【艦これ】蒼龍「耳掃除します?」 (55)

・4作目です。

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【艦これ】伊168「耳掃除してあげる」
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【艦これ】神通「耳掃除しましょうか?」
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注:艦娘→艦娘の二人称が間違っていることがあるかもしれません。

龍驤のガバガバ関西弁は大目に見て頂けると嬉しいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450268660

―――甘味処「間宮」

蒼龍「あ~ん」パクッ

蒼龍「ん~~~!!! おいしぃ~~~~!!!!」バタバタ

蒼龍「一口でもこんなに美味しいのに、それがこんなに山盛りなんて……」

超大和級戦艦パフェ「俺だ。兄弟」

蒼龍「う~ん♪ ひ~あ~わ~へ~♪」モグモグ

???「」コソコソ

蒼龍「~♪」モグモグ

???「」カサカサ

蒼龍「~~♪」モグモグ

???「」コレハスニーキングミッションダ

蒼龍「~~~♪」アーン

???「」ダレニモミツカルナ

蒼龍「ん~~~!」バタバタ

???「ぴょ~~~~ん!!!」ガバァ

蒼龍「へ――!?」ビクッ

ワシィ!!

卯月「ターゲット確保ぴょん!! ほらほら、さっさと腹を見せるぴょん!!」ワシワシ

蒼龍「ちょ、ちょっちょっちょっと!! な、なに~!!!??!?」ジタバタ

弥生「少し……おとなしく、してて」ガシ

望月「悪く思わないでよー」ガシ

蒼龍「へぇ!!?!? な、なに、なんなのよぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」ググググ

卯月「でかした、ぴょん! さあて、観念しなさい!」サワサワ

蒼龍「ちょ、ど、どこ触って! ひゃん!? き、着物剥かないでぇぇぇ!?!?」グググ

ドタプ~ン

弥生「」
望月「すげぇ」マジマジ

卯月「もらったぁ、ぴょん!!」奪!

ワシッ!

蒼龍「きゃぁあああ!! お、お腹つままないでエェェェ!!!!」グググググ

卯月「あれ~~~?」ワシワシ

弥生「ど、どう?」グググ

望月「あたし疲れてきたんだけど~。早くしてよ~」グググ

卯月「思ったほど柔らかくない……。間宮さんの方がよっぽど……」ワシワシ

――――――――――

          /マミヤサンノホウガヨッポド\

間宮「」カチン

伊良湖「ま、間宮さん!?」

――――――――

望月「え~。蒼龍さんのお腹が柔らかそうだ、って言ったのは卯月じゃん」グググ

卯月「柔らかいと言えば柔らかいけど……」ワシワシ

弥生「弥生……怒ってなんか、ない……」ムス

卯月「『OPERATION お姉さんに甘え隊 N313 』は……茨の道……ぴょん」ワシワシ

蒼龍「だからなんなのよぉぉぉ!!!!!」ドタプ~ン

卯月・弥生・望月「」ゴクリ

卯月「で・も! 別のところは柔らかそうぴょん! たぁっぷり甘えるぴょん!!」ワシ

蒼龍「ひぃぃぃぃぃやああああぁぁぁぁぁぁ!!?!???!?」ドォーン

卯月「ぴょん!?」ポーン
弥生「ふぇ!?」ポーン
望月「あらま」ポーン

蒼龍「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!! 睦月型なんてだいっきらぁぁぁぁぁぁい!!!!!」ダダダダダダダ

――――――――――

睦月「」クチュン

如月「あら? 睦月ちゃん、風邪?」フキフキ

睦月「にゃしぃ……」ズズズズ

―――鎮守府・グラウンド

艦娘s「ワイワイ」

提督「う~ん。みんな元気だなぁ」ポリポリ

瑞鳳「てーとくぅ? 何食べてるの?」

提督「ん? カ○リーメイトだ」

瑞鳳「もう! この前はウ○ダーだったでしょ? ダメよ。そんなものばかり食べてちゃ!」

提督「許してくれ。最近寝付けてないせいか、腹がムカムカしてな。あんまり、物がのどを通らないんだ」

瑞鳳「それなら、もっと消化にいいもの食べなきゃ! 体までカ○リーメイトになっちゃうわよ」

提督「おいおい、カ○リーメイトを舐めるんじゃないぞ。これがなかなかウマイんだ。こいつはタンパク質、脂質、ビタミン、炭水化物、ミネラルの5大栄養素をバランスよく含んだエネルギー食品なんだ。いわばバランス栄養食。それこそ戦闘の合間にでも、体に必要な栄養を効率よく摂取できる」

瑞鳳「あ、改めて聞くとすごそうねぇ……。まさに宇宙時代の食事って感じ」

提督「それにこいつはカロリー計算もしやすいし、栄養も十分だからダイエットフードにも向いているらしい。日本のゲイシャガール達はみんなこいつを使ってカロリーコントロールしてるみたいだな」

