□全国大会終了後
京太郎「うおおおおお!優勝!優勝だぁあああああ!ばんざぁい!ばんざぁい!」
優希「お前は何もしてないけとな!でもやっぱり嬉しいじぇ!」
咲「うん!お姉ちゃんとも仲良くなれたし、麻雀始めて本当によかった!」ウルウル
和「ふふ、とっても嬉しそうですね。私もこれで転校の件は……」
まこ「みんな大したもんじゃ、ん?泣いとるんか、久?」
久「な、泣いてないわ!ちょっと安心しただけよ……」
京太郎「ばんざぁい!ばんざぁい!大日本長野!ばんざぁい!」
久「あんたはテンション上げすぎよ…」
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□祝勝会
末原「あと一歩やったのに…メゲるわ……」
末原「てか主将!何で敗戦校のうちらが、優勝校の祝勝会に参加せなあかんのですか!」
洋榎「ええやないか!騒がなやってられへんからな!うぅ……ぐすん」
末原「めっちゃ空元気やないですか…」
京太郎「ばんざあい!俺の幼馴染!日本一!ばんざぁい!」
末原「お前は人(敗戦校)の耳元でうるさいねん!この一年坊がぁ!」ドゴォ
京太郎「エンッ!?」バタン
由子「恭子もめっちゃ荒れてるのよー…」ビク
照「……清澄の子、倒れちゃっけど」
咲「あ、あはは。京ちゃんは頑丈だから大丈夫だよ、多分……」
照「……京ちゃん?親しそうな呼び方してるね?」
咲「えっ!?し、親しいというか、腐れ縁というか……!」
照「ふふ、詳しく聞かせてもらおうか……?」クス
咲「うぅ……深い意味はないんだけどなぁ……」
優希「うちの犬が口から泡吹いて倒れてるじぇ!誰がやったんだ!」
末原「私や!文句あるんやったらかかって来いや!」
淡「やれやれ!」
穏乃「みんな落ち着いてください!」
ワーワーヤレヤレー!
ワーワー!モーヤダー
フンフム
ーーー
ーー
京太郎「う、ん…。ばんざぁい…。はっ!」がばっ
京太郎「ぐぅ…むしょうに腹が痛ぇ…」
京太郎「まるでどこぞのボクサーにボディブローを叩き込まれたフリッカー使いの気分だぜ…」
戒能「何ですか、その具体的な例えは」
京太郎「!えっと、確かあなたは……戒能プロ!」
戒能「体が痙攣し始めた時は救急車を呼ぼうか本気で悩みましたよ」
戒能「祝勝会の途中で倒れたあなたを、少し夜風に当ててクールダウンさせようと」
戒能「あなたも興奮しすぎて我を見失っていましたから、彼女のことは許してやってください」
京太郎「す、すんません!迷惑かけてしまって……!」
戒能「構いませんよ。皆が羽目を外しすぎないように監視役を頼まれてましたから」
京太郎「そ、そうですか……」
戒能「少しここで涼んでいきましょう。彼女達もまだエキサイトしてますし」
戒能「巻き込まれるのはノーサンキューです」
京太郎「そ、そうですね」
戒能「……」
京太郎(風気持ちいいなー)
戒能「……」ジー
京太郎「……」
戒能「……」ジー
京太郎(そういや俺が倒れてどのくらい経ったんだろ?)
戒能「……」ジー
京太郎(……)
戒能「…………」ジトー
京太郎(めっちゃガン見されとる…)
戒能「……」ジトー
京太郎「あ、あのー……」
京太郎(はっ!まさかこの人、俺に惚れてる!?罪すぎるだろ俺の美貌!)
京太郎(何てこった雀士プロと学生の交際なんてスキャンダル……!)
戒能(ノーウェイノーウェイ、そいつはありえません)
京太郎(!こいつ直接脳内に…!)
京太郎「って、そうじゃなくて!何なんですさっきから!」
戒能「ソーリー、不快にさせてしまったならごめんなさい。少し珍しくて」
戒能「あなたの顔面が」
京太郎「俺の顔面が!?」
導入部分もまだなのにこれからバイトだーッ!
戒能プロが出ると京太郎は既に死んでるんじゃないかと疑ってしまう
京太郎「俺の顔面はそんな個性的だったのか……」ブツブツ
戒能「正確に言えば、顔の相を見てました」
京太郎「ひょ?相って、手相とかの相ですか?顔にそんなのあるんだ」
戒能「人相と言えば、伝わりやすいかもしれませんね。ーー須賀くん」
京太郎「?」
戒能「あなたの顔相を見た限り」
戒能「あなたのこれからの人生はなかなか数奇な運命を辿るようです」
京太郎「へー、数奇な運命ですか」
戒能「ええ、実に面白ーーげふん、興味をそそられる人生を経験なさるようです」
戒能「話は変わりますが、ーーあなたの未来に何が起こるか教えてやる」
戒能「そんなことを言われたら、知りたくなったりしますか?」
京太郎「うーん。いや、気にはなりますが知りたくはないですね」
戒能「それは何故?ホワイ?」
京太郎「だって自分でも分からない未来を他人に当てられる、なんて癪じゃないですか」
戒能「ふふ、私もそう思います。人に自分の運命を決め付けられるなんてたまったものではありませんよね」
戒能「よし!では今から須賀くんのこれからの運命を教えてあげましょう!」
京太郎「おい、あんた!数秒前の自分の発言思い出せ!何でそうなるんだ!」
戒能「私が他人の運命を決め付けるのは構わないんですよ。私が楽しいんですから」
京太郎「最低だこの人!こんな人だったのか!」
戒能「それでは本格的に須賀くんのフォーチュン見ちゃいますね?」
京太郎「やめて!何か恥ずかしい!つーかネタじゃなくて本当に見れるんスか!?」
戒能「従姉妹ハルが黒糖をぽりぽり食べながら占いしてるとこ見てましたから」
京太郎「やっつけすぎでしょ!」
京太郎「てか、戒能プロ。酔ってません?」
戒能「あは?バレてしまいましたか」クス
戒能「確か神代家で人の魂魄をほにゃららして、穢土へ云々して未来を見るとか言っていたような……あれ?それって飛ぶ方法だったっけ……?」ブツブツ
京太郎「駄目だこの人。完全に酔ってるよ…。もう咲達のとこに戻ろうかなぁ…」
戒能「確か手頃な鈍器で頭をブローする感じで……言霊も唱えないと……」ブツブツ
京太郎「そういえば、阿智賀のおもちおもちって言ってた子。あの子とはいい酒が飲めそうだったな帰ったら話かけてみよ」
戒能「須賀くん、須賀くん」クイクイ
京太郎「何スか?そろそろ酔い覚めましたか?」
京太郎「ーーって、何そのパールのようなもの。どっから取り出したんスかやだこわい」
戒能「古今東西!えいっ!」バキッ
京太郎「エンッ!?」どさっ
ねむいのよー…
ネタわかる人はわかると思うけどハレグウネタなのよー…
これから京太郎とその他が未来に行って、絶望したり歓喜したりするのよー…
今日はここまでなのよー
明日も明後日もバイトだけど時間がまちまちだから手が空いたら書くよー
>>11
あと何故戒能プロが出ると京太郎死亡疑惑が立ってるんだ?
>>24
イタコ設定のせいじゃね?あとは他スレで霊能者として出てたりするし
>>25
なるほど、ここの京太郎は肉体的には多分死なないから問題ないはずなのよー
精神的にはわからんが
□???
