エースコンバットzeroのガルム隊がストパン世界に迷い込むss
※女体化してる
※サイファーに至っては俺設定。ちょっとだけ喋る
※ストパンはアニメ見ただけなのぜ
※即興だから途中で飽きるかも
ピクシー≪サイファーが最後の一機を撃墜したのを確認≫
イーグルアイ≪こちらでも確認した。作戦は終了だ。後の事は後続部隊に任せて、ガルム隊は帰投せよ。……今日も大活躍だったな≫
ピクシー≪まったく、俺のエモノまで横取りとはな。流石はマーセナリーというやつか≫
サイファー≪……≫
ピクシー≪相変わらず無口な奴だな、相棒。さ、戻るぞ≫
ピクシー≪急に天候が悪くなってきたな≫
イーグルアイ≪ガルム隊、燃料の残量は大丈夫か?≫
ピクシー≪こちらはまだ大丈夫だ。基地にまっすぐ帰るまではある。サイファーはどうだ?≫
サイファー≪……≫バンク
ピクシー≪……大丈夫だそうだ≫
イーグルアイ≪聞k……ないぞ。ピク……? 状況を……報k……≫
イーグルアイ≪ピク……シー……サ……ァー……! ……た!?≫
ピクシー≪どうした? 聞こえないぞ?≫
イーグルアイ≪――ザッー――ザザッー――≫
ピクシー≪クソッ! ecmかもしれない! サイファー、周囲の確認を!≫
サイファー≪――ザッー――ザザッー――≫
ピクシー「こちらも駄目か……」
サイファー(策敵妨害ノ可能性アリ。注意セヨ)ジェスチャー
ピクシー(了解。其方モ注意サレタシ)ジェスチャー
ピクシー「なんだこの濃い霧は? 視界が遮られる!」
サイファー(高度計ヲ常ニ確認サレタシ)ジェスチャー
ピクシー「……完全に孤立したみたいだな」
―――
ピクシー≪ガルム2からガルム1へ。聞こえるか?≫
サイファー≪……問題ない≫ボソッ
ピクシー≪やっと喋ったか。今日はこれで3回目だな≫
サイファー≪……≫
ピクシー≪光が見えてきた。もうそろそろ霧が晴れそうだ≫
ピクシー≪……ようやく晴れたと思えば、また霧が出始めた。嫌になる≫
サイファー≪……レーダーは使用可能になっている≫
ピクシー≪みたいだな。……待て、レーダーに何か映ってる。iffの信号は無いぞ!≫
サイファー≪……ッ≫
ピクシー≪前から来るぞ! ブレイク!≫グィイイイ
ビュンッ
ピクシー「なんて速さだ! ベルカの新型か!?」
サイファー≪……ミサイルは無い。機銃弾もそれほど無い筈だ。深追いはするな≫
ピクシー≪クソッ!≫
ネウロイ「」ビーム
ピクシー「アイツ、レーザー兵器を搭載しているのか!?」
サイファー≪……ッ! ……被弾した≫ビーッビーッビーッ
ピクシー≪サイファー! ……ウグッ≫ガスン!