瑞鳳「え!? 那珂ちゃんも?」

提督「もちろんだ」

瑞鳳「そ、それじゃあ一つもらっていい?」

提督「まあいいが……これが最後なんだ、残念ながら。食いかけでよけりゃやるけどな」

瑞鳳「え!? 食べかけ!?」

提督「どうした?」

瑞鳳「な、なんでもない! せ、せっかくだし……それぇ、貰おう……かな?」

提督「ん? これでいいのか? なら、ほれ」アーン

瑞鳳(あ、あ~んまでしてくれるなんて……!!! 今日が秘書艦でよかったぁぁぁ)

瑞鳳(な、なんか今日なら行けそうな気がしてきた……! そうよ瑞鳳! せっかくいい雰囲気? なんだから! ここで行かなきゃ女が廃る!)


――
―――
――――

瑞鳳『てーとくぅ~? わたしぃ、そんなものよりも……』ギュッ

瑞鳳『てーとくがたべたいなぁ……』ズイッ

提督『HAHAHA……瑞鳳は欲しがりさんだな……イケナイ娘だ……』

――――
―――
――

瑞鳳(なーんて! なぁぁぁぁんてぇぇぇぇ!!!!)ジタバタ

提督「瑞鳳? いらんのか? ずいほーう」

瑞鳳「へ!!?? あ、い、いります! いります!!」ビクッ

瑞鳳(慌てないで……そう!  まずは普通に食べましょう。そう、それからよ)

瑞鳳「あ、あ~ん」アーン

   \うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!/

蒼龍「やだやだやだあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」ダダダダダダダ

提督「ん? そ、蒼龍!??!? ど、どうした!?!? そんな格好でエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ―――――――――!」<ヒュウウウゥウゥゥゥゥゥゥンンンン

瑞鳳「」ポツーン

蒼龍「うわああああぁぁぁぁぁぁん!!!!」ダダダダダダダダダ

提督「ど、どこへ行くんだ蒼龍!!?!?!?!?!!?」ガシィィィィィィ

蒼龍「なんで掴まってるのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ダダダダダダダダダダ

提督「なんでって!!!!! ……なんでだろう……? 蒼龍は、何故走ってるんだ?」グォォォォォ

蒼龍「……あれ? どうしてだっけ?」ピタ

提督「」ビタァン

提督「そ、蒼龍……!! まったくどうしたんだよ」

蒼龍(着物前開け)「」アレ~

提督(な、何があったかは知らないが……前の開いた着物と袴の組み合わせはヤバイ……! いろいろヤバイ……! つかデカすぎだろ! 何がとは言わんが)

提督「と、とりあえず前を隠せ」

蒼龍「は、はい!!!」バッ

蒼龍(そ、そうだった……!! 確か卯月ちゃんたちにお腹を……お腹を……)グスッ

提督(な、泣いてる!? ま、まさか……いじめとか!?)


――
―――
――――

艦娘Z「え~!wwwww 二航戦って、今だにコンバート改装すらできないわけぇwwwwww」

艦娘S「時代遅れですねぇwwwwwwwwwwwwww」

艦娘K「最初からあなたなんかいらなかったのよ、二航戦」

艦娘A「そうですね……。前をはだけてランニングでもして来れば、度胸くらいは認めてあげないこともありませんねぇ。胸だけにwwwwwwwwwwww」

艦娘Z「」
艦娘S「wwwwwwwwww」
艦娘K「wwwwwwwwww」
艦娘A「wwwwwwwwww」

――――
―――
――

提督(な、なんてことが……!)

提督「と、とりあえずこれ着てろ」つ上着

蒼龍「は、はい……」モゾモゾ

提督「……蒼龍。何があったかは知らないし、無理矢理聞くつもりもない。だけど、自分だけで抱え込んじゃダメだぞ。俺だって相談に乗る」

蒼龍「あ、ありがとう……じ、実は」

蒼龍(あ、でもこれを話したら私が太ってるって思われるかも……。と、というか……卯月ちゃんたちがあんなことをしようとしたってことは、私が太ってるって噂が既に鎮守府中に広まってる!? じゃあもしかして、提督も私がデブだって……)ジワァ

提督「そ、蒼龍!?」

提督(そうか……そんなに辛いことだったんだな……)

提督「蒼龍、これいるか。食いかけだけど……足りないなら、間宮でも行こうか。腹いっぱいになれば、悩みも和らぐ。な?」つカ○メ

蒼龍(こ、ここで食べ物の話を……! や、やっぱり提督は……!)ガーン

蒼龍「ご、ごめんなさぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」ダダダダダダ

提督「そ、蒼龍ぅぅぅぅぅ!!!!」

―――空母寮・二航戦のお部屋 21:00

蒼龍「……んぅ」パチ

蒼龍(……あれ……? ……そうか。私、ショックのあまりあのまま寝ちゃって……)

蒼龍「って!!」バッ

提督の上着「サニー 許せ」シワシワ

蒼龍「ああああああ!??! シワシワになっちゃってるぅぅぅ!??!?」ガーン

蒼龍「クリーニング代……弁償しなきゃ……」グスン

蒼龍「でも、いつ返そう……。会いに行きにくいな。ってぇ!」ガバ

蒼龍「明日の秘書艦……私じゃん……!」

蒼龍「どうしよう……! 顔合わせらんないよぉ!!」アタフタ

蒼龍(それにしても……お腹、空いたなあ)グゥゥ

蒼龍(だ、ダメ! が、我慢しなくちゃ! 提督に呆れられちゃう!)グゥゥ

蒼龍(そういえば……飛龍がいないな……)キョロキョロ

蒼龍「……お風呂入ってこよ」

―――空母寮・廊下

蒼龍(ちょっと、これからはダイエットしよう。そう、ちょっとだけ。朝食ダイエットは逆効果って聞いたから……そうね、一日一食。朝だけ食べよう。もちろん、おやつは抜き。明日、いつも通りなら……提督にお昼誘われると思うけど……そうね、軽いものを食べて誤魔化して……ちょっと小食アピール……)ブツブツ

蒼龍「……ん? 談話室の電気が……!」

談話室「」ワイワイ

蒼龍「」ヒョコ

隼鷹「ほらほら飲め飲め! ひゃっはぁーーー!!」

瑞鳳「せっかく! せえぇっかくチャンスらったのにぃぃぃぃ~~~!!」グビグビ

飛鷹「こら隼鷹。そんなに飲ませちゃダメでしょ?」

祥鳳「zzzzz」スピー

鳳翔「せっかくですし、まだまだ出しましょうか」コト

龍驤「あ、このザーサイうまい」モグモグ

千代田「千歳お姉……」スリスリ

千歳「千代田ぁ」スリスリ

飛龍「私は千歳お姉でも、千代田でもないんだけどね……」スラレスラレ

隼鷹「お、二航戦の蒼い方! やっとお目覚めか!」ヒック

飛龍「あ、蒼龍。起きたんだ!」

蒼龍「え、えっと……これは……」

鳳翔「この前、提督が食料をかなり多めに調達してしまって……。毎日たくさん使っていたんですが、もう殆どがちょっと持たなくなってきてしまったので……。鍋でも囲んで、消費してしまおうと思ったんです。漬物とかもありますよ?」

飛鷹「一航戦と五航戦は、料理の手伝いをしてくれてるわ。一緒に一杯どう?」

蒼龍「わ、私は……ちょっと、今そんな気分じゃないと言うか……ブルーというか」

龍驤「『蒼』龍だけにか? って、なんでやねーん!」ビシ
祥鳳「痛!? ……zzzz」スピー
龍驤「まな板だけに? って、なんでやねーん!」ビシ
祥鳳「痛!?!?!? ……zzzzz」スピー

蒼龍「そうですよ……私はどうせブルード○ゴンですよ……」グスッ

龍驤「……」

飛龍「ちょ、どうしたのさ。蒼龍……!」

蒼龍「お風呂入ってきます……」トボトボ

龍驤「まあちょい待ちぃや」ポン

蒼龍「龍驤……?」

龍驤「ブルーな気分の時は、皆で鍋でも突くに限る!」

蒼龍「でも、私……今お腹すいてないから……」グゥ~

蒼龍「……」

龍驤「ね?」ウィンク

―――――――――――

隼鷹「ぐがーーーーー!」スピー

瑞鳳「あー! ねむい!!」スピー

飛鷹「……リキッドォ!」スピー

蒼龍「……」

龍驤「みーんな、ぐっすりやな」

蒼龍「……そうね」

龍驤「鍋、ほとんどなくなくちゃったな」

蒼龍「……そうね」

龍驤「……ほら、あ~んしてみぃ。あ~ん!」アーン

蒼龍「だから私は……!」

龍驤「野菜はしっかり食わないと、綺麗になれへんで?」アーン

蒼龍「……」パク

龍驤「どや?」

蒼龍「……おいしい……」モグモグ

龍驤「ま、何があったのか知らんけど。話せば楽になるで? こういうのは、後々考えてみればどうでもいいことだったりするんや」ポンポン

蒼龍「どうでもよくなんか……!」

龍驤「今のあんたにとっては……な?」

蒼龍「……」

龍驤「今のままでいたいっちゅうなら、これ以上は何も言わん。でも、キミはそれが嫌だから、ああしてしょぼくれとったんかちゃう?」

蒼龍「……」

龍驤「ははは。こんなちんちくりんなんて、頼りにならんかもしれんけど。それでも、話してみる価値はあるとおもうんやけどなぁ」

蒼龍「……じ、実は――」

――――――――――――

龍驤「……なるほど、そんなことやったか。子供ってえのは、時に残酷なことを平気でしよるからなあ」

蒼龍「……」

龍驤「でも、提督は本気で君を心配してくれていたんやで。そりゃあ、その時の君にとっちゃ、これ以上にない大きなお世話だったかもしれへんけど。人の好意を無下にするってのは、褒められたことじゃあない」

蒼龍「……ごめんなさい」

龍驤「謝るべきなのは、うちやないやろ? でもまあ、辛かったなぁ。蒼龍」ポンポン

蒼龍「う~」グス

龍驤「せやけど、以外に柔らかくないって、言っとったんやろ?」

蒼龍「……太ってそうって、思われてたってことだから」

龍驤「はぁ~。キミ、一つ勘違いし取るで。卯月たちは、別にキミをいじめようっちゅうてあんなことしてたんじゃない。あいつらはちょっち前から、『お姉さんに甘えるぴょ~ん』なんて言ってたんや。つまり、太ってるのを探してたんちゃう。包容力のありそうなのを探してたんや」

蒼龍「変わらないわよ……」

龍驤「い~や変わる。キミは自分の武器を自覚してないんや。持てる戦力はフル活用せんと、提督も振り向いちゃくれへんで」

蒼龍「て、提督は関係ないでしょぉ!?」

龍驤「はぁ~。バレバレやな」

龍驤「ま、話を戻すわ。あ~ん」ッパク

龍驤「うちだって、こんなちんちくりんのまな板ボディ、昔は好きじゃあなかった。陸奥や長門みたいなすらっとボディに憧れとったし、赤城や加賀のボンキュッボンなんて、下唇を噛み締めながら眺めとった」

蒼龍「そ、そうなんだ」

龍驤「キミの身体もや! なんや! 身長はうちとそんな変わらんくせに、凶悪な安産型しおって! こんなもんぶら下げて!!」タプタプ

蒼龍「ちょ、ちょっと! 痛いってば!!」

龍驤「ハァ……。ま、そんなうちやけど、ある時気が付いた。後輩の五航戦や軽空母たちに、まるで子供の様に甘えられるんは、この身体のお陰やって。こんな風にな!」ピョン

蒼龍「へ?」ポス

龍驤(on 蒼龍の膝)「えっへへ……」ニコニコ

蒼龍「……///」

龍驤「つまり、このちんちくりんこそうちの個性! うちの武器! それじゃあ蒼龍、キミの武器は……どれや?」

蒼龍「私の……武器……」

龍驤「うちはフトモモを推すわ。なかなか極楽やなあ。膝枕」スススス

蒼龍「ちょっと! く、くすぐったいって……!!」

龍驤「こんなん、すぐねむくなってしまいそうや……」ネムネム

蒼龍「そ、そんなに?」

龍驤「うんうん。それに、なかなか絶景だし」

蒼龍「……?」ドタプーン

蒼龍「!! ちょっと、どこ見てるの!?!?」

龍驤「なんや? 提督落すには、これ以上にない武器やと思うけど?」ニヤニヤ

龍驤「ま、キミがそういうん無理やってんなら、仕方ない。誰かに提督が盗られるだけや」

蒼龍「そ、そうだけど……」

龍驤「じゃあ、最後にいいこと教えてやるでぇー。最近提督はんはちょっち寝つきが悪いみたいや。なんでも、布団に入っても一切眠くならないんやと」

蒼龍「て、提督が?」

龍驤「せや。……何を武器にすればええか、わかったやろ?」

蒼龍「……うん!」コク

龍驤「それじゃあ食え! その武器を支えとるんは食事やで! 鳳翔さん!!」

鳳翔「はいはい」コト

蒼龍「お、起きてたの!」

鳳翔「だって蒼龍ちゃん、一口も食べていませんでしたから。食事は日々のエネルギーです。しっかり食べなくちゃね」ウィンク

龍驤「へへへ」ニカッ

鳳翔「うふふ」ニコニコ

蒼龍「……はい!」ウルッ

―――翌日・執務室 15:30

提督「……そうか。何事も無くてよかった」フラフラ

蒼龍「提督は何事もあり過ぎだと思うんだけど……」

提督「いや、気にしないでくれ。最近寝つきが悪いだけだ……」フラフラ

蒼龍「寝れないの? まったく?」

提督「いや、少しは眠れる……特に昼間はな。ってことで、一旦寝て来るわ。なんかあったらよろしく」フラフラ

蒼龍「え? ちょ、ちょっと!? っていうか、絶対昨日から悪化してるでしょ!!」ガシ

提督「は、離してくれ! 俺の貴重な睡眠タイムなんだ!!」ジタバタ

提督「って、あらぁ!!!???!?」ズルッ

蒼龍「おっと」ガシ

ムニュウ

提督「そ、蒼龍!? あ、ありがとう」

提督(そ、蒼龍の九九艦爆乳が腹に!??!?!)ムニュウ

蒼龍「いえいえ。っていうか、私は睡眠を邪魔する気はないです! 事情は聴いてるし。むしろ、秘書艦として協力させてほしいなーって」

提督「協力?」

蒼龍「ええ。膝枕、してあげます!」

―――提督のお部屋

蒼龍「提督……どうですか」ヒザマクラ

提督「ああ……極楽だ……」ヒザマクラサレ

提督「すごく……柔らかい。頭が沈み込んでいく……」

蒼龍(やっぱり……ちょっと太ってるのかな……?)

提督「すごく……安心する……。秘書艦でない時もやってほしいくらいだ……」

蒼龍「そ、それじゃあ……提督が寝つけるようになるまで、毎晩しに来ちゃおうかな~……なんて」

提督「ああ。蒼龍がいいなら、ぜひそうしてほしい……」

蒼龍「やった……!」

提督(にしても……絶景だな……。どこがとは言わんが。少し前屈みになってくれないと、顔すら見えない)

提督「」ゴロン

蒼龍「あ……。か、勝手に寝返り打たないで……くすぐったい……!」

提督「あ、ああ。すまん」

蒼龍「眠れそう?」ナデナデ

提督「いや……眠いんだが……眼が冴えててな」ナデラレナデラレ

蒼龍「そっか。ゆっくり休んでくださいね?」

提督「ああ。そうさせてくれるとありがたい」

蒼龍「それにしても、すごい部屋……ちゃんと方付けなきゃだめですよ?」

提督「ああ……わかってはいるんだが」

蒼龍「じゃあ、あとで私が方付けちゃいます!」

提督「い、いいのか?」

蒼龍「もちろん!」

蒼龍(そう! いける! この調子! 焦らなくていい、まずはこれでいい! ってあれ? 提督の耳の中……すごい耳垢……!)ミミグイ

提督「? 蒼龍?」ミミグイ

提督(ああ……なんか、耳をやさしく引っ張られるだけで気持ちがいいな……)

蒼龍「耳の中、すごいことになってる……耳掃除とかしてないでしょ?」

提督「ああ。そういえばそうだな」

蒼龍「仕方ない……私がやってあげます!」

提督「へ? でもそこまでしてもらわなくても……」

蒼龍「いいでしょ? せっかくだし!」

提督「……まあ、蒼龍がそれでいいならいいか」

蒼龍「よし! それじゃあ、耳かきはどこ?」

提督「あ~、そこらに転がって……あ、あった」テヲノバシ

蒼龍「あ、これね?」テヲノバシ

ムニュウ

提督(!!??! ま、まさかこの感覚は!?!?!? 九九艦爆乳!?!!?!?)ピタッ

提督(膝枕してもらったまま蒼龍が前へ手を伸ばしたせいで、俺の顔がフトモモと乳に挟まれて……柔らかい……幸せぇ……!)ムニュムニュ

蒼龍「よっと。まったく、こんなところに置いておいたら不衛生じゃない」

提督「あ、ああ。その通りだ」

蒼龍「これ終わったら、しっかり掃除しますからね?」

提督「ああ。すまないな。何から何まで」

蒼龍「いえ! 秘書艦の役目ですから!」

蒼龍(そうだ! 今日は大事なアピールタイム。私の最大の武器、卯月ちゃん公認の『母性』で勝負よ!)

蒼龍「それじゃあ始めるね?」

提督「お、おう」

ガサッ ガサガサガサ
カリ カリ カリ カリ
クリッ クリクリクリ

提督(ロクに寝てないせいか、頭がぼーとする。まだ、眠れそうにない。にしても、気持ちがいいな……。誰かにマッサージしてもらったような、そんな感覚が耳の中を埋め尽くす。……入り口付近をカリカリされるのって、こんなにいいのか……)ゾクゾク

蒼龍「痛かったら言ってね。私も普段は飛龍にしてもらってる側だから……」

提督「飛龍がしてるのか……なんか意外だな」

蒼龍「そうですか?」

提督「いや、こういうのは蒼龍の方がやってそうだったから。なんというか、雰囲気がさ」

蒼龍(こ、これは……意外とみんな私=母性で通ってたりするの!? いける……これはいける!!!)

スースリ スースリ
サリッ サリッ サリッ サリッ

提督「おお、ぱりぱり剥がれていくのがわかる……」ゾクゾク

蒼龍「気持ちいい? してほしいことがあったら言ってください」

提督「ああ。ありがとう」

蒼龍「でもこれ、以外に楽しいなぁ。飛龍がやらせてって言ってくるのもわかる」

ペリッ ペリッ ペリッ ペリッ
スーッ スーッ スーッ スーッ
スリッ スリスリスリ

提督「な、なるほど、飛龍からせがんでくるのか」

提督(ああああああ。蒼龍の手つき、少し乱暴なようで、でも絶対に傷がつかないようなソフトタッチ……。顔の片方からは蒼龍のスベスベなフトモモ、もう片方からは甘ったるい快感……。最高だ……!)ゾクゾクゾク

蒼龍「これ、やってる側なのに自分の事のように気持ちいい。オ○オのクッキーだけを綺麗に剥がせたときみたいな?」

提督「そ、それはわかりやすいな」

ズ ズズズズズ
ズリ ズリ ズリ ズリ
クル ックル ックル

蒼龍(よし、なかなか好感触……! そう、焦らずゆっくりと……!)

提督「す、すごい。今まで凝り固まっていたと言うか、余裕のなかった頭の中まで綺麗になっていく感覚……」

蒼龍「そ、そんなにすごい?」

提督「ああ。頭がすっきりしていく……。段々、違う意味で頭がボーっとしてきた……。眠たい……」トローン

蒼龍「そ、それじゃあ、このまま続けてれば、眠れます?」カリカリ

提督「ああ。すまないな……終わるまではしっかり起きてるから」

ポリッ ポリッ ポリッ ポリッ
ペリッ ペリッ ペリッ ペリッ

蒼龍「え? 別に寝ちゃっても大丈夫ですよ」ナデナデ

提督「蒼龍がそう言うなら……。ほんとに寝ちゃうぞ?」ネムネム

蒼龍「ええ。好きなだけ眠って? 私はここにいますから」ナデナデ

提督(あれ? 俺って……なんで今まで眠れなかったんだろう……)ナデラレナデラレ

蒼龍「あ、でも、危ないからなるべく動かないでね?」カリカリ

カリカリカリ ッカリッ
クリッ クリッ クリッ クリッ

提督(あぁぁ。入り口が終わって……棒が少し中に入ってきた。感覚自体は変わらないが……掃除されてる感があっていいな……)トローン

蒼龍「ぽろぽろ取れてく……。……面白い。提督……すっごく眠たそうだけど……無理しないでね?」カリカリ

提督「あ、ああ。大丈夫……」トローン

蒼龍「っと。とった耳垢、耳の横においてたけど……そろそろティッシュかなんかに移さないとね」

提督「ティッシュなら……」テヲノバス

蒼龍「あ、あったあった」テヲノバス

ムニュウ

提督(蒼龍……わざとやってるんじゃなかろうか……)ムニュムニュ

蒼龍「それじゃ、気を取り直して……」カリカリ

ズズズズ

提督「あ、ああぁ」トローン

蒼龍(あああぁぁ。提督の目がトローンってしてる……ちょっと可愛いかも。提督に膝枕して、独り占めできるなんて……幸せ……! っとと、本来の目的を忘れないようにしなきゃ! 焦らず焦らず)カリカリ

ズ ッズ ッズ ッズ
ズーリ ズリ ズーリ
クッ クッ クッ クッ

提督「そう言えば蒼龍……。……耳の中、どうなってるんだ? すごいことになってるって言ってたが……」トローン

蒼龍「そうねぇ。何かに例えるのは難しいけど……。強いて言えば……黄緑色の氷柱が大量! みたいな?」

提督「うへぇ。なんか悪いな、そんなのの処理を任せて」

蒼龍「いいのいいの。私も提督と一緒にいられて、すごい幸せだし!」

提督「え? あ、そ、そうか! あ、ありがとう……///」カァ

蒼龍「」

蒼龍(あ、あれ!? 今私、何言っちゃった!? ちょ、ちょっととんでもないこと口走っちゃったよ!? 今回はそんなにがっつかないつもりだったのにぃぃぃぃ!!)ウワァァァ

提督「そ、蒼龍?」

蒼龍「ひゃ! はい!?」ビクゥ

提督「あ、ありがとな……俺も、蒼龍と一緒で……蒼龍に膝枕されて……幸せだ……///」

蒼龍「/// そ、そうですよね!?!?! わ、私がしてあげてるんだから!?!?!?」グルグル

蒼龍(ええい!! もうなるようになれだ!!!)カァッ

蒼龍「そ、それじゃあ……続けますよ……! 奥の方行くからね?」

提督「あ、ああ」

ズズズ ズズズ ズズズ
パリッ パリッ パリッ パリッ

提督(お、奥の方に入ってきたからか、タッチが柔らかくなってきた……! 傷つけないようにゆっくりと掻かれて……その度にゾクゾクって感覚が頭の中をかき回していくようだ……!)ゾクゾク

蒼龍「はぁぁぁぁぁあああ、ふううううぅぅぅぅぅぅ……! なんだかよく見えない……」カリカリ

ムニュ

提督(!?!?!?!!?!? そ、蒼龍の胸が……後頭部に当たって?!!?!? し、しかも顔が近付いて……!?!? 吐息が頬に当たる……!?!??)

t督『……ジョージはああ言ってるぜ?』ビキビキビキ

提督(俺の息子……小さなジョン……)ギンギン

提督(……ていうか! 蒼龍はなんなんだよ! あんなにちっこい癖に、凶悪な乳ぶら下げて! しかも身長の割に足長すぎだろ! その所為で、膝枕されるとナチュラルに乳が当たるんだよ!)ギンギン

