お前ら……どこかで見たような?」

リゼ「………あっ」

 わずかな間の後でリゼはハッとすると大急ぎで着替えを済ませ、その仔ウサギたちを抱え何処かへと駆け出すのであった。

―――ラビットハウス

チノ「………」

ティッピー「………」

チノ「えーと。おかえりなさいです」

ティッピー「……その……心配をかけた……のぉ……」

ココア「チノちゃ~ん。そんな怖い顔しちゃダメだよー。ティッピーも無事に帰ってきたんだしーそーれーにー」

ココア「チノちゃんもこっちへ来てこの子たちをもふもふしようよー」

 なんとも重苦しい空気であったが、それを打ち砕くのはいつもの様にココアの良く言えば明るい、悪く言えば能天気な声であった。

 二人が目覚めた時そこにはティッピーと3羽の仔ウサギたちが居たのである。

 ココアは起きてからずっとこの素敵なクリスマスプレゼントに大はしゃぎであった。

チノ「わかりました」

ココア「ねえねえチノちゃん。この子たちのお父さんってやっぱりあんこなのかなあ?」

チノ「……その可能性が高いでしょうね」(ジー

ティッピー「(ずーん)」

ココア「ほら。チノちゃん」

チノ「はい」

 ココアから子ウサギの1羽を受け取るチノ。

 外からリゼの慌てた声が聞こえてくるのはこの直後の事であった。

――― 一ヶ月後

あんこ「・・・」

ティッピー「はぁはぁはぁ」

チノ「おつかれさまです。ティッピー」

ココア「うわーかわいい」

リゼ「今回は4羽か。頑張ったなティッピー」

千夜「ふふ。みんなあんこに似て可愛いわ………そうだ!」

ココア「どうしたの?」

千夜「ワイルドギースがいなくなってから落ち込んでるシャロちゃんにもこの幸せを1羽お裾分けしてあげようと思って」

千夜「きっと可愛がってくれるわ」

ココア「そうだね。ウサギが苦手なのも治りかけてたし、きっとシャロちゃんも元気を出してくれるよね」

あんこ「♪」


――fin――

第一部はここまでです。

第二部は23時過ぎからスタートします。

第一部とは全く関係ない内容です。

第二部

■注意事項■

・ここから先は過去SSであんこを愛でた者たちによるあんこをひたすら愛でるパーティー会場です。
・下ネタ、暴力発言等がある場合がございます。
・その手の類へ抵抗がある、不快に感じるお方はお引き返しください。
・安価有
・24日の23時くらいで強制終了します。



■主な登場人物■

あんこ・・・みんなが大好き。きらら世界の看板レイパーうさぎ。

俺・・・あんこをオナホにすることに命を賭ける紳士

男・・・あんこを肉体的に徹底的にいたぶる事に快感を覚える蛇好きな好青年。

僕・・・あんこの愛を試すことに余念の無い愛の戦士

少年・・・ちょーっとエッチなうなぎの飼い主。主に肉食魚の捕食行為を愛でる。

ネガ魔法少女チノ・・・あんことここ最近増えた自分たちを性的な目で見てくる男たちのせいで♂への憎悪の念から生まれた魔法少女

家主・・・あんこを立派なパパにするため日夜奮闘する優しいお兄さん。

??・・・安価次第

――??――

俺「ああ。あんこのケツは相変わらず良い具合だぜ」

――いたいよ。やめてよ。たすけて千夜

男「他人の痛みを知れ。このレイパーが」

 そう言うと男は錐であんこの片目を抉る

――うわああああああああ。ボクのチャーミングなお目目がああああああ

少年「その目玉ください。カンビルたちの餌にしますから」

 ボチャン

 水槽に放り込まれた途端にその音と臭いに釣られ魚たちが群がる。

 そしてあんこの小さな目は瞬く間に食い尽くされてしまった。

あんこ「・・・」
 
 残った目からポタポタと涙を流すあんこだが、直後に歯をペンチで押さえつけられるとバキバキとへし折られるのであった。

――――!!

僕「ほら。あんこ、頑張って。愛する千夜ちゃんたちへのプレゼントを作るためにはキミの歯や骨が必要なんだから」

家主「このままじゃさすがに死にません?(笑」

ネガ魔法少女「大丈夫です。魔法で治癒と再生力を極限まで高めてありますから例え首だけになっても数時間は生きています」

 少女の言葉どおりあんこの抉られた目、へし折られた歯は瞬く間に再生していくのであった。

俺「うっ!…………ふぅ」

――また汚されちゃったよぉ
なんでこんなことに?
本当なら今日はティッピーとラブラブな夜を過ごすハズだったのに・・・

――神様。
ボクが一体なにをしたっていうの?
ボクの可愛さに嫉妬してこんな酷いことをしてるの?

男「俺さん。漏れ出したら勿体無いから腸が吸収するまでツリーの天辺にしばらく挿しておきましょうよ」

俺「ああ。そうだね」

――!!

 直後あんこの股間に再び衝撃が走る。

 あんこはミニサイズのツリーの天辺の枝へとズブズブと差し込まれてゆく。

家主「ガキどものために写真撮っておいてやるぜ」

男「さすがあんこだ。スターに負けぬ輝きだ」

ネガ魔法少女「………こんなにされてもあんな勃起してます。気持ち悪いです」

あんこ「・・・」

 無表情で涙を流しながら射精をしてしまうあんこ。

 そんな彼の脳裏に浮かぶ人物は・・・?↓1

男「本当に節操のないうさちゃんだな」

 男はそういうとおもむろに取り出した鋏であんこの可愛らしく勃起したペニスをヂョキンと切り落とす。

あんこ「――――」

――ボ、ボクの可愛いらしくも雄の象徴であるぺにぺにが。
ボクのティッピーと子供を作って親子で一緒に看板うさぎをするという夢が

 ショックのためか?
 
 激痛のためか?

 或いはその両方か?

 声にならぬ絶叫をするあんこであったが、その股間は瞬く間に再生し新たなペニスが生えてくるのである。

あんこ「!!」

あんこ「――――」

 だが男はそのたびに無邪気にチョキチョキとあんこのペニスを切り落としてゆくのであった。




 ↑1で浮かんだ人物が後にあんこを救う存在となるかもしれません。

 あんこに救いの手を!!

 ↓1

――千夜が優しくボクを抱きしめてくれる
俺「やっぱ首をへし折りながらヤると締まりが半端ないな」

――シャロが笑顔でボクとかけっこをしてくれる
男「ほら。さっさと逃げろよ。もっとも逃げる度にフックがお前の内臓を抉るけどな」

――ココアがボクに美味しいおやつを食べさせてくれる
少年「このカンビルアスたちは本当にあんこを美味しそうに食べてくれるなあ」

――リゼがはしゃぎすぎちゃったボクを優しく叱ってる
家主「このクソうさぎが。トイレすら覚えられないのか?てめーのそのクソ雑巾みたいな体でキレイにしやがれ」

――チノがボクを頭に乗せてくれる。なんて乗り心地がいいんだ。
ネガ魔法少女「気持ち悪いな。消え失せろ」

――熱いよ。
ボクの体の中が焼けるように熱い。
目の前が真っ白になっていく。
鼻や口の中が焼けた肉の臭いや味で満たされていく。
あれ?ボクの自慢のもふもふな毛並みから黒い煙・・・火・・・いやだあああああああああああああああああ。

――テ、ティッピー。かわいそうなボクを慰めて・・・
僕「次はシャロちゃんへのお詫びの形としてあんこの足を使って幸運のお守りを作らないとね。愛があれば耐えれるよね?」

――メグーーーなにしてるのーーーーボクがこんなにくるしんでるんだよおおおおーーーもういっしょにおふろにもはいってあげないよーーーーー
一同「まだまだお楽しみはこれからだよ♪」

――だれかたしゅけてええええええええ


あんこの脳裏に浮かんだのは?↓1

タカヒロ「(ピキーン)」

チノ「どうかしましたか?」

タカヒロ「チノ、ココアくん。魔法は決して私欲のために使ってはいけないよ?わかっているね?」

チノ「どうしたんですか?突然」

ココア「………魔法少女は16歳で定年」(ガクガク

タカヒロ「いや。なんでもないんだ」

チノ「変なお父さんです。」


――――――


ネガ魔法少女チノ「さぁあんこ。次はどんな目にあってみたい?」

あんこ「・・・(助けて↓1)」

―――

千夜「あんこを虐める悪い人たちを成敗するチャンスは貴方の安価にかかっているの」

シャロ「お願い。あんこを助けてあげて」

チノ「私たちはもうあんこ無しじゃ生きていけないんです」

―――

あんこ「・・・(助けて↓1)」

男「小汚いあんこもこれで少しはマシになったな?」

あんこ「・・・」

 あんこは体中の毛を毟り取られていた。

 刈られたのではない。

 男が丹念に引き抜いていったのである。

僕「男くん。これがあんこのお気に入りだった「みつ」くんかい?」

男「ああ。あんこの愛したメスウサギだ」

僕「そうか。ならあんこ。キミの愛をまた試させてもらうよ?」

あんこ「・・・」(プルプルプル

男「はっはっは。あんこ~久々に会えて嬉しいか~?「みつ」も喜んでるぞ~?」

あんこ「(じょばー)」


あんこは願う。
↓1が自分を助けてくれることを。



■登場キャラ説明

・「みつ」…かつてのあんこ虐待SSでのヒロイン。あんこの性奴隷。この世界では魔法によりアンデッドとして復活。


■ルール補足

・安価がなくても虐待行為は進行させます

――ひっ、ひい

みつ「………」

――く、くるな化け物
ところどころ毛が抜け落ち、体もボロボロな不気味なウサギがボクへ迫ってくる。

みつ「………」

――こわいよ。千夜。
でもボクは勇気を振り絞り駆け出す。
ボクをいじめる鬼畜外道どもは油断してかボクを地面に置いた事を後悔するといいんだ。

ゴン!!

――!!
え?え?え?
な、なんなのこれ?
壁?え?え?