ピクシー「モロに喰らったか……。ガルム隊も、ここまでか」
ピクシー「クソ……意識が……」
――――――
ピクシー「……う、うぅむ」クラッ
ピクシー(体ひとつで、飛んでるのか? ……そうか、俺は死んだのか。そうだ、サイファーは……)
ピクシー「よう相棒、お前も死ん、だ……か?」
サイファー「……」
ピクシー「……女? 誰だコイツ」
サイファー「うぅん……ラリー?」
ピクシー「おい、お前。大丈夫か?」
サイファー「……誰だ貴様」
ピクシー「それはこちらの台詞だ」
サイファー「……ピクシーは死なずに済んだのか」
ピクシー「お前、もしかしてサイファーか?」
サイファー「……ピクシー?」
ピクシー「どうやら本格的に俺たちは死んだみたいだな」
ピクシー「しかし、なんだこの脚は? f-15を履いてるみたいだ」
サイファー「……」チラッ
ピクシー「カラーリングまで俺のイーグルとそっくりだ。お前のも両翼が青くなってるな」ハハハッ
ピクシー「大体慣れてきたぞ。そらっ、バレルロールだ!」ゴォオオオ
サイファー「……ムゥ」
ピクシー「どうやら俺たちは天国にきたみたいだが、悪くは無いな」
サイファー「……」
ピクシー「……うっく、なんだか気分が悪くなってきた」フラフラ
サイファー「大丈夫か、ピクシー」
ピクシー「お前に心配されるとはな……」
ピクシー「……そろそろ本格的にマズイな」フラフラ
サイファー「……失速してるぞ、しっかりしろ」
ピクシー「あそこに滑走路があるぞ。着陸しよう」
サイファー「……この体で、どうやって」
ピクシー「……どうするんだ」
ミーナ「レーダーに反応! 二つよ!」
トゥルーデ「この反応はネウロイではないな。航空機よりも小さい。ウィッチか?」
美緒「……ウィッチが二人だ。片方は今にも墜ちそうだぞ!」キィイイン
ミーナ「なんですって!? 直ぐに救助に向かって! バルクホルン大尉、ハルトマン中尉に任せます。宮藤軍曹は有事に備えて滑走路で待機して下さい」
トゥルーデ「了解!」
エーリカ「はぁーい」
芳佳「は、はい!」
ピクシー「滑走路から人が……飛んできた? どうやら天使のお迎えが来たようだ」
サイファー「……」
トゥルーデ「おい、大丈夫か!? 誘導する。ついて来い」
サイファー「……了解。……ピクシー、もう少しだ」
ピクシー「……あ、あぁ」
サイファー「……僚機を手伝ってやってくれ。もう飛べそうにない」
トゥルーデ「わかった。ハルトマン、支えてやってくれ」
エーリカ「おーもーいー」グググ
サイファー「……助かる」
――――――
ピクシー「……う、うぅ、ん?」
アレッシア「あら、起きたのね」
ピクシー「ここ、は?」
アレッシア「医務室よ。貴女の相方が付きっ切りで見ていてくれたわ」
サイファー「zzz」スゥスゥ
ピクシー「……よう相棒、まだ生きてるか?」フフッ
サイファー「……ム、ピクシー。起きたのか」
ピクシー「あぁ」
美緒「二人とも、起きたいみたいだな」
ミーナ「起きたばかりで悪いのですが、貴女たちの所属をお聞かせ願います」
サイファー「……『ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊ガルム 』だ。」
ピクシー「俺は、ラリー・フォルク少尉だ。tacネーム『ピクシー』。tacネームの方で呼ばれると嬉しいね」
サイファー「ガルムリーダーの……サイファーだ」
ミーナ「……おかしいわね、ウスティオ共和国なんて国は存在しないわ」
ピクシー「まさか!? そんな筈はない! ベルカと戦争の真っ最中だぞ!」
美緒「……どうやら、訳有りのようだな」
ピクシー「ここは何処の国に位地しているんだ?」
ミーナ「ブリタニア連邦よ」
ピクシー「……こいつは、いよいよもって捩れてきたな」
サイファー「……俺たちが居た世界とは違う世界なのかもしれない」
ピクシー「正気か? そんなことあるはずが―――」
サイファー「では、この状況をどう説明する?」
ピクシー「それは……」
ミーナ「それも視野に入れておきましょう」
美緒「にわかには信じ難いがな」
ミーナ「あと、貴方たちが所有していたストライカーユニットですが、あれは何処で手に入れたのですか?」
美緒「所謂ジェットストライカーのようだが」
ピクシー「ストライカーユニット?」
サイファー「……俺たちが履いていたものか」
ピクシー「いや、気がついたらあれを履いて飛んでたんだ。最初は戦闘機に乗ってて……そうだ。その時に黒いヤツに襲われたんだ。アレに墜とされてからこうなってた」
美緒「ネウロイのことか?」
ピクシー「また俺たちの知らない単語だ」
ミーナ「本当に何も知らないのね」
ピクシー「そりゃあな」
サイファー「……気がついたときに、俺たちの体は少女のようになっていた」
ピクシー「そうだ。すっかり忘れていた」
ミーナ「どういうこと?」
ピクシー「戦闘機に乗っているときは、俺たちは男の体だったんだ。それがどうだ。今は見目麗しい女の子だ」
ミーナ「ハァ……」
美緒「ハッハッハ! それは面白い!」
ピクシー「笑い事じゃないんだけどな……」
サイファー「……」
サイファー「……戻れる見込みは?」
ピクシー「俺たちがどうやってここに来たのかのかすら分からないんだ。どうにもなりそうにない」
美緒「なら、見込みがつくまで我々で保護しよう」
ミーナ「ちょっと、美緒!」
美緒「いいじゃないか、ミーナ。彼女たちは右も左も分からないんだ。そのまま外に放り出すのは酷だろう?」
ミーナ「それは、そうだけど」
ピクシー「そうしてもらえると、助かるね。……でも一応、貴女たちが元々男性だったということだけは皆には内緒にしておきましょう。混乱を招きかねないし……」
サイファー「……それはそうと」
ピクシー「どうした、サイファー」
サイファー「……どうして彼女たちや俺たちは、パンツを穿いたままなんだ?」
――――――
ピクシー「アレがズボンだったなんてな。やっぱり違う世界なんだということか」
サイファー「……」
ピクシー「さて、この世界について分かったことについて整理しよう」
サイファー「……魔女が実在する」
ピクシー「あぁ、俺たちもそうなってるらしい。その中には、ストライカーユニットと呼ばれる飛行装置で空を飛んだりする者も居るとか」
サイファー「……俺たちを墜としたのはネウロイという」
ピクシー「それについてはこちらでもまだよく分かってないらしいな。ただ分かることが、そいつ等に対抗する為に人類が手を組んで戦っているということ。……俺たちの世界とは大いに違うな」
サイファー「……」
ピクシー「しかし、どうやってこっちに来たのか、どうすれば帰れるのか。それが目下の課題だな」
芳佳「あ、あの!」
ピクシー「お、新顔だな。どうした、お嬢ちゃん」
サイファー「……滑走路で見た」
芳佳「ブリーフィングルームで貴女たちのことを基地の皆に紹介するから案内しろって、坂本さんに言われたんです」
ピクシー「これから世話になるんだ。挨拶ぐらいはしないとな」
芳佳「じゃ、じゃあ案内しますね!」
ピクシー「よろしく頼むよ」
サイファー「……」
ピクシー「俺たちのことは何か聞いてるか?」
芳佳「いえ、詳しいことは何も聞いてないんです。何処から来たんですか?」
ピクシー「どこか、遠いところだな」
芳佳「へぇー。名前はなんていうんですか?」
ピクシー「そうだな、ピクシーって呼んでくれ」
芳佳「ピクシーさん! なんだか可愛いですね!」
ピクシー「ハハハ、照れるな。で、こっちが相棒のサイファーだ」
サイファー「……」
芳佳「あ、あはは……無口なんですね」
ピクシー「コイツは必要以上は喋らないからな」
芳佳「着きましたよ」
美緒「お、やっと来たか。こっちだこっち」
ピクシー「見事に少女ばかりだな。まるでハイスクールだ」
サイファー「……」
ミーナ「これで皆揃ったわね。今朝の件で皆に話があるわ」
シャーリー「今朝の不時着事件のことか?」
ミーナ「そうよ。その時の二人をしばらくの間、ここで保護することになりました」
ゲルト「それで、その二人は一体何者なんだ?」
ミーナ「詳しく話すとなると難しいわね。何せ私たちもあまり理解しがたい事例なの」
美緒「……二人が言うには、我々とは違う世界からとのことだ」
ペリーヌ「どういうことですの?」
ピクシー「そのままの意味だ。気がついたらこっちの世界の空で飛んでた」
ミーナ「そのことは、本人たちから聞いたほうが良いわね。では二人共、自己紹介を」
サイファー「……ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊『ガルム隊』隊長。コールサイン、『サイファー』」
ピクシー「同じく、二番機のラリー・フォルク少尉だ。コールサインは『ピクシー』。好きなように呼んでくれ」
エイラ「で、違う世界から来たってどういうことなんダ?」
ピクシー「俺たちもよくは分からないんだが―――」カクカクシカジカ
――――――
ピクシー「―――大体こんなところか。ま、信じろというのが無理な話だが」
リーネ「ですよねぇ……」
ゲルト「ふむ、これもネウロイが関与しているのかもしれないな」
ミーナ「彼女たちのことはまた時間があるときにしましょう。では解散してください」
一同『やいのやいの』ドッ
ピクシー「いっぺんに喋るな。……これじゃ本当にハイスクールに転校してきたみたいだ」
サイファー「……」
ルッキーニ「ねぇねぇ、その異世界ってどんな所なの?」
ピクシー「そうだな……見たところ、こちらは俺たちが居た場所と比べると技術は数十年ほど遅れてる」
ペリーヌ「じゃあ、未来から来たということなんですの?」
ピクシー「この世界の未来ではないがね」
シャーリー「んで、アンタらが持ってきたストライカーはどこで作られたんだ? あんなの見たことない」
ピクシー「すまないな。気がついたときには一緒に飛んでたんだ。出所は俺にもな」
エイラ「片方は全然喋らないナ」
サイファー「……」
ピクシー「コイツはいつもこんな感じだ」
サーニャ「……」ポー
サイファー「……」
ピクシー「お似合いだな」
エイラ「ムム……」
ピクシー「そうだ。サイファーについての面白い話をしよう」
サイファー「ム……」
芳佳「え、どんな話なんですか!?」wktk
ピクシー「まぁ、俺たちの事でもあるんだがな。元の場所に居たとき、俺たちは『ウスティオの猟犬』なんて呼ばれてたんだ」
ピクシー「ウスティオというのは俺たちの本拠地、ヴァレー空軍基地のある共和国さ。そこには俺たちみたいな傭兵が招集されていたのさ」
リーネ「ピクシーさんとサイファーさん、傭兵だったんですか?」
ピクシー「その通り。そこでウスティオ軍と共に、敵国のベルカ公国と戦っていたんだ」
ゲルト「傭兵だと……?」
芳佳「ヒトと戦争をしてたんですか……」
ピクシー「あぁ、この世界とは大違いさ」
サイファー「……」
ピクシー「ある日、とある場所へ威力偵察する任務が入った。とある場所とは―――」
サイファー「……ベルカ絶対防衛戦略空域b7r」
ピクシー「―――通称『円卓』。俺たち戦闘気乗りに与えられた舞台。そこには上座も下座もない、条件は皆同じ。所属も階級も関係ない。制空権を巡って各国のエースが飛び交う場所。『生き残れ』― それが唯一の交戦規定だった―――」
――――――
ピクシー「―――そしてベルカ人エース部隊『ロト』をサイファーが殆ど墜としたんだ」
シャーリー「へーっ、彼らは腕利きの戦闘機乗りだったんだろ? それをサイファーが?」
ピクシー「ウソじゃないさ。俺はこの目で見てきた。なぁ、サイファー?」
サイファー「……事実だ」
ピクシー「しばらくした後、同じ場所で大規模な空戦が勃発した。総力戦さ。色んな国の戦闘機が入り乱れていた」
ピクシー「例にも漏れず、俺たちガルム隊もそこに駆り出された。そしたらどうだ? サイファーが敵をみーんな喰っちまって、戦況を一人で変えたのさ」
シャーリー「」ポカーン
ゲルト「そんな馬鹿げた話があるとでも……」
ピクシー「あったのさ。コイツが、その馬鹿げた話の中心だ」
サイファー「……」
ピクシー「それからサイファーは、敵味方両方から『円卓の鬼神』だなんて呼ばれるようになった」
芳佳「鬼神だなんて、そんな風には見えませんけどねぇ」
ピクシー「ハハハ、確かにな。今のサイファーじゃ鬼は無理がある」
サイファー「……」ムスッ
ゲルト「フン、所詮は傭兵。どうせ金のことしか頭にないんだろう」
エーリカ「ちょ、トゥルーデ」アセアセ
ピクシー「君は確か、ゲルトルート・バルクホルン大尉か。名前からしてベルカ系か」
ゲルト「私はカールスラント軍人だ!」
ピクシー「ロトの一番機と気が合いそうだな」
ゲルト「それはどういう意味だ!」ガタッ
美緒「そこまでだ!」
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