【咲SS】京太郎「みんなに思わせぶりな行動をとり続けた結果wwwww」 (153)



咲「……ブツブツブツブツ」

和「……チッ」

優希「じぇじぇ……」ガリガリガリガリガリガリ

まこ「あーあー、息苦しゅぅてしゃあないのぅ」バンバンッ

久「ふふふふふっ……うふふふふふっ」ニヤニヤニヤ



京太郎「部室の空気が最悪でーす……」




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京太郎「(やべぇよやべぇよ……どうすんだよこの空気)」ビクビク

 咲の目は死んでるし、和は機嫌が悪そうだ
 優希はなんか喉を引っ掻いてるし、染谷先輩は怒ってる
 部長に至ってはなんか気持ち悪いことに

咲「……ねぇ、京ちゃん」

京太郎「はひっ! なんだ咲!?」

咲「京ちゃんは……私のことが好きなんだよね?」

京太郎「へ?」

まこ「あ?」

和「寝言は寝て言うものですよ?」ニッコリ

優希「……」ガリガリガリ

久「駄目よ須賀君……いや、まだ昼過ぎよぉ」ニヤニヤ

京太郎「部長、帰ってきてください」

 そして俺を助けてください

咲「だって……京ちゃん、私と本を買いにデートしてくれたんだよ?」

和「そんなオカルトありえません」

京太郎「いや、買い物くらいは行くだろ」

和「えっ?」

京太郎「本屋ぐらい普通じゃないか」

和「いっ」

京太郎「い?」

和「いやあああああああああああああああああああっ!」ガタガタガタ

優希「じぇええええええええええええっ!」ブルブルブル

まこ「じゃかぁしぃっ!」

久「あん、もぅ……うふふふ」

京太郎「なにこれ」



咲「ね? 私と京ちゃんが結ばれるのは確定的に明らか」

京太郎「えぇぇっ!? 本屋ぐらいでか!?」

和「ふ、ふふ……で、ですが! 須賀君は私にこう言いました!」

咲「へぇー? 何かな? おっぱい大きいねー、って?」

和「違います! わ、私に……//」モジモジ

京太郎「あー、なんて言ったけ?」

和「の、和ならいいお嫁さんになれる! お、俺も立候補するって!」ズギャーン

咲「」ビキッ

優希「は? は? は? は?」

まこ「……本当か?」ギロリ

京太郎「あ、いや! それは、そんなこと……」


~~~実際の光景~~~

和「はぁ」

京太郎「お、どうしたんだ和? 元気無いな」

和「いえ。優希に将来の夢を笑われまして」ズゥーン

京太郎「将来の夢? 弁護士か? それとも検事?」

和「もう、違いますよ。私の夢は……その」

京太郎「なんだよ、恥ずかしがることか?」

和「いえ、ええと……素敵なお嫁さんに、なることです//」

京太郎「へぇ! いい夢じゃんか!」

和「そう、ですか?」パァッ

京太郎「ああ。和ならいい嫁さんになるよ! 俺が貰いたいくらいだぜ!」アハハ

和「っ! す、須賀君っ! からかわないでくださいっ!」カァァァ


~~~~~~


京太郎「あっ」

咲「え? 心当たりあるの!?」

京太郎「……」コクコク

和「ふふん」ドヤァ

久「ぁぁん、須賀君の大きいのね」クスクス



咲「うそつきうそつきうそつき!!!!」ポカポカポカ

京太郎「痛い痛い! 叩くな!」

優希「そ、それなら私だって!」

和「ゆーきにも何か?」

優希「勿論だじぇ! 聞いて驚け! なんと京太郎は私に!」

まこ「はよう言わんか」

優希「……」ニヤリ

まこ「!?」

優希「き、キキキスしたんだじぇ!」ボフッ

京太郎「」

咲「はあああああああああああああああああっ!?」

和「」

まこ「京太郎……小指を出すんじゃ。ケジメをつけぇ」ジャキンッ

京太郎「ちょーちょちょちょ! 待ってください!」

優希「あんなに激しく……ふふふふっ」

京太郎「てめぇ! 嘘だろそれ! 俺がいつキスしたんだよ!」

優希「お、覚えてないのか!? ほら、あの時!」

京太郎「あの時……?」


~~あの時~~


京太郎「あー、腹減ったなぁ」グゥー

優希「ふふーん、タコスうまうまだじぇー♪」

京太郎「お、いいところに優希!」

優希「じぇ?」

京太郎「タコスもーらいっ!」カプッ

優希「あっ! 私の食べかけ……」

京太郎「一口貰ったぜー! じゃあなー!」

優希「う、うぁっ……間接キス……//」ドキドキ


~~~~~~


優希「ということだじぇ」ドヤァ

京太郎「ほっ。なんだ間接キスかよ」

咲「京ちゃんのエッチ! 変態! スケベ!  でも好き! 愛してるの!」

和「須賀君の節操無し! ジゴロ! 浮気魔! でも好きです! 愛しています!」

京太郎「えー?」



まこ「さっきから聞いちょれば……まるでガキの喧嘩じゃな」

京太郎「あの、キスで動揺してましたよね?」

まこ「わしくらいになるとな、京太郎から受けた愛情はお前たちの比じゃない」

咲「ハッタリですか?」

まこ「ふん、聞いて驚くんじゃな」

和「……」ゴクッ

京太郎「(俺、染谷先輩に何したっけ?)」

まこ「わしはな、京太郎に! 可愛いって言われたんじゃ!」ドヤァーン

咲「え? それくらい普通ですよ」

まこ「え?」

和「むしろ言われたことなかったんですか?」

優希「毎日のように言ってくるじぇ」

まこ「……」


~~毎日のように~~


京太郎「おはよう咲。ははっ、寝癖付いてるぞ? 可愛いなぁ」ナデナデ

咲「も、もぉー!」カァァ

京太郎「こうされるの、嫌か?」

咲「……嫌なわけ、ないよ」ボソッ



京太郎「よう、和! やっぱお前は可愛いよ」

和「須賀君っ! 人前ではやめてください……!」

京太郎「ん? 人前じゃなきゃいいのか?」ニコッ

和「あぅっ」ドキッ



優希「京太郎ー!」ダキッ

京太郎「よしよし、お前は可愛いなー」

優希「えへへっ」


~~~~~


咲「ほら」

まこ「……」

京太郎「(メガネが曇ってる……)」



咲「やっぱり私が一番だね。デートしてるし」

和「いえ、【将来】を誓い合った私が一番です」

優希「どう考えても【今】キスをした私だじょ」

まこ「わしゃ……」

咲・和・優希「「「染谷先輩は黙っててください!」」」

まこ「……」

京太郎「泣かないでください」ナデナデ

まこ「おぅ……」

咲「拉致があかないね」ギリッ

和「どうして諦めないんですか? 無意味です」

優希「咲ちゃん達に京太郎は勿体無いじぇ」

咲「そういう優希ちゃんこそ役者不足だよ?」

優希「あ?」ギロッ

咲「やる気?」ゴゴゴゴゴゴッ


久「……待って」ガタッ


京太郎「ぶ、部長!?」

久「……聞いていれば、デート? 立候補? 間接キス? くだらない」ツカツカ

まこ「そうじゃそうじゃ」

咲「なんですか妄想魔の部長?」

和「妄想でもしていてください」

久「甘いのよアンタ達。私はね、低レベルな争いは見たくないの」

まこ「そうじゃそうじゃ」

優希「低レベル?」

和「何を言っているのか分かりません。部長は何を言いたいんですか?」ギロッ

まこ「そうじゃそうじゃ」

久「まこは黙ってて」

まこ「……うぇぇっ」

京太郎「よしよし」ナデナデ



咲「じゃあ部長には何があるんですか?!」

和「そうです。私達には須賀君との確かな関係があります」

京太郎「えええええええっ!?  これくらいでぇぇぇ!?」

優希「この関係を上回る関係なんて、あるわけないじぇ!」

久「そうかしら? あると思うわよ」

咲「はっきり言ってください!!!!」

京太郎「いやー、はっきり聞かない方が」

久「じゃあ、言うわ」ポイッ

 ポサッ

咲「……? 何これ? 丸い輪っか?」

和「四角い……フィルムに入ってますね」グニグニ

優希「中はゴム製かー?」グニグニ

京太郎「……」

久「○ンドームよ」 

まこ「え」

久「しかも穴開き」

京太郎「えっ」

久「……ふふっ」←下腹部を摩る仕草

京太郎「」

咲「」

和「」

優希「??」

まこ「」




京太郎「」

咲「」

優希「コ○ドームって?」

和「あ、あぁぁぁっ」ガタガタ

まこ「ど、どどどどどういうことじゃ!?」

久「どうもこうもないわ。私と須賀君の愛の決勝がここに……」ウットリ

京太郎「」

咲「う、嘘っ! そんなの嘘だっ! そうだよね京ちゃん!?」

京太郎「」

和「須賀君は私の婚約者です! そんな不埒なことっ!!」

京太郎「」

優希「コンドー○って?」

まこ「わしとの関係は遊びじゃったんか!?」

京太郎「あ、はい」

まこ「」

久「ふふふふ、今更悔しがっても遅いわね。既に須賀君は私のモノよ」

咲「……」ビキビキッ

久「ねぇ今どんな気持ち? 好きだったクラスメイトを先輩に盗られて……」クスクス

咲「……てやる」ボソッ

京太郎「さ、咲?」

咲「…ろして、やる」


      /      /  /|   | |    ヽ       \
.       /  /  / / / |  |. |   | |   |   ', ヽ    ∧
     /  /  /./ / |  | |   | _|L.--|.,,,_  |  |   :l ',
     /  /  |  ト|_,r|''´|`:|   |  |\ | `ト| :|    | :|
    /   |   | ィ| |─ト :|ヽ  | / ̄V|  | :| |   |  |
    /   |   レ´| \|_\|  ト、. |::::彡三=、 :| ./ / /   !
   /彡イ |    ト| 彡 ─ヾ:\|::::\::::/,'⌒ヽ \/ / /   |、
.      |  ヽ  ゝ///;'⌒',ヽ:::::::::::::::::::::|:!::::::::::!:| ||イレ' |  ハ!
.      |   ト、 || | ';::::::::!:|::::::::::   ヾ、;;;;;;;ノ  |/ ハ  / |
.      |    ハ, \:::ヾ.;;;;;...'   ,          ハ /  /
.      | /ヘ ヽ..ハ                  ハ// /
        /    \トハ      ー_,ア     ノ'´//
               |ゝ、           //イ/
              |人> ._       <:| / /
                \|\|  ー<   :|´
                     |        :|> 、
                   /|       /   \

咲「殺してやるっ!!!」

京太郎「やめろぉぉぉ咲ぃぃぃぃ!」ガシッ

咲「どいて京ちゃん! ソイツ殺せないっ!!!」

久「あーん、ありがとうア・ナ・タ♪」

和「アナタ?」ピクッ

 ゴゴゴゴゴ

和「須賀君のお嫁さんは私です!!! あああああああああっ!!」ダダッ

まこ「やめんかっ!」ガシッ

和「あぁぁぁぁぁっ!」



咲「あぁぁぁっ!!」

京太郎「落ち着けって!」

和「殺してやります! 全部! 私達以外の全てを!!」

まこ「やめぇ!」

久「最近の若い子は怒りっぽいのね」プークスクス

優希「……」フラフラ

久「あら、優……希?」

優希「ぶっころしてやるじぇ」

久「ひっ!」

京太郎「部長! 逃げてください!」

久「そ、そうね! じゃあ、またね須賀君!」

咲「あああああっ!!」

和「ああああああああああああっ!」

優希「うがあああああああああああああああっ!」

まこ「あああああああああああああああああああああっ!」

京太郎「(なんで染谷先輩まで同調してんだよ……)」


 こうして、俺達清澄高校麻雀部は瓦解した
 
 一体、何がいけなかったのか?

 悪いのは誰なのか?

 一つ確かなことがあるとすれば



京太郎「俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇぇぇぇ!」



 俺は悪くヌェー



 ほのぼのとシリアスの中間を漂ってたら中途半端に……
 ネタが尽きちゃったので、ネタ決めの安価出します


1 その後の清澄でのギスギス&女のドロドロ

2 別の高校でも修羅場っちゃえばいいじゃないかYO

3 清澄を中退した京太郎がホスト化し、そこに通う女を……



 


 他の高校が見たいという声が多いので他高校編にします
 結構ガチに女の子達を喧嘩させたり、引っ叩きあったり、陰湿なことやってもよかですか?

 ちょー苦手だよーって2m級の人がいればなるべくマイルドにしますが、どげんです?

ちょー苦手だよー


>>39
 姉帯さんがいるんじゃ、あんま鬼畜にできひんなぁ
 でも鬼畜見たいという紳士淑女の方も多いので

 
 流れ

学校決めます
 ↓
そこの修羅場レベルを決めます
 ↓
SS投下します
 ↓
学校決めます
 ↓
そこのry
 ↓
SS投下ry

 こんなんでええやん
 安価スレって書いてないけど、学校決めと修羅場レベ決めくらいならいいですかね?

コンマ判定にすればいいんでない?


>>47
 なーる
 でも修羅場レベルはともかく、学校決めは自由安価の方が皆さんいいかと


 ではまず学校を決めます
 出来れば長野制覇から進みたいけど、どうでしょうね

 ↓3 お好きな高校(プロ連中もアリ)

・誰が酷い目に合うかとかは完全にこちらの好みになります
・好きなキャラがいたら早めに申告してください。ちゃちゃのん並に考慮します


 ↓4のコンマ

00~09 こ・ろ・し・愛

10~29 陰湿&暴力

30~59 ギスギス

60~89 ほのぼの

90~99 ぽ・ん・こ・つ

ゾロ目 誰か一人は確実に死ぬ 惨たらしく死ぬ



【姫松編 修羅場レベルほのぼの】


 清澄高校麻雀部の廃部
 それは全国大会優勝校の伝統に泥を塗ったのではないだろうか

京太郎「……はぁ」

 ということで俺は今、大阪に逃げてきている
 あのままあそこにいたのでは、咲達に刺されちまうからな
 
京太郎「食い倒れの街、か」

 長野と違って賑やかでいいな
 さて、何か美味いくいもんでもないか……

??「ちょちょちょっ! どきぃな!」

京太郎「え?」

??「ぶつかるっ!」

 がしゃーん!

京太郎「あいたた……」ふにゅんっ

??「!!」バッ

京太郎「あ、すみま……」

??「何人の胸触っとんのやぁぁぁ!!」バチコォーン!

京太郎「おぶぇっ!」


 

【愛宕家】

洋榎「いやー、すまんなー」

京太郎(首ギブス)「……」

絹恵「ご、ごめんな? まさかおねえちゃん首の骨折るなんて」

洋榎「お、折っとらんわ! このエロ介にヒビ入れただけや!」

絹恵「……おかーん! おねえちゃんがー!」

洋榎「わわわ! 余計なこと言わんでええって!」

京太郎「(まさか、姫松の愛宕姉妹に拾われるとは……)」

雅枝「何を騒いどるん?」

洋榎「なんもあらへん。それより、病院はなんて?」

雅枝「一週間は入院か、絶対安静やって」

京太郎「そう、ですか」

雅枝「折角の大阪旅行やってのに、ずっと病院じゃ不憫やなぁ」

洋榎「すまんかった! この通り! なんでもするから許してぇな!」パンッ

京太郎「……んー」

絹恵「なぁなぁオカン。安静でええんなら、須賀君をうちに泊めたったら?」

雅枝「ほう! それはええな!」

京太郎「へ?」

雅枝「ちょうど今、夫が出張中やねん。布団も空いとるし……どや?」

京太郎「どや? って言われても」

洋榎「はぁー!? このエロ坊主がうちに泊まるん!?」

雅枝「洋榎? 元々は誰のせいや?」ゴゴゴゴゴ

絹恵「それになんでもする言うたやん?」

洋榎「うっ」

京太郎「あのー?」

雅枝「決まりや決まり! それじゃあ今夜は景気づけに唐揚げや!」

洋榎「唐揚げ!?」

絹恵「ふ、ふふふ……」ヨダレダラー

京太郎「……??」


 こうして、俺は一週間愛宕家に居候することになった




洋榎「なんや、清澄の生徒やったん?」

京太郎「はい。とは言っても実力はからっきしですけどね」

絹恵「へぇ? でも清澄かーまた戦いたいなぁー」

洋榎「次やったらうちらが勝つで!」

京太郎「お、俺に言われましても」

 次やるも何も、清澄は廃部したけどね

雅枝「洋榎ー! 風呂沸いたでー」

洋榎「今行くー! じゃあ絹、後は若いもん同士で楽しみや!」

絹恵「あ、ちょっと! もぅ、お姉ちゃんは勝手やなぁ」

京太郎「あははは。絹恵さんとは似てないんですね」

絹恵「ん? ああ、よく言われるんよ」

京太郎「……」ジィー

絹恵「なんや? お姉ちゃんの背中をじぃーっと見て」ツンツン

京太郎「い、いえっ! 洋榎さんって、その……可愛いなって」モジモジ

絹恵「え?」

京太郎「内緒ですよ! お願いします!」アセッ

絹恵「あ、うん。それはええんやけど……」ポカン

京太郎「えへへ、俺。あんなに可愛い人見たの初めてですよ」

絹恵「(うちよりお姉ちゃんを可愛いって言う人、初めて見た……)」チクッ

京太郎「……」ニコニコ


洋榎「絹ー! 先に入るでー!」

絹恵「……」




洋榎「どやっ! これが愛宕流ジェンガ術や!」スポッ

京太郎「甘いですね。てやっ!」スポッ

洋榎「おぉ、中々やるやん須賀!」

京太郎「へへ、洋榎さんこそ!」

 ワイワイ 

絹恵「……なんか仲ええなぁあの二人」

雅枝「ええやん。怪我させたのが須賀君で、ちょっとホッとしとるわ」

絹恵「うん」

雅枝「あの子も女っぽさが欲しかったところやし、須賀君が彼氏になってくれへんかな?」

絹恵「えっ!?」

雅枝「ほら、絹に靡く男は山ほどおるやろうけど。洋榎は難儀しそうやん」アハハ

絹恵「……」チラッ


洋榎「これでもくらいやぁぁぁ!」ギリギリ

京太郎「あだだだっ!? ジェンガ中に関節技は酷いですって!」

洋榎「なら参ったって言うんやな!」

京太郎「う、ぐぐぐぐっ!」

 フニッ

洋榎「あっ……//」サッ

京太郎「っ!」ドキッ

ジェンガ「」バラバラー

洋榎「……すけべ」

京太郎「洋榎さんがやったんじゃないですか!」

洋榎「うっさいうっさい! ばーかばーか!」ポカポカポカ


絹恵「……」




【愛宕家】


恭子「いやー、うちのもんが迷惑かけて」ペコリ

京太郎「いえいえ、こちらこそ」

洋榎「ちょ、恭子! 何を勝手に人の家上がってるん?」

恭子「ちゃんとおばさんに了解取ったって」

京太郎「お帰りなさい洋榎さん」

洋榎「ただいまや! って、そういう問題やあらへんわ!」クワッ

恭子「はいはい。それより絹ちゃんは?」

洋榎「ん? さぁ? 見とらんで」

京太郎「さっき二階に上がって行きましたよ」

洋榎「なーんやアイツ! 恭子やうちに挨拶もせんでー!」プンスカ

恭子「行ってもうた」

京太郎「元気ですよね」クスッ

恭子「それにしても、災難やったな須賀君」

京太郎「いえ。でも、結果的にはラッキーでしたよ」

恭子「ラッキー? あぁ、あの可愛い二人と一つ屋根の下やからな」

京太郎「いいえ、違いますよ」

恭子「? ほな、何?」

京太郎「末原さんに、出会えましたから」ミミモトボソッ

恭子「ふぇっ!?」ビクンッ

京太郎「……」ジィー

恭子「あ、えっ、そのっ……今のって……?」

京太郎「末原さんは……」

 ギュッ

京太郎「一目惚れって、信じます?」

恭子「~~~~~っ!?」ボムッ

 バッ ダダダダッ

恭子「にゃあああああああっ!」ズッテンコロリンッ

 ガシャーン!




【姫松高校 麻雀部】

洋榎「なぁなぁ、なんで昨日は急に帰ったん?」

恭子「うっ……言いたない」モジモジ

洋榎「? 恭子も絹と同じようなこと言うんかいな」

絹恵「……」

恭子「そ、それよりあの須賀君はなんか言うとった?」

洋榎「うーんと、確か恭子とまた逢いたいとかなんとか」

恭子「……や、やっぱ本気なんやな」ゴクッ

洋榎「?」

由子「昨日から二人共変なのよー」

漫「もしかして、昨日からいるっていう男の人やないですか?」

恭子「!」ビクッ

絹恵「!」

洋榎「せやせや! コイツが変態のアホでなー」

由子「でも顔はカッコイのよねー?」

洋榎「ま、まぁ顔はな。身長も高いし……でもアホやで」

漫「見知らぬ男と同棲……」ドキドキ

洋榎「そないええもんちゃうで。せや、なんなら会いに来ぃな」

漫「え? ええんですか?」

洋榎「当たり前やん。ほな、部活終わったらなー」

漫「はい」

由子「楽しみなのよー」

絹恵「……」


【愛宕家】

京太郎「それでですね、その時俺の幼馴染が」

由子「そんなのおかしいのよー」クスクス

漫「本屋でデートって、重すぎっ!」クスクス

京太郎「クラスメイトに至ってはタコスを……」

由子「ぷくくっ」

漫「あははっ!」


洋榎「むっすー! なんやデレデレしおってからにー!」

絹恵「……なぁ、お姉ちゃん?」

洋榎「ん? なんや?」

絹恵「お姉ちゃんは……須賀君のことどう思うとるん?」

洋榎「へっ? あ、あははっ! 何を言い出すかと思えば……アホちゃうん?」

絹恵「アホ? 私は真剣やで」

洋榎「き、絹? なんや、様子おかしいで……」

絹恵「お姉ちゃんがその気無いなら、私……狙うかも」スタスタ

洋榎「えっ……絹!? ちょ、待ちぃ!」


京太郎「いやー、大阪はいいところですね」

由子「そうなのよー」

京太郎「女の子がみんな可愛いんですもん」

漫「そういうこと言うて……チャラいと嫌われるで?」

京太郎「す、すみません。俺、つい浮かれちゃって」ポリポリ

漫「あ、いや! そこまでは……」

京太郎「でも、二人が魅力的だから悪いんですよ?」

由子「っ!」ドキッ

漫「え?」ドキッ

京太郎「あーあ、俺に二人みたいな彼女がいたらなー」

漫「……ゴクッ」

由子「あはは……出来るといいのよー」


これは思わせ振りとは言わない

この性格はホスト向きだな


>>79
 本当にすまないと思っている(表現力不足)
 もう修羅場(愉悦)を楽しむスレってことでお願いします

>>81
 ホストもいつかやりたい


絹恵「須賀君!」

京太郎「はい? なんですか絹恵さん」

絹恵「今夜は星が綺麗やって話やし、一緒に見ぃひん?」

京太郎「あ、えっと……すみません。あの、えっと」チラチラッ

絹恵「……」チラッ


洋榎「っ!」ササッ


絹恵「お姉ちゃん……!?」

京太郎「実は、さっき既に洋榎さんに誘われちゃって」

絹恵「っ!(お姉ちゃん、興味無いって……!)」

京太郎「すみません。あ、でも俺から洋榎さんに三人で……」

絹恵「も、もうええから! ほな、二人で仲良くな!」ダダッ

京太郎「あっ……」

 テクテク

洋榎「な、なんや絹の奴? いきなり走って行って」

京太郎「……あはは、実は……今、俺」ジワッ

洋榎「え? え? 何を泣いとるん!?」

京太郎「星を観ませんかって誘ったんですけど……断られちゃいまして」

洋榎「(なんや絹の奴、須賀を狙うとか言うとったくせに……)」ムカッ

京太郎「あーあ、失恋かー」ボソッ

洋榎「!?! 絹のこと、好きやったん!?」

京太郎「あ、その! ちょっとだけ、いいなーって」

洋榎「……」キュッ

京太郎「……やっぱ俺みたいな奴じゃ、誰も好きになんかなってくれませんよね」ウツムキ

 ドクン

洋榎「……ない」

京太郎「え?」

洋榎「そないなこと、ない」

京太郎「え? な ん だ っ て  ?」

洋榎「そないなことないっ! う、うちは! うちは須賀君のこと、ええなって思うし!」

京太郎「!」

洋榎「こ、今夜やって! 星を一緒にロマンチックに見たいなーって……その」モジモジ

京太郎「……(ダメだ、まだ笑うな……)」プルプル

洋榎「(涙堪えて震えるほど嬉しいんやな……!)」ジィーン


京太郎「じゃあ、星を見ましょうか」

洋榎「……うん」

京太郎「……」スッ

洋榎「あっ、手……」ギュッ

京太郎「外は、寒いですから」

洋榎「須賀の手……あったかいなぁ」

 ガチャッ タタタッ

雅枝「ん? あの二人は?」

絹恵「……知らない」

雅枝「ははーん。星でも見に行ったんやなー」クスクス

絹恵「……」



京太郎「綺麗ですね」

洋榎「せやな。星が落ちてきそうに見える」

京太郎「仮に落ちてきても、洋榎さんなら喜びそうですね」

洋榎「アホ、うちをなんやと思うとるん?」ペチッ

京太郎「……ありがとうございます」

洋榎「え?」

京太郎「おかげで俺、新しい恋……見つけられそうです」

洋榎「そ、そっか。頑張りぃや(それって完璧うちのことやな!?)」ドキドキ

京太郎「(見つけられそうとは言ったけど、見つけたとは言ってない)」






 コソッ


絹恵「……」ジィ


 そうして、なんだかんだで一週間は瞬く間に過ぎていった



【愛宕家】


京太郎「お世話になりました!」

雅枝「こっちこそ色々悪かったやんなー。また今度遊びに来てぇな」ポンッ

京太郎「はいっ! じゃあ、洋榎さん。絹恵さん……」

絹恵「……ばいばい」

洋榎「れ、連絡待っとるで! 忘れたら承知せぇへんから!」

京太郎「……あ、絹恵さん」

絹恵「何?」

京太郎「……」ヒソヒソ

絹恵「っ!!」

洋榎「? なんかあったん?」

京太郎「いえ、なんでも。じゃあまた」スタスタ

 バタン

雅枝「ええ子やったなー。うちもあと二十若ければ……」

絹恵「あ、ぅ……///」ドキドキ

洋榎「絹?」

絹恵「な、なんも無い!」タタタタッ

洋榎「……変な奴や」



【姫松高校】


洋榎「はぁー」カチカチ

漫「また溜息ですか?」カチカチ

洋榎「まぁなー」カチカチ

由子「最近ケータイばかり弄ってるのよー」カチカチ

恭子「……部活中やで」カチカチ

洋榎「恭子もやん」カチカチ

恭子「これは監督と連絡とっとるだけや」カチカチ

 ブーッブーッ!

洋榎「お、来た来た! えへへ……もぅ、あのばかぁ♪」カチカチ

漫「……彼氏ですかね?」

由子「ありえないのよー……あっ」ブーブー!
 
恭子「メール?」

由子「ふ、ふふっ」ニヤニヤ

漫「……なーんか、嫌な感じが」カチカチ

 ピロリンッ

恭子「うぉっしぃ! 来たでぇ!」ガタッ

漫「!?」

恭子「……あ、いや! 善野監督からやで……ふ、ふにゃぁ」トロォン

洋榎「へー病院からメールとはおもろい話やで」カチカチ









漫「もっと練習に……」

 ピロリンッ

漫「っ!」パカッ 

 カチカチカチカチ

漫「……っしっ!」グッ

由子「人のこと言えないのよー」

洋榎「どいつもこいつも、男くらいで大袈裟やんなぁ」

恭子「ま、うちの彼氏が一番やろうけどな」

漫「は?」ギロッ

由子「冗談にしては笑えないのよー」ギロリ

洋榎「アホ丸出しやで」ペッ

恭子「あ?」ダンッ


 ゴゴゴゴゴ


洋榎「うちの彼氏カッコええし」フフン

漫「背が高いです」ビシッ

由子「スポーツ万能なのよー」ドヤッ

恭子「めっちゃ優しいで!」ニヤニヤ



絹恵「……アレがデカイ」ボソッ



洋榎「え?」

漫「はい?」

由子「い、今なん……て?」

恭子「き、聞き間違い……やろ?」



絹恵「……ふふっ、結局最後は体が物を言うんやで……お姉ちゃん」←下腹部を摩る仕草













京太郎「ま、抱くならやっぱり絹恵さんだよな」ウンウン


 姫松編  カンッ!



 ほのぼのってなんだろう、ほのぼのってなーに?
 これがこの世界のほのぼのですね、きっと

 姉妹を見ると喧嘩させたくなる病なんです、許してください……
 次からはほのぼのはちゃんとほのぼのさせます


 ↓3 お好きな高校(プロ連中もアリ)

・誰が酷い目に合うかとかは完全にこちらの好みになります
・好きなキャラがいたら早めに申告してください。ちゃちゃのん並に考慮します


 ↓4のコンマ

00~09 こ・ろ・し・愛

10~29 陰湿&暴力

30~59 ギスギス

60~89 ほのぼの

90~99 ぽ・ん・こ・つ

ゾロ目 誰か一人は確実に死ぬ 惨たらしく死ぬ


 有珠山でのころし愛に決まりました
 有珠山キャラむずかすぃ……ので、次の更新に持ち越し
 正直男を巡って争いそうに無いイメージありますけどね、有珠山(中堅を除く)

 こんなスレですが次回もよろしくお願いします

 

 

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