蘭「光彦君っ! 危ない!」ギュッ 光彦(おっぱああああ!!)(68)

男「す、すみませーんボール飛んでっちゃって!」

蘭「もう、気を付けてください! 子供も遊んでるんですから!」ギュゥゥ

光彦(むほほぉ蘭さんたちと海水浴に来てこんな役得があるとは!)ニヤニヤ

蘭「あっ、ごめんね光彦君、ケガはなかった?」

光彦「大丈夫ですぅー!///」

コナン「あの野郎ぶっ殺す!!」

阿笠「ま、待たんか新一! 殺人を許さない探偵である君がそんなことをしてはいかん!」

コナン「博士……握力だけで開封前のペットボトルを爆ぜさせながら言う台詞じゃねーぞ」

阿笠「そりゃワシじゃって水着JKのパイオツに光彦君如きが埋もれれば激怒するわい」

コナン「デレデレしやがってあの野郎……クソッ、殺人が犯罪じゃなければ……!」

阿笠「今すぐに彼に相応の罰を与えてやりたいが、ここには機材がない……今は耐えるしかないのぅ」

コナン「畜生……覚えてろよ光彦の野郎」

服部「おいおい、何を怒っとるんやあの程度のことで」

コナン「服部! オメー他人事と思って!」

服部「アーホ。あんなぁ、ただ飛んでくるビーチボールから庇って抱きしめただけやないか」

服部「あの小僧があの姉ちゃんの処女奪ったわけでもあるまいに、男やったらもっとどっしりと構えとかんかい」

コナン「くっ……言われてみれば確かにそうだな……俺としたことがカッとなっちまったぜ」

阿笠「そうじゃな……冷静に考えてみれば光彦君に罪はないからのぅ……羨ましいが」

服部「せやせや。そんなちっさいこと気にしとらんと、飯でも食おうやないか工藤!」

コナン「そうだな。おっ、服部、和葉がこっち来るぞ」

服部「ほんまや。ええ店見つけたんかな?」

和葉「平次―ごっつ美味しそうな焼きそばのお店見つけたんや! そこでご飯にしよーやっ!?」ガッ

服部「和葉っ! 何躓いてんね――」

光彦「和葉お姉さん! 大丈夫ですか!?」ムニュッ

和葉「あ、おおきに! お陰で転ばんで済んだわ! ありがとなー!」ナデナデ

光彦「えへへ……それ程でもないです!(ちょっとおっぱい触っちゃいました!)」

服部「あのガキ殺てもうたらぁ!!」

コナン「待て服部! 木刀を振り回すな! 博士おさえろ!」

阿笠「暴れるでない……暴れるでない……!」メキメキ

服部「ちょ、いたたジイサン痛い! 腕が折れてまうやろがぁ!!」

阿笠「現役JKのパイオツを光彦如きが触ったとなればワシが怒り狂うのも無理はないわい!!」

コナン「全くだぜ……蘭だけでなく和葉のおっぱいまで堪能しやがって光彦の野郎……」

服部「どないするつもりや工藤! オレはこのままじゃ気が収まらんぞ!」

コナン(さっきは冷静になれと言ってたくせにコイツ……)

コナン「そうだな……だが俺たちが手を下したんじゃまずい。これからの探偵業にも支障が出る」

阿笠「くぅぅぅ今すぐにでも光彦の食事に毒を盛って殺してやりたいが殺人犯にはなりたくないわい! ここが自宅ならばスイッチの製作に取り掛かるものを……!」

灰原(男って馬鹿ね……)

~数日後~

阿笠「できたぞ新一! 光彦君の股間が爆発四散するスイッチじゃ!」

コナン「サンキュー博士! これで泣く泣く復讐せぬまま大阪に帰った服部の分も光彦を苦しめられるぜ!」

阿笠「応とも! 思いっきり悪用するがいいわい!」

灰原「あのねぇ……子供相手にやり過ぎよあなたたち」

コナン「やり過ぎなもんかよ! あいつは蘭と和葉のおっぱいを堪能しやがったんだぞ!?」

阿笠「そうじゃそうじゃ! JKのパイオツを!」

灰原「呆れた……そんなのが動機なわけ?」

コナン「うっせー女のお前にはわかんねーだろうよ!」

阿笠「そうじゃそうじゃ!」

灰原「……工藤君……胸に触りたいだけなら、私で良ければいくらでも……」モジモジ

コナン「よし、ともかく借りてくぜ博士!」

阿笠「頼んだぞ新一! 犯人追跡眼鏡の機能で君の視界はワシのPCと共有されておる!」

阿笠「服部君のPCとも共有しておいたからバッチリ光彦君の死に様を見届けられるわい!」

コナン「おう! 画面映えするようにド派手にやってやるぜ!」

灰原「……」シュン

~米花町ショッピングモール~

コナン「光彦! 光彦はどこだ……!」

阿笠『光彦君の探偵バッジの反応は間違いなくそのショッピングモール内にある』

阿笠『必ず探し出すんじゃ。スイッチを押せば問題なく光彦君の股間は吹き飛ぶが、それでは爽快感がないからのぅ』

服部『せやせや! 思いっきりぶちかましたらんかい工藤!』

コナン「ああ!」

一般人「キャー!」

コナン「!?」

警察官「みんな下がって! 物陰に隠れてください!」

光彦「あ……あ……」

コナン「おい光彦! 何があった!?(今は状況の確認が先だな……)」

光彦「じゅ、銃を持った男が女性を人質に……!」

コナン「なに!? お前はさがってろ! ここに居たら危険だ!(お前をぶっ殺すのは俺の仕事だからな!)」

光彦「わ、わかりました……」

服部『なんやあのガキ殺てもうたらんのかい! せやけど私情より事件を優先するとはさすが俺の工藤や!』

サングラスの男「近寄るんじゃねえ! この女がどうなってもいいのかぁ!」

目暮「落ち着け! わかった、これ以上君には近づかんから要求を言いなさい!」

サングラスの男「俺たちの組織の情報が記されたUSBをショッピングモールのどこかに落としちまった! そいつを探しあてて俺のところまで持ってこい!」

目暮「組織…!? まさかこの男、やーさんか?」

コナン(あいつ……ウォッカ……!!)

ウォッカ「何だ早く探せ! 俺が撃たねえと踏んで機会を伺ってやがるな?」

ウォッカ「じゃあそこのソバカスの小僧を見せしめにしてやるぜ!」

光彦「ひぃ!」

目暮「なんと!」

コナン「光彦まだ逃げてなかったのか!?(てめぇ俺に殺される前に死ぬつもりかよ!)」

光彦「こ、腰が抜けてしまって……」

ウォッカ「俺は本気だぜ!」

佐藤「いけない! 伏せて光彦君!」ガバッ

光彦「え……わっ!?」

コナン「!!?」

光彦(さ、佐藤刑事のおっぱいの下敷きになってしまいました……!///)

光彦「さ、佐藤刑事、苦しいですぅ……」ニヤニヤ

佐藤刑事「我慢して!」

コナン「あん……ニャロォ……!」

阿笠『殺せぇええええええええええええええええ!! 殺すんじゃああああああああああああああああああああ!!』

服部『ほんまラッキーなやっちゃやであの小僧……』

コナン「言われなくても押して……いや、駄目だ! 今こいつを押したら佐藤刑事まで爆発に巻き込んじまう!」

阿笠『おのれぇえええええええええ!! 美人刑事のパイオツに挟まっているのを黙って見ているしかできないのかぁあああああ!!!』

コナン「クソッ……」

服部『……まあ、俺は刑事の件は別にどうでもええけどな。とっとと犯人とっ捕まえて爆発させたってや』

コナン「ああ……任せとけ」

阿笠『いや新一……そのスイッチの使用は中止じゃ』

コナン「え?」

服部『どういうこっちゃジイサン!』

阿笠『股間を爆発させるだけではもう不十分じゃ……もっと凄まじいスイッチを用意して光彦に罰を与えねば……!』

コナン「!! ……そうだな、わかった。解決次第撤収するぜ」

光彦(むふふ……役得ですぅ……///)

ウォッカ「おっ! 見つけたかさすがは警察……」ガチャン

目暮「署まで同行願おうか」

ウォッカ「兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

~その夜~

コナン「しかし光彦のやつめ、蘭と和葉ばかりか佐藤刑事のおっぱいまで堪能しやがるとは……」

コナン「しかも非常事態におっぱいの下敷きになるなんつぅ男の憧れのシチュエーションをやりやがるなんて許せねえ……!」

灰原「だから工藤君、胸の下敷きになりたいんだったら、私、薬飲んでやってあげるから……」

コナン「博士……頼んだぜ、光彦が最悪の死を味わうようなスイッチを作ってくれ!!」

阿笠「当然じゃあ! 欠片も残さん!!」

灰原「……」シュン

~一方 光彦の家~

光彦「いやー、今日も大変な目に遭ってしまいました」

光彦「まさかこの日本で銃を持って人質を取るような場面に出くわすとは」

光彦「まあ今更この程度じゃ驚きませんけどね」

光彦「それよりも驚きなのは……このスイッチ!」

光彦「博士の家の大掃除を手伝っている際に偶然発見したものですが……」

光彦「こんな古ぼけて錆び付いた埃まみれのスイッチに、『押した者がラッキースケベに見舞われる』効果があるなんて」

光彦「いつどこでどんな人を相手にどのようなラッキースケベが起こるかまで把握できないところが玉に瑕ですが」

光彦「僕の人生はこのスイッチのお陰でバラ色です!」

光彦「蘭さんのFカップおっぱいに埋もれてしまいましたし、和葉お姉さんのおっぱいも一揉みできましたし」

光彦「佐藤刑事のおっぱいに押し潰されてしまいましたし、ちょっと街を歩くだけでも知らないお姉さんのおっぱい、お尻のオンパレード!」

光彦「ふははははははー!! 不肖円谷光彦、7歳にして女の柔らかさを知ってしまいましたよ!!」

光彦「でもやはりアレですねえ、どんなにお姉さんたちを相手にラッキースケベを起こしても、僕が大人になる頃にはみんなBBAになってしまう」

光彦「やっぱり、歩美ちゃんや灰原さんを相手にラッキースケベが発動してほしいですねぇ」

光彦「歩美ちゃんは可愛いという一点で突き抜けていますが……ただでさえ大人の魅力の灰原さんはたまりませんねぇ」

光彦「ハーフということですし、大人になった時のスタイルは保証されたようなものです!」

光彦「今のうちにラッキースケベを起こしてフラグを立てておけば、将来的に灰原さんのナイスバディは僕の者になりますよんほおおおおおお!!」

光彦「おっと、もうこんな時間ですか。大人になった灰原さんの姿を妄想していたら勃起してしまいました」

光彦「先日のキャンプで撮った……うっかり足を滑らせてずぶ濡れになってしまいシャツが肌に張り付いてしまった灰原さんの写真で抜いて寝ますか」

光彦「んほおおおおおおおおおおおおおお灰原さああああああああああああああん!!!」シコシコシコシコ

~翌日~

コナン「よ、おはよう灰原」

灰原「あら、迎えに来てくれるなんて珍しいわね」

コナン「博士の調子はどうかと思ってよ!」

灰原「そっち……。さあ、自分の部屋に籠っててわからないわ」

コナン「そうか……くそ、この胸に滾る光彦を殺したい欲求をどこにぶつけたらいいんだ!」

コナン「完成を待ってられねーぜ!」

灰原「全く……程々にしておきなさいよ。佐藤刑事の件だって、円谷君は全く悪くないんだから」

コナン「うっせー、蘭のおっぱいに埋まりやがったアイツが悪いんだ! オメーだって好きな奴と他の奴がラッキースケベやってたらムカつくだろ!」

灰原(……好きな奴と他の奴……例えば工藤君が吉田さんを抱っこしてる姿を見かけたとして……)イラッ

灰原「まあわからなくはないけど……あなたそれ、結局円谷君が羨ましいだけじゃない?」

コナン「そうだよ! だからこそ許せねえんだぁあああああああああああああああああ光彦おおおおおおおおお!!」

灰原(……まあ博士のスイッチが完成すれば気も済むでしょう)

光彦「あっ、コナン君、灰原さん! おはようございます!」

~数時間後~

コナン「……」イライライライライライライライラ

灰原「……」

元太「オメーめっちゃ運いいな光彦! 知らねえ姉ちゃんに何回ぶつかっておっぱい触ったよ今日!」

光彦「13回ですぅー!」

元太「かーっ、いいなぁ、羨ましいー!」

歩美「……光彦君、サイテー」

~そんなこんなで阿笠邸~

阿笠「なんじゃと13回!? ぐぬぬぬぬぬ本当じゃあ! 犯人追跡眼鏡の記録映像にも13回キッチリ記録されとる!」

阿笠「おのれぇえええええええええ!!」

コナン「博士……もう限界だ……スイッチをくれ……」

阿笠「ぬぅぅ……36時間ぶっ通しでスイッチ制作を続け、『光彦君の内臓が静かに腐り落ちていくスイッチ』を作ったが……」

コナン「それを……それを……!!!」

阿笠「だが、駄目じゃ……!」バッキィ

コナン「ああ……!!」

阿笠「こんなものでは駄目じゃ……こんなものでは奴の罪は消しきれん! 次なるスイッチの製作に取り掛かる!」

コナン「くそ…悔しい…悔しい…なんで光彦ばっかり…なんでよりにもよって光彦なんだ…」

コナン「元太だったなら、こんな気持ちにはならねえのに……!」

灰原「工藤君……今までにわかってる円谷君が味わったラッキースケベ、全部私が再現してあげてもいいけど……」

コナン「灰原……狙ってやったらそれはラッキースケベじゃねえんだ……ただのスケベなんだよ」

灰原「……」シュン

~数日後(参照:アニメ第699話『灰原の秘密に迫る影』原作815~817話)~

志保(大人灰原)「良い? あなた達の知り合いが助けに来るまで、息を殺して隠れているのよ!」

歩美「う、うん!」

元太「わかったぜ知らない姉ちゃん!」

光彦(んほおおおおお誰ですかこのお姉さん僕の妄想の中の大人の灰原さんそのものではないですかぁああああああああ!!!)

志保(私もこの場を離れなきゃ……きゃっ)フラッ

光彦(キターーーーーーーーーーー!!!! ナイスタイミングですぅーーーー!)ドサァッ

光彦(!!? こ、この感触……!)

志保「ご、ごめんなさい大丈夫――」

光彦(ノーブラじゃないですかぁああああああんほおおおおおおおおおおおおお!!)モミモミモミモミモミ

志保「!!? ちょっ、やっ、やめぇっ……」

光彦(サイズ! 弾力! ブラ無しにも拘わらずこの大きさと張りはまさしく珠玉のおっぱいですよおおおおおおおおおおお!!!)モミモミュモミュ

志保「やめな、さいっ、たら……あっ……んん!」

歩美「お姉さん! 大丈夫!?」

元太「光彦も平気か!?」

志保「ハッ! だ、大丈夫よ! ともかく言われたようにしなさい! それじゃあね!」ダダッ

歩美「行っちゃった……光彦君! 鼻から血が!」

元太「さっきの姉ちゃんに乗っかられた時にぶつけたのか!? ほらティッシュで塞げ!」

光彦(ぐへへぇ……これは一生モンのオカズですよぉ……)


志保(うぅ……工藤君にも揉んでもらったことないのに……)ダダダダ

~翌日~

阿笠「できたぞ新一! その名も光彦君の体液がすべて硫酸に変質するスイッチじゃ!」

コナン「ついにできたか! よし、これであいつを欠片も残さず葬ってやろうぜ!」

阿笠「例によって犯人追跡眼鏡の視界ジャックで見ているからの! これで溜まりに溜まった鬱憤ともおさらばじゃ!」

コナン「おう! 期待してろ!」

灰原「……私も見させてもらうわ」

阿笠「なぬ?」

コナン「珍しいな灰原、オメーが光彦殺し実況生中継に参加しようだなんて」

灰原「……昨日のことなんだけど」

・・・

阿笠「ぬおおおおおおおおわあああああああああああああああああああああ!!!」バッキャアン

コナン「あの野郎……ついに灰原にまで手を出しやがったか……!!」

阿笠「ワシが娘のように可愛がっている哀君の成人体である宮野志保のレアパイオツを!!」

阿笠「ラッキースケベに留まらずどさくさ紛れに思うさま揉みしだいたじゃとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

阿笠「許せえええん!! ビートルで突撃じゃああああああああああああああああああああ!!!」

コナン「待て博士! それじゃ今までの我慢が水の泡だ!!」

阿笠「ぐぬぅぅぅぅ……ぐぬぅぅぅぅぅ……」

コナン「灰原……辛かったな。今までの女たちはみんなラッキースケベに過ぎなかったが」

コナン「光彦の性欲の、第一の被害者になっちまうとは」

灰原「心に深い傷を負ったわ。抱きしめて頂戴」

コナン「たりめーだ……」ギュッ

灰原「……///」メスゥ

阿笠「しかしこれでまたもスイッチを破壊せねばならなくなったのう」バキッ

コナン「そうだな……今まではラッキースケベで光彦自身には悪気がないということを踏まえて」

コナン「博士もスイッチの効果を控え目にしていたが……」

灰原(ひ、控え目?)

阿笠「うむ……今までは光彦君への愛の鞭と言っても良い慈愛に満ちた発明を心がけていたが……」

阿笠「ラッキースケベの状況から、自らの意思でパイオツを揉みしだいたとあらばもはや慈愛は捨てざるを得ん」

阿笠「大阪で今か今かと光彦君の訃報を待ち侘びている服部君には悪いが……」

阿笠「また新たなスイッチの製作に取り掛からねばなるまいて……」

~数日後~

阿笠「できたぞ新一! 光彦君が砂ほどの微粒子に分解されるスイッチじゃ!」

コナン「さすがだぜ博士! 早速そいつで……」

阿笠「……いや」

コナン「え?」

阿笠「駄目じゃ、駄目じゃ、駄目じゃ!!」メッキョ

コナン「博士!? 何やってんだ、折角作ったスイッチを握りつぶすなんて!」

灰原「破片が刺さって手から血が!」

阿笠「駄目じゃ……所詮、所詮ワシは、自称天才発明家なんじゃな……」

コナン「どういうことだよ……」

阿笠「光彦君に地獄のような苦しみを与え、二度と生まれてきたいと思わない程の苦痛と恐怖を与えながらじわじわと命を削り取りたい強い想いがありながら」

阿笠「ワシは一瞬で爽快に光彦君を殺してしまいたい欲求を、押し殺すことができていない……」

阿笠「何が砂ほどの微粒子に分解するスイッチじゃ……苦しむ間もなく一瞬で片を付けてしまっては意味がない……」

阿笠「なぜじゃ……なぜ命は一つきりなんじゃ! なぜ一つしか死に方を選べないんじゃ!」

阿笠「光彦君を殺す手段も、シチュエーションも、システムも、幾らでも思い付くのに」

阿笠「光彦君の命が一つしかないから、ワシの与えたい『死』の全てを、与えることができない……」

コナン「博士……」

阿笠「すまん新一……哀君……スカイプ越しの服部君……ワシが、ワシがもっと有能な発明家であったなら……」

灰原「博士……」

服部『ジイサン……』

阿笠「……光彦君の命が、複数あったなら……」

阿笠「……?」

阿笠「待て、命が複数……?」ガバッ

コナン「どうした、博士。まさか……」

灰原「……その顔、どうやら何か思いついたようね」

阿笠「ああ、思い付いたぞ、皆」

服部『ホンマか! さすが天才発明家阿笠博士や!』

阿笠「そうじゃ……人間と言う生き物は時という概念のある世界で生きていく生き物。その命はただ一つきり。命が尊いと言われるのは、一度壊れれば元通りにならない、かけがえのないものだからじゃ」

阿笠「ならばワシの技術は……その次元の壁を超える! 待っておれ皆、これは偉大な発明誕生の瞬間じゃ」

阿笠「無論、その難解さは今までの比ではない……少し時間はかかるが……」

コナン「……バーロー。今更そんなこと問題じゃねえよ」

阿笠「新一……」

灰原「大事なのは、成し遂げるのに必要な時間ではなく、成し遂げられるかどうか」

灰原「私は信じるわよ、博士。貴方が最高のスイッチを作り出すことをね」

阿笠「哀君……」

服部『頼んだで、ジイサン。男として、俺はアンタを信頼しとるからな』

阿笠「服部君……ふ、ワシも、良い共犯者を持ったもんじゃわい」

阿笠「見ておれ有象無象の科学者ども!!」

阿笠「この天才発明家阿笠博士が、貴様らの到達できなかった高みに辿り着いてくれるわい!!」

それから一か月が過ぎた。
学校での灰原は、光彦からの下卑た視線を送られ続け、何度も俺の胸で泣きじゃくった。
下心丸出しで胸をまさぐられたのだ、酷いトラウマだったのだろう。俺は灰原を優しく撫でる
ことしかできなかった。
この間にも、光彦のラッキースケベを何度も目にした。ふつふつと湧き上がる感情を押し殺し、
憎しみを力に変え、帰宅後は博士の研究を手伝った。
服部もいつしか学校をサボって阿笠邸に入り浸り、博士の研究は着々と進んでいった。そして――。

光彦「んふふぅ……灰原さぁん」

灰原「……何」

光彦「いえ、何でもないです! うふふ!(早く成長してあのお姉さんのようなおっぱいになってくださいね!)」

灰原(胸元に視線を感じる……もう嫌。でも、この苦しみからももう解放されるのね)

コナン「おーい、みんな帰るぞ」

・・・

光彦「それでですねー」

歩美「もう、またお姉さんのお股に顔突っ込んだ話?」

元太「俺は面白いから聞きてぇなー」

ブロロロロロロロロロロロ

歩美「光彦君っ! 危ないっ!」

光彦「え―――」

バァン!!

光彦(え―――………)

光彦(そんな……僕……車にはねられてしまったんですか……)

光彦(なんですか……まるで水の中で音を聞いているようです……歩美ちゃんの声が、聞こえ……なくなりました)

光彦(ああ……薔薇色の人生が待っていたのに……こんなところで……こんなところで……)

光彦(こん、な……)ガクッ

・・・

光彦「ハッ!」

光彦「ここは……ジェットコースター……ですか? 僕、確か車にはねられて……」

光彦「あれ、前に乗っているのは蘭さん……? その隣は高校生探偵の工藤新一さん? ぼ、僕の隣に乗っているこのお姉さんは誰なんでしょう」

光彦「うわわ、動き出してしまいました……って」

 ヒュンッ

光彦(え……?)

光彦(今、何が……なぜ、僕は皆の乗ったコースターを俯瞰的に見ているんでしょう……)

光彦(いや……違う! コースターに、僕の首から下が残っている……!)

光彦(首を跳ねられたってことですk)

・・・

光彦「ハッ!」

光彦「あ、あれ、此処はどこですか? どこかの部屋……?」

謎の男「死ねええええ!!」

光彦「ひっ!? うぎゃあ!!」

光彦(せ、背中を一突きされてしまいました……意識が……)ガクッ

GERかな?

・・・・・・

光彦「ハッ!」

コナン「何やってんだ光彦」

光彦「こ、コナン君! 僕、今車にはねられて――!」

コナン「何言ってんだよw」ポチ

光彦「え?」ドッパァァン

光彦「うぎゃああああああ僕の股間があああああああああああああああ!!!」

コナン「ハハハ、これな、博士が作った股間が爆発するスイッチなんだ」

光彦「な、なんでそんなものを……うわあああああ血がああああああああ助けて、助けてえええええええ!!」

コナン「ハハハハハ」

光彦「こ、なん……君……」ドクドク

コナン「心配すんな、そのままにしといた方が楽になるぜ光彦」

コナン「チンコの無い人生って、辛いからな……」

光彦「あ、あ……」

・・・

光彦「ハッ!」

コナン「ぽちっとな」ポチ

光彦「何ですかコナン君そのスイッチ。そ、それよりも今僕、車にはねられて……ッ!?」

光彦「お、お腹が……」

コナン「このスイッチな、博士が作った『光彦の内臓が静かに腐り落ちていくスイッチ』なんだ」

光彦「ど、どうしてそんなものを……コナン君、止めて、止めてくださ……ぎゃあああああああああ!!」

・・・

光彦「ハッ!」

コナン「ほらよ」ポチ

光彦「あつっ、熱いあつtttwtiopfjjdfghjkl」シュゥゥゥゥ

コナン「これな、博士が作った『光彦の体液がすべて硫酸に変質するスイッチ」

光彦「ゴナ"ンゥゥゥウ"ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウ"ン"ン"」

コナン「グロいなぁ……硫酸の扱いには十分注意しないと駄目だぜ光彦」

光彦「ぅぅぅあ」

・・・

光彦「ハッ!」

コナン「…」ポチ

光彦「――」サラッ

サァァァァァァァァァァァァァ

コナン「ああ……やべえな、校庭でスイッチ押すんじゃなかった」

コナン「光彦砂と普通の砂の区別がつかねえぞ……」

・・・

光彦「ハッ!」

光彦「ここは……米花町? どうしたんでしょう僕は、確か、学校の帰り道で、トラックに跳ねられて……」

ブロロロロロロロロロロロ

光彦「車のエンジン音……あれは、博士のビートル! おーい! 博士―!」

阿笠「うひゃひゃひゃひゃひゃあ!! 死ねええええ突撃じゃああああああああああああああああああああ!!!!」ヒュゴォォオォォォォォ

光彦「!!!!?」ドッカーン

その後も、光彦は死に続けた。
死んでも、死んでも、死んでも、死んでも、また新たな死が襲いかかる。
しかし光彦が自らに与えられる死に慣れることはなかった。それは死の瞬間、最初の死、
即ち下校途中に車にはねられた時まで記憶がリセットされるからである。
光彦は常に新たな死の恐怖に襲われていた。新鮮な恐怖の感情を絶やすことなくその身から溢れさせていた。
ネット上で物議を醸される、『五億年ボタン』という話がある。
100万円の報酬に代わり、何もない、誰もいない場所で、はっきりとした意識の中、五億年もの膨大な時間を
過ごさなければならなくなる話である。だが、光彦が経験した『死の瞬間』の類型は、とうに五億年を超えていた。
一瞬で死ねる時もあれば、数か月かけた苦しみの末死ぬ時もあり、知人たちとの生活をしながら突如死に見舞われる、
ストーリー仕立ての『死』もあった。死ぬ度に記憶をリセットされ、死ぬことに飽きることなく、常に新鮮な死の恐怖と地獄の苦しみを味わいながら、光彦は死に続ける。
今この時も、光彦は無数の死に晒され、これからもそれは変わらない。
時が流れ、我々の住む惑星が、太陽系が、銀河が、宇宙が滅びの時を迎えるその時にも、光彦は死に続ける。天才発明家・阿笠博士のスイッチが作り上げた、永遠の死を司る時空で、永久に。

時は戻り、『最初の死』の数時間前

阿笠「できたぞ、新一。別次元で光彦君が死に続けるスイッチじゃ」

コナン「ついに完成したか……さすがだぜ、博士」

コナン「後は俺に任せてくれ」

阿笠「いいや。このスイッチはな、我ら四人が同時にスイッチを押すことによって効果を発揮する」

阿笠「君一人に、光彦君を永遠の死へと誘う重荷は背負わせんよ」

灰原「……」コクリ

服部「行くで工藤。溜まった鬱憤、今度こそ晴らしてやろうやないか!!」

コナン「ああ!!」

こうして光彦の運命は大きく狂わされた――。

・・・

灰原「ニュースになってるわね、円谷君の事件」

コナン「交通事故が起こったはずなのに、被害者が消失しちまったんだからな。そりゃ騒ぎにもなるだろう」

灰原「今頃彼は死の次元に居るわけね」

コナン「ああ。今、博士が向こうの次元の光彦の映像を受信するアンテナを作ってる」

服部「ああ、早く見たいのう、あのガキの死に様を」

阿笠「できたぞ! 別次元に送った光彦君の映像を受信するアンテナじゃ!」

コナン「どれ…うははははははwwwww光彦のヤツwwwww像に踏まれてぺしゃんこだぜwwwwww」

服部「ぎゃはははははははははは!! 今度はおっさんの糞をたらふく食って内臓破裂で死んどるぞwwwwwwww」


阿笠「うほほほーーーいwwwwwwいい気味じゃあwwwwww」

灰原「円谷君、私の胸を揉みしだいた報いよ。もっと苦しみなさい」

テレビ『うぎゃああああああやめてくださいやめてください! そんな大きいの入らないですぅー!!』

服部「今度はおっさんにケツ掘られとるぞwwwwこりゃ傑作やな工藤!!」

コナン「女好きのあいつが男に犯されてるなんて爽快だぜwwwwwww」

阿笠「ほっほっほwwwwww」

灰原「ふふwいい気味ねwww」

コナン(初めのうちは毎日のように食い入るように見えていた俺たちだったが)

コナン(三日もした時にはもうテレビに向かうこともなくなっていた)

コナン(服部は二日目の夜に大阪に帰り、アンテナも四日目には博士が分解して新たな発明品の製作に取り掛かっていた)

コナン(気付いたんだ)

コナン(光彦を殺すためにスイッチを押すあの感覚。押した瞬間に目にする光彦の表情)

コナン(映像は所詮映像に過ぎない。臨場感がそこにはなかったのだ)

灰原「あれから1週間経ったわね」

コナン「向こうの次元だとどのくらいの時間が経ったんだ?」

灰原「そうね……宇宙が誕生したと言われる瞬間から今現在までの、およそ3倍くらいの時間は流れてるわね」

灰原「まあ、円谷君の体感時間は死ぬ度にリセットされているから、長いとは感じていないでしょうけど」

コナン「そうか」

阿笠「できたぞ新一。光彦君を此方の次元に呼び戻すスイッチじゃ」

コナン「おう」

阿笠「向こうの次元で死に続けるスイッチと併用することで」

阿笠「こちらで殺し、向こうに送り、呼び戻し、殺しの無限ループが可能じゃ」

コナン「さすが博士。アンタは正真正銘の天才発明家だ」

阿笠「ほっほっほ。君も最高の高校生探偵じゃよ、新一」

灰原「工藤君、私も一緒に押していいかしら」

コナン「ああ、大歓迎だぜ灰原」

灰原「嬉しいわ」

コナン「さあ、戻って来い光彦!!」ポチッ

光彦「ハッ!」

光彦「こ、コナン君! 僕、今車に跳ねられて……」

コナン「何言ってんだよ光彦。周り見ろ」

光彦「ここは、阿笠博士の家……何だ、夢だったんですね」

光彦「そして灰原さぁん今日もお美しいですねうへへへ」

灰原「ありがとう。死んでね」ポチッ

光彦「え……ぎゃああああああ全身の毛穴からウナギが……助けてくださああああああああい!!」

コナン「wwwwwwww」

博士「wwwwwwwww」

灰原「wwwwwwwwww」

光彦「ぁう」ガクッ バヒュンッ

コナン「そしてこっちのスイッチを押して」ポチッ

光彦「ハッ!」バヒュンッ

光彦「こ、コナン君! 僕今車に」

阿笠「ほれwwww」ポチ

光彦「うわぎゃああああああ僕の体が液体金属になって」バラバラバラ バヒュンッ

灰原「……工藤君」

コナン「お? どうした灰原」ポチッ バヒュンッ

灰原「円谷君に負わされた心の傷……これからも癒してくれる? ずっと」ポチッ ギャキキキキキィ バヒュンッ

コナン「……バーロー。たりめーだ、俺は探偵だぜ」ポチッ バヒュンッ

灰原「ふふっ。そうね。……私のホームズさんだもの」ポチッ ジュワアアアアアア バヒュンッ

コナン「ん? なんか言ったか?」ポチッ バヒュンッ

灰原「なーんてね」ポチッ ズバズバズバッ バヒュンッ

阿笠「ほっほっほ、光彦君もたまには役に立つのう」ポチッ バヒュンッ

灰原「博士、余計なこと言わないでよ」ポチッ カチコチコチンッバキャッ バヒュンッ

博士「ご、ごめんなさい」ポチッ バヒュンッ


コナン(光彦は俺たちに、手動で死を与えることの喜びを教えてくれた)ポチッ ゾォンゾォンゾォンゾォン バヒュンッ

コナン(自動化されたお前の死なんてすぐに飽きてしまった)ポチッ バヒュンッ

コナン(目の前で、臨場感たっぷりに死んでは生き返るお前の姿は、本当に快感だ)ポチッ メキメキメキメキメキバキャッ バヒュンッ

コナン(技術が発展するごとに作業は自動化していく傾向があるが)ポチッ バヒュンッ

コナン(今なお、重要な局面で『人間の手』が用いられるのは、手動で何かを作ることの喜びがあるからなのかもしれない)ポチッ ゴォォォォォォォォガッシャーン バヒュンッ

コナン(ありがとう光彦。フォーエバー光彦)ポチッ バヒュンッ

コナン(これからもお前は死に続け、俺たちに幸福をもたらしてくれ)ポチッ ゲルゲルゲルゲルゲルッ バヒュンッ

光彦「ハッ!」バヒュンッ


~完~

すまん……光彦へのヘイトを極限まで高めて爽快に叩き潰すカタルシスのある物語を書きたかったんじゃが……!!
すまん……!! すまん……!!

天才最高

いい作品だった

最高だな

終わりのないのが終わり

メスゥにセンスを感じた

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