蒼龍「提督? どうしました?」カリカリ

提督「い、いや! な、何でもない」

蒼龍「?」

蒼龍「まあ、大丈夫ならいいけど」カリカリ

パリッ ペリッ パリッ ペリッ
スーッ スーッ スーッ 

提督(でも、柔らかくて……落ち着く……。最近、こういう落着きはなかったからな……)トローン

蒼龍「耳垢、おっきいけど剥がれやすい……。こっちはもうすぐ終わりますね」カリカリ

ペリッペリリリリ
ズッ スーッ ズッズッズ

提督(ああああ。奥の方で耳垢が剥がされて……すっきりしていく快感……! 部屋を掃除し終わったときの感覚を、体全体で感じているような……)

提督(それにしても……蒼龍……良い匂いだ……。でも、女の子ってこんなにいい匂いなのか? シャンプーとか、そう言う次元じゃない気が……。これは……お香の香り?)

提督「蒼龍……良い匂いがする……」

蒼龍「あ、気が付きました? せっかく提督に会うから、とびっきりのお洒落がしたいって言ったら、鳳翔さんが用意ささっとしてくれてね。すごくいい匂いでなかなか気に入ってるんです! 何の香りかは、全然わからないんだけどね」カリカリ

提督(え!?!?!? 俺に会うからとびっきりのお洒落!??!?! も、もうそれって告白だよな!!?!? さっきから何なんだよ蒼龍! 惚れちまうぞ!!)トローン

ペリン!
トントン

蒼龍「はい! おしまい!」

提督「ん? ああ……。もうおしまいか……」

蒼龍「あ、ちょっと動かないでね……」

提督「?」

蒼龍「」フゥ~

提督「!?!?!!?!?!?!」ゾクゾクゾクゾク

提督(な!?!? 蒼龍が、息を耳に吹きかけてきた!?!?!?!?! あああああああ!!!??!?!? き、気持ちいい……!)

蒼龍「ぷっ! くくく……! なに、その反応……!!!」ククク

蒼龍「」フゥ~

提督「あ、あああああ」ビクビク

蒼龍「あっはっはっはっは!! ひ~!! びくびくしてるぅ!!!!」ケラケラ

提督「わ、笑うなよ!」

ムニュモニュムニュモニュ

提督(ちょ!?!?!? 腹抱えて笑うなよ!!??!? 俺の顔が、蒼龍のフトモモと胸に挟まれて揉みくちゃにされてる……!?!?! て、天国だぁ……!!!)ギンギン

蒼龍「」ソ~

提督(ん? 蒼龍が思いっきり前屈みになって俺の顔を覗き込んできた? って、ポーズ的に今度は顔が、柔らかい二つに押しつぶされてる……。これ、すごく安心する……)

蒼龍「っぷ! ……くくく……!」

提督「もう、なんだよ。わざわざ人の顔覗き込んできて……」

蒼龍「いえ、別に。面白い顔だなって」ムニュモニュ

提督「失礼な。っていうか、さっきかいろいろ当たってるんだが……」ムニュゥ

蒼龍「? ……?!?!?!?」カァ

蒼龍「ご、ごめんなさい!!!!」バッ

提督「あ、いや……別に謝られることじゃ……。というか、謝りたいのはこっちだよ。悪かったな」

蒼龍「え? な、なにが?」

提督「いや、あたってるのに何か言い辛くてさ。だって、こう……蒼龍だっていやだろ? 無自覚とはいえ、デリケートな部分を俺に当ててたなんて……」

蒼龍「なんか、セクハラチックな響きね……」

提督「誰の所為だ! 誰の!」

蒼龍「わ、私は別に嫌じゃないけど……。て、提督こそ、嫌じゃないんですか?」

提督「俺は……嫌どころか……もう一回やってほしいと言うか……」

蒼龍「///」
提督「///」

蒼龍「は、反対やりましょうか!」グイックルン

提督「え? っちょ!?」ポスン

提督(あああああああああ! そ、蒼龍の腹が目の前に……!?!?!?)ギョ

蒼龍「て、提督!? ……!?!?!?!?」

蒼龍(ってこれ! と、とんでもないポーズじゃない!??!?! ど、どうしよう!!??!?!)

提督「い、位置変えよう。な!?!?!」

蒼龍(い、いや。ひるんじゃダメ! 包容力ある女性は、この程度じゃ動じない!)