僕「そこはガラスケースの中だよ?気づかなかったかい?」

僕「ほら。あんこ、かつてキミが散々その体を貪った「みつ」ちゃんが今回は彼女の方からキミを求めてくれているんだ」

僕「彼女の愛に応えてあげるのが筋ってもんだろ?」

――な、何を言ってる―――!!
ボクが目の前の変態の言ってることの意味を考える間もなく
ボクの背後に何かが覆いかぶさってきた。
そして―――

みつ「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

ボクの首筋に激痛が走ったのはその唸り声が耳に届くのと同時であった。


――た、たちゅけ・・・て
きゃわ・・・いい・・・ボクがたべら・・・ちゃう・・・
たしゅけ・・・て・・・↓1

――ボクには夢があるんだ。

立派な看板うさぎとして千夜と一緒に甘兎庵をもっともっと大きくするんだ。

運命の兎(ひと)であるティッピーといっぱい交尾して沢山子供を作るんだ。

やがてラブットハウスをはじめ全てのお店を吸収合併し、この街の看板うさぎになってからはシャロとチノとココアとリゼにもボクの子供を産ませてあげるんだ。

そして沢山の可愛い子供たちとボクを愛するメスたちに囲まれて後はのんびりした余生を過ごすんだ。


――あ、あう。あぴゃ・・・

みつ「ガツガツガツガツ」

ネガ魔法少女「残念だったな。お前の夢はぜーったいに叶わない。」


あんこ「ひ、ひどいよ。ヂノ゛」

あんこ「どうぢでごんなごどずるのお゛?」

ネガ魔法少女「そんなの決まってる。お前が大嫌いだからさ。このレイパーが」

あんこ「う゛ぞだーーーーー」


哀れなあんこに救済をするのは↓1

―――

千夜「あんこが酷い目にあってる気がするわ」

シャロ「ガタガタガタ」

千夜「あんこを虐める人たちにはお仕置きをしないと」

シャロ「ガタガタガタ」

―――

哀れなあんこに救済をするのは↓1

 グチュグチュグチュ

 室内をなんとも薄汚い音が支配する。

男「ほら。あんこ以前は暇さえあれば交尾してたろ?遠慮せずに好きなだけヤっていいんだぞ?」

僕「もっと真剣に彼女を愛してあげないと駄目だろぉ?」

 男たちの眼下であんこは所々腐り爛れ異臭を放つゾンビと化し「みつ」を相手に交尾を強いられていた。

 元の姿に戻してもらえたあんこであったが、それが一層哀れさとあんこの狂気を際立たせていた。

 あんこはひたすら腰を振る。

 あんこは涙を流し、涎を垂らしながらも、一心不乱に腰を振る。

 程なくあんこはビクンと大きく痙攣をした。

男「これで20回めか?」

僕「ほらほら。「みつ」ちゃんが出産するまで休んじゃ駄目だよ?」

少年「ねえ。うなぎもそろそろ我慢の限界みたいだからあんこと遊ばせてあげていい?」

 少年の抱きかかえる兎。

 それは死んだ時のままの姿。

 頭部がグチャグチャに潰れた状態のうなぎであった。

 だが、股間部分だけはビンビンになっており、あんこを求めているのであった。



あんこの扱いに火がついた↓1はあんこを救えるのか?

――だれかーたすけてー
かわいいボクをたすけてー
なんでたすけてくれないのー

うなぎ「………」

 あんこは「みつ」に対して腰を振りながら、その可愛らしいアナルを「うなぎ」に陵辱されていた。

 この化け物ウサギたちの数珠交尾繋ぎはまさに悪夢のような光景であった。

 後に動画配信がされたこの地獄絵図が絶対に検索してはならない動画となるのにそう時間はかからなかったが、それはまた別のお話である。


あんこの扱いに火がついた↓1はあんこを救えるのか?

男「よし。これであんこの中身は全部取り替え終わったぞ」

俺「じゃあ新調されたアナルと腸をつかってオナホ作るか」

 あんこの身体を再度メスや鋏が切り刻む。

 もはやあんこは反応らしい反応をしなくなってしまっていた。

ネガ魔法少女「精神を壊して逃げるなんて許さない」

あんこ「!!!!」

 ネガチノが手をかざし魔方陣があんこの身体を覆った直後、それまで人形のようになっていたあんこが再び盛大にはしゃぎだした。

僕「動くなぁ。あんこぉ。手が滑ってしまうぞぉ?」

 あんこはビクビクと身体をバタつかせるが、その身体は台にしっかり固定されているため逃げることは出来かった。

 あんこは涙をボタボタと流しながら男たちへ懇願の視線を送るが男たちはただ嘲笑に満ちた表情を返すだけで、その手を止めることは無かった。


――なんで↓1はボクを助けてくれないの?

??「これは報いじゃ」

――ティッピー?
助けに来てくれたんだね?

??「散々人の嫌がることをしてきたお主へ天が与えた罰じゃ」

――何を言っているんだい?
――ボクは他人の嫌がることなんて一度だってしたことがないよ?

??「おぬしはその穢れた身体も魂も一度綺麗に浄化されねばならぬ。これはそのための儀式なのじゃ」

――わけがわからないよ。
――そんなことより早くボクを出すけてよ
――ボクはキミの旦那様なんだよ?

??「………」

――ねえ。はやく―――

 ギュイイイイイイイイイン
 ズガガガガガガガガガガガ

――――!!

 直後轟音とともにあんこの腹部内は盛大に掻き雑ぜられてゆく。

 そしてあんこの口の中にも何か機械を突っ込まれたかと思うと盛大に唸りを上げるのであった。

ネガチノ「本当のバカな奴だ」

ネガティッピー「全くじゃ。チノはこんな男は容赦なく駆除するのじゃぞ?」

ネガチノ「ええ。わかってるわ。」


――たすけて・・・↓1

――・・・あれ?ここは?
ハッと目覚めたボクは辺りを確認する。
そこは見慣れた甘兎庵の一室。
千夜の部屋であった。

――夢だったの?
よかった。
ボクはほっと胸を撫で下ろす。
そうだよね。ボクがあんな理不尽な目にあう訳がない。
ティッピーがあんな酷いことを言うハズがない。

――そうだ。
今日は24日じゃないか
ボクは千夜たちへのサプライズを思い出し準備を始めることにした。

―――12月24日……深夜……甘兎庵の未使用の一室

あんこ「・・・」(ゴソゴソ

あんこ「・・・」(キリッ

 そこには王冠の変わりに赤い帽子をかぶり、歩く度にもふもふという擬音がピッタリな赤くふさふさな服を身にまとうあんこが居た。

 その姿はまさに妖精のように可愛らしいサンタクロースであった。

あんこ「・・・」(モゾモゾ

 そしてあんこは用意した大きな袋を器用に引きずりながら

あんこ「・・・」(も…もふ、も…もふ

 その部屋をあとにするのであった。






               中          略          





あんこ「・・・」

ティッピー「はぁはぁはぁ」

チノ「おつかれさまです。ティッピー」

ココア「うわーかわいい」

リゼ「今回は4羽か。頑張ったなティッピー」

千夜「ふふ。みんなあんこに似て可愛いわ………そうだ!」

ココア「どうしたの?」

千夜「ワイルドギースがいなくなってから落ち込んでるシャロちゃんにもこの幸せを1羽お裾分けしてあげようと思って」

千夜「きっと可愛がってくれるわ」

ココア「そうだね。ウサギが苦手なのも治りかけてたし、きっとシャロちゃんも元気を出してくれるよね」

あんこ「♪」


――みんなボクのおかげで幸せそうだ。
ボクもとっても幸せだ。
これからもボクはティッピーをみんなを幸せにしていってあげなきゃ。
そして立派なパパになれるようにがんばらないとね!!

??「おー食ってる食ってる」

??「お前ら。ソレは甘(うま)いか?」

??「急がなくても無くならないからゆっくりいっぱい食べていけよー」

―――少し前―――

ネガチノ「完了だ。これであんこは生きた練り切りになった。勿論意識も痛覚もそのままで……だ」

ネガチノ「そして夜が明けるまでどれだけ食おうが……この通りにすぐに欠損部は補填され元通りだ」

 ネガチノがあんこの身体の一部をつねり切るがその部分はすぐにもとの状態へと戻っていく。

俺「凄いな」

男「じゃあさっさと公園にでも連れて行こうぜ」

少年「野良うさぎちゃんたちへのクリスマスプレゼントですね♪」

 木組みの街の普段はココアたちの憩いの場である公園。

 かつては千夜とチノやティッピーと一緒にピクニックに行った公園。

 その広場の一空間に練り切りとされたあんこはボトっと放り投げられる。

ネガチノ「この公園一帯に今夜は人が来ないように、そしてウサギが集まる結界を張った」

 その言葉の通りあんこは地面に放られた直後すぐに野良ウサギたちに群がられ頭を胴体を手足を容赦なく食い散らかされているのであった。

――♪
――ん?
決意を新たにしたボクの身体が急にムズムズしだす。

――あれ?なんだろう痛いよ?
そのむず痒さはやがて明確な痛みとなり熱を帯びだしてくる。

――千夜。
ボクは千夜に駆け寄ろうとするが足がうまく動かずに転んでしまう。
それだけではない。
目の前の千夜たちがどんどんぼやけてゆく。

――あれ?あれ?あれ?

――な、なんなのこれは?
ボクの周りに見知らぬ野良ウサギたちが群がっている。
や、やめて。汚らしい。あっちへいくんだ。

 あんこは野良ウサギたちから逃れようとするが身体が全く動かない。声を出すことも出来ない。

――ぐぴゃああああああああああああああああああああ

 同時に意識が完全に覚醒したためか激痛があんこの全身をくまなく襲う。

――な、なんでこいつらはボクを食べて・・・るの?

