結衣「サブレの唐揚げ美味しかったなぁ」 (34)
八幡「は?お前今なんて言った?」
結衣「えっ?サブレの唐翌揚げが美味しかったって言っただけだけど?」
雪乃「由比ヶ浜さん、流石にそれは冗談よね?」
結衣「えっ?本当に食べたけどそれがどうかしたの?」
八幡「由比ヶ浜…サブレはお前の愛犬だよな…?それを食べるって…」
結衣「何で?サブレを見たらいい肉つきだったから食べたら美味しかなぁって思ったから食べただけだよ?」
八幡「お前、ガチで食ったのか?」
結衣「うん!ケンタッキーフライドチキンみたいな味で美味しかった!ママもパパもハマって今日の夜は野良犬を拾ってきて唐翌揚げにするって言ってたよ!」
八幡「お前の家族…どうかしてるぞ?」
結衣「はっ!?何で家族の事悪く言わないといけないわけ!?いくらヒッキーでも怒るよ!?」
雪乃「当然の感情だと思うけれど…?おかしいのは貴方の方よ?」
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結衣「何でうちの家族がおかしいってなるわけ!?美味しそうだから食べただけじゃん!それって自然の摂理でしょ!?」
八幡「日本では犬は普通は食わないし…それも愛犬を食べるってお前おかしいと本当に思わないのか?」
結衣「どうせサブレは犬だから私たちより早く死んじゃうし…死んだ時辛いから早めに食べただけじゃん!」
雪乃「貴方何で犬を飼おうと思ったのかしら?」
結衣「そんなの知らないよ!ママが勝手に買ってきただけだよ!私は欲しいなんて一言も言ってないもん!」
八幡「だとしてもお前だいぶ可愛がってたじゃねぇか…」
結衣「仕方ないじゃん!本当は可愛くないけど可愛くないからって言って蹴ったり殴ったりしたら怒られちゃうもん!だから可愛がるしかないじゃん!」
八幡「お前どっか壊れてるわ…正直引くわ。」
雪乃「そうね…私たちとは違う何かを持っている様ね。」
結衣「さっきから私たちが異常みたいに言ってるけど目の前に美味しそうなステーキがあったら食べるよね?それと同じだよ?それに一食分節約になったから
エコな現代にピッタリじゃん!」
八幡「そういう問題じゃないだろう…お前には何を言っても通じなそうだな。」
雪乃「そうね…由比ヶ浜さんと関わるのは控えようかしら。」
結衣「はっ!?それ酷くない!?たかが犬を唐翌揚げにしたぐらいでそこまで言う方がおかしいよ!」
八幡「たかが犬って…」
結衣「正直、ヒッキーと出会えた事でサブレの役目は十分終えたと思ってるから今となってはたかが犬だよ…」
雪乃「それ本気で言ってるのかしら…?」
結衣「本気に決まってんじゃん!逆にサブレの存在価値はあるの!?餌代はかかるし夜は吠えるし毎日散歩連れて行かないといけないし!生活リズムが狂うだけだよ!」
八幡「やべぇな…こいつ。」
結衣「別にやばくなくない!?サブレだってきっと喜んでるよ!みんなに喜んでもらえて役に立てたんだから!」
雪乃「比企谷くん…行きましょう。この精神異常者と一緒にいると危険だわ。」
八幡「そうだな…悪いな由比ヶ浜…お前がいるうちは俺部活こないわ。」
雪乃「部活の健全化を図るためにやめて貰えないかしら?」
結衣「お前らうるせぇんだよ!たかがドッグを食ったぐらいでグダグダ騒ぐんじゃねぇよ!」
八幡「たかが犬って感覚がどうかしてるんだよ…」
結衣「あ?何がおかしいか言ってみろや!?お前らだって豚や牛を平気で食ってるだろう!犬だって同じ動物なんだぞ!?差別したら可哀想だろう!」
八幡「お前いきなりどうしたんだよ…口調まで変わって」
雪乃「そういえば前に由比ヶ浜さんから聞いたことがあるわ!サブレは狂犬の様に荒れ狂う時があったって!」
八幡「もしかしてその肉を食ったから由比ヶ浜が狂犬になっちまったのか?」
雪乃「たぶんそうね…」
結衣「おい雪ノ下!由比ヶ浜!お前らと何て関わらなくてもな!私にはリア充グループがあるんだよ!こんなゴミみてぇな部活こっちからやめてやるよ!」
八幡「おい今の由比ヶ浜を野放しにしたら危ないぞ?」
雪乃「でも私たちにはどうしようもないわよ…」
平塚「おい由比ヶ浜!何を授業中に興奮している!落ち着け!」
結衣「うるせぇんだよ!売れ残りアラサー女!グダグダうるせぇからテメェは結婚できねんだよおおおおお!」
八幡(昨日より明らかに狂ってきてるな…もしかして昨日の夜は野良犬の唐翌揚げを食べたから余計に…)
平塚「教師に向かって何だね!その口の聞き方は!」
結衣「私に逆らったら血祭りにするぞおおおおお!」
平塚「由比ヶ浜!ちょっとこっちにきたまえ!」
結衣「しねぇ!しねぇ!しねぇ」ドカッドカッドカッ
葉山「おい!結衣何をしてるんだ!辞めろ!」
結衣「へへへ 血だ…血だ…血が足りねえええええええ!」ドカッドカッドカッ
葉山「誰か結衣を止めるんだ!そうだ比企谷!お前が止めるんだ!同じ部活だろ?」
八幡「は?ふざけんなよ…こういう時だけ俺に頼ってくるんじゃねぇよ。大体それを言うなら由比ヶ浜はお前のグループのメンバーだろう?」
こうして由比ヶ浜は次第に狂犬となっていき総武の狂犬と呼ばれる不良になり誰彼構わず血祭りにあげる凶器になっていった。
由比ヶ浜の将来についてだが、某暴力団に入り嶋野の狂犬と並ぶ総武の狂犬として名を轟かせていった。
それはまた別のお話…
雪乃「部活の健全化を図るために辞めてもらえないかしら?」
結衣「はぁ!?それ酷くない!?私たち友達でしょ!?友達にそういう事を平気で言える方がおかしいよ!?」
雪乃「少なくとも貴方とは間違いなく友達だったわ…けれど犬を…それも愛犬を何の躊躇もなく食べれる様な人とは友達ではいられないわね。」
結衣「何でそこまで怒るの!?別にゆきのんの飼ってる犬を食べたわけじゃないじゃん!?そういうのって偽善だと思うよ!?」
雪乃「貴方の人格の話をしているのよ?」
結衣「世の中には犬を飼ったのに虐待する人もいるんだよ?それは明らかにおかしいよね?」
八幡「それはお前が言えるセリフじゃねぇだろう」
結衣「何で?私は虐待したわけじゃないじゃん!」
雪乃「でも唐翌揚げにしたということは犬を殺害したことに違いないわよね?」
結衣「サブレを調理したのは私じゃなくてママだよ!?だから私は何も悪くないじゃん!?文句があるなら直接ママに言ってよ!」
八幡「こりゃダメだな…」
結衣「それに動物だってゲームと一緒だよ?最初は楽しくても飽きるって事あるじゃん?つまりそれと同じだよ…最初は可愛くても後から面倒臭くなることあるじゃん!」
八幡「動物とゲームを一緒にしてる時点で常人の考えではないな。」
結衣「そういうゆきのんだってパンさんのクッキーとか食べてるじゃん!それだって残酷でしょ!?」
雪乃「あれはそういうデザインで作り物に過ぎないから問題ないわね。それに何も犠牲にせずに作られているものよ?動物を食べるのとは違うわね。」
結衣「はっ!?それって言ってる事ずるくない?大切なものを食べるのがおかしいって話だよね?じゃあゆきのんにとってパンさんは大事じゃないの?
例え本物じゃないとしてもパンさんそっくりのものを口にするのだって残酷だよね?」
雪乃「本当に話にならなそうね…私たちがいくら言っても無駄な様だから他の人たちに聞いてみたらどうかしら?」
結衣「じゃあヒッキーたちもついてきてよ!それで私が正しかったらちゃんと謝ってよね!」
雪乃「えぇ…約束するわ。」
結衣「やっはろー!いろはちゃん聞きたいことがあるんだけど!」
いろは「何ですか?聞きたいことって」
結衣「もし犬のお肉が美味しいとしたらいろはちゃんは食べるよね?」
いろは「い、犬を食べるんですか?ごめんなさいその発想は無かったです。」
雪乃「どうやら私たちが正しい様ね。いい加減に異常ということを認めなさい。」
結衣「でもさいろはちゃん、犬がステーキよりも美味しいとしたら食べるよね?」
いろは「それは正直迷いますねぇ…犬っていう先入観が無ければ間違いなく食べますね。」
結衣「ほらっ!いろはちゃんは食べるって言ったじゃん!間違ってるのはヒッキーたちだよ!」
八幡「でもそれは犬ってことを知らない前提でだろう?だから…」
結衣「でも犬を食べている事には違いないよね?例え障害を持った人に家族が殺害されたとしても遺族にとっては犯人である事には違いないよね?」
八幡(言い返せない…)
平塚「何だね…私に聞きたいと事とは?悪いが結婚の相談には乗れないぞ?」
結衣「平塚先生はもし犬がすご~く美味しいって言ったら食べますか?」
平塚「犬を食べるのか…?日本にはそういった文化がないからわからないな…だが犬を食べるというのは少し気が引けるな。」
八幡「これが普通の考えだぞ?由比ヶ浜」
雪乃「そうよ…いい加減目を覚ましなさい。」
結衣「でも平塚先生、高級ステーキより美味しくてそこらへんにいる野良犬でも味を堪能できるなら食べますよね?だってお金が掛からないで高級ステーキが食べるんですから…」
平塚「何を言いたいか分からないが私は犬という時点で決して食べることはないだろうな。」
八幡「俺たちの勝ちだな!」
結衣「まだ終わんないし!」
葉山「俺たちに用って何かな?」
三浦「これからアイス食べに行くんだから早くしてくんない?」
結衣「あのさ、隼人くんも優美子もさ、犬が高級ステーキよりも美味しいとしたら食べるよね?」
三浦「はっ?アンタなに言ってんの?犬を食べるのなんてありえないっしょ。」
葉山「俺も同意見だな。」
八幡「ほーれ見ろ。」
雪乃「これで私たちの勝ちね。」
結衣「でも隼人くんや優美子はお肉は食べるよね?豚肉だって牛肉だって鶏肉だって」
三浦「それは話が違うっしょ。犬ってのは基本飼うものでしょ?それを食べるなんて考えられないよ。」
葉山「そうだな。俺にはそんな残酷な事は出来ないな。」
結衣「じゃあ優美子と隼人くんは今後一切お肉を食べないでね?」
葉山「何故そうなるんだ?」
三浦「話が飛躍しすぎだし!」
結衣「だって牛だって豚だって犬と同じで牧場で大事に飼われて育てられてるじゃん?それをみんなは食べてるんだよ?」
葉山「だからと言って犬とは同じだとは言えないな。」
結衣「何で?牛や豚は殺して食べることを前提に育ててるんだよ?それは残酷だと思わないの?」
三浦「それは牛や豚は食べるために存在してるんだし…」
結衣「でも二人は大事に飼ってるのを食べるのはおかしいって言ったよね?なら野良犬を食べればいいじゃん…所詮迷惑掛けてるだけなんだから。」
三浦「犬を食べるっていう発想が…」
結衣「何で?牛や豚の様に飼われてるわけじゃないんだよ?誰かが大切に思っている可能性だって低いんだよ?豚とか牛を食べるよりもよほど残酷じゃないじゃん。」
葉山「でも犬を[ピーーー]というのは正直…」
結衣「それは牛や豚を下に見てるって事だよね?同じ動物なのに何故片方は食べられることを許されてもう片方は許されないの?それも酷いと言われている事の方が現実的に考えれば残酷じゃないんだよ?」
葉山「俺たちの負けだな…」
結衣「私の方が正しかったよね?二人共私に謝ってよ。」
雪乃「でも貴方は野良犬を食べるという前提で最終的には話を進めたわよね?」
結衣「愛犬だからってのは所詮感情論じゃないの?牛だって農家の人が愛したとしても食べる人は全く関係ないんだから。」
八幡「雪ノ下…ここは謝って済ませよう。」
八幡&雪乃「申し訳ありませんでした。」
結衣「分かればいいんだよ!分かれば!二人ならわかってくれって信じてくれたよ!」
八幡(正直…彼女はもう引き返せない所まで来ているのだろう…対象が人ではなく犬だったという事を不幸中の幸いとでも言うしかないな。)
END
このSSまとめへのコメント
狂ってる…
最近この作者のSS多すぎ
まとめんなカス
idが一緒で吹いたわ。
取り敢えず精神障害者かな?