蒼龍「や、やりましょう! このまま!」

提督「え? でも……」

蒼龍「もちろん、提督が嫌ならやめとくけど……」

提督「……わかった。このまま頼む」

蒼龍「はい!」

蒼龍「それじゃあ、いきますね」

スーッ スリッ スーッ スリ
ズリッ ズリッ ズリッ ズリッ

提督(お、俺の上で蒼龍の胸が……暴れてやがる……)

提督「……なんか……こうされてるのって、いいな。着物のいい香りがして、安心する」

蒼龍「そうですか? それならよかった」カリカリ

提督(なんだかいよいよ、眠くなってきた……)トローン

蒼龍「良い匂いで、眠くなってきちゃった?」カリカリ

ズリッズリッズリ
クッ クッ クッ ペリッ
スーッ スーッ スリッスリ

提督「ああ。なんで昨日まで、あんなに寝つけなかったのか、わからなくなってきたよ」トローン

蒼龍「よかった……♪」

提督(すごい……耳に感じる手つきも、香りも、声も……どれもが俺を安心させてくれる……)トローン

蒼龍「寝ちゃっても大丈夫だから。私は勝手に続けちゃうけどいい?」カリカリ

提督「ああ。悪い……」トローン

蒼龍(なんか……母性って言うのがわかる気がしてきた……。いい大人のはずの提督が、こんなに可愛く見えるなんて……)カリカリ

スーッズリスーッズリ
カリッカリカリカリカリ

提督(あああぁぁぁぁぁ。気を抜いたら一気に眠ってしまいそうだ……!! 寝たらもったいないような気がしていたけど、蒼龍は俺の睡眠の為に膝枕をしてくれていたわけだしな……。いかん、寝不足もあったから……意識が)ネムネム

蒼龍「無理しないで? 眠れる?」カリカリ

提督「ああ。今にも……意識が飛びそうだ……」

蒼龍「そう。それじゃあ……この耳の軟骨の部分? 責めてあげるね……」スリッスリ

スーッ スーッ スーッ スーッ
スリ スリ スリ スリ

提督(ああぁぁぁ……! 耳介を棒ですりすりされてる……! なんだこれ、気持ちいい……!)ゾクゾク

蒼龍「飛龍がたまにやってくれるんだけど……結構いいんだよね、これ。耳たぶも……」スリスリ

ッピ ッピ ッピ ッピ
ムニムニムニムニ

提督(ああ……耳たぶも……蒼龍の綺麗な手でモミモミされて……耳介をカリカリされて……気持ちいい。ボーっとしていた頭が、ピンク色の霧に沈んでいくようだ……)ゾクゾクゾクゾク

蒼龍「提督。私はずっと、提督の傍にいるから……安心して眠って……」ナデナデ

提督(もう……意識が……!)ネムネム

スーッ スーッ スー スリ
スリュ スリュ スリュ スリュ

提督(ふわぁ……。耳をやさしくなぞられる快感……もう視界も真っ暗になってしまった……。全身に蒼龍の母性を押し付けられて……気持ちがいい……)

蒼龍「ふふふ……おやすみなさい、提督……」ササヤキ

提督「ありがとう……そう……りゅう……」

提督(ああぁぁぁぁぁぁ……zzzzz)スピー

蒼龍「……ふふふ」ナデナデ

――――――――――――
提督「ん……んぅ」パチ

蒼龍「あ、起きました?」ヒョコ

提督(真っ先に目に映ったのは、上下逆さまの蒼龍の顔。どうやら、フトモモとフトモモの谷間に頭をはめ込むように膝枕されていたようだ……。それにしても、心地いい枕だ……)

提督「……そういえば、そうか……耳かきしてもらったまま寝ちゃって……」パチパチ

蒼龍「随分ぐっすり眠ってましたよ? よっぽど眠ってなかったのね」ナデナデ

提督「ああ……ありがとう。久しぶりのまともな睡眠だったよ」ナデラレナデラレ

蒼龍「そう。それならよかったです。せっかくですし、もう少しこうしてましょ?」ナデナデ

提督「蒼龍がいいなら、そうしてほしいな……。……耳掃除、また頼んでもいいか?」

蒼龍「もちろん!」

ドア「コンタクトォー!!」バァン

提督&蒼龍「」ビクゥ

卯月「」バチバチバチ

提督「う、卯月!?」

卯月「……礼を言わせてくれぴょん。うーちゃんはお腹の柔らかさこそが正義だと、母性だと思っていた……ぴょん。だけど、違ったんだぴょん……」

蒼龍「べ、別に大丈夫よ! そんなに謝らなくたって!」

卯月「だが、しれいかんたちを見て目が覚めた……。お腹はあくまでお腹ぴょん」

蒼龍「な、何を言って……」

卯月「……フトモモを、味わう刻だ……っぴょ~~~~~ん!!!!!!!!!」ガバァ!

提督「お、おい! そ、蒼龍のフトモモは渡さんぞ!」グググ

卯月「フトモモ<ここ>がうーちゃんの居場所、これがうーちゃんぴょん!」グググ

蒼龍「ふふふ。私の母性も、罪だなぁ……」

おわり

最後までありがとうございました。

今回で耳かきされたい艦娘の自給自足も終わりましたので、一旦ここまでということにしたいと思います。
今まで応援してくれた方々には、本当に感謝しています。ありがとうございました。

モチベと時間と需要があれば、また戻ってくることがあるかもしれません。

みなさんもぜひ、好きな艦娘の耳かきSSを書いてみてください。

ありがとうございました。

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