宛先の無い日記~君に届け~ (5)


暇だからSSの続きでも書くかーって思って職場のメモ帳を開こうとしてさ

最近使ったもの、のファイルから自分の開こうとした時に見慣れないファイルがあったんだ

そして、その内容が意味不明だった

スレタイはメモ帳のタイトル、量も2レス分くらいしかない

見つけてしまったので投下してみる

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449728801

①君の面影を探して


 何年経つのだろうか、いつの頃からか数えるのをやめてしまった。

 最後に君と触れ合った瞬間が今でも忘れられない。

 今でも僕の心の奥には君が居座っている。

 何て話しかけても君は笑っているだけ、僕の問いには答えてくれない。

…それでも、構わない。君が笑っていてくれるなら。



 6月某日、梅雨入りを後に控えた霧雨の降る朝、僕はいつものように職場へと向かっていた。

 何の代わり映えもしない日々に少しの嫌悪感を抱きながらも、日々を淡々と過ごす自分。そんな自分の心を映し出すかのような空模様、うん、悪くない。

 なんて自己酔狂に浸りながらの通勤路、路面が濡れて滑るような感覚に襲われる。お気に入りの曲を大音量で流しながら鼻歌なんて口ずさんでみたり。

 あっ、と気が付いたときには目の前に壁があった。

 そして、次に気が付いた時には空を浮かんでいました。

 はい。死にましたー。お疲れ様でしたー。
 
 って言われました。

 誰にって?そりゃあ、中村よ。マジアリエンティー。

 なんか偉そうに腹を満月のように膨らませた中村だった。

 クソが、取敢えず足にストンプかましてから、言ってみた。

 …貴様、許さんぞ、誰に許しを得て俺様に意見している。

 こうなった以上、俺は新世界の神となる。世界中の中村を駆逐してやる…!

 そこから僕の世界征服計画が開始しました。

 大変だと思うけど、頑張りたいと思いました。


②それでも僕は


 取敢えず世界征服のスケジュールが決まったんで、メールで通達しとかないとなぁ、岡田さんとかにも一応送っといたほうがいいのかな、意見求む。

 死んでから、やたらと体が軽いんですよ、マジで。
 
 無理にダイエットとかするよりも一回死んだ方が楽でいいと思いますよ、奥さん。

 いやー、体が軽いせいでなんか勝手に体が流されるなぁ。

 ああっ、知らないうちにここは小学校の更衣室じゃないっすかぁ、まいったなぁ、でもしょうがないよね…。

 って、雨で体育が潰れてやがるぅ!死ね中村!

 明日も頑張りたいと思いました。

これだけがメモ帳の中に入ってた
なんだろう一体

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom