京子「>>5!!」 (116)
結衣「うわ、いきなり何言い出すんだよ……」
ちなつ「京子先輩……それ本気ですか……!?」
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結衣「あー、なもクエにそんな呪文あったな。何が起きるかわからないーって奴」
ちなつ「なーんだ、ゲームの話ですか。驚いて損しました」
京子「待て待て待て!本当なんだってばー!」
ちなつ「はいはいそうですね面白いですー」
結衣「どうした京子、あのゲームやりたいなら今度また家来るか?」
京子「うー本当なんだってばー!」
京子「どうしても疑うと言うんだったら、あかりを見な!」
結衣「あかり……?」
京子「さっき試し撃ちがてらにあかりにパルプンテを使ってみたんだ」
ちなつ「うわ、あかりちゃんが>>11に……!」
アフロ
あかり「うええええん」
結衣「あちゃー……これはひどい」
ちなつ「かわいいお団子もアフロに隠れちゃってますね……」
あかり「京子ちゃん酷いよぉ」クスン
京子「悪い悪い、でもいいだろ?それで前より存在感増したぞ!」グッ
あかり「こんなの嫌だよぉ~」
結衣「何とかならないのか?」
ちなつ「髪の毛ですし、頑張れば元に戻せなくもないと思いますけど……」
京子「いや、ここは責任を持って私が治す!このパルプンテで!」ペレペレペレ
結衣「ちょ、おま、それ何が起こるかわからないんじゃないのかよ!」
京子「まあ、治らなかったらごめんね☆」
結衣「こらー!!」
結衣「……ん、何か変わったか?」
あかり「うぇぇんやっぱりあかりの髪の毛はもじもじゃだよぉ~」
結衣「まさか、不発……?」
京子「あ、撃つ方向間違えてた。てへぺろ」
結衣「おい!……ってことは、いよいよ本当に何が起きたか分からないぞ……!」
ちなつ「あ!あれを見てください!!>>16!!」
ミラクるん打ちきり
結衣「……?雑誌?」
京子「あ、そうだ!今月のミラクるんまだ読んでなかったんだ、ラッキ~♪」
ちなつ「み、ミラクるん……」
結衣「ま、まぁ、私やちなつちゃんに変なことが起こらなくて良かったと思おうよ」
ちなつ「結衣せんぱぁい……優しいです////」
あかり「あかりだけ貧乏くじだよぉ……」
京子「な、なんだってー!?」ドーン
結衣「うっさ……!」キーン
ちなつ「いきなり何なんですか先輩……!」キーン
京子「ミラクるんが今月で打ち切り……!?何で!?どうして!?」
結衣「へぇ……そりゃまた急だな。別に不人気とかじゃなかったんだろ?」
京子「うん……作者の都合って書いてあるけど……」
ちなつ「案外、京子先輩のパルプンテで打ち切られちゃったのかもしれませんね、なーんちゃって」
京子「それだ!それに違いないよ……!あぁ、私は何てことを~~」ズーン
結衣「……すごい落ち込んでるな」
あかり「ぷい!京子ちゃんはあかりをこんな目にしちゃったんだもん。きっとバチが当たったんだね」プンプン
京子「うう……認められない……かくなる上はまたパルプンテで」
結衣「待て待て!それを続けてたら事態が更に悪くなりかねないぞ……」
京子「でも、どうすれば!」
ちなつ「……じゃあ、>>20してみればどうでしょうか」
↑とコスプレ
京子「わ、私が……?」
結衣「あー、いいかもな。京子いつもミラクるんの同人誌書いてたし、丁度いいと思うよ」
京子「え、いやでもでも、恐れ多いというか……やっぱ一次があってこその二次創作があるというか……ごにょごにょ」
京子「……と言うか、コスプレって……?」
ちなつ「~~、先輩が元気出るように、私がまたミラクるんのコスプレしてあげるって意味です!」////
京子「ちなつちゃん……!」
ちなつ「勘違いしないでくださいよ!京子先輩がまたパルプンテ使うくらいなら、私がコスプレした方がマシってだけなんですから!!」
京子「うん……ちなつちゃんありがとう!」
京子「ミラクるんは私の心の中で生き続ける!永遠に!」
あかり「って、いい感じに〆ようとしないでよ~!あかりを忘れないで~!」
結衣「あー、あかりの髪の毛問題があったな」
ちなつ「どうします、これ……?」
京子「やっぱりここはパルプンテで……」
ちなつ「京子先輩コスプレしませんよ」
京子「ごめん嘘嘘」
結衣「うーん……>>25」
もう一回だけ……先っちょだけ……パルプンテやってみようかな
ちなつ「えええ!?」
京子「そうこなくっちゃ」
あかり(さきっちょ……?)
京子「結衣、さてはちょっと楽しんでるな……?」
結衣「そ、そんなわけないだろ」
あかり「も~、他人事だと思って~!」
京子「だけどダメだ。ちなつちゃんのコスプレを犠牲にしてまでパルプンテは撃てないよ」
結衣「頼むよちなつちゃん」
ちなつ「結衣先輩のためならぁ、後1回だけなら許可しますぅ♥」
京子「……なーんか腑に落ちないけど……ま、いっか!パルプンテ!」ペレペレペレ
結衣「さあ、何が起こる……!?」ワクワク
ちなつ「あ……!>>30!」
あかりちゃんが見えなくなった
あかり「えええ!?うわぁ、本当だ!!」ショック!
京子「これが本当のあっかり~ん、ってやつだね!」
あかり「笑い事じゃないよぉ~!!」
結衣「アフロになった挙句に透明になるなんて……あかり、不憫……!」
あかり「うええんえええええん」
ちなつ「流石にあかりちゃんがかわいそうです……『パルプンテ以外で』元に戻す方法を探さないと……」
あかり「ちなつちゃん……!」
京子「う、露骨に釘を刺してきたね……でも、パルプンテ以外でこんなのどうにかしようったって……」
ちなつ「当然です!また変なことが起こったら嫌です!結衣先輩がお願いしてもこれは譲れませんよ!」
あかり「でもでも、どうすれば……」
結衣「私たちだけだと厳しいね。>>34に相談してみよう」
あかねさん
京子「あ、あかねさん!?」
結衣「ああ、あかりがこうなっちゃったんだし、家族に言わないと」
京子(こ、殺されないかな……)
結衣「?」
あかり「お姉ちゃんならなんとかしてくれそうだね!今から行こ!」
結衣「そうだね。善は急げだ」
・赤座家
あかね「あら、みんな揃ってどうしたの……?あら、あかりは?」
結衣「……実は」
あかね「ええ!?あかりが魔法でアフロで透明になっちゃったの!?」
あかり「お姉ちゃ~ん、あかりはここだよぉ~」フリフリ
あかね「ああ、あかり!そこにいるの!?声はすれども姿は見えず……!」
あかり「うぇ~ん……」
京子「あ、あの……ご、ごめんなさい!」
あかね「…………」
あかね「いいのよ。よく正直に言ってくれたわね。それにきちんと反省してるだろうし、私から言うことはないわ。ただあかりにはちゃんと謝るのよ?」
京子「うん、ごめんねあかり……」ペコ
あかり「うんうん、初めはちょっと驚いたけど、もう怒ってないよぉ~!」
あかり「あ、でもでもアフロにされたのはまだ怒ってるかも……」
あかり「あと、あかりはそっちじゃなくてこっち~!!」
結衣「それで、あかりのお姉さんならこの状況を何とか出来ないかと思って相談に……」
あかね「うーん……力になれるかはわからないけど……」
あかね「運良く、私は>>39の魔法が使えるの」
右手からファンタ出る
京子「美味そう~!」
結衣「って、そうじゃないだろ」
あかね「とりあえずこれであかりを濡らせば、色で何処にいるかは判断つくわ」ジャー
あかり「うう……べたべたする……」
ちなつ「頑張って……あかりちゃん……」
京子「あかり、ファンタも滴るいい女、だな!」
あかり「う~ん……微妙に嬉しくないよぉ……」
結衣「さて、取り敢えずどうしよう……他に頼れる人は……」
あかね「そうね……そう言えば、>>44も魔法を使えたって風の噂で聞いたわ」
ムラサキウニ
京子「うに……?」
結衣「うに……」
ちなつ「うにが魔法を使えるなんて、眉唾ものですね……」
あかり「うにさんも、やっぱり食べられたくないから魔法で嫌だよーって表現してるのかな?」
結衣「それにしても何故ムラサキウニ限定……」
あかね「ああ、説明が足りなかったわね……」
あかね「正確には、『ムラサキウニを食べた人間』が私や京子ちゃんみたいな魔法を使えるようになるのよ」
京子「な、なんだってー」
ちなつ「もっと眉唾ものです……正直、あかりちゃんのお姉さんでも信じられません……」
あかり「そうだよぉ、それにあかりたちもうにさん食べたことあるけど、魔法なんて使えないよぉ」
あかね「それは当然よ。あかり達が今まで食べていたのはキタムラサキウニ。別物だったからよ!」
京子「な、なんだってー」
結衣(……無理がないか?)
京子「あー、そう言えば昨日私うに食べたかも。貰い物らしいけど」
あかね「そう。私も昨日はうにを食べたの」
あかり「あかりに内緒で!?」
あかね「ごめんなさいね」フフフ
あかり「もー……」
結衣「あまりに荒唐無稽だけど……信じるしかないね」
ちなつ「せ、先輩、信じるんですか!?」
結衣「どうせ他に手がかりもないしね……それに、うにの知り合いならちょうどいるんだ」
あかり「え?結衣ちゃんにうにの知り合いが?」
結衣「……訂正するよ、うにに詳しい知り合いが」
結衣「都合よく、今は私の家に遊びに来てるんだ。行こうか」
ちなつ(結衣先輩のおうち……///)
・船見家
結衣「ただいまー」
まり「おかえりなさい、おねーちゃん……!?」
結衣「?どうした?」
まり「そ、そこに紫色した人の形の幽霊が……」
京子「あー……ファンタ被ったあかりか」
ちなつ「確かにそう見えますね……」
あかり「幽霊に見えちゃうのかぁ……」シューン
結衣「早速だけどまりちゃん、ウニ好きだよね?」
まり「うにー、好きー」
結衣(……うーん、どう切り出したらいいものやら。まさか単刀直入に『魔法が使える!?』なんて聞くわけにもいかないし……)
京子「ねぇまりちゃん、まりちゃんはどんな魔法使えるの?」
結衣(どストライクに行ったー!! しかも使えること前提かよっ!)
まり「えっ……魔法?」
結衣(ほらまりちゃん引いちゃってるじゃん……)
まり「えっと……>>52の魔法なら……」
結衣(使えるのかよ!)
服が透けて見える
結衣「洋服が透け……!?」ブホッ
京子「ほう……?」キラーン
京子「ね、ね、まりちゃん、結衣の今日履いてるパン……」
結衣「やめろぉ!」ゴチン
京子「本気で殴るこたないじゃんかよー!」ワーン
結衣「う、うるさい……!」
ちなつ(私も結衣先輩のパンツ気になったり……)ポヘー
ちなつ「しかし、手からファンタだったりスケベ透視だったり、大した能力ありませんね……」
結衣「所詮うにを食べたくらいじゃ、そこまで大それたことはできないのかもね」
ちなつ「……でも、そうなると……」チラッ
結衣「うん。京子のパルプンテはちょっとオーバースペックだよね」
京子「なになに~?なんの話してんの~?」
結衣「いや、これからどうしようかって相談をね」
まり「……あ」
結衣「?どうしたの、まりちゃん」
まり「そこの紫の幽霊さん……」
あかり「あ、あかりのこと!?」オロオロ
まり「そこから、>>57が透けて見えた」
腹黒さ
あかり「えええ!?あかり腹黒じゃないよぉ!」ワタワタ
結衣「あかり……まさか」
あかり「本気にしないでぇ!」
京子「いいやわからない……度重なるあんまりな扱いに、表では笑ってても裏では私達に恨みを……」
京子「わあん、あかりごめんよぉ!」ギューッ
結衣「一人で何やってるんだ京子……」
あかり「わわ、京子ちゃん……」
京子「……ファンタでべたべたする……」
結衣「だろうな」
あかり「……確かにあかり、影薄いとか言われるのはちょっといやだけど……京子ちゃんも、あかりを嫌ってわるくちを言ってる訳じゃないってあかり知ってるよ」
あかり「だから、絶対に京子ちゃんたちを嫌ったりしないから、安心して!」
京子「うう……あかりぃ……」
ちなつ「天使ですね……」
結衣「うん……腹黒のはの字も見当たらないね……」
まり「あ、ごめんなさい……紫の幽霊の隣の人と見間違えてた……」
ちなつ「!!」ビクッ
結衣「あかりの隣……?ちなつちゃんと京子……?別に二人とも腹黒には見えないけどなあ」
ちなつ「き、きっと本当に幽霊を見たのかもしれませんよ!きっと!そうです!」
結衣「……魔法とか見ちゃってるだけに、幽霊を否定できないからちょっとゾッとしないね」
ちなつ(ま、まさか私じゃないわよね……?)ドキドキ
結衣「しかし、これで振り出しだね。また能力者を探そう」
京子「でも、それじゃやっぱ埒があかないよ。ここは私のパルプンテで!」
結衣「待て」
ちなつ「とはいえ、他に出来ることもありませんよね……」
あかり「ふぇぇ、あかり一生このままなのかなあ……」
京子「元気出せあかり!私が必ず透明人間から元に戻してやるからな!」
ちなつ「京子先輩が原因ですけどね」
まり「あ、そう言えば」
結衣「?」
まり「透明人間で思い出したんだけど……」
まり「>>64」
もう1人透明になった人の噂を…
あかり「ええ!?あかり以外にも透明人間さんがいるの!?」
結衣「まさか京子……」
京子「いやいやいや!私がパルプンテを使ったのは3回だけだよ!?信じて!」
ちなつ「普段の行いからだとどうにも……」
京子「本当なんだよー!!」
結衣「まあ、京子も一応どこまで冗談が通じるかの線引きは分かるやつだし、ここまで否定するってことは違うか」
京子「ほっ。結衣が私のことよくわかってくれるやつで良かったよ」
ちなつ「まあ、悪ふざけはしても悪いことはできそうにありませんもんね、京子先輩」
あかり「あかり、透明人間さんに会ってみたい!私以外にもこんな状況に合ってるんだったら、きっと悲しんでるよ!」
結衣「ん、そうだな。それに何か手掛かりを見つけられるかもしれない」
まり「噂では、その透明人間は>>68によく出てくるって……」
あかり部屋
あかり「あかりの部屋!?なんで!?」
京子「透明……と言ったらあかり、だからじゃないか?」
あかり「ええっ!?」
結衣「まあ、ただの噂だし……そういう先入観からそんな話になっちゃったと考えれば、さほど不自然じゃないね」
ちなつ「でもそれって、つまりその噂を流したのはあかりちゃんを知ってる人……ってことになりませんか!?」
結衣「!」
京子「確かに……でもどうして?」
ちなつ「それはわかりません……本当に透明になっちゃった人がいるのかもしれませんし、ただの愉快犯かも……」
結衣「普通だったら絶対愉快犯だと思ってたけど……」
まり「私も詳しくはわからない……私も噂を耳にしただけで」
結衣「ううん、いいんだ。ありがとう、まりちゃん」ナデナデ
まり「……うに~」ポワ
結衣「とにかく、もう一度あかりの家……部屋に行ってみようか」
あかり「いいけど……あかりの部屋、何もないと思うけどなあ」
結衣「何かあるにせよ、ないにせよ、もう夕方だ……流石に夜遅くまで調査してたら家族に迷惑がかかるからね。透明になって不自由なあかりを家まで送るついで、つまてわけさ」
ちなつ「結衣先輩、そこまで考えて……///」
あかり「結衣ちゃん……///」
結衣「じゃ、行こうか」
・赤座家
結衣「もし本当に透明人間なら、家主にバレずに他人の家に忍び込むことは……まあ簡単って訳じゃないだろうけど、無理でもないと思う」
京子「でも、わざわざ透明になってすることがあかりの家に忍び込むってどうよ?」
結衣「いや、わからないぞ。気が動転して、『透明といえばあかり、あかりに相談しよう』ってなる可能性だってある」
あかり「透明と言えばあかりって……」ドヨーン
結衣「というわけであかりの部屋だけど……あかり、何か変わったところだったり、気づいたところはない?」
あかり「えっとぉ……>>74」
パンツが一枚足りない
結衣「まさか……泥棒!?」
ちなつ「というか、よくパンツの枚数覚えてられるね……」
あかり「だって、あかりのお気に入りだったから……」
京子「とりあえず、あかねさんにも言わないと……」
結衣「うん、そうだな……」
あかり「お姉ちゃん、あかりのパンツが一つ見当たらないんだけど……」
あかね「…………」タラタラ
あかり「どうしようお姉ちゃん、おまわりさんに言った方がいいのかなぁ……」
あかね「あー、えー、うーんと、そうね……」
あかね「うん、これはお姉ちゃんが何とかしてみるわ!だからあかりは気にせずに、透明化を解除する方法を探しててね!」
あかり「えっ……でも」
あかね「あかり!お願い……!」
あかり「……お姉ちゃん」
あかね「大丈夫、お姉ちゃんがあかりのお気に入りのパンツを見つけ出してあげるから、ね!」
あかり「お姉ちゃん……やっぱりお姉ちゃんは頼りになるよぉ!」
京子(……なんでなくしたのがお気に入りのパンツだって知ってるんだ……?うっ、何かを思い出そうとすると頭が……)
あかり「流石にもう遅いから、京子ちゃん達には帰ってもらったよぉ」
あかね「あかり~、ご飯よ~」
あかり「は~い!」
あかり「きょうのご飯は何かな~、あかり楽しみ!」
あかね「ウニよ!」
あかり「えっ」
・翌日
京子「あかり~!」ピンポーン
あかり「おはよ~」ガチャ
京子「ようあかり!今日もファンタでベタベタしてるな!」
あかり「流石にベッドを汚すわけにはいかなかったから、今朝お姉ちゃんにまたかけてもらったんだ~」
結衣「ファンタをかけてもらう……」ウーン
あかり「って、そうだったそうだった!」
あかり「あのね、あかりも魔法?使えるようになったんだ!」
京子「な、なんだってー」
京子「まじかよ!?」
あかり「うん、昨日うにさん食べたから……」
あかり「具体的には、>>81の魔法なんだけど……」
母乳が出る
京子「ぼっぼぼ、母乳だとぉ!?」
あかり「う、うん////お姉ちゃんにも見てもらったから、確実だよぉ」
結衣「信じられないな……あかりから母乳なんて言葉が出てくるなんて」
京子「学校ついたら出すとこ見せて……」ワキワキ
結衣「こら京子」バシッ
あかり「う~、なんであかりだけこんな恥ずかしい……」
結衣「アフロで透明で母乳が出る、だもんなあ……」
京子「元に戻っても苦労しそうな……」
京子「ってやば、時間!」
結衣「急ごう!」
・学校
櫻子「あれ?あかりちゃんが紫色?」
ちなつ「実はかくかくしかじかで」
向日葵「まるまるうしうし……成る程」
櫻子「うえっ、信じるのかよ」
向日葵「……え?」
櫻子「え、私は話聞いてて『あかりちゃんが歳納先輩の魔法で透明化ってなんじゃそりゃ、流石に私でも騙されないよ』って思ってたんだけど……」
櫻子「いや、魔法って有り得ないじゃん」
向日葵「ーーー!!!」
櫻子「あ?どうした鳩がおっぱい砲食らった顔して」
ちなつ「…………」
向日葵(ま、不味いですわ……!そういえば、魔法なんて傍から見れば可笑しいに決まってる……!)
向日葵(私が、>>88の魔法を使えるなんてみんなに知られたら……!)
読心術
向日葵(ああ、頭の中に入り込んできますわ……)
向日葵(櫻子……どうやら私のことを心配してる様子……そりゃそうですわよね、いつもの私だったら普通に冗談と思いますもの)
向日葵(赤座さん……やはり落ち込んでいますわね。誰だって透明になってそのままというのは、心細いに決まっていますわ……)
向日葵(吉川さんは……)
ちなつ「あ、向日葵ちゃん……ちょっとお話があるんだけど、いいかな?」
向日葵「!は、はい……」
櫻子「お、告白かー!?それともカツアゲ」
向日葵「櫻子」ゲシッ
・女子トイレ
向日葵「それで、話って……」
ちなつ「うん……向日葵ちゃん、魔法について何か心当たりあるでしょ?」
向日葵「……やっぱり、その話ですわよね……」
ちなつ「え?やっぱりって?」
向日葵「実は……」
ちなつ「成る程、心を読める魔法か……」
向日葵「はい……。最近急に人の心が読めるようになりまして……」
ちなつ(……読心術じゃ、あかりちゃんは治せないよね……)
ちなつ(あー、向日葵ちゃんが魔法を使える!って聞いて、もしかしたら!って思ったけど……)
向日葵「……成る程、ごめんなさい、お力になれなくて……」
ちなつ「あ、ごめん! こちらこそ……ううん、いいよ。謝らないで!」
向日葵「微力ながらも、私も赤座さんを元に戻すお手伝いをさせていただきますわ!」
ちなつ「向日葵ちゃん……じゃあ、ごめん、お願いを一つ」
向日葵「はい!」
ちなつ「>>93の心を読んできて欲しいの!」
あかり
向日葵「赤座さんの……?」
ちなつ「ええ……。やっぱりあかりちゃん、落ち込んでるし悲しんでると思うの……それに、昨日あかりちゃんが腹黒かもって事があって(結局言い間違いだったけど)、ちょっと気になって……」
向日葵「え、ええ……それは構いませんけど……」
ちなつ「本当ごめんね!ありがとう!」タタタ
向日葵(……つい了承してしまいましたが……)トボトボ
向日葵(本来、人の心を見るなんてあまり宜しくないことですわよね……誰だって隠したいことありますし……)
向日葵(でも、了承してしまった手前、やるしかありませんわね……)
あかり「あ、向日葵ちゃん、ちなつちゃんと何話してたの?」
向日葵「うわぁ!?……あ、赤座さん……いたのですね……」
あかり「うー、やっぱり不便だよね……」
向日葵(……ごめんなさい、赤座さん!)
あかり(>>97)
私が千鶴ってばれたか!?
向日葵(……は!?)
あかり「ふぇ……?どうしたの向日葵ちゃん」
向日葵「い、いえ……何でもありませんわ」
向日葵(千鶴……?あ、思い出しましたわ……たしか池田先輩の姉妹……)
向日葵(ですが、なんで赤座さんが……!?)
向日葵(聞き間違いじゃ……)
あかり(くっ、バレようはないはずなんだが……)
向日葵(……ありませんわよね。でも何故……?)
向日葵「えっと、あの、赤座さん」
あかり「ん?どうかしたの向日葵ちゃん?」
向日葵「池田先輩の妹の、池田千鶴先輩ってご存知ですよね……?あの方について」
あかり「」
向日葵「……赤座さん?」
あかり「>>104」
しってるよー(棒
向日葵(……棒読み)
向日葵(あくまでシラを切るつもりですのね……)
あかり(やばいやばい……バレてる、絶対にバレてる……!)
向日葵(心内では焦ってても顔には出していない……)
向日葵(……あっと……もう時間がありませんわ)
向日葵(ひとまず今は、教室に戻らないと……)
・教室
あかり「あ、向日葵ちゃん!遅かったね」
ちなつ(なんで私より遅いんだろう……?)
櫻子「どーせおっぱいが重いのが悪いんだろー」ブーブー
向日葵(やはり、さっきのあかりちゃんは別人だったみたいですわね……)
向日葵(しかし、透明なのも再現してるのは……何故でしょう)
向日葵(とりあえず、本物のあかりちゃんの思考を読みましょう……)
あかり(>>107)
てめぇら全員地獄に落ちろ
向日葵()
向日葵()
櫻子「…………?」
向日葵(嘘でしょ……まさか、また偽物……)
あかり(あかりがこんな目に合ってるのにみんないちゃこらしちゃって……)
向日葵(……少なくとも、誰かの変装、と言うわけではなさそうですわね……)
向日葵(……そうですわ、きっと私の力がおかしくなってこんな事になっているに違いありませんわ!)
向日葵(赤座さんがこんなこと思っているわけありませんものね!)
・昼休み 女子トイレ
ちなつ「……それで、あかりちゃんの心読んでくれた?」
向日葵(……とはいえ、これは……どう切り抜けたものでしょう。まさか本当のことを言うわけにもいきませんが……嘘を言ってどうという話でもありませんわよね)
向日葵「>>111」
酷く焦っていました
向日葵「ひ、酷く焦っていましたわ……」
ちなつ「うーん、そっかぁ……そりゃそうだよねー」
向日葵(……とりあえず今はこれで誤魔化しておくとして……)
向日葵(……)チラッ
あかり(クラスメイトが奇特な目であかりを見てくるよぉ……いらいらするなぁ……)
向日葵(うーん……)
向日葵(……誰かに相談した方がいいのかしら……)
向日葵(……でも、こんなの相談したところで『何言ってるんだ』と一蹴されるのがオチですわよね……どうすれば)
向日葵(!……>>115さんになら)
撫子
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