ほむら「スタンドが使えるようになったわ」 (7)

ほむら「なにを言ってるのかわからないかもしれないけど、私もなにが起こったのか分からない、魔法とか願いとかそんなものじゃ断じて無いわ」

と、言ったものの、このスタンドという力について分かってきたわ。
事の始まりは前回のワルプルギス戦の直前。
前回は、マミは魔女化して杏子はマミと心中、さやかは…なんか死んで。私1人だけだった。
そんな時、突如、私は矢によって貫かれた。しかし、怪我はなくスタンドに目覚めた。

ほむら「その時、学生服の男が才能がどうとか何とか言ってたけど忘れてしまったけれど、時間を戻したから関係無いわ」

その回のワルプルギス戦で私はこの力の使い方を何となくだけど掴めた。
私のスタンドは黒く犬の様なイタチのような形でQBよりふた回り大きく、足と尻尾の先が白く、尻尾はふさふさしている。

ほむら「そして、問題なのが…」

スタンドはスタンド使いにしか見えない、昨日、潜入したスピードワゴン財団の情報が正しければそのはずだ、しかし、ワルプルギス戦でQBとまどかに見えていた。
QBは兎も角としてもまどかはおかしい…

今、学校へ向かう途中で通行人へ目隠しするような事をしても反応しない。
今回のクラスへの自己紹介の時肩の上に出して見ようか?

ほむら「そうしましょう、もし、魔法少女候補にも見えるなら、さやかが騒いで終わりだろうし」

おそらく、まどかは驚くだけで騒がないはず

ほむら「あ、そろそろ、このスタンドの名前をつけないと…」

スタンドは魔翌力を使わないからこれからよく使うことになるのだし、


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早乙女「ーーーーはい、中沢くん!」

中沢「どちらでも、よろしいかと?」


私は教室の前に待機していつものやり取りを聞きながら、スタンドの名前を考えた結果、ブラックスター号、と、名付けた。

我ながらいい名前だと思う

そんな事を考えていると毎回ほぼ同じ会話を聞きながらブラックスター号の頭を撫でると彼(性別はあるのだろうか?)は目を細め気持ちよさそうにする


早乙女「では、転校生の紹介です」

さやか「そっちがあとまわしかい!」

そんな、いつものやり取りを聞きながら中に入る。
もちろん、ブラックスター号を出していて、私の横にいる。ブラックスター号は空気の上に立つことができるので、精霊使いになったみたいで気分が良い。

可愛いし

ほむら「転校生の暁美ほむらです」

クラス全員の前に立つがまどかも含め誰1人としてブラックスター号については触れない、見えないのだろうか?


地味に疲れるのでブラックスター号は消していつもと同じように席に着く。

しかし、前回のまどかは確かにブラックスター号を見えていた筈なのだが、

で、考え事をしていたらいつもと同じ授業を終えて、休み時間となる

女子「前はどこの学校へ行ってたの?」

いつもと同じ質問だ、
今回はからかってやろうかしら?

ほむら「時計塔よ」

女子「へ? …、じゃあ、この髪ってどんなシャンプー使ってるの?」

ほむら「自分で作ってるのよ」

女子「…」

ほむら「それより、薬を飲みに保健室に行かないといけないのだけれど、係りの人は誰かしら?」

女子「…あそこにいる、鹿目さんだけど?」

ほむら「そう、ありがとう」

いつもの、忠告ついでに直接見えるか聞いてみるのもてね…

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