ネガチノ「味は甘兎庵製のと同じにしてある。恨むなら普段からこいつらにその味を覚えさせた飼い主を恨むのだな」

 野良ウサギたちにとってはまさに天国である。

 なんだか心地の良い空間。

 そこに時折人間が施しでくれる美味しいお菓子が食べ放題の状態であるのだから。

――あ、あ、あ。

 激痛と恐怖に支配されるもあんこの意識は気絶することも妄想の中へ逃げ込むことも許されなかった。

ネガチノ「安心しろ。日が昇る頃には魔法も解ける」

俺「それじゃサンタあんこちゃん頑張ってな」

男「さすが天下のあんこ様だ。カッコイイぜ」

僕「愛に生きるあんこにはピッタリだなぁ」

少年「うなぎにも食べさせてあげたかった……」

家主「さーて。帰ってガキどもに餌でもやるか」

ネガチノ「ではな。頑張って可愛いウサギさんたちにクリスマスプレゼントを与え続けてやってくれ」


――あっ。ま・・・ま・・・って・・・



男たちが去り公園にはあんこと野良ウサギたちのみが残される。

夜が明けるまでまだたっぷりと6時間以上あった。

野良ウサギたちはガツガツと嬉々として餡子を貪る。

野良ウサギたちの咀嚼音のみが静かな公園に響き渡る。

そして腹を満たした野良ウサギはその場を離れてゆくが、入れ替わりに新たなウサギたちが現れ、その数は減るどころかどんどんと増えてゆくのであった。


~Merry Christmas~

ひとまずは終了です。
来年も引き続きあんこを愛でていこうと思います。


ご意見・ご感想・苦情をお待ちしています。







いちおう翌朝もうちょっと更新するかもしれません。

―――12月25日 夜―――

その日

木組みと石畳の街は

あんこの街と化した

―――??日後―――

タカヒロ「チノ。ココアくん。死ぬな」


ティッピー「これが本当の世界だったのか」


??「正体を明かすときが来たわね」


??「私があんこを倒します」


ネガ・チノ「これがモカの本当の姿だ。ふふ」


リゼ「お前が本当のチノだって?」


チノ「世界は私が貰います」



―――ご注文はゾンビ大戦―――

お付き合いありがとうございました。

これは完結篇の予告です。



シャロ「そしてこれが私の魔法少女姿です」

千夜「シャロちゃんが部活をしない理由を私だけは知っていた……」

シャロ「千夜。饅頭食べる?」

 練り切りを食したウサギたちは全てA(あんこ)細胞によりあんことなった。

 そしてAフラッグ(甘兎庵フラッグ)を立てた店以外は全てあんこたちの襲撃を受けた。

 それはラビットハウスも例外ではなかった。

ココア「きゃああああああああああ」

チノ「お店がーーーーー!!」

あんこA「・・・」(ガジガジ

あんこB「・・・」(パクパクパク

あんこC「・・・」(プリプリプリ

あんこD「・・・」(ジョバー

リゼ「くっ。店を守るために戦うしかないのか?」

↓1は選択してください。

1.戦う
2.あんこを傷つける事なんて出来ない

1

>>42
ありがとうございます。
その選択は来年書くかもしれない仁義無き日常への道に反映します。


~予告~
綺羅々社会で一大勢力を誇るごちうさ組。

だがごちうさ組は熾烈な派閥争いの結果、和風甘兎組と珈琲兎小屋会に分かれ血で血を洗う抗争を続けるのであった。

しかし兎小屋会先代マスターであるタカヒロは甘兎組の放ったヒットマンの凶弾に倒れてしまう。

その跡目を継いだ若頭である天々座理世は先代の遺志を継ぎ日常道を極めんとする。

そしてリゼは甘兎組若頭であり同時に組長の孫娘でもある治松千夜と綺羅々世界全土を巻き込み幾度と無く抗争を繰り広げてゆくのであった。



このスレはこれで本当に終わりです。
お疲れ様でした。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom