少女勇者「エッチな事をしないとレベルがあがらない呪い…?」 (187)



-主な登場人物
※現行未読の方にはネタバレ含
※本編終了後の説明文です。


 勇者<ユッカ>
15歳。天真爛漫で正義感溢れる少女。
栗色の髪に元気な跳ねっ毛と明るい笑顔が特徴。
魔王の復活を阻止すべく仲間と共に旅に出る。
淫魔の呪いを受け、性的行為をしなければ経験値があがらない体質。
また朔の夜には淫魔の力が強まり、理性が崩壊し発情してしまう。
主な装備:【太陽の兜】【聖剣】

 僧侶<ヒーラ>
16歳。大聖堂に務める大神官の一人娘。
輝くような金髪と豊満な身体をもつ、育ちのよい少女。
ユッカの幼馴染で彼女のことを心から愛している。
高貴な身分でありながらも親しみやすい性格。
聖魔法、防御魔法が得意。パーティの家事担当。
主な装備:【蒼珠の腕輪】【海鳴りの杖】

 魔女<マナ>
15歳。ユッカの昔馴染み。魔族。
透き通るような銀髪と色白の肌をした美しい少女。喜怒哀楽がやや希薄。
黒魔術と薬術が得意。
災厄と呼ばれる制御不可能な古の魔術を生まれながら身に宿し、近くにいる相手の魔力を吸い取ってしまう。
そのため周りの人間に忌避された過去があり人付き合いが苦手であるが、ユッカたちには心をひらいている。
魔力を持たないソルとの出会いに運命を感じ、仲を深めようと熱を上げる毎日。
闇の石によって魔王の魂を憑依させられ、破滅の王へと変貌してしまう。
魔王の魂の消滅により、呪われた力は失われ、完全な自由と平穏を手に入れた。
主な装備:【魔導の杖】


 傭兵<ソル>
25歳。勇者のガードを務める青年。元・王国騎士。
体には歴戦の勲章が多く残っている。
剣術体術といった武芸に秀でているが、ある事件をきっかけにユッカに全ての魔力を譲り、今は自身で魔力を一切操る事ができない。
想い人の忘れ形見であるユッカの事を人一倍気にかけている。
長く戦いに身をおいてきたため、女性の扱いを心得ておらず、デリカシーを欠く事が多い。
時には少女たちに翻弄されながらも、今の暮らしを気に入っている。
太陽の国の王族グレンと不死鳥ニクスとの間に生まれた子供であり、両親の力を受け継いでいる。
主な装備:なし
 
 馬<スレイプニル>
勇者一行の車を引く大柄な馬。
大仰な名前を与えられているが普通の馬。


-敵①


 淫魔<サキュバス>
ユッカに呪いを与えた張本人。呪いを通して心を交信させることが出来る。
呪術・占星術・黒魔術の扱いに長けている。
子を宿しづらい自らの肉体を憂い、一族の再興のために勇者の体を手に入れた。
朔の夜に淫魔としての力を増す。

 闇の魔剣士<レヴァン>
三魔人の1人として魔王復活の野望を果たすべく暗躍する魔剣士。ソルの好敵手。
仮面には大きな十字傷が刻まれており、普段外すことはない。
銀色の長髪に整った顔つきの色男。しかし本人の女の趣味は悪い。
魔女マナの腹違いの兄であり、魔族と人間の混血。
現在は魔族と人間の世界を隔てていた地に新たな国を興すため、淫魔サキュと共に活動している。

 闇の呪術師<クロノ(弟)>
三魔人の1人として魔王復活の野望を果たすべく暗躍する魔法使い。
古の賢者の一族クロノ家の血を引く人間であったが、闇魔術にのめり込み邪道に堕ち人間を憎む。
現代では禁忌とされる時魔術を扱う。
戦いの中でユッカの炎に魂を浄化され、最期は姉に見送られて静かに天へと昇っていった。

 闇武将<オーグ>
三魔人の1人。
表向きは魔王復活に協力しているが、裏では自身が魔界の頂点に立つために暗躍している。
現在の実質的な魔界の支配者。
レヴァンの実力を認めているがゆえに邪魔な存在だと忌み嫌っている。
復活した魔王の思わぬ行動に逆上し挑みかかったが返り討ちにされ、全てを奪われた。
 
 幼竜<マントルドラゴン>
本来は火山帯に生息し灼熱を操る翼竜種。
街の中で孵化し人々を恐怖に陥れるも、ユッカたちの手によって撃退された。
その際にユッカから分け与えられた魔力の味をいまでもはっきりと覚えている。

 核竜<コアドラゴン>
マントルドラゴンが大人になった姿。
分厚い鋼殻を持ち、灼熱を操る巨大な翼竜種。
本来は人の手に負えない程気性の荒い破壊の徒。
ユッカによく懐き"ぎゅるちゃん"と勝手に名付けられている。

 
-敵②


 狼魔人
ソルの因縁の相手である魔獣。
7年前に起きた聖地侵攻事件の際、太陽の村に現れてユッカの母親の命を奪った。
戦闘で右腕を失ってからは呪術師により竜の腕を移植されている。
時が経ち力を手に入れたソルと再戦し敗れ去った。

 館の少女<アリス>
薄暗い森で古びた宿屋を営むブロンドヘアーの美しい少女。
その正体は100年以上生きる魔法使いの老婆で、訪れた旅人の魔力を吸い殺し、魂を人形へと閉じ込めていた。
ユッカ達一行を襲撃するも、マナ1人に返り討ちにあい全ての力を奪われた。

 大蛸<クラーケン>
オクトピア近海に現れた大蛸の魔物。
闇の呪術師の邪悪な魔力を受けて、心を闇に染めて暴走してしまう。
超大な体躯で船を襲い、人々に甚大な被害を与えていた。
最後はヒーラの聖なる魔法陣で浄化され、心おだやかに棲家へと戻っていった。

 蟲魔人
オーグの忠実な部下の魔物。単独での飛行能力、転移術を有しているエリート。
魔界蟲を召喚し相手を攻撃する。
麻痺効果のある毒粉でヒーラを苦しめた。
勇者達の魔族領侵入を阻止するため迎撃に出たが、覚醒したユッカによってあっけなく撃墜された。

 魔王
魔族領を統べる王。
古の戦いで当時の勇者に敗れ去り、長年闇の石に魂を封じられていたが、新たな器であるマナに乗り移ることでこの世に再臨した。
数多の魔術と災厄を操り、世界の破壊を目論む。
神獣変化の術によって街1つを飲み込むほどの巨大な邪龍へと姿を変えた。
ユッカ達が囚われのマナを奪い返したことによって邪龍は崩壊し、魔王の魂は雲散霧消した。

 


-その他の人物①


 獣の商人<マオ>
商業の街バザで薬店を営む獣人の少女(猫)
業突く張りであるが、ゆえにいつも明るく楽しく生きている。
馬車の故障で立ち往生しているところをユッカたちに助けられる。
一行に宿泊する部屋を貸し与え、マナに薬術を伝授し笑顔で新しい旅立ちを見送った。

 隊長
商業の街バザの守備隊の隊長を務める真面目な軍人。
ドラゴン事変の際に傭兵ソルの部下となり、彼の実力に心酔している。
20代半ばにして未だ独り身であることを気に病んでいる。

 盗賊
バザのドラゴン襲撃事件の首謀者である盗賊団の末端構成員。
犯罪者として投獄されたが、執行猶予となり、現在は守備隊の任に従事している。

 妖狐<キュウ>
遥か遠い島国より湯治の旅に出た獣人の少女(狐)
子供のような容姿でありながらも、老獪で古めかしい喋り方。
その正体は魔力を得た狐であり、古の災厄の一つを身に宿すと自称する。
秘術の暴走により巨大な神獣へと変化したが、マナのドレイン能力によりその力を失った。
別れ際にユッカたち一人ひとりに虹の珠と呼ばれる希少な魔宝石を与え、旅の無事を祈った。
 
 宿屋の少女<ローレ>
港町オクトピアにて潰れかけの宿屋『ローレライ』を営む少女。
おっちょこちょいではあるが何事も一生懸命。
その正体は邪気の蔓延る魔物の世界から逃げ延びてきた美しい人魚。
魔物仲間のサキュバスとは古くからの知り合いで、一方的に友達だと思っている。
ユッカたちに宿を貸し与え、ヒーラのクラーケン対峙の際にも尽力した。

 蛸娘<スキュラ>
オクトピアで語り草となっていた下半身が蛸足の女型の魔物。
知能が低くあまり人間の言うことを理解していない様子。
繁殖相手にヒーラを選び、巣である入江の洞窟へとさらっていった。
ヒーラの活躍により、暴れていた友達の大蛸クラーケンが正気にもどり、
最後はヒーラとの友情を確かめ海のなかに姿を消した。

 時の魔術師<クロノ(姉)>
歯車の街ピニオンの大時計台の管理人を務める女性。
古の賢者の一族クロノ家の血を引く。闇の呪術師の姉。
瞑想によって高めた膨大な魔力を用いて、毎年行われる魂流しの儀式において天への道を架ける役目を果たしている。
ユッカの手によって、邪道に堕ちた弟の魂が浄化されたことを深く感謝した。

 女剣士<サマンサ>
魔法大国グリモワで剣士として賞金を稼いで暮らしている女性。
祖父が太陽の国出身の人物と接点があり、協力者としてユッカたちを匿う。
長年伴侶に恵まれず、異性にモテないのは鍛え上げた筋肉のせいだと思って悩んでいる。
武闘大会でベスト16に入る程の実力者。

 魔法国王
魔法大国グリモワを統める若き王。
古の大魔導師の血を引き、秘術である魔法障壁を用いて国を護っている。
魔術に関して天才的な才能をもち、鋭い魔覚で瞬時にマナの本性を見抜き拘束した。
普段は底意地が悪く昼行灯であるが、その圧倒的な能力ゆえ有事の際に国民は王のことを信用している。
古より続く知の継承者であり、魔術の管理者を自称し、この世の秘術を収集するのが趣味。

 
-その他の人物②


 母親<ユイ>
勇者ユッカの母親。故人。
優しくも気丈で芯の通った性格。
体格にはあまり恵まれていない上に幼い顔つきで、年齢より若くみられる。
太陽の村で普通の女としてうまれ育ち、成人してから王宮でメイドとして働いているところを第一王子と出会い、のちにユッカを授かる。
王子とは身分不相応ゆえ王宮を追放されたが、その後も女手ひとつで娘を育ててきた。
ある雪の日、森のなかで倒れている傭兵ソルを見つけ家に連れ帰り、幼いユッカのガードとして働くよう新しい人生を与えた。
その翌年起きた聖地侵攻事件で魔物の手にかかり死亡。
最期は恋仲であったソルにユッカの未来を託した。
魂だけの状態でマナに拾われ、以来ずっとマナの中に宿っていたが、
魔王にとりこまれつつあるマナを救うべく最後の輝きを放って魔王を食い止め、共に天に消えた。

 司祭
勇者ユッカの祖父。
太陽の村で司祭兼村長を務めている。
聖地侵攻事件で最愛の娘を失い深く悲しんだが、その後はユッカの親代わりとなり旅立ちを見届けている。

 魔導師
魔女マナの後見人で元・王宮付きの大魔導師。
マナの呪われた体質を不憫に思い、王宮を離れ人里離れた深い森へと共に身を隠した。
幼少期のユッカの魔法の師であり、忌まわしい過去の記憶を封印した張本人。

 大神官<ホーリィ>
僧侶ヒーラの父親。
誰にでも心優しく、聖職者の規範となる良き神官。
娘のこととなると立場を忘れて取り乱すことがある。
聖地侵攻事件の際、重症を負ったソルを手厚く看護した。

 王子<グレイス>
太陽の国の王子。
古の勇者の直系であるが、次代の勇者としての資質である魔覚には恵まれず、幼い頃より兄に対して劣等感を抱いていた。
スマートな痩身から繰り出される剣撃はすさまじく、武芸者として国内でも突出した力を持っている。
嫌味な性格からソルと激突するが引き分けに終わり、以降は彼の実力を認めている。
後に王位を継承し、ソルを直属の騎士として王宮に迎え入れている。

 炎鳥<ニクス>
傭兵ソルの産みの親。
火山の中で破滅と再生を繰り返し長い時を生き続ける不死鳥。
邪悪のみを焼く尽くす浄化の炎に全身を覆われている。
旦那であるグレンの魔術により人型に変化することが可能となった。
 
 男<グレン>
傭兵ソルの父親。
太陽の国の王族であったが、王位継承権をめぐる争いに敗れ、国宝を手に単身飛び出した。
以来旅を続けているらしい。
女好きでだらしのない性格。

 傭兵<ソラ>
ソルが素性を隠すために女装した姿。
ピチピチの服と露出した筋肉が街行く人々に気味悪がられているが、本人は様になっていると自画自賛気味。
そのたくましさから魔剣士レヴァンに見初められた。

    

次回更新明日夜

この人の書いた作品で爪切りプレイ出た?(足でも可)

前回のあらすじ
ヒーラと婚約を終え、一行はユッカの生まれ故郷である太陽の村へと出発する。
そこに現れたサキュをユッカ達は拘束した。


後日譚最終話<丘の家>つづき


【荷馬車】


勇者「さぁサキュここに寝ようね」ポンポン

サキュバス「なによ…離しなさい! 4人も居たらせまいじゃないの」

魔女「逃げられないし、離さない」

僧侶「いままでさんざん手をやいたサキュさんも、こうして捕まえてしまえばたいしたことないですね」

サキュバス「あんたたち…小娘のくせに生意気なぁ」

勇者「抵抗しても無駄だよ。以前のボクたちなら束になってもサキュには敵わなかったけど」

僧侶「いまの成長した私達なら…うふふ」

勇者「サキュのおかげだね!」

魔女「自業自得」

サキュバス「ひっ」

魔女「もう脱がせていい?」

サキュバス「脱がす気!?」


勇者「くふふふ、だってサキュにはいろいろされちゃったから」

僧侶「すこしくらい仕返ししてもいいですよね?」

サキュバス「よ、よくないわよ!」

魔女「淫魔なのに、エッチな事されるの怖いの? 怖いんだ~」

サキュバス「…こ、怖くないけど…ふんだ。あんたたちのテクなんかでピクリともしないから!」

サキュバス「どーぞどーぞ! いいですよーだ! 好き勝手しなさい! ふふん」

サキュバス「格の違いというものをみせてあげるわ!」

勇者「そんなこと言っちゃってさ…」

僧侶「では私達の過酷な旅で培った技の数々。その集大成を見せてさしあげましょう」

サキュバス「何の旅だったのよ」

魔女「するり」

サキュバス「きゃ…早いわよ」

勇者「あーサキュのおっぱい♪ ぷるぷるでおっきいね。ヒーラとどっちが大きいかな」

サキュバス「人間の小娘相手に負けるわけないじゃない」


勇者「そこまで言うならくらべてみよう! さぁヒーラも脱いで!」

僧侶「え、私もですか? 恥ずかしいです」

サキュバス「ハァ!?」

勇者「マナはもう脱いでるよ」

魔女「…汁で服よごれるかもしれないから…一応」

僧侶「はやっ」

勇者「ボクも脱ぐー!」シュルルッ


  ・   ・   ・


勇者「サキュ~あったかー」ギュ

サキュバス「もうっ、なんなのよ」

勇者「はむ」

サキュバス「ちょっとぉ」

勇者「サキュの乳首綺麗だね。はむ、あむ…ちゅぅ…えへへ固くなってる」

魔女「ヒーラと味ちがう?」

勇者「マナもこっちのおっぱい吸ってみようよ」

魔女「うん」チュ


サキュバス「こ、こいつら~~」

サキュバス「日中からなんでこんなにテンション高いのよ」

勇者「えへへへ、はむ、はむ」

サキュバス「んっ、くぅぅ…どこ吸ってるの。この淫乱勇者」

僧侶「元をたどれば、ユッカ様をこうしちゃったのはサキュさんのせいですよ?」

サキュバス「原因は私かもしれないけど、調教したのはあの男でしょ!!」

僧侶「どうでしょう? 私はサキュさんのせいだとおもいますけどね!」

サキュバス「乳め…」

僧侶「あらあらユッカ様そんなにおいしそうに吸い付いちゃって。もっと優しく吸ってあげてくださいね」

勇者「あむ…かぷ。うん! れろ…はぁむ」

魔女「ちゅーーー」

サキュバス「く、くすぐったいわよ…なんなのその舌使い」

勇者「れろ…ちゅぅぅう。時々ヒーラにしてるから。ね?」

僧侶「え、えぇ…まぁ…」


サキュバス「で、どっちが大きいって」

勇者「んーー、どっちだろ」キョロキョロ

僧侶「あんまりまじまじと見ないで下さい…」

勇者「ふたりともおっきい…」ズーン

魔女「甲乙つけがたいから引き分け。柔らかさはあなたの勝ち」ふにゅっ

サキュバス「うっそぉ! あたしのほうがおっきかったのにいつのまに…成長期って怖ぁ…」

僧侶「うう…ホントに成長期のせいですかねぇ…」

サキュバス「それもどーせあいつのせいでしょ! 赤ん坊じゃあるまいし毎日チューチューチューチュー」

サキュバス「ぜーんぶあいつのせい!」

僧侶「あなたが私の胸にかけた呪いのせいです!! 往生際が悪い…」

勇者(ボクもどうせならそっちにかけてもらいたかったな…)

勇者「ヒーラはおっきいだけじゃなくてすっごく敏感だからね。サキュはどうかなー」クリクリ

僧侶「やっちゃってくださいユッカ様!」

サキュバス「ちょちょっ、待ちなさい…」

勇者「淫魔だから何されても余裕なんでしょ?」

サキュバス「……え、ええそうよ! ……んっ、あ…」

僧侶「うふふふ。サキュさんが困った顔してるなんてレアですね」


サキュバス「まって…2人同時になんて…」

勇者「クリクリ♪ どう? ギブアップ?」

魔女「諦めていままでの謝罪を」

サキュバス「…するわけないでしょ! きぃーー」

勇者「じゃあ…そろそろこっちもさわっちゃおっか」

サキュバス「え」

勇者「え、じゃないよね。サキュの お ま ん こ だよ♪」

 ぬち…

サキュバス「ぁぁぁ…そこは」

僧侶「無抵抗なサキュさんのあそこを眺めるのはいい気分ですね」

サキュバス「…!」

僧侶「ユッカ様、そこはこの私におまかせください」

サキュバス「乳が…? 待ちなさい、あんたがあたしに触ったら…」

ばちちっ

サキュバス「~~~っ!!♥」

僧侶「うふふ。パチパチしちゃいますね。ここをすりすり~ってすると…」

サキュバス「ふぁぁぁあ♥ や、やめ…あああっ」


僧侶「サキュさん変な声だしちゃってどうしちゃったんですか? 私の指がきもちいいですか?」

サキュバス「し、刺激が…強っ、すぎて♥」

僧侶「なんだか相性が悪いですねぇ。私の指もバチバチって言ってますよ」

 すりすり すりすり
 
サキュバス「あああっ♥」

勇者「サーキュー。おまんこだけに意識いってない? ほらおっぱいも」

魔女「かぷ…はむ…すごく固い。ヒーラの指に犯されて興奮してる?」

僧侶「犯すだなんてもうっ♪ 撫でてるだけですよ」

サキュバス「やめなさい…いまなら許してあげるからぁ」

勇者「はみはみ♪」

僧侶「ほーらサキュさん…おまんこだけじゃなくって、おしりと足もなでちゃいますね~」

僧侶「こうやって優しくなでると…うふふ。ぞわぞわぞわ~」

サキュバス「ひぎゃうううう! ああああああっ♥」

勇者「あはは。サキュがまいっちゃってるよ」

サキュバス「乳、それほんとやめなさいっ、やめなさいっ♥」

魔女「ヒーラ続行。私が許す」

僧侶「はぁい♪」


 ばちちっ ばちちっ

サキュバス「イクッ、イグッ! あ゙ああっ♥」

サキュバス「だめっ、だめよそこ…あああっ♥」

僧侶「……うふふ」

サキュバス「はぁ…ハァ…♥」

勇者「サキュって打たれ弱いんだね」

魔女「ここまで雑魚だとは…がっかりさせないで、淫魔としてのプライドを見せて」

サキュバス「くそぅ…寄ってたかって…」

僧侶「私たちのテクニックでこーんなに蕩けちゃってるなんて♥ ご夫婦生活でも弱いんですか?」

サキュバス「う、うるさいわね…」

魔女「お兄様と仲良くしてる?」

サキュバス「してるわよ…でもあいつは結構淡白だから…」

僧侶「そうなんですかー。だからこうされると体が悦んじゃうんですねー」ナデナデ

サキュバス「ふぁぁぁああ♥」

勇者「あははは。サキュがすっごいエッチな声だしてるー」


サキュバス「くぅぅぅっ、ゆ、許さない…私にこんなことしてただですむと思うんじゃないわよ」

勇者「どうするの?」

サキュバス「こうなったら」

勇者「指パッチンするの? いいよ?」ニヤニヤ

サキュバス「え…」

魔女「私達3人がいまここで発情したら…あなたはどうなるかわからない」

勇者「勢いあまって、どろっどろのぐっちゃぐちゃにしちゃうかもー…えへへ!」

サキュバス「ひっ…た、助けなさい! ソル! あんたそこで聞いてるんでしょ! 馬とめて!」


傭兵(この辺りの風景は実にのどかだなぁ)

傭兵(もう少しゆっくり行くか)

馬「ヒヒン!」


サキュバス「く……あたしの声が届いてないの!?」

勇者「おかしいなぁソルはすっごく地獄耳なんだけどね」

僧侶「これはソル様公認ってことですね!」

魔女「むしろ私達の旦那さまによる命令とも言える。ユッカ、つもりつもった恨みを晴らす時」


勇者「じゃあマナあれ出して!」

魔女「…」コク ゴソゴソ

サキュバス「……まさか」


勇者「じゃじゃ~ん。5号!」

魔女「改」

サキュバス「改って……何」

僧侶「とっても素敵な機能がついてるんですよー」ニコニコ

サキュバス「待ちなさいよぉ。ほらっ、あたしいまは人妻だから!!」

魔女「うるさい」

サキュバス「あんたにとって兄嫁よ! 敬いなさい!」

魔女「サキュはサキュ」

勇者「力ぬいてね~」

サキュバス「あ…あ…ああっ、んっ♥」

ずちゅっ

サキュバス「くぅっ…あああっ、来た…っ♥ 来た!」

サキュバス「あああっ♥ でっかいおちんぽ…っ♥ くぅぅ♥」


勇者「あは、すごいやサキュ…あっというまに飲み込んじゃったね」

勇者「エッチなお汁でてるよーー♥」

僧侶「サキュさんのここ、やわらかくってとろとろですねぇ」


サキュバス「……ああっ、おっき…いい♥」

魔女「気持ちいい?」

サキュバス「うん…これ、もともとあたしのオナニー用につくったから…っ♥」

サキュバス「あんっ…なんか懐かしくって♥」

魔女「使用済み品だった……」

勇者「相性ばっちりってことだね! じゃあ遠慮なくー」

 ずちゅっ ずちゅっ ずちゅっ
   ぱちゅぱちゅ ぱちゅぱちゅ

サキュバス「ひぃあう!! ユッカ、手加減しなさいっ」

勇者「降参?」

サキュバス「するもんか…っあああああっ♥ だめぇぇえ♥」

勇者「ボクたちが満足したらゆるしてあげるー」


傭兵(……)ブルブル

傭兵(淫魔とは言え同情するぜ…だが、お前にもユッカたちの恐ろしさを知ってもらわないとな…)

傭兵(3人をエロエロにしやがった罰をうけるんだな…)


勇者「…こんなにおいしそうにくわえるなんて、エッチな大人のおまんこだね」

勇者「やらしいなぁ…♥」

勇者「ぐちゅーー…ぐぽーっ、ほぉらお汁がいっぱい♥」

サキュバス「んんっ、あああっ♥ ユッカ…やめなさい」

勇者「え~~? サキュだってボクにいろいろしたんだから」

勇者「こうしておいた方が後腐れが無いでしょ? くふふふおあいこだよ」

僧侶「これでいままでの分をチャラにしようっていうんですから、安いものでしょ?」

魔女「破格!」

サキュバス「ゔうっ」


僧侶「サキュさん降参したほうがいいですよ。ユッカ様はこうみえてすっごく激しいです♥」

サキュバス「みたまんまだし! 知ってるわよ!」

僧侶「あ、そうでしたね…私達の情事もたくさん見てきたんですよね」

サキュバス「…」

魔女「ソルとの激しいエッチいっぱいみた?」

サキュバス「……うん」

僧侶「では、私達のことはよくご存知ですよね?」

サキュバス「……! こ、こうさん……するもんかああ!!」

僧侶「ユッカ様ー」

勇者「はぁい♪」


 ずっちゅ ずっちゅ ずっちゅ!


サキュバス「うぁぁあああああ♥♥♥」



<1時間後>


傭兵(きゃいきゃい言ってたのに急に静かになったな…)

傭兵「…おーいそろそろ着くぞ」

傭兵「…返事がない。ったく何してんだ」


カチャ

傭兵「おおい……お」

勇者「…スピー…zzz」

魔女「…zzz」

僧侶「…すぅ、すぅ…zzz」

サキュバス「……はぁい」

傭兵「3人は昼寝してんのか…ってなんだこの空間! わかっちゃいたが女くさっ」

傭兵「むんむん匂ってくる…小窓あけろ」

サキュバス「あんたも大変ね…これから毎晩これなのよね…」

傭兵「日頃の俺の苦労が身にしみてわかったかこのやろう」

サキュバス「これじゃどっちが淫魔かわからないわ。なんとか耐え切ったけど、あ゙ー疲れた…」

サキュバス「でもあたしの見立ては間違っちゃなかったってことよねー」

傭兵「い、いいから話す前に服着ろ」

サキュバス「あちゃ♪ エッチ!」

傭兵「うるせぇ…見てないからな」


サキュバス「この子たちもしばらく見納めかぁ」

傭兵「いつでも来いよ」

サキュバス「王妃だしぃ。そんなぶらぶら出来ないわよ」

傭兵「ならこっちからいずれ会いに行く」

サキュバス「ほんと?」

傭兵「あぁ。そっちの様子も気になるし…ハネムーンもするって決めたからな」

サキュバス「ほんとに結婚するんだ~。うふふふ」

傭兵「…っ。そりゃ責任くらいとる」

サキュバス「さっすが! あたしとダーリンが認めた男だけあるわね!」

傭兵「お前が?」

サキュバス「ユッカを通して、あんたの精力にはほーんとお世話になったからね」

サキュバス「おいしかったわよ♪」

傭兵「お、おまえ…っ!」

サキュバス「やっぱり…迷惑かけちゃったわねいろいろと」

傭兵「…いや。そうでもないさ。おかげで楽しい旅になった」

傭兵「それになサキュ。俺はある意味お前に感謝してる」

サキュバス「なにが?」


傭兵「ユッカたちとこういった関係になれたのは…呪いのおかげかもしれない」

傭兵「きっと呪いがなければ、俺は必要以上にユッカと触れ合うことはなかった」

傭兵「女はそんなに得意ではなかったし、正直いうと3人との距離感もあまりわからなかった」

傭兵「だからきっかけをくれてありがとう」

サキュバス「……ぞわっとしたわ。素直にかわいい女の子とエッチできて嬉しいって言っときゃいいのに!」

サキュバス「それにね、あんたに礼を言われる筋合いはないわよ」

サキュバス「あたしはあたしの野望のために動いただけ」

傭兵「野望…淫魔の国か?」

サキュバス「そう。あたしによるあたしのための世界をつくること。それが長年の夢であたしの仲間たちの願い」

サキュバス「あんたたちと出会って、レヴァンと一緒になって、元の形は少し違ったけどなんとか叶いそうよ…」

サキュバス「くす。だからあたしのほうこそ、ありがとうね」


勇者「んんぅ…サキュ…zzz」

サキュバス「…かわいいわね」

傭兵「あぁ…俺の自慢の妻たちだ」

サキュバス「お幸せにー!」ツンツン

傭兵「つ、つっつくな!!」




後日譚最終話<丘の家>つづく

 

更新終わり
次回月曜日

遅れたので明日更新スマソ
あと1~2回予定

>>13
なかったと思う
覚えてません…

後日譚最終話<丘の家>つづき




サキュバス「そんじゃ、あたしこっちの道だからここらで降ろして」

傭兵「おう」

勇者「ふぁ……んぅ、寝ちゃってた…。サキュ、もう行っちゃうの?」

サキュバス「うん。またね」

魔女「お兄様によろしく」

サキュバス「お兄様"を"よろしく、でしょ?」ナデナデ

魔女「…お兄様をよろしく」

サキュバス「あんたこそ、この頼りない男をしっかり支えてあげるのよ」

サキュバス「なんせ戦い以外はポンコツなんだから! その辺がダーリンとは違うのよねぇ」

魔女「わかった」

傭兵「……最後に一発叩き込んでいいか」イライラ

勇者「ドードー」ギュ

サキュバス「それじゃ」

僧侶「サキュさん!」

サキュバス「どしたの。乳、よだれの跡ついてる」

僧侶「…えっ嘘!!」

勇者「あはは。拭いてあげる」

僧侶「どうもありがとうございます……じゃなくて! 呪い、解いてくれないんですか!」

サキュバス「……。さっきみんなであたしにイロイロしたからチャラなんでしょ」ニッコリ

僧侶「えっ!」
 


勇者「え~~違うよ~! それは旅してた頃の分でしょ!」

サキュバス「しらな~い♪ ばいば~い♪ まったね~♪」

傭兵「お、おい!」

サキュバス「大丈夫よ! 毎晩しっかり相手あげれば、そのうち自然と解けるから~♪」パタパタ

傭兵「まちやが……あ゙ぁ…」

勇者「はぁ……しかたないよ。だってサキュはああいう人だもん」

傭兵「…しかたなくない」

僧侶「ですね…別にいまはこの呪いのせいで困ることにはなりませんし…大目にみましょう」

傭兵「なるんだが」

魔女「がんばって」ポン

傭兵「…がんばるのは俺だけじゃないんだぞ」

傭兵「…とりあえず村いくか」

勇者「うん!」

魔女「ユッカの生まれ故郷楽しみ」

勇者「開放的でいいとこだよー」



【太陽の村】



傭兵「久しぶりだ…」

傭兵(帰ってきた…)

傭兵「変わってないな」

勇者「ただいまーー!!」

村男「お、おおお!?」

勇者「あーっ、こんにちは!」

村男「ユッカちゃん!? おーいみんなー! ユッカちゃんが帰ってきたぞ!!」

村女「なんだって!? あんたたち、仕事なんてあとにしてこっちおいで!」

 ざわざわ

僧侶「こ、このパターンは…また押し潰されるのでは」

傭兵「そんなにたくさん人住んでないから大丈夫」

村男「早く早く! こっち来いよ!」

村中に響くような一声で、村人みなが作業の手をとめ、家の中の者は戸口を開いて俺たちの元へと集まってきた。
見覚えのある顔が俺たちをとりかこむように並ぶ。少し老けただろうか。
その足元には見知らぬ子どもの姿もいくつかあった。
あれから7年以上だ。時の流れを実感する。


村女「よく無事でかえってきたねぇ」ギュー

勇者「おばさんひさしぶり、えへへ」ギュー

子ども「ユッカおねえちゃんだー」

勇者「えへへー。おねえちゃんだよー。みんな元気そうだね」

勇者「勇者ユッカ。ただいま戻りました!」


ユッカのあいさつを皮切りに、村人達は聞き取れないほどに口々にまくしたて始めた。
旅はどうだった。怪我はしてないか。魔王はいたのかなどと好き放題。
ユッカはその勢いにすこし困惑しながらも、本当に嬉しそうに笑っていた。


傭兵「みんな久しぶりだな」

村女「あんた…ソル? ソルなんだよね」

村男「お前…ほんとにユッカちゃんと一緒に旅してたんだな」

傭兵「あぁ。わけあってずっと会いに来られなくてすまなかった」

村男「いいってことよ。結局こうして村に帰ってきてくれたんだ」

傭兵「帰ってきた…か」

傭兵「俺はこの村を離れたのに…」

村男「何言ってんだ。お前はとうにうちの村の男さね」

村女「そうだよソル。しっかし男前になったんじゃないかい。見違えて誰かと思ったよ」

村男「そうか? そこまで変わってねぇよ。こいつは昔からこんな仏頂面さ」

僧侶「そうだったんですか?」

勇者「ソルはね、昔は冗談のひとつも言わない生真面目人間だったんだよ」

傭兵「いまも真面目だろうが」

魔女「どこが。ただの変態」

勇者「あははっ」

勇者「ねぇおじいちゃんは?」

村女「司祭様なら。あ、丁度帰ってきた」


司祭「なにやら村が騒がしいとおもいきや」

勇者「…! おじいちゃん! ただいま~~~!」ガバッ

司祭「元気そうでなによりだ。おかえりユッカ」

司祭「ソル。よく無事で戻ってきた」

傭兵「…ただいま」ポリポリ

魔女「なに照れてるの?」

傭兵「ち、ちがう…っ。そういうわけじゃない」

司祭「仲間のみなさん、ユッカをありがとうございました」

僧侶「いえ、ユッカ様をお守りできて光栄です」

僧侶「それに、本当のことを言えば護ってもらったのは私達のほうです…よね?」

魔女「…」コク

魔女「ふたりのおかげで世界が救われた。感謝してもしきれない」

勇者「そんなことないよ、みんなでがんばったからだよー」ギュウウ

僧侶「ユッカ様ぁ」スリスリ

司祭「聞いていた通り、本当に仲が良いのだな」

勇者「そうだおじいちゃん! ボク報告があります!」

司祭「旅の報告なら我が家でゆっくり茶でも飲みながらでええだろう」

勇者「ううん、ここでみんなに聞いてもらわなきゃダメ!」


勇者「あのね、ボクっ!」

傭兵(ま、まさか…)

村人達「なんだなんだ?」

 ざわざわ


勇者「すぅ――――ボク、ソルと結婚します!」

傭兵「ぉ、おまえ…ッ!」

僧侶(勇気ありますね…さすがユッカ様)

魔女「大胆♥」

村人「…………」

司祭「…………」

勇者「あはぁ、言っちゃったよぉ♥ どうしよぉ♥ もう引き返せないね」

傭兵「み、みんな…これはな、いますぐってわけじゃなくて色々段階を踏んで…」

村男「だっはっは、なんだどんな報告がくるとおもいきや!」

村女「知ってたよ。めでたいことじゃないか」

村男「そうだそうだ」

勇者「わぁい、ありがとー」

傭兵「な……え、え!? なんだそのゆるい反応…」

司祭「ごほん……ユッカからもらった手紙…これ読んでみろ」スッ

傭兵「え……」



嫌な予感がし、司祭からうけとった手紙の束に恐る恐る目を通す。
その大半は旅の経過報告であったが、手紙の終わりには毎回、なんと俺との関係の進展が書かれていた。

それはもう、読んだだけで顔が真っ赤になり、頭をかかえてしまいそうなほど詳細に。


勇者「わーっ! わーっ! それおじいちゃんしか読んじゃだめだよぉ!」

傭兵「……あ゙ぁぁっぁ、なんでだ、なんでぇぇえ゙」

僧侶「変な声出てますよ」

魔女「事実だからしかたない。しっかり検閲しなかったあなたの責任」

傭兵「ユッカああああああああ゙!!」

勇者「ごごご、ごめんなさい! でもホントのことだから嘘書く必要ないじゃん!」

傭兵「お前は少しは隠すことを覚えろ!」

村女「へぇ本当のことなんだねぇ。あらあら、若いねぇ」

傭兵「ば、ばかやろう!!」

傭兵「司祭…これは…あの」

司祭「…」

司祭は腕を組み、じっと険しい顔で俺を睨んでいた。
怒り心頭も当然だろう。
目に入れても痛くない程かわいい孫が、10も歳上の男とすでに関係をもっていて、あまつさえ結婚すると言い出したのだ。
さらに俺は過去にユッカの母親であるユイさんと婚約している。

傭兵(……殺されても文句は言えないな)

気づけば滝のような汗が額から溢れ落ちていた。


司祭「…うぇっほん。ソル、お前に言いたいことがある」

傭兵「は、はい!」

傭兵(村人総出で吊るし上げか? 火炙りか!? それとも…もっと残虐な方法を…)

傭兵(せめて最期は畑の肥料でもいいから自然に還りたい…)

司祭「ユッカと幸せにな」

傭兵「……は?」

命を諦めて審判を待つ俺に投げかけられたのは、耳を疑うような一言だった。
伏せた顔をあげると、口元の緩んだ司祭がまるで孫を見るような穏やかな顔つきでそこにいた。


司祭「お前はよくやった。これでもお前のいままでの事は全部知っているつもりだ」

司祭「だからな、そろそろ腰を落ち着けて、幸せになれ」

傭兵「どうして…。怒らないのか。相手はユッカだぞ」

勇者「むぅ」

司祭「今更何をだ。ユッカとの愛は偽りではなかろう」

勇者「!」コクコク

司祭「お前はとっくにこの村の者で、私にとって息子も同然。そんな男の幸せを願って何が悪い」

司祭「ユッカを幸せにできるのはお前しかおらんし、逆もまた然り」

司祭「この子なら……優しいユッカならお前を生涯幸せにできると確信している」

司祭「だから任せた。ユイとユッカの愛するお前を、私は誰よりも認めよう」

傭兵「司祭…」


勇者「おじいちゃん…ありがとう」

司祭「2人とも幸せになるんじゃぞ」

勇者「うん!」

勇者「ねぇソル――――」

呼ばれた声に振り向くと、ユッカがいきなり首元に飛びついてきて、皆の前で堂々と唇を奪われた。
俺はためらいもせずぶらさがったユッカを強く抱きしめる。
周りのはやしたてる声はもはや聞こえなかった。
ユッカとの愛を胸中に誓って、皆に見せつけるようにしばらく唇を重ねつづけた。


勇者「んぅ……ん♥」

傭兵(みんな…帰ってきたよ。ユッカ達と一緒に俺は帰ってきた)

傭兵(こんな俺を再び受け入れてくれてありがとう…)

傭兵(この子が、俺のお嫁さんです)



  ・   ・   ・



子ども「ユッカおねえちゃんずっとキスしてるー」

僧侶「あらら…ちょっとだけ妬けちゃいますね」

魔女「これでユッカもお嫁さん。みんなで仲良く結婚」

司祭「も? みんなで結婚…?」


魔女「ユッカのおじいちゃんは聞いてないの?」

司祭「どういうことじゃ。お前たちにも男が出来たのか、そりゃあめでたいことだな」

魔女「そう。私とヒーラもこの人と結婚する」

司祭「……な…に?」

僧侶「…実はそうなんです」モニョモニョ


 ざわざわ…

傭兵(あ…)

勇者「ぷはっ♥ そうそう、ちゃんとそれ言わなきゃ! その前にもっかいだけチューー♥」

傭兵「こらっ」

勇者「…えへへ。あのね、ヒーラとマナも一緒に結婚するんだよ」

勇者「だから幸せは何倍にもふくれあがるんだ! いいでしょ!」

司祭「………?」

傭兵「…」ソロー

司祭「どこへ…行く気じゃ」

傭兵「いや聞いてくれ。世界は広いんだ。俺たちは旅を通して見識を深めてだな…」

魔女「愛も深めた」

司祭「ソルよ。少し男同士で話しあおうか」

村男「そうだそうだ! ユッカちゃんだけでなく、大神殿の跡取り娘さんもだと!?」

村女「こっちの小さなべっぴんちゃんももらっちゃうのかい? あらまぁ花嫁衣装がたりないわねぇどうしましょ」

勇者「…えへへ」


魔女「私もドレス着られる?」

村女「任せなさいって。その代わり村の過疎化阻止に貢献してもらわなくっちゃ!」

魔女「任せて! その点はぬかりなく!」

僧侶「……そ、そうですよね……結婚したら子どもいっぱい作っちゃうんですよね…」モジモジ

僧侶「……がんばろ♪」グッ


司祭「またんかソル! 話はまだ終わってないぞ! ええいどこへ行く!」

村男「野郎ども! このけしからん男をとっ捕まえて逆さ吊りだ!」

村人「うおおおお!!」

傭兵「うぁぁぁあやっぱそうなるんじゃねぇか!! 逃げるぞみんな!」

勇者「えーどこへ?」

傭兵「とにかく来い! 走れ!」

勇者「はぁい。じゃあまたあとでくるねー。ちょっとだけスレイプニルのお世話よろしくー」

僧侶「ソル様ったら追いかけっこばっかりして、忙しないですねぇ」

魔女「きっと動き続けないと死ぬ人。だから一緒にいて楽しい。疲れるけど」


司祭「やれやれ、戻ったらみっちり問いただしてやる」

村男「ま、ユッカちゃんたちの決めたことなら俺たちがとやかく言わなくてもいいんじゃねぇか」

村女「そうよぉ、心配しなくてもあの男なら平気だって」

司祭「……あぁ。あんなんでも、ユイの愛した男だからな、くく」

司祭「ずいぶんと、笑うようになったな」

司祭「のぅ、ユイ…。相変わらずソルもユッカも元気でやっておるよ」


司祭「……にしてもこの手紙…」シクシク

司祭「毎晩ラブラブしてもらってるって……ラブラブって、ズボズボって……お゙おお」

司祭「ああっぁぁぁやっぱり孫をわたしたくないいいいい!!」

村女「あんたユイちゃんのときもしばらくそんなこと言ってたね」

村男「ソルたち走ってどこ行ったんだろうなぁ」

村女「そりゃ決まってるさ。あの子たちが帰る家なんてあそこしかないだろうに」



【森の中】


僧侶「どちらへ向かってるんですか?」

傭兵「もうすぐ見えてくるはずだ」


小さな森を抜けると、目の前いっぱいにひろがる丘陵。
鮮やかな芝生がどこまでもつづいていて、丘の頂上には大きな木が生えている。
そしてその傍らには懐かしい小さな木の家。


勇者「あ…」


ユッカは目にも留まらぬ速さで一目散に飛び出し、あっという間に丘を駆け上っていった。
丘のてっぺんからこちらに向かって急かすように手を振りまわしている。


僧侶「あれはもしかして…」

魔女「ユッカの家?」

傭兵「あぁ」

その丘の家は、俺が愛する人とかつて暮らした家。
いまでも色褪せることなく、思い出として強く心に刻まれている。
ユッカもきっと思い出しているはずだ。
何もいわず飛び出したのは感極まってのことだろう。


勇者「みんなー!! はやくおいでよー!!」

勇者「ソルーーー! ボク達の家だよー!!」





後日譚最終話<丘の家>つづく


 

更新おわり
次回明日
描いてる途中の絵は完結後出します

後日譚最終話<丘の家>つづき


勇者「みんな遅いよ!」

傭兵「お前が早過ぎるんだよ」

勇者「ソル! 見て、庭に!」

傭兵「お?」

僧侶「ここすごく窪んでますね。何でしょうか」

魔女「動物の足あとっぽい」

勇者「これ…ぎゅるちゃんの足あとじゃないかなぁ」

僧侶「言われてみれば」

傭兵「…たしかにこのサイズはそうかもしれないな。ってことは」

傭兵「あいつ…ドラゴンでひとっ飛びしてきたのか」

勇者「あはは…確かにここにでも停めないと、みんなびっくりしちゃうもんね」

勇者「さぁ、入ろ!」


ユッカに手を引かれて、軋む扉をくぐった。

傭兵「……」

勇者「うわぁ…昔のまんまだ。って当然だよね誰も住んでないんだから」

傭兵「…とりあえず暖炉に灯りをつけよう」


 


勇者「あれ…こんなに狭かったっけ」

傭兵「お前小さかったからな。狭くなったように感じるんじゃないか」

近くの窓を開け放ち、外の風を取り込んだ。

数年ぶりなので随分ほこりっぽいかとおもいきや、室内の掃除だけはされているようだ。
おそらく司祭の仕業だろう。
ユッカが戻るとの報をうけて、張り切って掃除したに違いない。
しかし家具の配置や、当時のユッカが散らかしっぱなしにした玩具は何もかもそのままだった。


勇者「風きもちいいー」

丘陵に涼しい風が吹く。
窓辺から外の景色を眺めるユッカの髪の毛が、夕日と風を浴びて美しくきらめき揺れていた。
そんな姿を見ていると、懐かしい思い出が蘇り、俺の口元は知らぬ内に緩んでいた。


僧侶「ユッカ様のおうち…」

勇者「ねぇみんな、しばらくここで暮らさない? マナとソルは今のところ住むとこ決まってないでしょ」

勇者「王都に部屋借りたら高いしさ。大使のお仕事は通いでってことで! ね?」

傭兵「…あぁ、それもいいな。王都暮らしはなにかと息が詰まる」

魔女「この家気に入った。おじいちゃんと暮らした家みたいな居心地の良さ」

勇者「ヒーラもだよ!」

僧侶「いいんですか?」

傭兵「ヒーラちゃん実家に戻らなくて大丈夫なのか」

僧侶「修行が再開すれば時々は戻りますけど、自由に使える時間は多いです」

勇者「じゃあ決定!」


ユッカの強引な決定に俺たちは一様に頷く。
思えばこのパーティはいつもそうだった。
ユッカの決して曲がらない強い意思がみんなを引っ張ってきたからこそ、いまの俺たちのつながりがある。


勇者「家族だね!」

傭兵「家族…」

僧侶「わぁ、ここがキッチンですね」

勇者「うん。ヒーラが好きに使ってね!」

傭兵「おーいお前も料理おぼえろ」

勇者「これからたくさんヒーラに習うもーん、えへへ」

魔女「ユッカ、机の上になにかある。これは何」

勇者「ん?」

勇者「なんだろこの箱。ソル知ってる?」

傭兵「さぁ? こんなもの家になかったはずだが、お前のじいさんが置いてったのかもな」

ダイニングの机の上に、鋼のような素材で造られた小さな手のひらサイズの箱があった。
ユッカは早速それを手に取り、蓋を開こうとする。

勇者「開けてみよ…んぎぎ、あれ?」

勇者「どうやって開けるんだろ。うぎぎぎぎっ、蓋がっ、固いよッ!」

傭兵「そんな馬鹿な。お前の馬鹿力で開かない箱なんてあるわけない。どれ貸してみろ」

傭兵「…ふんっ…うぐぐぐがが、なんだこれ…」

魔女「…この箱、高度な術式で封じてある」

勇者「え…でもおじいちゃんそんなことできないよ。じゃあ…」

魔女「……」


僧侶「よく見れば箱の周囲に何か書いてませんか」

魔女「魔界文字…」

傭兵「魔界…?」

勇者「じゃあ…うーんと、サキュが置いていった物かな?」

僧侶「心当たりといえばそうなりますね」

傭兵「マナその文字読めるか」

魔女「…3つの呪われた力を差し出しなさい。あなた達の旅の終わりに祝福を」

勇者「プレゼント箱だ!! わぁい。なんだろなんだろ」ゴンゴン

傭兵「壊してあけようとするな。で、呪われた力ってのは」

僧侶「おそらくサキュさんに呪われた私たち3人のことでしょうね…」

勇者「ねぇ…魔力込めてみる? グリモワでも一度こういう箱あったよね」

傭兵「……変なもん入ってねーだろうな。いきなり爆発はごめんだぞ」

僧侶「どうしますか?」

勇者「だってこのままじゃ気になるよ。むぅ」ツンツン

勇者「やっぱりプレゼントだよね! ヒーラもそうおもうでしょ!」

僧侶「サキュさんがいまさら何か悪いことをするとは考えられませんが…」

傭兵「お前たちがいいなら開けてみたらいい」

傭兵「さすがにこの小さな箱に化物が入ってるわけないしな」


意を決して3人は机におかれた箱を囲んだ。
俺はユッカの背後に立ち、念のため腰の剣に手を当て、その時を見守る。

傭兵「鬼が出るか蛇が出るか」

勇者「いくよ。せーの! …あれ?」

魔女「同時に魔力を解放すればいい…はず」

僧侶「してますけど…何も起きませんよ」

魔女「…?」

どうやらユッカ達は魔力を込めているようだが、箱からは何の反応も帰ってこない。

傭兵(やり方が間違っているのか?)

勇者「あーあ。なんだぁ、嘘なのか。サキュらしいや。期待させちゃってさ」

僧侶「すっかりだまされちゃいましたね」

勇者「戸棚にでもしまっておこうかな」

傭兵(いやもしかすると…呪われた力って)

傭兵「なぁみんな。そのままの姿勢で聞いてくれ」

勇者「なに?」

傭兵「今晩みんなでエッチしようか。ベッド狭いけどな!」

勇者「えっ。な、なに言ってるの……?」

魔女「びっくりした」

勇者「まさかソルに化けたサキュじゃないよね…」ジー


傭兵「セックスしたい。頼む!」

勇者「……もう、しかたないなぁソルは。さっきのキスでムラムラしちゃってるの? ぷくく」

僧侶「そ、ソル様…誘ってくださるのは嬉しいですけど、唐突すぎますよ」

魔女「エッチな人…いつもそんなこと考えてる? だから変態な事ばっかりする」

傭兵(なんとでも言え)

勇者「エロソル。そんなこと言うからボクもアソコうずうずしてきちゃったじゃん♥」

僧侶「はい…これ夜まで我慢なんですね…♥」モジモジ

魔女「でも…我慢したらした分、セックスの悦びも倍増♥」

傭兵(…これでうまくいけば)

目論見どおり、3人に淫魔の呪いが発動し、うっすら頬が紅潮し身体が発情しはじめたようだ。
その途端、手をかざして魔力を流していた箱がまばゆい光を放ち始める。

傭兵「…! よし!」

勇者「あっ! どうして急に!」

僧侶「な、なるほど、エッチな気分にならないと開かないんですね」

魔女「いやな箱…」

勇者「うぎゃっ、まぶし――――」


 


勇者「――……うぅ、なんの光だったの」

勇者「……? あれ、ねぇ蓋がないよ。開いたー!!」

僧侶「でも中身もないですよ」

勇者「へ…?」

魔女「……!」

勇者「あれぇ!? ほんとに何も入ってないじゃん! 結局だまされたー」

傭兵「…なんだ。そんなこったろうと思ったぜ」

傭兵「あいつからのプレゼントなんざ、仮にもらえてもろくなもんじゃねぇよ」

勇者「ちぇー。いまので目が痛いよぉ」

僧侶「サキュさんのいたずら?」

魔女「ち、ちがう…見えてないだけ」

魔女「いでよ火の玉!」


マナが慌てた素振りで青白い炎の玉を宙に浮かべる。
すると不思議な事に、その炎の玉はまるで意志をもったように激しく燃え上がりはじめた。
動き出しクルクルと俺たち頭上を旋回し、その後少女たちにじゃれつくように飛び回った。

 


勇者「えっ、えっ! 何!?」

僧侶「これは…もしかして魂!?」

魔女「…」コク

魔女「…うんっ。うん……」

勇者「えっ…この感覚…!」


そして火の玉はスゥっと音もなく、ユッカの頭の中に消えていった。

目の前の鮮やかな栗色の後頭部が、少しずつ黒く染まり、元の主の姿を映しだしていく。

俺は、その後姿をよく知っていた。
俺がこの家で何度も見てきた後ろ姿だった。


傭兵「え…」

少女はゆっくりと振り返る。そして俺を見上げ、優しく微笑んだ。

傭兵「……どうして」

ユッカと瓜二つな姿をしたその人は、左右に小さく首を振った。

勇者「ねぇ。家に帰ってきたら、まず最初に言うことあるでしょ?」

傭兵「…! あ、あ…」

そして彼女は満面の笑みを浮かべ、両腕を大きくひらいて俺を抱きしめた。

勇者「…おかえりなさい」

傭兵「…ただいま。ただいま戻りました」

勇者「うん。おかえり…」

傭兵「ユイさんも、おかえりなさい」

勇者「ただいま」

勇者「ソル君…ここが、君の家だよ」

 


その後俺たちはしばらく抱き合い、お互いの体温を感じあった。
側で見ていたマナが声もなく泣きはじめて、俺たちにぎゅうっと抱きついてくる。

勇者「マナちゃん…」ナデナデ

魔女「ユイ…私ね…あなたにたくさん伝えたいこと…あって、ぐす…」

勇者「うん。最後までがんばったね。偉いぞ」

傭兵「ヒーラちゃんもおいで」

僧侶「は、はいっ! えへへ…ユッカ様のお母様…」

勇者「みんなありがとう…ユッカと一緒にいてくれてありがとう」

傭兵「ユイさん…」

勇者「ほんとうに…おかえりなさい! がんばったね…」

ユイさんの目には大粒の涙が浮かんでいた。
彼女はそれを堪えて拭い、笑顔をつくって、泣いているマナを娘のようにあやしていた。


魔女「ユイ、ありがとう…」

勇者「うん。またあえてよかった。それじゃそろそろユッカに代わるね!」

勇者「マナちゃん。またしばらくお世話になっていいかな。ユッカの中にいたら、居心地よすぎて魂が定着しちゃう」

魔女「…」コク

傭兵「え、もう…?」

勇者「この子の体だもの。いつまでも借りていられないよ」

勇者「ひとまずはソル君を抱っこできて満足かな」

勇者「……私との約束、まもってくれてありがとう! ちゅっ…んぅ、む♥」

傭兵「……ん」


長い口づけの後、ユッカの体のちからがぬけた。
ユイさんの魂は、再びマナの中へと戻っていった。
マナは愛おしそうに胸をおさえ、何度もユイさんの名を呼んでいた。

気を失ったように眠っているユッカをソファに横たわらせて、ふっくらとした頬をなでる。


勇者「―――…………ふぁ、んぅ?」

勇者「体がポカポカする…」

傭兵「ユッカ、あのな…今」

勇者「うん…わかるよ。ママが…ボクの中にいたんだね」

傭兵「そうか…わかるんだな」

勇者「おかえりママ…えへへ」

勇者「ねぇソル…ボク…幸せだよ。こんなに幸せでいいのかな」

勇者「ママ、ボクを産んでくれてありがとう…愛してるよ」

傭兵「俺もだ…!」

ユイさんの魂が離れていることをわかっていながらも、思わずユッカを激しくだきしめた。

勇者「いだい痛い! ソル、強く抱きすぎだよぉ」


傭兵「わるい…つい」

勇者「…えへへ。ねぇねぇ」ギュ

傭兵「なんだ?」

勇者「約束どおり、この後みんなでエッチしようね」

傭兵「え…あの…いやいやいや。この雰囲気で!?」

勇者「しないの? ソルが誘ったのに、ボクたちのこの高ぶった気持ちどうしてくれるの」

傭兵「……する」

勇者「くふふふ。ママもきっとマナの中でドキドキしてる♥」

魔女「してる」

傭兵「やめぃ!」

僧侶「あらあら、いつも以上に大変になりそうですね」

魔女「がんばれ旦那様」

傭兵「く…ぅぅ、こうなったらいくらでもかかってこい!」

勇者「ベッドこっち! さーやるぞー!!」

勇者「みんなでソルをやっつけよう」

僧侶「はい!」

魔女「たおす」

傭兵「え…手加減はしてくれよな」

 



   ・   ・   ・




それからずっと平穏な暮らしが続いた。

俺はサキュとレヴァンの要請を飲んで大使として勤めながら、丘の高原に開いた牧場を営み、忙しい日々を過ごしている。

ユッカは牧場の主として動物の世話に励み、戯れ、毎日笑顔で楽しそうだ。

マナは俺と同じく国の架け橋として大使を務め、様々な人々と交流し、徐々に大人としての経験を積んでいく。

ヒーラちゃんは未来の大神官を目指して修行の毎日。忙しいにもかかわらず、相変わらず楽しそうにユッカたちの世話を焼いている。



そして夜は……。


【寝室】


勇者「どーん」

傭兵「こら。どーんじゃない。いきなり飛びかかってくるな」

勇者「ん~~、今日も疲れたぁ」スリスリ

傭兵「あのなぁ、俺も疲れてるんだよ。向こうで泊まらず戻ってきたんだぞ!」

勇者「だからボクたちがいまから癒やしてあげるね~」

僧侶「おまかせください」

勇者「第15回聖剣争奪杯だよ!」

魔女「16回目」

勇者「そうだっけ? よく数えてるね。マナのエッチ~」

魔女「……むむ」

傭兵「癒やす気ないだろ!!」

 

 
僧侶「さぁ、脱がしちゃいますよ~♥」

魔女「んしょ…裸でくっつくのきもちいい」

勇者「あ、もうおちんぽ勃ってるー♥ ぴこぴこ」

傭兵「こら。遊ぶな」

僧侶「ソル様! たっぷり可愛がってくださいね」

魔女「いっぱい愛して。今日こそ子種もらう♥」

勇者「大好きだよ。ソル愛してるー♥ ボクの旦那様~~♥」

勇者「ずっと…ずっと一緒だよ…くふふ♥」

今日も3人の可愛い妻に翻弄されながら、子孫を残すためのまぐわいが始まる。

それは俺にとって何より心の休まる、至福の時間であった。
髪や肌をなでると、みんな嬉しそうに何度も俺の名を呼んでくれた。
こんな傷だらけの体を、愛おしそうに求めてくれた。


傭兵「ユッカ。ヒーラちゃん。マナ」

勇者「なぁに?」

僧侶「はい!」

魔女「ちゅーー」

傭兵「俺も、愛しているよ」

勇者「…うん! よぉーし! 今夜もいっぱいエッチなことするぞー!」


世界は急速に変わりつつあり、楽しくも忙しい日々が流れていく。
俺は持てる力すべてを注ぎ、この世界を守っていこうと誓った。

その後、彼女たち3人が武器を手にとり戦う日は、二度と訪れなかった。



後日譚最終話<丘の家>おわり


  

おわりました
長いお付き合いありがとうございました

週明けから活動再開します
残してあるイラストとユッカヒーラマナそれぞれHシーン1回ずつくらい
次回作は短編予定(ボクっ娘R-18)

次回作書き溜めてます
明日あたりにマナ絵
Hシーンの1回目は今週中めざします

清書中
今日は無理です間に合わなかったスマソ

http://i.imgur.com/VSdxL7T.jpg
ユッカヒーラマナ並べ
マナの表情集はそのうち…

このあとボクっ娘スレ立てます

幼馴染「ボクだって女の子らしい格好したら可愛いんだからな」

第一話あげました
こっちもよければよろしく!

長らく音信不通にしてすみませんでした
身辺の都合でしばらく帰省していました
いまは元の生活に戻ったので続きがんばります
>>151の方更新しました

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