京太郎「…うーんうーん…、」
京太郎「はっ!?…うぐぅ、頭いってえ」ズキズキ
京太郎「あの人、絶対俺のタマをとりにきてたよ…。目に迷いがなかったよ…」ブル
京太郎「……」
京太郎「ここどこだ?」
ーーー
ーー
京太郎「しばらく歩いてみたけど、何かさっきまでと街の雰囲気が違うというか…」
京太郎「咲達も宴会場にいなかったし、もしかして俺を置いて長野に帰ったらとか?」
京太郎「ねーよ!いくら雑用扱いだからってさすがに存在を忘れられるとか…」
京太郎「ないよね…?」
京太郎「……」
京太郎「そういや、戒能プロが俺の運命がどうとか、未来になんたらとか…」
京太郎「もしかして、ここ未来の世界だったり?ねーな」
"いえ当たらずとも遠からずと言ったところですよ、須賀くん"
京太郎「!この声、戒能プロっスか!?
京太郎「ちょっと、戒能プロ!何のドッキリですか?出てきて説明して下さい!」
"ソーリー、諸事情によりあなたの前には姿を表せないのです"
"あなたの今の状況は口で説明するより、実際に見てもらったほうが早いですね"
京太郎「?」
"須賀くん。ちょっとその辺の壁にヘッドバットかましてみてください"
京太郎「なんで!?」
ゴスン!
京太郎「ぐわぁああああああ!めっちゃいてぇえええ!!」ジタバタ
"素直な子ですね。さて、状況は理解できましたか?"
京太郎「1ミリも理解できません!こんなん突然壁に頭を打ち付け始めた変人にしか思われませんよ!」
"ザッツライト。そう今のあなたは変人。公衆の門前で奇行に狂った紛れもない変人"
京太郎「いい加減どつくぞあんた…」
"ですがこんな人通りの多い場所で変人が突然出現したのに、周りクール過ぎると思いませんか?"
京太郎「……まさか」
"率直に言いましょう。今のあなたはこの世界の誰からも認識されていません"
"そしてこの世界は、あなたのいた世界から未来に位置する場所なのです"
京太郎「…戒能プロ」
"?"
京太郎「最初から口で説明してほしかったです…」ズキズキ
□
えり『それでは、総理大臣に日本の現状について一言!どうぞ!」
大臣『なんもかんも政治が悪い』
えり『以上、この国のトップとは思えない発言でした!』
京太郎「ほへー。本当に情勢が移り変わってんなあ」
京太郎「20××年とか、十年近く経ってんじゃん」
"須賀くん須賀くん。今度は長野に行ってみませんか?"
京太郎「長野?なんで長野なんですか?」
京太郎「てかちゃっかり二人で普通に未来観光楽しんでますけど、ちゃんと現代に帰れるんですよね!?帰る為の準備とかしてくれてるんですよね!?」
"ここは須賀くんの世界線。須賀くんの可能性の一つ"
"つまり須賀くん(未来)と須賀くん(現代)が接触すれば何らかのアクションがあるかも"
須賀「よくわからないけど、それタイムパラドックスって奴が起きるんじゃ…」
駄目だねむいし進まない
咲(未来)と京太郎(未来)(クズ)登場までやりたかったがもう限界
"須賀くん(未来)も須賀くんを認識できない可能性もありますし"
"下手な行動しなければ大丈夫。ーーそれにあなたも少し気になるのでは?"
京太郎「うっ…!そりゃあ、ここまで来たら興味も湧きますけど…」
"もしかしたら、麻雀部の誰かと結ばれてるかもですよ?宮永さんとか原村さんとか"
"多分恐らくメイビー"
京太郎「の、和と…。ごくり」
"では、長野にレッツゴーです"
□長野
京太郎「いやぁ長野は遠かったですねぇ」
"無賃乗車を繰り返しながら、ようやくですね"
京太郎「かなりの年月が経ってる筈なのに。ここは代わり映えしないなぁ。やっぱり田舎だからか…。ーーあ、ここが俺の家です!」
"いよいよご対面ですね。心の準備は出来ましたか?"
京太郎「はい。ーーよし、行くか!」
ガチャ
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