ミーナ「何で私だけ...」 (27)
進撃の巨人のネタSSです
キャラ崩壊あり
アルミン「恋愛ソングにケチをつける」と併せてお読みください
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ミーナ「...」
ミーナ「何で私だけ...」ボソッ
アニ「どうしたのミーナ」
ミーナ「何で私だけ同期の男の子から好かれないんだろう!!」
アニ「...突然なに?」
ミーナ「あ...ごめん大きな声出しちゃって...睨まないでよ」
アニ「いや心配したんだけど」(そんなに私の顔怖いかな...)
アニ「話なら聞くよ」
ミーナ「ありがとうアニ!! 今は皆でご飯食べてるから、恥ずかしい話だしなるべく小さな声で喋るね!」
アニ「ああ」(さっきので目立ったから凄く注目浴びてるけどね...女子は聞き耳を立ててる)
ミーナ「あのね...ジャンはミカサ、ライナーはクリスタ、ベルトルトはアニが好きなのに、私だけ好かれてない!!私も好かれたい!!羨ましい!!」
アニ(私も入るのか。まあ無視しよう)
アニ「サシャ」
ミーナ「あっ」
アニ「ユミル」
ミーナ「ああっ」
アニ「この二人にはそういう噂は立ってないみたいだけど」
ミーナ「だってサシャは芋と恋人だし、ユミルはクリスタとだし」
アニ「サシャが芋と恋人ならあんたは豚と恋人じゃないの」
ミーナ「ひどいー!」ジワ...
アニ「あっ...涙目...ごめっ...ちょっと言いすぎた」
アニ(サシャが芋と恋人ってのもひどいと思うけど...いやそれよりこれはまずい...後であいつらから呼び出しだ...)
ミーナ「冗談だよ!ごめんね、オロオロさせちゃって」
アニ「なら良かった」
ミーナ「私食べ終わったから、もう行くね。また後でお風呂でね」ニコッ
アニ「ああ」
クリスタ「...」クイクイッ
アニ(呼び出しだ...)
~女子寮~
バンッ!!
ミカサ「アニ...何を考えているの?ミーナを泣かせるなんて」
クリスタ「そのあと冗談だよなんて言ってたけどあれ嘘だよね絶対。絶対アニに気を遣ったよね」
サシャ「ミーナを泣かせたら...」
ユミル「刑に処する...分かってるよなあ? チビ蹴り女」
アニ「ああ...分かってる」
アニ(別に泣かせてはないけど)
ユミル「覚悟は出来てるようだな...クリスタ!やっちまえ!」
クリスタ「うん! アニ...痛いけど我慢してね? ほら、腕を出して」マジキチスマイル
アニ「...速くやりなよ」
ギュギュギュギュギュ
アニ「...」
クリスタ「あはははははは!!!!!!!痛い?!?!!痛いよね!!???!! 私の雑巾絞り!!!!!!」
アニ「...」(クリスタは力が弱いから全然痛くない)
クリスタ「あははははははは!!!!!!!」
アニ(可愛い)
ミカサ「...ちょっと待って欲しいクリスタ。よく思い出して...ミーナのまた後でお風呂でねの時の笑顔...アニはあのすんばらしい笑顔を引き出した。だから...」
サシャ「確かにそうですね...今日はこれぐらいにしておきませんか?」
クリスタ「はあ...はあ...二人がそう言うなら...アニ、次からは気をつけてね?」
ユミル「ちっ、もうおしまいか」
クリスタ「まあまあユミル。アニ、私たちは先にお風呂に行くから。あ、そうだ。合言葉は?」
アニ「ミーナは皆のもの」
クリスタ「良くできました。じゃ、行こっか」
ポツーン
アニ(...めんどくさい)
アニ(まさか女子全員がレズでしかも全員ミーナに惚れるとは...)
アニ(ミーナは皆のもの協定が出されてからというもの...何かにつけて私が怒られる...私が一番ミーナと仲が良いから嫉妬してるのか)
アニ「めんどくさい...」
アニ「とりあえず私もお風呂に行くか」
カポーン
ミーナ「ああ~シャンプー気持ちいい~!」
アニ「毎日言ってる」
ミーナ「だって訓練だけの日々じゃお風呂ぐらいしか楽しみがないもん!まあでも、誰かさんはご飯が楽しみみたいだけどね?ねえサシャ?」
サシャ「うへぇあっ!? そっ...そうですね...ま、まあ他にも楽しみはありますけどね...ぐへへ」
ミーナ「えー?何が楽しみなの?」
サシャ「それはもちろん...」
ミカサ「サシャ。こっちで体を洗おう。いや、洗え」
サシャ「はい...」
ミーナ「ちょ、ちょっと!ミカサ!...あんなに遠くに...」
ミーナ「はあ...」
アニ「どうしたの」
ミーナ「うん...実は...私がアニ以外の女の子と喋ってると、必ずミカサが今みたいに邪魔してくるの...」
アニ「それはそれは...」
ミーナ「私...ミカサに嫌われてるのかな...」
アニ(逆だよ逆)
クリスタ「そうだよっ!ミカサはミーナを嫌ってるっ!」
ミーナ「クリスタ!?ヘッドスライディングしながら何言ってるの?」
ユミル「クリスタが言ってることは本当だ...ミカサはあのおさげが気に入らない、嫌いと言ってたな...」
ミーナ「そ、そんな!」
アニ(ミカサはそんなこと言わないと思うけど...内戦か...)
ガラッ
ヒューン
ドスン!!!!
ミーナ「ん...?えっ...」
クリスタ「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!男おおおおおおおおお!!!!!!!!!!いやあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アニ「何でライナーが降ってくるんだよ...」
ミカサ「ねえユミル...私にもその話、詳しく聞かせて」
ユミル「どうかな...この話は人間語なんだ。あんたに理解できると思えないけど」
ミカサ「...まさか、私と戦うの?」
ユミル「束でかかりゃいくらお前でも...」
クリスタ「...」
サシャ「...」
ミカサ「...ふっ。戦わなければ、勝てない。私は、何としてでも勝つ!!」
アニ「ミーナ。もう出よう」
ミーナ「えっ!? うっ、うん!」
ガラッ
ピシャン
ギャーギャー ワーワー
アニ「地獄絵図」
ミーナ「どういうことかは分からないけど...凄いことが起こってるね...」
アニ「そうだね。危ないから早く体を拭いて寮に戻ろう」
ミーナ「う、うん...」
アニ「...」
ミーナ「...」
アニ「...」
ミーナ「...ねえ、アニ」
アニ「なに?」
ミーナ「好きな人とか、いる?」
アニ「直球だね。いない」
ミーナ「私はいるよ。今、ここに」
アニ「な...」(脱衣所にはミーナと私だけ...まさか...)
ミーナ「そこにいるのは分かってるよ? 出てきなさい、男子諸君」
アニ「は...?」
アニ(ロッカーの影から、ベルトルト、ジャンが出てきた...あっ)
アニ(今、私下着しか着てない!!)
アニ「っふー、服着たけど...見た?」
ベルトルト「いや、見てない」ハナヂダラー
アニ「後で覚えときなよ」
ミーナ「どうして女子風呂に忍び込んだの?」
ジャン「いや...俺とベルトルトとライナーの三人でそれぞれの好きなヤツに告白しようってなってよ...」
ベルトルト「今、女子はお風呂の時間だからここに来たんだ」
ミーナ「馬鹿だよね」
ミーナ「そういえば...あれ?アルミンは?何で出てこないの?」
アニ「あんたが服着てないから照れてるんだよ...」
ミーナ「しまっ...まあいいや。この二人は私の下着姿に興味ないみたいだし。それに、アルミンになら見られてもいいかな」
アニ「え?」
ミーナ「ねえアルミン...速く出てきて?アルミン?アルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミンアルミン」
アニジャンベル「!?」
アルミン「や、やあミーナ...僕は三人を止めたんだけど...」
ミーナ「ウフフ...ワタシノ アルミン...」
アニ(そういうことか)
ミーナ「アルミンは? 誰に告白しに来たの?もしかして私?そうだよね?私はアルミンを初めて見た時から好きだったよ?通過儀礼で自己紹介する時のアルミンの済んだ声、高鳴る私の胸。あなたの声は何オクターブ?どうでもいいね、だって私とあなたはラブラーブ。金髪かわいい、ちっちゃかわいい、小動物みたい、超天使。私とあなたの出会い、それは運命、結婚したい、それがいい。ねえアル」
アニ「ラップ調になってる...韻踏んでるし...」
アルミン「ごっ...ごめん!! 僕は...ミーナのこと...そういう風には見れないんだ!!」
ミーナ「...え?」
ジャン「おいアルミン! お前もうちょっとマシな断り方をしろ!」
ミーナ「今なんて?」
アルミン「僕は...ミーナのこと...好きじゃないんだ!」
ミーナ「あぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱばぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱば」ドサッ
アニ「ミーナ! ...しょうがない。私がベッドまで連れていく。分かってると思うけど...ベルトルト。返事はノー。多分...他の子もそうだと思う。それじゃ」
ベルトルト「アニ...今日は生理の日か。少しイライラしているね。落ち着いたらまた話をしよう」
アニ「...お前。何を言ってる」
ベルトルト「おいおい!そんなに怒らないでくれよ!好きな人の生理周期ぐらい把握しておくのは当たり前じゃないか!」
アニ「〇ね。もう顔も見たくない。じゃ」
アルミン「...行ったね」
ジャン「おいアルミン!何で断った!お前、せっかくリア充になれるチャンスだったのに!!」
アルミン「僕は...友情を大事にしたかったんだ」
ジャン「アルミン...」
ベルトルト「アルミン。君は素晴らしい人だ」
アルミン「はは、そんなことないよ。じゃ、僕らも行こうか」
ジャン「そうだな。寮に戻るか」
アルミン「何を言ってるのジャン。僕らにはやるべきことがあるだろ?ベルトルトはアニの使用済みナプキンを、ジャンはミカサの使用済みスプーンを、そして僕は...ミーナの使用済みタオルを、回収しなきゃ」
ジャン「お前...本当は、ミーナのこと...」
アルミン「ジャン!話は後にして、回収作業をしよう! 女子の風呂の時間が終わってしばらくすれば、すぐ消灯だからね!」
ジャン「あっ...ああ!そうだな!」
~数日後~
ジャン「よおライナー。久しぶりだな。懲罰房から戻ってきたか」
ライナー「ずるいぞお前らだけ罪が軽く済んで」
アルミン「ごめんごめん。お詫びに、今日の大会のハンデをあげるよ。ライナー抜きでやってた、あの大会のね」
ライナー「やっぱり俺抜きでやってたのか。三人だけで楽しみやがって」
ベルトルト「まあまあ。それより、もうすぐ放送が始まるよ」
アルミン「では...第4回恋愛ソングケチつけ大会を始める」
ライナー「今日の優勝はもらっていくぞ」
ジャン「わりぃな...今回も俺が勝つぜ」
ベルトルト「負けないぞ」
アルミン「今日の最初の曲は...これだ!!」
終わり
アルミン「恋愛ソングにケチをつける」のリンク貼り忘れてましたね。今更ですが貼ります
アルミン「恋愛ソングにケチをつける」 - SSまとめ速報
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